JPS62500791A - 炭化水素供給材料中の芳香族成分と非芳香族成分の分離 - Google Patents
炭化水素供給材料中の芳香族成分と非芳香族成分の分離Info
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明方法は、混成炭化水素供給材料から芳香族炭化水素と非芳香族炭化水素を
分離するための改良方法に関し、更に特定するに1芳香族、ナフテン系およびパ
ラフィン系の混成炭化水素供給原料から芳香族炭化水素と非芳香族炭化水素な高
収率で分離することに関する。しかも、本方法は、芳香族炭化水素と非芳香族炭
化水素を分離するのに必要なエネルギー要求数量を有意に減する。
本方法は特に、非芳香族成分が鉱油よりなる混成炭化水素供給材料中のナフテン
系/パラフィン系炭化水素類から芳香族炭化水素を分離するのによく適合し、ま
た特に潤滑油に対しよ(適合する。
背景
混成炭化水素供給材料から芳香族炭化水素と非芳香族炭化水素を分離すること(
通常脱芳香族と呼称される)は種々の理由から必要且つ有利なことと久しい間認
識されてきた。例えば、BTX(ベンゼン、トルエンおよびキシレン)留分が芳
香族留分であるとき、それは石油化学製品の製造で原料として用いられ、或いは
ガソリン用添加剤としてそのオクタン価を高めるために用いられ5る。また、か
かる混成供給材料から誘導される非芳香族留分は、燃料、溶剤等としてのさまざ
まな用途を有し、それゆえにまた非常に望ましい。芳香族留分および非芳香族留
分のこのような用途により、多くの脱芳香族方法が開発されている。
特に興味深くまたむづかしいのは、潤滑油中に存在する複雑な成分の分離である
。而して、核潤滑油の場合、粘度指数、熱および酸化安定性、並びに潤滑油の色
を改良するために芳香族系炭化水素の除去が必要である。芳香族系炭化水素が潤
滑油中に存在すると、かかる芳香族系炭化水素の低い粘度指数、劣った熱ないし
酸化安定性、高い炭素残分および不十分な色ゆえに該潤滑油は品質面で影響を受
ける。この潤滑油中に存在する芳香族系炭化水素は、ガソリンの製造に用いられ
る軽質炭化水素混合物中に見出されるBTX留分とは有意に異なっており、その
結果非常にさまざまな分離問題を呈する。
芳香族炭化水素がBTX留分である混成炭化水素供給材料の芳香族成分と非芳香
族成分を分離するのに種々の方法が提案されてきた。代表的なものは、BTX留
分を分離するのに抽出塔を用いる方法で、そこではグリコール溶剤/水溶液、B
TXおよび還流流れを二段蒸留塔に導入し、BTXを蒸留して水と連行グリコー
ルを除去している。同様に、二つの蒸留塔を用い、BTXW分と水を二番目の塔
で蒸留する方法も提案されている。加えて、二つの蒸留塔を用い、二番目の塔を
BTX留分と他成分の蒸留に使う方法も提案されている。
これらの方法は、芳香族炭化水素成分がBTX留分以外であるとき、特にこれら
方法が潤滑油の脱芳香族に用いられるとき十分とは証明されていない。それゆえ
、種々の芳香族炭化水素を含む混成炭化水素供給材料な脱芳香族するための方法
が多数提案されている。かかる方法は大部分、抽出溶剤の選択に係わる。例えば
、米国特許第2.400.752号および同第2.402.799号は、抽出溶
剤として主に水を含む溶剤を用いた抽出/蒸留を開示している。混成炭化水素供
給原料から芳香族炭化水素を抽出すべく水を基剤とした溶剤が数多く提案されて
いるが、このような抽出溶剤は今日まで十分とは証明されていない。かかる溶剤
として、50Xまでのグリコールを含むグリコール/水(米国特許第2.400
.802号)、メタノール/水(米国特許第3.985.644号)、水/非酸
素化有機溶剤(米国特許第2.298.791号)、水/アミン(米国特許第2
.401,825号)、および水/無機塩、酸若しくは塩基又は有機物質(米国
特許第2、405.485号)が挙げられる。水を基剤とする抽出溶剤の使用に
関連した問題例えば極端に高い圧力の使用は斯界によく知られている。
この、水を基剤とする抽出溶剤の使用に関連した問題を打解するのに役立つもの
として種々の方法が提案されている。例えば、米国特許第1.785.205号
には、重質石油の処理で無水アルコールを用いることが開示されている。斯界で
は、かかるアルコールの引火性と毒性に関する問題がよく知られている。米国特
許第1,908,018号には、鉱油の精製で成る種のエチレングリコールエー
テルすなわちエチレングリコールおよびジエチレングリコールのエーテル類並び
にそれらのアシル訪導体を用いることが開示されている。この方法は、油供給材
料とエチレングリコールエーテルとを混合したのち該混合物全体を冷却攪拌して
パラフィンに富む上層とナフテンに富む下ノーとを形成することにより、パラフ
ィンないしナフテン部分の分離を行なっている。而して、この方法は芳香族と非
芳香族の分離に関するものではない。溶剤は減圧蒸留により除去されている(第
4欄の初め、第129行以下参照)。この方法はエチレングリコールエーテルと
他の溶剤との混合物を用いず、またジエチレングリコールエーテルより高級のグ
リコールエーテルを用いてもいない。しかも、この方法は、抽出溶剤を除去すべ
く蒸留工程を使用するため必然的にエネルギー集中屋である。
米国特許第2.337.752号には、ガソリン若しくは軽質炭化水素(C1〜
C5)を含む炭化水素留出物から抽出−蒸留法により脱芳香族するのにエタノー
ルアミンの使用が開示されている。米国特許第2,295,612号には、樹脂
形成性化合物取得のため芳香族混合物を分離するのに低分子量多価アルコールの
使用が開示されている。
米国特許第2.129.283号には、潤滑油からナフテン系不純物を120°
F〜200下の温度で抽出する溶剤としてβ、β1−ジクロロジエチルエーテル
と2〜50%のプロピレングリコールの使用が開示されている。米国特許第3.
