JPS625921Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS625921Y2 JPS625921Y2 JP19875082U JP19875082U JPS625921Y2 JP S625921 Y2 JPS625921 Y2 JP S625921Y2 JP 19875082 U JP19875082 U JP 19875082U JP 19875082 U JP19875082 U JP 19875082U JP S625921 Y2 JPS625921 Y2 JP S625921Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reservoir chamber
- space
- inner cylinder
- power steering
- steering device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 18
- 239000006096 absorbing agent Substances 0.000 claims description 15
- 230000035939 shock Effects 0.000 claims description 15
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 3
- 238000013016 damping Methods 0.000 description 3
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 description 2
- 238000007789 sealing Methods 0.000 description 2
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000005429 filling process Methods 0.000 description 1
- -1 for example Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000005192 partition Methods 0.000 description 1
- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 1
- 230000009897 systematic effect Effects 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はシヨツクアブソーバに関し、更に詳し
くは内筒と該内筒の外方に間隔をおいて同心状に
配置される外筒とを備え、前記間隔の下部を液体
のリザーバ室としたタイプのシヨツクアブソーバ
であつて自動車のサスペンシヨンに配置されるシ
ヨツクアブソーバに関する。
くは内筒と該内筒の外方に間隔をおいて同心状に
配置される外筒とを備え、前記間隔の下部を液体
のリザーバ室としたタイプのシヨツクアブソーバ
であつて自動車のサスペンシヨンに配置されるシ
ヨツクアブソーバに関する。
前記タイプのシヨツクアブソーバのうち、リザ
ーバ室の上方の空間に加圧ガスを封入したもの
は、この加圧ガスによつてリザーバ室の液体、ピ
ストン及びピストンロツドに反力を与えているの
で、ピストンロツドの伸び時にピストンの下方の
液室内が負圧になると直ちにリザーバ室からこの
液室内へ液体が流入し、キヤビテーシヨンの発生
を防止できることになつて好ましい。
ーバ室の上方の空間に加圧ガスを封入したもの
は、この加圧ガスによつてリザーバ室の液体、ピ
ストン及びピストンロツドに反力を与えているの
で、ピストンロツドの伸び時にピストンの下方の
液室内が負圧になると直ちにリザーバ室からこの
液室内へ液体が流入し、キヤビテーシヨンの発生
を防止できることになつて好ましい。
しかし、前記加圧ガスは時間の経過につれて外
部へ漏れるようになるので、初期の性能の維持が
できなくなる。しかも、このいわゆるガス封入タ
イプのシヨツクアブソーバは非分解であるため加
圧ガスの漏れによつて性能が低下したときには、
新品と交換せざるを得ないの実情である。
部へ漏れるようになるので、初期の性能の維持が
できなくなる。しかも、このいわゆるガス封入タ
イプのシヨツクアブソーバは非分解であるため加
圧ガスの漏れによつて性能が低下したときには、
新品と交換せざるを得ないの実情である。
