JPS6245460A - 複合部材の製造方法 - Google Patents
複合部材の製造方法Info
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- JPS6245460A JPS6245460A JP18622485A JP18622485A JPS6245460A JP S6245460 A JPS6245460 A JP S6245460A JP 18622485 A JP18622485 A JP 18622485A JP 18622485 A JP18622485 A JP 18622485A JP S6245460 A JPS6245460 A JP S6245460A
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- molding
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はセラミック成形体を鋳ぐるむ複合部材の製造法
に係り、詳しくは、多孔質の金属繊維成形体で保形した
セラミックの強化材成形体を鋳ぐるむようにした高圧鋳
造法に関するものである。
に係り、詳しくは、多孔質の金属繊維成形体で保形した
セラミックの強化材成形体を鋳ぐるむようにした高圧鋳
造法に関するものである。
これは、例えば自動車エンジンのピストンやバルブなど
を製造する分野で利用される。
を製造する分野で利用される。
近年、金属を強化するために異種の繊維や粒子などを複
合させた複合強化金属の開発が、盛んに行われている。
合させた複合強化金属の開発が、盛んに行われている。
このような技術分野においては、その製造方法が原因と
なってしばしば問題点を残しており、実用的に完成され
たものは少ない。複合材料による部材表面強化に関する
ものとして、例えば、特開昭54−151715号公報
、特開昭58−100642号公報、特開昭58−17
3073号公報など多数提案されているが、以下のよう
な問題がある。
なってしばしば問題点を残しており、実用的に完成され
たものは少ない。複合材料による部材表面強化に関する
ものとして、例えば、特開昭54−151715号公報
、特開昭58−100642号公報、特開昭58−17
3073号公報など多数提案されているが、以下のよう
な問題がある。
(1)溶鍛(高圧鋳造法)により形成することができな
い。したがって、母材と異材との複合化という点におい
て難点がある。 (2)溶射やメッキなどによるため強
化層の厚みは11程度が限度であり、これ以上の厚みを
望むことはできない。 (3)熱疲労特性に関係する強
化材と母材との高温における密着性が十分でない。 (
4)強化層は硬くて加工性がよ(ない。したがって、複
合化された伏態において完成品に近い形状に成形してお
かなければならない。 (5)複雑な表面形状を強化す
るのが難しい。
い。したがって、母材と異材との複合化という点におい
て難点がある。 (2)溶射やメッキなどによるため強
化層の厚みは11程度が限度であり、これ以上の厚みを
望むことはできない。 (3)熱疲労特性に関係する強
化材と母材との高温における密着性が十分でない。 (
4)強化層は硬くて加工性がよ(ない。したがって、複
合化された伏態において完成品に近い形状に成形してお
かなければならない。 (5)複雑な表面形状を強化す
るのが難しい。
最近は、特にエンジンの高回転高出力化に伴って、部材
に要求される負荷条件が益々厳しくなっており、上記の
ようなメッキ、アルマイト、溶射、浸炭、窒化などの表
面処理による複合方法では、所望の品質が得られな(な
