JPS62502256A - ラップアラウンド型運搬容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ラップアラウンド型運Ｒ用容器の把手構造又里■ｉ員 尤貝■公団 本発明は、一般に複数本の飲料容器を持ち運ぶのに使用されるランプアラウンド 型運搬用容器に係り、特に内側上部パネルの一部から降下仕切りが形成されてい るような迎接用容器の補強把手構造に関する。

公別技仇□□□五里 容器の内側上部パネルから形成された降下仕切りを具備した運搬用容器は、米国 特許第４，０４３，０９５号及び同第４．１５５．４４９号に示されており、何 年も前から商業的に使用されている。しかし、このような構成の運搬用容器には 以下の問題が存在する。即ち何層かの板紙の一つを用いて降下仕切りを形成する 隙に、把手を取囲む領域に板紙が一層だけの部分が残存してしまう。このような 領域では、破裂や破損が非常に起こり易すい。そこで、厚い板紙を使用すること により、この問題を解決する試みがなされている。

しかし、厚い板紙は価格が高くなり、また把手領域以外の大部分では必要ないに も拘らず、運搬容器素材に使用せざるを得なくなってしまう。

本願の第２図は、本発明よりも前に市販されている運搬用容器の把手構造を示し たもので、この運搬用容器では、把手開口のまわりのある領域では厚さが二層又 は三層に設計されている。しかしながら、把手開口のまわりの別の領域では、厚 さが単層のままである。この運搬用容器が充分な厚さの板紙から組立てられるな らば、機能的には問題がない。しかしながら、パフケージのコストを低減しまた 市場での競争力を付ける為には、容器の板紙は、容器の機能を損うことなしにで きるだけ軽量化することが望ましい。

本発明の目的は、上述のタイプの降下仕切りを具備する運搬用容器を、その機能 を損うことなく、より軽量の板紙から作ることを可能にすることにある。実際の ところ本願の第２図に示したような把手構造の運搬用容器が厚さ２７ポイントの 板紙から作成された場合に、本発明による運搬用容器では、厚さ２４ポイントの 板紙から作成することができる。

災里生！Ｗ 本発明は、容器上部の把手開口に近接した問題となる応力領域での板紙の厚さを 少なくとも二重にして、把手構造の補強を行うことによって上述の目的を達成す るものである０把手補強部は把手開口に近接して設けられ厚さが二層構造になっ ている。本発明及びその利点を更に分り易くする為に、添付図面を参照して好適 の実施例を以下に説明する。

図面の簡単な説明 第１図は、本発明の運搬容器素材を示した平面図、第２図は公知の運搬用容器の 接着接合された上部パネルの内部を示した図、 第３図は、本発明の運ａ用容器の接着接合された上部パネルの内部を示した図で ある。

−な　の量゛Ｂ 第１図は本発明に係る素材１０を示したもので、この素材ｌＯを折って接着剤で 接着することにより運搬用容器が作られる。素材１０は、底面パネル１４と、側 パネル１６．１８と、外側上部パネル２０と、内側上部パネル２２と、端部パネ ル２４．２４′、２６．２６′、２８．２８′及び３０．３０′とから構成され ている。

外側上部パネル２０は、互いに離間した細長い一対の把手開口部３２及び３４を 有し、これらの把手開口部は把手タブ（耳）３６．３８を備えている。把手開口 部３２と把手タブ３６とは、打ち抜き部（ｄｉｅ　ｃｕｔ　）　４０と折れ線４ ２とによって形成される。

また把手開口部３４と把手タブ３８とは、打ち抜き部４４と折れ線４６とによっ て形成される。把手タブ３６及び３，８は、夫々折れ線４２及び４６に沿って外 側上部パネル２０に螺番式に取付られる。

内側上部パネル２２は、互いに離間した紺長い一対の把手開口部４８．５０と降 下仕切り５２と、把手補強部５４とを有している０把手間口部４Ｂと把手タブ５ ６とは打ち抜き部５８と折れ線６０とによって形成される。把手開口部５０と補 強タブ６２とは、打ち抜き部６４と折れ線６６とによって形成される。

