JPS6040175A - 腐食抑制塗料組成物 - Google Patents

腐食抑制塗料組成物

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JPS6040175A
JPS6040175A JP14896383A JP14896383A JPS6040175A JP S6040175 A JPS6040175 A JP S6040175A JP 14896383 A JP14896383 A JP 14896383A JP 14896383 A JP14896383 A JP 14896383A JP S6040175 A JPS6040175 A JP S6040175A
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JP
Japan
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salt
acid
paint
water
corrosion
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JP14896383A
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English (en)
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Takashi Yamamoto
隆 山本
Mitsuyuki Oda
小田 光之
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Nippon Paint Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は腐食抑制塗料組成物に係り、さらに詳しくは特
定量の水易溶性防錆性塩を含む金属保護のための腐食抑
制塗料組成物に関Jるものである。
金属表面を保護づるため塗料塗膜を形成させた場合、傷
、ピンボールなどの塗膜欠陥部、あるいは塗装金属板の
切断端面などから腐食が発生し、それが塗膜と金属の界
面を横に進行し、あるいは正常な4脱下で腐食が発生、
進行することが屡々問題となる。そこで金属表面を保護
゛リベき塗料中にクロム系、リン酸系、鉛系、顔料など
の防錆物質を加えた腐食抑制塗料が用いられてきた。従
来提案されたかかる防錆物質は一般に水に対する溶解性
が小さいものに限られ、水易溶性物質では塗〃ψの耐水
性が著しく低下し錆−発生に好都合な腐食的環境が金属
面付近に形成されるため望ましくないと考えられCいた
。事実従来用いられてきた上記の如き防錆物質は極めて
欠11溶1!L ’r水分に接したとぎ塗膜中からこれ
ら物質が溶出して金属表面近傍の腐食的環境を防食性雰
囲気に変えるためには比較的多量の難溶性塩の存在が必
要となり、塗オ′1不揮発分に対し20重ψ%以上の含
有量となることも屡々であった。
このように多量の難溶性塩が含まれることは防錆効果を
長時間持続せしめるとの観点からは好ましいようにも兄
う【プられるが、防錆物質の水に対する溶解性の差によ
り塗膜の耐水性を大きく左右し、さらには抗張力等の膜
物性にも大きな影響がみられ塗料性能上からは決して好
ましいものではなかった。そのうえ塗装金属は梅雨期の
高温多湿、冬期の低温低湿度等各種の腐食環境下で用い
られるため、それぞれの環境において最も有効に防食機
能を発揮させるためには極めて高度の配合決定技術が要
求されていた。
本発明者らは塗装金属の腐食にd3いては塗膜欠陥部あ
るいは塗装金属板の切1I7i端面などからの腐食発生
ならびに進行が一般にはより重要であり、防食ざるべき
金属の接Jる環境の防食性因子を増大させることが、よ
り積極的9つ有効な防食手段であろうどの考えにたち、
従来その使用がためられれていた水に対する溶解性の大
きい防錆機能を右するj温について秤々検討を加えた結
果、特定量の水易溶性防錆性塩を塗料中に加えることに
より、塗膜の耐水性を低下させることなく、しかも極め
て有効に腐食の進行を抑制する実用的居食抑制塗料組成
物を提供しうろことを知り本発明を完成づるに至った。
ずなわら、本発明に従えば水易溶性の防錆1幾能を有す
る塩の少なくとも11!Iiが塗料不揮発分に対し0.
05〜5tfim%含有せしめられていることを特徴と
する腐食抑制塗料組成物が提供せられる。
本発明で用いられる防錆物質としては、防錆1幾能を有
Jることの知られている塩で水に易溶性である限り任意
の塩を用いることができる。本発明においてはかかる塩
が水易溶性て・あるが故に水分により極めて容易に塗膜
から溶出し、金属と接づる界面近傍に防食性雰囲気を有
効に作ることができ、しかもその配合量は塗膜性能劣化
をきたさぬ範囲内に制限されていてなおかつ充分期間防
錆機能および全屈表面保護(幾重を発揮しつる塗膜を与
えうるとの発見に基づいて完成されたものである。
防錆物質がこのように水易溶性であるところからその配
