JPS6241644B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6241644B2
JPS6241644B2 JP6489482A JP6489482A JPS6241644B2 JP S6241644 B2 JPS6241644 B2 JP S6241644B2 JP 6489482 A JP6489482 A JP 6489482A JP 6489482 A JP6489482 A JP 6489482A JP S6241644 B2 JPS6241644 B2 JP S6241644B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cleaning
denture
weight
dentures
cleaning agent
Prior art date
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Expired
Application number
JP6489482A
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English (en)
Other versions
JPS58180420A (ja
Inventor
Koreo Tsucha
Akifumi Anzai
Kensuke Tanaka
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Lion Corp
Original Assignee
Lion Corp
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Publication date
Application filed by Lion Corp filed Critical Lion Corp
Priority to JP6489482A priority Critical patent/JPS58180420A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は義歯を効果的に洗浄する義歯洗浄剤に
関する。 義歯の汚れの原因は、初期においては細歯とそ
の産生物を主体としたものであり、この細菌が義
歯性口内炎の原因ともいわれている。また更に、
義歯は唾液中の蛋白質やカルシウム塩の沈着、コ
ーヒー、紅茶等の飲食物の色素の沈着、煙草のや
にの付着などの汚染物の沈着、付着によつて徐々
に汚れていく。 このため、義歯の洗浄にあつては、義歯に付着
した細菌やその産生物を除去するための殺菌、洗
浄をひんぱんに行なう必要があると共に、義歯が
上述した汚染物の沈着、付着により汚れた場合は
これらを除去する洗浄操作を行なわなければなら
ない。 しかしながら、使用者が義歯を殺菌したり或い
はこびり付いた汚染物を除去するために洗浄する
場合、勘に頼つて洗浄しているのが現状であり、
このため殺菌或いは汚染物の除去が完全に終らな
いうちに洗浄操作を中断したり、逆に過度に洗浄
を行なうことがあつた。特に、従来より酸素系漂
白剤を洗浄主剤とした義歯洗浄剤が知られている
が、本発明者らの知見によれば、この種の義歯洗
浄剤は殺菌を完全に行なわせるのに少なくとも10
分は必要であり、またこびりついた汚染物を除去
する場合は義歯を洗浄剤液中に6時間以上浸漬し
ておく必要がある。しかし、使用者がこの種の洗
浄剤を用いる場合、この洗浄剤の殺菌及び汚染物
除去効果を十分に発揮させていないのが実状であ
る。 このため、本発明者らは使い易く、その洗浄効
果を有効に発揮させることのできる義歯洗浄剤に
つき種々検討を行なつた結果、義歯洗浄剤として
酸素系漂白剤20%以上、好ましくは20〜80%(重
量%、以下同じ)を含むものを使用すると共に、
これにフロキシン及びアシツドレツドから選ばれ
る第1色素を1×10-4〜3×10-2%、並びにブリ
リアントブルー、タートラジン及びウラニンから
選ばれる第2色素を1×10-4〜1×10-1%添加
し、これを10〜50倍重量の水に溶解してPH8以上
で使用した場合、洗浄使用時において洗浄剤溶液
の色が使用10〜30分で青色もしくは黄色から赤色
に変色すると共に、6〜10時間の使用で更に無色
に変化し、かつ青色もしくは黄色から赤色への最
初の変色が生じた時点で義歯が確実に殺菌されて
おり、また無色に変化した時点で義歯にこびりつ
いた種々の汚染物が確実に清掃されており、従つ
て使用中における変色が確実に殺菌或いは汚染物
除去の終了を知らせることを知見した。このた
め、洗浄終了を使用者に明瞭に知らせることがで
きるので非常に使い易く、その殺菌或いは汚染物
清掃の効果を十分に発揮させて義歯をその目的に
応じて確実に殺菌し或いは清掃することができ、
