JPS6274437A - 湿式排煙脱硫装置の腐食防止方法 - Google Patents

湿式排煙脱硫装置の腐食防止方法

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JPS6274437A
JPS6274437A JP60214741A JP21474185A JPS6274437A JP S6274437 A JPS6274437 A JP S6274437A JP 60214741 A JP60214741 A JP 60214741A JP 21474185 A JP21474185 A JP 21474185A JP S6274437 A JPS6274437 A JP S6274437A
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gas
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desulfurization
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equipment
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Osamu Kanda
修 神田
Michio Egashira
道夫 江頭
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Mitsubishi Power Ltd
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Babcock Hitachi KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は湿式排煙脱硫装置の腐食防止方法に係り、特に
夜間停止中のダクトやBI W類の腐食を防止するのに
好適な方法に関する。
〔発明の背景〕
現在、国内の発電設備は火力発電が主流であり、その発
電量は総発電量の70%近くを占めている。
一方、原子力発電の比率が増大してきており、将来は原
子力発電が主流になると言われている。
原子力発電プラントの運用は常に定格発電(設備容量で
の発電)をするのが通例である。しかい電力の需要は生
産活動時間帯である昼間(午前6時頃から午後7時頃ま
で)に片寄っている。この需要電力の時間的片寄りに対
応するため、電力供給側では、火力発電プラントの発電
出力を調整している。例えば500 MWの容量を持つ
火力発電プラントでは、昼間は発電出力を500MWと
設備最大出力とし、夜間は150〜300 MWに出力
を下げるとか、一部では夜間のみ発電を停止することも
既に行なわれている。前述したように将来、原子力発電
の比率が増大するに従い、大容量かつ新設の火力発電プ
ラントでさえも、夜間電力の調整のため、夜間停止する
必要か多くなって(るものと予想される。
火力発電プラントでは、重油または石炭等の硫黄分を含
む燃料を使用するため、湿式排煙脱硫装置を設置するの
が通例であり、上記した火力発電プラントの夜間停止に
伴って、この湿式排煙脱硫装置も運転を停止することに
なる。
湿式排煙脱硫装置では、S02ガスを含む腐食性の排ガ
スを取扱い、特に脱硫処理後の排ガスは40〜60°C
と温度か低下し、水分量が増加するなど金属材料を腐食
させやすい条件下にある。したがって、吸収塔や低温排
ガスに接する吸収塔の出入口ダクトには耐食ライニング
を施し、また、ガス流通系の機器の駆動軸シール部には
比較的高温(100〜150’C)のシール空気を供給
し、駆動軸シール部からの排ガスの外部流出と駆動軸の
腐食を防止しているのが現状である。
これらを第2図により以下さらに詳しく説明する。
運転時、ボイラ排ガスは主ダクト21から脱硫装置入口
ダクト22に導入され、脱硫ファン1により昇圧されて
、ダクト23を通りガス再加熱器2へ送られる。ガス再
加熱器2では、高温(100〜150℃)のボイラ排ガ
スの有する顕熱により脱硫処理後の低温(40〜60’
C)の排ガ、スを100°C程度にまで再加熱する。こ
のガス再加熱器2としては、例えば回転式熱交換器が使
用される。
ガス再加熱器2で熱交換したボイラ排ガスはダクト25
により吸収塔3に導入される。吸収塔3では、アルカリ
剤を含有する吸収液が循環ポンプ9により塔内に供給さ
れ、例えば図示のようなスプレィ方式によりガスと吸収
液とか気液接触して、排ガス中のSO2を除去するよう
になっている。この気液接触により排ガスは冷却され、
前記した40〜60°Cの温度まで排ガス温度が低下す
る。
この低温排ガスをそのまま大気中に放出すると煙突4か
らの拡散が悪くなるため、ガスの再加熱を行なうのが通
例であり、最近では、前述のようにボイラ排ガスの顕熱
を利用したガス再加熱器2が使用されている。そして、
再加熱されたクリーンガスはダク)28.29により煙
突4へと排出される。
一方、脱硫ファン1、ガス再加熱器2の駆動軸シール部
10.11からの排ガスの外部流出と駆動軸の腐食を防