379.788号には、フェニルグリシジルエーテルのアルキレンオキシド付加
物の使用が開示され、そして米国特許第2.854.820号には、脱芳香族用
溶剤としてエチル若しくはプロピレンオキシドの混成アルキレンオキシド付加物
の使用が開示されている。
上記方法は収率、純度および溶剤回収において相当低く、かかる問題を打解すべ
く抽出と蒸留を用いた脱芳香族方法がいくつか提案されている。該脱芳香族方法
には、溶剤抽出−蒸気蒸留法(米国特許第& 417.033号、同第4714
,054号、同第4779.904号、同第3、788.980号、同第475
5.154号および同第6.96へ589号)、複合抽出帯域と共沸蒸留を用い
る方法(例えば米国特許第3.789.077号)、蒸留ないしストリッピング
塔を用いる方法(米国特許第4,048.062号および同第4.177.13
7号)並びに複式蒸留法(例えば米国特許第5.46t066号)が含まれる。
あいにくにも、これらの方法はコスト高につく溶剤の蒸留を用いている。しかも
、これらの方法を用いることには通常高(・資本経費とエネルギー費がかかわり
合う。それゆえ、かかる問題を最小限に抑え5る別法がめられてきた。
米国特許第4431,199号には、ジエチレングリコール、ジエチレングリコ
ール、スルホランおよびこれらの混合物よりなる溶剤の使用により混成炭化水素
供給材料から芳香族炭化水素を分離する方法が開示されている。この方法は、好
ましくは80〜130℃範囲の温度で抽出することによる軽質芳香族の分離に係
わり、該芳香族炭化水素の分離を行なうべくアセトンとの共沸蒸留を用いている
。この方法では、好ましくは2〜8重量%の水を含む溶剤が使われる。
米国特許第3.551.327号には、スルホラン系溶剤を用℃・る抽出蒸留が
開示されている。
米国特許第’、、985,644号には、メタノール−水混合物によりナフサを
芳香族リッチ部分とパラフィンリッチ部分とに分ける方法が開示されている。芳
香族リッチ相からの溶剤分離は、該混合物の温度を低めることにより実施される
。この溶剤は上記の如くメタノール/水混合物からなる。而して、それは毒性が
高く易燃性の混合物である。
米国特許第4. G 86.159号には、抽出蒸留にエトキシル化アルカンポ
リオール溶剤を用いることによる混成炭化水素供給材料からの芳香族炭化水素の
分離方法が開示すFl−ている。高い沸点を示すこのエトキシル化アルカンポリ
オール溶剤は、エチルベンゼンおよび多置換ベンゼンの如き高沸点芳香族炭化水
素の回収を可能にする。
この方法は、エネルギー集約蒸留工程を行なうのに必然的にかなり多量のエネル
ギーを要求する。
米国特許第4.179.362号には、温度約150〜450”]’:の抽出帯
域でメタノール/水抽出溶剤(該溶剤中水含分は少くとも10容量X)を用いる
ことにより芳香族含有石油留分を芳香族リッチ流れと非芳香族炭化水素流れとに
分ける方法が開示されている。この抽出では、芳香族リッチ抽出物中の炭化水素
の溶解性を減するべく抽出工程で水が使われる。この抽出工程に続いて、芳香族
リッチ抽出物に水(蒸留水)を更に加えて、水/メタノール溶剤が少くとも80
容没%の水を含むようにする。
次イで、フラッシュ蒸留、エネルギー集約法或いは、抽出溶剤として超臨界的C
O2を用いる如き他の手段により水とメタノールを除去せねばならない。より高
い留出物処理でのメタノール/水溶剤の使用には、より高いグロセス圧力が要求
される傾向があり、またメタノール/水溶剤に関連した安全上の拘束例えば易燃
性ないし毒性という問題が生ずる。
上記方法では、従前工業的に用いられた脱芳香族のコスト減をはかるプロセスの
開発に強い関心が示されている。米国特許第5.985.644号は、この目標
を達成すべくエネルギーの集中する工程例えば蒸留の使用を軽減する方策を挙げ
ている。
@滑油の脱芳香族は/与に興味深い。脱芳香族潤滑油は、通常、温度変化に伴う
粘度変化速度の遅い、それゆえに比較的高−・粘度指数、高い熱ないし酸化安定
性、低い炭素形成傾向、良好な色および高い引火点を有するナフテン系および(
又は)パラフィン系粘性物質である。潤滑油供給材料は通常、粗製油の減圧蒸留
からの留出物又は残油として回収される。粗製潤滑油留分は多種の化学成分例え
ばパラフィン、ナフテン、芳香族等を含んでいる。
比較的良好な品質および高い粘度指数の精製潤滑油を得るために、?r4滑油の
粘度指数を低める傾向のある芳香族および多芳香族化合物の如き成分を除くこと
が慣例であった。従前、これら芳香族成分の除去は上記の如き方法並びに、米国
特許第2. G 79.885号、同第2J42,205号、同第5,60 Q
、302号、同第2,773,005号、同第1291728号、同第4788
.980号および同第4883.420号に開示の如き方法によって実施されて
きた。
米国特許第2,079,885号には、芳香族成分と非芳香族成分を含む炭化水
素油な昇温でフルフラール若しくはフェノールの如き選択的溶剤と向流させ、芳
香族リッチ抽出物を冷却し、ラフィネートをオイルアウトしそして該オイルアウ
トした2フイネートを再循環させることにより精製する方法が開示されている。
あいにくなことに、かかる方法は、芳香族リッチ抽出物においていくらかのラフ
ィネート減損をきたす。
米国特許第2.342.205号には、脂肪族ないし芳香族炭化水素を洗浄し次
いで蒸留する溶剤回収系が開示されて〜・る。
米国特許第5.600.302号には、少くとも1個の極性官能基を有する、フ
ェノールの如き6員環芳香族有機化合物および、エチレングリコールモノメチル
エーテル又はジエチレングリコール七ツメチルエーテルの如き低級グリコールエ
ーテルを含む溶剤による抽出で石油蒸留留分を改質する方法が開示されている。
この方法は、芳香族ないし非芳香族相から溶剤を分離するのに慣用の蒸留手段を
用い、また高〜・抽出温度でのフェノール溶剤の容量が高いためその容量を減す
るべく低級グリコールエーテルを用いている(第3欄、第25行以下)。
米国特許第2.773.005号には、フェノールと水を用いて軽質潤滑油を抽
出する方法が開示されている。このフェノールは、芳香族系炭化水素とフェノー
ル(抽出溶剤)を含む別の抽出留分から回収される。かくして、この方法は、「
別の抽出留分」がフェノール(かなりの毒性化合物)と芳香族系化合物を含むた
め付加的分離プロセスによる抽出溶剤の再生を必要とする。
米国特許第5,291,728号には、抽出プロセスからの2フイネートと抽出
