JPS6243413Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はOCR（光学式文字読取装置）のハン
ドスキヤナの置き台に関する。

OCRのハンドスキヤナの従来の置き台は、第
１図に示すように、ゴム製の本体１にハンドスキ
ヤナ２の読取部２ａを収める収容空間３を設ける
と共に、本体１の上面にハンドスキヤナ２の把持
部２ｂを載せる支持部４を形成する一方、本体１
の底部に安定を保つ等の目的で鉄板５を埋め込ん
でなる。この置き台は、机等の基板６を通して本
体１内の鉄板５にねじ７をねじ込むことにより、
或いは両面テープ等を用いて基板６上に固定され
る。

しかしながら、この置き台はゴムを材料として
いいるので重量が大きく、取扱いにくく、しかも
生産性が３〜４個／時と悪い。又、固定に際して
はねじや両面テープなどの補助部品等が必要であ
り、固定作業も手間がかかるものとなつている。

本考案は、従来のハンドスキヤナの置き台には
上述の如く種々の不具合があつたことに鑑みてな
されたもので、その目的とするところは、軽量で
生産性がよく、しかも固定が容易なハンドスキヤ
ナ置き台を提供することにある。

上記目的を達成するための本考案に係るハンド
スキヤナの置き台の構成は、ハンドスキヤナの読
取部を嵌め込む収容部と、この収容部の外側に一
体に設けられた吸盤とをゴムあるいは弾力性を有
するプラスチツクで一体成形してなることを特徴
とする。

以下、本考案のハンドスキヤナの置き台を図面
に示す一実施例に基づき詳細に説明する。

第２〜４図には一実施例の平面及び断面を示
し、第５図には一実施例の置き台にハンドスキヤ
ナを置いた状態を示す。この置き台８は、収容部
９とその下側に一体的に形成された吸盤１０とか
らなり、材料としては、ゴムあるいは弾力性を有
するプラスチツク、例えば塩化ビニルなどが使わ
れる。前記収容部９にはハンドスキヤナ２の読取
部２ａを嵌め込むための収容空間１１が形成して
ある。この収容部９は読取部２ａでもつてハンド
スキヤナ２全体を保持するものであるので、前記
収容空間１１の内壁の幅をハンドスキヤナ２の読
取部２ａの幅より小さくして、読取部２ａを挟み
付けるようにしてある。読取部２ａと一体となつ
ている吸盤１０は通常の椀状をなすもので、その
表面には取外しを容易にするためのつまみ１２が
突設してある。尚、置き台８を取付ける基板等の
形状によつては、吸盤１０を収容部９の側面等に
設けた方が都合が良い場合もある。

又、当該置き台８の色を近赤域の光を吸収する
黒系統の色として、ハンドスキヤナ２内のランプ
点滅のコントロールを可能としてもよい。

この置き台８はその吸盤１０を机等の基板６の
表面に押し付けるだけで容易に固定することがで
きる。

このように、本考案によるハンドスキヤナの置
き台は、収容部と吸盤とからなるので、軽量で取
扱いやすく、生産性（300個／時）もよく、しか
も安価に得ることができる。又、取付けも、吸盤
を取付面に押し付けるだけでよいので、極めて容
易となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のハンドスキヤナ置き台の側面
図、第２図は本考案によるハンドスキヤナ置き台
の一実施例の平面図、第３図は第２図中のＡ−Ａ
矢視断面図、第４図は第２図中のＢ−Ｂ矢視断面
図、第５図は第２〜４図に示す置き台にハンドス
キヤナを置いた状態の側面図である。 図面中、２はハンドスキヤナ、２ａは読取部、
８は置き台、９は収容部、１０は吸盤、１１は収
容空間、１２はつまみである。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ハンドスキヤナの読取部を嵌め込む収容部と、
   この収容部の外側に一体に設けられた吸盤とをゴ
   ムあるいは弾力性を有するプラスチツクで一体成
   形してなることを特徴とするハンドスキヤナの置
   き台。