JPS6241298Y2 - - Google Patents

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JPS6241298Y2
JPS6241298Y2 JP1985102607U JP10260785U JPS6241298Y2 JP S6241298 Y2 JPS6241298 Y2 JP S6241298Y2 JP 1985102607 U JP1985102607 U JP 1985102607U JP 10260785 U JP10260785 U JP 10260785U JP S6241298 Y2 JPS6241298 Y2 JP S6241298Y2
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sensitivity
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signal
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はフイルム感度表示器に関するフイルム
容器上にフイルム感度信号パターン等を附したオ
ートフイルムを使用する場合、撮影者はフイルム
感度を手動で設定する必要がなくその操作性の面
で非常に便利なものである。
しかしながら、上記フイルムを用いると自動的
にフイルム感度が設定されるため、使用フイルム
の感度を全く考慮しないでカメラに収納すること
が多く、この場合収納したフイルムのフイルム感
度を知り得なかつた。
この問題を解消する方法として上記信号パター
ンを検知してフイルム感度の自動設定を行なう一
方表示回路にこの検知されたフイルム感度情報を
伝え表示することが考えられる。
一方、カメラの表示情報としては、上記フイル
ム感度の外に設定値や演算値等の複数の情報が存
在し、これらの各情報を表示させる必要がある
が、撮影者としてはこれらの各情報が同時に表示
されていると、各情報をチエツクしなければなら
ず表示がわずらわしく感じることになる。
又、オートフイルム容器を使用する場合、フイ
ルム感度が自動的にセツトされるので本来フイル
ム感度を表示させる必要はないものの確認のため
フイルム感度を表示させる方が親切である。
上記の事項に鑑みた場合、上記フイルム感度の
表示にあつては常に表示するのではなく、確認の
ため一時表示状態とする方が望ましく、本願では
この一時表示をフイルム収納からフイルムの空送
り中に行わせ、空送り後はフイルム感度表示を禁
止したものである。
又、本願ではフイルム感度の一時表示のタイミ
ングとして空送り中としているので、フイルム容
器を収納後の時点でフイルム感度がチエツク出来
るので、撮影者にフイルム収納時にフイルム感度
の設定がなされたことを知らせる効果もあり、安
心感を与えることが出来るものである。
この様に本願ではフイルム感度を空送り中表示
し、空送り終了にてフイルム感度表示を禁止した
ものであり、必要時フイルム感度を表示させた上
表示のわずらわしさを解消したものである。
本願では上記の目的を達成する構成としてフイ
ルム容器にフイルム感度を表わす信号パターンが
附されるオートフイルム容器の上記信号パターン
を接点部材(実施例、第4図の104〜104″
に相当する。)にて検知し、該接点部材にて検知
された信号パターンに応じた信号をフイルム感度
表示回路へ伝え前記信号パターンに応じてフイル
ム感度を表示するフイルム感度表示器を備えたカ
メラにおいて、フイルム給送構によりフイルムが
1駒給送されるごとにカウント値を歩進するフイ
ルムカウンター(実施例、第3図の30,31,
33に相当する。)であつて、背蓋の閉成から所
定の複数駒数の給送による歩進動作後カウント値
を1駒目を表わす値となし、以後前記歩進動作が
なされるごとに順次カウント値を撮影駒を表わす
値へ移行させるフイルムカウンターと、該フイル
ムカウンターのカウント値の歩進状態を検知すべ
く前記カウンターに接続し、前記カウンターがそ
のカウント値を前記1駒目を表わす値とするまで
第1のスイツチング状態を示し、前記カウンター
の歩進状態が前記所定の複数駒数の給送後、前記
1駒目を表わす値となつたことを検知して前記第
1のスイツチング状態を第2のスイツチング状態
へ移行させるスイツチ手段を設け、該スイツチ手
段(実施例、第4図の106に相当する。)を前
記フイルム感度表示回路(実施例、第4図の10
5〜105″に相当する。)に接続し、前記接点部
材にて検知された信号パターンに応じた信号を前
記スイツチ手段が第1のスイツチング状態にある
間、前記表示回路へ伝え該スイツチ手段の第2の
スイツチング状態への移行により前記信号パター
