JPS6264953A - 油分離性試験方法 - Google Patents
油分離性試験方法Info
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- JPS6264953A JPS6264953A JP20571885A JP20571885A JPS6264953A JP S6264953 A JPS6264953 A JP S6264953A JP 20571885 A JP20571885 A JP 20571885A JP 20571885 A JP20571885 A JP 20571885A JP S6264953 A JPS6264953 A JP S6264953A
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Landscapes
- Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の技術分野]
本発明はシェリーコンパウンドのようなグリース状のコ
ンパウンドの油分離性を試験する方法に関する。
ンパウンドの油分離性を試験する方法に関する。
[発明の技術的背景とその問題点]
近年、通信ケーブルにおけるケーブル網の信頼性向上、
架空施設の地下化に伴い、ケーブルコア内にシェリーコ
ンパウンドを充填して走水を防止したシェリーフィルド
ケーブル(JFケーブルと示す。)を使用するようにな
ってきている。そしてこのようなJFケーブルに使用さ
れるシェリーコンパウンドには、滴下性が大きいく満点
が低い)成分をできるだけ含まず、油分離性が低いもの
であることが要求されている。
架空施設の地下化に伴い、ケーブルコア内にシェリーコ
ンパウンドを充填して走水を防止したシェリーフィルド
ケーブル(JFケーブルと示す。)を使用するようにな
ってきている。そしてこのようなJFケーブルに使用さ
れるシェリーコンパウンドには、滴下性が大きいく満点
が低い)成分をできるだけ含まず、油分離性が低いもの
であることが要求されている。
一般にシェリーコンパウンドのようなグリース状のコン
パウンドの油分離性を試験する方法としては、従来から
JISK2220による方法が用いられている。
パウンドの油分離性を試験する方法としては、従来から
JISK2220による方法が用いられている。
この方法は、第3図に示すように、所定の寸法および形
状で既知重量のニッケル製金網円すいろ過器1中に、試
料2を充填して全重量を測定した後、これを蓋3付きの
ビーカー4内に納めて規定温度に保った高温空気浴槽中
に規定時間放置し、試料2から分離してビーカー4の底
にたまった油の重量を測定し、次式により離油度を求め
る方法である。
状で既知重量のニッケル製金網円すいろ過器1中に、試
料2を充填して全重量を測定した後、これを蓋3付きの
ビーカー4内に納めて規定温度に保った高温空気浴槽中
に規定時間放置し、試料2から分離してビーカー4の底
にたまった油の重量を測定し、次式により離油度を求め
る方法である。
離油度(%)= 分離6t−油′)重量 X100試料
の重量 しかしながらこの試験方法においては以下に示すような
欠点があった。
の重量 しかしながらこの試験方法においては以下に示すような
欠点があった。
i)多数の試料2を試験する場合には、試料数と同数の
器具(ろ過器、ビーカー)が同時に必要となり、費用が
かかる。
器具(ろ過器、ビーカー)が同時に必要となり、費用が
かかる。
ii)円すいろ過器1の容積に見合った量の試料2が必
要とされる。
要とされる。
1ii)高温空気浴槽1中に置かれる時間(試験時間)
は試料2の種類により異なるが、いずれも数10時間と
かなり長い時間を要する。(高温加速試験は、試料2の
融点との関係で通常行うことはできない。) iv)試験終了後の器具の洗浄が煩雑である。
は試料2の種類により異なるが、いずれも数10時間と
かなり長い時間を要する。(高温加速試験は、試料2の
融点との関係で通常行うことはできない。) iv)試験終了後の器具の洗浄が煩雑である。
■)分離した油の量の多少を視覚で簡単に判断すること
が難しい。
が難しい。
vi)分離した油をそのままサンプルとして表示したり
保存したりすることができない。
保存したりすることができない。
[発明の目的]
本発明はこれらの欠点を解消するためになされたもので
、簡単な器具を用いて費用をかけずに行なうことができ
、しかも分離された油をそのままサンプル化して保存す
ることができる油分離性試験方法を提供することを目的
とする。
、簡単な器具を用いて費用をかけずに行なうことができ
、しかも分離された油をそのままサンプル化して保存す
ることができる油分離性試験方法を提供することを目的
とする。
[発明の概要]
すなわち本発明の油分離性試験方法は、中空パイプ内に
既知重量のグリース状試料を充填し、この中空パイプを
その下端を空間に水平に支持した油吸収紙の上面に当接
させて所定の温度雰囲気中に所定の時間垂直に保持し、
しかる後、前記試料から分離して前記中空パイプ周囲の
油吸収紙に浸透した油の面積を測定することを特徴とし
ている。
既知重量のグリース状試料を充填し、この中空パイプを
その下端を空間に水平に支持した油吸収紙の上面に当接