留分を25〜50容量%の水で洗浄する方法が開示されて〜・る。
米国特許第3.788.980号には、供給材料を水と溶剤との混合、物に接触
させる芳香族炭化水素の回収方法が開示されている。芳香族を含む混合物は、芳
香族混合物の沸点に保持された蒸留帯域に導入され、また蒸気が該蒸留帯域の底
部より導入されている。かくして、芳香族系化合物の除去に蒸留帯域が必然的に
用いられている。
米国特許第488 ?x420号には、蒸気と低分子量パラフィン系炭化水素(
溶剤)との混合物を用いることにより抽出物相(芳香族と抽出溶剤を含む)から
芳香族炭化水素を除去する方法が開示されている。溶剤は、蒸気ストリッピング
又は抽出蒸留処理のあと溶剤回収塔に通すことKよって回収されている。
1980年6月50日付提出の米国出願第164,039号には、混成炭化水素
供給材料又はラフィネートを以て溶剤精製を用いうる溶剤抽出−溶剤デカンチー
ジョン方法が開示されている。本発明方法はこの溶剤精製工程を排除する。
1981年6月4日付提出の米国出願第267.427号には、抽出溶剤として
好ましくは低分子量ポリアルキレングリコールを用いるユニークな抽出−デカン
チージョンプロセスの使用による芳香族−非芳香族含有供給材料の分離方法が開
示されている。本発明方法は、改善された混成抽出溶剤の使用による改良方法を
可能にする。
本発明の方法は、それが上記方法の多くに固有な問題を克服し、経済上有利でエ
ネルギー効率の高い抽出−分離方法を提供することで従来技術とは区別される。
本発明の概要
本発明は、2種以上の成分よりなる選択的有機溶剤を用いた混成炭化水素供給材
料からの芳香族炭化水素と非芳香族炭化水素の分離方法を提供する。本方法は、
それがキャパシティー、芳香族−非芳香族間の選択性および広範な供給材料に関
する熱効率要求数fにおいて改善されろ如き、主要溶剤成分(以下単に「溶剤」
と略称)と補助溶剤とを含むよう抽出溶剤を選択して芳香族炭化水素と非芳香族
炭化水素との分離を行なう抽出−分離方法である。
本発明に従えば、混成炭化水素供給材料(芳香族成分と非芳香族成分を含む。以
下時折「供給材料」と略称)は、連続的な溶剤抽出−溶剤分離プロセスにおいて
低いエネルギー消費を以て効果的に分離される。而して、本発明方法は、
(a) 炭化水素供給材料と混成抽出溶剤とを抽出帯域中央くとも約150℃の
温度で接触させて溶剤相と2フイネート相を形成し、
(b) 溶剤相を冷却し、
(c) 該冷却せる溶剤相を分離帯域に導入し、それと共K。
該溶剤相中の芳香族炭化水素の反溶剤的[11〜約25.0重量%を導入して芳
香族炭化水素を含む抽出物相と、抽出溶剤および反溶剤の混合物を含む、溶剤リ
ッチ相を形成し、
(d) この溶剤リッチ相から反溶剤を除去し且つ該溶剤リッチ相を工程(a)
の抽出帯域に再循環させ、そして(e) 工程(c)の抽出物相と工程(a)の
ラフィネートを回収す水洗浄プロセスによって、これら抽出物相とラフィネート
から、連行な(・し浴解せる溶剤が全て取除かれる。
第1図は、本発明の例示的具体化の概略的流れ図である。
第2囚は、後記「例」で用いた方法の概略的流れ図で既に記したよ5に、混成炭
化水素供給材料中に存在する芳香族炭化水素と非芳香族炭化水素を高いエネルギ
ー効率を以て分離する方法に対する工業的需要が歴史学上存在し、今も存続して
いる。ナフサ、加熱用油、軽質油、分解ガソリン、ドリボレン、潤滑油(軽質蒸
留物〜重質蒸留物)、灯油等は芳香族系炭化水素例えばBTX又は多芳香族化合
物を901量%まで含有しうる。芳香族ないし非芳香族炭化水素の分離は粗製潤
滑油の脱芳香族に特に有利である。かかる炭化水素供給材料流れを組成する成分
は斯界に周知なので、ここで多くを論じないが、注目すべきなのは、本発明に用
いられる混成炭化水素供給材料が、ナフサ(バージン若しくは分解物)、灯油、
ガソリン、加熱用油、潤滑油(軽質蒸留物、重質蒸留物、ブライトストックおよ
び残油)、ジェット燃料および貴循環油を包含する、芳香族成分1種ないし2a
i以上を含んだ普通蒸留留分石油のいずれであってもよいということである。好
ましくは、供給材料流れは、軽質蒸留物〜1質蒸留物、プライトストック等、沸
点範囲が約400’F〜約1100’)”の潤滑留分である。
重質炭化水素供給材料例えば潤滑油中に存在する芳香族炭化水素として通常、ア
ルキルベンゼン、インダン、テトラリン、インデン、ナフタレン、フルオレン、
アセナフタレン、ビフェニル、フェナントレン、アントラセン、ジアセナフタレ
ン、ピレン、クリベン、ジアセアントラセン、ベンズピレンおよび他の各種芳香
族供給材料成分が挙げられる。
本方法は、芳香族成分と非芳香族成分を含む供給材料の有意に改良された処理を
可能にする。而して、本発明の抽出分離プロセスで後述の「混成抽出溶剤」を用
いることにより、いくつかの有意な利点が得られる。先ず、混成抽出溶剤の使用
により、供給材料に対する溶剤の比が少く済み(溶剤の再循環量が減少し)、そ
のためプロセスの所要装置寸法が縮減され、それゆえまた所要投資も削減される
。第二に、混成抽出溶剤の使用により、溶剤分離に用いられる水の量が減少し、
またその結果、図面に関連して後述する如く、連行ないし溶解せる溶剤の除去を
目的としたラフィネートおよび抽出物の洗浄に使われる水の量も減少する。この
、溶剤分離工程における所要水量の低下により、プロセスの正味エネルギー要求
数量も低下する。第三に、混成抽出溶剤の使用と減水量の使用により、プロセス
の正味エネルギー消費は、用いられる溶剤/供給材料比にではなく、処理される
供給材料の総量に依存することとなる。この利点は、本方法をして、プロセスの
エネルギー要求数量を有意に高めることなく種々の供給材料例えば軽質パラフィ
ン留分対ブライトストックを処理しうるものとなす。これは、プロセスのエネル
ギー消費面で、フルフラールに必要なエネルギーないしは斯界で今日使われてい
る類似プロセスでの所要エネルギーに対1,50Xまで或いはそれより多くの節
減をもたらす。第四に、混成抽出溶剤の使用により、プロセスに対する操業性の
度合いが、被処理供給材料を基準とする成分溶剤の変化量を用いるとき高められ
る。
第五に、混成抽出溶剤の使用により、通常、相当低い抽出温度を用いることがで
き、かくしてまた、溶剤の熱安定性が高められる。
本方法に用いられる、「混成抽出溶剤」と本明細書中で呼称せる溶剤混合物(溶
剤/補助溶剤混合物)は、フルフラール、フェノール、メタノール等の如キ溶剤