っている。例えば、高度の耐熱性が要求される直噴式デ
ィーゼルエンジンのピストンヘッドに、耐熱性および断
熱性に優れたセラミックの強化材を複合化させる場合が
ある。セラミックはピストンヘッドを形成するアルミ合
金と熱膨張係数が異なり、またセラミックの単体は割れ
易いという特性があるので、セラミックをそのままアル
ミ合金に被着させることはできない。そこで、高圧鋳造
法によりセラミック短繊維材を鋳くるんで部分的に物性
を変える場合には、セラミ、り短繊維を予め圧縮成形し
た成形体を作り、これを金型にセノl−して溶湯を含浸
させる方法が採用される。ところが、そのよ・うなセラ
ミックの短繊維あるいは粒子などの成形体は、一般金属
のように加圧により塑性変形させることは難しい。たと
え、所定の形状に形成して成形型にセントしても、/8
湯を注入すると溶湯の流動圧により、セラミックの短繊
維あるいは粒子が流動を始め、強化材が所定の部分乙コ
鋳くるまれないとい・う厄介な問題がある。
に要求される負荷条件が益々厳しくなっており、上記の
ようなメッキ、アルマイト、溶射、浸炭、窒化などの表
面処理による複合方法では、所望の品質が得られな(な
っている。例えば、高度の耐熱性が要求される直噴式デ
ィーゼルエンジンのピストンヘッドに、耐熱性および断
熱性に優れたセラミックの強化材を複合化させる場合が
ある。セラミックはピストンヘッドを形成するアルミ合
金と熱膨張係数が異なり、またセラミックの単体は割れ
易いという特性があるので、セラミックをそのままアル
ミ合金に被着させることはできない。そこで、高圧鋳造
法によりセラミック短繊維材を鋳くるんで部分的に物性
を変える場合には、セラミ、り短繊維を予め圧縮成形し
た成形体を作り、これを金型にセノl−して溶湯を含浸
させる方法が採用される。ところが、そのよ・うなセラ
ミックの短繊維あるいは粒子などの成形体は、一般金属
のように加圧により塑性変形させることは難しい。たと
え、所定の形状に形成して成形型にセントしても、/8
湯を注入すると溶湯の流動圧により、セラミックの短繊
維あるいは粒子が流動を始め、強化材が所定の部分乙コ
鋳くるまれないとい・う厄介な問題がある。
〔発明の目的]
本発明は上述の問題点に鑑みなされたもので、母材と異
材との複舎一体化という点で優れている高圧鋳造法にあ
って、セラミック成形体のほくれや変形ならびに流動な
どを極めて少なくして、金属材料の表面をセラミックの
短繊維や粒子で密着性よく被覆することができ、高度の
耐熱性、断熱性、耐摩耗性または耐蝕性を有し、熱膨張
によるクラックの母材への進行を阻止することができる
複合材を形成する方法を提供することを目的とする。
材との複舎一体化という点で優れている高圧鋳造法にあ
って、セラミック成形体のほくれや変形ならびに流動な
どを極めて少なくして、金属材料の表面をセラミックの
短繊維や粒子で密着性よく被覆することができ、高度の
耐熱性、断熱性、耐摩耗性または耐蝕性を有し、熱膨張
によるクラックの母材への進行を阻止することができる
複合材を形成する方法を提供することを目的とする。
本発明の複合部材の製造方法の特徴は、以下の通りであ
る。
る。
セラミック短繊維またはセラミック粒子を部分的に鋳く
るむ複合部材の製造法において、セラミック短繊維また
はセラミック粒子などのセラミック成形体を、この成形
体のキャビティに面する側が金属繊維成形体で覆われた
状態で、成形型に保持し、その後、金属溶湯を前記キャ
ビティに加圧充填して、上記セラミック成形体および金
属繊維成形体内に金属溶湯を充填することである。
るむ複合部材の製造法において、セラミック短繊維また
はセラミック粒子などのセラミック成形体を、この成形
