JPS6264448A - 鋳造用砂型 - Google Patents
鋳造用砂型Info
- Publication number
- JPS6264448A JPS6264448A JP20390885A JP20390885A JPS6264448A JP S6264448 A JPS6264448 A JP S6264448A JP 20390885 A JP20390885 A JP 20390885A JP 20390885 A JP20390885 A JP 20390885A JP S6264448 A JPS6264448 A JP S6264448A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- casting
- sand
- microcapsules
- refrigerant
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Mold Materials And Core Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は鋳造用砂型の改良に係り、詳しくは冷媒を封
入したマイクロカプセルを利用して冷却能を付加した砂
型に関する。
入したマイクロカプセルを利用して冷却能を付加した砂
型に関する。
従来技術
vf鉄やアルミニウム合金等を砂型鋳造する場合、全槽
鋳造に比較して冷却が緩慢なため、鋳造品の結晶粒が粗
大となり、機械的性質も劣ることになる。また、局部的
厚肉部分に生じゃすい引巣を防止するために、押湯によ
る溶湯補給や冷し金によって局部的に冷却を促進させる
ことも行われているが、押湯をつけることは鋳造歩留り
の悪化を避けられず、一方冷し金の使用は作業工数を増
加させるばかりか、冷し金の管理を怠ると吹かれ等の欠
陥を誘発するという不利益もある。
鋳造に比較して冷却が緩慢なため、鋳造品の結晶粒が粗
大となり、機械的性質も劣ることになる。また、局部的
厚肉部分に生じゃすい引巣を防止するために、押湯によ
る溶湯補給や冷し金によって局部的に冷却を促進させる
ことも行われているが、押湯をつけることは鋳造歩留り
の悪化を避けられず、一方冷し金の使用は作業工数を増
加させるばかりか、冷し金の管理を怠ると吹かれ等の欠
陥を誘発するという不利益もある。
発明が解決しようとする問題点
上述のように砂型鋳造では、全体的又は局部的に冷却速
度を速めることが、鋳造品の品質向上や欠陥防止に役立
つものではあるが、未だ効率的な手段は発案されていな
い。
度を速めることが、鋳造品の品質向上や欠陥防止に役立
つものではあるが、未だ効率的な手段は発案されていな
い。
この発明は至極簡単な手段で鋳造用砂型に冷却能を付加
することを解決しようとする問題点とするものである。
することを解決しようとする問題点とするものである。
問題を解決するための手段
この発明は、冷媒(フレオン)を封入したマイクロカプ
セルの使用を基礎としている。かかるマイクロカプセル
が樹脂lζ添加され、火災の際その熱によってカプセル
が砲解し、フレオンなどの防炎又は防燃剤が放出される
という、摺造物の防火対策としての該マイクロカプセル
の利用は、たとえばIn5ulated Techno
logies Corp、 cy)商品名Phoeni
xの紹介和文として既刊文献C工業材料1985年3月
号)に所載されている。
セルの使用を基礎としている。かかるマイクロカプセル
が樹脂lζ添加され、火災の際その熱によってカプセル
が砲解し、フレオンなどの防炎又は防燃剤が放出される
という、摺造物の防火対策としての該マイクロカプセル
の利用は、たとえばIn5ulated Techno
logies Corp、 cy)商品名Phoeni
xの紹介和文として既刊文献C工業材料1985年3月
号)に所載されている。
この発明は、鋳型材又は塗型された塗型剤中に冷媒を封
入した焼失性マイクロカプセルを混入することである。
入した焼失性マイクロカプセルを混入することである。
該マイクロカプセルはポリウレタン樹脂、スチロール樹
脂又はユリア樹脂などからなる微粒子伏の殻体で、その
粒径は10〜50μmである。鋳造品の品質向上のため
に全体的に冷却能を付加する場合には、マイクロカプセ
ルを鋳型材に混入することが好ましく、厚肉部の局部的
な冷却能の付加には、該厚肉部に塗型されるめ型剤に混
入するか又は該厚肉部を構成する鋳型材の肌砂中に混入
するのが好適である。マイクロカプセルの混合割合は付
加される冷却能によって適宜選択されるが、混合全量に
