JPS6266183A - 液体シンチレ−シヨン計数装置および放射性核種の検出方法 - Google Patents

液体シンチレ−シヨン計数装置および放射性核種の検出方法

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JPS6266183A
JPS6266183A JP61205025A JP20502586A JPS6266183A JP S6266183 A JPS6266183 A JP S6266183A JP 61205025 A JP61205025 A JP 61205025A JP 20502586 A JP20502586 A JP 20502586A JP S6266183 A JPS6266183 A JP S6266183A
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スタンレー ジョン デ フィリッピス
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    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
    • G01T1/00Measuring X-radiation, gamma radiation, corpuscular radiation, or cosmic radiation
    • G01T1/16Measuring radiation intensity
    • G01T1/20Measuring radiation intensity with scintillation detectors
    • G01T1/204Measuring radiation intensity with scintillation detectors the detector being a liquid
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    • GPHYSICS
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    • G01TMEASUREMENT OF NUCLEAR OR X-RADIATION
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (産業上の利用分野) この発明は液体シンチレーション計数器内で使用される
試料中に存在する゛放射性核種を識別して同定するため
の装置ならびに方法に関するものである。特に、この発
明は試料の消光指示パラメータと外部線源消光指示パラ
メータとを測定するためのものである。その測定値は放
射性核種方程式と比較され、同定されるべきものがある
か否かが決定される。
(関連技術) 液体シンチレーション計数法はγ線放出核種およびα線
放出核種に加えて低エネルギのβ線を放出する放射性核
種の測定のために広く使用されている周知の技術である
。液体シンチレーション計数器は、核崩壊生成物の運動
エネルギの減衰中に光子を発生する能力を有する液体を
含む溶液内に、放射性同位元素を使って識別された溶質
(ana−1yte)を加えて放射能を定量的に測定す
るために使用される。放射性核種には人工的なものと自
然に存在するものとがあるが、種々のシステム内におけ
る核種の分布を測定して特定形態の分子の動的エネルギ
を示すために、いずれの核種をも実験的に使用すること
ができる。同一システム内の異なった分布を同時に得る
ために、同一の実験で多くの放射性核種を使用する必要
性がときどき発生する。β粒子のエネルギはOから対象
とする放射性核種の特性端点での最大エネルギまでの範
囲で分布している。パルス波高エネルギ分布スペクトル
は分析される溶液をもとにして記録することができる。
分析対象の溶液がβ線放出核種を複数個含む場合には、
各核種からのスペクトルが重なり合う。壊変現象のエネ
ルギに対応する一定の時間を越えて壊変現象が累積され
ると、パルス波高エネルギ分布スペクトルの該当領域が
増大する。このスペクトルの総領域は、試料スペクトル
インデックス(Spectral Index of 
the Sample: SIS )、もしくは測定さ
れた末端最大エネルギに対して相関関係を持っている。
