JPS627815Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS627815Y2
JPS627815Y2 JP1978105450U JP10545078U JPS627815Y2 JP S627815 Y2 JPS627815 Y2 JP S627815Y2 JP 1978105450 U JP1978105450 U JP 1978105450U JP 10545078 U JP10545078 U JP 10545078U JP S627815 Y2 JPS627815 Y2 JP S627815Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bending
cam groove
control pin
actuating
lid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1978105450U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5521497U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1978105450U priority Critical patent/JPS627815Y2/ja
Publication of JPS5521497U publication Critical patent/JPS5521497U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS627815Y2 publication Critical patent/JPS627815Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Closures For Containers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、例えばステレオ等の機器収納箱、
或いはレコード盤収納箱に用いられる、蓋体の開
閉保持装置に関する。
近年、かかる収納箱には、その外観をすつきり
としたスマートなものにし、デザイン上の制約を
なくするために、或いは硝子蓋の場合は手掛を取
りつけることの困難性解決のために、該収納箱に
取りつけた蓋体を閉方向に押圧するだけでこれを
保持し、さらにもう一度押圧すればこの保持を解
いて自動的に蓋体を前方に押し開くように構成し
た、種々の開閉保持装置が用いられているが、い
ずれも部品点数が多く、構造が複雑に過ぎるの
で、要求されるコストダウンに応じきれないきら
いがあつた。
この考案の目的は、従来のものと同じ機能を保
持した上で、部品点数を極力省略し、構造を簡略
化し、コストダウンを図ることのできる、蓋体の
開閉保持装置を提供せんとするにある。
以下にこの考案の一実施態様を図面に基づいて
詳細に説明すると、例えばレコード収納箱の箱体
Aの天板Bに設けられた収納穴Cには、先端部に
リング状の鍔部1cを一体に設けた上部ボート1
aと、この上部ボート1aに重合固着された下部
ボート1bとから成る、前端部開放のケース本体
1が収装固着されており、このケース本体1の先
端部には磁石2が嵌入固定されている。ケース本
体1内には、先端部に磁石2と間欠的に接触する
磁性体の吸着片3を固着し、腹部にハート状のカ
ム溝4を刻設して成る作動体5がその先端部を若
干突出させつつ、限定範囲内で前後動へ移動可能
に収装されており、この作動体5とケース本体1
との間には圧縮コイルスプリング6が弾設される
ことにより、該作動体5を絶えず前方方向へ附勢
させている。
ケース本体1の後部には、上部ボート1aと下
部ボート1bの間で互いに嵌合する凹部1a′と凸
部1b′が設けられ、この凹部1a′に作動体5の移
動方向に対して直角に設けられた固定穴7には、
両端部に曲折係止部8aと曲折作動部8bを設け
ることにより、略異形クランク状を呈した可撓性
材質の制御ピン8が曲折係止部8aを嵌入させて
おり、これを上から押える凸部1b′によつて抜け
出るのを防止されると共に、もう一端部の曲折作
動部8bをカム溝4内に嵌入係合させている。
カム溝4は、第6図に示したように、a位置か
らe位置までは透孔状溝部4aであり、e位置か
らa位置に戻る直条形状の部分は、該e位置から
a位置に向つて登る傾斜凹溝4bとなつている。
したがつて、カム溝4の曲折部4cには制御ピン
8の曲折作動部8bの嵌入方向に段部が形成され
ていない。
そして、固定穴7の近傍には凹部1a′に続いて
半径方向に広がる隆起部9が設けられ、これによ
つて、第3図に示したように、作動体5がケース
本体1より最大限突出した状態において、制御ピ
ン8がその曲折作動部8bをカム溝4の始端位置
aに位置せしめるように構成してある。
したがつて、第3図に示したように、開いてい
る蓋体Dを閉蓋方向に押すと、この蓋体Dの上端
縁に固着された磁性体の被吸着片Eが、作動体5
の先端に取りつけた吸着片3に接触して、これを
作動体5ごと圧縮コイルスプリング6の反撥力に
抗して後退させる。作動体5が後退すると、カム
溝4の透孔状溝部4aのa位置にあつた制御ピン
8の曲折係止部8aは、この位置では第8図に示
したように、その先端が傾斜凹溝4b内には進入
できず、かつ、隆起部9によつて曲折係止部8a
が回動を阻止されていることから、この隆起部9
を支点とする挺子作用によつて自己の弾力によつ
て折り曲がりつつカム溝4の透孔状溝部4a内を
b位置へ移動し、ここでさらに自己の反撥力によ
りb位置から若干反対方向に首を振りc位置まで
移動して停止する。ここで蓋体Dより手を離す
と、作動体5は圧縮コイルスプリング6の反撥力
により若干前進するが、制御ピン8の曲折作動部
8bがさらに自己の保有する反撥力によつて、首
を振りつつカム溝4の曲折部4cのd位置まで移
動し、ここの部分を係止するので停止する。する
と、この時すでに吸着片3は磁石2と接触して磁
化されているので、吸着片3は被吸着片Eを磁力
吸着して蓋体Dを閉蓋状態で保持することにな
る。
次に、この状態から蓋体Dを閉蓋方向へもう一
度押して手を離すと、押された作動体5はまず圧
縮コイルスプリング6の弾力に抗して若干後退し
た後、再び該圧縮コイルスプリング6に押されて
元位置に戻ろうとする。他方、制御ピン8の曲折
作動部8bはその間にカム溝4内をe位置まで移
動するが、このe位置からa位置に向けては、第
8図に示されたように、直条形の傾斜凹溝4bが
設けられ曲折作動部8bを係止しないので、係止
を解かれた作動体5は、圧縮コイルスプリング6
の反撥力により前進し、蓋体Dを押し出して自動
的に開蓋させる。同時に制御ピン8の曲折作動部
8bは傾斜凹溝4b内を移動して第6図に示した
ように最初のa位置に戻る。前方へ移動した作動
体5が移動停止をする直前に、吸着片3と磁石2
との接触面積が大幅に減少するので、吸着片3の
磁力が減衰される。この作用により前方に押し出
された蓋体Dは、さしたる磁力吸着力にに遭遇す
ることなく、ポンと押し出されて開蓋するので、
後は蓋体Dの端に手を掛けろことによつて、該蓋
体Dに把手を設けなくともこれを全開させること
ができるものである。
尚、ここのところは他の実施態様において、吸
着片3と磁石2との接触状態を完全に解離させ
て、その接触面積が0になるようにすることによ
り、作動体5が押し出された時に吸着片3の磁力
をほぼ完全に消去させるようにしても良い。
以上詳細に説明したように、この考案は上述し
たような構造とすることにより、誤動作のない、
従来かかる蓋体の開閉保持装置に要求されていた
機能を完全に保持した上で、少なくとも制御ピン
をカム溝の溝底に圧接させるためのスプリングを
省略することにより部品点数を少なくして、構造
をより簡単にすることにより製作コストを下げる
ことができるという効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施態様を示し、第1図は
この考案に係る蓋体の開閉保持装置を使用したレ
コード収納箱の正面図、第2図は同一部拡大正面
図、第3図は下部ボートの大部分を削除して見た
この考案に係る蓋体の開閉保持装置の要部を示す
一部欠載底面図、第4図は同じくこの考案に係る
蓋体の開閉保持装置の要部を示す側断面図、第5
図はカム溝の部分の平面図、第6図はカム溝と制
御ピンとの動作関係を示すカム溝の部分の底面
図、第7図は制御ピンの曲折係止部の係合関係を
説明するための分解斜視図、第8図はカム溝の傾
斜凹溝の部分を示す側断面図である。 1……ケース本体、1a……上部ボート、1b
……下部ボート、1c……鍔部、2……磁石、3
……吸着片、4……カム溝、5……作動体、7…
…固定穴、8……制御ピン、9……隆起部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上部ボートと下部ボートを重合固着して構成し
    たケース本体と、このケース本体内に一方向に附
    勢されつつ一定の範囲内で長手方向に移動可能に
    挿入された先端部に磁石、或いは磁性体を取りつ
    け腹部にハート状のカム溝を刻設して成る作動体
    と、両端部に曲折係止部と曲折作動部を設けた可
    撓性材質の制御ピンとから成るものにおいて、前
    記カム溝の曲折部を前記曲折作動部の嵌入方向に
    段部のない構造のものと成し、前記制御ピンの曲
    折作動部を前記カム溝に嵌入係合させ、曲折係止
    部を前記いずれかのボートの端部に設けた固定穴
    に係止させるとともに、この固定穴の一側に前記
    制御ピンが前記曲折係止部を支点として水平回動
    するのを阻止する隆起部を突設し、もつて、前記
    制御ピンの前記曲折作動部がカム溝内を移動する
    際の附勢力を与えしめたことを特徴とする、蓋体
    の開閉保持装置。
JP1978105450U 1978-07-31 1978-07-31 Expired JPS627815Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978105450U JPS627815Y2 (ja) 1978-07-31 1978-07-31

