JPS6243469A - 防錆塗料 - Google Patents
防錆塗料Info
- Publication number
- JPS6243469A JPS6243469A JP18303485A JP18303485A JPS6243469A JP S6243469 A JPS6243469 A JP S6243469A JP 18303485 A JP18303485 A JP 18303485A JP 18303485 A JP18303485 A JP 18303485A JP S6243469 A JPS6243469 A JP S6243469A
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- JP
- Japan
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- rust
- iron
- color
- pigment
- paint
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
11−二11叛1
本発明は鉄製の構造物や装置の表面の鉄錆を防ぎ鉄表面
を保護する防錆塗料に関する。
を保護する防錆塗料に関する。
【iユIL
鉄鋼の腐蝕は、大気中の水分の共存下でおこる化学的又
は電気化学的反応から生じ、電気化学理論からみると錆
の発生は、 となっている。
は電気化学的反応から生じ、電気化学理論からみると錆
の発生は、 となっている。
錆の初期段階は通常赤錆といわれ、その組成は水酸化第
一鉄と水酸化第二鉄で、錆の生成条件によってその割合
は異なり、錆が進行して時間がたつと赤錆色が黒錆色へ
と変化し、水酸化鉄から酸化第−鉄及び酸化第二鉄へと
変化して安定するが、錆の発生と進行を阻止するには鉄
表面を酸素と水から遮断するか、電極反応を止めるよう
な方策をとらなければならない、そこで、錆止め塗料を
塗布して金属表面に被膜を形成し酸素と水を遮断し電極
反応を弱めていた。
一鉄と水酸化第二鉄で、錆の生成条件によってその割合
は異なり、錆が進行して時間がたつと赤錆色が黒錆色へ
と変化し、水酸化鉄から酸化第−鉄及び酸化第二鉄へと
変化して安定するが、錆の発生と進行を阻止するには鉄
表面を酸素と水から遮断するか、電極反応を止めるよう
な方策をとらなければならない、そこで、錆止め塗料を
塗布して金属表面に被膜を形成し酸素と水を遮断し電極
反応を弱めていた。
従来より一般に防錆塗料として用いられているエポキシ
樹脂塗料は、接着性が優れていて耐水、耐海水、耐油、
耐薬品性があり少々の湿気や水分があっても影響されず
に金属表面に密着する被膜性能をもち、酸素と水とを遮
断するものであるが、金属表面に既に形成された錆の進
行を止めることはできないから、完全にこの被膜性能を
発揮させるためには、金属表面の下地処理が必要であり
、既に形成している錆は、サンドブラスト等で除去しな
ければならず、時間と経費がかかり、それでも完全な素
地調整はできなかった。また、下地処理後に残っている
鎖部分の被膜内面では多量の水酸化鉄が存在しているの
で腐蝕は錆止め剤液膜下で進行し、防錆効果が失われて
いることがあり、そのために処理後に残された錆を安定
化して金属内部への錆の浸蝕を防止する効果を持つ薬剤
を付加した塗料による防錆処理が知られているが、この
防錆塗料を塗布した場合に、その被膜下で水酸化鉄が安
定した形となったかどうかを判断する手だてが無く、そ
れを客観的に判別できる手段の開発が要望されていた。
樹脂塗料は、接着性が優れていて耐水、耐海水、耐油、
耐薬品性があり少々の湿気や水分があっても影響されず
に金属表面に密着する被膜性能をもち、酸素と水とを遮
断するものであるが、金属表面に既に形成された錆の進
行を止めることはできないから、完全にこの被膜性能を
発揮させるためには、金属表面の下地処理が必要であり
、既に形成している錆は、サンドブラスト等で除去しな
ければならず、時間と経費がかかり、それでも完全な素
地調整はできなかった。また、下地処理後に残っている
鎖部分の被膜内面では多量の水酸化鉄が存在しているの
で腐蝕は錆止め剤液膜下で進行し、防錆効果が失われて
いることがあり、そのために処理後に残された錆を安定
化して金属内部への錆の浸蝕を防止する効果を持つ薬剤
を付加した塗料による防錆処理が知られているが、この
防錆塗料を塗布した場合に、その被膜下で水酸化鉄が安
定した形となったかどうかを判断する手だてが無く、そ
れを客観的に判別できる手段の開発が要望されていた。
B τ ゛ ′ 。
そこで、この発明は、鉄表面に塗布して被膜を作り、完
全に酸素と水分から遮断できるとともに、下地処理後に
残留する錆を安定化させて、被膜下での腐蝕の進行を防
止し、これによって下地処理を軽減することが可能な防
錆被膜を形成する際、前記残留する錆の安定化が完全に
行われたかを技術的経験を持たない者にも容易に判別し
得る防錆塗料を提供しようとするものである。
全に酸素と水分から遮断できるとともに、下地処理後に
残留する錆を安定化させて、被膜下での腐蝕の進行を防
止し、これによって下地処理を軽減することが可能な防
錆被膜を形成する際、前記残留する錆の安定化が完全に
行われたかを技術的経験を持たない者にも容易に判別し
得る防錆塗料を提供しようとするものである。
。 ′t・めの
本発明は、高分子量のエポキシ樹脂骨格中にキレート配
位子を付加させた防蝕塗料中にある種の顔料を混合し、
