JPS6250381A - 蓄冷剤 - Google Patents
蓄冷剤Info
- Publication number
- JPS6250381A JPS6250381A JP60188423A JP18842385A JPS6250381A JP S6250381 A JPS6250381 A JP S6250381A JP 60188423 A JP60188423 A JP 60188423A JP 18842385 A JP18842385 A JP 18842385A JP S6250381 A JPS6250381 A JP S6250381A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- agent
- cold
- freezing point
- cold storage
- clathrate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、蓄冷剤、特にガスクラスレートを利用した蓄
冷剤であって、ガスクラスレートの臨界分解温度を低下
させ得る蓄冷剤に関する。
冷剤であって、ガスクラスレートの臨界分解温度を低下
させ得る蓄冷剤に関する。
(従来の技術)
現在、省エネルギーの観点から蓄冷法の研究が実用化を
自相して行われており、これらの蓄冷法の一つとしてガ
スクラスレートを利用する方法が考えられている。
自相して行われており、これらの蓄冷法の一つとしてガ
スクラスレートを利用する方法が考えられている。
クラスレートとは、「原子または分子が結合してできた
三次元構造の内部に適当な大きさの空孔があってその中
に他の原子または分子が入り込んで特定の結晶構造を形
成する物質」とされている。三次元構造の骨組をつくる
物質は、ホストと呼ばれ、一般的には水が用いられ、ま
た、骨組の中に取シ込まれる物質はゲストと呼ばれ、メ
タン、エタン、フロンくン等の炭化水素類やフロンR1
1(Co/sF) 、フロンR12(00/、7重)、
フロンR21(ORCI/mI’)等のフロン類が用い
られる。特にゲストがガス状物質であるクラスレートを
ガスクラスレートと呼んでいる。
三次元構造の内部に適当な大きさの空孔があってその中
に他の原子または分子が入り込んで特定の結晶構造を形
成する物質」とされている。三次元構造の骨組をつくる
物質は、ホストと呼ばれ、一般的には水が用いられ、ま
た、骨組の中に取シ込まれる物質はゲストと呼ばれ、メ
タン、エタン、フロンくン等の炭化水素類やフロンR1
1(Co/sF) 、フロンR12(00/、7重)、
フロンR21(ORCI/mI’)等のフロン類が用い
られる。特にゲストがガス状物質であるクラスレートを
ガスクラスレートと呼んでいる。
ガスクラスレートを蓄冷に利用すると、氷と同程度の蓄
冷’4flr、があること、水とガスクラスレートとの
混合物(スラリー)は、氷より伝熱特性が良いこと等多
くのメリットが期待できる。
冷’4flr、があること、水とガスクラスレートとの
混合物(スラリー)は、氷より伝熱特性が良いこと等多
くのメリットが期待できる。
(発明が解決しようとする問題点)
ホスト剤が水、ゲスト剤がフロンR12,70ンR22
(CHO/F、)あるいはフロンR31(every)
であるガスクラスレートは、蓄冷温度範囲におけるその
生成分解時の圧力が比較的大気圧に近いことから有望視
されているが、それらの臨界分解温度(ガスクラスレー
トが全てホスト剤とゲスト剤に分解する時の温度)が1
1.81:、、16.5℃、178℃と蓄冷温度範囲よ
り高くなっているために、蓄冷効率を低下させる原因と
なっている。
(CHO/F、)あるいはフロンR31(every)
であるガスクラスレートは、蓄冷温度範囲におけるその
生成分解時の圧力が比較的大気圧に近いことから有望視
されているが、それらの臨界分解温度(ガスクラスレー
トが全てホスト剤とゲスト剤に分解する時の温度)が1
1.81:、、16.5℃、178℃と蓄冷温度範囲よ
り高くなっているために、蓄冷効率を低下させる原因と
なっている。
本発明は、上記問題点に対処するために、ガスクラスレ
ートの臨界分解温度を蓄冷温度範囲内にまで下げ得る蓄
冷剤を提供することKより、蓄冷装置の蓄冷効率を上昇
させようとするものである。
ートの臨界分解温度を蓄冷温度範囲内にまで下げ得る蓄
冷剤を提供することKより、蓄冷装置の蓄冷効率を上昇
させようとするものである。
(問題点を解決するための手段)
本発明は、ゲスト剤とホスト剤とからなり、冷却するこ
とKよシガスクラスレートを生成する蓄冷剤において、
前記ホスト剤の凝固点を降下させる凝固点降下剤を混入
したことを特徴とする蓄冷剤に関する。
とKよシガスクラスレートを生成する蓄冷剤において、
前記ホスト剤の凝固点を降下させる凝固点降下剤を混入
したことを特徴とする蓄冷剤に関する。
そして本発明は、ホスト剤が水、ゲスト剤がフロンR1
2,フロンR22,フロンR31、a[点111下剤が
メタノール、エタノール、食塩等であることを好ましい
実施態様とするものである。
2,フロンR22,フロンR31、a[点111下剤が
メタノール、エタノール、食塩等であることを好ましい
実施態様とするものである。
第1図は本発明蓄冷剤を用いた蓄冷装L’tの一例を示
す図である。
す図である。
蓄冷時には蓄冷槽1内のホスト剤の凝固点降下剤2を含
むホスト剤3を冷熱源または冷凍機4により所定の温度
まで冷却する。そして蓄冷槽内にガス状のゲスト剤5を
導入しガスクラスレートを生成させる。
むホスト剤3を冷熱源または冷凍機4により所定の温度
まで冷却する。そして蓄冷槽内にガス状のゲスト剤5を
導入しガスクラスレートを生成させる。
ホスト剤3が水、ゲスト剤5がフロンR12゜フロンR
22,あるいはフロンR31のとOH1凝固点降下剤2
はメタノール、エタノールあるいは食塩等が好ましい。
22,あるいはフロンR31のとOH1凝固点降下剤2
はメタノール、エタノールあるいは食塩等が好ましい。
そして放冷時には、冷房用媒体6を蓄冷槽1内に循環さ
せることによシ冷熱をとり出し、ガスクラスレートを分
解し、ゲスト剤はガス状でライン7から取り出す。
せることによシ冷熱をとり出し、ガスクラスレートを分
解し、ゲスト剤はガス状でライン7から取り出す。
(作用)
ホスト剤に水、ゲスト剤にフロンR12、ホスト剤の凝
固点降下剤に食塩を例として説明する。
固点降下剤に食塩を例として説明する。
第2図は、水とフロンR12の相平衡図である。図中、
データ1は食塩を混入しない場合のガスクラスレート生
成線でありデータ2,3.4は食塩を混入した場合で、
