JPS62502284A - 抗原的に活性な蛋白質及び淋病の診断におけるその使用 - Google Patents
抗原的に活性な蛋白質及び淋病の診断におけるその使用Info
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- JPS62502284A JPS62502284A JP50171386A JP50171386A JPS62502284A JP S62502284 A JPS62502284 A JP S62502284A JP 50171386 A JP50171386 A JP 50171386A JP 50171386 A JP50171386 A JP 50171386A JP S62502284 A JPS62502284 A JP S62502284A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
抗原的に活性な 白質及び淋病の診断におけるその発明の背景
1、発明の分野
本発明は淋菌(Neisseria gonorrhoeae )から抽出しう
る抗原的に活性な蛋白質及びヒト患者の臨床的淋病の診断法でのその使用に関す
る。
2、従来技術の説明
淋病の原因物質は淋菌(Neisseria onorrhoeae )である
。
ナイセリア属は粘膜細胞にくっつく双球菌である。S菌及び流行性小脳を髄熱と
しても知られている髄膜炎菌性髄膜炎の病原である&i膜炎菌(N、menin
1tidis)の2種が重要な病原物質である。その属には他の非病原性の種
もある。
特に女性において淋病の診断はいつも簡単に行われるわけではなく、細胞株の検
査や蛍光抗体法を用いても信頼できる結果は得られない。
N、J、ParSOnSら(Jorunal of General Hico
biology IHt 。
523〜527 (1980))は淋菌株の免疫型の多様性の評価を試みた。
評価した21株で、少なくとも8個の異なる免疫型があると思われた。従って、
淋菌の診断の改良における問題は臨床的に最も多い株に対して共通の抗原又は抗
体を見出すことである。
粘膜組織に侵入する淋菌に、食作用によりそれらを殺そうとする白血球が迅速に
くっつく。しかしながら、淋菌のいくらかは食細胞の細胞内で生存し増殖する。
食細胞による殺菌作用に抵抗する淋菌のこの能力に関する決定因子を同定するた
めに、数年間、英国のバーミンガム大学で研究が続けられた。最初、食細胞によ
る細菌作用に対するこの抵抗性には毛状化の程度(細菌細胞表面の毛状のパイル
の量)が関係すると思われた。
次に、ヒトの食IIB胞による細菌作用に対する淋菌884株(寒天)の抵抗性
の決定因子は毛ではなく、精製した外層膜小胞(outer membrane
vesicle、 OM V )中にあることが示された。
この結論は、OMVはBS4 (寒天)株の全体の生存した淋菌に対する抗血清
を中和し、このことによりヒトの食細胞による細胞内での殺菌作用に対するこの
株の抵抗性を破壊すること:及びBS4 (寒天)株のIB胞内の抵抗性を同様
に破壊する、OM Vに対する抗血清の能力(II、 J、 parsonsら
、Journal ofGeneral Hicrobioloay 127.
103〜112 (1981)参照)に基いて得た。BS4 (寒天)から精製
したOMV中の3つの蛋白質A。
B及びCは食ill胞による殺菌作用に対する抵抗性に関係すると考えられた。
何故ならば、それらは非常に近い関係にある食細胞感受性株、B55HからのO
MV中には存在しなかったからである( N、J、ParsonSら、Jour
nal of General Hicrobiology128 、3077
〜3081 (1982) ) 、 3ツ(7)蛋白質の分子量は約35゜47
及び74kDa Iであった。
本明細露中で参照するBS4株は、ヒト食I胞による殺菌作用に耐性である。こ
れは実験変株BS(にe++ogg2型、小コロニー形成、毛状)から、食18
胞中で生存し増殖する淋菌を選択し、これら淋菌のコロニーを増殖させ、モルモ
ットの皮下に移植したプラスチックのチャンバー内を4回通過させ、次に寒天上
の最小培養で増殖させることにより得た。BS4は以前より英国のバーミンガム
大学微生物学教室のH,5w1th教授から入手でき、培養が研究者に提供され
てきた。菌株の長期間の利用を確実にするために、特許手続上の微生物寄託の国
際的承認に関するブタベスト条約に基き、1985年10月 7日に、Nati
onal Cotlection of Type Cu1tures、175
Co11ndale Avenue、London。
8149 SIT 、英国にこの菌株が寄託されている。寄託番号はNCT C
11922である。
本明細書中で言及する株B55Hはヒト食細胞による殺菌作用に対し感受性であ
る。これは、同じ実験苗株BSから食細胞で殺される淋菌(これらは大多数を占
め、単一のハイライトとして知られている光学的特性によりg Hできる。生存
様は2つのハイライトを示した。)を選択し、寒天上でコロニーを増殖させるこ
とにより得た。
最近、J、 G、 Cannonらは、「5arkosyl J (表面活性剤
)又は酢酸リチウムを用いて淋菌から外層膜画分を抽出し、両分に対するハイブ
リドーマを作った(Infection and Immunity 43.