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1978105450U JPS627815Y2 (ja) 1978-07-31 1978-07-31

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5521497U JPS5521497U (ja) 1980-02-12
JPS627815Y2 true JPS627815Y2 (ja) 1987-02-23

Family

ID=29047724

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1978105450U Expired JPS627815Y2 (ja) 1978-07-31 1978-07-31

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS627815Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58134562U (ja) * 1982-02-27 1983-09-10 有限会社東京巧作所 ドア用キヤツチヤ−

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5337999Y2 (ja) * 1975-04-03 1978-09-13
JPS5338000Y2 (ja) * 1975-04-03 1978-09-13

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5521497U (ja) 1980-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS627815Y2 (ja)
JPS61144588U (ja)
JPH02104682U (ja)
JPS5829245Y2 (ja) 蓋体の閉開保持装置
JPH0532004Y2 (ja)
JPH058948Y2 (ja)
JPH0164127U (ja)
KR820002449Y1 (ko) 개체(蓋體)의 개폐 지지 장치
JPS63132069U (ja)
JPS5950474U (ja) カバ−の開閉機構
JPH0448669U (ja)
JPS60173193U (ja) 操作部開閉装置
JPH02109350U (ja)
JPS582070U (ja) 紙幣取扱装置
JPS63153583U (ja)
JPS5864210U (ja) 化粧料皿等の容器の蓋の開閉機構
JPH02136404U (ja)
JPS59170341U (ja) 自動復帰型遅れスイツチ
JPS60672U (ja) 紙葉類の投入口装置
JPH03129282U (ja)
JPH0279781U (ja)
JPH01104778U (ja)
JPH0265388U (ja)
JPS5855496U (ja) 所定時間後に開蓋可能な箱
JPS584441U (ja) 筐体