止するため、シール空気ファン8により外部空気を導管
41を経てシール空気加熱器7に送り、導管43より供
給される蒸気により100〜150°C程度まで加熱し
たシール空気を導管42を経て前記駆動軸シール部10
.11へ供給している。また、シール空気加熱器7で発
生する高温のドレンは導管44により排出される。
吸収剤として石灰石粉等の固形物を含むスラリを使用す
る場合には、吸収塔3下部のタンク内での固形物の沈降
を防止するため、撹拌機5を設置するのが一般的である
。第2図に示すように、タンク部が吸収部と一体になっ
ている吸収塔3では、タンク部の側面1こ撹拌機5を取
付ける必要上、撹拌機の駆動軸がタンクを貫゛通ずる部
分は液面下に位置しており、この駆動軸貫通部からの吸
収液の漏れを防止するためメカニカルシール6を用いて
いる。このメカニカルシール6には、シール部の摩擦に
よる発生熱の除去と吸収液の漏れを防止するために、シ
ール水を導管50により供給し、導管51により排出し
ている。
導管47より補給水タンク61に供給された水は、補給
水ポンプ62により導管48.49を経て吸収塔3へ送
られ、一部は導管50により前記メカニカルシール6ヘ
シール水として供給される。さらに、補給水の一部55
はクーラ68へ送られ、シール空気加熱器7から排出さ
れる高温ドレンを冷却した後、導管56を経て吸収塔3
へ供給される。また、クーラ68で冷却されたドレンも
導管57を経て吸収塔3へ供給し、補給水の一部として
利用している。
従来の火力発電プラント用脱硫装置は連続運転を条件と
して構成されており、上記のように脱硫装置運転時には
何ら問題はないわけであるが、さきに述べたように火力
発電プラントが夜間停止するようになった場合、これに
伴って脱硫装置も停止することになり、脱硫装置の頻繁
な起動、停止により連続運転時にはなかった問題が生じ
てくる。
その一つとして、夜間停止中におけるダクトや機器類の
腐食の問題がある。従来の脱硫装置では、ガスダクトの
うち、運転中も比較的温度の低いダクト25 、26に
のみ耐食ライニンソ゛を施し、高温部のダクト22.2
3.28.29には普通鋼板程度の材料が使用されてい
た。また、ガス再加熱器2、脱硫ファン1などのガス流
通系内の機器類にも普通鋼板が多く使われている。しか
し、夜間停止中は、上記した高温部のダクトや機器類の
温度も低下し、吸収塔3内の吸収液からの腐食性成分(
So□、 HClりを含む蒸発水分がこれらダクトや機
器の内部で結露して金属材料を腐食させやすい条件とな
るためである。したがって、脱硫装置を頻繁に起動、停
止させる場合には、これらダクトおよび機器類の腐食防
止のため何らかの対策が必要となる。
〔発明の目的〕
本発明は上記した従来技術の問題点に着目し、脱硫装置
の夜間停止中におけるダクトおよび機器類の腐食を防止
する有効かつ経済的な方法を提供することを目的とする
〔ン明の概要〕
本発明は、前述した吸収塔およびガス再加熱器を有する
湿式排煙脱硫装置の運転停止時に、ガス再加熱器の前後
のガスダクト中に設けたダンパを閉じるとともに、これ
ら前後のダンパ間のガス流通系内に比較的高温の空気を
導入して、該系内を乾き状態に維持するものである。
〔発明の実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図により説明する。
第1図は本発明を実施するための装置構成の一例を示し
たもので、第2図と対応する部分には同一符号を付し、
その説明を省略する。
第1図中、脱硫装置の基本系統は従来例(第2図)と同
一であるが、脱硫装置の運転停止時に吸収塔3の下部タ
ンク内にある吸収液からの蒸発水分が煙突効果により高
温部ダクト22.23.28.29、脱硫ファンl、ガ
ス再加熱器2へ流入することを防止するため、ガス再加
熱器2より吸収塔3側のダクト24.25問および26
.27間(こもダンパ33,34を設置し、運転停止時
にはガス再加熱器2の前後、すなわちガス再加熱器2よ
り主ダクト21側および吸収塔3側のガスダクト中に設
置されたダンパ32゜33.34.35のすべてを閉じ
る。さらに、運転停止中もシール空気加熱器7から導管
42を経て比較的高温(100〜150℃)のシール空
気を脱硫ファンlおよびガス再加熱器2の駆動軸シール
部10.11へ供給し、このシール空気の導入により、
運転停止中、ダンパ32,33問および34.35間の
ダクト23 、24 、27゜28、脱硫ファンl、ガ
ス再加熱器2を含むガス流通系内の王力を吸収塔3側よ
りも高め、該系内への吸収塔3側からの蒸発水分の流入
(ダンパ33゜34からの漏れ)防止を図るとともに、
該系内の温度が露点以下にならないようにして、該系内
を乾き状態に維持する。こうすることによって、上記カ
ス流通系内の運転時に高温となるダクト23,28、脱
硫ファンl、ガス再加熱器2には従来通り耐食ライニン
グを施さなくても、夜間停止中におけるこれらダクトお
よび機器類の腐食を防止することができる。
運転停止時の上記ガス流通系内への高温空気の導入形態
は本実施例に限定されるものでなく、高温空気の生成手
