JPS624281Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 此の考案は直接冷水に手が触れず、回転させな
がら米を洗いポンプで脱水を兼ねる米洗浄器具に
関するものである。本案は従来家庭内に置いて寝
ている間に炊飯できる便利さの反面それを仕掛る
作業が昔ながら両手を使い、又冬期間冷水に耐
え、素手は色々な物に触れる事が多く特に化粧
品、薬品、灯油等と臭いが洗い流した手に残る事
があり、米に移行しやすく不快感がある。

又、洗桶等では洗い終えた時点で内釜に移し替
える際、米が貼り着く為、１回で入れ切れず何回
かやり直す不便さがある。

更に水道の蛇口の開閉を繰り返さなければなら
ず、排水の量も桶又は内釜でとぐ場合、無駄に流
し捨てるのが現状であつた。

本案は以上の難点をなくし、節水及び能率と衛
生的に楽に仕上げるのが目的である。

以下に考案実施例を図示、説明すればガス又は
電気式、従来の炊飯器内釜１に第１図本体上蓋
２、本体下蓋２′をかぶせ、左手で押さえ、右手
でハンドル３及びハンドル軸３′を時計の針方向
に回すと遊び歯車１３が逆方向に回り出し、更に
羽根歯車１１、洗浄羽根軸４及びローター歯車１
２、ローター１４がハンドル軸３′と同様方向に
連動して回り出す。

即ち２図に示す通りハンドル歯車１０を回す事
によつて、遊び歯車１３、羽根歯車１１、ロータ
ー歯車１２の歯車が四連結で動き、吸水フイルタ
ー６より吸水し、ローターポンプ５を介し、排水
パイプ８に排出する。

第３図ローターポンプ５室の中にローター１４
を設け、更にストツパー弁１５と弁押えバネ１６
を設け、次に吸水口１７と排水口１８を設ける、
即ちローター歯車１２が回るとローター１４が矢
印方向に回り出すと同時にストツパー弁１５が押
し上げられると、排水口１８へ水が押し出され、
更にローター１４が回転するとストツパー弁１５
が戻る、同時に吸水口１７から吸い上げられ、排
出する繰り返し運動の仕組である。

第１図の洗浄羽根４′Ａは外周り下の部分、Ｂ
は中央、Ｃは外周り上の部分の撹はん役割を果す
ものである。

本案は以上のような構造であるから、炊飯器の
内釜に使用量の米を入れ本体上蓋２、本体下蓋
２′をかぶせ、第４図に示す通り水道の蛇口を半
開し、手動でハンドル３を回す事によつて米を洗
い、同時にローターポンプ５が働き、吸水フイル
ター６より、吸水を始めながら排水パイプ８によ
り脱水し、その流れる水の色合いを、透明な排水
パイプ８で確認し、水道の蛇口を停止させれば仕
上り、使用水量を無駄に流す事なく、歯車とポン
プの応用で作業が効果的に済ませられるので便利
である。尚、内釜メーカーの1.0、1.5、1.8
シリーズサイズに共通して使用出来る様、本体下
蓋２′に３段階のヒナ段差を設け、さらに洗浄羽
根４′を取外し、別の適合洗浄羽根を交換する事
も可能である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本案の側面図、第２図は本案の平面
図、第３図は本案ローターポンプの平面図、第４
図，第５図、は本案使用時の斜面図。 １……従来の炊飯器内釜、２……本体上蓋、
２′……本体下蓋、３……ハンドル、３′……ハン
ドル軸、４……洗浄羽根軸、４′……洗浄羽根、
５……ローターポンプ、６……吸水フイルター、
７……吸水パイプ、８……排水パイプ（透明）、
９……パイプ受け台、１０……ハンドル歯車、１
１……羽根歯車、１２……ローター歯車、１３…
…遊び歯車、１４……ローター、１５……ストツ
パー弁、１６……弁押えバネ、１７……吸水口、
１８……排水口。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 本体上蓋２と、本体下蓋２′の間にハンドル歯
   車１０、羽根歯車１１、ローター歯車１２、遊び
   歯車１３とローターポンプ５を設けると同時に、
   本体上蓋２、ハンドル３、ハンドル軸３′、排水
   パイプ８、パイプ受け台９を設ける。 更に、本体上蓋２、本体下蓋２′を接合して、
   羽根羽車１１に洗浄羽根軸４と、ローターポンプ
   ５に吸水パイプ７、吸水フイルター６を接合した
   米洗浄器具。