させて所定の温度雰囲気中に所定の時間垂直に保持し、
しかる後、前記試料から分離して前記中空パイプ周囲の
油吸収紙に浸透した油の面積を測定することを特徴とし
ている。
本発明の試験方法をざらに詳しく説明すると、第1図に
示すように、高分子材料または金属からなる円筒状パイ
プ5内に、予め重量を測定されたグリース状の試料6を
ほぼ上線部まで充填し、これをガラス容器7の上縁部に
水平に載せたろ紙のような油吸収紙8の上に垂直に立て
、この状態で全体を規定の温度に保持された高温空気浴
槽内に納める。
示すように、高分子材料または金属からなる円筒状パイ
プ5内に、予め重量を測定されたグリース状の試料6を
ほぼ上線部まで充填し、これをガラス容器7の上縁部に
水平に載せたろ紙のような油吸収紙8の上に垂直に立て
、この状態で全体を規定の温度に保持された高温空気浴
槽内に納める。
こうして規定時間放置した後、円筒状パイプ5の周囲の
油吸収紙8に浸透した油9の面積を測定する。この測定
値は従来からの方法で求められた離油度とほぼ比例関係
にあり、これを試料6の1q当たりの値に換算したもの
は油分離性の評価の目安とすることができる。
油吸収紙8に浸透した油9の面積を測定する。この測定
値は従来からの方法で求められた離油度とほぼ比例関係
にあり、これを試料6の1q当たりの値に換算したもの
は油分離性の評価の目安とすることができる。
[発明の実施例]
実施例
A、B、C,D、E、F6種類のシェリーコンパCラン
ドを試料として用い、これらの試料2.70を第1図に
示すように、プラスチック製円筒状パイプ内に詰めて、
ろ紙の上に立て、70’Cの高温空気浴槽内に4時間放
置した後、円筒状パイプ周囲のろ紙に浸透した油の面積
を測定した。次いでこの測定値をそれぞれ試料の重量で
除去し、試料10当たりの油浸透面積を・求めた。
ドを試料として用い、これらの試料2.70を第1図に
示すように、プラスチック製円筒状パイプ内に詰めて、
ろ紙の上に立て、70’Cの高温空気浴槽内に4時間放
置した後、円筒状パイプ周囲のろ紙に浸透した油の面積
を測定した。次いでこの測定値をそれぞれ試料の重量で
除去し、試料10当たりの油浸透面積を・求めた。
また比較のために、同じ6種類の試料の離油度を従来か
らのJ I S K2220による方法で測定した。
らのJ I S K2220による方法で測定した。
(高温空気浴槽の温度70°C1放置時間24時間)(
以下余白) 第1表 この結果から、実施例により得られた測定値は、従来法
により求められた離油度の値にほぼ比例することがわか
った。
以下余白) 第1表 この結果から、実施例により得られた測定値は、従来法
により求められた離油度の値にほぼ比例することがわか
った。
したがって、多くの時間やコストをかけなくても、実施
例の方法により、短時間で多数の試料の油分離性を正確
に判定することができる。また、測定結果を油の浸透し
たろ紙そのものの形で表示あるいは保存することができ
る。
例の方法により、短時間で多数の試料の油分離性を正確
に判定することができる。また、測定結果を油の浸透し
たろ紙そのものの形で表示あるいは保存することができ
る。
次に、実施例に用いたと同じシェリーコンパウンドA、
B、C,D、E、Fを、それぞれ充填したJFケーブル
についてコンパウンドフローテストを行なった。
B、C,D、E、Fを、それぞれ充填したJFケーブル
についてコンパウンドフローテストを行なった。
すなわら、第2図に示すように、長さ30.48cmの
JFケーブル試料10の一端からアルミシースと外被1
1を12.7CTlにわたって剥ぎ取り、さらに押え巻
きシールドと内被12を7.62CI+1剥ぎ取った後
、露出したケーブルコア13の対間をばらばらにして端
部をフレアー状に拡げた後、フレアー状コア13部を下
にして、70℃のオーブン内に吊り下げた。こうして2
4時間装いたときのケーブルコア13間あるいはシース
の内側から滴下したシェリーコンパウンドの優をそれぞ
れ測定した。
JFケーブル試料10の一端からアルミシースと外被1
1を12.7CTlにわたって剥ぎ取り、さらに押え巻
きシールドと内被12を7.62CI+1剥ぎ取った後
、露出したケーブルコア13の対間をばらばらにして端
部をフレアー状に拡げた後、フレアー状コア13部を下
にして、70℃のオーブン内に吊り下げた。こうして2
4時間装いたときのケーブルコア13間あるいはシース
の内側から滴下したシェリーコンパウンドの優をそれぞ
れ測定した。
このコンパウンドフローテストの結果を実施例により求
められた試料1g当たりの測定値と並べて第2表に示す
。
められた試料1g当たりの測定値と並べて第2表に示す
。
(以下余白)
第2表
この表の結果から、実施例により求められた測定値とケ
ーブルのコンパウンドフローテストにより得られたシェ
リーコンパウンド滴下量との間には、明らかに相関関係
があることがわかる。
ーブルのコンパウンドフローテストにより得られたシェ
リーコンパウンド滴下量との間には、明らかに相関関係
があることがわかる。
したがって、シェリーコンパウンドの滴下性や流動性を
調べる場合には、従来は実際にコンパラウンドを充填し
たJFケーブルについてコンパウンドフローテストを行
なわなければならず、コストおよび時間が非常にかかっ
たが、実施例の方法を用いることにより費用がかからず