において従前見出されなかった所望特性の成るユニークな均衡を有している。こ
の所望特性として、(a)抽出温度での芳香族供給材料成分に対する高い選択性
、(b)抽出温度での芳香族供給材料成分に対する高い溶剤能、(d)プロセス
条件下での化学安定性および熱安定性、(e)より広範囲な供給材料への適応性
、更には(f)溶剤と補助溶剤とが単一再循環成分として再循環しうるのに十分
混和性であることが挙げられる。当業者によって理解されるように、上記特性の
相互関係は、抽出溶剤の最終的な適合性にきわめて重要である。本発明の「混成
抽出溶剤」は、本抽出分離プロセスにかかる特性の均衡をもたらす。本発明方法
は、芳香族抽出物又はラフィネートから抽出溶剤を留出させる方法とは区別され
る。これまでに用いられた方法では、抽出溶剤の特性は、プロセスのエネルギー
要求数量を減することとさほど深い係わりはなかった。
既述の如く、本方法に使用せる溶剤と補助溶剤は、沸点ないし分解温度が抽出温
度よりも高い水混和性の有機液体(プロセス温度において)となる傾向がある。
用語「水混和性」は広い温度範囲にわたり水と完全に相溶しうる溶剤および補助
溶剤並びに、室温で水との高い部分相溶性を示し而してプロセス温度では通常完
全に相溶しうる溶剤および補助溶剤を意味する。
用語「混成抽出溶剤」を本明細書中で用いるとき、それは、のちに定義する如き
「溶剤」成分「補助溶剤」成分とからなる溶剤混合物を意味する。
本発明方法に用いられる「溶剤」成分は、式:%式%
の低分子量ポリアルキレングリコールである。式中nft1〜5の整数好ましく
は1著しくは2の整数であり、mは1以上の値を有する整数、好ましくは約2〜
約20最も好ましくは約5〜8の整数であり、R1、R2およびR5は水素、ア
ルキル、アリール、アラールキル又はアルキルアリールであり、好ましくは、水
素および炭素原子1〜約10個のアリールであり、最も好ましくは水素である。
本発明に用いられうるポリアルキレングリコール溶剤の例はジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、1.5−7”チレン
クリコ−ル、1.2−7’チレンクリコール、1.5−ペンタエチレングリコー
ル等である。これらポリアルキレングリコール溶剤に加え、スルホラン、フルフ
ラール、n−メチル−2−ピロリドンよりなる群から溶剤を選ぶことができる。
好ましい溶剤はジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレ
ングリコール又はこれらの混合物であり、最も好ましくはテトラエチレングリコ
ールである。
本発明に用いられる「補助溶剤」成分は式%式%
のグリコールエーテルである。式中、R4、R6、R6およびR7は水素、アル
キル、アリール、アラールキル、アルカリールおよびこれらの混成基であるが、
但しR4とR7が共に水素であることはない。Xの値は1〜5の整数好ましくは
1若しくは2であり、yは1〜10の整数好ましくは2〜7最も好ましくは2〜
5の整数であり、R4、R5、R6およびR7は好ましくは、−炭素1〜約10
個のアルキルであるが、但しR4とR7が共に水素であることはなく、最も好ま
しくはR4は炭素1〜5個のアルキルであり、R5、R6およびR7は水素であ
る。
溶剤と補助溶剤の混合物は、少くとも1種の溶剤および補助溶剤が混成抽出溶剤
を構成すべく供されるよう選定される。補助溶剤は一般に、混成抽出溶剤の約α
5〜約99X好ましくは約10〜約80Xを占め、最も好ましくは混成抽出溶剤
の総重量に対し補助溶剤は約20〜約60重Ik%である。
反溶剤は本発明方法の溶剤分離工程で用いられ、混成抽出溶剤中の芳香族炭化水
素の溶解性を減する傾向のある化合物であればほとんどいずれでもよい。水が好
適な反溶剤である。なぜなら、水を蒸留除去してこのプロセスないし他のプロセ
スで用いられる蒸気を発生させることによりエネルギー要求数量が有意に低めら
れるからである。また、水を抽出工程の反溶剤として用いることにより、選定さ
れる供給材料と混成抽出溶剤および抽出帯域に存在する有効量の反溶剤との相互
関係で付加工程に融通性のあることが観察されている。他の適当な反溶剤として
エチレングリコール、グリセリン、低分子量アルコール等が挙げられる。低分子
量アルコールの使用は、用いられる反溶剤の濃度が低℃・ときでも、アルコール
の使用に関連して斯界で認識されている問題ゆえに通常好ましくな℃・。分離帯
域で測定される反溶剤の有効濃度は、この分離帯域から出て(る混成抽出溶剤中
の芳香族炭化水素量により測定される、混成抽出溶剤中の芳香族炭化水素の溶解
性を効果的に低める如き濃度とする。この分離工程から出てくる混成抽出溶剤中
の芳香族炭化水素の濃度は抽出溶剤のN曾を基に好ましくは51量%未満であり
、より好ましくは31景%未満である。本発明方法に用いられる反溶剤は、芳香
族リッチ抽出物相と溶剤リッチ相とが形成する如き抽出で得5れる相の単なる冷
却によって達成されるよりも高度に二相形成を促進する。
通常、分離工程に存在する反溶剤の濃度は、芳香族リッチ溶剤相の総重量を基に
約rJ、5〜25.o重貸%若しくはそれより高い範囲であるが、好ましくは約
0.5〜約15.。
X最も好ましくは約3o〜約10.OXである。分離工程に存在する反溶剤の成
る部分は、混成抽出溶剤および反溶剤の再循環による存在11の結果として抽出
帯域から得られる、芳香族リッチ溶剤相に存在しうる反溶剤で構成されうる。先
に示したように、約1a21t%(再循環せる混成抽出溶剤のl?t 重tを基
に)までの存在が、供給材料中変動する混成抽出溶剤を相関させる点で有利とな
りうる。デカンテーション帯域での反溶剤の実際濃度は、炭化水素供給材料の選
定、該供給材料中に存在する芳香族等に依拠して、25.0重量%を上回りうる
。上記濃度は、分離帯域に存在する、給源とはかかわりない全反溶剤例えば水を
示す。反溶剤を、分離帯域前の芳香族リッチ溶剤に加え″′C該帯域での高めら
れた分離を可能にすることが好ましい。
一般的に云って、抽出を遂行するには、抽出器帯域での混成抽出溶剤対炭化水素
比は、容漬で約2〜約20=1好ましくは約2〜15:1最も好ましくは約4〜
1゜:1範囲である。この溶剤対炭化水素比に関する広い範囲は、溶剤、補助溶
剤、溶剤対補助溶剤のM fit比、混成抽出溶剤中の反溶剤の1(量割合等に
依拠して拡大され5る。また、高い回収率(収率)又は高い純度(品質)が所望
さJLるか否かによっても最適な溶剤対供給材料比は変動するが、本方法は概ね