従つて、本考案の目的はガス封入タイプと同じ
く、液体、ピストン及びピストンロツドに反力を
及ぼすことができると共に、時間が経過しても性
能が低下しないシヨツクアブソーバを提供するこ
とにある。
く、液体、ピストン及びピストンロツドに反力を
及ぼすことができると共に、時間が経過しても性
能が低下しないシヨツクアブソーバを提供するこ
とにある。
本考案は内筒と該内筒の外方に間隔をおいて同
心状に配置される外筒とを備え、前記間隔の下部
を液体のリザーバ室としたシヨツクアブソーバで
あつて、前記リザーバ室内の液面上に、該液面に
追従して昇降可能に配置される環状のフリーピス
トンと、一端が該フリーピストンより上方で前記
間隔の上部の空間に連なり、他端が自動車のパワ
ーステアリング装置に連なる配管と、該配管中に
組み込まれ、前記パワーステアリング装置から前
記空間への圧油の供給、遮断をする切換弁とを含
む。
心状に配置される外筒とを備え、前記間隔の下部
を液体のリザーバ室としたシヨツクアブソーバで
あつて、前記リザーバ室内の液面上に、該液面に
追従して昇降可能に配置される環状のフリーピス
トンと、一端が該フリーピストンより上方で前記
間隔の上部の空間に連なり、他端が自動車のパワ
ーステアリング装置に連なる配管と、該配管中に
組み込まれ、前記パワーステアリング装置から前
記空間への圧油の供給、遮断をする切換弁とを含
む。
シヨツクアブソーバが相対変位しないときに
は、切換弁を遮断する。このときは、パワーステ
アリング装置は本来の機能のみを果す。次に、シ
ヨツクアブソーバが相対変位をするときは、切換
弁を連通する。この結果、フリーピストンを介し
てリザーバ室内の液体に圧力をかけることができ
る。
は、切換弁を遮断する。このときは、パワーステ
アリング装置は本来の機能のみを果す。次に、シ
ヨツクアブソーバが相対変位をするときは、切換
弁を連通する。この結果、フリーピストンを介し
てリザーバ室内の液体に圧力をかけることができ
る。
以下に、図面を参照して本考案の実施例につい
て説明する。
て説明する。
本考案は図に示すように、内筒10とこの内筒
10の外方に間隔をおいて同心状に配置される外
筒12とを備え、前記間隔の下部を油液のリザー
バ室14としたシヨツクアブソーバである。
10の外方に間隔をおいて同心状に配置される外
筒12とを備え、前記間隔の下部を油液のリザー
バ室14としたシヨツクアブソーバである。
内筒10と外筒12とはその上部でロツドガイ
ド16により、またその下部で底部材18及び底
キヤツプ20により相互の位置が保持される。更
に、ロツドガイド16はシール部材22を有する
リングキヤツプ24によつて保持される。
ド16により、またその下部で底部材18及び底
キヤツプ20により相互の位置が保持される。更
に、ロツドガイド16はシール部材22を有する
リングキヤツプ24によつて保持される。
内筒10の内部に、伸び時の減衰弁26と逆止
弁28とを備えるピストン30が滑動可能に配置
され、このピストン30にピストンロツド32の
下方の端部が連なつている。ピストンロツド32
の上方の端部はロツドガイド16及びリングナツ
ト24を通つて内筒10の外部へ突出している。
弁28とを備えるピストン30が滑動可能に配置
され、このピストン30にピストンロツド32の
下方の端部が連なつている。ピストンロツド32
の上方の端部はロツドガイド16及びリングナツ
ト24を通つて内筒10の外部へ突出している。
内筒10の底部に、縮み時の減衰弁34と逆止
弁36とを備える仕切部材38が配置され、内筒
10の内部を作動室40と、リザーバ室14に連
通する中間室42とに仕切つている。内筒10の
内部とリザーバ室14とには液体、例えば油が充
填される。
弁36とを備える仕切部材38が配置され、内筒
10の内部を作動室40と、リザーバ室14に連
通する中間室42とに仕切つている。内筒10の
内部とリザーバ室14とには液体、例えば油が充
填される。
リザーバ室14内の液面L上に、フリーピスト
ン44がこの液面に追従して昇降可能に配置され
る。このフリーピストン44は環状に形成され、
その内周面と外周面とにそれぞれシール部材46
を有する。液面L上にフリーピストン44を配置
した結果、このフリーピストン44の上方に、リ
ザーバ室14内の油から遮断された空間48が区
画される。
ン44がこの液面に追従して昇降可能に配置され
る。このフリーピストン44は環状に形成され、
その内周面と外周面とにそれぞれシール部材46
を有する。液面L上にフリーピストン44を配置