994〜999 (1984))。モノクローナル抗体「H8」は病原性のナイ
セリア種、淋菌、髄膜炎菌及びN、 IaCtamteaには結合するが、非病
原性のナイセイア種には結合しなかった。H8抗体は分子量約20kDalの外
膜蛋白質に結合することが示された。
R1111旦」Ll
本発明者らは、食細胞耐性株BS4の外層膜小胞から蛋白質様物質を単離し、そ
れが食細胞耐性生物に対する抗血清と強く反応することを示した。
本発明の目的のため、該蛋白質様物質はヒト食細胞による殺菌作用に対し耐性の
淋菌884株(NCTC11922)が得られるものと定義され得、前記蛋白質
様物質はpH9,5のコール酸ナトリウム10g#水溶液バッファ中で外層膜小
胞(OMV)を抽出し、未溶解のOMVを除去し、抽出物を分画化し、相対分子
量約20kDa lで食細胞殺菌作用に耐性の淋菌の834株に対する抗血清を
中和する蛋白質様物質からなる(それのみからなる又はそれを含む)画分を選択
することにより得られる(しかし必ずしもそうして得る必要はない)。これは蛋
白質様物質自体の定義であり、実際どのようにして得るかには無関係であり、例
えばコール酸ナトリウムとは異なる表面活性物質による抽出により得てもよい。
実際、この物質は相対分子量約20kDa lの、BS4に対する抗血清を中和
する884株の蛋白質であると定義するのが適当であると考えられる。
上記に定義した蛋白質様物質は臨床的な淋病の診断のための免疫テストにおいて
抗原的に活性な成分として有用である。
(本発明の目的では該疾患に伴う症状を与える淋菌による全ての感染を臨床的な
淋病とみなす)。テストでは患者の血清と蛋白質様物質との反応により、全く疑
陽性又は疑陽性なしに、臨床的な淋病患者からの血清が非常に高度に特異的に中
和されることが示された。
従って、本発明はヒトの臨床的淋病のアッセイ法も提供し、その方法は(1)ヒ
ト患者の体液からの、淋菌又は淋菌に対する抗体を含有していることが疑われる
サンプルを、 (a)上述の蛋白質様物と、又は(b)前記蛋白質様物質に対す
る抗体と共にそれぞれインキュベートし、■蛋白質様物質と抗体との間の中和が
起ったかどうかを検出することからなる。好ましくはELISAを使う。
もちろん本発明はこのような診断法に使用するキットも含んでおり、このキット
は1つの成分としての(a)蛋白質様物質又は(b)それに対する抗体及び第2
成分としての、通常は不溶化した、標識抗体からなる。キットには同相として又
は標識等と共に使用する物質、例えばEIA、蛍光又はPTA診断キット中に通
常に存在する任意の物質を含んでもよい。
・本発明の驚くべき点は、蛋白質様物質は多くの異なる患者からの血清と相互作
用し、誤った読み取りはなかったということである。このことは、20kDa
lの蛋白質は淋菌の多くの異なる株に対し共通の抗原であり、単にBS4に特異
的な抗原であるばかりではないことを示している。この共通の抗原性は予想でき
なかった。
更に、疑陽性が発生しないので、20kDa lの蛋白質はuiIi!炎菌には
共通のものではありえない。髄膜炎菌に対する抗体は髄膜炎の症状を示さない多
くの人々が保有しており、従って髄膜炎菌に対する抗体は本発明の蛋白質様物質
を用いて淋菌のテストを行った対照群の患者にも存在したことが予想される。対
照群はこのような相互作用を示さなかったので、20kDa lの蛋白質は淋菌
に特異的であると考えられる。従って、上記のCannonらのゲル上に載置し
た20kDa Iの蛋白質とは異なっていることを示しているものであり、これ
はこの20kDa lの蛋白質に対するモノクローナル抗体が淋菌と同様に髄膜
炎菌とも相互作用したからで第1図はコール酸塩抽出物の分画化で得た蛋白質の
量の測定値とその物質とに関するグラフを表わし、第2図はOM V 、コール
酸ナトリウム抽出物及びコール酸ナトリウム抽出物の種々の画分の5レーンでの
5DS−PAGE蛋白質様物質を含む好ましく選択された両分を本明a@中で以
後は1bと表わし、これはゲルー過によるコール酸塩抽出物の連続的分画化にお
いて279nn+でのUv吸収ピークの低分子量側に肩部を示す画分と定義され
る。画分1bは、所望の20kDa Iの生成物と同様に約35kDa l及び
60kDa lの蛋白質及びリポポリサッカライドを含んでいる。20kDa
lの生成物はゲル濾過、及び必要であればイオン交換により更に精製することが
出来、従って本発明には同様に抗血清中和活性を示すこのように更に精製した画
分1b及び画分1bの成分も包含する。
20kDa Iの蛋白質のみが食1胞による殺菌作用に耐性の抗原を含むことが
示されているので、他の蛋白質を除外し、このような他の蛋白質が全蛋白質様物
質のく例えば)5又は10重量%以上にならないようにすることが好ましく、こ
れはゲル濾過(1回又は数回)により達成しうる。
蛋白質様物質又はそれに対する抗体は淋病の診断の任意の便利なアッセイ(検出
又は測定)法に使用しうる。蛋白質様物質を同相抗原として用いてサンドイッチ