ンに応じた信号の前記表示回路への伝達を禁止し
たものである。
第1図は本考案のフイルム感度表示器を備えた
カメラに使用するオートフイルムパトローネの外
観図である。本フイルムのパトローネが周知の35
ミリ判フイルムのパトローネと相異する点は、
ASA感度を表示する電気信号10の部分である。
図の11と12の部分は表面の塗装が剥離され、
直接、金属面が露出している。よつて11と12
は電気的に導通しており、それによつてASA感
度の電気信号を形成している。11と12が導通
する事がASA200を表わす電気信号とする
と、ASA100の場合は11と12′ASA400
の場合は11と12″の位置に金属面を露出させ
れば、カメラ本体側のASA感度検如手段が以下
に述べる方法によつて各ASA感度の違いを電気
信号の違いとして検出可能になる。
第2図は第1図のオートフイルムを装填するカ
メラ本体側のフイルム感度検知装置の一実施例を
示す斜視図である。
第2図aはカメラの背蓋を開けた状態を示す斜
視図である。図中20はフイルムパトローネ押
え、21は巻戻しクランク、104,104′,
104″及び104はASA感度検知用の電極群
である。巻戻しクランク21を引き出し、ASA
200のフイルムのパトローネ10を装填して背
蓋を閉めると、この場合、電極11と104、及
び12と104″が接続する。この様子を第2図
bに示す。フイルムは該ASA感度検知用の電極
群104,104′,104″及び104の上を
接触せずに送り出されていく。
同図c及びdに別のASA感度検知装置を示
す。図中20はパトローネ押え、21は巻戻しク
ランク、104,104′,104″及び104
はASA感度検知用の電極、23は該電極群を支
える絶縁部材で、この電極群は軸22を回転中心
軸として回転可能である。
この回転中心軸はピン26で背蓋開閉信号レバ
ー24と固着されており、該レバー24はバネ2
5によつて時計方向に回転付勢されている。一
方、該レバー24の他端は背蓋28を閉じると押
圧され、レバー24はバネ25に抗してピン26
を回転中心として反時計方向に回転する。よつて
フイルムパトローネ10を装填して背蓋26を閉
じると、背蓋開閉信号レバー24は反時計方向に
回転し、それと同時にASA感度検知用の電極1
04,104′,104″,及び104も反時計
方向に回転し、パトローネの電極11、及び12
とそれぞれASA感度検知用の電極104及び1
04″が接触する事になる。この様子を同図dに
示す。図中28は背蓋である。この方式では
ASA感度検知用の電極群は背蓋が開いている時
は、カメラ本体内に収納されており、背蓋を閉め
るとカメラ本体内から突出し、パトローネ側の電
極と接触する様に構成されている。
次に、フイルム空送り時に閉成し、それ以外で
は閉成しているスイツチの構成について説明す
る。このスイツチは、空送り時にオートフイルム
の装填及びオートフイルムのASA感度を表示す
る為に必要になるものである。本実施例ではフイ
ルムカウンター機構に連動してこのスイツチを開
閉する様にしてある。
第3図は上記スイツチを作動させる機構部を示
す斜視図で、第3図aは背蓋を閉めて、空送り中
にスイツチが閉成する状態を示す。
図中30はフイルムカウンター、31及び33
は該フイルムカウンター30と同軸で連動して回
転するギヤ、及びカム、33′は該カムに設けら
れた切掛部、34は該ギヤ31を時計方向に回転
付勢するバネ、35は前記フイルムカウンター3
0、ギヤ31、及びカム33の共通回転軸であ
る。38はバネ36により軸47を回転中心とし
て時計方向に回転付勢されているレバーで、突出
部38′,38″及び38〓を有する。37は軸4
7を回転中心として回動自在なスイツチ開閉用レ
バー、106は空送り時に閉成しているスイツチ
で106′はその1切片、32はフイルムの送り
動作に連動して時計方向に回転する切掛け車で、
フイルムが一コマ送られると一回転する。43は
スプロケツト、42はスプロケツト爪、45はフ
イルム、40は前記スプロケツトと同軸で回転す
るギヤ、41は前記切掛け車32と同軸で回転
し、前記ギヤ40と噛み合うギヤで、ギヤ40及
び41の歯数比はフイルムが一コマ送られた時、
前記切掛け車32が一回転する様に設定される。
44は背蓋で、該背蓋が閉じていると突出部38
〓が背蓋によつて係止されるので、レバー38は
バネ36に抗して図示の位置に保持される。この
状態では突出部38″が前記切掛け車32の軸3
9を押圧するので、切掛け車32とギヤ31が噛
み合い、フイルムが送られると、切掛け車32が
回転しギヤ31が少しづつ反時計方向に回転して
いく。フイルムカウンターの指標がSから0迄示
す間は、前記スイツチ開閉用レバー37の突出部