降下仕切り５２は、主仕切部６８と一対の接続細片７０．７２とから構成されて いる。接続細片７０及び７２は折れ線７４及び７６のところで内側上部パネル２ ２に蝶番式に結合されている。

向上記折れ線７４．７６は、把手開口部４８．５０を横断する中心線の延長上に 位置している。打ち抜き部７３及び７５は打ち抜き部７８と共に上部パネル２２ から降下仕切り５２を区画している。

内側上部パネル２２の把手補強部５４は一部が打ち抜き部５８と６４とによって 形成され、かつそれらにより把手開口４８と５０とに隣接しており、上記打ち抜 き部５８及び６４は、仕切帯状体（７０，７２）の内側縁部をも区画している。

把手補強部５４の残りの縁は、はぼＵ字形の打ち抜き部７８によって区画され、 この打ち抜き部７８は主仕切部６８の上部縁の大部分をも区画している。把手補 強部５４は、幅が把手開口４８の外側縁から開口５０の外側縁の間の長さに等し いので、各把手開口４８と５０の各々の口幅全体にわたって延在している。他方 、米国特許第４，０４３，０９５号に示されたような、公知の補強部は、把手開 口の口幅の一部にわたって延在しているにすぎない。

素材１０から容器１２を作る際には、第３図に示すように外側及び内側上部パネ ル２０及び２２を一緒に接着接合する。第３図に示したように、外側上部パネル ２０は内側上部パネル２２の上に重なり、両パネルは完全に同一の広がりを有す る。外側上部パネル２０の把手開口３２及び３４は、横と縦の両方向において、 内側上部パネル２２の把手開口４８及び５０と位置的に一致している０把手タブ ３６．３８．５６は図示のように内方に折り曲げられている。内側上部パネル２ ２の補強タブ６２は、内側上部パネル２２の上へ折り返され、そこに接着接合さ れて、把手開口３２．４８と把手開口３４．５０との間に三層の把手部を形成す る。この補強タブ６２の幅は把手開口４日と５０の内側縁の間隔に一致している 。把手開口４８及び５０の端部は把手開口３２及び３４の端部と一致している。

このようにして、第３図の把手開口３２．４８及び把手開口３４．５０の左右の 領域は、これらの把手開口の幅全体にわたって二層構造になっており、これによ り把手の破裂や破損を防止できる。仕切りから切り離された補強部５４は第３図 の容器の左側を補強し、また、外側上部パネル２゜と内側上部パネル２２とは右 側を二重層構造にしている。公知の運搬用容器では、把手開口３２．４８及び把 手開口３４．５ｏの左側の全幅が二層板紙構造とはなっていない。内側上部パネ ル２２（これは外側上部パネル２０に接合されている）に接合された補強クプ６ ２によって把手開口３４．５０と把手開口３２．４８の間に三層構造が形成され る。

第２図は公知の把手構造体を示したもので、同図において、補強タブ２０２は、 内側上部パネル２０４上に折り返され、そこに接着固定される。尚、この内側上 部パネル２０４は外側上部パネル２０６に接着固定されている。こうして、補強 タブ２０２によって被われた領域が三層構造になる。降下仕切り２１０は打ち抜 き部２１２が区画する上部縁を有する。内側上部パネル２０４上の補強タブ２１ ４は、把手領域２１６をある程度補強しているが、把手開口２０８の左右に位置 する問題となる領域は、一層の板紙（外側上部パネル２０６）のみである。

このように、第３図と第２図とを比較すると以下のことが分る。

即ち把手開口３４．５０及び把手開口３２．４８の周囲の厚さが把手補強部５４ によって二層になっているのに対して、第２図に示したような公知のものでは把 手開口の周囲には厚さが一層のみのところが存在している。従って、公知の運搬 用容器では２７ポイントの板紙が必要であるのに対して、本発明では厚さが少な くとも二層になっているので、２４ポイントのような薄い板紙を都合よく使用す ることができる。こうして本発明の新規な構造により軽量化及び低コストが達成 される。

本発明は、以上では好適な実施例に関して説明したが、それに限定されるもので なく、添付の請求の範囲によって定義される本発明の充分な意図の範囲内で種々 の変更例や変形例を作ることがことができる。