、高い回収率および高い純度をもたらす。
本発明の、溶剤と補助溶剤の混合物を抽出溶剤として用いることにより、芳香族
炭化水素に関し高い選択性ないしキャパシティーを有するプロセスが供され、ま
た熱効率(エネルギー消費)が供給材料の導入速度に比例し而して溶剤対供給材
料比にはさほど依存しないプロセスが供されることが観察された。かくして、本
発明方法は、さまざまな供給材料に対し同様のエネルギー要求数量を用いること
を可能にする。この重要な特徴は、フルフラー ル、N −Jチル−2−ピロリ
ドン又はフェノールヲ抽出溶剤として用いる方法では見出されない。
本発明方法はまた、抽出帯域の頂部圧力が典型的には約150 psig未満で
あり、しばしば約1o o psig未満であることを%徴とする。これは、作
業の容易さと分離プロセスの実施に必要な資本投資の面で非常に有利である。抽
出帯域での実際圧力は、処理される特定の炭化水素供給材料、用いられる混成抽
出溶剤、選定される反溶剤とその濃度および、抽出実施温度に依って、より高(
てもよく或いはより低くてもよい。分離帯域で用いられる圧力は通常、芳香族リ
ッチ溶剤相をして分離帯域を通過させるに必要な圧力でよいが、所望なら、より
高い圧力を用いうる。通常、この分離帯域を横切って小さな圧力降下(圧力勾配
)が観察される。
抽出帯域の温度は一般に少くとも約150°G1通常約150°C〜約275℃
範囲であり、好ましくは約り70℃〜約250℃最も好ましくは約り00℃〜約
240℃範囲である。抽出帯域の温度は該帯域を通して一定でなく、抽出帯域に
導入されている混成抽出溶剤の温度と、抽出帯域から出ていく相の温度との間に
は通常約30℃まで若(7くはそれより高い温度勾配がある。分離帯域は一般に
、抽出帯域の温度よりも約50〜約200℃下回る温度範囲に保持され、而し、
てその温度は好ましくは約り5℃〜約150℃、より好ましくは約り5℃〜約1
00℃、最も好ましくは約り5℃〜約70℃範囲である。分離帯域で用いられる
この温度は部分的に、混成抽出溶剤中の芳香族炭化水素の溶解性、分離帯域に存
在する反溶剤の量および分離帯域温度での混成抽出溶剤の粘度に依存する。
本発明の抽出帯域、分離帯域その他で用いられる装置は慣用意匠のものである。
例えば、沈降帯域をもつポンプ収納塔又は昇液管ないし一降液管をもつシーブト
レーが用いられうるように、複数個の多孔板を中心部で、振動式モーター駆動せ
る垂直軸上に取付げた多段往復型抽出塔が用いられうる(この抽出塔内では概ね
向流流れが用いられる)。分離帯域での分離は、内部部材のないタンク内で実施
しうるが、好ましくは該タンクに、分離を助成する合体部材又はバッフルが内蔵
される。好ましい分離帯域は、縦長合体部材(繊維床コアレッサ一部材)を有す
る有孔媒体付きコアレッサーよりなる。「分離帯域」が、相分離を容易にし、し
かも反溶剤の存在する帯域であることは理解される。先に示した如く、反溶剤は
好ましくは、分離帯域前、溶剤相が抽出帯域を退出し冷却されたのちに加えられ
る。
後記種々の具体化で使用せるさまざまな抽出装置およびデカンタ−が慣用意匠の
ものであり、同じく熱交換器、貯槽および必要なら溶剤再生装置も慣用意匠のも
のである。用いられる抽出装置は好ましくば、多段向流抽出装置であるが、上述
の如く周知タイプのいずれであってもよい。
本発明方法は、初期炭化水素供給材料中の芳香族化合物の重量を基に約70〜約
95X若しくはそれより高い、芳香族炭化水素全回収率を可能にし、また非芳香
族炭化水素についても同様の回収率を可能にする。
実験手順
本発明の具体化において、抽出塔は、内容量的5!の2in(内径)ガラス管内
に往復プレートを2in間隔で設置して成る力k (Karr )(商品名)往
復プレート抽出カラムであった。内部金属部材は、往復プレートがテフロン(商
品名)であることを除いて全て、N1316のステンレス鋼製であった。1分離
帯域はバックル付き又はバックルのないタンクか或いは、縦長合体部材を備えた
ガラス分離器(米国のセラス社11VLs−60Pffi)よりなった。好まし
〜・合体部材は繊維床コアレッサーであった。
全体を通して使用せる管状物は通常、外径37s +n s壁厚α035 in
の阻316ステンレス鋼製管であった。
水ストリッパーは、突起付き金属充填物(α24inXO,24in)を入れた
4in(内径)のガラス製蒸留カラムよりなるものを用いた。
種々の相の油含分は、火炎イオン化検出器を備えた、クロモンープW(商品名)
上3%のov−1atを充填せる2mi+X6ft ガラス製カラムよりなるガ
スクロマトグラフ(ヒユーレット・パッカートモデル5750)によって測定し
た。種々の相の水含分は、カール・フッシャー自動滴定器(モデル392)と自
動ビユレット(フッシャーモデル395)を用いて測定した。
炭化水素供給材料と生成物の粘度指数(rlと略称)は当初、ASTM法D22
70−75によッテ測定した。
油生成物の粘度指数は、該生成物の純度の尺度であり、その粘度指数が高いほど
油生成物の純度も高い(すなわち芳香族化合物含量が少い)ことを示している。
生成物の粘度指数は、予め70℃における屈折率に対し、AsTMD2270−
75 に従って測定せる粘度指数を相関させたのち、70℃での炭化水素供給材
料若しくは屈折率を測定することKよりめられた。実施例で粘度指数に関し示し
た値は、ラフィネート生成物の70℃での屈折率を測定することによりめられた
粘度指数である。
加えて、供給材料、ラフィネートおよび抽出物の70’GKおける屈折率から収
率(全供給材料容量を基にした容量X)を算定した。かかる収率は後記例に記録
しである。
慣用の検出手段によって温度と圧力を測定した。
第1図に言及するなら、混成炭化水素供給材料は、10より管路12を経てポン
プ14に導入される。該材料は更に管路12並びに熱交換器16.1Bおよび2
゜を通り、夫々、芳香族リッチ抽出物およびラフィネートと熱交換することによ
り予熱される。次いで、供給材料は熱交換器22で、管路54内の蒸気(水を反
溶剤とするとき、溶剤相から反溶剤すなわち水を蒸留することKより形成される
蒸気)と熱交換したのち抽出カラム(l域)24に導入される。好ましくは約り
50℃〜約275℃最も好ましくは約り00℃〜約240℃範囲の温度を有する
混成抽出溶剤(以下「抽出溶剤」と呼称)は、管路57を経て抽出カラム24に
その頂部近辺から導入され、カラム24内部を下方にパーコレートして炭化水素