これを鉄鎖の表面に塗布、乾燥して防錆被膜を形成させ
たところ、鉄鎖が完全に安定化した部分は、外観上、被
膜の色が変化しているという発見に基づくものである。
位子を付加させた防蝕塗料中にある種の顔料を混合し、
これを鉄鎖の表面に塗布、乾燥して防錆被膜を形成させ
たところ、鉄鎖が完全に安定化した部分は、外観上、被
膜の色が変化しているという発見に基づくものである。
すなわち、被膜の色が変化していれば被膜下の錆が安定
化しているということが誰でも視覚的に判断することが
できるものとなった。
化しているということが誰でも視覚的に判断することが
できるものとなった。
そこで本発明防錆塗料は、以下に述べるような構成要件
を具備するものとした。
を具備するものとした。
エポキシ樹脂にキレート剤を混入すると共に、鉄キレー
ト配位化合物体の色と重なると顔料本来の色とは異なっ
てみえるような色の顔料を混合したことを特徴とする防
錆塗料。
ト配位化合物体の色と重なると顔料本来の色とは異なっ
てみえるような色の顔料を混合したことを特徴とする防
錆塗料。
水酸化鉄く錆)とキレート剤のキレート配位子とが反応
して鉄キレート配位化合物となる。この鉄キレート配位
化合物は安定しており、それ以上金属内部への鉄の浸蝕
は進行せず、錆への変化は無く、安定した鉄キレート配
位化合物の外表面はエポキシ樹脂により被覆されて、外
気の酸素や水素とは完全に遮断されている。また、塗布
面は顔料本来の色彩を呈しているが、鉄キレート配位化
合物の上においては、鉄キレート配位化合物体の色と顔
料の色との混合により顔料本来の色とは異なった色にみ
えるようになり、これによって鉄表面に残存する水酸化
鉄(錆)が、防錆塗料によって安定した鉄キレート配位
化合物となっていることを示す。
して鉄キレート配位化合物となる。この鉄キレート配位
化合物は安定しており、それ以上金属内部への鉄の浸蝕
は進行せず、錆への変化は無く、安定した鉄キレート配
位化合物の外表面はエポキシ樹脂により被覆されて、外
気の酸素や水素とは完全に遮断されている。また、塗布
面は顔料本来の色彩を呈しているが、鉄キレート配位化
合物の上においては、鉄キレート配位化合物体の色と顔
料の色との混合により顔料本来の色とは異なった色にみ
えるようになり、これによって鉄表面に残存する水酸化
鉄(錆)が、防錆塗料によって安定した鉄キレート配位
化合物となっていることを示す。
え1匠
本発明を実施例により詳述する。
エポキシ樹脂に有機系のキレート剤を混合し、この混合
液に黄色の顔料く不活性アセトアセト・アニリド系、ジ
ス・アゾ顔料)を混合する。キレート剤混入の黄色エポ
キシ樹脂液を防錆塗料の主剤とし、透明液状のウレタン
ポリマーよりなる硬化剤とを主剤:硬化剤=4:1(重
量・比)に配合し、防錆塗料液とする。防錆塗料液は、
粘度100cps/以下20°C(BH型粘度計100
回転)であって、性能は従来の防錆塗料と比較して、第
1表に示すとおりである。
液に黄色の顔料く不活性アセトアセト・アニリド系、ジ
ス・アゾ顔料)を混合する。キレート剤混入の黄色エポ
キシ樹脂液を防錆塗料の主剤とし、透明液状のウレタン
ポリマーよりなる硬化剤とを主剤:硬化剤=4:1(重
量・比)に配合し、防錆塗料液とする。防錆塗料液は、
粘度100cps/以下20°C(BH型粘度計100
回転)であって、性能は従来の防錆塗料と比較して、第
1表に示すとおりである。
(ただし、試料は磨き鋼板使用)
この防錆塗料液を鉄表面に塗布する。
鉄表面の油、ホコリ、粉化した錆、フレーク状の錆等は
、ワイヤーブラシ、シケラー等で除去し特に積層してい
る錆は、ハンマー等で打ち落とす程度の下地処理を行う
、防錆塗装液の可使時間は外気温lO°Cで2時間30
分、20″Cで2時間、30℃で1時間30分程度とな
っている。
、ワイヤーブラシ、シケラー等で除去し特に積層してい
る錆は、ハンマー等で打ち落とす程度の下地処理を行う
、防錆塗装液の可使時間は外気温lO°Cで2時間30
分、20″Cで2時間、30℃で1時間30分程度とな
っている。
ます、鎖部分に部分塗布し、後に全面に塗布し重ね塗り
をする。防錆塗装液の外気温による乾燥時間と重ね塗り
の際の塗装間隔は第2表に示すようになっている。
をする。防錆塗装液の外気温による乾燥時間と重ね塗り
の際の塗装間隔は第2表に示すようになっている。
養生期間は、最終的に塗布した塗装液が硬化乾、 燥
後48時間以上である。
後48時間以上である。
キレート剤混入の黄色エポキシ樹脂の精造は(キレート
配位子) となり、鎖部分への塗布により鉄鎖面においては、の結
合をなし、鉄キレート配位化合物となる。
配位子) となり、鎖部分への塗布により鉄鎖面においては、の結
合をなし、鉄キレート配位化合物となる。
この鉄キレート配位化合物をモデル化した構造とU%
Q 五 となり安定する。
Q 五 となり安定する。
鉄キレート配位化合物上の顔料は、鉄キレート化合物体
の色と重なると緑色となる。
の色と重なると緑色となる。
鉄表面防錆塗料塗布乾燥後の性能は、
低温試験 −30’C48時間 異常なし
耐熱試験 150″C24時間 異常なし
耐候性 ウエヂーメl−1000時間 異常
なし。
耐熱試験 150″C24時間 異常なし
耐候性 ウエヂーメl−1000時間 異常
なし。
塩水11i霧試験 鉄素地面 異常なし錆
面 異常なし 耐水性 20℃6ケ月 水道水 異常なし耐塩
水性 20°cbヶ月 3X食塩水 異常なし耐藁
