JPS6248041B2 - - Google Patents
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- JPS6248041B2 JPS6248041B2 JP56154706A JP15470681A JPS6248041B2 JP S6248041 B2 JPS6248041 B2 JP S6248041B2 JP 56154706 A JP56154706 A JP 56154706A JP 15470681 A JP15470681 A JP 15470681A JP S6248041 B2 JPS6248041 B2 JP S6248041B2
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- JP
- Japan
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- control member
- annular
- annular control
- turbine blade
- blade tip
- Prior art date
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Links
- 238000007789 sealing Methods 0.000 claims description 21
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 5
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 5
- 230000004044 response Effects 0.000 claims description 5
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 4
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 4
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 4
- 230000006903 response to temperature Effects 0.000 claims description 4
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 claims description 2
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 19
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 5
- 230000001276 controlling effect Effects 0.000 description 3
- 230000002301 combined effect Effects 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01D—NON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
- F01D11/00—Preventing or minimising internal leakage of working-fluid, e.g. between stages
- F01D11/08—Preventing or minimising internal leakage of working-fluid, e.g. between stages for sealing space between rotor blade tips and stator
- F01D11/14—Adjusting or regulating tip-clearance, i.e. distance between rotor-blade tips and stator casing
- F01D11/16—Adjusting or regulating tip-clearance, i.e. distance between rotor-blade tips and stator casing by self-adjusting means
