JPS6256525A - サツカ−ロツド等用のカツプリングの製造方法 - Google Patents
サツカ−ロツド等用のカツプリングの製造方法Info
- Publication number
- JPS6256525A JPS6256525A JP19722785A JP19722785A JPS6256525A JP S6256525 A JPS6256525 A JP S6256525A JP 19722785 A JP19722785 A JP 19722785A JP 19722785 A JP19722785 A JP 19722785A JP S6256525 A JPS6256525 A JP S6256525A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- steel
- clad
- base material
- pipe
- coupling
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Heat Treatment Of Steel (AREA)
- Heat Treatment Of Articles (AREA)
- Non-Disconnectible Joints And Screw-Threaded Joints (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(イ)産業上の利用分野
本発明は、クラッド素管から耐食性のすぐれたサッカー
ロッドまたはポニーロノド(以下、サッカーロッド等と
いう)用のカンプリングの製造方法に関するものである
。
ロッドまたはポニーロノド(以下、サッカーロッド等と
いう)用のカンプリングの製造方法に関するものである
。
(ロ)従来技術
自噴しなくなった油井戸から原油を回収する技術は数種
類あるが、その1つに油井戸の底にポンプを降ろし、こ
のポンプを地上からの駆動力で動かして、原油を沸み出
す方法がある。その場合、地上から連結バー(サッカー
ロッド等とこれを接続するカップリング)暑油井戸の底
まで降ろ[〜、この連結バーを地上で上下に動かして、
井戸の底のポンプを動かす方法が一般に採用されている
。
類あるが、その1つに油井戸の底にポンプを降ろし、こ
のポンプを地上からの駆動力で動かして、原油を沸み出
す方法がある。その場合、地上から連結バー(サッカー
ロッド等とこれを接続するカップリング)暑油井戸の底
まで降ろ[〜、この連結バーを地上で上下に動かして、
井戸の底のポンプを動かす方法が一般に採用されている
。
油井戸は腐食性の雰囲気(co、、、H2S等)になっ
ている場合が多く、サッカーロッド等用のカップリング
を腐食し、破断トラプν等が発生し、生産性が低下する
。
ている場合が多く、サッカーロッド等用のカップリング
を腐食し、破断トラプν等が発生し、生産性が低下する
。
従来のサッカーロッド等用のカップリングはいずれも一
層であって、代表的には次のような材料からつくられて
いる。
層であって、代表的には次のような材料からつくられて
いる。
■ Al511045相当の通常の炭素鋼■ Al51
8630相当の低合金鋼 ■ ■または■の表面にNiとGr金合金溶射したもの 上記■および■の材料はH2S 、 GO2等の腐食雰
囲気が希薄な井戸では使用上問題ないが、腐食雰囲気下
では、腐食抑制剤(インヒビター)を油井戸に注入して
やらないと使用できない。インヒビターを使用すると、
コスト高になる。さらに、近年石油の二次回収技術とし
て、C02吹込み法が採用されることがあるが、この場
合にはCO2濃度が非常に高く腐食抑制剤を用いても上
記■または■の材料からなるカップリングは短時間で腐
食破断に至る。
8630相当の低合金鋼 ■ ■または■の表面にNiとGr金合金溶射したもの 上記■および■の材料はH2S 、 GO2等の腐食雰
囲気が希薄な井戸では使用上問題ないが、腐食雰囲気下
では、腐食抑制剤(インヒビター)を油井戸に注入して
やらないと使用できない。インヒビターを使用すると、
コスト高になる。さらに、近年石油の二次回収技術とし
て、C02吹込み法が採用されることがあるが、この場
合にはCO2濃度が非常に高く腐食抑制剤を用いても上
記■または■の材料からなるカップリングは短時間で腐
食破断に至る。
■の材料は溶射層が薄くサッカーロッド等と接続した場
合に母材部が露出し、腐食が進行する欠点がある。さら
に溶射層の硬度が通常HRC60前後と非常に高く、チ
ェーピングの内面の摩耗な増大させる欠点を有している
。
合に母材部が露出し、腐食が進行する欠点がある。さら
に溶射層の硬度が通常HRC60前後と非常に高く、チ
ェーピングの内面の摩耗な増大させる欠点を有している
。
e9 発明が解決しようとした問題点本発明が解決し
ようとした問題点は、耐食性にすぐれかつ使用される応
力条件に応じて任意の引張強度をもつサッカーロッド等
用のカップリングを製造する方法を得ることにある。
ようとした問題点は、耐食性にすぐれかつ使用される応
力条件に応じて任意の引張強度をもつサッカーロッド等
用のカップリングを製造する方法を得ることにある。
に)問題点を解決するための手段
本発明のサンカーロッド等用のカップリングの製造方法
は、普通炭素鋼または低合金鋼からなる鋼管を母材とし
、該母材外周にオーステナイト系ステンレス鋼またはオ
ーステナイトとフェライトとの2相ステンレス鋼からな