データ2が6%食塩水、1データ3が10%食塩水、デ
ータ4が13%食塩水である。このように食塩濃度を増
加させると、ガスクラスレート生成線は左方へ移動し、
ガスクラスレート生成線とゲスト剤の凝縮線の交差する
点の温度である臨界分解温度は低下する。
データ1は食塩を混入しない場合のガスクラスレート生
成線でありデータ2,3.4は食塩を混入した場合で、
データ2が6%食塩水、1データ3が10%食塩水、デ
ータ4が13%食塩水である。このように食塩濃度を増
加させると、ガスクラスレート生成線は左方へ移動し、
ガスクラスレート生成線とゲスト剤の凝縮線の交差する
点の温度である臨界分解温度は低下する。
本発明者らの研究によれば、凝固点降下剤として食塩の
代りに、メタノール、エタノールを用いても上記と同様
の作用を得ることができることを確認している。
代りに、メタノール、エタノールを用いても上記と同様
の作用を得ることができることを確認している。
(発明の効果)
ホスト剤に水、ゲスト剤にフロンR12,70ンR22
,あるいはフロンR31等から生成するガスクラスレー
トを蓄冷剤として利用する場合に、凝固点降下剤例えば
メタノール、エタノールあるいは食塩等を混入すること
により、臨界分解温度が低下し、ガスクラスレートの生
成により蓄えられた冷熱か蓄冷温度@回内で全て利用が
可能となり、蓄冷効率が上昇する。
,あるいはフロンR31等から生成するガスクラスレー
トを蓄冷剤として利用する場合に、凝固点降下剤例えば
メタノール、エタノールあるいは食塩等を混入すること
により、臨界分解温度が低下し、ガスクラスレートの生
成により蓄えられた冷熱か蓄冷温度@回内で全て利用が
可能となり、蓄冷効率が上昇する。
第1図は本発明蓄冷剤を用いた蓄冷装置の一例を示す図
、第2図は本発明の詳細な説明するための図表である。 復代理人 内 1) 明 復代理人 萩 原 亮 − 復代理人 安 西 篤 夫 第2図 温度(’/T) X Iθθθ
、第2図は本発明の詳細な説明するための図表である。 復代理人 内 1) 明 復代理人 萩 原 亮 − 復代理人 安 西 篤 夫 第2図 温度(’/T) X Iθθθ
Claims (2)
- (1)ゲスト剤とホスト剤とからなり、冷却することに
よりガスクラスレートを生成する蓄冷剤において、前記
ホスト剤の凝固点を降下させる凝固点降下剤を混入した
ことを特徴とする蓄冷剤。 - (2)ゲスト剤がフロンR12、フロンR22、フロン
R31、ホスト剤が水、凝固点降下剤がメタノール、エ
タノール、食塩等であることを特徴とする特許請求の範
囲(1)項記載の蓄冷剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60188423A JPS6250381A (ja) | 1985-08-29 | 1985-08-29 | 蓄冷剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60188423A JPS6250381A (ja) | 1985-08-29 | 1985-08-29 | 蓄冷剤 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6250381A true JPS6250381A (ja) | 1987-03-05 |
JPH0530877B2 JPH0530877B2 (ja) | 1993-05-11 |
Family
ID=16223405
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60188423A Granted JPS6250381A (ja) | 1985-08-29 | 1985-08-29 | 蓄冷剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6250381A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1993004139A1 (en) * | 1991-08-27 | 1993-03-04 | Allied-Signal Inc. | Improved thermal energy storage system and process for thermal energy storage and transfer |
WO2001073933A1 (fr) * | 2000-03-27 | 2001-10-04 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Convertisseur a une seule phase, convertisseur et dispositif pour cycle de refrigeration |
JP2013028672A (ja) * | 2011-07-27 | 2013-02-07 | Daikin Industries Ltd | フルオロプロペンを含むクラスレート水和物 |
-
1985
- 1985-08-29 JP JP60188423A patent/JPS6250381A/ja active Granted
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1993004139A1 (en) * | 1991-08-27 | 1993-03-04 | Allied-Signal Inc. | Improved thermal energy storage system and process for thermal energy storage and transfer |
WO2001073933A1 (fr) * | 2000-03-27 | 2001-10-04 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | Convertisseur a une seule phase, convertisseur et dispositif pour cycle de refrigeration |
JP2013028672A (ja) * | 2011-07-27 | 2013-02-07 | Daikin Industries Ltd | フルオロプロペンを含むクラスレート水和物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0530877B2 (ja) | 1993-05-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |