JPS6245827B2 - - Google Patents

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JPS6245827B2
JPS6245827B2 JP16380879A JP16380879A JPS6245827B2 JP S6245827 B2 JPS6245827 B2 JP S6245827B2 JP 16380879 A JP16380879 A JP 16380879A JP 16380879 A JP16380879 A JP 16380879A JP S6245827 B2 JPS6245827 B2 JP S6245827B2
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JP
Japan
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ink
heat exchange
exchange medium
passages
longitudinal direction
Prior art date
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Application number
JP16380879A
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English (en)
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JPS5686765A (en
Inventor
Haruhiko Nagayama
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP16380879A priority Critical patent/JPS5686765A/ja
Priority to US06/214,387 priority patent/US4364059A/en
Priority to DE3047586A priority patent/DE3047586C2/de
Publication of JPS5686765A publication Critical patent/JPS5686765A/ja
Publication of JPS6245827B2 publication Critical patent/JPS6245827B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/195Ink jet characterised by ink handling for monitoring ink quality

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Ink Jet (AREA)
  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は加圧インクをノズルより噴射し、噴射
インクに振動を印加して規則的にインク粒子を形
成し、インク粒子の生成時に画信号に基づいて選
択的に荷電電界を形成し、この電界でインク粒子
を荷電し、荷電インク粒子を偏向電界で偏向させ
る偏向制御型インクジエツト記録装置に関し、特
に、多数のインク噴射口を直線状に配列形成した
マルチノズル偏向制御型インクジエツト記録装置
に関する。
この種のインクジエツト記録装置には、2値偏
向制御型方式のもの、多値偏向制御方式のものお
よびそれらの複合方式のもの等があり、これらの
うち第1者においては、記録するインク粒子を荷
電(又は高レベル荷電)し非記録インク粒子は非
荷電(又は低レベルもしくは逆極性荷電)とし
て、記録インク粒子を偏向電界で大きく偏向させ
て記録紙に衝突させ非記録インク粒子はガターで
捕獲する。あるいはその逆に、非記録インク粒子
を大きく偏向させてガターで捕獲する。これにお
いては、1個のノズルが1画素の記録を分担す
る。第2者においては、1個のノズルで3以上の
画素(たとえば8ドツト/mmで5mm幅40ドツト)
の記録を分担し、記録インク粒子を3以上のレベ
ル(たとえば40レベル)に荷電し、3以上(たと
えば40)の軌道に偏向させる。第3者において
は、荷電を前記第2者と同様におこなうが、記録
荷電インク粒子をY軸方向の偏向電界で偏向させ
てガターを外れさせ、ついでX軸方向の偏向電界
で荷電レベルに応じて偏向させて記録紙上のX軸
方向に位置差のある記録をおこなう。
他方、ノズルより噴射するインクに振動を与え
るにおいては、インク自身に圧力振動を与える方
式、インク噴射口を形成したノズルプレートにイ
ンク噴射方向の振動を与える方式およびヘツド全
体をインク噴射方向に振動を与える方式がある。
それらのうち第1者には、円筒状電歪振動子の先
端に、1個のインク噴射口を形成した1個のノズ
ルプレートを接合し、電歪振動子の他端を加圧イ
ンク供給箱に連通とするものや、加圧インク供給
箱の前面壁にスリツト口を形成し、このスリツト
口をおおう形で多数のインク噴射口を形成したノ
ズルプレートを接合し、かつ供給箱の1側面に1
個又は2個以上の平板状電歪振動子を設置してそ
れらで供給箱内のインクに振動圧力を加えるもの
がある。第2者には加圧インク供給箱に弾性材を
介して多孔ノズルプレートを固着し、このノズル
プレートを電歪振動子で振動させる。第3者にお
いては、モータ、ソレノイド装置、電歪振動子等
でヘツド自体を振動させる。
これらのいずれの方式の偏向制御型インクジエ
ツト記録装置においても、ノズルプレートから記
録紙までの距離が比較的に長く、したがつてイン
ク圧は、ノズルより噴射し粒子化したインク粒子
が荷電電界および偏向電界の作用を受けつつも、
記録紙まで安定した飛翔軌道を描いて到達するよ
うに高く設定される。また、規則的に所定の粒径
のインク粒子を生成し、これを精密なタイミング
で所定量の荷電をおこなわせるためには、インク
の粘性およびその噴射流速を設定する必要があ
り、これらは、インク圧が一定の所望値であると
き、インク温度によつて定まる。したがつて、室
温の変化にもかかわらず常に安定した所望の記録
をおこなうために、インク温度を一定にすること
が好ましく、これは、室温の高低を考慮して、イ
ンクを所定温度に加熱する加熱制御によりおこな
われる。したがつて、記録開始直前にインクが加
圧され加熱され、そらが所定範囲に安定してか
ら、インク粒子の分離位相に対する荷電電圧(パ
ルス)印加位相、あるいはその逆、を設定し(位
相検索)、記録が開始される。
このようにインクの加圧や加熱が記録開始の直
前におこなわれるため、加圧インク源とインク噴
射ヘツドとを連通とし、ヘツドに加圧インクを供
給し始めたとき、各インク噴射口より霧状に微粒
インクが放出され、噴射口のまわりにまき散らさ
れ荷電電極ならびにその周囲のものが汚れる。の
みならず、荷電されていなくても軌道の乱れによ
り記録紙に衝突し、それを汚すこともある。この
原因は、本発明者の究明によると、次の通りであ
る。すなわち、停止中であつて加圧インク源とヘ
ツドの間が遮断されている状態では、ヘツドの、
インク噴射口に連通するインク室が大気圧であ
り、インク噴射口よりのインクの流出もあつて外
部空気がインク噴射口やインク室に侵入してい
る。またインク室内のインクが静止している間に
その中の空気が分離して上方に浮上し、結局イン
ク室の上部に空気の溜りを生じ、インク噴射口内
にも空気が滞留している。この状態で加熱加圧イ
ンクがインク室に供給されると、空気の一部がイ
ンクと共にインク噴射口より噴射され、霧状のイ