対して10〜30容禎%程度である。これはマイクロカ
プセルの混合が多きに過ぎると型崩れを生ずる虞れがあ
るからである。
脂又はユリア樹脂などからなる微粒子伏の殻体で、その
粒径は10〜50μmである。鋳造品の品質向上のため
に全体的に冷却能を付加する場合には、マイクロカプセ
ルを鋳型材に混入することが好ましく、厚肉部の局部的
な冷却能の付加には、該厚肉部に塗型されるめ型剤に混
入するか又は該厚肉部を構成する鋳型材の肌砂中に混入
するのが好適である。マイクロカプセルの混合割合は付
加される冷却能によって適宜選択されるが、混合全量に
対して10〜30容禎%程度である。これはマイクロカ
プセルの混合が多きに過ぎると型崩れを生ずる虞れがあ
るからである。
なお、この発明は通常の砂型鋳造に用いられる鋳型だけ
でなく、たとえばプロセスやロストフオームプロセスの
鋳型にも適用でき、とくにプロセスの場合は@を型が減
圧されているので、蒸発した冷媒が情樺的に排出されろ
点でより好ましい。
でなく、たとえばプロセスやロストフオームプロセスの
鋳型にも適用でき、とくにプロセスの場合は@を型が減
圧されているので、蒸発した冷媒が情樺的に排出されろ
点でより好ましい。
作用
鋳型材又は塗型剤中に上記マイクロカプセルが混入され
て造型された鋳型に金属溶湯が注入されると、溶湯の熱
によりマイクロカプセルが鵬解焼失して封入されていた
冷媒が放出され、溶湯及び鋳型材から蒸発潜熱を奪いな
がら蒸発するので、溶湯は全体的又は局部的に冷却速度
が速められる。
て造型された鋳型に金属溶湯が注入されると、溶湯の熱
によりマイクロカプセルが鵬解焼失して封入されていた
冷媒が放出され、溶湯及び鋳型材から蒸発潜熱を奪いな
がら蒸発するので、溶湯は全体的又は局部的に冷却速度
が速められる。
発明の効果
この発明になる鋳造用砂型によれば、鋳込まれた金属溶
湯の冷却速度を巧みに速めることができるので、鋳鉄に
おいては黒鉛の微細化、また、アルミニウム合金では初
晶の晶出物(たとえば過共晶AJ−8i合金では初晶S
i 1の微細化を達成しえて機械的性質を向上させるこ
とができ、厚肉部に発生し易い引巣のような鋳造欠陥も
効果的に防止することができる。また、冷し金を不用と
することや押湯を廃止若しくは縮小しうろことも、修業
工数の低減、鋳造歩留りの向上など経済性の面ですぐれ
た効果をもたらすものである。
湯の冷却速度を巧みに速めることができるので、鋳鉄に
おいては黒鉛の微細化、また、アルミニウム合金では初
晶の晶出物(たとえば過共晶AJ−8i合金では初晶S
i 1の微細化を達成しえて機械的性質を向上させるこ
とができ、厚肉部に発生し易い引巣のような鋳造欠陥も
効果的に防止することができる。また、冷し金を不用と
することや押湯を廃止若しくは縮小しうろことも、修業
工数の低減、鋳造歩留りの向上など経済性の面ですぐれ
た効果をもたらすものである。
評価実験
実験はロストフオームプロセスで行い、鋳造金属にはA
A規格のA390を用いて840℃で鋳込み、凝固曲線
を観察するとともに初晶Siの大きさを比較した。実験
に用いた発泡ポリスチレン製焼失模型1は第1図に示し
た形状・寸法であって、表面に黒鉛系捨型剤を約21厚
さで刷毛塗りしたうえ珪砂2中に埋設されている。そし
て模型1の中間部3には感温部4を介してクロメルアル
メル線よりなる熱電対5.5′が配置され、図示しない
その遊端は定位差計式温度記録計に連結されている。
A規格のA390を用いて840℃で鋳込み、凝固曲線
を観察するとともに初晶Siの大きさを比較した。実験
に用いた発泡ポリスチレン製焼失模型1は第1図に示し
た形状・寸法であって、表面に黒鉛系捨型剤を約21厚
さで刷毛塗りしたうえ珪砂2中に埋設されている。そし
て模型1の中間部3には感温部4を介してクロメルアル
メル線よりなる熱電対5.5′が配置され、図示しない
その遊端は定位差計式温度記録計に連結されている。
実験例1は模贋1の上記中間部3を囲む珪砂2中に30
容債%のマイクロカプセル(Phoenix。
容債%のマイクロカプセル(Phoenix。
ff1PI−I−2A)を混合したものであり、実験例
2は上記中(16部3に塗布される塗型剤中に20容積
%のマイクロカプセルを混合したものである。比較例は
黒鉛系塗型剤で塗型された模型1を単に珪砂2中に埋設
しただけのものである。
2は上記中(16部3に塗布される塗型剤中に20容積
%のマイクロカプセルを混合したものである。比較例は
黒鉛系塗型剤で塗型された模型1を単に珪砂2中に埋設
しただけのものである。
A390合金の場合初晶Siの晶出温変は約680〜6
