JPS6274418A - 携帯式浄水器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は災害時や飲用不適の水のみしか入手できない地
で、手軽に飲用に適する水を連続的に得ることのできる
携帯式浄水器に関する。

（従来技術） 地震、台風あるいは戦乱などの非常時においては、水道
、井戸の使用不能が予想される。また海外においては飲
用不適の水しか入手できない処がある。１日も欠かすこ
とのできない飲料水、炊飯用水の確保は最大かつ重要な
問題である。従来、非常用の飲料水の＠蓄はポリエチレ
ンタンクなどで行なわれているが、その杵及は非常に少
なく災害時におけるタンクの運搬等を考えると万全では
ない。また従来軽量小型の手軽な浄水器として吸引スト
ロ−型の浄水器が開発されているが、この種の浄水器は
口で吸引して直接飲むときには利用できるが、炊飯用水
などのような多量の浄水の確保や、連続的な浄化はでき
ないという問題がある。

（発明の目的） そこで本発明は非常災害時または海外旅行時において手
軽に携帯ができて溜水、河川などの水を簡弔確実に飲用
に適する水に自然に連続的に浄化することのできる浄水
器を提供することを目的とする。

（発明の構成） 本発明の携帯式浄水器の濾過剤充填部には同心円状の複
数の円筒形隔壁を設け、各隔壁間には高性能な濾過剤が
それぞれ充填しである０本浄水器の底部には殺菌剤を充
填する殺菌室を設け、その殺菌室に隣接して網目状の原
水流入孔を設けである。上記円筒形隔壁の上部には蓋部
材が接着されており吸引用ポンプまたはホースを接続す
る浄水流出孔がその中心部に設けである。原水をバケツ
などの容器に採水し、本浄水器を容器内へ沈下させ最初
のみ本浄水器に接続している吸引ポンプを伸縮作動させ
るかまたはホースの先端を口で吸引して浄水器内部の空
気を排出して原水容器の底面より下へ吸引ホースの先端
をもっていけば、自然にＨ一つ連続的に原水は網目状の
流入孔より殺菌室に流入し殺菌が行われフィルターを通
過して、本浄水器内の多層の濾過剤充填部の最外層より
最内層へと折返し流入通過し完全に飲用に適する浄水を
得ることができる。

ところで災害時等では原水の汚濁状態は最悪なことが予
想され、一方、携帯式浄水器は小型軽量に設計すること
を要する。そこで本発明においては原水の殺菌を原水流
入孔に隣接した殺菌室で確実に行い、多層の濾過剤充填
部を折返し通過させることによって汚濁原水の浄化を効
果的に行うように構成した。さらに災害時において原水
汲取りの容器が入手できない場合を想定して本浄水器を
水筒内の水を吸引して浄化するように構成した。

（実施例） 以下本発明の携帯式浄水器を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明による浄水器の一実施例の外観を示して
おり、１は円筒形本体、２は底部材、３は網目状原水流
入孔３ａを有する殺−画室部材であり、底部材２に内径
がテーパー状となっていて嵌合している。４は蓋部材で
あり底部材２と同様に円筒形本体ｌおよび内側の円筒形
隔壁５，６に気密に嵌合している。４ａは浄水の流出孔
であり給水ポンプまたはホースと接続する。

第２図は第１図の浄水器の断面図であり、原水の流入と
濾過剤充填部内の水流を矢印で示している。５．６は円
筒形隔壁、５ａ、６ａは流通孔、４ｂはフィルターであ
り蓋部材４に接着されている。７はフィルター、Ａ、Ｂ
、Ｃは高性能濾過剤の充填部であり、Ｄは殺菌剤（たと
えばハロゲン化ポリスチレン系陰イオン交換樹脂）を充
填した殺菌室である。

まず浄化目的の原水は網目状流入孔３ａより大気圧で殺
菌室りに流入され殺菌される。その後原水はフィルター
７を通過して流通孔２ａより濾過剤充填部Ａへ流入しａ
過されて流通孔５ａより濾過剤充填部Ｂへ流入し続いて
流通孔６ａよりＩＩＩ過剤充填部Ｃへ流入し浄化されて
浄水は流出孔４ａより連続的に流出する。

災害時には原水の採水容器が入手できない場合も考えら
れるので第３図に外観を示すように水筒８に本発明のｎ
１水器９を装着し水筒内の水を吸入すると一層便利であ
る。水筒８の上部にはキャップＩＯが在りキャップ１０
を外して原水を採水し、浄水器９の固定用キャップ１１
の中心部に接続している吸引ポンプ１２を伸縮作動すれ
ば前述した様に水筒内の原木は自然に連続的に浄化され
て流出する。固定用キャップ１１を外して浄水器９を取
り出せば前記と同様の使い方ができる。

（発明の効果） 以上説明したように、本発明おいては、原水流入孔と吸
引ポンプまたはホースを接続する浄水流出孔とを設ける
とともに原水流入孔の後に殺菌室を設けて完全に原水の
殺菌を行い、続いて浄化目的の水が多層の濾過剤充填部
を通過して濾過効果を上げるように構成したので、小型
軽量にして不良原水を手軽に連続的に浄水を得ることが
できる。近年増加している海外旅行、出張などにも携帯
することができ１国際化する現代社会においてすこぶる
利用価値が大きい。

さらに本発明による携帯式浄水器を水筒に組み込むこと
により災害時などのような原水汲取り容器が人手できな
い場合であっても一旦原水を水筒に確保しておけば以後
簡単に浄水を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による携帯式浄水器の一実施例の斜視図
、第２図は第１図に示した浄化水器の断面図、第３図は
本発明の浄水器を組み込んだ水筒の斜視図である。 ■・・・円筒形本体、？・・・底部材、２ａ・・・流通
孔、３・・・殺菌室部材、３ａ・・・網目状流通孔、４
・・・蓋部材、４ａ・・・流出孔、４ｂ・・・フィルタ
ー、５，６・・・円筒形隔壁、５ａ、６ａ・・・流通孔
、７・・・フィルター、８・・・水筒本体、９・・・携
帯用浄水器、１０・・・キャンプ、１１・・・浄水器固
定用キャップ、１２・・・吸引ポンプ、１３・・・ホー
ス、１４・・・手出げバンド、１５・・・キャンプ用チ
ェーン、Ａ、Ｂ、Ｃ・・・濾過剤充填部、Ｄ・・・殺菌
室 特許出願人　　利　根　川　　政　次 羽　　根　　　　　　　具　　− 代理人　　弁理士　　鈴　木　弘　男 第１図　　第２図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）気密状態に形成した容器内に濾過剤を充填し、前
   記容器に原水の流入孔と、前記流入孔に隣接した殺菌室
   と、吸引用ポンプまたはホースを接続する浄水流出孔と
   を設けたことを特徴とする携帯式浄水器。
2. （２）前記携帯式浄水器の濾過剤充填部は複数の同心円
   状の隔壁を有し、最外層の濾過剤充填部より最内層の濾
   過剤充填部へと原水が折返し流入通過して浄化される特
   許請求の範囲第１項に記載の携帯式浄水器。
3. （３）水筒に装着可能で前記流入孔から水筒内の水を吸
   引するように構成した特許請求の範囲第１項または第２
   項に記載の携帯式浄水器。