した結果、このフリーピストン44の上方に、リ
ザーバ室14内の油から遮断された空間48が区
画される。
配管50はその一端で前記空間48に連なり、
その他端でパワーステアリング装置52に連な
る。配管50が空間48に開口する位置はフリー
ピストン44の上方への移動限界位置より上方で
ある。この配管50によつて空間48へ圧油が供
給される。
その他端でパワーステアリング装置52に連な
る。配管50が空間48に開口する位置はフリー
ピストン44の上方への移動限界位置より上方で
ある。この配管50によつて空間48へ圧油が供
給される。
パワーステアリング装置52はポンプ54と、
往き配管56と、ステアリングギアボツクス58
と、戻り配管60と、リザーバタンク61とを備
える。図示の例では、配管50は往き配管56に
連通されると共に、この配管56にリリーフバル
ブ62が組み込まれている。
往き配管56と、ステアリングギアボツクス58
と、戻り配管60と、リザーバタンク61とを備
える。図示の例では、配管50は往き配管56に
連通されると共に、この配管56にリリーフバル
ブ62が組み込まれている。
この連結によれば、配管50を戻り配管60に
連通する場合よりも配管50中により高圧の圧油
が供給されることとなるので好ましい。すなわ
ち、従来のガス封入タイプのシヨツクアブソーバ
は加圧ガスの反力を利用して、キヤビテーシヨン
の発生を防止することを目的としたものであり、
この場合のキヤビテーシヨンの発生防止機能は圧
力が高い程高くなるからである。
連通する場合よりも配管50中により高圧の圧油
が供給されることとなるので好ましい。すなわ
ち、従来のガス封入タイプのシヨツクアブソーバ
は加圧ガスの反力を利用して、キヤビテーシヨン
の発生を防止することを目的としたものであり、
この場合のキヤビテーシヨンの発生防止機能は圧
力が高い程高くなるからである。
また、リリーフバルブ62を備えることによ
り、このリリーフバルブ62の設定圧力をポンプ
54に付属するリリーフバルブ(図示せず)の設
定圧力より、はるかに小さくしておくことができ
る。その結果、一方ではキヤビテーシヨンの発生
を抑止でき、他方では走行時のステアリング操舵
力を重くでき、走行時の安定性を増すことができ
る。
り、このリリーフバルブ62の設定圧力をポンプ
54に付属するリリーフバルブ(図示せず)の設
定圧力より、はるかに小さくしておくことができ
る。その結果、一方ではキヤビテーシヨンの発生
を抑止でき、他方では走行時のステアリング操舵
力を重くでき、走行時の安定性を増すことができ
る。
配管50中に切換弁64が組み込まれている。
この切換弁64は空間48とパワーステアリング
装置52との連通、遮断をする。切換弁64は図
示の例では電磁作動弁であり、例えば、自動車が
スピードメータ66に設定した速度に達したとき
には信号を切換弁64へ出力し、図示の「遮断」
から「連通」へ切り換えるようにする。あるい
は、手働操作により切換弁64を切り換えること
もできる。
この切換弁64は空間48とパワーステアリング
装置52との連通、遮断をする。切換弁64は図
示の例では電磁作動弁であり、例えば、自動車が
スピードメータ66に設定した速度に達したとき
には信号を切換弁64へ出力し、図示の「遮断」
から「連通」へ切り換えるようにする。あるい
は、手働操作により切換弁64を切り換えること
もできる。
配管68はロツドガイド16とピストンロツド
32との間のすきまを通つてロツドガイド16の
上側に出た油をリザーバ室14の下部へ戻す。一
般には前記すきまはかなり大きいので、この配管
68を設けるようにする。しかし、すきまの大き
さの程度によつては不要である。
32との間のすきまを通つてロツドガイド16の
上側に出た油をリザーバ室14の下部へ戻す。一
般には前記すきまはかなり大きいので、この配管
68を設けるようにする。しかし、すきまの大き
さの程度によつては不要である。
切換弁64が図示の「遮断」の状態にあるとき
には、パワーステアリング装置52は本来のステ
アリング機能のみをする。次に、切換弁64が
「連通」の状態になると、空間48内に圧油が供
給され、フリーピストン44を介してリザーバ室
14内の油に圧力が加わる。この結果、キヤビテ
ーシヨンの発生を防止する。また、操舵した場合
には、シヨツクアブソーバの内筒10とピストン
30との相対速度が高くなり、キヤビテーシヨン
が発生し易くなるが、この場合、往き配管56中
の圧力も高くなるので、操舵時のキヤビテーシヨ