上記目的を良好に達成し得ることを見い出し、本
発明をなすに至つたものである。 以下、本発明につき更に詳しく説明する。 本発明に係る義歯洗浄剤は、酸素系漂白剤を洗
浄主剤とし、通常は粉末、顆粒、錠剤等の固体の
形態に形成され、使用時に水に溶解させてPH8以
上に調整した系にて使用するものである。この場
合、酸素系漂白剤としては過ホウ酸ナトリウム、
過炭酸ナトリウム、過硫酸ナトリウム、過酸化ナ
トリウム、ペルオキシ硫酸水素カリウム(オキソ
ン:デユポン社商品名、KHSO4・K2SO4
2KHSO5)などの1種又は2種以上が使用し得
る。これら酸素系漂白剤の配合量は、洗浄剤全体
の20%以上、好ましくは20〜80%、更に好ましく
は40〜60%であり、漂白剤の配合量が20%より少
ないと洗浄力が劣る。 本発明の義歯洗浄剤は、上述した酸素系漂白剤
を洗浄主剤としたものにフロキシン及びアシツド
レツドから選ばれる第1色素を洗浄剤全体の1×
10-4〜3×10-2%、好ましくは0.0005〜0.005%、
並びにブリリアントブルー、タートラジン及びウ
ラニンから選ばれる第2色素を洗浄剤全体の1×
10-4〜1×10-1%、好ましくは0.001〜0.05%加え
るものである。このようにこれら第1及び第2色
素を併用することにより、使用時において洗浄剤
溶液を初期の青色もしくは黄色から10〜30分後に
赤色に変色させることができると共に、この変色
時点において義歯の殺菌を完了させることがで
き、従つて青色もしくは黄色から赤色の変色によ
り殺菌の完了を明瞭に指示することができるもの
である。更に、洗浄剤溶液の色を6〜10時間後に
無色に変えることができ、かつこの無色への変色
時点において、唾液中の蛋白質やカルシウム塩の
沈着、コーヒー、紅茶等の飲食物の色素の沈着、
煙草のやにの付着等、種々の義歯にこびり付いた
汚染物を前記洗浄主剤の特定量の使用により確実
に除去することができ、従つて無色への変色を汚
染物除去完了の指標とし得るものである。 これに対し、第1色素、第2色素の配合量を上
記範囲を越えて変動させた場合、その変色時間が
変化し、洗浄の終点を正確に表示しない。例え
ば、第2色素の配合量が少な過ぎると最初の変色
時間が早すぎ、殺菌が完了する前に終点を表示し
てしまい、逆に第2色素の配合量が多過ぎると殺
菌が完了しても終点を表示せず、殺菌完了後かな
りの時間がたつてから終点を表示する不都合が生
じる。 なお、第1色素及び第2色素はそれぞれその群
の1種を単独で用いても、2種もしくは3種を組
合せて用いるようにしてもよい。また、第1色素
と第2色素とを併用する場合、その併用割合は重
量比として1:50〜20:1、特に1:20〜10:1
とすることが好ましく、これにより上述した効果
をより有効に発揮し、終点をより明瞭に表示す
る。 本発明の義歯洗浄剤には、上述した成分に加え
て、更に必要により、アルカリ化剤、中和剤、界
面活性剤、結合剤、崩壊促進剤等義歯洗浄剤に通
常用いられる成分を配合することができる。特に
水溶液が酸性を示す酸素系漂白剤を使用する場合
には、溶解時のPHを8以上にする必要があり、ま
た洗浄性を向上させるためにアルカリ化剤の配合
が望ましい。この場合、アルカリ化剤としては、
炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム等のアルカ
リ金属炭酸塩、リン酸ナトリウム等のアルカリ金
属リン酸塩、水酸化ナトリウム等のアルカリ金属
及びアルカリ土類金属の水酸化物などの1種又は
2種以上が使用し得、特に炭酸塩を使用すると溶
解時に発泡し、その泡により対流が生じ洗浄剤の
溶解を促進するので好ましい。 前記アルカリ化剤の配合量は特に制限されない
が、溶解時にPH8以下となる様な主剤を使用した
場合にはPHを8以上とするのに必要なだけの量が
必要である。また、主剤がPH8以上である場合に
おいても洗浄力を向上させるためにアルカリ化剤
の配合が望ましい。 本発明に係る義歯洗浄剤は、通常固体の形態に
調製され、使用に当つて上述したように10〜50倍
重量の水に溶解し、PH8以上で使用するものであ
るが、本発明によれば実際の洗浄の終了とこの終
了を知らせる表示とが一致しているので、非常に
使い易く、かつ目的とする洗浄を過不足なく行な
わせることができるものである。 以下、実施例と比較例を示す。 実施例、比較例 下記処方の義歯洗浄剤A、B、C(実施例)及
びD(比較例)をそれぞれ調整した。
【表】 次に、下記方法に従つて洗浄操作を行ない、汚
れの除去の程度を評価した。 1 義歯の殺菌 義歯洗浄剤A〜Dをそれぞれ40倍重量の水に
溶解したものを使用した。なお、洗浄剤Aの溶
液は初期の色は青、B、Cは黄色で、いずれも
約20分後に赤色に変化し、更に6時間以上で無
色に変化する。これに対し、洗浄剤Dは無色の