体のキャビティに面する側が金属繊維成形体で覆われた
状態で、成形型に保持し、その後、金属溶湯を前記キャ
ビティに加圧充填して、上記セラミック成形体および金
属繊維成形体内に金属溶湯を充填することである。
以下、本発明をその実施例に基づいて詳細に説明する。
(実施例1)
これは、高度の耐熱性が要求される直噴式ディーゼルエ
ンジンのピストンヘッドに、耐熱性オよび断熱性に優れ
たセラミックの強化材を複合化させる場合の適用例であ
る。この方法は、セラミックの短繊維あるいは粒子の成
形体を、成形型に確実な方法で定着させることにより、
溶湯を注入した後においても、セラミックの短繊維ある
いは粒子が勝手に流動するようなことなく、母材と安定
に一体化されるようにしたものである。
ンジンのピストンヘッドに、耐熱性オよび断熱性に優れ
たセラミックの強化材を複合化させる場合の適用例であ
る。この方法は、セラミックの短繊維あるいは粒子の成
形体を、成形型に確実な方法で定着させることにより、
溶湯を注入した後においても、セラミックの短繊維ある
いは粒子が勝手に流動するようなことなく、母材と安定
に一体化されるようにしたものである。
すなわち、第1図に示すように、強化材としてのセラミ
ックの短繊維あるいは粒子などのセラミック成形体1を
、その成形体のキャビティ2に面する側が、多孔質の金
属繊維成形体3で覆われた状態で、成形型4八〜4Cに
定着保持されている。
ックの短繊維あるいは粒子などのセラミック成形体1を
、その成形体のキャビティ2に面する側が、多孔質の金
属繊維成形体3で覆われた状態で、成形型4八〜4Cに
定着保持されている。
なお、本例ではピストンヘッドが逆テーバ状の燃焼室を
形成するために塩中子4aも使用されている。このよう
な状態で、金属ン容場5をキャヒ゛ティ2に注入加圧す
ることにより鋳物母材を成形すると共に、金泥繊維成形
体3およびセラミック成形体1内に金属熔/AI5を含
浸させ、セラミック成形体1が母材に安定に鋳ぐるまれ
るようにするものである。
形成するために塩中子4aも使用されている。このよう
な状態で、金属ン容場5をキャヒ゛ティ2に注入加圧す
ることにより鋳物母材を成形すると共に、金泥繊維成形
体3およびセラミック成形体1内に金属熔/AI5を含
浸させ、セラミック成形体1が母材に安定に鋳ぐるまれ
るようにするものである。
このようなセラミック成形体1の鋳ぐるみ方法は、以下
のような工程で行われる。
のような工程で行われる。
(1) 第2図に示すように、塩中子4aを食塩を用
いて図示しない金型により、成形圧力3〜4kgf/C
績にて加圧成形する。
いて図示しない金型により、成形圧力3〜4kgf/C
績にて加圧成形する。
(2)第3図に示すように、成形された塩中子4aをさ
らに別の金型6などを用いてセラミ’7り成形体1 (
ジルコニヤパウダー#200、強化層の17さ=5〜8
11)を被覆させた状態で、成形圧力2〜3.5kgf
/cfにて加圧成形し、塩中子4aにセラミック成形体
1を密着させる。
らに別の金型6などを用いてセラミ’7り成形体1 (
ジルコニヤパウダー#200、強化層の17さ=5〜8
11)を被覆させた状態で、成形圧力2〜3.5kgf
/cfにて加圧成形し、塩中子4aにセラミック成形体
1を密着させる。
(3)別途、第4図に示すようなセラミック成形体1を
覆うような形状をした多孔質の金属繊維成形体3 (ス
テンレスファイバーの焼結体、空孔率50〜80%、焼
結温度1200〜1300℃)、および食塩と上記ジル
コニヤパウダーにてリング状の蓋体7 (7a、7b)
を、図示しない装置を用いて成形する。
覆うような形状をした多孔質の金属繊維成形体3 (ス
テンレスファイバーの焼結体、空孔率50〜80%、焼
結温度1200〜1300℃)、および食塩と上記ジル
コニヤパウダーにてリング状の蓋体7 (7a、7b)
を、図示しない装置を用いて成形する。
(4)上記のセラミ’7り成形体1と金属繊維成形体3
および蓋体7を、第1図に示すように重合させてピスト
ンヘッドの強化層を構成し、金属繊維成形体3を鋳造用
金型4A〜4C内のキャビティ2に対向させてセットし
、高圧鋳造法(溶鍛法ともいう、加圧カニ 800〜1
000kg f / cnt、溶湯ニアルミ合金、湯温
:680〜740℃)により鋳ぐるむ。
および蓋体7を、第1図に示すように重合させてピスト
ンヘッドの強化層を構成し、金属繊維成形体3を鋳造用
金型4A〜4C内のキャビティ2に対向させてセットし
、高圧鋳造法(溶鍛法ともいう、加圧カニ 800〜1
000kg f / cnt、溶湯ニアルミ合金、湯温
:680〜740℃)により鋳ぐるむ。
(5)最後に、塩中子4aおよび塩蓋7aを溶出する。
このような複合法においては、溶湯を注入する時には、
セラミック成形体1の表面を覆っている金属繊維成形体
3は溶湯5を通さず、セラミック成形体1を塩中子3に
押え付けこれを保形する。
セラミック成形体1の表面を覆っている金属繊維成形体
3は溶湯5を通さず、セラミック成形体1を塩中子3に
押え付けこれを保形する。
’G’/JAがキャビティ2に注入されて後加圧される
と、金属繊維成形体3に溶湯5が含浸して母材と複合化
されると共に、セラミック成形体1の方にも溶湯5が含
浸し、セラミック成形体1を構成する粒子は流動するこ
となく、安定に母材に鋳ぐるまれることになる。セラミ
ック成形体1がアルミ合金の母材に鋳ぐるまれた状態で
ば接合性がよく、セラミックが微細な粒子の状態で母材
と一体化しているので、熱膨張差が生じ難くなる。また
、熱疲労強度に難点のあるセラミック成形体1に発生す
るクラックは、上記の金属繊維成形体3によって母材へ
の進行が阻止される。このように構成されるピストンベ
ッドは耐熱性が高(耐久性に優れたものとなる。
と、金属繊維成形体3に溶湯5が含浸して母材と複合化
されると共に、セラミック成形体1の方にも溶湯5が含
浸し、セラミック成形体1を構成する粒子は流動するこ
となく、安定に母材に鋳ぐるまれることになる。セラミ
ック成形体1がアルミ合金の母材に鋳ぐるまれた状態で
ば接合性がよく、セラミックが微細な粒子の状態で母材
と一体化しているので、熱膨張差が生じ難くなる。また
、熱疲労強度に難点のあるセラミック成形体1に発生す
るクラックは、上記の金属繊維成形体3によって母材へ
の進行が阻止される。このように構成されるピストンベ
ッドは耐熱性が高(耐久性に優れたものとなる。
上記のような製造方法による複合材の熱疲労試験結果を
以下に示す。試験の方法は、試験片をガスバーナにより
30秒間加熱した後、水冷却を30秒間行い、これを1
サイクルとし、10〜10000サイクル試験を行う。
以下に示す。試験の方法は、試験片をガスバーナにより
30秒間加熱した後、水冷却を30秒間行い、これを1
サイクルとし、10〜10000サイクル試験を行う。
途中の段階で異常がなければ○印を、ワレが発生すれば
X印を表示した。同様に、本発明の複合材との比較に供
するための試験片として、A:εAの表面にジルコニヤ
を200μm溶射したもの、B:アルミナ焼結体をA!
!合金で鋳ぐるんだもの、C;円筒状の鋼とジルコニヤ
の焼きばめによるものを使用した。
X印を表示した。同様に、本発明の複合材との比較に供
するための試験片として、A:εAの表面にジルコニヤ
を200μm溶射したもの、B:アルミナ焼結体をA!