ンの発生をも有効に防止することとなる。
には、パワーステアリング装置52は本来のステ
アリング機能のみをする。次に、切換弁64が
「連通」の状態になると、空間48内に圧油が供
給され、フリーピストン44を介してリザーバ室
14内の油に圧力が加わる。この結果、キヤビテ
ーシヨンの発生を防止する。また、操舵した場合
には、シヨツクアブソーバの内筒10とピストン
30との相対速度が高くなり、キヤビテーシヨン
が発生し易くなるが、この場合、往き配管56中
の圧力も高くなるので、操舵時のキヤビテーシヨ
ンの発生をも有効に防止することとなる。
本考案によれば、リザーバ室の上部の空間内に
圧油を供給することによつてキヤビテーシヨンの
発生を防止できる。その結果、シヨツクアブソー
バの減衰力が変動するようなことはない。また、
リザーバ室の上部に加圧ガスを封入するためのガ
ス封入設備を不要とし、シヨツクアブソーバ製作
時のガス封入工程をなくすことができる。更にま
た、経時につれて機能が低下することはない。更
にまた、液面上にフリーピストンが存在するの
で、液面の波立ちを防止でき、波立ちによる気泡
の発生も生じない。
圧油を供給することによつてキヤビテーシヨンの
発生を防止できる。その結果、シヨツクアブソー
バの減衰力が変動するようなことはない。また、
リザーバ室の上部に加圧ガスを封入するためのガ
ス封入設備を不要とし、シヨツクアブソーバ製作
時のガス封入工程をなくすことができる。更にま
た、経時につれて機能が低下することはない。更
にまた、液面上にフリーピストンが存在するの
で、液面の波立ちを防止でき、波立ちによる気泡
の発生も生じない。
図は本考案に係るシヨツクアブソーバの断面図
であり、配管及びパワーステアリング装置は系統
的な略図で示してある。 10:内筒、12:外筒、14:リザーバ室、
44:フリーピストン、48:空間、50:配
管、52:パワーステアリング装置、62:リリ
ーフバルブ。
であり、配管及びパワーステアリング装置は系統
的な略図で示してある。 10:内筒、12:外筒、14:リザーバ室、
44:フリーピストン、48:空間、50:配
管、52:パワーステアリング装置、62:リリ
ーフバルブ。
Claims (1)
- 内筒と該内筒の外方に間隔をおいて同心状に配
置される外筒とを備え、前記間隔の下部を油液の
リザーバ室としたシヨツクアブソーバであつて、
前記リザーバ室内の液面上に、該液面に追従して
昇降可能に配置される環状のフリーピストンと、
一端が該フリーピストンより上方で前記間隔の上
部の空間に連なり、他端が自動車のパワーステア
リング装置に連なる配管と、該配管中に組み込ま
れ、前記パワーステアリング装置から前記空間へ
の圧油の供給、遮断をする切換弁とを含む、シヨ
ツクアブソーバ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19875082U JPS59104804U (ja) | 1982-12-29 | 1982-12-29 | シヨツクアブソ−バ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19875082U JPS59104804U (ja) | 1982-12-29 | 1982-12-29 | シヨツクアブソ−バ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59104804U JPS59104804U (ja) | 1984-07-14 |
JPS625921Y2 true JPS625921Y2 (ja) | 1987-02-10 |
Family
ID=30424312
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19875082U Granted JPS59104804U (ja) | 1982-12-29 | 1982-12-29 | シヨツクアブソ−バ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59104804U (ja) |
-
1982
- 1982-12-29 JP JP19875082U patent/JPS59104804U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59104804U (ja) | 1984-07-14 |
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