JPS6261783A - ライニング鋼板の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は、ライニング鋼板の製造方法に関するもので
ある。

〔従来技術とその問題点〕

鋼板の表面にステンレスなどのライニング材を被覆した
ライニング鋼板は、従来、アーク溶接によってライニン
グ材を鋼板に接合したり、爆薬の爆発力を利用した爆着
によってライニング材を鋼板に接合するなどの方法によ
り製造されている。

しかしながら、アーク溶接による方法では、ライニング
材および鋼板が高温にさらされるので、ライニング鋼板
の材質の劣化を生ずる問題があった。また、爆着による
方法では、製造できるライニング鋼板の形状に制限があ
る他、装置が大型化し、またその取扱いが容易でないと
いった問題があった。

〔発明の目的〕

この発明の目的は、上述の現状に鑑み、材質の劣化等が
ないライニング鋼板を容易に得ることができる、ライニ
ング鋼板の製造方法を提供することにある。

〔発明の概要〕

この発明のライニング鋼板の製造方法は、ライニング材
が重ねられた鋼板の面を前記ライニング材側から高周波
誘導コイルにより加熱して溶融し、そして、前記ライニ
ング材を加圧することによって、前記ライニング材を前
記鋼板の前記金融された面に接合することに特徴を有す
る。

〔発明の構成〕

以下、この発明のライニング鋼板の製造方法を図面に基
づき詳述する。

第１図は、この発明のライニング鋼板の製造方法の一実
施態様を示す説明図、第２図は、第１図のＡ−Ａ線断面
図である。

第１〜２図に訃いて、１は鋼板、２は鋼板１の上面ｌａ
上に重ねられたステンレスなトノライニング材、３はラ
イニング材２上に載置された加熱圧接子である。加熱圧
接子３は、内部水金されたＵ字状の角形銅管４の中央に
高周波吸収体を兼ねる圧接体５を配置した高周波誘導加
熱コイルからなっている。圧接体５はフェライトなどの
低磁気抵抗体からなり、その下面にセラミック等の電気
絶縁物からなる圧接面５ａが設けられており、そして、
その上面にバネ等の加圧手段６が取付けられている。

この実施態様の方法では、上記加熱圧接子３を用いてラ
イニング材２を鋼板１に接合してライニング鋼板を得る
ものである。すなわち、加熱圧接子３をライニング材２
上で移動しながら、誘導加熱によりライニング材２の上
から鋼板１の上面１ａを局部加熱して溶融する。それと
同時に加圧手段６によって圧接体５をライニング材２に
押付け、圧接体５の圧接面５ａによりライニング材２を
鋼板１の溶融された上面１ａに加圧し、ライニング材２
を上面１ａに接合する。そして、このような加熱圧接子
３によるライニング材２の接合を、鋼板１の上面１ａの
全面に亘って行なって、鋼板１の上面１ａの全面にライ
ニング材２が接合されたライニング鋼板を得る。

以上の例では、加熱圧接子３を用いて鋼板１上面１ａの
加熱溶融とライニング材２の加圧とを同時に行なわせる
場合を示したが、この発明はこれに限られず、誘導加熱
コイルによって鋼板１上面１ａを加熱溶融させたのち、
加圧ロールなどの別の加圧具を用いてライニング材２を
加圧させるようにしてもよい。また１、ライニング材２
は鋼板１に直接接合する場合を示したが、この発明は、
ＺｎＣｕ等のろう材を介してライニング材２を鋼板１に
接合する場合にも適用できる。さらに、ライニング材２
はステンレスに限られず、チタンなどの金１坂やテフロ
ンなどの樹脂シートであってもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したように、この発明では、誘導加熱により鋼
板の面を局部的に加熱溶融しなからライニング材を加圧
して、ライニング材を鋼板に接合するので、材質の劣化
等がないライニング鋼板を容易に得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の製造方法の一実施態様を示す説明
図、第２図は、第１図のＡ−Ａ線断面図である。図面に
おいて、 １・・鋼板、　　　　　　１ａ・・・上面、２・・ライ
ニング材、　　３・加熱圧接子、４・・・角形銅管、　
　　　５・・・圧接体、５ａ・・・圧接面５ａ１　６・
・・加圧手段。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ライニング材が重ねられた鋼板の面を前記ライニング材
   側から高周波誘導加熱コイルにより加熱して溶融し、そ
   して、前記ライニング材を加圧することによつて、前記
   ライニング材を前記鋼板の前記溶融された面に接合する
   ことを特徴とする、ライニング鋼板の製造方法。