00’Cの間であって、この温度域での冷却速度を速め
ることによって初晶Siは微細化し、機械的性質が向上
するものである。第2図の凝固曲線から明らかなように
、上記温度域の冷却に要した時間は、比較例の85秒に
対して実験例1は75秒、実験例2は65秒であ−)た
。しかし実験例1は730〜630°Cの間が約2.5
秒で急冷されているので、相当量の初晶Siが良好に微
細化された。その様子は第3図の鏡逓組織を示す顕微鏡
写真中温3図Aにもつともよく現れており、実験例2の
場合を示す組冊写真第3図Bも比較例のそれを示す第3
図Cと比べれば、初晶3i がかなり微細化されている
のが読みとれろ。
00’Cの間であって、この温度域での冷却速度を速め
ることによって初晶Siは微細化し、機械的性質が向上
するものである。第2図の凝固曲線から明らかなように
、上記温度域の冷却に要した時間は、比較例の85秒に
対して実験例1は75秒、実験例2は65秒であ−)た
。しかし実験例1は730〜630°Cの間が約2.5
秒で急冷されているので、相当量の初晶Siが良好に微
細化された。その様子は第3図の鏡逓組織を示す顕微鏡
写真中温3図Aにもつともよく現れており、実験例2の
場合を示す組冊写真第3図Bも比較例のそれを示す第3
図Cと比べれば、初晶3i がかなり微細化されている
のが読みとれろ。
第1図は実験に用いたロスト=7オームプロセスの模型
及び鋳型を略示した正面図、第2図は実験結果を示す凝
固曲線図、第3図は実験結果の鋳造組繊を示才閉e鏡写
真で、Aは実験例1.Bは実験例2、Cは比較例を示す
。 箔 1 図 2 図
及び鋳型を略示した正面図、第2図は実験結果を示す凝
固曲線図、第3図は実験結果の鋳造組繊を示才閉e鏡写
真で、Aは実験例1.Bは実験例2、Cは比較例を示す
。 箔 1 図 2 図
Claims (1)
- 鋳型材又は塗型された塗型剤中に冷媒の封入された焼失
性マイクロカプセルを混入してなる鋳造用砂型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20390885A JPS6264448A (ja) | 1985-09-13 | 1985-09-13 | 鋳造用砂型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20390885A JPS6264448A (ja) | 1985-09-13 | 1985-09-13 | 鋳造用砂型 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6264448A true JPS6264448A (ja) | 1987-03-23 |
Family
ID=16481688
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20390885A Pending JPS6264448A (ja) | 1985-09-13 | 1985-09-13 | 鋳造用砂型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6264448A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016120521A (ja) * | 2014-12-25 | 2016-07-07 | アイシン精機株式会社 | 粉体離型剤及びその製造方法 |
CN108723293A (zh) * | 2017-04-24 | 2018-11-02 | 通用汽车环球科技运作有限责任公司 | 用于消除退化表皮的砂芯 |
-
1985
- 1985-09-13 JP JP20390885A patent/JPS6264448A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016120521A (ja) * | 2014-12-25 | 2016-07-07 | アイシン精機株式会社 | 粉体離型剤及びその製造方法 |
CN108723293A (zh) * | 2017-04-24 | 2018-11-02 | 通用汽车环球科技运作有限责任公司 | 用于消除退化表皮的砂芯 |
CN108723293B (zh) * | 2017-04-24 | 2020-10-16 | 通用汽车环球科技运作有限责任公司 | 砂型铸造装置及形成方法以及使用铸造装置的汽车部件 |
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