アッセイを行なうのが便利であるが、勿論競合及び阻害アッセイとしてもよい。
ホースラディツシュのパーオキシダーゼ又はアルカリホスファターゼのようなこ
のような目的に普通使用される任意の酵素で標識するのが好ましいが、適当な場
合には放射活性標識や蛍光標識も可能である。
例えば、マウスのミエローマ細胞のようなミエローマとマウスの牌細胞を融合す
るような現在よく知られている方法により、本発明の蛋白質様物質に対するモノ
クローナル抗体が製造できる。淋菌由来のバイプリドーマは新規ではないが、本
発明の蛋白質様物質に対する抗体を分泌するハイブリドーマは新規であると考え
られ、それらは本発明の一部分である。もちろん、このようなハイブリドーマは
、例えばウェスターンブロッティングにより所望の抗体を検出するために本発明
の蛋白質様物質を用いる通常のスクリーニング法により容易に得られる。
本発明アッセイの好ましい形態はサンドイッチアッセイであり、この方法では、
蛋白質様物質又はそれに対する抗体を不溶化し、液体サンプルと共にインキュベ
ートした後に、相互作用の生成物を標識した抗ヒトイムノグロブリンと共にイン
キュベートし、非結合ラベルを不溶性物質から分離し、全ての標識不溶性物質を
検出又は測定する。サンドイッチアッセイを下記に図示する。
(PR=上記に定義した蛋白質様物質、MCA−マウスで生成したそれに対する
モノクローナル抗体、。−酵素、放射活性。
蛍光又は冷光標識)
不溶化抗原 検知所望 標識第2抗体
抗体
不溶化抗体 検知所望 標識抗体
抗体
(このアッセイでは蛋白質自身を製造する必要はなく、それに対する抗体だけで
あるという利点を有している。)アッセイのもう1つの形態は競合又は置換アッ
セイであり、この方法では(1)蛋白質様物質又は■それに対する抗体を不溶化
し、(a)液体サンプルと共に及び(b ) (1)不十分な標識抗体又は■不
十分な標識蛋白質様物質と共にそれぞれインキュベートし、不溶性物質から非結
合標識を分離し、標識を検出又は測定する。
「競合」という用語は競合相手同士を同時にインキュベートすることを意味し、
「置換」又は一方が他方の前に反応するが、それらの間での平衡は他方を次に添
加することにより置換されることを意味する。上記と同じシンボルを用いてこの
型のアッセイを下記に図示する。
不溶化抗原及び競合で 限定量の標識した2重抗体検出すべき抗原 (好ましく
は予めそのように準備したもの)
不溶化抗体及び競合で 限定量の標識抗原、例えば検出すべき抗原 PR−ピオ
チン−ストレプトアビジン1
免疫アッセイの分野でよく知られている多くの上記の図式の変性が使用できる。
本発明のキットは通常、適当な標準と共に、サンプル以外の上述の成分を全て含
んでいる。通常の欠点はあるが、勿論モノクローナル抗体をポリクローナル抗体
で置換できる。
20kDalの蛋白質様物質はワクチンの成分としても有用である。
従って、この目的のために例えば水酸化アルミニウム、特に[^lhydrog
elJ (登録商標)又はリン酸アルミニウムのような担体又はアジュバントと
共に製剤化しうる。投与量としては20kOa lの蛋白質を5〜500埒投与
し得る。
次の実施例は本発明を説明している。実施例1は蛋白質様物質[画分11)Jの
製造と特性を示している。実施例2は診断におけるその使用を説明している。実
施例3は上記のcannonらのモノクローナル抗体(H8)が食細胞により殺
菌作用に対する耐性の決定因子に対するものではないことを示している。実施例
4は画分1bをさらに精製することを示している。実施例5は本発明の20kD
al蛋白質は食細胞による殺菌作用の決定因子からなるということの証拠を更に
提供する。実施例6はハイプリドーマセルラインのIIを記載している。
実 施 例 1
コール酸ナトリウムによる粗外層膜小胞(OMV)の既述(Parsonsら、
1982、上記)のように1Mの塩化リチウム中L7B 84a (1j天)
(100d : 10”II/d) tfiうOMVヲ抽出した。沈澱したOM
Vを、コール酸ナトリウム(1χ/W/V)含有の0.1M5pH9,5のグリ
シン/NaOHバッファ(約20m )に再懸濁し、旋回シェーカー(60サイ
クル/分)上でガラスピース(直径3mll1: 2t:’−ス/atりを含有
する50mのエーレンマイヤーフラスコ中、37℃で1時間撹拌した。遠心(1
00,000g、1時間、4℃)により未溶解OMVを除去し、直ちに抽出物を
リン菌5X1011/at!から得た蛋白質を約1000埒/ ad金含有る抽
出物(3〜Am>を「5ephadex G75J (Pharmacia )
のカラム(長ざ1TrL、直径15M)にかけ、抽出に用いたものと同じバッフ
ァで溶出したく流速10d/時)。279 nmでの吸光度A279をモニター
することにより溶出を追跡した。適当な画分(各2adりを集め、カラムにかけ
た抽出物の最初の容量まで負圧透析して濃縮した。
リポ 糖(LPS)の抽出
Methods in Carbohydrate Chemistry 5.