特定の放射性核種は、放射性同位元素を使って識別され
た成分が使用される種々の用途において特に重要である
。放射性核種を含む試料を、けい光有機物質を含む芳香
性溶媒等の液体シンチレータに溶解混合することにより
、壊変に伴って発生するエネルギが効率よく前記けい光
物質に伝達されて、そのけい光物質がβ粒子エネルギに
比例する多数の光子を放出する。この光は高感度光電子
増倍管によって検出される。光電子増倍管は管内の自然
電子放出時に発生する特徴的な暗雑音を有する。暗雑音
は低い強度の光子応答を発生するパルスを含む、したが
って、複数の光電子増倍管を使用して同時計数計測を行
うことにより、β線放出核種を背景の暗雑音レベルを極
力抑制して測定することができる。β粒子のエネルギが
高い程、例えば20〜50ナノ秒の選択された時間区間
内で生成される光子の数が多くなる。この期間で生成さ
れた全光子は一つのパルスと考えられる。全光子の振幅
合計はパルス波高として認知し得る。
このパルス波高の範囲は°0エネルギから始まり、最大
値に達し、その後β線放出放射性核種に特徴的な最大エ
ネルギに至るエネルギの滑らかな分布を示す。この分布
はパルス波高エネルギ分布スペクトルとして知られてい
る。
液体シンチレーション溶液を行う者にとって興味ある他
の現象は消光現象である。けい光物質との反応によりβ
粒子が発生するエネルギは、残念ながらその全てが光を
生成するために費やされるわけではない、シンチレーシ
ョン溶液に試料を添加することにより、エネルギの吸収
に費やされて光を生成し得ない分子が持ち込まれる。壊
変粒子が放出したエネルギの一部は、溶媒分子の励起に
使用されるか、または障害となる試料分子に対する間接
的なエネルギ伝達として費やされるか、さもなくば、エ
ネルギ伝達を行わないか、あるいは光子転換のためのエ
ネルギとして消費される。試料分子に伝達されたエネル
ギの一部は光子生成に使用されないため、それは光電子
増倍管で測定されず、したがって記録もされない、消光
はそのスペクトルにおいて、理論的に消光しない試料に
比べて、明らかに低位のエネルギのパルス振幅を示す。
試料の相対的消光は、外部標準スペクトル指標(Spe
ctral Index of the II!xte
rnal 5tandard:5IE)のような外部線
源消光指示パラメータ(external 5ourc
e quench−indicating parag
neter:QIP )を使用して決定することができ
る。この方法は、γ放射線を用いる方法を含み、そのγ
放射線のみの寄与が得られるように、γ線を試料びんに
近接させ、続いてγ線のない状態で試料を較正計数する
。γ放射線は試料溶液内にコンプトン電子を生成し、こ
れは崩壊する原子核粒子と同様な動きを示す。消光が存
在すれば、γ放射線により生来された現象から得られる
パルス波高エネルギ分布スペクトルは、見かけ上低エネ
ルギ方向へ圧縮される。外部標準消光指示パラメータ(
QIP )は、外部標準比率(ESR)と、外部標準ス
ペクトル指標(SItりと、H番号、ESP 、および
外部標準変換スペクトル指標(tS I IIりを含む
。消光度が変化する状態で測定されたときの外部標準消
光指示パラメータと試料の消光指示パラメータとを比較
するためのほぼ直線である相関方程式が成立することが
判明している。この方程式は、y=mx+bにより表さ
れる。
Packard Instrument  社のモデル
2000CA液体シンチレーション計数器においては、
種々の放射性核種試料および各試料に適用される放射性
核種方程式として以下の関係式が定められている。
三重水素 SIS = 0.015tSIB + 3.
604炭素14  SIS =0.164tSIB +
 3.359塩素36  SIS −1,043tSI
E + 14.969以上の放射性核種方程式から分か
るように、各式は、tsiE  に対してSIS  を
図示した場合におけるSIS  軸の切片b(三重水素
は3.604 、炭素14は3.359 、塩素36は
14.964)で、傾きm(三重水素は0.015 、
炭素14は0.164 、塩素36は1.043 )を
有する直線を画定する。
さらに、方程式の傾きは、放射性核種の分子質量の増加
と共に増大し、すなわち、放射性核種エネルギ最大端点
、または試料スペクトル分布内の領域の増加と共に増大