- F01D11/18—Adjusting or regulating tip-clearance, i.e. distance between rotor-blade tips and stator casing by self-adjusting means using stator or rotor components with predetermined thermal response, e.g. selective insulation, thermal inertia, differential expansion
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はガスタービン、特にガスタービンエン
ジンのタービンロータの「シユラウドなし」また
は「シユラウド付き」の型式のタービンローター
の翼端を密封する密封装置に関する。
ジンのタービンロータの「シユラウドなし」また
は「シユラウド付き」の型式のタービンローター
の翼端を密封する密封装置に関する。
シユラウドのない型式のタービンローターの翼
端を密封することが困難であることは永年の間公
知であつた。ガスタービンエンジンの寸法とその
運転温度とが増すに従いこの問題はより難かしく
なつた。優れた密封装置を設計する場合に考慮す
べき主要要素の一つはタービンおよびケーシング
の構造材料の異る膨張係数を考慮して、運転温度
におけるタービンローターおよびケーシングのそ
れぞれの直径を調和させることである。
端を密封することが困難であることは永年の間公
知であつた。ガスタービンエンジンの寸法とその
運転温度とが増すに従いこの問題はより難かしく
なつた。優れた密封装置を設計する場合に考慮す
べき主要要素の一つはタービンおよびケーシング
の構造材料の異る膨張係数を考慮して、運転温度
におけるタービンローターおよびケーシングのそ
れぞれの直径を調和させることである。
エンジンを運転して運用速度まで上げる時、ロ
ーターとケーシングとが幾つかの段階の半径方向
伸びを生ずるという事実にも考慮を払わなければ
ならない。最初の段階で比較的薄い動翼が温度お
よび遠心荷重の増加に呼応して急速に膨張し、こ
れに遠心荷重によるローターデイスクの半径方向
伸びが加わる。次の段階の半径方向伸びは比較的
厚肉のローターデイスクが運用温度まで加熱され
た時に生ずる。上記のすべての膨張の段階におい
て、ローターを囲むケーシングの伸び率は加熱過
程の全体にわたつて定常的に減少する。従つてタ
ービンローター全体とケーシングとの双方の伸び
の相対的変化に全て対応するようにローター動翼
とケーシングとの間の翼端すき間を計算しなけれ
ばならない。
ーターとケーシングとが幾つかの段階の半径方向
伸びを生ずるという事実にも考慮を払わなければ
ならない。最初の段階で比較的薄い動翼が温度お
よび遠心荷重の増加に呼応して急速に膨張し、こ
れに遠心荷重によるローターデイスクの半径方向
伸びが加わる。次の段階の半径方向伸びは比較的
厚肉のローターデイスクが運用温度まで加熱され
た時に生ずる。上記のすべての膨張の段階におい
て、ローターを囲むケーシングの伸び率は加熱過
程の全体にわたつて定常的に減少する。従つてタ
ービンローター全体とケーシングとの双方の伸び
の相対的変化に全て対応するようにローター動翼
とケーシングとの間の翼端すき間を計算しなけれ
ばならない。
さらに翼端すき間を計算する場合に対応しなけ
ればならない、他の運用条件があり、たとえばエ
ンジンを減速するか、またはエンジンを完全に停
止する場合である。この場合、ローターは未だ比
較的高温でありまた遠心力を受けているのに、タ
ービンケーシングは冷却して極端に速やかに収縮
する。
ればならない、他の運用条件があり、たとえばエ
ンジンを減速するか、またはエンジンを完全に停
止する場合である。この場合、ローターは未だ比
較的高温でありまた遠心力を受けているのに、タ
ービンケーシングは冷却して極端に速やかに収縮
する。
本発明は大抵のエンジン運用条件の下でタービ
ン翼端すき間を制御すなわち最適に保つことがで
きるような装置を含む翼端シールを与えることで
ある。
ン翼端すき間を制御すなわち最適に保つことがで
きるような装置を含む翼端シールを与えることで
ある。
本発明のタービン翼端密封装置は、環状シー
ル・リング、該環状シール・リングとの半径方向
連結装置を有するとともに、温度変化に応じて迅
速に膨脹又は収縮する比較的速い温度応答性を有
する第1の環状制御部材、および該第1の環状制
御部材の半径方向外側に配置され、温度変化に応
じて比較的遅く膨脹又は収縮する比較的遅い温度
応答性を有する第2の環状制御部材から成り、上
記第1の環状制御部材は、膨脹して所定の直径に
達すると上記第2の環状制御部材に接触し、それ
以上の膨張は該第2の環状制御部材により規制さ
れることを特徴とするものである。
ル・リング、該環状シール・リングとの半径方向
連結装置を有するとともに、温度変化に応じて迅
速に膨脹又は収縮する比較的速い温度応答性を有
する第1の環状制御部材、および該第1の環状制
御部材の半径方向外側に配置され、温度変化に応
じて比較的遅く膨脹又は収縮する比較的遅い温度
応答性を有する第2の環状制御部材から成り、上
記第1の環状制御部材は、膨脹して所定の直径に
達すると上記第2の環状制御部材に接触し、それ
以上の膨張は該第2の環状制御部材により規制さ
れることを特徴とするものである。
この構成により、翼端密封装置に温度上昇が生
じると、上記第1の環状制御部材は比較的迅速に
膨脹し、該第1環状制御部材の上記環状シール・
リングとの半径方向連結装置により、該環状シー
ル・リングも上記第1環状制御部材とともに膨脹
させられるが、上記第1環状制御部材が所定の直
径に達すると上記第2の環状制御部材に接触して
それ以上の膨脹は該第2の環状制御部材により規
制される。次に、翼端密封装置の温度が低下する
と、第1の収縮段階では、上記第1の環状制御部
材は上記第2の環状制御部材により圧縮状態に保
持されるので、上記環状シール・リングは上記第
2の環状制御部材に従つて比較的遅く収縮し、つ
いで第2の収縮段階では、上記第1の環状制御部
材に従つて比較的速やかに収縮する。
じると、上記第1の環状制御部材は比較的迅速に
膨脹し、該第1環状制御部材の上記環状シール・
リングとの半径方向連結装置により、該環状シー
ル・リングも上記第1環状制御部材とともに膨脹
させられるが、上記第1環状制御部材が所定の直
径に達すると上記第2の環状制御部材に接触して
それ以上の膨脹は該第2の環状制御部材により規
制される。次に、翼端密封装置の温度が低下する
と、第1の収縮段階では、上記第1の環状制御部
材は上記第2の環状制御部材により圧縮状態に保
持されるので、上記環状シール・リングは上記第
2の環状制御部材に従つて比較的遅く収縮し、つ
いで第2の収縮段階では、上記第1の環状制御部
材に従つて比較的速やかに収縮する。
上記第2の環状制御部材に上記第1の環状制御
部材との半径方向係合装置を設けることができ
る。この場合、上記第2の収縮段階の後、上記第
1の環状制御部材のそれ以上の収縮が上記第2の
環状制御部材により規制されるようになり、上記
環状シール・リングは第3の収縮段階として再び
上記第2の環状制御部材に従つて収縮する。
部材との半径方向係合装置を設けることができ
る。この場合、上記第2の収縮段階の後、上記第
1の環状制御部材のそれ以上の収縮が上記第2の
環状制御部材により規制されるようになり、上記
環状シール・リングは第3の収縮段階として再び
上記第2の環状制御部材に従つて収縮する。
本発明のタービン翼端密封装置は、ガスタービ
ン運転中の、環状シール・リングの温度に対する
膨脹収縮を、タービンの温度および遠心力に対応
する膨脹収縮に良く適応させることができるの
で、タービン翼端の隙間を常に適当な最小限の隙
間に保持することができる。
ン運転中の、環状シール・リングの温度に対する
膨脹収縮を、タービンの温度および遠心力に対応
する膨脹収縮に良く適応させることができるの
で、タービン翼端の隙間を常に適当な最小限の隙
間に保持することができる。
添付図面を参照して本発明の実施例を以下に詳
細に記載する。
細に記載する。
図中でガスタービン・エンジン全体10は流れ
の方向にフアン12、圧縮機部13、燃焼器部1
4、タービン部15、最終端の排気ノズル17を
含む。フアンはフアンダクトの中に回転自在に取
付けられ、フアンダクトは圧縮機ケーシング13
bの半径方向の外方に、かつそれと同軸に配置さ
れ、矢印19の個所に本発明によるタービン翼端
密封装置の実施例の全体が略図で示される。第2
図は第1図に矢印19で全体を示されたタービン
翼端密封装置の拡大断面図である。該装置は比較
的質量の小さい比較的薄い断面を持つ第1の環状
制御部材20を含む。
の方向にフアン12、圧縮機部13、燃焼器部1
4、タービン部15、最終端の排気ノズル17を
含む。フアンはフアンダクトの中に回転自在に取
付けられ、フアンダクトは圧縮機ケーシング13
bの半径方向の外方に、かつそれと同軸に配置さ
れ、矢印19の個所に本発明によるタービン翼端
密封装置の実施例の全体が略図で示される。第2
図は第1図に矢印19で全体を示されたタービン
翼端密封装置の拡大断面図である。該装置は比較
的質量の小さい比較的薄い断面を持つ第1の環状
制御部材20を含む。
第1の環状制御部材は、シール・リング23と
の半径方向連結装置として該シール・リング23
の上流面にあるみぞに入るようにされた軸方向に
延在するスピゴツト(突起)21をも含む。シー
ル・リングの下流は全体を24で示されるスピゴ
ツトとみぞとの協働する配置によりエンジンの静
止構造24に位置決めされる。シール・リング2
3は相互に対して滑動自在に位置決めされる複数
のセグメント(分割片)から成ることが望まし
い。あるいは、シール・リング23は弾性材であ
つてもよいが、両型式のシール・リングともに、
たとえばハニカムの如き摩耗可能なライニング
(内張り)25を含む。
の半径方向連結装置として該シール・リング23
の上流面にあるみぞに入るようにされた軸方向に
延在するスピゴツト(突起)21をも含む。シー
ル・リングの下流は全体を24で示されるスピゴ
ツトとみぞとの協働する配置によりエンジンの静
止構造24に位置決めされる。シール・リング2
3は相互に対して滑動自在に位置決めされる複数
のセグメント(分割片)から成ることが望まし
い。あるいは、シール・リング23は弾性材であ
つてもよいが、両型式のシール・リングともに、
たとえばハニカムの如き摩耗可能なライニング
(内張り)25を含む。
第1の環状制御部材20の半径方向の外方に比
較的厚い断面の、従つて第1の環状制御部材に比
較して質量の大きな第2の環状制御部材26が配
置される。便宜上、本例の第2の環状制御部材2
6は分離したリングの形をとつているが、場合に
よりエンジンケーシングの一部とする方が有利な
こともある。
較的厚い断面の、従つて第1の環状制御部材に比
較して質量の大きな第2の環状制御部材26が配
置される。便宜上、本例の第2の環状制御部材2
6は分離したリングの形をとつているが、場合に
よりエンジンケーシングの一部とする方が有利な
こともある。
28で示される複数の軸方向に延在するボルト
によりフランジ部27が第2の環状制御部材26
に取付けられる。フランジ部27は軸方向に延在
するスピゴツト29を含み、これが第1の環状制
御部材20にあるもう一つのみぞに位置決めされ
て、エンジンの或る運転モードの際に一方の環状
制御部材の動きが他方の環状部材の動きにより制
御されるようになつている。
によりフランジ部27が第2の環状制御部材26
に取付けられる。フランジ部27は軸方向に延在
するスピゴツト29を含み、これが第1の環状制
御部材20にあるもう一つのみぞに位置決めされ
て、エンジンの或る運転モードの際に一方の環状
制御部材の動きが他方の環状部材の動きにより制
御されるようになつている。
ガスタービンエンジンが先ず低温状態から始動
されると、温度上昇と遠心力とによりタービン動
翼が急激に膨張する。従つてタービン翼端と摩耗
可能ライニング25との間のすき間を維持するた
めに、シール・リング23は急速に直径を増すこ
とができなければならない。比較的断面が薄く質
量が少いために温度変化に迅速に対応し得る第1
の環状制御部材20によりそれを達成することが
できる。この場合、温度は急速に上昇するので、
第1の環状制御部材20は膨張し、シール・リン
グ23と協働する部分21によりシール・リング
を半径方向の外方に動かす。
されると、温度上昇と遠心力とによりタービン動
翼が急激に膨張する。従つてタービン翼端と摩耗
可能ライニング25との間のすき間を維持するた
めに、シール・リング23は急速に直径を増すこ
とができなければならない。比較的断面が薄く質
量が少いために温度変化に迅速に対応し得る第1
の環状制御部材20によりそれを達成することが
できる。この場合、温度は急速に上昇するので、
第1の環状制御部材20は膨張し、シール・リン
グ23と協働する部分21によりシール・リング
を半径方向の外方に動かす。
しかし、第1の急速な伸張段階において最初の
温度上昇と動翼に働く遠心力とが生じた後はその
半径方向の膨張率は下つて第2の伸長段階に移
る。従つて第1の制御部材20があまりにも急速
に膨張し続けてシール・リングを変位させて不適
当に大きなシールすき間を生ずることがないよう
に、2つの部材のすき間30が減じて第2の制御
部材26により第1の制御部材のそれ以上の膨張
を拘束するように第2の制御部材26の内径寸法
が決められている。
温度上昇と動翼に働く遠心力とが生じた後はその
半径方向の膨張率は下つて第2の伸長段階に移
る。従つて第1の制御部材20があまりにも急速
に膨張し続けてシール・リングを変位させて不適
当に大きなシールすき間を生ずることがないよう
に、2つの部材のすき間30が減じて第2の制御
部材26により第1の制御部材のそれ以上の膨張
を拘束するように第2の制御部材26の内径寸法
が決められている。
しかしタービンローターおよび動翼はより遅い
膨張率、すなわち第2の膨張段階にて膨張を続け
る。この段階では、比較的質量の大きいタービン
ローターの温度はエンジン作動温度の上昇に関連
して上昇する。従つて第1の制御部材よりも比較
的断面が厚く質量が大きい第2の制御部材26が
この伸長段階に調和して、第1の制御部材20に
制御作用を及ぼす。
膨張率、すなわち第2の膨張段階にて膨張を続け
る。この段階では、比較的質量の大きいタービン
ローターの温度はエンジン作動温度の上昇に関連
して上昇する。従つて第1の制御部材よりも比較
的断面が厚く質量が大きい第2の制御部材26が
この伸長段階に調和して、第1の制御部材20に
制御作用を及ぼす。
エンジン減速の第1段階ではタービン直径の減
少は極く僅かである。タービンを通過するガス流
の温度は急低下するけれども、これは先ずタービ
ン動翼に影響するのみであり、動翼は比較的速や
かに収縮するがタービンの回転は継続しているの
で遠心力を受けているため、タービン全体の初期
収縮率は比較的小さいからである。
少は極く僅かである。タービンを通過するガス流
の温度は急低下するけれども、これは先ずタービ
ン動翼に影響するのみであり、動翼は比較的速や
かに収縮するがタービンの回転は継続しているの
で遠心力を受けているため、タービン全体の初期
収縮率は比較的小さいからである。
第1の環状制御部材もその断面が薄いために比
較的速やかに温度が下るが、第2の制御部材26
との係合による圧縮状態にあるため直径の減少は
直ぐには生じない。
較的速やかに温度が下るが、第2の制御部材26
との係合による圧縮状態にあるため直径の減少は
直ぐには生じない。
シール・リングの収縮率は従つて先ず第1の収
縮段階では第2の制御部材26の収縮率により制
御される。
縮段階では第2の制御部材26の収縮率により制
御される。
タービンローターの温度と回転速度とが下り続
けるに従い、遠心力と温度との組合せ効果により
タービン直径の収縮の速さは第2の段階にまで高
まる。この第2の収縮段階において、第1の制御
部材20は第2の制御部材26により影響されな
い程充分に収縮している。シール・リング23の
収縮率は従つて第1の制御部材20の比較的急速
な収縮率により制御される。
けるに従い、遠心力と温度との組合せ効果により
タービン直径の収縮の速さは第2の段階にまで高
まる。この第2の収縮段階において、第1の制御
部材20は第2の制御部材26により影響されな
い程充分に収縮している。シール・リング23の
収縮率は従つて第1の制御部材20の比較的急速
な収縮率により制御される。
つぎにタービンは最終的に減速中の第3の収縮
段階に入り、この段階での収縮は主として比較的
遅く冷却する大きな質量のタービンローターによ
るものである。従つて適正な翼端すき間を維持す
るために、第2の制御部材26に堅固に取付けら
れた部材27に設けられたスピゴツトにより第1
の制御部材20がそれ以上の急速収縮を妨げられ
る。従つてシール・リングのそれ以上の収縮は比
較的大きな質量のため比較的ゆつくり収縮する第
2の制御部材により制御される。
段階に入り、この段階での収縮は主として比較的
遅く冷却する大きな質量のタービンローターによ
るものである。従つて適正な翼端すき間を維持す
るために、第2の制御部材26に堅固に取付けら
れた部材27に設けられたスピゴツトにより第1
の制御部材20がそれ以上の急速収縮を妨げられ
る。従つてシール・リングのそれ以上の収縮は比
較的大きな質量のため比較的ゆつくり収縮する第
2の制御部材により制御される。
2つの制御部材20,26の相対的質量を制御
するかまたは熱膨張係数の異る材料を選択する
か、さらにはそれぞれの制御部材が配置される環
境の温度を制御するかによつて、すべてのエンジ
ン運転条件の下で適正なタービン翼端すき間を維
持するようにシール・リングの直径を変えること
ができるように、前記制御部材の相対的な膨張・
収縮率またはその応答速さを調整することができ
る。
するかまたは熱膨張係数の異る材料を選択する
か、さらにはそれぞれの制御部材が配置される環