供給材料から芳香族を除去し、芳香族リッチ溶剤相とラフィネートを形成する。
主に非芳香族を含むラフィネートは管路26を介しカラム24の頂部から流出し
、熱交換器20で混成炭化水素供給材料を予熱するとともに、入ってきた混成炭
化水素供給材料との熱交換によりラフィネート自体は冷却せしめられる。ラフィ
ネ−トは次いで、抽出器39に入り、そこで水と接触して(水が選定された反溶
剤であるとき、抽出水は好ましくは抽出溶剤から除去された水である)、ラフィ
ネート中に存在する抽出浴剤を回収し、そのため水相と最終ラフィネート生成物
が形成される。いくつかの供給材例(例 プライトストックおよび重質蒸留物)
は、連行溶剤を有するラフィネートをもたらし5る。この溶剤の大部分は好まし
くは、上記工程前に除去されているべきである。別の水抽出が抽出器38内で生
じ、該器内で、のちに記述せる分離帯域34からの、芳香族リッチ抽出物が水相
(混成抽出溶剤を含む)と最終芳香族生成物を形成する。抽出器38および39
からの水相には、主として水とそして、芳香族リッチ抽出物およびラフイネ−ト
に溶解ないし連行せる少没の抽出溶剤が含まれる。選定された反溶剤が水である
とき、必要に応じて、合流せる水相を管路44を経て分離槽(帯域)34に再循
環させる。
指摘すべきは、用語「相」および「生成物」が、相中少くとも503[童%、大
抵の場合80重量%以上の量で存在する主要成分の名を取って付けられたという
ことである。主に抽出溶剤と芳香族炭化水素を含む、芳香族リッチ溶剤相は抽出
カラム24の底部より管路28を経て熱交換器30に送られ、そこで管路48内
の抽出溶剤で冷却せしめられる。この芳香族リッチ溶剤相は、必要なら、二相形
成を促進すべく更に冷却器32で冷却せしめられる。水が、選定された反溶剤で
あるとき、再循環せる抽出溶剤と反溶剤は管路44を経て分離槽(帯域)34に
導入される。かくして、管路44に入った溶剤はプロセスに戻される。好ましく
は、分離帯域34で相形成を更に促進すべく、該分離帯域前例えば第1図中46
において、芳香族リッチ溶剤相に反溶剤が加えられるが、所望なら、核剤を直接
分離帯域に加えることもできる。
管路44の抽出溶剤/反溶剤混合物中の反溶剤は、芳香族リッチ溶剤相の岸なる
冷却によっては達成し得ない程度にまで、抽出溶剤中の芳香族炭化水素の溶解性
を低める。この反溶剤は分離帯域34において、該帯域内の芳香族および溶剤の
重量を基に約O05〜約25.0重量%濃度で存在し、好ましくは約0.5〜1
5重fX最も好ましくは約&0〜約1α01量X濃度で存在する。分離帯域に反
溶剤が存在することにより、管路48を経てデカンテーション槽34から流出す
る芳香族が好ましくは約31量%未満、しばしば約2重量%未満となるほどに抽
出溶剤中の芳香族の溶解性が減少せしめられる。
分離帯域34の芳香族リッチ抽出相は管路36を経て水抽出カラム58に搬送さ
れ、そこで分離帯域34の溶剤相からの水(好ましくは、抽出溶剤/反溶剤混合
物からの脱水によりもたらされる水)と接触せしめられる。
この、水による抽出は、芳香族リッチ抽出相から、該相に連行ないし溶解せる溶
剤を取除(。
分離帯域34の溶剤相は管路48からポンプ50を経て熱交換器50に送られ、
そこで管路28内の芳香族リッチ熱溶剤と熱交換したのち、蒸留カラム(帯域)
52に導入される。もし管路48内の溶剤を更に加熱することが望ましいなら、
管路48の溶剤相と管路57の溶剤との間で熱交換させるために別の熱交換器(
図示せず)を備えることができる。かかる付加的な熱交換器も亦、必要に応じて
管路57内の溶剤を冷却するのに役立つ。
この具体化での蒸留帯域の使用は限定的であるつもりはな℃・。なぜなら、抽出
溶剤中の反溶剤の濃度を減少させるいかなる手段も使用しうるからである。反溶
剤が水であるときは、蒸留帯域で生じた蒸気がこのプロセスおよび(又は)他の
プロセス(図示せず)で有利に且つ経済的に用いられうるので、該蒸留帯域の使
用は好ましい。
水が、選定された反溶剤である場合、管路48内の溶剤相は蒸留帯域52に導入
され、そこで水は好ましくは減圧下蒸留に付され、管路54を経て蒸気として取
出される。管路54内の蒸気はここで混成炭化水素供給材料と熱交換したのち、
冷却器62により凝縮せしめられ、また凝縮した水は抽出器38および39で用
いられうる。
別法として、熱交換器22かも出てくる蒸気をこのプロセス又は他のプロセス(
図示せず)に有利に用いることができる。ここでの熱交換により、蒸気中に存在
する少量の抽出溶剤が凝縮することとなる(ここに点線矢印で示されている)。
この溶剤は、蒸留帯域52から管路57に入ってきた溶剤との合流により抽出カ
ラム24へと再循環せしめられる。かかるプロセス蒸気の使用によって、プロセ
スへの熱人力は、部分的に、蒸留帯域52と同時に蒸気加熱器22でまかなわれ
うる。
既述の如(、反溶剤の選択に依っては、該溶剤の除去に上記に代わる別の系を用
いることができる。上記の系は、本方法を実施するのに必要なエネルギーの低下
の面で特に有利である。例えば、上記の抽出−分離プロセスは慣用脱芳香族プロ
セスと較べるとき、下記プロセスを用いて脱芳香族処理される供給材料に依り5
0X〜約80%まで、脱芳香族に必要なエネルギー数量の低下をきたす。
系での全反溶剤例えば水は、46から分離帯域54に導入される水の量が調節さ
れるので容易にめられうる。
分離帯域34に存在する反溶剤の童を約0.5〜約25.0重量%最も好ましく
は約50〜約10.0重量%に保つよう、漏出ないし転倒による水減損は酌量さ
れねばならない0
本方法を実施するための別の系を第2図に示す。この系統図では、第1図に示し
た系に関連して記述せる成る特徴部分が用いられていない。混成炭化水素供給材
料は外部供給源(図示せず)から管路70に導入され、ヒーター72で加熱され
る。熱せられた供給材料は次いで、管路74を経て抽出カラム(帯域)76に通
される。芳香族選択溶剤は、ヒーター105で加熱後管路104により抽出カラ
ム76にその頂部近辺で導入される。この抽出溶剤はカラム76を下方にパーコ
レートして炭化水素供給材料から芳香族を除去し、ラフィネートと、芳香族リッ
チ溶剤相(以下このリッチ溶剤相をR8と呼称)を形成する。主に非芳香族を含
むラフィネートはカラム76のm部より管路78を経て流出し、ラフィネート生
成物として収集される。このラフィネート生成物は冷却後デカンテーションによ
って抽出溶剤すべてから分離され、次いで水により洗浄される(図示せず)。こ