ンクしぶきを生じ、これはインク室内の空気が十
分に排出されるまで連続してまた間断して起る。
インク室内のインク温が上昇するので、インク室
内の空気が膨張し、ある時点で突然に霧状のイン
クしぶきを生ずるので、位相検索あるいは記録開
始までに十分な時間をとる必要がある。
一方、記録紙幅全体を同時に複数個のインク噴
射口より噴射されるインクで分割記録するマルチ
ノズル偏向制御型インクジエツト記録装置では、
インク噴射口やインク室に空気があると、前述の
通りインクしぶきを生じて各種の問題を生ずるば
かりでなく、特にインク噴射開始から間のない期
間にインク噴射口それぞれの各時点のインク噴射
特性がばらつき、それらが長期間に渡つて安定し
ないという問題もある。また、微視的に見て、イ
ンク圧、インク温度等が各インク噴射口まわりで
異り、全インク噴射口のインク特性が均一に揃わ
ないという問題もある。
本発明は、マルチノズルインクジエツト記録装
置において前述のインクしぶきの発生を防止しか
つインク噴射口それぞれのインク噴射特性を均一
化することを目的とする。
この目的を達成するために本発明では、概略
で、インク加圧供給源からマルチノズル(複数個
のインク噴射口)に至るまでのインク流路を、該
インク噴射口の配列方向に複数個に分割したもの
とし、各分割路において、インクと熱交換媒体と
の間に熱交換を行なわせてインクを設定温度とし
かつインクをフイルタに通した後インク室相当の
開口に導びいて、該開口のすべてを全インク噴射
口が連通するスロツトに連通とし、かつ、開口の
それぞれに穴を形成して、これらの穴を開閉弁を
介してインク排出路に連通とする構成とする。
これによれば、加圧インク供給源から、全イン
ク噴射口が連通する1個のスロツトまでのインク
流路が、複数個並行したものであり、これらのそ
れぞれで前記穴と開閉弁とを介して空気抜きが行
なわれるので、前述のインクしぶきを生じないし
全インク噴射口が連通したスロツトの長手方向す
なわち噴射口分布方向における部分的な空気残留
がなくなりしかも空気抜きが早期に終了する。ま
た、各インク流路でのインクの加熱により、スロ
ツト内においてその長手方向のインク温度分布が
均一となり、更に各インク流路を介してインク圧
がスロツトの長手方向各部に均一に伝播するの
で、スロツトの長手方向の圧力分布も均一とな
る。したがつて、インク噴射開始時の空気抜きが
早く終了し、全インク噴射口のインク噴射特性が
早期に均一になる。
これらに加えて、各噴射口のインク噴射が安定
化した後の噴射口間のインク噴射特性差が僅小と
なり、各噴射口による記録の連続性が高い、高品
質のマルチノズル分割記録が行なわれる。
本発明の他の目的および特徴は、図面を参照し
た以下の実施例の説明より明らかになろう。
第1図に本発明の一実施例を示す。第1図にお
いて100がインク噴射ヘツドである。まずこの
ヘツド100の構造を、第1図の―線断面図
である第2図をも参照して説明すると、ヘツド1
00は大きくは流入口部材110、熱交換部材1
20、フイルタブラケツト130および本体14
0で構成されている。流入口部材110の平面図
を第3a図に、そのB―B線およびC―
C線断面図をそれぞれ第3b図および第3c図に
示す。この流入口部材110には7個のテーパ口
111〜111とそれに連続するテーパねじ
穴112〜112が形成されており、かつ、
一体化固着用のねじ113〜11316を通す16
個の貫通穴114〜11416が開けられてい
る。テーパねじ穴112〜112のそれぞれ
には、中空プラスチツクねじ115〜115
のそれぞれ一端がねじ込まれ、それらのねじ11
〜115の他端にパイプ連結用の継手ねじ
116〜116が締め付けられる。これらに
より、各テーパ口111〜111はそれぞれ
パイプ117〜117を介して分岐部材30
0の内室に連通している。ねじ113〜113
16のねじ端は本体140に螺合しており、それら
の締め付けて、パツキング118を介して流入口
部材110は熱交換部材120に固着されてい
る。
熱交換部材120の平面図を第4a図に、その
B―B線断面図を第4b図に、また、第4a
図に示す面と直交する面の平面図を第4c図に示
す。この部材120には、部材110のテーパ口
111〜111のそれぞれに整合させて7個
の円形の窪み121〜121が開けられてお
り、各窪みに連続に、5×7=35個のインク通流
用の貫通穴12211〜12275が開けられてい
る。そしてこれらの貫通穴を外れた近くに、それ
らの穴と直交する4×7=28個の貫通穴12311
〜12374が、熱交換液通流用に開けられてお
り、これらの穴はねじ台124〜124を圧
入するめくら穴125〜12514に連続してい
る。めくら穴125〜12514のそれぞれには
シール用のOリング126〜12614のそれぞ
れが挿入され、そしてねじ台124〜12414
のそれぞれが圧入される。ねじ台124〜12
14のそれぞれのテーパねじ穴には、中穴ねじ1
27〜12714のそれぞれの一端がねじ込ま
れ、それらの他端に継手ねじ128〜12814
が締め付けられ、これらの継手ねじ128〜1
2814でパイプ129〜12914のそれぞれを
介して、穴12311〜12374が分岐部材310
および320に連通とされている。つまり継手ね
じ128〜12814の上側のもの128,1
28,128,…12813で分岐部材310
に結合したパイプのそれぞれが穴12311〜12
74の上端と連通とされ、下側のもの128
128,128,…12814で分岐部材32
0に結合したパイプのそれぞれが穴12311〜1
2374の下端と連通とされている。熱交換部材1
20はパツキング119を介してフイルタブラケ
ツト130に固着されている。
フイルタブラケツト130の正面図を第5a図
に、そのVB―VB線断面図を第5b図に、平面図
を第5c図に示す。このブラケツト130には、
フイルタ収納室131〜131とこれらに連
続する開口132〜132およびこれらの開
口に連続する連通口133〜133が開けら
れており、各収納室131〜131のそれぞ
れは穴12211〜12215,12221〜12225
…12271〜12275のそれぞれに整合して連通
し、開口132〜132のそれぞれの上部に
外部と連通させる穴134〜134とそれに
連続するねじ圧入用の穴135〜135が形
成されている。収納室131〜131のそれ
ぞれには、円板状のフイルタ(2〜3μmメツシ
ユ)136〜136のそれぞれが挿入され、
その上に、Oリング137〜137のそれぞ
れを装着したリング138〜138のそれぞ
れが圧入される。ねじ圧入用の穴135〜13
のそれぞれには、Oリング139〜139
のそれぞれが挿入され、中空ねじ101〜1
01のそれぞれの一端が圧入され、これらの中
空ねじ101〜101のそれぞれに、中継ね
じ102〜102のそれぞれでパイプ103
〜103のそれぞれの一端が結合される。パ
イプ103〜103の他端は分岐部材330
に結合されている。フイルタブラケツト130
は、パツキング104を介して本体140に結合
されている。
本体140の正面図を第6a図に、そのB―
B線断面図を第6b図に、底面図を第6c図に
示す。この本体140には、穴133〜133
のすべてと連通するスロツト141、このスロ
ツトを141と連通し本体140の前面に貫通す
る43個の分岐路142〜14243が形成されて
おり、スロツト141の下側壁141aに円形の
7個の振動圧力伝播室143〜143が形成
され、これらの伝播室143〜143に連続
して電歪振動子収納室144〜144が形成
され、それらに連続してリード引出穴145
145が形成されている。また、スロツト14
1の端部の上側と連通する関係に2個の連通口1