83〜89 (1965)の0、 Westphal及びに、 Jannの方法
を用いた。湿潤重最約49の884株(寒天) (約1×1013菌)を201
dの4.8Mフェノールに懸濁し、20個のカラスビーズと共に室温で10分間
渦巻状に混合し、次に10分間60℃に加熱した。混合物を4℃に冷却し、遠心
(10,000g、10分間、4℃)により細菌を除去した。上部の水層は保存
し、中間層及び下層を除去した水層と等量の蒸溜水で再抽出した。水層を合せて
溜め、遠心しく20,000g、10分間、4・’C)、空Wで2〜3日流水に
対し透析した。保留物を3容の水冷ドライアセトンで処理した。LPS沈澱(約
50!6)を遠心(4000g、10分間、空温)テ集メ、2×1011淋菌/
#11!に等しい濃度で蒸溜水中に再懸濁し、空温で14〜isi間、蒸溜水に
対して透析した。生成物はそれ以上精製しなかった。これは蛋白質をいくらかと
多分少量の核酸とペプチドグリカンを含有してU、 K、 Laemmli、
Nature 227 、680〜685 (1970)の方法を、ParSQ
nSら(1982、上記)が記載した通りに変更して使用した。
蛋白質プロフィールのために、5X1011淋菌/−に等しい濃度のサンプル(
50/I11>を適用したものであり、同じ濃度又はその単純な倍数を乗じた濃
度で行なった生物学的テストの結果と関係している。蛋白質の大体の分子aを示
す標準としてチトクロームC1馬のミオグロビン、牛のキモトリプシノーゲン、
オボアルブミン、BSA及びオポトランスフェリン(各々12.17゜26、4
5.66及び77kDa l )を使用した。画分1bの成分を分離するために
、Parsonsら(上記(1982))により記載のように、12.5%(W
/V)ポリアクリルアミドゲルの7つのチャンネルの各々で、2×1012菌に
等しい50ρの両分のアリコートを電気泳動した。
20及び60kDa lの蛋白質に大体対応するゲルの2つの領域(約21J)
及び主要な外MR蛋白質(35kDal付近)に対応する領域は前の分析用ゲル
を参照して位置決定した。又、ゲルの2つのチャンネルを染色して3つの領域の
位置を確認した。残りの5つのチャンネルからのこれらの領域を切り出し、等量
(2〜3m>のリン酸塩緩衝食塩水(PBS)に乳鉢内で浸して乳棒で柔かくし
た。遠心(20009,5分間、空温)によりゲルを除去し、ゲルにかけた最初
の沿(5X 50ρ)まで負圧透析して抽出物を濃縮した。従って、全容量は1
X1013菌に等しく、1/1oを淋菌全体に対する抗血清の吸収に使用した(
下記参照)。対照のために、標識染色の前のゲルの2cIRの部分を同様に処理
した。
2−ケト−3−−オキシオクト −ト K O−1炭水化物のアッセイ
ParSOnSら(上記(1982))の2級のようにKDO及び蛋白質(標準
としてBSAを使用して)をアッセイした。標準としてグルコースを用いるアン
スロン法で炭水化物を評価した。
に・する・性の゛ 因子のための間接試験:1の び 収 血°によるBS4株
(寒天)の前処理
要約すると、BS4 (寒天)生菌に対する抗血清はこの菌株がヒト食細胞の細
胞内で生存する能力を非常に減少させるが、WJ連の抗体は、抽出物又は細胞内
殺菌作用に対する耐性の推定決定因子を含むOMVを前もって吸収することによ
り中和された( ParSOnSら、上記、1981.1982)。
Trypticase Soy Broth中の生菌を数回静脈内注射すること
によりBS4株(寒天)に対するウサギの抗血清を得た。粗OMVの吸収のため
に(第1表)、同日の抗血清とoMvl濁液(5×1011淋菌/dに等しい)
を混合し、4℃に一装置いた。
LPSii製物による吸収も2×1012淋菌/IIl!!に等しい濃度で同様
に実施した。OMVのコール酸塩抽出物と「セファデックス」カラムからの画分
(第1図、第1表)とを5X1011淋菌/dに等しい濃度で等量の抗血清と混
合し、4℃に5時装置いて、遊離のコール酸ナトリウムを除去するためにPBS
に対し4℃で一晩透析した。5O3−PAGEゲル(第2務)の各部分からの濃
縮溶出物(25m、 1 x 10”’淋菌に等しい)と抗血清(100/11
1!りとを混合し、−晩4℃に置いた。
デフリビネートした血液から得た10%(V/V)の加熱した(56℃、30分
間)ヒト血清(HH3)と、BS4株(寒天)の生菌に対するIX(v/v)
、のウサギ抗血清又は対応する濃度の吸収抗血清(上記参照)を含有するPar
ker培地199中で淋菌[B54(寒天)、2X107/mlをインキュベー
トした(1時間、37℃)。対照サンプルからは抗血清を除いた。インキュベー
トした後に、次に遠心(2000g、3分間、空温)により培地を除去し、抗血
清を含まない新しい培地(1d )で3回洗浄した後、レイトン管内の食細胞と
混合するために、HH3(10%、V/V)を含有するParker培地199
