JPS6241938Y2 - - Google Patents

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JPS6241938Y2
JPS6241938Y2 JP1981058741U JP5874181U JPS6241938Y2 JP S6241938 Y2 JPS6241938 Y2 JP S6241938Y2 JP 1981058741 U JP1981058741 U JP 1981058741U JP 5874181 U JP5874181 U JP 5874181U JP S6241938 Y2 JPS6241938 Y2 JP S6241938Y2
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JP
Japan
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helmet
filament
buffer layer
breathable
dimensional
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JP1981058741U
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JPS57172036U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ヘルメツトに関するものである。詳
しく述べると、通気性ならびに緩衝性の良好なス
ポーツ用、交通用、作業用等に使用されるヘルメ
ツトに関するものである。
従来、野球、アイスホツケー、アメリカンフツ
トボール等の各種スポーツ用、自転車、スポーツ
カー、オートバイ、スクータ等の車両の乗員用、
あるいは各種工場、建設現場等の作業員用に、そ
の使用者の頭部に与えられる恐れのある衝撃を防
ぐために強化プラスチツクス、ABS樹脂等の耐
衝撃強度の大きな合成樹脂製のヘルメツトが広く
使用されている。しかして、これらのヘルメツト
は、ヘルメツトに加えられる衝撃が装着者の頭部
に直接影響するのを防止するために、該ヘルメツ
ト内面全体に発泡ポリスチレン製の緩衝層が設け
られており、さらに必要により、装着者の頭の頂
部に相当する個所に部分的にスポンジ状ゴム層が
設けられている。
しかしながら、このようなヘルメツトにおいて
は、緩衝層が発泡ポリスチレンであるために通気
性が全くないので、装着者の発汗作用によりヘル
メツト内は湿潤状態となり、特に夏期においては
極度の高温湿潤状態となるので不快感は免れ得な
い。このような湿潤状態をやわらげるために、ス
ポーツ用ヘルメツトにおいてはヘルメツトおよび
緩衝層の両方に連通する通気孔をいくつか穿設す
ることも行なわれているが、装着者の頭部と前記
緩衝層との間にはほとんど空間がないのでその効
果は不充分であり、特に緩衝層との接触部におい
ては、発汗による不快感は全く解消され得ないと
いう欠点があつた。
本考案は、前記のごとき従来のヘルメツトの諸
欠点を解消するためになされたもので、ヘルメツ
ト本体の内面に、製綿された立体カールを有する
繊維フイラメントの短繊維の集合体のフイラメン
ト相互の各接触点が接着剤で結合された嵩密度
0.01〜0.5g/cm3のクツシヨン材である繊維フイ
ラメントロツク材よりなる通気性緩衝層を設けて
なるヘルメツトである。
つぎに、図面を参照しながら本考案の一実施例
を説明する。すなわち、第1図は自転車、スポー
ツカー、オートバイ、スクータ等の車両の乗員用
ヘルメツトの例を示すものであり、ガラス繊維強
化プラスチツクス(以下、FRPという。)、ABS
樹脂等の耐衝撃強度の大きい合成樹脂製あるいは
金属製のヘルメツト本体1の内面に、繊維フイラ
メントロツク材よりなる通気性緩衝層2を設け
る。この通気性緩衝層2は、少なくともその内面
(頭部に接する側)を、不織布、フエルト、織
布、編布等の通気性表皮体3で覆う。フイラメン
トロツク材が硬くて頭部に直接接触すると不快感
がある場合には、不織布、フエルト等の通気性ウ
オーデイング(図示せず)を介して前記通気性表
皮体3、特に織布、編布等で覆つてもよい。ヘル
メツト本体1の周縁部には、帯状の織布、編布等
の縁取部4を固着させて折返すことにより前記通
気性緩衝層2を保持させる。しかしながら、保持
力が不充分な場合には、適当な個所でねじ5等の
係止手段に帯6を介して結んで係止させてもよ
い。また、このヘルメツト本体1には、必要によ
り1個ないし数個の通気孔7が穿設される。
第2〜3図は、野球用安全帽の例を示すもので
あり、ヘルメツト本体1の内面に繊維フイラメン
トロツク材よりなる通気性緩衝層2を設けてなる
ものである。この通気性緩衝層2は、少なくとも
その内面(頭部に接する側)を、通気性表皮体3
で覆う。また、必要により不織布、フエルト等の
通気性ウオーデイングを介して前記通気性表皮体
3で覆つてもよい。ヘルメツト本体1の周縁部に
は、縁取部4を固着させて折返すことにより前記
通気性緩衝層2を保持させる。また、必要あれば
ねじ5等の係止手段に帯6を介して結んで係止さ
せてる。さらに必要により1個ないし数個の通気
孔7が穿設される。また、耳保護部8においても
同様に前記繊維フイラメントロツク材よりなる通
気性緩衝層2が通気性表皮体3で覆つて設けられ
る。
第4図は、作業用安全帽の例を示すものであ
り、ヘルメツト本体1の内面に繊維フイラメント
ロツク材よりなる通気性緩衝層2を設けてなるも
のである。この通気性緩衝層2は、少なくともそ
の内面(頭部に接する側)を、通気性表皮体3で
覆う。また、必要により不織布、フエルト等の通
気性ウオーデイングを介して前記通気性表皮体3
で覆つてもよい。また、必要によりねじ5等を介
して結んで係止される。さらに、必要あれば、1
個ないし数個の通気孔7が穿設される。
本考案において使用される繊維フイラメントロ
ツク材は、製綿された立体カールを有する繊維フ
イラメント短繊維の集合体のフイラメント相互の
各接触点が接着剤で結合された構成のクツシヨン
材である。また、この繊維フイラメントロツク材
としては、例えば特開昭54−138662号に示すよう
に、製綿された立体カールを有する繊維フイラメ
ントの集合体のフイラメント相互の各接触点が接
着剤で結合された構成のクツシヨン材であつて、
必要により該クツシヨン材のフイラメントのカー
ル形状が部分的に方向性を有してそれぞれ伸縮変
形して成形される種々の形状の該カールフイラメ
ントの部分的に密に絡合う部分を荷重強さを出そ
うとする方向に形成させ、かつ該絡合い部を所要