!合金で鋳ぐるんだもの、C;円筒状の鋼とジルコニヤ
の焼きばめによるものを使用した。
表−1熱疲労試験結果
この試験結果から、本発明による複合材が従来の各種複
合材に比べて熱疲労強度が優れていることが判る。
合材に比べて熱疲労強度が優れていることが判る。
また、断熱特性についての試験結果を第5図に示す。こ
れは、試験片の強化材側をバーナで加熱し、加熱時間の
経過に伴う母材部(鋼の場合:断熱層より20mm、ア
ルミの場合: 40mm離れた個所)の温度の変化を測
定したものである。なお、図中、◎印:本発明による試
験片、○印:鋼の上にジルコニヤを200μm溶射した
もの、△印:アルミナ焼結体をAI!合金で鋳ぐるんだ
もの、ロ印:鋼のみを示す。同図から明らかなように、
本発明による複合材は、鋼やアルミナ焼結体をアルミ合
金で鋳くるんだものより良好な断熱効果を得ることがで
き、鋼の上にジルコニヤを溶射したものに近似した断熱
特性を有することが判る。
れは、試験片の強化材側をバーナで加熱し、加熱時間の
経過に伴う母材部(鋼の場合:断熱層より20mm、ア
ルミの場合: 40mm離れた個所)の温度の変化を測
定したものである。なお、図中、◎印:本発明による試
験片、○印:鋼の上にジルコニヤを200μm溶射した
もの、△印:アルミナ焼結体をAI!合金で鋳ぐるんだ
もの、ロ印:鋼のみを示す。同図から明らかなように、
本発明による複合材は、鋼やアルミナ焼結体をアルミ合
金で鋳くるんだものより良好な断熱効果を得ることがで
き、鋼の上にジルコニヤを溶射したものに近似した断熱
特性を有することが判る。
(実施例2)
内燃機関のカムピースの摺動部にセラミックの強化材を
複合させた適用例である。実施例1と同様に強化材を安
定に保形し、かつ、これを母材と一体化させるための媒
体として金属繊維成形体よりなる多孔質体を用いたもの
である。カムピースの摺動部はカムノーズとも呼ばれ、
高度の耐摩耗性が要求される個所であるが、セラミ、7
りは周知の如く耐摩耗性にも優れており、この部分をセ
ラミック強化材で複合化することにより、耐摩耗性に優
れたカムピースを得ようとするものである。
複合させた適用例である。実施例1と同様に強化材を安
定に保形し、かつ、これを母材と一体化させるための媒
体として金属繊維成形体よりなる多孔質体を用いたもの
である。カムピースの摺動部はカムノーズとも呼ばれ、
高度の耐摩耗性が要求される個所であるが、セラミ、7
りは周知の如く耐摩耗性にも優れており、この部分をセ
ラミック強化材で複合化することにより、耐摩耗性に優
れたカムピースを得ようとするものである。
この複合方法は、以下の工程により行われる。
(1)第6図および第7図に示すカムピースの鋳造用金
型8の成形面8aのカムノーズ9に当たる個所に、炭化
けい素ウィスカ成形体(Vf=20%、厚さt=2mm
)からなるセラミック成形体1oを、その他の周部分に
ニッケル発泡成形体11(Vf=10%、厚さt =
2mm )をそれぞれ配置し、各成形体の内面にこれら
を安定に成形面8aに保持するための多孔質のスティー
ルファイバー焼結成形体くシr−60〜70%、厚さt
、=2mm)である金属繊維成形体12が配置される。
型8の成形面8aのカムノーズ9に当たる個所に、炭化
けい素ウィスカ成形体(Vf=20%、厚さt=2mm
)からなるセラミック成形体1oを、その他の周部分に
ニッケル発泡成形体11(Vf=10%、厚さt =
2mm )をそれぞれ配置し、各成形体の内面にこれら
を安定に成形面8aに保持するための多孔質のスティー
ルファイバー焼結成形体くシr−60〜70%、厚さt
、=2mm)である金属繊維成形体12が配置される。
(2)セラミック成形体1を金型8の成形面8aに固定
させておくために、そのセラミック成形体10、ニッケ
ル発泡成形体1工および金属繊維成形体12を成形面8
aに配置したまま、金型8を第8図に示すような冶具1
3に水平に固定し、キャビティ部14にゴム製の円筒袋
15を挿入し、その上部からパンチ16によりこれを加
圧する。上部から加圧された円筒袋15は周側部に拡が
ろうとし、金属繊維成形体12を成形面8aに押しつけ
るので、セラミック成形体1oはその間に挟まれて金型
8の成形面8aに定着固定される。
させておくために、そのセラミック成形体10、ニッケ
