JPS6244366B2 - - Google Patents

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JPS6244366B2
JPS6244366B2 JP13437978A JP13437978A JPS6244366B2 JP S6244366 B2 JPS6244366 B2 JP S6244366B2 JP 13437978 A JP13437978 A JP 13437978A JP 13437978 A JP13437978 A JP 13437978A JP S6244366 B2 JPS6244366 B2 JP S6244366B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
superconducting wire
superconducting
heat flux
refrigerant
coil
Prior art date
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Expired
Application number
JP13437978A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5560210A (en
Inventor
Susumu Shimamoto
Toshinari Ando
Masataka Nishi
Tadatoshi Yamada
Masatami Iwamoto
Masao Morita
Takashi Sato
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP13437978A priority Critical patent/JPS5560210A/ja
Publication of JPS5560210A publication Critical patent/JPS5560210A/ja
Publication of JPS6244366B2 publication Critical patent/JPS6244366B2/ja
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  • Non-Insulated Conductors (AREA)
  • Superconductors And Manufacturing Methods Therefor (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は超電導線材に関するもので、特に超
電導線材の冷却効果の改良に関するものである。
第1図は一般的な超電導コイルの斜視図であ
る。図において、1は超電導線、2は超電導線1
を巻回して作つたパンケーキコイル、3はパンケ
ーキコイル2間の冷却チヤンネルである。超電導
コイルは冷媒(一般に液体ヘリウム)によつて冷
却されている。冷媒は冷却チヤンネル3に入り込
んで、超電導線1を冷却している。第2図は第1
図の超電導コイルを構成するパンケーキコイル2
を2枚だけ取り出した斜視図である。4は冷却チ
ヤンネル3を作る為のスペーサである。このスペ
ーサ4の厚さにほぼ等しい冷却チヤンネル3がパ
ンケーキコイル2間に形成され、そこに冷媒が入
り込む。第3図は第2図のA―A線における断面
を示したものである。第3図中の超電導線1の部
分を拡大して示したものが第4図である。ここ
で、5は超電導線1の各ターン間に入れられたタ
ーン間絶縁物である。同図から明らかな様に、超
電導線1が冷媒によつて冷却されている部分は超
電導線1の両側面である。超電導線1の上面と下
面はターン間絶縁物5によつて蔽われており冷媒
によつて直接冷却されることはできない。
以上では冷媒により冷却される超電導線1の部
分は超電導線1の両側面であることを述べた。次
に、超電導線1の冷却と超電導線1に流す電流と
の関係について述べる。一般に大形の超電導コイ
ルでは、超電導線1に流す電流の大きさは次の様
な基準(完全安全化基準)の下に決定される。す
なわち、瞬時的な外乱により超電導線1の超電導
性が破壊され、超電導線1が抵抗を発生(常電導
状態になる)したとしても、外乱消滅後は、超電
導線1に生じているジユール発熱が冷媒により取
り去られて、超電導線1の温度は超電導線1の臨
界温度TC以下になりただちに超電導特性が回復
するという基準である。
この基準は次式で表わされる。
RI2〓Q(TC〜TB) ……(1) ただし、R=超電導線1の単位長当りの常電導
抵抗、 I=超電導線1に通電されている電流
(超電導コイルの運転電流)、 Q(T)=冷媒が超電導線1から奪う熱流
束、 TC=超電導線1の臨界温度、 TB=冷媒の温度。
式(1)を書き直す。
式(2)から明らかな様に、Q(TC―TB)が大き
い程超電導コイルの運転電流は大きくできる。す
なわち、超電導線1の電流密度は高くなる。これ
は、超電導コイルの発生磁場を強くできることを
意味する。あるいは、発生磁場を一定にするなら
超電導線1の量を減らすことができるということ
を意味する。かかる意味で、冷媒が超電導線1か
ら奪う熱流束Q(TC―TB)を大きくすることは
非常に重要なことである。
第5図は従来の超電導線の斜視図である。超電
導線の表面は平滑面である。この為、熱流束Q
(TC―TB)はある一定値以上にはなり得なかつ
た。
この発明は上記の様な従来のものの欠点を除去
する為になされたもので、超電導線の冷却される
面に、2方向の細溝を互いに交差する様に多数設
けることにより、熱流束Q(TC―TB)を大にで
きる超電導線を提供することを目的としている。
以下、この発明の一実施例を図について説明す
る。第6図はこの発明の一実施例を示す超電導線
の斜視図である。図中のA面及びC面は平滑面で
あり、ここには第4図で示したターン間絶縁物5
が設置される。従がつて、A面及びC面は冷媒に
よつてほとんど冷却されない。冷媒により冷却さ
れる超電導線1の面は図中のB面及びD面であ
る。この冷却表面B面及びD面には、図中に示し
た様に、互いに交差し、同方向の溝の間隔が1.5
mm以下であり、互いに交差する2方向の溝の深さ
が同じであるV形断面の細溝が多数設けられてい
る。本発明の超電導線1の単位長から冷媒が奪う
熱流束の実験値を示したものが第7図の曲線aで
ある。図中の曲線bは第5図に示した従来の超電
