JPS6249828A - 電子血圧計の圧力補正装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電子血圧計の圧力補正装置に関するものである
。

従来の技術 一般的に電子血圧計の動作及び操作手順は、電源投入→
加圧→測定→排気→加圧→測定→排気（以後繰り返し）
となる。一般に血圧計は腕帯内の止血用ゴム袋に空気を
送り込み、その止血用ゴム袋とゴム管で接続された圧力
センサで圧力を検出し、その圧力センサの出力をマイク
ロプロセッサで演算して血圧を求めている。すなわち、
止血用ゴム袋内の圧力を大気に開放した状態の圧力セン
サの出力を補正値とし、圧力をかけた時の圧力センサの
出力から、前記補正値を減算することにより血圧を求め
ている。

従来の血圧測定のフローチャートを第５図に示す。電源
投入（ステップ６１）後、まず圧力センサ出力を取り込
み（ステップ５２）、その値を測定値Ｐ１　と補正値Ｐ
０としてストアする（ステップ５３）。その後、圧力サ
ンプリング周期を決定するタイマＴ１をスタートしくス
テップ５４）、タイマＴ１がタイムアツプするまで血圧
測定処理（ステップ６１）を行う。血圧測定処理とは最
高最低血圧を決定し表示する処理やそれに関連する処理
である。タイマＴ１　がタイムアツプしたら、タイマＴ
１　を再スタートしくステップ５６）圧力測定を行い（
ステップ６７）、その値をＰｌとしてストアする（ステ
ップ５　ｓ　）　ｏ　Ｐｌ　　とＰ。との差から現在の
圧力Ｐを求める（ステップ６９）。

次にＰが正か負か判断しくステップ６ｏ）、正又は０だ
ったら血圧測定処理（ステップ６１）を行い、負の場合
はＰｌ　を新しい補正値としてＰ。にストアする（ステ
ップ６２）。そしてステップ６に戻る。

この方法では、電源投入時に残圧があった場合、投入直
後はその残圧分を補正値Ｐ。とする。その後の圧力の降
下は第６図の様になるので、圧力サンプリング周期毎に
圧力を検出して負圧であった場合は即補正値Ｐ０を更新
していた。

発明が解決しようとする問題点 ところが、負圧が発生する別のケースとして急排気時に
腕を曲げる等して強制的に急排する場合があり、その時
の圧加降下特性は第７図の梯になる。この様な場合、従
来の血圧計では−△Ｐを補正値としてしまう為、血圧計
の検出する圧力に△Ｐだけ誤差を生じていた。

本発明はかかる点に鑑みてなされたもので、負圧を補正
値として誤修正することのない血圧計を提供することを
目的としている。

問題点を解決する為の手段 本発明は上記問題点を解決する為、電源投入時の圧力セ
ンサ出力を補正値として記憶する記憶手段と、前記圧力
センサ出力から前記補正値を減算し、所定のサンプリン
グ周期毎の圧力を検出する圧力検出手段と、圧力、が負
になった事を判定する第１の判定手段と、圧力が負にな
ってから所定時′間を計時する計時手段と、前記サンプ
リング周期毎の圧力が増加した事を判定する第２の判定
手段とで構成される。

作　　　用 本発明は上記のように構成され、負圧が発生した時点か
らある所定時間内に圧力の増加がなかった場合は最新の
圧力センサ出力を新たな補正値とし、そうでない場合は
補正値の更新を行なわない。

実施例 以下、本発明の実施例について説明する。

第１図において、１は圧力センサ、２は電源投入時の圧
力センサ１の出力を補正値として記憶する記憶手段、３
は圧力測定時の圧力センサ１の出力から前記補正値を減
算し、所定のサンプリング周期毎の圧力を検出する圧力
検出手段、４は圧力検出手段３によるす／プリング周期
毎の圧力が負になったことを判定する第１の判定手段、
６は圧力検出手段３によるサンプリング周期毎の圧力が
負になってからの所定時間を計時する計時手段、６はサ
ンプリング毎の圧力が増加したこと判定する第２の判定
手段である。この第２の判定手段６において、サンプリ
ング周期毎の圧力が負になってから所定時間内に圧力の
増加がなかった場合に、所定時間経過時点の圧力センサ
１の出力を新たな補正値とする。

次に上記構成における動作について第２図を参照して説
明する。

まず、電源を投入（ステップ１３）後、圧力センサ１の
出力を堰り込み（ステップ１４）、その値を測定値Ｐ１
　と補正値Ｐ０と補正値の一時退避先Ｐ０′にストアす
る（ステップ１５）。次にフラグＦ　、ＦＦをリセット
する（ステップ１６）。

ＦＦは圧力検出値が正又は０の場合に０、負の場合に１
にセットされるフラグであり、Ｆは圧力検出値が負にな
ってから正になるまでの時間がｔ２以下の場合０でｔ２
よシ大きい場合１にセントされるフラグである。