ル発泡成形体1工および金属繊維成形体12を成形面8
aに配置したまま、金型8を第8図に示すような冶具1
3に水平に固定し、キャビティ部14にゴム製の円筒袋
15を挿入し、その上部からパンチ16によりこれを加
圧する。上部から加圧された円筒袋15は周側部に拡が
ろうとし、金属繊維成形体12を成形面8aに押しつけ
るので、セラミック成形体1oはその間に挟まれて金型
8の成形面8aに定着固定される。
(3) このようにしてでラミンク成形体10を定着
させた金型8を、第9図に示す主金型17にセットし、
キャビティ18に金属溶湯19を注入し、加圧プランジ
ャ20でもって加圧(加圧力800〜1000kg f
/ clI! 、溶湯ニアルミ合金、湯温ニア00〜
750°C)することにより鋳ぐるむ。
させた金型8を、第9図に示す主金型17にセットし、
キャビティ18に金属溶湯19を注入し、加圧プランジ
ャ20でもって加圧(加圧力800〜1000kg f
/ clI! 、溶湯ニアルミ合金、湯温ニア00〜
750°C)することにより鋳ぐるむ。
このような方法によれば、前実施例と同様に、セラミッ
クの強化材成形体1はカムノーズ1oの所定位置に金属
繊維成形体2により安定に固定されたままの状態で母材
に一体化される。
クの強化材成形体1はカムノーズ1oの所定位置に金属
繊維成形体2により安定に固定されたままの状態で母材
に一体化される。
上述した2つの実施例の複合方法によれば、中子または
成形金型に直接、金属の多孔質体で安定に保形したセラ
ミックの短繊維や粒子の成形体を取り付け、これを母材
で鋳ぐるむようにしたので、以下のような利点がある。
成形金型に直接、金属の多孔質体で安定に保形したセラ
ミックの短繊維や粒子の成形体を取り付け、これを母材
で鋳ぐるむようにしたので、以下のような利点がある。
(1]鋳造と同時に母材の表面が強化される。
〔2〕セラミツクの短繊維や粒子あるいはウィスカーな
どの成形し難い強化材を容易に複合化することができる
。
どの成形し難い強化材を容易に複合化することができる
。
〔3〕複雑な形状の強化層を機械加工することなく造り
だせる。
だせる。
〔4〕通常、金型鋳造による鋳ぐるみを行う場合はガス
抜けが問題となるが、中子に直接強化材が接触するよう
にでき、中子の持つ空孔にガスが逃げることにより、い
わゆる湯廻り不足が解消される。
抜けが問題となるが、中子に直接強化材が接触するよう
にでき、中子の持つ空孔にガスが逃げることにより、い
わゆる湯廻り不足が解消される。
なお、本発明による複合部材は前述したように熱疲労強
度、断熱効果および耐摩耗性に優れているが、セラミッ
クはよく知られるように耐腐蝕性にも優れており、した
がって、その適用範囲は広く、上記の実施例の他に、例
えば、バルブ、バルブシート、エキゾーストマニホルド
、エキゾーストボート、タービンケース、シリンダーラ
イナーなど多岐にわたる。
度、断熱効果および耐摩耗性に優れているが、セラミッ
クはよく知られるように耐腐蝕性にも優れており、した
がって、その適用範囲は広く、上記の実施例の他に、例
えば、バルブ、バルブシート、エキゾーストマニホルド
、エキゾーストボート、タービンケース、シリンダーラ
イナーなど多岐にわたる。
本発明は以上の実施例の説明から判るように、セラミッ
ク繊維の成形体またはセラミック粒子の成形体を、成形
体のキャビティに面する側が金属繊維成形体で覆われた
状態で成形型に保持し、金属溶湯を成形型内に加圧売場
して、セラミック成形体および金属繊維成形体内に金属
溶湯を含浸するようにしたので、セラミック成形体が溶
湯の流動圧によってほぐれたり変形したりすることを防
止することができ、鋳くるみが良好に行え、母材との密
着性が良くなる。また、セラミック成形体を断熱効果を
得るために用いる場合、上記金属繊維成形体によってセ
ラミック成形体に発生するヒートクラックが母材へ進行
するのを阻止する効果も発揮される。
ク繊維の成形体またはセラミック粒子の成形体を、成形
体のキャビティに面する側が金属繊維成形体で覆われた
状態で成形型に保持し、金属溶湯を成形型内に加圧売場
して、セラミック成形体および金属繊維成形体内に金属
溶湯を含浸するようにしたので、セラミック成形体が溶
湯の流動圧によってほぐれたり変形したりすることを防