導線1の単位長から冷媒が奪う熱流束の実験値で
ある。ここで、縦軸は熱流束Qであり、横軸は超
電導線1温度Tと冷媒の温度TBの差T―TBであ
る。冷媒としては1気圧の下の液体ヘリウムを用
いた。なお、本発明の超電導線1に対しても、従
来の超電導線1に対しても、超電導線1のA面及
びC面には熱絶縁を施こして、B面及びD面から
の熱流束を測定した。また、本発明の超電導線1
と従来の超電導線1の寸法は同じにした。
第7図中に、本発明の超電導線1を高磁場超電
導コイルに適用した場合のコイル電流を決定する
熱流束Qa(TC―TB)、従来の超電導線1を高磁
場超電導コイルに適用した場合のコイル電流を決
定する熱流束Qb(TC―TB)を示した。同図か
ら明らかな様に、Qa(TC―TB)はQb(TC
B)の約2.5倍となる。この事は、(2)式から判る
様に、本発明の超電導線1には従来の超電導線1
には従来の超電導線1に流せる電流の約2.5(
1.6)倍の電流を流せることを意味している。
なお、第6図に示した2方向の細溝の交差角度
を変化させても熱流束の曲線はあまり変化しない
ことが実験により判明した。なお、細溝の間隔
(ピツチ)が1.5mm以下の場合は熱流束Qが著るし
く向上することが実験により確認された。このデ
ータを第13図に示す。ここで縦軸は第7図で説
明した熱流束Q(TC―TB)、横軸は溝のピツチ
である。
第8図は本発明の他の実施例を示す超電導線1
の断面図である。超電導線1のコーナ部を取り除
いて、冷却表面に互いに交差する2方向の溝を多
数設けている。この様にすることにより、コーナ
部の溝の突起部の反りによる隣接ターン間の短絡
の危険性をなくすることができる。超電導線1の
コーナ部の取り除き方は、第8図の様に直接状に
取り除いて、円弧の形を残してコーナ部を取り除
いてもよい。
第9図は本発明の他の実施例を示す超電導線1
の断面図である。超電導線1の冷却表面に凹部を
設け、凹部の底に多数本の細溝を設けている。こ
れは次の様な利点を有する。第2図に示した様
に、超電導線1の冷却表面の1部にスペーサ4を
取り付けることにより冷却チヤンネル3が作られ
ている。この為に、超電導コイルを励磁しこ場合
に超電導線1のスペーサ4の下に来る部分には大
きな電源圧縮力が加わる。しかしながら、第9図
の様な断面の超電導線1においては、この圧縮力
は冷却表面の平滑部(図中のE部)で受けられ、
冷却表面の細溝が上記圧縮力により破壊されるこ
とがない。従がつて、細溝の破壊による冷却表面
の熱流束の低下がない。又、上記圧縮力による細
溝の破壊により、冷却チヤンネル3の幅が変化す
るということもない。
第10図、第11図は本発明の他の実施例を示
す超電導線1の断面図である。冷却表面に設けた
凹部の中全面に細溝を設けている。
以上述べてきた本発明の、超電導線の冷却表面
に設けた互いに交差する2方向の多数本の細溝は
切削によつて作つてもよいし、ローレツト加工
(いわゆるナール加工)に作つてもよいし、超電
導線の線引工程において圧延加工で作つてもよ
い。
以上の説明の様に、この発明によれば超電導線
の冷却表面に、表面に互に交差する少なくとも2
方向のV字状の溝を備え、同方向の溝の間隔が
1.5mm以下であると共に、上記交差する2方向の
溝のそれぞれの深さが同じであるようにしたの
で、加工が容易であると共に、溝のピツチが同じ
場合V字状の方がU字状等の他の形状に比べ深さ
が深くなり表面積が増加する。また、表面形状が
均等であるため、発熱の際生じるヘリウムガスの
通路があらゆる方向に得られ易い。このため超電
導線から冷媒が奪う熱流束が著しく増加し、超電
導線に安定に流し得る電流値を著るしく高められ
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は一般的な超電導コイルの斜視図、第2
図は2枚のパンケーキコイルの斜視図、第3図は
パンケーキコイルの部分断面図、第4図はパンケ
ーキコイルの部分断面拡大図、第5図は従来の超
電導線の斜視図、第6図は本発明の一実施例を示
す超電導線の斜視図、第7図は冷媒が超電導線か
ら奪う熱流束の実験結果を示す図、第8図、第9
図、第10図、第11図は本発明の他の実施例を
示す超電導線の断面図である。第12図は溝のピ
ツチと熱流束との関係を示す特性図である。 図において、1は超電導線、5はターン間絶縁
物である。なお、図中同一符号は各々同一又は相
当部分を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 表面に互に交差する少なくとも2方向のV字
    状の溝を備え、同方向の溝の間隔が1.5mm以下で
    あると共に、上記交差する2方向の溝のそれぞれ
    の深さが同じであることを特徴とする超電導線
    材。
JP13437978A 1978-10-30 1978-10-30 Superconductive wire Granted JPS5560210A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13437978A JPS5560210A (en) 1978-10-30 1978-10-30 Superconductive wire

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13437978A JPS5560210A (en) 1978-10-30 1978-10-30 Superconductive wire

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5560210A JPS5560210A (en) 1980-05-07
JPS6244366B2 true JPS6244366B2 (ja) 1987-09-19

Family

ID=15127008

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13437978A Granted JPS5560210A (en) 1978-10-30 1978-10-30 Superconductive wire

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JPS5560210A (en) 1980-05-07

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