のラフィネート生成物の粘度指数は、その屈折率を既述の如く70℃で測定する
ことによりめられる。
主に抽出溶剤と芳香族炭化水素を含む、管路80内のR8相は熱交換器82〔通
常、冷水熱交換器1基ないし2基以上(直列)から成る〕で冷却され、ミキサー
86に導入される。ミキサー86は、管路84および102の内容物を混合し且
つ該混合物を分離帯域90に導入すべく管路88に送り込むのに用いられる。こ
の場合のミキサー86は機械電磁攪拌器よりなる。反溶剤(この例では水が反溶
剤である)は管路102を経て導入され、この反溶剤とR8相が混合後分離帯域
90に導入される。
この具体化では、分離帯域はタンクか或いはシーラス社より入手される如き礒維
床コアレッサー(モデルNILS−6ap)としうる。加えて、管路88内の相
に存在しうる固形分を除去するのに、管路88中にフィルター(図示せず)、例
えばインラインコツトンフィルターを用いることが望ましいかもしれない。これ
は、繊維床コアレッサーを用いる場合に特に望ましい。ここでは、かかるフィル
ターを、繊維床コアレッサーの使用時に用いた。所望なら、反溶剤を分′a帯域
90に直接加えることができる。すなわち、別法として、管路102を分離帯域
90に導入し5るが、しかしかかる手段は好ましくない。先に述べたように、熱
交換器82による冷却と反溶剤の添加は、芳香族リッチ抽出物相が形成するよ5
kまた主成分として抽出溶剤と反溶剤を含む溶剤相〔以下湿潤L S (!J−
ンソルペント)相と呼称〕が形成するように抽出溶剤での芳香族炭化水素の溶解
性を低める。
分離帯域90の芳香族リッチ抽出物相はデカンテーション帯域90から管路92
を経て流出する。
分離帯域90の湿潤LS相は該分離帯域から管路94を経て流出し、水ストリッ
パー96に導入され、そこで湿f?4LS相中の水(この場合選定された反溶剤
)が成る部分、水コンデンサー98での凝縮により除去され得、水アキュムレー
タ100へと導入される。分離帯域90に所望濃度の水(反溶剤)をもたらすの
に必要なときは、反溶剤と1−て用いられる水を管路102に導入する。溶剤は
水ストリッパー96から〔乾燥リーン溶剤相(以下乾燥LS相と略記)として〕
管路104を経て流出し、既述の如くヒーター105での加熱後抽出帯域76に
導入される。乾燥LS相はいくらかの童の水を含み、その含水量は約10重量%
まで或いはそれを上回り5る。代表的には、乾燥LSは約103[j1%未満の
水を含む。先に示した如く、乾燥LS中に存在する水の量は、各樵供給材料に対
する混成抽出溶剤の性能を高めるべく有利に調整されうる。このLS相中の反溶
剤量の加減は、反溶剤除去帯域における温度および圧力の調整によってなされう
る。従って、混成抽出溶剤のキャパシティーないし選択性を、供給材料、混成抽
出溶剤および、再循環混成抽出溶剤(乾燥LS)中の存在水量の相互的関係によ
り特定の被処理供給材料と相関させることができる。既述の如く、乾燥LS相に
は少量の油も存在しうる。
下記例は本発明を例示するためのもので、いかなる態様にもこれを限定するもの
ではない。
例1〜8
表Iの例1〜8は、本発明方法の使用および該方法に用いられる混成抽出溶剤よ
り誘導される利益を示している。例1〜8は第2図に示す方法を用いて行なった
。例1および2は、夫々トリエチレングリコールおよびテトラエチレングリコー
ルの溶剤のみを用いた比較例である。
抽出帯域に導入せるリーン溶剤の温度は約235℃±5℃であり、また分離帯域
の温度は65℃±5℃であった。
例3〜8は、溶剤としてのテトラエチレングリコールと補助溶剤としての、既述
せるグリコールエーテルよりなる混成抽出溶剤を用いた例である。表1に示す如
く、より低い溶剤/油化およびより低い水/油比な用いながら、生成物の品質を
保留ないし改良する方法が達成されている。供給材料は、7o℃でt4820の
屈折率(91の粘度指数)を有するブライトストックとした。
例3〜8は、混成抽出溶剤の使用により、ラフィネートの粘度指数を保留ないし
高め且つラフィネートおよび抽出物の洗浄に必要な水量すなわち水/供給材料比
を低めつつ溶剤/油化を減じうることを示している。
手続補正書
昭和62年 1月21日
特許庁長官 黒 1)明 雄 殿
補正をする者
事件どの関係 特許出願人
名称 ユニオン カーバイド コーポレーション
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.(a)混成炭化水素供給材料を、温度が少くとも約150℃の抽出帯域で混 成抽出溶剤と接触させて、芳香族炭化水素を含む溶剤相と非芳香族炭化水素を含 むラフイネートを形成し、 (b)前記溶剤相を冷却し、 (c)冷却した該溶剤相を分離帯域に導入し、またそれと共に、前記混成抽出溶 剤中の芳香族炭化水素の反溶剤を有効量導入して、芳香族炭化水素を含む抽出物 相と混成抽出溶剤および反溶剤を含む溶剤相を形成し、(d)該溶剤相中の反溶 剤を調整し、且つ該溶剤相を工程(a)の抽出帯域に再循環させ、そして(e) 工程(c)の抽出物相と工程(a)のラフイネート相を回収する ことよりなる、混成炭化水素供給材料の脱芳香族方法。 2.混成抽出溶剤が式 HO−〔CHR1−(CR2R3)n−O−〕mH(ここでnは1〜5の整数で あり、mは1又はそれより大きな値を有する整数であり、R1、R2およびR3 は各々水素、アルキル、アリール、アラールキル、アルキルアリールおよびこれ らの混成基でありうる)のボリアルキレングリコールと式 R4O−〔CHR5−(CHR6)xO〕y−R7(ここでR4、R5、R6お よびR7は各々水素、アルキル、アリール、アラールキル、アルキルアリールお よびこれらの混成基でありうるが、但しR4とRが共に水素であることはなく、 xは1〜5の整数であり、yは2〜10の整数でありうる)のグリコールエーテ ルよりなる、請求の範囲第1項記載り方法。 3.混成抽出溶剤が本質上、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、 テトラエチレングリコールおよびこれらの混合物よりなる群から選ばれるボリア ルキレングリコールと、メトキシトリグリコール、エトキシトリグリコール、ブ トキシトリグリコール、メトキシテトラクリコール、エトキシテトラグリコール およびこれらの混合物よりなる群から選ばれるグリコールエーテルとからなる、 請求の範囲第2項記載の方法。 4.