する。この傾きは、三重水素の傾きがOに近い状態から
より高いエネルギ最大値を有する放射性核種に対するほ
とんど水平の状態にまで変化する。各放射性核種に対し
てそれぞれ個別rの放射性核種方程式と傾きとが存在す
る。
各放射性核種に対する放射性核種方程式の検索表が設定
されると、SISまたは測定最大エネルギ等の試料に関
する消光指示パラメータと、試料のtsIIE等の外部
線源消光指示パラメータとの適当な組み合わせは、それ
らの方程式の一個のみを満足することが可能である。こ
の方程式が一旦決定されれば、これによって放射性核種
を同定することができる。上記値が特定の放射性核種を
満足するか否かを決定するためには、試料を一個の消光
レベルで試験すればよい。
試料を異なった2 ([1以上の消光レベルで試験すれ
ば、その試料に対する放射性核種方程式の傾きを計算に
より求めることができる。一致を決定するためには、そ
の試料の傾きを各放射性核種方程式の傾き部分と比較す
るだけでよい。ここにおいてまた、その傾きが特定の放
射性核種方程式の傾きであることが確認されれば、その
放射性核種が識別される。試験する試料と既知の放射性
核種方程式との間で一致が得られない場合には、試験装
置に問題があり得ることを示している。試料が均一でな
かったり、検索表中に方程式のない放射性核種を含んで
いる場合には一致が得られない、装置の誤動作およびそ
の他に試料の準備に誤りがあったりした場合にも、同様
に、放射性核種を識別できないという事態を招く。
未知の放射性核種を複数個含む試料では、組み合わすに
よる最大エネルギ放射物質に対して測定された最大エネ
ルギを用いてその放射性核種を識別できる。この場合、
放射性核種方程式は種々の消光レベルにおける特定の放
射性核種についてのtsIf!の関数として試料のQI
P  を表す最大エネルギを基準とする。消光指示パラ
メータとして最大エネルギを使用する方法の詳細につい
ては米国特許第721.265号のReverse S
un Quench Mea−surement  I
Jsing  A  Liquid  5cintil
lationCoun ter’を参照されたい。
(発明が解決しようとする問題点) この発明は放射性核種の分単位の壊変を領域範囲制限な
しで計数する処理方法を用いる。この発明は試料のスペ
クトル指標(SIS) 、スペクトルの第1モーメント
、平均パルス波高、−または他の消光指示パラメータ(
口IP )を決定しようとするものベクトル指標等の外
部標準を基準とするQIP  は、この連続領域計数処
理を用いて試料混合物に対して決定される。
連続領域計数を使用すると、消光指示パラメータの決定
と所望の計算実行とに全スペクトル情報を使用できると
いう利点がある。全スペクトル情報を用いる場合の理論
上の総不確定さは、個別の領域を使用する場合の不確定
さより少ない。
さらに、この方法は、適当な放射性核種方程式を確立す
るために必要な標準を一度決定すればよく、加えて、装
置内に記憶された適当な情報を、各特定放射性核種の場
合毎に作成しないで使用できるという利点がある。さら
に、個々に複数個のエネルギ領域に対し、て計数を行う
場合の計数不確定さが減少する。理論的には、全てのス
ペクトル値情報が適当な結果を得るために使用されるの
で、既存の技術よりも高精度の測定が可能である。この
技術は、各時点において、試験中の放射性核種を自動的
に識別し、または検出することにも使用され得る。この
ように使用した場合には、液体シンチレーション計数器
は放射性核種の識別に誤りがあったり、識別ができない
場合には、問題が発生していることを自動的に使用者に
表示する。
したがって、この発明の目的は、試料内に存在する放射
性核種を識別できる液体シンチレーシツン計数装置を提
供することにある。
この発明の他の目的は、多重ラベル試験試料内に存在す
る最高エネルギの放射性核種を識別できる液体シンチレ
ーション計数装置を提供することにある。
この発明の別の目的は、単一ラベル試料内に存在する放
射性核種を識別し同定する方法を提供することにある。
この発明のさらに他の目的は、使用者が試験中の放射性
核種を同定し、かつ試料内に一個だけの放射性核種が含
まれていることを確認できる液体シンチレーション計数
装置を提供することにある。
上記した目的ならびにその他の目的は、以下の説明によ
ってより明確になるであろう。
発明の構成 C問題点を解決するための手段) 上記目的は、この発明の好ましい実施例において、−個
またはそれ以上の放射性核種を含む試料を液体シンチレ
ータと共に用いて、その試料内の放射性核種の同定を行
うようにした液体シンチレーション計数装置を設けるこ
とによって達成される。放射性核種の壊変によって解放
されるエネルギを、それに比例する電気パルスに変換す
るための変換手段が提供される。その変換手段には、所
定の時間差ウィンド内に入らないパルスを除去して、放
射性核種の壊変に関連しないパルスを取り除くための信
号処理手段が接続される。その信号処理手段には、各パ
ルスを代表数値信号に変換するための量子化手段が接続
されている。その量子化手段には前記数値信号を受信す
るために処理手段が接続され、その処理手段は、前記試
料の消光指示パラメータと一連の所望の放射性核種列の
ための外部線源消光指示パラメータとを相互関連させる
放射性核種方程式を記憶するための記憶手段と、前記外
部線源消光指示パラメータと試料内の放射性核種の壊変
によって生成されるパルス波高エネルギ分布スペクトル
とを表す記憶データと、前記外部線源消光指示パラメー
タおよび前記パルス波高エネルギ分布スペクトルを表す
前記データが前記放射性核種方程式のいずれを満足する
かを決定して満足された方程式に対する放射性核種の存
在を示すための手段とを含んでいる。
さらに、この発明は、試料内の未知の放射性核種の同定
を行うための領域制限のない方法を提供する。この方法
は、試料の消光指示パラメータと、所望の放射性核種の
それぞれに対する外部線源消光指示パラメータとの間に
一組の放射性核種方程式を確立する段階と、前記試料の
消光指示パラメータおよび前記外部線源消光指示パラメ
ータを決定する段階と、前記試料の消光指示パラメータ
と前記外部線源消光指示パラメータとを前記一組の放射
性核種方程式と比較する段階と、前記試料の消光指示パ
ラメータおよび前記外部線源消光指示パラメータによっ
て満足される放射性核種方程式を識別して試料内に存在
する放射性核種を同定する段階とを含んでいる。
(実施例) 第1図には、三重水素、炭素14および塩素36におけ
るtSIEに対するSIS  O値を示すグラフが図示
されている。三重水素についてはグラフの傾きが0.0
15  であり、塩素36の傾きは1.043、炭素1
4は0.164  である。個々の放射性核種に対する
特定の放射性核種方程式がそれぞれ異なっていることを
知ることができる。
外部標準変換スペクトル指標(tslE )  は、試
料の消光程度を示す指標である。この光学的現象は、γ
線源を試料に並べ“て配置した場合に、コンプトン効果
によって引き起こされる。このγ線源は比較的一定の値
を保持するようになっているので、試料をγ線源の有無
にかかわりなく計数することができる。したがって、こ
れらの二条性下におけるスペクトルの差異は、γ線源の
寄与を示すものである。この寄与は既知になっているの
で、消光の程度を決定することが可能になる。前記tS
IEは、現存する特定の放射性核種に依存しない。
しかし、試料のスペクトル指標つまりSIS  は、測
定中の試料に関するパルス波高エネルギ分布スペクトル
下の領域に関する尺度である。この試料の領域は、最大
エネルギすなわち放射性核種が壊変する最終点と、壊変
現象の累積結果に依存する。
三重水素のエネルギの最大最終値は1B、6Kev、炭
素14では156Kev、塩素36では710Kevで
ある。したがって、同じ消光度での同一最終エネルギを
有する放射性核種は一種類に限定されるので、放射性核
種により瞬間毎のスペクトルの領域がそれぞれ異なって
、tSIE  に対するSIHの比較により、各放射性
核種毎に個別の傾きが得られる。この方法および装置は
、各放射性核種に対する前記特定方程式または前記線の
傾きを識別することと、その結果を試験データと比較し
て、試験中の試料内に存在する特定の放射性核種を決定
することとを意図している。
第3図は代表的な電子式液体シンチレーション現象器の
ブロック図である。このような計数器として、Pack
ard Tricarb 4000シリ一ズ液体シンチ
レーション計数器がある。第3図の装置は、それぞれの
測定域が重複して配置された第1光電子増倍管10と第
2光電子増倍管12とを含んでいる。
検査対象の物質は試料容器14内に置かれ、その容器1