短時間でシェリーコンパウンドの滴下性等を判定するこ
とができる。
調べる場合には、従来は実際にコンパラウンドを充填し
たJFケーブルについてコンパウンドフローテストを行
なわなければならず、コストおよび時間が非常にかかっ
たが、実施例の方法を用いることにより費用がかからず
短時間でシェリーコンパウンドの滴下性等を判定するこ
とができる。
[発明の効果]
以上説明したように、本発明の方法によれば、シェリー
コンパウンドのようなグリース状の試料から分離した油
を、安価な器具を用いて視覚的にナンプル化して取り出
すことにより、油分離性を簡単に判定することができる
。
コンパウンドのようなグリース状の試料から分離した油
を、安価な器具を用いて視覚的にナンプル化して取り出
すことにより、油分離性を簡単に判定することができる
。
また本発明の方法による試験結果は、JFケーブルのコ
ンパウンドフローテストの結果との相関性が高く、実験
室でのシェリーコンパウンドの簡易滴下試験法として利
用することもできる。
ンパウンドフローテストの結果との相関性が高く、実験
室でのシェリーコンパウンドの簡易滴下試験法として利
用することもできる。
第1図は本発明の詳細な説明するための斜視図、第2図
はJFケーブルのコンパウンドフローテストの方法を示
すケーブルの正面図、第3図は従来の油分離性試験方法
を示す一部断面図である。 5・・・・・・・・・円筒状バイブ ロ・・・・・・・・・試料 8・・・・・・・・・油吸収紙 9・・・・・・・・・浸透した油 10・・・・・・・・・JFケーブル試料出願人
昭和電線電纜株式会社代理人弁理士 須 山 佐
− (ほか1名) 第2図 第3図
はJFケーブルのコンパウンドフローテストの方法を示
すケーブルの正面図、第3図は従来の油分離性試験方法
を示す一部断面図である。 5・・・・・・・・・円筒状バイブ ロ・・・・・・・・・試料 8・・・・・・・・・油吸収紙 9・・・・・・・・・浸透した油 10・・・・・・・・・JFケーブル試料出願人
昭和電線電纜株式会社代理人弁理士 須 山 佐
− (ほか1名) 第2図 第3図
Claims (1)
- (1)中空パイプ内に既知重量のグリース状試料を充填
し、この中空パイプをその下端を空間に水平に支持した
油吸収紙の上面に当接させて所定の温度雰囲気中に所定
の時間垂直に保持し、しかる後、前記試料から分離して
前記中空パイプ周囲の油吸収紙に浸透した油の面積を測
定することを特徴とする油分離性試験方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20571885A JPS6264953A (ja) | 1985-09-18 | 1985-09-18 | 油分離性試験方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20571885A JPS6264953A (ja) | 1985-09-18 | 1985-09-18 | 油分離性試験方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6264953A true JPS6264953A (ja) | 1987-03-24 |
Family
ID=16511535
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20571885A Pending JPS6264953A (ja) | 1985-09-18 | 1985-09-18 | 油分離性試験方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6264953A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102662042A (zh) * | 2012-05-17 | 2012-09-12 | 广东电网公司电力科学研究院 | 变压器油老化程度的测试装置及测试方法 |
JP2014190752A (ja) * | 2013-03-26 | 2014-10-06 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | 超微量グリース状物質の劣化評価方法 |
-
1985
- 1985-09-18 JP JP20571885A patent/JPS6264953A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102662042A (zh) * | 2012-05-17 | 2012-09-12 | 广东电网公司电力科学研究院 | 变压器油老化程度的测试装置及测试方法 |
CN102662042B (zh) * | 2012-05-17 | 2014-12-10 | 广东电网公司电力科学研究院 | 变压器油老化程度的测试装置及测试方法 |
JP2014190752A (ja) * | 2013-03-26 | 2014-10-06 | Tokyo Electric Power Co Inc:The | 超微量グリース状物質の劣化評価方法 |
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