ステップ１７で圧力値のサンプリング周期ｔ１を決定す
るタイマＴ１　をスタートし、タイマＴ１がタイムアツ
プするまでは血圧測定処理（ステップ２８）を行う。タ
イマＴ１　がタイムアツプしたら、再度タイマＴ１　を
再スタート（ステップ１９）し、圧力測定を行い（ステ
ップ２０）、その値をＰｌにストアする（ステップ２１
）。次にＰｌとＰ。

との差から現在の圧力Ｐを求める（ステップ２２Ｌ次に
Ｐの正負を判断しくステップ２３）、負であったらテッ
プ２９でＦＦ＝Ｏ１即ち前回の圧力すンプリング時には
圧力Ｐが正又は○で今回負になったということを判定し
、その場合は現時点で最新の補正値を一時Ｐ。′として
記憶して置き（ステップ３０）、フラグＦＦを１としく
ステップ３１）、時間ｔ　を計測するタイマＴ２をクリ
ア再スタートする（ステップ３２）。タイマＴ２は負圧
が自然排気によるものなのか或いは強制排気によるもの
なのか判定する為の圧力推移の観測時間ｔ２を設定する
ものである。次に現在の測定値Ｐ１を新たな補正値Ｐ。

とじ（ステップ３３）、タイマＴ２がタイムアツプして
いるか判定しくステップ３４）、タイムアツプしている
場合はＦ＝１（ステップ３５）とし、タイムアツプして
ない場合はＦ＝。

（ステップ３６）とする。そしてステップ１８に戻る。

一方ステップ２３で圧力Ｐが正又はＯであると判定され
た場合はＦＦ＝ｏ　　とする（ステップ２４）。

次にステップ２５でＦ＝ｏであるか即ちタイマＴ２がタ
イムアツプしているか判定する。もしタイムアンプして
ない場合、即ち、第４図に示す様に負圧になって所定時
間１２以内に圧力が増加する場合は、負圧の原因が強制
急排気であると判定して。

補正値Ｐ。は、負圧が発生する直前の補正値Ｐ。′に戻
す（ステップ２６）。そしてＦ＝１にしくステップ２７
）、血圧測定処理（ステップ２８）に移る。一方ステッ
プ２６でＦ＝１の場合、即ち第３図に示すように負圧に
なって所定時間ｔ２の期間圧力が単純減少する場合は負
圧の原因が自然排気であるとしてそのままステップ２８
の血圧測定に移行する。そしてステップ１８に戻る。

以上の様に、圧力値Ｐが負圧になった場合、負圧になっ
た時点からあ−る所定時間ｔ２間、圧力の変化を観測し
て、単純減少の場合は遂次補正値Ｐ。

を更新して行き、圧力増加が観測された場合は負圧の原
因が強制排気によるものであると判定して補正値Ｐ０を
負圧になる直前の値Ｐ。′に戻す。従って負圧になった
時点からある所定時間圧力が増加しなかった場合はその
所定時間後の圧力センサ出力を新たな補正値とし、そう
でない場合は補正値の更新は行なわない。

発明の効果 以上のように本発明によれば、排気時に腕を曲げる等し
て強制的に急排気していた場合に発生する負圧による補
正値の誤認識を防ぎ、血圧計の圧力検出値に正の誤差が
加算されるのを防ぐことができる。

【図面の簡単な説明】 第１は本発明の実施例における電子血圧計の圧力補正装
置のブロック図、第２図は同装置の動作を示すフローチ
ャート、第３図および第４図は同装置による圧力補正曲
線を示す図、第６図は従来例における動作を示すフロー
チャート、第６図は自然排気時の圧力降下曲線を示す図
、第７図は強制排気時の圧力降下曲線を示す図である。 １・・・・・・圧力センサ、２・・・・・・記憶手段、
３・・・・・・圧力検出手段、４・・・・・・第１の判
定手段、６・・・・・・計時手段、６・・・・・・第２
の判定手段。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　赦　男　ほか１名第１
図 第２図 第３図 第４図 第５図 第６図 第７図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 電源投入時の圧力センサの出力を補正値として記憶する
   記憶手段と、圧力測定時の前記圧力センサの出力から前
   記補正値を減算し、所定のサンプリング周期毎の圧力を
   検出する圧力検出手段と、圧力が負になったことを判定
   する第１の判定手段と、圧力が負になってからの所定時
   間を計時する計時手段と、前記サンプリング周期毎の圧
   力が増加したことを判定する第２の判定手段とを具備し
   、圧力が負になってから前記所定時間内に圧力の増加が
   なかった場合に前記所定時間経過時点の前記圧力センサ
   の出力を新たな補正値とする電子血圧計の圧力補正装置
   。