荷重強さに応じて分布させてなるフイラメントロ
ツク材がある。これはまた、例えば製綿された立
体カールを有するフイラメント短繊維を解綿した
のち所定形状に成形し、このようにして成形され
た立体カールフイラメント集合体の成形体に接着
剤を施すことにより前記成形体を構成するカール
フイラメント相互の接触点を結合させるか、ある
いは前記特開昭54−138662号に示すように製綿さ
れた立体カールを有するフイラメント短繊維を解
綿したのち所定形状に成形し、このようにして成
形された立体カールフイラメント集合体の成形体
を少なくとも一方から前記成形体の所要個所を、
先端部にバーブを有するニードルにより所定の密
度で所定回数突き、ついで前記成形体に接着剤を
施すことにより得られる。このロツク材に前記ニ
ードリングを施す場合には通常1〜100本/100
cm2、好ましくは4〜50本/100cm2の針密度であ
り、また必要により加熱下または水蒸気の存在下
に加圧して元の厚さに対して5〜40%、好ましく
は10〜30%圧縮してなるものであり、必要により
さらに接着剤を施して加熱乾燥したものである。
接着剤塗布後の嵩密度は0.01〜0.5g/cm3好まし
くは0.03〜0.2g/cm3である。このロツク材は、
難燃剤で処理して難燃化することもできる。
本考案において使用される繊維としては、綿、
羊毛等の天然繊維も使用できるが、好ましくはポ
リエステル、ポリアミド、ポリプロピレン等の合
成繊維であり、ポリエステルが最も好ましい。そ
の太さはモノフイラメントとして50〜500デニー
ル、好ましくは100〜300デニール、最も好ましく
は150〜250デニールで立体カールを有するフイラ
メントである。ここで立体カールとは、二方向性
および三方向性カール等広義の立体カールを意味
するが、好ましくは三方向性立体カールフイラメ
ントであり、例えば同一発明者により特開昭52−
144448号公報に開示されている方法および装置に
より第5図に示すような二重撚りフイラメントD
をつくり、ついで所定の寸法に切断しかつ解撚し
て第6図に示すような三方向性立体カールフイラ
メントFが得られる。製綿後のフイラメントの長
さは25〜200mmが好ましく、特に60〜150mmが好ま
しい。かくして、該フイラメントの部分は、a部
においてb部を超えてコイルし、cの部分はdの
部分を超えてコイルする。しかしながら、eの部
分はfの部分を超えてコイルするのではなくその
下にコイルする。かくして、eからdのフイラメ
ントのセクシヨンはらせんの二つの絡みないしコ
イルにある。これは正しくは無方向性らせんとも
呼ばれる得るものであり、またそのコイルの一が
他に対し無方向性になつた時は調子が悪くなつた
らせん状の電話コードに非常に似ている。
以上述べたように、本考案によるヘルメツト
は、ヘルメツト本体の内面に、製綿された立体カ
ールを有する繊維フイラメントの短繊維の集合体
のフイラメント相互の各接触点が接着剤で結合さ
れた嵩密度0.01〜0.5g/cm3のクツシヨン材であ
る繊維フイラメントロツク材よりなる通気性緩衝
層を設けてなるものであるから、従来の発泡ポリ
スチレンを使用したものに比べて緩衝性が良好で
あるばかりでなく、通気性が極めて良好である。
したがつて、装着者の発汗時、特に夏期における
長期使用による発汗時に、水分は前記通気性緩衝
層内に逃散するので不快感は全くなくなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるヘルメツトの一実施例を
示す断面図、第2図は他の実施例を示す断面図、
第3図は第2図の−線に沿う断面図、第4図
はさらに他の実施例を示す断面図、第5図は二重
撚りをかけられたフイラメントの部分的斜視図で
あり、また第6図は三方向性立体カールフイラメ
ントの正面図である。 1……ヘルメツト本体、2……通気性緩衝層、
3……通気性表皮体、4……縁取部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ヘルメツト本体の内面に、製綿された立体カー
    ルを有する繊維フイラメントの短繊維の集合体の
    フイラメント相互の各接触点が接着剤で結合され
    た嵩密度0.01〜0.5g/cm3のクツシヨン材である
    繊維フイラメントロツク材よりなる通気性緩衝層
    を設けてなるヘルメツト。
JP1981058741U 1981-04-24 1981-04-24 Expired JPS6241938Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981058741U JPS6241938Y2 (ja) 1981-04-24 1981-04-24

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981058741U JPS6241938Y2 (ja) 1981-04-24 1981-04-24

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Publication Number Publication Date
JPS57172036U JPS57172036U (ja) 1982-10-29
JPS6241938Y2 true JPS6241938Y2 (ja) 1987-10-27

Family

ID=29855136

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1981058741U Expired JPS6241938Y2 (ja) 1981-04-24 1981-04-24

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JP (1) JPS6241938Y2 (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4428238Y1 (ja) * 1966-01-19 1969-11-24

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4428238Y1 (ja) * 1966-01-19 1969-11-24

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Publication number Publication date
JPS57172036U (ja) 1982-10-29

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