段、導入位置などは任意であるが、本実施例のように機
器の駆動軸シール部へ供給されるシール空気を利用して
高温空気の導入を行なえば、既存設備をそのまま利用で
きるという利点がある。
次に、本発明の実施に伴って夜間停止中にシール空気加
熱器7から発生する高温ドレンの利用方法を第1図によ
り説明する。
脱硫装置の夜間停止に伴い、吸収塔3内の吸収液の循環
が停止するとともに、吸収塔3の蒸発水に相当する水量
の補給も不要となり、使用水量が大幅に減少するため、
冬期にはポンプ、タンク、配管などが凍結するという問
題が生じる。これに対処するため本実施例では、夜間停
止中にシール空気加熱器7から発生する高温(通常10
0−150℃)のドレンを導管44により凍結防止対象
機器(ポンプ、タンク、配管等)63に導き、凍結防止
のためのスチームトレース用熱源として利用し、温度低
下したドレンを導管45によりクーラ64へ導く。
一方、撹拌機5(吸収液中の固形物の沈降防止のため常
時運転されている)のメカニカルシール水を排出導管5
1によりクーラ64へ導きドレンと混合し、温度をさら
に低くして、導管52によりタンク65へ導き、備蓄し
ておく。装置の運転再開時、この備蓄水を補給水として
ポンプ66、導管54により吸収塔3へ供給し、使用水
量の低減を図るわけである。
また、蒸発水の補給が不要となった運転停止時には弁6
7が全閉となるため、導管48.50を通る水の流量は
5〜50 //min (撹拌機メカニカルシール水相
当量)と少なくなり、補給水タンク61、導管48.5
0.51が凍結しやす(なる。この凍結防止策として、
シール空気加熱器7からの高温ドレンを導管46により
直接、補給水タンク61に供給してもよい。この場合、
メカニカルシール6からの排水は導管51.53により
タンク65に回収することもできる。
このように、夜間停止中にシール空気加熱器7から発生
する高温ドレンは補給水系の凍結防止用熱源や運転再開
時の補給水の一部として有効に利用できる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、脱硫装置の運転停止時にガス再加熱器
とその前後のガスダクト内に吸収塔内の+、→→吸収液
からの蒸発水分が流入し結露することが避けられるため
、脱硫装置を頻繁に起動、停止させる条件下でも、高価
な耐食ライニングを施すことなく、ダクトや機器類の腐
食を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施するための装置構成の一例を示す
系統図、第2図は従来装置の系統図である。 1:脱硫ファン    2:ガス−再加熱器3:吸収塔
      4:煙突 5:撹拌機      6:メカニカルシール7:シー
ル空気加熱器 8:シール空気ファン9:吸収液循環ポ
ンプ 10.11 :駆動軸シール部21〜29:がス
ダクト  31〜35:ダンパ41〜57:導管   
  61:補給水タンク62二補給水ポンプ   63
:凍結防止対象機器64:クーラ      65:備
蓄水タンク66:備蓄水ポンプ   67:弁 68:クーラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)気液接触により排ガスの脱硫を行なう吸収塔と脱
    硫処理後の低温排ガスを未処理の高温排ガスにより再加
    熱するガス再加熱器を有する湿式排煙脱硫装置の運転停
    止時に、ガス再加熱器の前後のガスダクト中に設けたダ
    ンパを閉じるとともに、これら前後のダンパ間のガス流
    通系内に比較的高温の空気を導入し、該系内を乾き状態
    に維持することを特徴とする湿式排煙脱硫装置の腐食防
    止方法。
  2. (2)前記高温空気は、前記ガス流通系内の機器の駆動
    軸シール部に供給されるシール空気であることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の湿式排煙脱硫装置の腐
    食防止方法。
JP60214741A 1985-09-30 1985-09-30 湿式排煙脱硫装置の腐食防止方法 Granted JPS6274437A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010078317A (ja) * 2002-05-07 2010-04-08 Megtec Systems Inc 弁を備えた再生式熱酸化装置用の高温シールエア

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010078317A (ja) * 2002-05-07 2010-04-08 Megtec Systems Inc 弁を備えた再生式熱酸化装置用の高温シールエア

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JPH0556173B2 (ja) 1993-08-18

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