止することができ、鋳くるみが良好に行え、母材との密
着性が良くなる。また、セラミック成形体を断熱効果を
得るために用いる場合、上記金属繊維成形体によってセ
ラミック成形体に発生するヒートクラックが母材へ進行
するのを阻止する効果も発揮される。
第1図は本発明の複合部材の製造方法が適用された第1
実施例における高圧鋳造中の断面図、第2図〜第4図は
その実施例における塩中子、金属繊維成形体およびセラ
ミック成形体の成形工程などの断面図、第5図は本発明
による複音材と他の複合材に8ける断熱特性についての
試験結果を示すグラフ、第6図〜第9図は第2実施例に
おける成形工程などの斜視図および断面図である。 1.1.0−セラミック成形体、2.18− キャビテ
ィ、3.12−金属繊維成形体、4A〜4C。 17−・−成形型、519−金属溶湯。 特許出願人 マ ツ ダ 株式会社代理人 弁理士
吉村 勝俊(ほか1名)第8図
実施例における高圧鋳造中の断面図、第2図〜第4図は
その実施例における塩中子、金属繊維成形体およびセラ
ミック成形体の成形工程などの断面図、第5図は本発明
による複音材と他の複合材に8ける断熱特性についての
試験結果を示すグラフ、第6図〜第9図は第2実施例に
おける成形工程などの斜視図および断面図である。 1.1.0−セラミック成形体、2.18− キャビテ
ィ、3.12−金属繊維成形体、4A〜4C。 17−・−成形型、519−金属溶湯。 特許出願人 マ ツ ダ 株式会社代理人 弁理士
吉村 勝俊(ほか1名)第8図
Claims (1)
- (1)セラミック短繊維またはセラミック粒子を部分的
に鋳ぐるむ複合部材の製造法において、セラミック短繊
維またはセラミック粒子などのセラミック成形体を、こ
の成形体のキャビティに面する側が金属繊維成形体で覆
われた状態で、成形型に保持し、 その後、金属溶湯を前記キャビティに加圧充填して、上
記セラミック成形体および金属繊維成形体内に金属溶湯
を充填することを特徴とする複合部材の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18622485A JPH0636978B2 (ja) | 1985-08-23 | 1985-08-23 | 複合部材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18622485A JPH0636978B2 (ja) | 1985-08-23 | 1985-08-23 | 複合部材の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6245460A true JPS6245460A (ja) | 1987-02-27 |
JPH0636978B2 JPH0636978B2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=16184531
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18622485A Expired - Lifetime JPH0636978B2 (ja) | 1985-08-23 | 1985-08-23 | 複合部材の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0636978B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63140105U (ja) * | 1987-03-07 | 1988-09-14 |
-
1985
- 1985-08-23 JP JP18622485A patent/JPH0636978B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63140105U (ja) * | 1987-03-07 | 1988-09-14 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0636978B2 (ja) | 1994-05-18 |
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