合量にはおのずから制限があり、塗料不揮発分100重
量部に対し少なくとも0.05重量部から5重1部の範
囲内で選定されねばならない。
本発明者らの知見によれば、1−2塩が塗料不揮発分1
00重量部に対し0.05重色部未満では意図せる腐食
抑制層重が発揮されないし、また5重量部をこえると塗
膜の耐水性等、防食効果より塗膜性能の劣化の方が著し
くなることが判明した。
特に好ましい配合量は塗料不揮発分に対し1車量%以下
rある。このように水溶1q、 gaの配合量が制限さ
れるため、前記塩の水に対する溶解度も重要となってく
る。すなわち水が塩に接した場合、塩溶液の最大濃度は
該塩の溶解度により決まり、防錆力が同程度の物質であ
れば一般に塩溶液の濃度が高い方が防錆力が優れている
ため、塩の溶解度は高いほど望ましいことになるからで
ある。塗231不揮発分当り5重Φ%以下の配合量で防
食効果を充分発揮させるためには、塩の水に対する溶解
度として室温で水100(I当り約34g以上溶解づる
塩(水に対し25重量%以上の溶解度を有する塩)を選
択づることが特に好ましいことも見出されている。しか
しながら本発明に於ては後述の如く、仙の防錆物質との
併用も可能であるので、その際には使用せられる水易溶
性塩の前記溶解度は臨界的なものでないことが理解きる
べきである。
本発明で使用せられる水易溶性の防錆性塩として1ソI
に好ましいものは例えばクロム酸、モリブデン酸、タン
グステン酸、亜硝酸、硝酸、硫酸、炭酸などのアルカリ
金属塩、アルカリ土類金属塩などがあげられる。
本発明の腐食抑制塗料組成物は痕色剤、顔料(色材、体
質顔料、防錆顔F1等)、溶剤などを配合した通常の金
属表面塗装用の塗料に対し、上記の如き水易溶性塩の少
なくとも1秤を塗料不揮発分に対し0.05〜5重量%
添加し均一に10拌混合するだけで得られ、何ら特殊な
操作を必要としない。
本発明にかかる塗料組成物によりIj5食か抑制きるべ
き被塗物金属は塗料に配合する塩の主とじて陰イオンの
種類によりことなり、例えばクロム酸イオン、モリブデ
ン酸イオン、タングステン酸イオン、亜硝酸イオンを含
むj蕩を配合した塗料は鉄鋼板に対する防食性を向上し
、炭酸イオン、クロム酸イオン、モリブデン酸イオン、
タングステン酸イオン、亜硝酸イオンを含む塩を配合し
たものは亜鉛メッキ鋼板に、また硝酸イオン、硫酸イオ
ン、クロム酸イオン、モリブデン酸イオン、タングステ
ン酸イオンを含む塩のものはアルミニウムメッキ鋼板に
対する防食性を向上Jる。他方陽イオンの差による防食
効果の差は陰イオンのちがいによるほど大きくはなく、
例えばアルミニウム亜鉛メッキ鋼板に対し硝酸ナトリウ
ムと硝酸セシウムの防食効果は殆んど変らないが、亜鉛
メッキ鋼板に対してはクロム酸ナトリウムは防食的に作
用覆るのに対し硝酸テリ1〜ウムはむしろ腐食的に作用
するなど、被塗物金属により」ニ記の塩は適宜選択され
ねばならず、該選択【よ当業技術者の容易になしうると
ころと信じる。
一般的にアルカリ金属、アルカリ土類全屈を対イオンと
したクロム酸、モリブデン酸、タングステン酸、亜硝酸
、硝酸、硫酸、炭酸などの塩の水溶液は中性〜アルカリ
性を保持し、この液性も金属表面の保護被膜形式(不鋤
態被IIQ形式または高抵抗化合物の被膜形式)にある
程度寄与していることがうかがえる。アルカリ金属、ア
ルカリ土類金属以外の陽イオン、例えば亜鉛イオンなど
も被塗物金属によっては使用可能であるが、例えばアル
ミニウム亜鉛メッキ鋼板にt1″[亜鉛を用いると、水
にと(プた場合、溶液が酸性となり金属表面の保護?l
!1IIQ形式に不利となることも認められている。
従って本発明の塗料組成物の防錆性塩は被塗物金属にに
り適宜選択ざるべきことが理解さるへきである。
本発明においてはこのように水易溶性の防錆性塩の生母
により防食性を達成し、塗料および塗膜の物性は体質顔
料等の辣溶性物貿により段目し防錆性塩による塗膜物性
への影響を極力制限しているため、塗料配合決定に対し
従来の如く高度の技術を必要とせず、防食塗料配合設計
の自由度が著しく大きくなる特徴を与える。さらに本発
明での水易溶性塩による防食作用はかかる塩と従来の難
溶性塩が塗膜中に共存する場合にも発揮されることが確
かめられているため極めて広範な防食塗料の設区1が容
易且つ自由に実施できる。本発明の腐食制御塗料の防食
効果は単独塗装にJ3いてもまた他の塗料との塗りかさ
ねの場合にも発揮され、従っ“C本発明の塗料組成物は
下塗、中塗、上塗のいづれであってもかまわないが、金
属表面近傍に防食雰囲気を作る点よりして、下塗、中塗
用とするのが特tこ好ましい。
以下実施例により本発明を説明づる。
実施例1 従来の防fi顔わ1を含まない塗料の場合を示J−8塩
は市販のクロム酸す1〜リウム、モリブデン酸す1−リ
ウム、タングステン酸ナトリウム、硝酸ナトリウム、亜
硝酸ナトリウム、硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウムを購
入しそのまま使用した。展色剤は市販の塗料用エポキシ