中に2X106/dの濃度で淋菌を懸濁した。
前述の如((parsonsら、上記、1981.1982) 、食作用試験に
は、推定の決定因子を含む画分の単一の118度に吸収された抗血清で予処理し
たBS4株(寒天)を用いた。この濃度は、抽出した菌の標準数(5X10”)
に等しかった。食作用試験では多数の反復が必要であり、1点を確立するために
は各実験を数回繰り返す必要がある( Parsonsら、上記、1981 )
ので、標準の濃度のいくつかの希釈について通常の試験は省略した。まれに、希
釈物をテストし、手順中に、例えばLPS及びゲル溶出物の製造において物質が
失われたときには時々、標準の濃度の2〜4倍の濃度で物質を検査した(上記参
照)。
細胞内殺菌作用に対する耐性の決定因子についてのその他の試験は推定の決定因
子に対する抗血清を作り、生物全体に対する抗血清の場合のように(Parso
nsら、上記、1981.1982)されずBS4株の細胞内で生存する能力を
破壊するかどうかを見ることであった。以下のようにして、この目的のために5
ephadexカラムからの画分1b(第1図)に対する抗血清を得た。10日
間隔でウサギに画分1bを3回皮下注射した(各々、1010淋菌に等しい)。
最初の2回は等量のフロイント完全アジュバントで乳化して投与したe3回目の
注射の14日後に、血液を集め血清を調製した。淋菌全体に対する抗血清用に、
この抗血清を用いて884株(寒天)を予処理した。
細胞内殺菌作用に対する淋菌の耐性の試験上述のように抗血清で処理した後、に
、 WittらがJournal ofMedical Hicrobiolo
gy 9 、1〜12 (1976)に記載したように処理したもの及び対照の
淋菌の懸濁液((1,5m!!、2X106/d、〉60%生存しうる)を新鮮
なヒト末梢血から調製したヒト食細胞の懸濁液(2X10/d、約80%PMN
食細胞)の同量とレイトン管内で混合し、HH8(10%Vハ)含有のPark
er培地199中に懸濁した。37℃で1時間インキュベートした後、培地を捨
て、感染した食細胞沈澱をBSA含有(0,1%w/v)PBSで3回洗浄した
。感染した食細胞について次の測定を行った。レイトン管の平らな表面上に置い
たカバースリップ上の染色フィルムに顕微鏡で見える食細胞当りの淋菌数(食細
胞指数)を測定した。レイトン管からの沈澱部中の食細胞数はそのDNA含量か
ら決定した(Parsonsら、上記、1981)。洗浄した沈澱を先にゴムの
ついたガラス棒で掻いて取り、PBS中の0.1%(W/V)B S A 75
/111に懸濁した。3つの管からの懸濁液を集め、20IJiを取って直ちに
淋菌の生存数をカウントした(下記参照)。集めた食細胞懸濁液の残りを37℃
で1時間、5MNaOH(50m)で5!!を理し、次に100℃で10分間イ
ンドール試薬(SMHCj中インドール0.02% w/v 、250.d)で
処理した。冷却したサンプルを旋回混合(308)してクロロホルム(ld )
で抽出し、インドール試薬との反応後のPBS中0.1%(wハ)B S Aの
ブランクに対して、遠心して(3000g、10分間、室温)で得た水層の49
0 na+での吸光度A 4gO(pye−unicam sp 1800分光
光度計)を読み取った。レイトン管表面上の食細胞の数(はとんどのテストで4
〜20X10’ )は、12名の異なる提供者から得た食細胞の数に関係するA
49゜の標準曲線から得た( Parsonsら、上記、1981 )。食細胞
沈澱中の生存する淋菌数は、DNAアッセイ(上記参照)に使用した懸濁液の2
04のサンプルをブレーティングすることにより得た。食細胞を含まない対照の
管での低い生存カウント(食細胞含有管中のものの10%未満)を差し引くこと
により、生存カウントを修正し細胞非随伴淋菌を決定した。
結果(第1表及び第2表)は生存している細胞を随伴淋菌全部に対するパーセン
テージ(食細胞指数と食細胞の全数との積)で表わした。
細胞内生存決定因子についてのこれらの間接的な食作用試験はに、 Wittら
、(上記)により既述の理由により完全には定量的ではないが、種々の処理の後
の834株(寒天)の細胞内での生存の大きな差異を示す。試験により種々の結
果が得られ、多くの物質のバッチについて試験を繰り返すことによってのみ明確
な結果が得られた。示した結果は代表的な実験からのものである。種々の日に種
々の提供者から得た食細胞沈澱中の淋菌の生存率が変動するので、平均値及び標
準偏差は表示しなかつ性であり、画分1bが画分1aよりわずかにより活性であ
るときた。
結 果
コール酸ナトリウム(1% W/V)にょるO M Vがらの 血と分の抽出
第1表の実験1及び2の結果は、抗血清中和活性を有する実質的な物質が方法に
記載した手順でBS4 (寒天)の粗OMVから抽出されたことを示している。