46,146が開けられており、これらに連
続して中空ねじ圧入用の穴147,147
開けられており、更に、穴142〜14242
前端面に、ノズルプレートを挿入するスロツト1
48が形成されている。また、穴142〜14
42の配列線の中央位置に、スロツト141まで
は達しないめくら穴149が設けられており、こ
の穴149の内部にサーミスタ150が挿入さ
れ、接着剤151で密封されている。本体140
の前面を第6d図に示し、そのE―E線断面
図を第6e図に示す。穴14243の隣りには、ノ
ズルプレート位置決め用のめくら穴(ピン穴)1
52が開けられている。
第7a図に収納室144〜144のそれぞ
れに装着される電歪振動子160の平面図を示
し、第7b図にそのB―B線断面図を示す。
電歪振動子160は、電極161,161
表裏面に蒸着し、裏面電極161を廻わし電極
1612aとして表面に出した円板状ピエゾ素子1
62の、裏面電極161に振動板163を接合
したものである。このような電歪振動子の7個1
60〜160のそれぞれが収納室144
144のそれぞれに収納され、第8a図に平面
図を示し第8b図にそのB―B線断面図を示
す固着リング170の7個170〜170
それぞれを収納室144〜144のそれぞれ
に圧入して、リングの下端で振動板163の周縁
を押さえて各振動子160〜160が収納室
144〜144に固定される。リング170
〜170の上には、第9a図に平面図を示し
第9b図にそのB―B線断面図を示すリング
状絶縁板180の7個180〜180のそれ
ぞれが乗せられ、電歪振動子のリードをその穴1
81から引き出し、導電ピン182,182
に廻回接続してから、穴181の内部に接着剤1
83が注入される。本体140前面のスロツト1
48には、ノズルプレート190が挿入され、ロ
ー付けあるいは溶接で接合される。第10a図に
ノズルプレート190の平面図を示し、そのB
―B線拡大断面図を第10b図に示す。このノ
ズルプレート190には、本体140の穴142
〜14243のそれぞれの中心の位置に、微細な
インク噴射口191〜19143が開けられてお
り、かつ、めくら穴152に対応する位置にそれ
と同径の穴192が開けられている。このノズル
プレート190は、リン青銅板193の平滑表裏
面にレジスト膜を形成し、表面のレジスト膜をフ
オトエツチングで、穴191〜19143,19
2に相当する部分のみを残して除去し、その面
(表面)にニツケルメツキ194を施こし、次に
裏面をエツチングしてリン青銅板193に、表面
のニツケルメツキ194に達する穴を開け、次い
で全レジストを除去し、表裏面にニツケルメツキ
195を施こすという、エツチングおよびニツケ
ルメツキの繰り返しで作られている。このノズル
プレート190は、ピンをその穴192と本体1
40の穴152に通してノズルプレート190を
スロツト148内で位置合せし、溶接又はロー付
けでスロツト148に接合される。ロー付けの場
合には、予めロー剤がプリント印刷でノズルプレ
ート190の裏面に塗布(リングパターン塗布)
される。この例では、穴191〜19142のピ
ツチは5mmであり、穴19142と19143の間は
45mm離れている。後述するように、191〜1
9142より噴射されるインクは記録に利用される
が、19143は記録紙を外れる位置にあり、偏向
量を検出し、記録動作状態のモニター用に利用さ
れる。
本体140両端の穴147と147のそれ
ぞれには、それぞれOリングが挿入され、中空ね
じ101〜101と同様なねじ101と1
01が圧入され、それらにそれぞれ中継ねじ1
02と102でパイプ103と103
一端がそれぞれ固着され、これらのパイプ103
,103の他端は前述の分岐部材330に固
着されている。
以上に説明したヘツド100においては、イン
ク室はスロツト141、穴133〜133
よび濾過室131〜131で構成されてお
り、言うなれば、濾過室131〜131と穴
133〜133は分岐インク室、スロツト1
41が共通インク室である。分岐インク室におい
ては空気が濾過室132〜132の上部すな
わち穴134〜134の部分に滞留し、共通
インク室においては空気はスロツト141の上部
すなわち穴146,146の高さに滞留す
る。すなわち、インク室において空気が滞留しや
すい位置に穴134〜134および146
,146が開けてあり、これらはパイプ10
〜103を通して分岐部材330に連通し
ている。分岐部材300の、一部を切り欠いた平
面図を第11図に示す。この分岐部材300は、
主に第1半体301と第2半体302で構成され
ており、それらがパツキング303を介してねじ
304,304で一体に固着されている。第
1半体301には7個の穴が開けられており、そ
れらのそれぞれにステンレスパイプ305〜3
05が圧入され、これらのステンレスパイプ3
05〜305のそれぞれにパイプ117
117のそれぞれが固着されている。第2半体
302には共通流体路としてスロツト306が形
成されており、それに開口したテーパねじ穴の中
空ねじ307の一端がねじ込まれており、この中
空ねじ307の他端に、中継ねじ308でパイプ
309の一端が結合されている。他の分岐部材3
10,320および330の構造も300と同様
である。
ヘツド100の前方には電極ユニツト200が
配置されている。この電極ユニツトは、大きくは
ユニツト枠体210、荷電電極板220、荷電検
出電極板230、シールド電極板240,24
、偏向電極ユニツト250、コネクタ260
およびフレキシブルフラツトケーブル270で構
成される。
荷電電極板220、荷電検出電極板230およ
びシールド電極板240,240の一部拡大
斜視図(下端部分)を第12a図に示し、ユニツ
ト枠体210の内部の偏向電極ユニツト250の
一部拡大斜視図を第12b図に示す。電極板22
0,230,240および240のいずれに
も、下端部に噴射インクが通る逆U形の開口が開
けられており、荷電電極板220においては、開
口のそれぞれの内壁に荷電電極としてプリント電
極221〜22143のそれぞれが被覆されてお
り、プリント電極221〜22143のそれぞれ
は電極板220の表面に沿つてその上端にまで延
びており、上端部でコネクタ260の接触子と接
触している。荷電検出電極板230も220と同
じ構造である。シールド板240,240
は、43個の逆U字形開口を形成した導電板の表面
を絶縁被覆したものであり、コネクタ260を介
してフレキシブルフラツトケーブル270のシー
ルド電位(アース)線に電気接続されている。こ
れらの電極板220,230,240および2
40に逆U字形の開口を形成しているのは、後
述するように、それらの汚れを防ぐため電極ユニ
ツト200を上方に待機させ、所要時に下方の所
定位置(第1図)に降ろすようにしており、この
上下移動時にインクをユニツト200に衝突させ
ないためである。偏向電極ユニツト250は、2
枚のガラス枚251,251、45枚の偏向電
極板252〜25245および2本の導体ワイヤ
253,253で構成されている。ガラス板
251,252はユニツト枠体210に固着
され、偏向電極板252〜25245はガラス板
251,251に接着されている。偏向電極
板252〜25243のそれぞれには表裏面に偏
向電極254と254が蒸着されており、2
52,25244および25245には片面のみに
電極が蒸着されている。252〜25245の電
極はそれぞれワイヤ253と253にロー付
けされている。ユニツト枠体210には、両端に
おいてねじ255,255の一端部が螺合し
ており、これらのねじの上部他端にモータ軸(図
示せず)が結合されており、モータ(図示せず)
の正逆転で電極ユニツト200が下降駆動および
上昇駆動される。
電極ユニツト200の前方にはガター400が
配置されており、このガター400には、インク
噴射口191〜19142より噴射され粒子化し
たインクの飛翔軌道のそれぞれに捕獲片421
〜42142が立てられており、しかも、インク噴
射口19143より噴射されたインクは、その飛翔
軌道がどのようであつてもすべてのインク粒子を
捕獲するフード430が形成されており、このフ
ード430に絶縁板431が固着されその導体4
32が、特定軌道を飛翔するインクのみが衝突す
る位置に露出されている。ガター400の前方に
記録紙500が配置される。
パイプ309は常閉型の電磁弁601の1つの
ポート(出力ポート)に結合されており、電磁弁
601のもう1つのポート(入力ポート)にはパ
イプ602の一端が結合され、パイプ602の他
端はヒータ603のパイプの一端に結合され、ヒ
ータ603のパイプの他端は他のパイプでアキユ
ムレータ610の1つのポート(吐出ポート)に
連通されている。電磁弁601は弁体であるプラ
ンジヤ、このプランジヤを閉方向に付勢するコイ
ルスプリングおよび通電があるときプランジヤを
吸引して開とするコイルで構成されており、非通
電のときには2つのポート間を遮断としている。
アキユムレータ610は、下底部に注入ポートと
吐出ポートが形成され、かつサーミスタ611と
弾性半球膜体612を気密に封着したものであ
り、内部の上方の空間を空気が占めている。サー
ミスタ611はアキユムレータ610内のインク
温度を検出し、膜体612は内部の圧力に応じて
膨出および縮退し、これに応じてそれに接合した
ストレインゲージ613の抵抗値が変化する。つ
まり、膜体612とストレインゲージ613と
は、圧力センサーとして設置されている。
アキユムレータ610の注入口はポンプ620
の吐出口に連通とされている。ポンプ620は、
モータ621でカムを回転駆動し、カムおよびス
プリングでロツドを往復駆動してロツドに固着し
たダイアフラムを往復駆動するタイプのもので、
吐出口と吸入口のそれぞれに、逆止弁型に弁ボー
ルと付勢コイルスプリングを配設してあり、モー
タ621の回転でインクがアキユムレータに送出
され、モータ621の回転速度を高くすることに
より吐出圧が上昇し、低くすることにより吐出圧
が低下する。ポンプ620の吸入口には、パイプ
622でフイルタ623の一端が連通とされ、フ
イルタ623の他端はインク槽624の下部と連
通とされている。今、電磁弁601を閉のままと
してポンプ620を駆動すると、インク槽624
内のインクがフイルタ623を通してポンプ62
0に吸引され、ポンプ620よりアキユムレータ
610に吐出され、アキユムレータ610内のイ
ンク量が増大し、その内部の空気が圧縮され、ア
キユムレータ610内のインク圧が上昇する。電
磁弁601のコイルに通電してそれを開とする
と、アキユムレータ610のインクがヒータ60
3のパイプを通り、電磁弁601を通り、パイプ
309―分岐部材300―パイプ117〜11
―ヘツド100―インク噴射口191〜1
9143と流れてインク噴射口191〜19143
より噴出し、捕獲片421〜42142およびフ
ード430に衝突してガター400内に流下し、
その排出口410およびパイプ411を通つてイ
ンク槽624に戻る。
分岐部材330に一端が結合したパイプ331
の他端は常閉型の電磁弁625の1つのポート
(入力ポート)に結合されており、電磁弁625
のもう1つのポート(出力ポート)はパイプ62
6に連通しており、パイプ626はインク槽62
4の内部に差し込まれている。電磁弁625は6
01と同じ構造のものであり、そのコイルに通電
することにより電磁弁625が開となり、濾過室
132〜132より、およびスロツト141
より、インクが流出し、分岐部材330―パイプ
331―電磁弁625―パイプ626を通してイ
ンク槽624に戻る。このとき、濾過室132
〜132やスロツト141の内部に空気がある
とインクと共にインク槽に入いる。つまりそれら
の室132〜132やスロツト141から空
気が排出される。なお、パイプ626の端部をガ
ター400に差し込み、ガター400内にインク
を排出するようにしてもよい。
分岐部材310に一端が結合したパイプ311
の他端は、ヒータ630のパイプの一端に結合し
ており、ヒータ630のパイプの他端はポンプ6
31の吐出口と連通とされ、ポンプ631の吸入
口は液槽632の下部の流出口に連通とされてい
る。分岐部材320に結合したパイプ321は液
槽632の上部の注入口内に差し込まれている。
ポンプ631を駆動すると、液槽632内の熱交
換液が汲み出されてヒータ630のパイプを通
り、分岐部材310―パイプ129〜12913
―穴12311〜12374―パイプ129〜12
14―分岐部材320―液槽632と循環する。
ヒータ630を付勢すると、ヘツド100に供給
される熱交換液が加熱され、この液が穴12311
〜12374を通る間熱交換部材120を加熱し、
その穴12211〜12275を通るインクを加熱す
る。スロツト141におけるインクの温度はサー
ミスタ150(第6a図)で検出される。
サーミスタ150および611は温度制御ユニ
ツト640に接続されており、温度制御ユニツト
640は、これらが検出した温度と、中央制御ユ
ニツト(図示略)よりの目標温度に基づいてヒー
タ603,630の通電電流値制御およびポンプ
631の回転速度制御をおこない、サーミスタ1
50が検出したスロツト141部のインク温度
Tinkをデジタル変換して中央制御ユニツトに与
える。
電磁弁601,625,ポンプ621およびス
トレインゲージ613は圧力制御ユニツト650
に印加され、またこのユニツト650に中央制御
ユニツトよりアキユムレータ内目標圧と、電磁弁
601,625の開閉指令が与えられ、圧力制御
ユニツトは、ストレインゲージ613の検出圧
Pacが目標圧になるようにモータ621の回転速
度を制御し、かつ開閉指令に応じて電磁弁60
1,625を付勢もしくは消勢し、検出圧Pacを
デジタル変換して中央制御ユニツトに与える。
荷電電圧(パルス)および偏向電圧(一定電
圧)は、印写制御ユニツト660よりフラツトケ
ーブル270、コネクタ260および図示を省略
したケーブルを介して荷電電極板220、およ
び、偏向電極板252〜25245に接続した導
体ワイヤ253,253に印加され、荷電検
出電極板230より荷電検出信号(パルス)がフ
ラツトケーブル270およびコネクタ260を介
して印写制御ユニツト660に印加される。また
絶縁板431も印写制御ユニツト660に接続さ
れている。更に印写制御ユニツト660は、電歪
振動子160〜160に一定周波数の励振電
圧を印加する。印写制御ユニツト660には、中
央制御ユニツトより各種制御指令、タイミングパ
ルスおよび画信号が印加され、印写制御ユニツト
660は状態信号および別のタイミングパルスを
中央制御ユニツトに与える。印写制御ユニツト6
60の動作の概要は次の通りである。まず電源が
投入されると、その内部の各電源を所定のシーケ
ンスで順次に投入して指令信号を待ち、励振指令
が到来すると、電歪振動子160〜160
一定周期一定振幅での励振を開始する。次いで位
相検索指令が到来すると、インク噴射口191
〜19143より噴射され粒子化したインク粒子に
対する荷電位相又は励振位相を各インク噴射口毎
に検索し、各インク噴射口毎に適正荷電位相又は
励振位相を設定する。そして荷電インク粒子が導
体432に衝突しているか否かを見て、衝突して
いないときには、衝突するようになるまで荷電電
圧レベルを全体的にシフトさせるか又は偏向電圧
レベルをシフトする。これを終えると偏向電極板
252〜25243に偏向電圧を印加し印写制御
ユニツト660は中央制御ユニツトに位相設定終
了を知らせ、以後インク噴射口19143より噴射
されるインクは、設定位相、設定レベルの一定荷
電をしつつ導体432で、荷電インク粒子がそれ
に衝突していることを監視し、衝突しなくなつた
ときには、警報を発つし、1ライン記録の後に記
録荷電を停止して荷電レベル又は偏向電圧レベル
の再設定をおこなう。このようにして荷電インク
粒子が導体ワイヤ432に衝突するようになる
と、中央制御ユニツトに記録再開を知らせて次の
ライン以下の記録をおこなう。この例では、イン
ク噴射口191〜19142のピツチを5mmと
し、その間を40ドツトの偏向させるようにしてい
るので、荷電電極221〜22142には、順次
に40のレベル差がある荷電電圧パルスが繰り返し
て印加される。噴射口19143より噴射するイン
クを荷電する荷電電極には常時一定レベルの荷電
パルスが繰り返し印加される。このように、イン
ク噴射口19143を印写記録用のもの191
19142とは別に設けてモニター用とし、それ1
9143より噴射されるインクは常時一定レベルに
荷電し、適正偏向を導体432で監視している。
偏向レベル検索で求めた荷電電圧レベルに基づい
て噴射口191〜19142より噴射されるイン
クの荷電レベルシフト補正をするか、あるいは偏
向レベル検索で求めた適正偏向電圧を252
25243の電圧とするので、各噴射口191
19142より噴射されるインクの偏向レベル設定
が適切かつ迅速におこなわれる。
位相検索設定終了が中央制御ユニツトに報知さ
れると、中央制御ユニツトは、1ライン毎に画信
号を印写制御ユニツト660に与え、印写制御ユ
ニツト660は画信号に基づいて荷電電極221
〜22142に荷電電圧パルスを印加し、記録荷
電をおこなう。
前述した位相検索設定および印写記録は、イン
ク温度Tinkおよびインク圧Pacが所定範囲内に安
定してから電極ユニツト210を所定位置におろ
しておこなわれる。
次に、インク温度Tinkおよびインク圧Pacが安
定にされるまでの、中央制御ユニツトの指令に基
づいた、各部の動作を、第13a図および第13
b図に示すフローチヤートおよび第13c図に示
すタイムチヤートを参照して説明する。主電源が
投入されると中央制御ユニツトは、温度制御ユニ
ツト640、圧力制御ユニツト650および印写
制御ユニツト660の電源を投入し、それらは電
源が投入されると、内部の各電源を所定のシーケ
ンスで投入する。これらの電源投入が完了した時
点に中央制御ユニツトは、圧力制御ユニツト65
0にポンプ620の駆動を指令し、目標圧(最大
圧)P1を圧力制御ユニツト650に与える。これ
に応答して圧力制御ユニツト650はポンプ62
0を駆動し、P1と、ストレインゲージ613が検
出した圧力Pacとを比較してPacをP1とするポン
プ駆動制御をおこなう。中央制御ユニツトは、圧
力制御ユニツト650が出力するPacを表わすコ
ードを監視し、それがPac≧P1−a、aは定数、
となると、圧力制御ユニツト650に電磁弁60
1と625を開とする指令を発つし、かつ目標圧
をP2に変更する。また中央制御ユニツトは温度制
御ユニツト640に、ヒータ603の加熱制御を
指令しその目標温度T1を与える。かつ、ポンプ
2の駆動とヒータ630の加熱指令を与えその目
標温度T2を与える。これに応答して圧力制御ユ
ニツト650は電磁弁601と625に通電して
それらを開とし、ポンプ620の制御を、Pacを
P1にするものに切替える。温度制御ユニツト64
0は、ヒータ603の加熱制御を、サーミスタ6
11で検出される温度TacのインクをT1にまで昇
温するフイードフオワード制御をおこない、かつ
T1の温度をT2とするフイードフオワード制御に
サーミスタ150で検出したインク温度Tinkと
T2の差(T2−Tink)を誤差信号として加えるフ
イードバツク制御を併用してヒータ630の加熱
制御をおこなう。このように電磁弁601と62
5を開とすると、噴射口191〜19143より
インクが噴射し、しかも濾過室132〜132
およびスロツト141の空気およびインクがパ
イプ103〜103―分岐部材330―パイ
プ331―電磁弁625―パイプ626の経路で
インク槽624に流れるので、アキユムレータ6
10の圧力Pacが降下し、これを補うためポンプ
620の動作速度が高められ、Pacはまた次第に
上昇する。ヒータ603でヘツド100に供給さ
れるインクの温度が次第に上昇し、ヘツド100
内において熱交換部材120の部分を通る間にイ
ンクは更に加熱される。この実施例においては、
ヒータ603でT1まで加熱され、ヒータ630
でT2を目標として加熱される。
中央制御ユニツトは、サーミスタ150の検出
温度Tinkを監視し、それがTink≧T2−b、bは
定数、になると、次にアキユムレータ内のインク
圧Pacを見てそれがPac≧P2−c、cは定数、に
なると電磁弁625を閉とする指令を圧力制御ユ
ニツト650に与えしかも目標圧をP2かPrに変
更する。また中央制御ユニツトは温度制御ユニツ
トに与えた目標温度をT2からTrに変更する。こ
れに応答して圧力制御ユニツト650が電磁弁6
25を閉とし、かつPacをPrとするポンプ620
の駆動制御をおこなう。温度制御ユニツト640
は、TinkをTrにする加熱制御、つまり、T1の温
度をTrにするフイードフオワード制御を、温度
誤差(Tr−Tink)をフイードバツク制御で補正
する定温度加熱制御をおこなう。
その後中央制御ユニツトは、TinkとPacを監視
し、Tr−d≦Tink≦Tr+dでPr−e≦Pac≦P
r+eとなると、つまり、インクの温度Tinkおよ
びアキユムレータ圧Pacが共に許容範囲内、つま
り温度制御ユニツト640および圧力制御ユニツ
ト650の制御範囲内に入ると、中央制御ユニツ
トは、電極昇降制御ユニツト(図示せず)に、電
極ユニツト200の降下を指令し、降下が終了す
ると、つまり電極ユニツト200の記録位置への
位置決めが終ると、印写制御ユニツト660に位
相検索を指令する。印写制御ユニツトは、位相検
索設定および偏向量設定を終えると中央制御ユニ
ツトに画信号を要求し、記録動作をおこなう。
記録を終了すると中央制御ユニツトは、温度制
御ユニツト640にヒータ603と630の消勢
を指令し、電極昇降制御ユニツトに電極ユニツト
200の引上げを指令し、所定時間後、圧力制御
ユニツト650に電磁弁閉とポンプ620,63
1の停止を指令する。
以上の動作を要約すると、記録準備においては
まずポンプ620が駆動されてアキユムレータ6
10の圧力が高められ、それがある設定値になる
と、電磁弁601と625とが開とされ、かつヒ
ータ603による予熱、ヒータ630による昇温
およびポンプ631の駆動が開始され、この状態
でインクが循環しつつ加熱され、インク室の空気
がインクと共にインク槽に排出される。このと
き、電磁弁625が開であるので、スロツト14
1のインク圧は低く、噴射口191〜19143
においてはインクしぶきを生じない。スロツト1
41のインク温度が所定値以上になると、電磁弁
625が閉とされ、これによりスロツト141の
インク圧が上昇し、噴射口191〜19143
ら勢いよくインクが噴射する。このときにはイン
ク室内に空気が残つていないので、インクしぶき
を生じない。インク温度Tinkおよびインク圧Pac
が所定の範囲に入いると、電極ユニツト200が
おろされ、位相検索が開始され、印写記録がおこ
なわれる。インクの加熱は、インク温度Tinkを
小範囲内に安定させるため、ヒータ603とヒー
タ630で2段階でおこなわれる。したがつて、
各段での昇温量は少なく、変動範囲も狭く、しか
も第1段階での誤差を第2段階で吸収するので、
インク温度の変動は小さく押えられる。なお、前
述の実施例では、ヒータ603をT1への定温度
フイードフオワード予熱制御とし、ヒータ630
をT1からTrへのフイードフオワード昇温制御
と、誤差分(Tr−Tink)のフイーツバツク制御
との併合としているが、ヒータ2―熱交換液―熱
交換部材の、第2昇温システムを熱フイルター又
は熱ダンパとして捕え、ヒータ2の通電電流値を
室温に対応付けた一定値とし、ヒータ1をTink
と目標値Trの差を吸収するフイードバツク制御
とするのもよい。この場合短時間内の温度変動は
該熱フイルターで吸収され、温度変動が平坦にな
る。
次に変形例を説明すると、第1図に示す実施例
においてはスロツト141に至るインク流路を7
組に分割しているが、これは最も簡単な態様にお
いては1組としてもよく、また2〜3組としても
よい。1組のときには分岐部材300,310お
よび320は不用である。1組とするときには、
流入口部材110にスロツトを形成し、熱交換部
材120の上側と下側に穴12311〜12374
連通するスロツトを形成し、フイルタブラケツト
130には、表裏面に貫通するスロツトを形成
し、該スロツトの上壁を、それを貫通する1つの
穴に向けてテーパを有する傾斜面とし、その1つ
の穴より電磁弁625にインクを出すようにし、
該スロツト内に1つの、スロツト断面と同等な形
状のフイルタを収納すればよい。また、スロツト
141のインク流入側のスロツト開口を広くし、
スロツト141に、その内部の空気がブラケツト
130のスロツトに移動しうるテーパを形成すれ
ばよい。この場合、スロツト141に連通する穴
146,146は開ける必要がない。他方、
更に他の変形例では、第1図に示す実施例におい
て、熱交換部材120は、インク通流穴12211
〜12275を120の幅中央の軸線に沿つて一列
又は数列に並べたものとし、その上側と下側にそ
れぞれ熱交換液を通す1つの穴を、インク通流穴
の配列線と平行に形成し、部材120の一端部で
熱交換液を通す2つの穴を連通とし、部材120
の他端部において一方の穴をヒータ630のパイ
プに連通とし、他方の穴を液槽632に連通とす
る。
以上、特定の実施例を示したが、本発明はその
他のマルチノズル偏向制御型インクジエツト記録
装置、つまり加圧インクを複数個のインク噴射口
より同時に噴射しインク粒子を荷電するタイプの
インクジエツト記録装置に、同様に実施しうる。
いずれにしても本発明によれば、加圧インク供
給源624,623,620,610,601,
300から全インク噴射口191〜19143
連通する1個のスロツト141までのインク流路
が、複数個並行したものであり、これらのそれぞ
れでインク室相当の開口131〜131に連
通した穴137〜137と開閉弁625とを
介して空気抜きが行なわれるので、インク噴射開
始時にインク噴射191〜19143からインク
しぶきを生じないし全インク噴射口191〜1
9143が連通したスロツト141の長手方向すな
わち噴射口191〜1943分布方向における部
分的な空気残留がなくなりしかも空気抜きが早期
に終了する。また、各インク流路でのインクの加
熱により、スロツト141内においてその長手方
向のインク温度分布が均一となり、更に各インク
流路を介してインク圧がスロツト141の長手方
向各部に均一に伝播するので、スロツト141の
長手方向の圧力分布も均一となる。したがつて、
インク噴射開始時の空気抜きが早く終了し、全イ
ンク噴射口のインク噴射特性が早期に均一にな
る。これらに加えて、各噴射口191〜191
43のインク噴射が安定化した後の噴射口間のイン
ク噴射特性差が僅小となり、各ノズルによる記録
の連続性が高い、高品質のマルチノズル分割記録
が行なわれる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す斜視図、第2
図は第1図に示すインク噴射ヘツド100の―
線断面図である。第3a図は第1図に示す流入
口部材110の拡大正面図、第3b図および第3
c図は第3a図のB―B線断面図およびC
―C線断面図である。第4a図は第1図に示す
熱交換部材120の拡大正面図、第4b図は第4
a図のB―B線断面図、第4c図は熱交換部
材120の拡大平面図である。第5a図は第1図
に示すフイルタブラケツト130の拡大正面図、
第5b図は第5a図のB―B線断面図、第5
c図はフイルタブラケツト130の拡大平面図で
ある。第6a図は第1図に示すヘツド本体140
の拡大正面図、第6b図は第6a図のB―B
線断面図、第6c図はヘツド本体140の拡大底
面図、第6d図はヘツド本体140の一部の拡大
正面図、第6e図は第6d図のE―E線断面
図である。第7a図は第2図に示す電歪振動子1
60の拡大平面図、第7b図は第7a図のB―
B線断面図である。第8a図は第2図に示す固
着リング170の拡大平面図、第8b図は第8a
図のB―B線断面図である。第9a図は第2
図に示す絶縁板180の拡大平面図、第9b図は
第9a図のB―B線断面図である。第10a
図は第2図に示すノズルプレート190の平面
図、第10b図は第10a図のB―B線拡大
断面図である。第11図は第1図に示す分岐部材
300を、一部を切除して示す拡大平面図であ
る。第12a図は、第1図に示す電極ユニツト2
00の、荷電電極221およびシールド電極24
0の拡大斜視図、第12b図は偏向電極254の
拡大斜視図である。第13a図および第13b図
は、それぞれ第1図に示す実施例の動作制御フロ
ーを示すフローチヤートであり、第13c図は動
作状態を示すタイムチヤートである。 100:インク噴射ヘツド(インク噴射ヘツ
ド)、101〜101:中空ねじ、102
〜102:中継ねじ、103〜103:パ
イプ、104:パツキング、110:流入口部材
(流入口部材)、111〜111:テープ口
(インク流入口)、112〜112:テーパね
じ穴、113〜11316:ねじ、114〜1
1416:穴、115〜115:中空ねじ、1
16〜116:継手ねじ、117〜117
:パイプ、118,119:パツキング、12
0:熱交換部材(熱交換部材)、121〜12
:窪み、122〜12275:穴(インク通
流路)、12311〜12374:穴(熱交換媒体通流
路)、124〜12414:ねじ台、125
12514:めくら穴、126〜12614:Oリ
ング、127〜12714:中穴ねじ、128
〜12814:継手ねじ、129〜12914:パ
イプ、130:フイルタブラケツト(フイルタブ
ラケツト)、131〜131:フイルタ収納
室(フイルタ収納空間)、132〜132
開口(開口)、133〜133:連通口(連
通口)、134〜134:穴(穴)、135
〜135:穴、136〜136:フイルタ
(フイルタ)、137〜137:Oリング、1
38〜138:リング、139〜139
:Oリング、140:本体(本体部材)、14
1:スロツト(スロツト)、142〜142
43:分岐路、143〜143:振動圧力伝播
室、144〜144:電歪振動子収納室、1
45〜145:リード引出穴、146,1
46:連通口、147,147:穴、14
8:スロツト、149:めくら穴、150:サー
ミスタ(温度検出手段)、151:接着剤、15
2:めくら穴、160,160:電歪振動子
(振動手段)、161:表面電極、161:裏
面電極、1612a:廻わし電極、162:ピエゾ
素子、163:振動板、170,170:固着
リング、180,180:絶縁板、181:
穴、182,182:導電ピン、183:接
着剤、190:ノズルプレート、191〜19
43:インク噴射口(インク噴射口)、192:
穴、193:リン青銅板、194,195:ニツ
ケルメツキ、200:電極ユニツト(電極組
体)、210:ユニツト枠体、220:荷電電極
板(荷電する手段)、221〜22143:プリ
ント電極(荷電電極)、230:荷電検出電極
板、240,240:シールド電極板(シー
ルド電極板)、250:偏向電極ユニツト、25
,251:ガラス板(絶縁体板)、252
〜25245:偏向電極板(偏向電界を及ぼす手
段)、253,253:導体ワイヤ、254
,254:偏向電極(偏向電極)、300,
370,320,330:分岐部材、301:第
1半体、302:第2半体、303:パツキン
グ、304,304:ねじ、305〜30
:パイプ、306:スロツト、307:中空
ねじ、308:継手ねじ、309:パイプ、40
0:ガター(捕獲する手段)、410:インク回
収口、411:パイプ、421〜42142:捕
獲片(捕獲片)、430:フード、431:絶縁
線、432:導体、500:記録紙、601:電
磁弁、602:パイプ、603:ヒータ(加熱手
段)、610:アキユムレータ、611:サーミ
スタ(温度検出手段)、612:弾性膜体、61
3:ストレインゲージ(圧力検出手段)、62
0:ポンプ(ポンプ)、621:モータ、62
2:パイプ、623:フイルタ、624:インク
槽(インク槽)、624,620,610,60
1,300:(インク供給手段)、625:電磁
弁(開閉弁手段)、626:パイプ、630:ヒ
ータ(加熱手段)、631:ポンプ、632:熱
交換液槽、632,631,630,310,3
20:(熱交換媒体供給手段)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 所定周期で粒子に分離するインクを噴射する
    ヘツドと、該ヘツドより噴射したインクを荷電す
    る手段と、荷電インク粒子に偏向電界を及ぼす手
    段と、所定の軌道を飛翔するインク粒子を捕獲す
    る手段を備える偏向制御型インクジエツト記録装
    置において、 長手方向に所定間隔で複数個のインク流入口を
    開けた流入口部材と;長手方向に該所定間隔で位
    置する複数グループのインク通流路であつて、各
    グループが1以上のインク通流路でなり、各グル
    ープが前記複数個のインク流入口のそれぞれに整
    合しそれよりインクを受けるインク通流路と、長
    手方向に分布し前記インク通流路に隣接する熱交
    換媒体通流路と、を有し、前記流入口部材に結合
    され流入口部材より前記インク通流路にインクを
    受ける熱交換部材;それそれが前記各グループの
    インク通流路の出口に整合する複数個のフイルタ
    収納空間と、これらのそれぞれに連続する複数個
    の開口と、それぞれが該フイルタ収納空間のそれ
    ぞれに収納された複数個のフイルタと、それぞれ
    が前記複数個の開口のそれぞれに連続する複数個
    の連通口と、それぞれが前記複数個の開口のそれ
    ぞれに連通する穴と、を有し、前記熱交換部材に
    結合されたフイルタブラケツト;および、前記複
    数個の連通口のすべてに連通し長手方向に延びる
    スロツトと、長手方向に所定間隔で位置しそれぞ
    れが該スロツトと連通した複数個のインク噴射口
    と、スロツト内のインクに圧力振動を与える振動
    手段と、を備え、前記フイルタブラケツトに結合
    した本体部材;を備えるインク噴射ヘツドと、 前記流入口部材のインク流入口のそれぞれに加
    圧インクを供給する加圧インク供給手段と、 前記フイルタブラケツトの前記複数個の穴とイ
    ンク排出路の間に介挿された開閉弁手段と、 前記熱交換部材の熱交換媒体通流路の入口に熱
    交換媒体を供給し熱交換媒体通流路の出口より熱
    交換媒体を回収する熱交換媒体供給手段と、を備
    えることを特徴とする偏向制御型インクジエツト
    記録装置。 2 前記熱交換媒体通流路は、熱交換部材の長手
    方向に所定間隔で位置する複数グループの熱交換
    媒体通流路であつて、各グループが複数個の、前
    記インク通流路と交鎖する方向に延びるが該イン
    ク通流路とは連通しない熱交換媒体通流路であ
    る、前記特許請求の範囲第1項記載の偏向制御型
    インクジエツト記録装置。 3 所定周期で粒子に分離するインクを噴射する
    ヘツドと、該ヘツドより噴射したインクを荷電す
    る手段と、荷電インク粒子に偏向電界を及ぼす手
    段と、所定の軌道を飛翔するインク粒子を捕獲す
    る手段を備える偏向制御型インクジエツト記録装
    置において、 長手方向に所定間隔で複数個のインク流入口を
    開けた流入口部材と;長手方向に該所定間隔で位
    置する複数グループのインク通流路であつて、各
    グループが1以上のインク通流路でなり、各グル
    ープが前記複数個のインク流入口のそれぞれに整
    合しそれよりインクを受けるインク通流路と、長
    手方向に分布し前記インク通流路に隣接する熱交
    換媒体通流路と、を有し、前記流入口部材に結合
    され流入口部材より前記インク通流路にインクを
    受ける熱交換部材;それぞれが前記各グループの
    インク通流路の出口に整合する複数個のフイルタ
    収納空間と、これらのそれぞれに連続する複数個
    の開口と、それぞれが該フイルタ収納空間のそれ
    ぞれに収納された複数個のフイルタと、それぞれ
    が前記複数個の開口のそれぞれに連続する複数個
    の連通口と、それぞれが前記複数個の開口のそれ
    ぞれに連通する穴と、を有し、前記熱交換部材に
    結合されたフイルタブラケツト;および、前記複
    数個の連通口のすべてに連通し長手方向に延びる
    スロツトと、長手方向に所定間隔で位置しそれぞ
    れが該スロツトと連通した複数個のインク噴射口
    と、スロツト内のインクに圧力振動を与える振動
    手段と、スロツトのインク温度を検出するための
    温度検出手段と、を備え、前記フイルタブラケツ
    トに結合した本体部材;を備えるインク噴射ヘツ
    ドと、 前記流入口部材のインク流入口のそれぞれに加
    圧インクを供給する加圧インク供給手段と、 前記フイルタブラケツトの前記複数個の穴とイ
    ンク排出路の間に介挿された開閉弁手段と、 前記熱交換部材の熱交換媒体通流路の入口に熱
    交換媒体を供給し熱交換媒体通流路の出口より熱
    交換媒体を回収する熱交換媒体供給手段と、 前記熱交換媒体通流路に供給される熱交換媒体
    を加熱する加熱手段と、 前記温度検出手段の検出温度に基づいて前記ス
    ロツト内インクの温度が設定値になるように前記
    加熱手段を制御するインク温度制御手段と、 を備えることを特徴とする偏向制御型インクジエ
    ツト記録装置。 4 前記熱交換媒体通流路は、熱交換部材の長手
    方向に所定間隔で位置する複数グループの熱交換
    媒体通流路であつて、各グループが複数個の、前
    記インク通流路と交鎖する方向に延びるが該イン
    ク通流路とは連通しない熱交換媒体通流路であ
    る、前記特許請求の範囲第3項記載の偏向制御型
    インクジエツト記録装置。 5 所定周期で粒子に分離するインクを噴射する
    ヘツドと、インク槽と、該ヘツドに加圧インクを
    供給するアキユムレータと、該インク槽のインク
    を該アキユムレータに加圧供給するポンプと、該
    ヘツドより噴射したインクを荷電する手段と、荷
    電インク粒子に偏向電界を及ぼす手段と、所定の
    軌道を飛翔するインク粒子を捕獲する手段を備え
    る偏向制御型インクジエツト記録装置において、 長手方向に所定間隔で複数個のインク流入口を
    開けた流入口部材と;長手方向に該所定間隔で位
    置する複数グループのインク通流路であつて、各
    グループが1以上のインク通流路でなり、各グル
    ープが前記複数個のインク流入口のそれぞれに整
    合しそれよりインクを受けるインク通流路と、長
    手方向に分布し前記インク通流路に隣接する熱交
    換媒体通流路と、を有し、前記流入口部材に結合
    され流入口部材より前記インク通流路にインクを
    受ける熱交換部材;それぞれが前記各グループの
    インク通流路の出口に整合する複数個のフイルタ
    収納空間と、これらのそれぞれに連続する複数個
    の開口と、それぞれが該フイルタ収納空間のそれ
    ぞれに収納された複数個のフイルタと、それぞれ
    が前記複数個の開口のそれぞれに連続する複数個
    の連通口と、それぞれが前記複数個の開口のそれ
    ぞれに連通する穴と、を有し、前記熱交換部材に
    結合されたフイルタブラケツト;および、前記複
    数個の連通口のすべてに連通し長手方向に延びる
    スロツトと、長手方向に所定間隔で位置しそれぞ
    れが該スロツトと連通した複数個のインク噴射口
    と、スロツト内のインクに圧力振動を与える振動
    手段と、を備え、前記フイルタブラケツトに結合
    した本体部材;を備えるインク噴射ヘツドと、 前記フイルタブラケツトの前記複数個の穴とイ
    ンク排出路の間に介挿された開閉弁手段と、 前記熱交換部材の熱交換媒体通流路の入口に熱
    交換媒体を供給し熱交換媒体通流路の出口より熱
    交換媒体を回収する熱交換媒体供給手段と、 前記アキユムレータ内インク圧を検出するため
    の圧力検出手段と、 該インク圧に応じて該インク圧が設定値になる
    ように前記ポンプを制御する圧力制御手段と、 前記アキユムレータ内インク温度を検出する温
    度検出手段と、 前記ヘツドのインク噴射口に供給されるインク
    を加熱する加熱手段と、 前記インク温度に応じて該インク温度が設定値
    になるように前記加熱手段を制御する温度制御手
    段と、 を備えることを特徴とする偏向制御型インクジエ
    ツト記録装置。 6 前記熱交換媒体通流路は、熱交換部材の長手
    方向に所定間隔で位置する複数グループの熱交換
    媒体通路であつて、各グループが複数個の、前記
    インク通流路と交鎖する方向に延びるが該インク
    通流路とは連通しない熱交換媒体通流路である、
    前記特許請求の範囲第5項記載の偏向制御型イン
    クジエツト記録装置。 7 開閉弁手段は、前記フイルタブラケツトの複
    数個の穴と前記インク槽へのインク排出路の間に
    介挿された電磁弁である前記特許請求の範囲第5
    項又は第6項記載の偏向制御型インクジエツト記
    録装置。 8 所定周期で粒子に分離するインクを噴射する
    ヘツドと、該ヘツドより噴射したインクを荷電す
    る手段と、荷電インク粒子に偏向電界を及ぼす手
    段と、所定の軌道を飛翔するインク粒子を捕獲す
    る手段を備える偏向制御型インクジエツト記録装
    置において、 長手方向に所定間隔で複数個のインク流入口を
    開けた流入口部材と;長手方向に該所定間隔で位
    置する複数グループのインク通流路であつて、各
    グループが1以上のインク通流路でなり、各グル
    ープが前記複数個のインク流入口のそれぞれに整
    合しそれよりインクを受けるインク通流路と、長
    手方向に分布し前記インク通流路に隣接する熱交
    換媒体通流路と、を有し、前記流入口部材に結合
    され流入口部材より前記インク通流路にインクを
    受ける熱交換部材;それぞれが前記各グループの
    インク通流路の出口に整合する複数個のフイルタ
    収納空間と、これらのそれぞれに連続する複数個
    の開口と、それぞれが該フイルタ収納空間のそれ
    ぞれに収納された複数個のフイルタと、それぞれ
    が前記複数個の開口のそれぞれに連続する複数個
    の連通口と、それぞれが前記複数個の開口のそれ
    ぞれに連通する穴と、を有し、前記熱交換部材に
    結合されたフイルタブラケツト:および、前記複
    数個の連通口のすべてに連通し長手方向に延びる
    スロツトと、長手方向に所定間隔で位置しそれぞ
    れが該スロツトと連通した複数個のインク噴射口
    と、スロツト内のインクに圧力振動を与える振動
    手段と、を備え、前記フイルタブラケツトに結合
    した本体部材;を備えるインク噴射ヘツドと、 インク噴射口の配列方向に延び、インク噴射口
    の配列ピツチと等しいピツチで分布する複数個の
    逆U形開口と、これらの逆U形開口の内表面にそ
    れぞれ接合した複数個の荷電電極と、を有する荷
    電電極板;該逆U形開口と整合した複数個の逆U
    形開口を有し表裏面が絶縁被覆され、前記荷電電
    極板に接合されたシールド電極板;前記逆U形開
    口と整合した複数個の逆U形開口と、これらの逆
    U形開口の内表面に接合した荷電検出電極と、を
    有し前記シールド電極板に接合された荷電検出電
    極板;該荷電検出電極板に平行に延びる絶縁体
    板;および、該絶縁体板に、前記逆U形開口の分
    布する方向に等ピツチで固着され、該絶縁体板の
    下方に前記逆U形開口と整合する複数個の逆U形
    の開口を区画し、表、裏面に偏向電極を有する複
    数個の偏向電極板;を備える電極組体と、 前記絶縁体板の延びる方向に前記逆U形開口の
    配列ピツチと等しいピツチで分布し前記偏向電極
    板と実質上平行に延びる複数個の捕獲片、を有す
    るガターと、 前記流入口部材のインク流入口のそれぞれに加
    圧インクを供給する加圧インク供給手段と、 前記フイルタブラケツトの前記複数個の穴とイ
    ンク排出路の間に介挿された開閉弁手段と、 前記熱交換部材の熱交換媒体通流路の入口に熱
    交換媒体を供給し熱交換媒体通流路の出口より熱
    交換媒体を回収する熱交換媒体供給手段と、 を備えることを特徴とする偏向制御型インクジエ
    ツト記録装置。 9 前記熱交換媒体通流路は、熱交換部材の長手
    方向に所定間隔で位置する複数グループの熱交換
    媒体通流路であつて、各グループが複数個の、前
    記インク通流路と交鎖する方向に延びるが該イン
    ク通流路とは連通しない熱交換媒体通流路であ
    る、前記特許請求の範囲第1項記載の偏向制御型
    インクジエツト記録装置。
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US06/214,387 US4364059A (en) 1979-12-17 1980-12-08 Ink jet printing apparatus
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JP7346826B2 (ja) * 2019-01-24 2023-09-20 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 ヘッドユニット、及びインクジェット記録装置

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