ポリウレタン樹脂(商品名エポキー832 三井東圧化
学く株)製)とし、顔料は酸化チタン、およびクレーと
し、溶剤付キシレン、セロソルブアセテ−1−、イソブ
タノールの混合物を用いた。樹脂分重量と顔料および塩
の重量比が1対1となるように混合しボッ1〜ミルで5
0分間分散し、水に易溶性の塩を含む塗料を得た。
同様の方法で塩を含まない塗料も作成した。被塗物は市
販の亜鉛鉄板、アルミメッキ鋼板、アルミニウム亜鉛メ
ッキ鋼板をキシレンで1IiJ脂処理のみ行なったもの
である。
塗装はバーコーターにて塗布量8±1(1/m2に塗布
し最高到達板温190±10℃で40秒間焼付けた。上
塗はポリエステル樹脂塗利く商品名スーパーラックDI
F F−80No、23そら色 日本ベイン1−(株)
製)を使用し、所定の塗装条件で実施した。
実施例1の結果を表1に示づ。
性能試験の方法は次の通りである。
切断端面を露出した試料および切断端面を市販セロフ7
・ンテープでシールし平面部に鋼板素地まで達する傷を
つりた試わ1に対してJIS Z2371に規定されて
いる塩水噴霧試験によって480詩間までの耐食性およ
び90℃沸水浸漬試験によって7時間までの耐水性を試
験した。塩水噴霧試験結果の評価基準は下のように塩魚
添加塗料の結果と比較したものである。
2:フクレ発錆墳が塩魚添加塗料のフクレ発1jFif
iの2/3以下1: の3/4程度 O: と同程度 −1: の473以上 実施例2 防錆顔料を含む塗わ1に塩を添加した塗料の場合を示づ
。被塗物は市販のアルミニウム亜鉛メッキ鋼を用い、塗
装前処理は塗布型前処理剤(商品名アロジンNR2−N
2 日本ペイント(株)製)にJ:り行った。塗料はク
ロム系防錆顔料を含むエポキシポリウレタン樹脂系カラ
ー鋼板用下1m料(商品名スーパーラックDIF P、
−150プライマ一日本ペイント(株)製〉である。塗
料に塩を加えボールミルで10時間混合し、塩を含有し
た塗料を得た。塗装はバーコーターにて8±1g/m2
の塗布量とし、最高到達板温190±10℃で40秒間
焼付番プだ。
上塗は、ポリエステル樹脂塗料(商品名スーパーラック
DTF F−80No、23 そら色日本ペイント(株
)製)を使用し、所定の焼イ]条件で実施した。
実施例2の結果を表2に示1゜ 性能試験の方法および評価基準は実施例1と同一である
実施例3 防錆顔料を含む常乾型塗料に塩を添加しtc塗料の場合
を示覆。?#!!塗物は市販の冷間圧延鋼板をキシレン
11((脂したものである。塗料は防錆顔料の鉛シアナ
ミドを含む常乾型防食塗料LJISK5625 相当品
)である。塩は市販の試桑である。
塩を上記塗料に加えボールミルで10時間分散し電解質
を含有した塗料を得た。塗装はエアースプレーで行tよ
い、20℃恒温室中で10日間以上乾燥した。膜厚は3
5±5μmとした。
実施例3の結果を表3に示ず。
性能試験の方法は、裏面および塗装端面を市販セロファ
ンテープでシールし鋼素地まで達する傷を付けた試別に
対してJIS Z2371に規定されている塩水噴霧試
験によって480時間までの耐食性を試験した。塩水噴
霧試験の評価基準は実施例1と同一である。
(以下余白) 表 1 注)配合量は、塗膜不揮発分100重量部に対づる車但
部表 2 江)溶解葭は30℃の水100!]に溶解する重量9で
ある。
配合量は塗膜不揮発分100重量部に対づる重量部であ
る。
試験結果の評価基準は実施1と同一である。
表 3 注)配合量は塗膜不揮発分100重量部に対する重量部
である。
試験結果の評価基準は、実施例1と同一である。
前記試験の結果より従来塗膜中に存在すると腐食を促進
づると思われていた水に易溶性の塩が、防食的な作用を
示ずことが示された。この防食作用は、塩と従来防錆顔
料が塗膜中に共存づる場合にも発揮されることが示され
IC012,1は生色の配合量で防食効果が発揮される
ことより省資源がjヱ成される。また低い溶解度の従来
防錆顔料では不可能な高濃度の防錆物質質イオン溶液を
席食部の近傍に作りだそうとJ”る本発明の腐食抑制塗
料のもつ特徴はあらゆる分野の防食塗料に適用できるこ
とから、工業的価1111よぎわめで大である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)水易溶性の防錆1幾能を有づる塩の少なくとも1
    種を、塗料不揮発分に対し0.05〜5重景%含むこと
    を特徴とづる腐食抑制塗料組成物。 く2)@2塩が室温で水に対し25爪但%以上の溶解度
    を有するものである特許請求の範囲第1項記載の組成物
    。 (3)前記の塩がクロム酸、モリブデン酸、タングステ
    ン酸、亜硝酸、硝酸、硫酸および炭酸のアルカリ金属塩
    ならびにアルカリ土類金Jiバ塩から選ばれる特許請求
    の範囲第1項あるいは第2項記載の組成物。 (4)前記塩が塗料不揮発分に対し0.05〜1屯足%
    含まれる特許請求の範囲第1項記載の組成物。
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