品浸漬試験 5 XN a OH異常なし5XH2SO
4異常なし 耐油性 異常なし 耐揮発油性 異常なし く鉄素地面はブラスト処理による) (錆面はブラスト処理後自然暴露6ケ月の錆発生板を2
種ケレン程度に下地処理したもの)この実施例において
は、混合顔料として黄色の顔料を使用したけれど、この
色に限定されることなく、鉄キレート配位化合物体の色
に重ねると顔料本来の色以外の色を呈する顔料であれば
、何色であってもよいことはいうまでもない。
面 異常なし 耐水性 20℃6ケ月 水道水 異常なし耐塩
水性 20°cbヶ月 3X食塩水 異常なし耐藁
品浸漬試験 5 XN a OH異常なし5XH2SO
4異常なし 耐油性 異常なし 耐揮発油性 異常なし く鉄素地面はブラスト処理による) (錆面はブラスト処理後自然暴露6ケ月の錆発生板を2
種ケレン程度に下地処理したもの)この実施例において
は、混合顔料として黄色の顔料を使用したけれど、この
色に限定されることなく、鉄キレート配位化合物体の色
に重ねると顔料本来の色以外の色を呈する顔料であれば
、何色であってもよいことはいうまでもない。
発jしと肱1−
下地処理後に塗布面に残存する錆は、鉄キレート配位化
合物となって安定し、それ以上鉄を腐蝕させることがな
いので、下地処理を軽減でき、ケレン費用と時間が大幅
に節約できるし、また、エポキシ樹脂の高被膜性能によ
り鉄表面は酸や水素から遮断され、錆の発生を防ぐ、さ
らに塗布面においては、鉄表面に錆が残っている部分と
残っていない部分とは色が異なり、錆がキレート剤によ
り安定した状態となっていることが技術的経験を持たな
い者にも容易に塗装施行時に防錆処理能力の目測ができ
るものである。
合物となって安定し、それ以上鉄を腐蝕させることがな
いので、下地処理を軽減でき、ケレン費用と時間が大幅
に節約できるし、また、エポキシ樹脂の高被膜性能によ
り鉄表面は酸や水素から遮断され、錆の発生を防ぐ、さ
らに塗布面においては、鉄表面に錆が残っている部分と
残っていない部分とは色が異なり、錆がキレート剤によ
り安定した状態となっていることが技術的経験を持たな
い者にも容易に塗装施行時に防錆処理能力の目測ができ
るものである。
Claims (1)
- エポキシ樹脂にキレート剤を混入すると共に、鉄キレー
ト配位化合物体の色と重なると顔料本来の色とは異なっ
て見えるような色の顔料を混合したことを特徴とする防
錆塗料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18303485A JPS6243469A (ja) | 1985-08-22 | 1985-08-22 | 防錆塗料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18303485A JPS6243469A (ja) | 1985-08-22 | 1985-08-22 | 防錆塗料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6243469A true JPS6243469A (ja) | 1987-02-25 |
Family
ID=16128578
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18303485A Pending JPS6243469A (ja) | 1985-08-22 | 1985-08-22 | 防錆塗料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6243469A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06329952A (ja) * | 1993-05-19 | 1994-11-29 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | 酸素捕捉性塗料 |
JP2012139701A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-26 | Jfe Steel Corp | レーザマーキング方法 |
JP2012139698A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-26 | Jfe Steel Corp | レーザマーキング方法 |
-
1985
- 1985-08-22 JP JP18303485A patent/JPS6243469A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06329952A (ja) * | 1993-05-19 | 1994-11-29 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | 酸素捕捉性塗料 |
JP2012139701A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-26 | Jfe Steel Corp | レーザマーキング方法 |
JP2012139698A (ja) * | 2010-12-28 | 2012-07-26 | Jfe Steel Corp | レーザマーキング方法 |
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