コール酸塩抽出部の蛋白質、炭水化物及びKDO含量は、OMVがほぼ完全に溶
解することを示した。粗OMVのものと対比して抽出しうる蛋白質が高い数値で
あることは粗OMVの蛋白質全部はアッセイ中に反応しなかったという事実によ
るものであろう。
5ephadex G75におけるコール酸ナトリウム抽出物の分画化第1図は
「5ephadex G75J上でのコール酸ナトリウム(1$W/V)抽出物
の分離のプロフィールを示している。このプロフィールは11の同様の実験の典
型的なものである。蛋白質濃度を吸光度A279で縦軸に、画分を横軸に示す。
17回の実験のうち2つの典型的な実験について、コール酸抽出物と画分1a、
1b、2及び3の抗血清中和活性を第1表に示す(実験3及び4)。11の実験
全部の結果は、画分1aと1bの抗血清中和活性がほぼ等しいことを示した。従
って、2つの両分の両方とも全ての実験で活1.7及び2.8であった。従って
、画分1bをさらに研究した。
4、(CP) −17,0
+ ]−ル酸 9% 625 N[117,5塩抽出物
十 画分1a 535 73 ND 11.0+ 画分1b 5m io9 N
O13,0+ 画分2 20 185 NO2,3+ 画分3 20 106
NO2,0+ コール酸 1400 No 720 28.1塩抽出物
+ 画分1b 251 Nil 155 13.4NO3111定せず
BS4 (寒天)から調製したLPS中の抗血清中和活性の不在画分1b中にL
PSが存在することによりLPS自身が耐性の決定因子であるかについての研究
を進めた。従って、B54(寒天)の同じバッチから製造したコール酸塩抽出物
とLPS調製物の抗血清中和活性である。抽出過程によりLPSが完全に回収さ
れることは期待できなかったため、淋菌の標準濃度(5X10”/d)の4倍の
コール酸抽出物濃度で後者をテストした。LPS調製物は蛋白質を含有したが、
コール酸塩抽出物中のものよりはるかに少なかった。しPSm製物は抗血清中和
活性を示さず、このことは画分1bの蛋白質成分が食細胞による殺菌作用に対す
る耐性の決定因子を含有することを示していた。
5OS−PAGE上でのOHV、コール酸塩抽出物全体及びその画 中の白質の
比較
第2図は、OMV (レーン1)、コール酸抽出物全体(レーン2)及び「5e
phadex G75Jカラムからの画分1a(レーン3)及びIb(レーン4
)についての5O3−PAGEの蛋白質パターンを示す。生物学的テストに関し
て、同数の淋菌に対応する口(2,5x10 /aiり−1,25x10”−標
準数5x 10”より40倍少ない量を含有する50IIR)でレーン1〜4の
物質を検査した。従つて、いくつかのチャンネルでは過剰負荷であり、他では過
少負荷であった。レーン5では、画分1bはレーン4量の5倍負荷した。OM
V 、コール酸抽出物全体及び画分1aは、以前には食細胞の殺菌作用耐性に関
連すると思われていた( Parsonsら、上記、1982)蛋白質A、B及
びC(各々、約35.47及び74kDal ;第2因参照)を含む全域の蛋白
質を示した。対照的に、5倍琶の物質を調べても、画分1bの全蛋白質及び各蛋
白質はずっと少なかった。淋菌の主要な膜蛋白質(約35kDalの大きさ)は
、OMV、コール塩抽出物及び画分1aに比べて画分1bで非常に少なく、この
ことはそれらが食細胞耐性と関連しないことを示していた。同様に、生物学的に
活性な画分1bでは蛋白質A、B及びCがずっと少ないかあるいは検出されなか
った。同様に生物学的に活性な画分1a、OMV及びコール酸塩抽出物中に同じ
様なって存在すると思わ机る画分1bの蛋白質は60kDa l領VX、(第2
図中Xで示した)の蛋白質群と20kDa l付近の拡散帯(第2図中Yで示し
た)の1つ以上の蛋白質であった。
BS4 (寒天)について記載したと同じ方法で食細胞に感受性のB55H株か
ら得た画分1bを標準濃度と、その5倍の濃度とで調べた2つの実験中では、抗
血清中和作用を有する蛋白質群(第2図のX及びY)は検出されなかった。
5−PAGEによる画 1bの 白質の抗血清中和作用調製的実験において、生
物学的活性を有する、5DS−PAGEにより画分1b中に示された蛋白質は、
大体60字及び20kOa lに対応するゲルの領域(約2α)(第2図でXと
Yで示した領域)と35kDa l付近の主要な外層膜蛋白質領域から溶出され
た。
濃縮した溶出物を使用して、ゲルの対照部分からの溶出物と共にBS4 (寒天
)に対する抗血清を吸収した。4つの実験の結果を第2表に纏める。明らかに抗
血清中和活性は20kDal領域の蛋白質の所にある。
+ fractionlb 15.1 7.0 5.8 NO+ 60kDa
l領 域 1.6 1.4 1.1 2.7+ 35kDal n 3.6 G
、1 2.3 2.4+ 20kDal 〃19.1 12.9 13.9.