4は計測モードにおいて両光電子増倍管10.12の中
心線上に配置されている。加算増幅器1°6は各光電子
増倍管10,12の出力に接続され、それらの出力信号
を結合して各増倍管10゜12により観測されたレベル
に比例して振幅を増加するようになっている。分析器/
量子化装置としてのアナログ−デジタル変換器18は前
記加算増幅器16の出力に接続され、信号レベルを量子
化して受信パルスの個々の振幅を識別する数値信号を生
成する。同時計数検出器(Coincidence D
etector)  20は、放射性核種の壊変に関連
するシンチレーション現象と不必要な背景エネルギとを
区別するためのものであって、各光電子増倍管10,1
2からのパルスを受信して、各受信パルス間の時間差を
測定する機能を有する。第2パルスが所定の時間長、つ
まり第1パルスとの時間差ウィンド以内に受信された場
合には、その現象が放射性核種の壊変に関連していると
判別される。この同時計数検出器20はその結合結果の
パルスをマイクロプロセッサ22に同時供給するために
、アナログ−デジタル変換器18に有効信号を送る。
当然ながら、同時計数検出器20の各入力において、前
記時間差ウィンド内にパルスが受信されなければ、アナ
ログ−デジタル変換器18が作動しないため、シンチレ
ーション現象は計数されない。
計数された壊変を表す前記数値信号はマイクロプロセッ
サ22により受信され、後の使用に備えてメモリ24に
保存される。当業者にとって上述したことは当然のこと
として理解されよう、そして、その他の多くの液体シン
チレーション計数装置を揚げることも可能であろう。こ
の発明の放射性核種の同定方法の特に有利な点は、既存
の液体シンチレーション計数装置による使用に敵してい
ることである。したがって、前記消光指示パラメータお
よび記憶された放射性核種方程式を用いる特定の放射性
核種を決定するために、マイクロプロセッサ22のプロ
グラムに、サブルーチンを作成して組み込むことも可能
である。このようなサブルーチンは、特許請求の範囲に
記載の方゛法ステップを実行するものである。このサブ
ルーチンの作成および実行は、本明細書で説明された情
報に関する当業者には周知のことであると考えられる。
第2図には、どんな放射性核種が存在するかの決定に必
要な計算を行うための論理のフローチャートが示されて
いる。このフローは第3図のマイクロプロセッサ22の
プログラムソフトウェア内のサブルーチンとして実施さ
れてもよいし、液体シンチレーション計数器と通信する
周辺コンピュータ内で実施されてもよい。どこで論理計
算を行うかは専ら使用者の選択による。
このフローチャートを参照すると、第1&階では、試料
の外部標準変換スペクトル指標(tSIE)が測定され
る。次の段階では、試料のスペクトル指標(SIS) 
 が測定される。続く論理処理では、tSIE  に対
してSIS  を比較する既知の放射性核種方程式を各
核種毎に記憶した検索表により検索処理する。次に、測
定されたtSIEとSIS  との値が、前記検索表か
ら得たいずれの放射性核種方程式を満足するかを判定す
る。ここにおいて例えば、測定された SISとtSI
Eとの値は、試行錯誤法に従って各方程式に代入され、
それらの方程式の一つを満足させるまで実行される。各
方程式に対応する放射性核種の識別は既知であるため、
tSIE  とSIS  との値がある特定の放射性核
種方程式を満足させることが判定されれば、答えはYE
S  となり、処理の流れが、試料中の放射性核種が特
定の放射性核種方程式によって識別されたことを示す段
階に進む。
他方、測定されたtsiEおよびSIS  の値がどの
放射性核種方程式を満足させるかを決定する段階におい
て、満足させる方程式が存在しないことが判別された場
合には、処理の流れは、放射性核種方程式が満足されな
いこと、および放射性核種が同定されないことを示す段
階に進む。
本明IIIItの他の場所で触れたように、全放射性核
種方程式のかわり辷、各放射性核種に対するtSIEと
SIS  との相関関係を示す傾きを使用してもよいこ
とが理解されるであろう、このような場合には、試料に
対するtSIEおよびSIS  の値を、2個の異なっ
た消光レベルで測定し、それらの間で傾きを測定し得る
ようにしなければならない、同様に、この測定された傾
きは、対象とする各放射性核種に対する既知の傾きを含