境の温度を制御するかによつて、すべてのエンジ
ン運転条件の下で適正なタービン翼端すき間を維
持するようにシール・リングの直径を変えること
ができるように、前記制御部材の相対的な膨張・
収縮率またはその応答速さを調整することができ
る。
本発明の比較的詳細な実施例では2つの制御部
材20,26の間にスピゴツト29から成る半径
方向係合装置を含んでいるが、或る場合にはこの
構成は密封装置の有効な作動にとつて事実上必須
なものとは限らないことは明らかである。スピゴ
ツト29から成る半径方向係合装置を設ける必要
を無くすように制御部材の材料の適正な選択また
はその位置する環境の温度を注意深く制御するこ
とによりその膨張・収縮率を釣合わせることがで
きる。
材20,26の間にスピゴツト29から成る半径
方向係合装置を含んでいるが、或る場合にはこの
構成は密封装置の有効な作動にとつて事実上必須
なものとは限らないことは明らかである。スピゴ
ツト29から成る半径方向係合装置を設ける必要
を無くすように制御部材の材料の適正な選択また
はその位置する環境の温度を注意深く制御するこ
とによりその膨張・収縮率を釣合わせることがで
きる。
第1図は本発明の概略実施例を開示する切断さ
れたケーシング部分を含む、ダクテツドフアン型
ガスタービンエンジンの略式側面図、第2図は第
1図に概略を示される実施例をより詳細に示す拡
大断面図。 12……フアン、13……圧縮機部、13b…
…圧縮機ケーシング、14……燃焼器部、15…
…タービン、17……排気ノズル、19……シー
ル、20……第1の環状制御部材、21……スピ
ゴツト、23……シールリング、25……ライニ
ング、26……第2の環状制御部材、27……フ
ランジ部、29……スピゴツト。
れたケーシング部分を含む、ダクテツドフアン型
ガスタービンエンジンの略式側面図、第2図は第
1図に概略を示される実施例をより詳細に示す拡
大断面図。 12……フアン、13……圧縮機部、13b…
…圧縮機ケーシング、14……燃焼器部、15…
…タービン、17……排気ノズル、19……シー
ル、20……第1の環状制御部材、21……スピ
ゴツト、23……シールリング、25……ライニ
ング、26……第2の環状制御部材、27……フ
ランジ部、29……スピゴツト。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 環状シール・リング、該環状シール・リング
との半径方向連結装置を有するとともに、温度変
化に応じて迅速に膨脹又は収縮する比較的速い温
度応答性を有する第1の環状制御部材、および該
第1の環状制御部材の半径方向外側に配置され、
温度変化に応じて比較的遅く膨脹又は収縮する比
較的遅い温度応答性を有する第2の環状制御部材
から成り、上記第1の環状制御部材は、膨脹して
所定の直径に達すると上記第2の環状制御部材に
接触し、それ以上の膨脹は該第2の環状制御部材
により規制されることを特徴とする、ガスタービ
ンエンジンのタービン翼端密封装置。 2 上記第2の環状制御部材が上記第1の環状制
御部材との半径方向係合装置を有する特許請求の
範囲第1項のタービン翼端密封装置。 3 上記環状シール・リングが互に相対的に滑動
自在な複数の分割部材から成る特許請求の範囲第
1項又は第2項のタービン翼端密封装置。 4 上記環状シール・リングが弾性材の連続リン
グである特許請求の範囲第1項又は第2項のター
ビン翼端密封装置。 5 上記第1の環状制御部材が比較的質料が小さ
く、比較的薄い断面の円筒形部材であり、上記第
2の環状制御部材が比較的質料が大きく、比較的
厚い断面の円筒形部材である特許請求の範囲第1
項又は第2項のタービン翼端密封装置。 6 上記第1の環状制御部材が比較的質料が小さ
く、比較的薄い断面の円筒形部材であり、上記第
2の環状制御部材がエンジンケーシングの比較的
質料が大きな一部である特許請求の範囲第1項又
は第2項のタービン翼端密封装置。 7 上記第1の環状制御部材の上記環状シール・
リングとの半径方向連結装置が、該環状シール・
リングの一部を受入れるよう軸方向に延在するく
ぼみである特許請求の範囲第1項又は第2項のタ
ービン翼端密封装置。 8 上記第2の環状制御部材の上記第1の環状制
御部材との半径方向係合装置が、該第1の環状制
御部材のくぼみに受入れられるよう軸方向に延在
するスピゴツトである特許請求の範囲第2項のタ
ービン翼端密封装置。
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