ポリアルキレングリコールがテトラエチレングリコールであり、グリコール エーテルがメトキシトリグリコールである、請求の範囲第3項記載の方法。 5.工程(c)の反溶剤が約0.5〜約25.0重量%量で用いられる、請求の 範囲第1項記載の方法。 6.工程(c)の反溶剤が約0.5〜約15.0重量%量で用いられる、請求の 範囲第5項記載の方法。 7.反溶剤が水である、請求の範囲第1項記載の方法。 8.反溶剤が水である、請求の範囲第3項記載の方法。 9.抽出帯域の温度が約150℃〜約275℃である、請求の範囲第1項記載の 方法。 10.分離帯域の温度が約25℃〜約150℃である、請求の範囲第1項記載の 方法。 11.抽出帯域の温度が約170℃〜約250℃である、請求の範囲第9項記載 の方法。 12.分離帯域の温度が約25℃〜約100℃である、請求の範囲第10項記載 の方法。 13.分離帯域の温度が約25℃〜約70℃である、請求の範囲第12項記載の 方法。 14.工程(a)の抽出帯域での溶剤対供給材料比が、供給材料1容量部に対し 溶剤約4〜約12容量部範囲である請求の範囲第1項記載の方法。 15.工程(e)のラフイネートおよび抽出物を別個に水と接触させて、主に水 と混成抽出溶剤を含む二つの水相を形成する付加工程を包含する請求の範囲第1 項記載の方法。 16.水相の抽出溶剤を回収し且つ工程(c)の溶剤を再循環させる付加工程を 包含する、請求の範囲第15項記載の方法。 17.(a)潤滑油留分よりなる混成炭化水素供給材料を抽出帯域中約150℃ 〜約275℃の温度で混成抽出溶剤と接触させて、溶剤相とラフイネートを形成 し、(b)前記溶剤相を冷却し、 (c)冷却した該溶剤相を約10℃〜約70℃の温度で分離帯域に導入し、また それと共に、約0.5〜約25.0重量%の水を存在させて、芳香族炭化水素を 含む抽出物相と混成抽出溶剤および水を含む溶剤リッチ相を形成し、 (d)該混成抽出溶剤中に存在する水を調整し、(e)工程(d)の混成抽出溶 剤を工程(a)に再循環させ、(f)工程(a)のラフイネートと工程(c)の 抽出物を別個に水と接触させて二つの水相を形成し、(g)工程(f)の水相を 一緒にし、 (h)工程(g)の一緒にした水相の少くとも一部分を工程(c)に再循環させ 、そして (i)工程(f)の抽出物とラフイネートを回収することよりなる、混成炭化水 素供給材料の脱芳香族方法。 18.芳香族炭化水素が工程(c)の溶剤相中に約3重量%未満で存在する、請 求の範囲第1項又は16項記載の方法。 19.芳香族炭化水素が工程(c)の溶剤相中に約2重量%未満で存在する、請 求の範囲第17項記載の方法。 20.約0.5〜約15.0重量%の水が工程(c)で用いられる、請求の範囲 第18項記載の方法。 21.約5.0〜約10.0重量%の水が工程(c)で用いられる、請求の範囲 第20項記載の方法。 22.工程(a)の抽出帯域での温度が約200℃〜約240℃である、請求の 範囲第17項記載の方法。 23.分離帯域での温度が約25℃〜約70℃である、請求の範囲第17項記載 の方法。 24.工程(a)の抽出帯域での溶剤対供給材料比が、供給材料1重量部に対し 溶剤約4〜約12重量部範囲である、請求の範囲第17項記載の方法。 25.抽出帯域の温度が約200℃〜約240℃である、請求の範囲第17項記 載の方法。 26.工程(e)の混成抽出溶剤が有効量の水を含み、而して該有効量が、選定 される供給材料および混成抽出溶剤に相関する、請求の範囲第17項記載の方法 。 27.混成抽出溶剤中の水の量が約10重量%までである、請求の範囲第26項 記載の方法。 28.混成炭化水素供給材料の芳香族成分と非芳香族成分を分離するための混成 抽出溶剤にして、式:HO−〔CHR1−(CR2R3)n−O−〕mH(ここ でnは1〜5の整数であり、mは1〜10の整数であり、R1、R2およびR3 は各々水素、アルキル、アリール、アラールキルおよびこれらの混成基でありう る)を有するポリアルキレングリコールと、前記混成抽出溶剤の総重量を基に約 0.5〜99重量%の、式:R4O−〔CHR5−(CHR6)xO〕y−R7 (ここでxは1〜5の整数であり、yは2〜10の整数であり、R4、R5、R 6およびR7は各々アルキル、アリール、アラールキル、アルキルアリールおよ びこれらの混成基でありうるが、但しR4とR7が共に水素であることはない) を有するボリアルキレングリコールエーテルよりたる混成抽出溶剤。 29.トリエチレングリコール、テトラエチレングリコールおよびこれらの混合 物よりなるボリアルキレングリコールと、 R4O−〔CHR5−(CHR6)xO〕y−R7(ここでxは1であり、yは 約3〜約6の整数であり、R4、R5、R6およびR7は炭素原子1〜10個の アルキル又は水素であるが、但しR4とR7は共に水素であることはない)より なる群から選ばれるグリコールエーテルとの混合物より本質上なる、請求の範囲 第27項記載の混成抽出溶剤。 30.R4がメチル、エチル、プロピル、ブチル又はこれらの混成基の一つであ り、R5、R6、およびR7が水素であり、xが1であり、そしてyが3である 、請求の範囲第29項記載の混成抽出溶剤。 31.(a)混成炭化水素供給材料を、温度が少くとも約150℃の抽出帯域で 、抽出溶剤と接触させて、芳香族炭化水素を含む溶剤相と非芳香族炭化水素を含 むラフイネートを形成し、 (b)前記溶剤相を冷却し、 (c)冷却した該溶剤相を分離帯域に導入し、またそれと共に、前記抽出溶剤中 の芳香族炭化水素の反溶剤を有効量導入して、芳香族炭化水素を含む抽出物相と 抽出溶剤および反溶剤を含む溶剤相を形成し、(d)該溶剤相から反溶剤を除去 し、且つ該溶剤相を工程(a)の抽出帯域に再循環させ、そして(e)工程(c )の抽出物相と工程(a)のラフイネート相を回収する ことよりなる、混成炭化水素供給材料の脱芳香族方法において、前記抽出溶剤と して、式: HO−〔CH2−(CH2)n−O〕mH(ここでnは1〜5の整数であり、m は1又はそれより大きな値を有する整数である)のボリアルキレングリコールと 、式: R4O−〔CHR5−(CHR6)xO〕y−R7(ここでxは1〜5の整数で あり、yは2〜10の整数であり、R4、R5、R6およびR7は各々水素又は 、炭素原子1〜10個のアルキルでありうるが、但しR4とR7は共に水素であ ることはない)のグリコールエーテルとの混合物より本質上なる、混成抽出溶剤 を用いることを特徴とする方法。
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