14.0+ 対照ゲル 1.0 1.1 2.6 2.0章第1表と同様
4第1表と同様
!−1−五一一1
この実施例は本発明の蛋白質様物質の診断への使用を説明している。
先ず、BS4株(寒天)に対する高度免疫のウサギ血清の対数希釈物(1/10
〜1/107)に対し対数希釈した画分1b(10層〜0.001 /11!g
11層/−)を反応させて、愚者の血清の検査に抗原として使用する画分1bの
最適ff1(0,5馬/+lli!蛋白質)を得た。
慣用の方法で、画分1bを[TitertekJマルチウェルプレートのプラス
チックウェル上に塗膜した。100μの容量を使用した。
ウェルに、アルカリ性フォスファターゼで標識した羊抗−ヒトIQGとヒト患者
血清とを加えた。インキュベートし、洗浄した後、固相の酵素活性を測定して中
和の程度を決定した。抗原として画分1bを0.5R/1all (蛋白質)を
用いて、19例の淋病患者と淋病の病歴を持たない11例からの血清の2つの同
様な比較において、1/10.1/100及び1/1000の希釈で2つの型の
血清が容易に区別された( 1/10の希釈は血清10成:希釈剤90/fを示
す)。従って、各血清の希釈について測定した閾値(陰性の血清群の平均+2S
D、陽性:陰性比は1.00 )について、1/10及び1/100希釈を調べ
たときには正常な血清の1つだけが閾値以上だった。このサンプルを除外すると
、陽性群のELISAでの平均の吸光度は陰性群より3倍高かった。1/100
0希釈の血清では、全ての患者の血清は閾値以上であり、対照の血清はそれ以下
であった。これらの結果は非常に有望なものである。
実 施 例 3
Cannonら(上記)のH8抗原に対するモノクローナル抗体が、食細胞によ
る殺菌作用に対する淋菌(BS4株)の耐性を中和するかを確認するために試験
を実施した。実施例1のテストにおけるヒトの食細胞と混合する前に、抗体を含
有する組織培養培地中でBS4淋菌を(1時間、37℃で)インキュベートした
。
5つのこのような実験の全部で、8倍に濃縮したときでさえ、モノクローナル抗
体により、食゛細胞による殺菌作用に対するB54(寒天)の耐性は全く中和さ
れなかった。一方、B54(寒天)生物全体に対する抗血清は耐性を非常に減少
させた。
実 施 例 4
実施例1に記載のように調製した画分1b(8〜10a!! : 5x 101
1淋菌/1+11!から得たもので約1111y/ririの蛋白質を含有して
いる)を「5aphadex G25Jのカラム(1mX2.5m)で再び分画
化し、コール酸ナトリウムIX(w/v)を含有するグリシン/Na0H(0,
1M、 pH9,59)で溶出した。20kDa lの成分が溶出される領域か
ら適当な画分を採取した。次の標識物質:リボヌクレアーゼA、キモトリプシノ
ーゲンA、オボアルブミン、牛血清アルブミン及びブルーデキストラン(それぞ
れ13.7.15.0.43.0゜67.1及び2000kDal)により、淋
菌画分と同じ条件下で、カラムを予め較正することによりこの領域が示した。最
終物質を凍結乾燥し、水を溶出液とする「5ephadex G25Jカラム(
1m、 15mm)上で脱塩した。溶出液を凍結乾燥し、リン酸塩で緩衝した食
塩水、pH7,2(画分1bの最初の溶液の量の1725の量)に溶解し、−2
0℃に保持した。これは1〜1.5 Ing/ldの蛋白質を含有した。
1−1−■−−玉
実験において、前述のテスト中の食細胞と混合する前に生成した20kDa l
の蛋白質(5o 〜75埒/ 11!1!−’組織培養培地)の能力を調べた。
対照生物は、同じ株のものであるが20kDalの蛋白質を含まない組織培養培
地中でインキュベートした(1時間、37℃、)ものであった。典型的な実験で
は、処理した淋菌は対照生物と比較して2倍の生存の増加を示した。
1−1−五一一1
この実話例はバイプリドーマセルラインの[iを記載している。
雌性Ba1bCマウスに生理食塩水中の精製した20kDa lの蛋白質を注射
した(約1η蛋白質/ rJ! )。同量の完全/不完全70インドアジユバン
ト(CFA/FA)で乳濁液を作り、次のスケジュールに従ってマウスに腹腔内
注射した:第O日月 第1回 CFA 50I4 蛋白質第148目 第2回
FA 75層 蛋白質第218目 第3回 FA 75埒 蛋白質第288目
第4回 アジュバントなし 100/1119 蛋白質最後に、融合の4日前に
食塩水(0,05d )中の10on蛋白質を静注しく尾の静脈ブースト)、融
合の1日前に抗体用にマウスを試験的に出面させた。不動態化した20kDal
蛋白質、マウスの血清及び酵素標識したウサギの抗−マウスICIGを用いてサ
ンドイッチELISAを実施した。テストは、マウスが蛋白質に対する抗体を作
ったことを示した。
次に: BRL (UK)社が「Hy BRL Prep、 KitJに添附し
たマニュアル(「Reagents and In5tructions fo
r I(ybridoma ProductionJ 、1982 BRL(U
に) Ltd、、 Cambridge C3A 4BE、英国)に記載の方法
により、但し、マニュアルに記載のNP−3の代りにN5−1をミエローマ細胞
として用いて、マウスからの牌細胞とマウスのミエローマ細胞とを融合してハイ
ブリドーマを調製した。プレート当り96ウエルのマイクロタイタープレート5
枚中で85ウエルが、ELISAにより画分1bの反応を示すハィブリドーマを
含有していた。これらのうち9つではELISAにより20kDa lの蛋白質
に対する反応を示した。
この手順により得たハイブリドーマはウェスターンブロッティングにより画分1
bに対しスクリーニングして、それに対する抗体を産生ずるlll胞を検出でき