む検索表に基づいて比較されねばならない。
全ての測定において、ある程度の試料の変化範囲および
処理の変化範囲が存在することを理解されるであろう、
したがって、測定値が放射性核種方程式の所定範囲内に
あれば、一致が得られたものとして決定される。
以上でこの発明を特定の実施例に基づいて説明したが、
この発明の精神および範囲を逸脱することなく各種の変
更や修正が可能であることを理解されたい。
発明の効果 以上詳述したように、この発明によれば、多重ラベル試
験試料内および単一ラベル試料内に存在する放射性核種
を正確に識別し同定することができるとともに、使用者
が試験中の放射性核種を同定し、かつ試料内に一個だけ
の放射性核種が含まれていることを容易に確認できると
いう優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は三重水素、炭素14および塩素36についてS
IS  に対するtsrgの値を示したグラフ、第2図
は試験中の試料内に存在する放射性核種を同定する方法
を示すフローチャート、第3図は液体シンチレーション
計数装置の概略ブロック図である。 10.12・・・光電子増倍管、14・・・試料(容器
)、16・・・加算増幅器、18・・・アナログ−デジ
タル変換器、20・・・同時計数検出器、22・・・マ
イクロプロセッサ、24・・・メモリ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、液体シンチレータと共に放射性核種を含む試料を使
    用し、前記放射性核種が、前記試料の消光指示パラメー
    タと、外部線源の消光指示パラメータと、周知の放射性
    核種方程式とによる関数として同定される液体シンチレ
    ーション計数装置において、 前記放射性核種の壊変によって解放されるエネルギを、
    放射性核種に比例する電気パルスに変換するための変換
    手段と、 その変換手段に接続され、所定の時間差ウインド内に入
    らないパルスを除去して、放射性核種の壊変に関連しな
    いパルスを取り除くための信号処理手段と、 その信号処理手段に接続され、各パルスを代表数値信号
    に変換するための量子化手段と、 その量子化手段からの前記数値信号を受信するために接
    続され、前記試料の消光指示パラメータと一連の所望の
    放射性核種のための外部線源消光指示パラメータとを相
    互関連させる放射性核種方程式を記憶するための記憶手
    段と、前記外部線源消光指示パラメータおよび前記試料
    の消光指示パラメータとを示す記憶データと、前記外部
    線源消光指示パラメータおよび前記試料の消光指示パラ
    メータとを示す前記データが前記放射性核種方程式のい
    ずれを満足するかを決定して満足された方程式に対する
    放射性核種の存在を示すための手段とを含む処理手段と により構成されることを特徴とする液体シンチレーショ
    ン計数装置。 2、前記処理手段は、前記数値信号をエネルギ領域に分
    割することなく、前記外部線源消光指示パラメータと前
    記試料の消光指示パラメータとを決定するために使用さ
    れる前記数値信号を記憶処理することを特徴とする特許
    請求の範囲第1項に記載の液体シンチレーション計数装
    置。 3、前記試料の消光指示パラメータは、試料のスペクト
    ル指標(Spectral Index of the
     Sample:SIS)であり、前記外部線源消光指
    示パラメータは外部標準の変換スペクトル指標(tra
    nsformed Spectal Index of
     the External Standard:tS
    IE)であることを特徴とする特許請求の範囲第1項に
    記載の液体シンチレーション計数装置。 4、前記放射性核種方程式は次の一次方程式で表され、 y=mx+b ここで、yはSISの値、mはtSIEに対してSIS
    を図示した場合の傾き、xはtSIEの値、bはtSI
    Eに対してSISを図示した場合のSIS軸上の切片で
    あることを特徴とする特許請求の範囲第3項に記載の液
    体シンチレーション計数装置。 5、前記試料は複数個の放射性核種を含み、前記消光指
    示パラメータは測定された末端最大エネルギであり、よ