るクラッド材を被覆した所望寸法のクラッド素管を準備
すること、該クラッド素管に850〜1200℃の温度
で焼入れをすること、該焼入れ後のクラッド素管を70
0℃以下の温度で焼戻しをすること、該焼戻し後のクラ
ッド素管に所定の機械加工を施すことによって上記問題
点を解決している。
は、普通炭素鋼または低合金鋼からなる鋼管を母材とし
、該母材外周にオーステナイト系ステンレス鋼またはオ
ーステナイトとフェライトとの2相ステンレス鋼からな
るクラッド材を被覆した所望寸法のクラッド素管を準備
すること、該クラッド素管に850〜1200℃の温度
で焼入れをすること、該焼入れ後のクラッド素管を70
0℃以下の温度で焼戻しをすること、該焼戻し後のクラ
ッド素管に所定の機械加工を施すことによって上記問題
点を解決している。
前記クラッド素管のクラッド層厚み/母材外径の値を0
.02〜0.30に設定することが好ましい。
.02〜0.30に設定することが好ましい。
前記母材が普通炭素鋼または低合金鋼に細粒化元素を添
加したものであることが好ましい。
加したものであることが好ましい。
(ホ)実施例
本発明の方法を図面を参照して説明する。まず、第1図
に示すように、本発明の製造方法の第1工程1は、クラ
ッド素管を準備することである。クラッド素管は、普通
炭素鋼または低合金鋼からなる鋼管を母材とし、その外
周にオーステナイト系ステンレス鋼またはオーステナイ
トとフェライトとの2相ステンレス鋼からなるクラッド
材を被覆”したものからできている。
に示すように、本発明の製造方法の第1工程1は、クラ
ッド素管を準備することである。クラッド素管は、普通
炭素鋼または低合金鋼からなる鋼管を母材とし、その外
周にオーステナイト系ステンレス鋼またはオーステナイ
トとフェライトとの2相ステンレス鋼からなるクラッド
材を被覆”したものからできている。
母材は、普通炭素鋼または低合金鋼に細粒化元素(Ti
、Nb、V、Al、N )の全部または一部を添加し
たものが好ましい。細粒化元素を添加する目的は、焼入
れ時に母材の粗粒化を防止するとともに、焼入れ性を確
保することにある。
、Nb、V、Al、N )の全部または一部を添加し
たものが好ましい。細粒化元素を添加する目的は、焼入
れ時に母材の粗粒化を防止するとともに、焼入れ性を確
保することにある。
第2工程2として、クラッド素管を焼入れする。
この焼入れの目的はクラッド材のオーステナイト系ステ
ンレス鋼またはオーステナイトとフェライトとの2相ス
テンレス鋼を固溶化処理するとともに、母材部の通常炭
素鋼の強靭性を改善することである。焼入れ温度は固溶
化処理を十分行うために850〜1200℃の範囲にす
る。
ンレス鋼またはオーステナイトとフェライトとの2相ス
テンレス鋼を固溶化処理するとともに、母材部の通常炭
素鋼の強靭性を改善することである。焼入れ温度は固溶
化処理を十分行うために850〜1200℃の範囲にす
る。
第3工程3として、焼入れ後のクラッド素管を焼戻しす
る。この焼戻しの目的は、母材の炭素鋼または低合金鋼
の強度を使用応力条件に応じた強度(引張強度60〜i
401cyf/yua” )に調整することにある。
る。この焼戻しの目的は、母材の炭素鋼または低合金鋼
の強度を使用応力条件に応じた強度(引張強度60〜i
401cyf/yua” )に調整することにある。
ただし、クラッド材のオーステナイト系ステンレス鋼が
粒間腐食を起さないように、焼戻し温度は700℃以下
にする。例えば、クラッド材にSUS 304L母材に
JIS 53OC材を使用した場合、クランド材が粒界
腐食を起さずかつ焼入れした母材の引張強度を60〜1
40 kyf/rran2に調節するためには、焼戻し
温度を400〜700℃にする。
粒間腐食を起さないように、焼戻し温度は700℃以下
にする。例えば、クラッド材にSUS 304L母材に
JIS 53OC材を使用した場合、クランド材が粒界
腐食を起さずかつ焼入れした母材の引張強度を60〜1
40 kyf/rran2に調節するためには、焼戻し
温度を400〜700℃にする。
第4工程4として、焼戻し後のクラッド素管に所定の機
械加工を施す。この機械加工は、第2図に示すように、
クラッド素管の外面、内面加工およびねじ切り等を行う
。
械加工を施す。この機械加工は、第2図に示すように、
クラッド素管の外面、内面加工およびねじ切り等を行う
。
サツカーロクド等用カップリングの外周を覆りているク
ラシト材の厚みtcは、第3図に示すように、サッカー
ロッド等10にカップリング20を接続したとき、カッ
プリング20のオーステナイト系ステンレス鋼またはオ
ーステナイトとフェライトとの2相ステンレス鋼のクラ
ッド層22がサッカーロッド10の端面11と十分に接
触し、カップリング20が井戸の腐食性雰囲気で腐食し
ないだけの厚みを有する構造にする。クラッド層厚み(
te)/母材外径(tm)の値を0.02〜0.30に
設定する。カップリング20の端面21が腐食すると、
この腐食した部分より腐食性の外気が継手内部に侵入す
る。その場合、継手内部のねじ部分からサッカーロッド
等10またはカップリング20が破断するなどのトラブ
ルを往々にして起す。
ラシト材の厚みtcは、第3図に示すように、サッカー
ロッド等10にカップリング20を接続したとき、カッ
プリング20のオーステナイト系ステンレス鋼またはオ
ーステナイトとフェライトとの2相ステンレス鋼のクラ
ッド層22がサッカーロッド10の端面11と十分に接