ままである。 義歯使用者12名をAとD、BとD、CとDの
3群に分け、かつそれぞれのグループを2名づ
つ2組に分け、1組は1回目の洗浄は洗浄剤
A、B又はCの溶液を使用させ、2回目の洗浄
はDの溶液を使用させた。また、他の組はその
逆の洗浄順序とした。 洗浄液の使用に当つては、A〜Cの洗浄液を
用いる場合は最初の色から赤色への変化を洗浄
完了の指標とし、Dの洗浄液を用いる場合はパ
ネルが通常行なつている軽い洗浄方法によつて
行なわせた。 パネルにより使用された義歯は口腔内より取
り出し、直ちに表裏の半分の表面を湿潤綿棒で
ふきとり、洗浄前の生菌数の測定に供した。次
に、義歯をパネルに返却し、直ちに洗浄液で洗
浄させた後、残りの半分の表面を湿潤綿棒でふ
きとり、洗浄後の生菌数の測定に供した。 生菌数測定はふきとり後の綿棒を11mlの滅菌
生理食塩水中に投入、撹拌し、生理食塩水に菌
を振り出した後、1mlを平板混釈法、10mlをメ
ンブランクフイルター法にて試験し、37℃、48
時間培養後、義歯床表面積×1/2当りの生菌数
を測定した。培地はSCDLPAを用い、好気培
養した。 結果を第1表に示す。
【表】 2 こびりついた汚れ(煙草のやに等)の除去 義歯洗浄剤A〜Dをそれぞれ40倍重量の水に
溶解したものを使用し、パネル20名を5名づつ
4組に分け、それぞれA、B、C、Dの洗浄液
を用いて洗浄させた。 この場合、A〜Cの洗浄液を用いた組は洗浄
液の色が無色になるのを洗浄完了の指標として
洗浄させ、Dの洗浄液を用いた組はそれぞれパ
ネルの通常行なつている比較的長時間の洗浄方
法にて行なわせた。 洗浄前後、義歯の汚れを下記の評価基準によ
り目視に評価した。 1点:全く汚れがない 2点:やや汚れている 3点:汚れている 4点:非常に汚れている 結果を第2表に示す。
【表】
【表】 第1、2表の結果より、本発明洗浄剤を用いる
ことによつて、義歯を確実に殺菌し、或いはこび
りついた汚染物を除去し得ることが認められた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 酸素系漂白剤を全体の20重量%以上含有し、
    10〜50倍重量の水に溶解してPH8以上で使用する
    義歯洗浄剤において、フロキシン及びアシツドレ
    ツドから選ばれる第1色素を全体の1×10-4〜3
    ×10-2重量%配合すると共に、ブリリアントブル
    ー、タートラジン及びウラニンから選ばれる第2
    色素を全体の1×10-4〜1×10-1重量%配合して
    なることを特徴とする義歯洗浄剤。 2 第1色素と第2色素との比率が重量比として
    1:50〜20:1である特許請求の範囲第1項記載
    の義歯洗浄剤。
JP6489482A 1982-04-19 1982-04-19 義歯洗浄剤 Granted JPS58180420A (ja)

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JP6489482A JPS58180420A (ja) 1982-04-19 1982-04-19 義歯洗浄剤

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JP6489482A JPS58180420A (ja) 1982-04-19 1982-04-19 義歯洗浄剤

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Publication Number Publication Date
JPS58180420A JPS58180420A (ja) 1983-10-21
JPS6241644B2 true JPS6241644B2 (ja) 1987-09-03

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JP6489482A Granted JPS58180420A (ja) 1982-04-19 1982-04-19 義歯洗浄剤

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US5032178A (en) * 1990-02-02 1991-07-16 Demetron Research Corporation Dental composition system and method for bleaching teeth
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JP7102143B2 (ja) * 2017-06-30 2022-07-19 小林製薬株式会社 義歯洗浄剤

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