    り高い末端最大エネルギに対応する放射性核種が同定さ
    れることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の液
    体シンチレーション計数装置。 6、試料内の放射性核種を同定するための方法において
    、 前記試料の消光指示パラメータと、試料内で識別される
    放射性核種列に対する外部線源消光指示パラメータとの
    間に、一組の放射性核種方程式を確立する段階と、 前記試料の消光指示パラメータを決定する段階と、 前記外部線源消光指示パラメータを決定する段階と、 前記試料の消光指示パラメータと前記外部線源消光指示
    パラメータとを前記一組の放射性核種方程式と比較する
    段階と、 いずれの放射性核種方程式が前記試料の消光指示パラメ
    ータおよび前記外部線源消光指示パラメータによって満
    足されるかを識別して、特定放射性核種方程式の放射性
    核種が前記試料内に存在する放射性核種であることを同
    定する段階と により構成されることを特徴とする放射性核種の同定方
    法。 7、前記放射性核種方程式の確立段階は、前記試料のス
    ペクトル指標(SIS)である前記消光指示パラメータ
    と、前記外部標準変換スペクトル指標(tSIE)であ
    る前記外部線源消光指示パラメータとを含むことを特徴
    とする特許請求の範囲第6項に記載の放射性核種の同定
    方法。 8、前記試料は複数個の放射性核種を含み、前記消光指
    示パラメータは測定された末端最大エネルギであり、前
    記識別段階は末端最大エネルギを有する放射性核種の識
    別処理を含むことを特徴とする特許請求の範囲第6項に
    記載の放射性核種の同定方法。 9、前記放射性核種方程式の確立段階は、 y=mx+b の放射性核種方程式を含み、ここで、yはSISの値、
    mはtSIEに対してSISを図示した場合の傾き、x
    はtSIE値、bはtSIEに対してSISを図示した
    場合のSIS軸上の切片であり、前記比較段階は、前記
    測定値が前記方程式のいずれを満足させるかを決定する
    ために、前記試料からの前記SIS値と前記tSIE値
    とを、前記各放射性核種方程式に代入することを含む ことを特徴とする特許請求の範囲第7項に記載の放射性
    核種の同定方法。 10、液体シンチレータと共に放射性核種を含む試料を
    使用し、前記放射性核種を前記試料の消光指示パラメー
    タと、外部線源消光指示パラメータと、周知の放射性核
    種方程式とによる関数として同定するようにした液体シ
    ンチレーション計数装置において、 前記放射性核種の壊変によって解放されるエネルギを前
    記放射性核種に比例する電気パルスに変換するための変
    換手段と、 その変換手段に接続され、所定の時間差ウインド内に入
    らないパルスを除去して放射性核種の壊変に関連しない
    パルスを取り除くための信号処理手段と、 その信号処理手段に接続され、各パルスを代表数値信号
    に変換するための量子化手段と、 その量子化手段からの前記数値信号を受信するために接
    続され、前記試料の消光指示パラメータと、対象とする
    各放射性核種に対する外部線源消光指示パラメータとを
    相互関連させる放射性核種の傾きを保存するための記憶
    手段と、 前記試料が複数個の消光レベルに置かれたときの前記外
    部線源消光指示パラメータと前記試料の消光指示パラメ
    ータとを示すデータを記憶するとともに、試料の消光指
    示パラメータと外部線源消光指示パラメータとの間の相
    関関係を示す傾きを決定し、かつ試料の傾きと放射性核
    種の傾きとを比較して前記試料の傾きを有する特定放射
    性核種を同定するに足る一致があるか否かを判断するた
    めの手段を含む処理手段と により構成されることを特徴とする液体シンチレーショ
    ン計数装置。
JP61205025A 1985-09-13 1986-08-30 液体シンチレ−シヨン計数装置および放射性核種の検出方法 Pending JPS6266183A (ja)

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