、陽性IB胞を更に20kDa lの蛋白質に対してテストした。
♂7奈番号
1 2 ° 3 4 5
国際調査報告
jpl@、、lllmMI Aeela’ kaP口″r/GB 8610O1
44A−’JNEX To ’LrfE INTERNATIONAL 5EA
RCHRE:’ORT ON
Claims (11)
- 1.(1)ヒト患者の体液からの、淋菌(N.gonorrhoea)又は淋菌 (N.gonorrhoea)に対する抗体を含有していると思われるサンプル と(a)相対分子量が約20kDalであり、淋菌(N.gonorrhoea )BS4株(NCTC11922)に対する抗血清を中和するBS4株の蛋白質 様物質又は(b)前記蛋白質様物質に対する抗体のそれぞれとインキュベートし 、(2)蛋白質様物質と抗体との間の中和が起ったかどうかを検出することから なるヒトの臨床的淋病のアッセイ方法。
- 2.(1)ヒト患者の体液からの、淋菌(N.gonorrhoea)又は淋菌 (N.gonorrhoea)に対する抗体を含有していると思われるサンプル と(a)淋菌(N.gonorrhoea)BS4株(NCTC11922)か ち得られる蛋白質様物質又は(b)前記蛋白質様物質に対する抗体のそれぞれと インキュベートし、(2)蛋白質様物質と抗体との間の中和が起ったかどうかを 検出することからなるヒトの臨床的淋病のアッセイ方法であって、淋菌(Nei sseriagonorrhoeae)BS4株(NCTC11922)はヒト の食細胞による殺菌作用に耐性であり、前記蛋白質様物質はpH9.5の水性バ ッファ中10g/lのコール酸ナトリウム中で外層膜小胞(OHV)を抽出し、 非溶解OMVを除去し、抽出物を分画化し、分子量約20KDalで、前記の食 細胞による殺菌作用に耐性な淋菌(Heisseriagonorrhoeae )のBS4株に対する抗血清を中和する蛋白質様物質からなる面分を選択するこ とにより得られるものである(しかし必ずしもそうして得なければならないもの ではない)前記方法。
- 3.蛋白質様物質が実質に他の相対分子量の蛋白質を全く含まない請求の範囲2 に記載の方法。
- 4.抽出物の連続的ゲル分画化において279nmでのUV吸収のピークの低分 子量側に肩部を示す面分が選択された面分である規定の方法により蛋白質様物質 が得られる請求の範囲2に記載の方法。
- 5.蛋白質様物質又はそれに対する抗体を不溶化し、液体サンプルとインキュベ ートした後で、相互作用の生成物を標識した抗ーヒトイムノグロブリンとインキ ュベートし、不溶性物質から非結合標識を分離し、標識された不溶性物質を全て 検出又は測定するサンドイッチアッセイの形の請求の範囲1〜4のいずれかに記 載の方法。
- 6.(1)蛋白質様物質又は(2)それに対する抗体を不溶化し、(a)液体サ ンプル及び(b)(1)不十分な標識抗体又は(2)不十分な標識した蛋白質様 物質のそれぞれとインキュベートし、不溶性物質から非結合標識を分離し、標識 を検出又は測定する競合又は置換アッセイの形の請求の範囲1〜4のいずれかに 記載の方法。
- 7.請求の範囲1から4のいずれかに定義した蛋白質様物質と、標識した抗−ヒ トイムノグロブリン抗体又は蛋白質様物質に対する標識した抗体とからなるヒト の臨床的淋病のアッセイ方法に使用するためのキット。
- 8.請求の範囲1から4のいずれかに定義した蛋白質様物質に対する抗体と標識 した抗ーヒトイムノグロブリン抗体又は標識した蛋白質様物質とからなるヒトの 臨床的淋病の診断法に使用するキット。
- 9.請求の範囲1から4のいずれかに定義した蛋白質様物質に対する抗体。
- 10.請求の範囲1から4のいずれかに定義した蛋白質様物質に対する抗体を分 泌するハイブリドーマセルライン。
- 11.請求の範囲1から4のいずれかに定義した蛋白質様物質のワクチン成分と しての使用。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US789725 | 1977-04-20 | ||
GB858506970A GB8506970D0 (en) | 1985-03-18 | 1985-03-18 | Antigenically active protein |
GB8506970 | 1985-10-21 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62502284A true JPS62502284A (ja) | 1987-09-03 |
Family
ID=10576182
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50171386A Pending JPS62502284A (ja) | 1985-03-18 | 1986-03-13 | 抗原的に活性な蛋白質及び淋病の診断におけるその使用 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62502284A (ja) |
GB (1) | GB8506970D0 (ja) |
-
1985
- 1985-03-18 GB GB858506970A patent/GB8506970D0/en active Pending
-
1986
- 1986-03-13 JP JP50171386A patent/JPS62502284A/ja active Pending
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
GB8506970D0 (en) | 1985-04-24 |
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