国際調査報告

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. １．底面パネルと、一対の側面パネルと、複数の端部パネルと、一対の重り合う 上部パネルとを有し、かっこれらのパネルによって作成される複数の飲料容器を 収容するパッケージが飲料容器運搬用のラップアラウンド型運搬容器であって、 上記上部パネルは外側上部パネルと内側上部パネルとを含み、上記内側及び外側 上部パネルは上記外側上部パネルが上記内側上部パネルの上に重りかつそれに接 着接合されることにより実質的に同一の広がりを有し、 上記外側上部パネルは一対の細長の外側把手開口部を有し、これらの外側把手開 口部は該外側把手開口部の内側長手方向縁に蝶番式に結合されたタブを夫々有し 、これらのタブは、上記運搬用容器を持ち上げるために指を上記外側把手開口内 に挿入した時に、内方へ折り込まれるように構成され、 上記内側上部パネルは、上記外側把手開口部と位置的に一致し、かつそれと実質 的に寸法が同一である一対の細長の内側把手開口部を有し、これらの内側把手開 口部は、該内側把手開口部の内側長手方向縁に蝶番式に結合したタブを夫々有し 、これらの内側タブの一方は、上記内側上部パネル上に折り返されてそれに接着 接合され、これによってこの折り返された内側把手タブと上記把手開口間に位置 する上記外側及び内側上部パネルの一部分とは上記把手開口の間に三層構造を形 成し、上記内側把手タブの他方は、上記運搬容器を持ち上げる為に指を上記内側 把手開口に挿入した時に内方に折り込まれるように構成されており、上記内側上 部パネルにはここより形成される降下仕切りを有し、この降下仕切りは主仕切部 を有し、この主仕切部は、上記内側把手開口の長手方向中心線に平行かつ上記内 掛把手開口に隣接して延在する一対の帯状体によって上記内側上部パネルに結合 されており、上記帯状体は、上記把手開口の横方向中心線に平行かつそれとほぼ 同一線上に延びた折れ線に沿って上記内側上部パネルに蝶番式に結合している運 搬容器において、 上記内側上部パネルは上記外側上部パネルに接着接合される把手補強部を有し、 この把手補強部は、上記内側把手開口の幅にわたっており、上記主仕切部の上部 縁を形成する打ち抜き部と上記仕切帯状体の下方内側縁の一部とによって区画さ れていることを特徴とする運搬容器。
2. ２．複数の飲料容器運搬用のラップアラウンド型運搬容器を作成する為の、底面 パネルと、折れ線に沿って上記底面パネルに接続された一対の側面パネルと、上 記側面パネルに折れ線に沿って接続された一対の重り合う上部パネルと、上記底 面、側面、及び上部の各パネルに折れ線に沿って接続された複数の端部パネルと を含む運搬容器用素材において、 上記両方の上部パネルは外側上部パネルと内側上部パネルとを含み、 上記外側上部パネルは一対の細長の外側把手開口部を有し、これらの外側把手開 口部は、その内側長手方向縁に蝶番式に結合されたタブを夫々有し、 上記内側上部パネルは上記外側把手開口部と寸法がほぼ同一である一対の細長の 内側把手開口部を有し、これらの内側把手開口部は、該内側把手開口部の内側長 手方向縁に蝶番式に結合したタブを夫々有し、 上記内側上部パネルにはここより形成された、降下仕切りを有し、この降下仕切 りは主仕切部を有し、この主仕切部は上記内側把手開口の長手方向中心線に平行 かつ上記内側把手開口に隣接して延在する一対の帯状体によって上記内側上部パ ネルに結合されており、これらの帯状体は、上記内側把手開口の横方向中心線に 平行かつそれとほぼ同一線上に延びた折れ線に沿って上記内側上部パネルに蝶番 式に結合している運搬容器素材において、上記内側上部パネルは把手補強部を有 し、この把手補強部は上記内側把手開口の幅にわたっており、上記主仕切部の上 部縁を区画する打ち抜き部と上記仕切帯状体の下方内側縁の一部とによって区画 されていることを特徴とする運搬容器素材。