触し、カップリング20が井戸の腐食性雰囲気で腐食し
ないだけの厚みを有する構造にする。クラッド層厚み(
te)/母材外径(tm)の値を0.02〜0.30に
設定する。カップリング20の端面21が腐食すると、
この腐食した部分より腐食性の外気が継手内部に侵入す
る。その場合、継手内部のねじ部分からサッカーロッド
等10またはカップリング20が破断するなどのトラブ
ルを往々にして起す。
これらのことを考慮に入れて肉厚比が決定された。
(へ)効果
本発明の方法によれば、耐食性にすぐれかつ任意の引張
強度をもつ安価なサッカーロッド等用カップリングを能
率よく製造することができる。
強度をもつ安価なサッカーロッド等用カップリングを能
率よく製造することができる。
第1図は本発明の方法の工程説明図。第2図は本発明の
方法によって製造されたサッカーロッド等用のカップリ
ングめ縦断面図。第3図はす・ソカーロンド等とカッ−
プリングとの結合状態を示す部分縦断面図。 10:サッカーロッド等 20:カップリング 11.21:端面 22:クラッド層
方法によって製造されたサッカーロッド等用のカップリ
ングめ縦断面図。第3図はす・ソカーロンド等とカッ−
プリングとの結合状態を示す部分縦断面図。 10:サッカーロッド等 20:カップリング 11.21:端面 22:クラッド層
Claims (3)
- (1)普通炭素鋼または低合金鋼からなる鋼管を母材と
し、該母材外周にオーステナイト系ステンレス鋼または
オーステナイトとフェライトとの2相ステンレス鋼から
なるクラッド材を被覆した所望寸法のクラッド素管を準
備すること、該クラッド素管に850〜1200℃の温
度で焼入れをすること、該焼入れ後のクラッド素管を7
00℃以下の温度で焼戻しをすること、該焼戻し後のク
ラッド素管に所定の機械加工を施すことからなるサッカ
ーロッド等用のカップリングの製造方法。 - (2)前記クラッド素管のクラッド層厚み/母材外径の
値を0.02〜0.3に設定することを特徴とした特許
請求の範囲第(1)項に記載の方法。 - (3)前記母材が普通炭素鋼または低合金鋼に細粒化元
素を添加した合金からなることを特徴とした特許請求の
範囲第(1)項に記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19722785A JPS6256525A (ja) | 1985-09-06 | 1985-09-06 | サツカ−ロツド等用のカツプリングの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19722785A JPS6256525A (ja) | 1985-09-06 | 1985-09-06 | サツカ−ロツド等用のカツプリングの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6256525A true JPS6256525A (ja) | 1987-03-12 |
Family
ID=16370953
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19722785A Pending JPS6256525A (ja) | 1985-09-06 | 1985-09-06 | サツカ−ロツド等用のカツプリングの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6256525A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5334268A (en) * | 1992-12-17 | 1994-08-02 | Ltv Energy Products Co. | Method of producing high strength sucker rod coupling |
JP2010540812A (ja) * | 2007-10-08 | 2010-12-24 | ヘイル,ジョン・ティー | 磁気的に流体を処理するための方法、装置、および磁石 |
-
1985
- 1985-09-06 JP JP19722785A patent/JPS6256525A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5334268A (en) * | 1992-12-17 | 1994-08-02 | Ltv Energy Products Co. | Method of producing high strength sucker rod coupling |
US5405461A (en) * | 1992-12-17 | 1995-04-11 | Continental Emsco Company | Method of producing high Strength sucker rod coupling |
US5405457A (en) * | 1992-12-17 | 1995-04-11 | Continental Emsco Company | High strength sucker rod coupling |
JP2010540812A (ja) * | 2007-10-08 | 2010-12-24 | ヘイル,ジョン・ティー | 磁気的に流体を処理するための方法、装置、および磁石 |
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