37′は、カム33の切掛部33′に落ち込むの
で、スイツチ106はオン状態である。更に、フ
イルムを送り続け、フイルムカウンター30の指
標が0以上になると、第3図bに示す様に、スイ
ツチ開閉用レバー37の突出部37′が切掛部3
3′から乗り上げ、その時該開閉用レバー37に
より切片106′が右方向に押圧されるので、ス
イツチ106はオフ状態になる。よつて空送り以
降、通常の撮影時にはスイツチ106はオフ状態
を保持する。
さて、第3図aの状態から、背蓋を開けると、
背蓋44とレバー38の突出部38との係止が
はずれ、第3図cに示す様に、レバー38がバネ
36の付勢力により、軸47を回転中心として時
計方向に回転するので、突出部38′はスイツチ
開閉用レバー37を右方向に押圧するので、切片
106′も右方向に彎曲し、スイツチ106はオ
フ状態になる。よつて背蓋を開けている時は、ス
イツチ106はオフ状態になる。又この時、レバ
ー38は切掛け車32の軸39を右方向に押圧
し、切掛け車32とギヤ31との噛み合いを解除
するのでギヤ40と同軸のスプロケツト43が回
転しても、フイルムカウンター30は回転しな
い。
以上により、スイツチ106(及び112)は
フイルム空送り中のみオンする事になる。
第4図は本考案によるフイルム感度表示器の一
実施例で、ASA感度自動設定回路、ASA感度手
動設定回路、絞り制御回路、露出レベル補正回
路、及び撮影距離によつて絞り口径値の変化する
フラツシユオート回路を示す電子回路図である。
尚、本実施例では露出計用メーターの指針位置を
クランプして自動的に絞り口径値を制御する方式
のシヤツター速度優先式自動露出カメラを想定し
ており、シヤツター速度制御機構の説明はここで
は省略する。
図中AブロツクはASA感度自動設定回路を示
すもので、100及び101は電源電池、102
は電源開閉のトランジスタスイツチ、103は前
記ASA感度の電気信号を有するフイルムパトロ
ーネ、104,104′104″及び104〓は、
第2図に示したASA感度検知用の電極群、10
5,105′及び105″は装填されたオートフイ
ルムのASA感度を表示する発光ダイオード
(LED)群、106はフイルム空送り中に閉成す
るスイツチで、その動作原理の詳細は第3図で前
述した。107はバツテリーチエツクボタン(不
図示)と連動して閉成するスイツチ、108は反
転増幅用の演算増幅器、110は比較回路であ
り、109はその基準レベル設定用のバイアス電
圧である。該比較回路は、入力電圧が基準電圧1
09以下になると、出力端がマイナスレベルにな
り、それ以外ではプラスレベルに飽和しているも
のとする。111はオートフイルム装填表示用の
LED、112はフイルム空送り中に閉成するス
イツチ、113は反転回路である。又、前記反転
増幅用の演算増幅器108の反転入力端子に接続
された抵抗群は、114,114′,114″の順
に順次抵抗値が増加するものとする。115はカ
メラ本体表面に配設されたメインスイツチであ
る。
Bブロツクは、ASA感度手動設定回路で、1
20はシヤツタボタンの第1ストロークで閉成す
るスイツチ、121は後述するASA感度手動設
定ダイヤルの回動により切換わる切換スイツチ、
122は順次抵抗値が変化している抵抗群で、
ASA25,50,100,200,400,8
00の時、各々抵抗122,122′,122″,
1223,1224,1225、に接続され、又
その順に抵抗値が増加している。123は反転増
幅用の演算増幅器である。124はコレクタが前
記演算増幅器123の出力端に接続し、ベースが
抵抗を介して前記反転回路113の出力端に接続
されたトランジスタスイツチで、反転回路113
の出力によりオン−オフする。
Cブロツクは露出レベル補正回路で、132は
反転増幅用の演算増幅器、133は反転回路、1
34及び134′は露出レベル補正を表示する
LEDである。又130は前記演算増幅器132
の反転入力端子への入力電圧レベルを変化させる
為の分割抵抗群、131は露出レベル補正ダイヤ
ル(不図示)の動作に連動して切換わる切換スイ
ツチである。該切換スイツチ131を端子130
(+2),130(+1),130(0),130
(−1),及び130(−2)に接続すると、各露
出レベルは+2段、+1段、0段、−1段、−2段
補正される。140はAブロツクの演算増幅器1
08とCブロツクの演算増幅器132、又はBブ
ロツクの演算増幅器123とCブロツクの演算増
幅器132の出力を加算して反転増幅する演算増
幅器である。
141はカメラのフアインダ光学系、撮影光学
系、又はカメラ前面等に配置されるSPC(シリコ
ン・ホト・セル)で、該SPCは演算増幅器143
の入力端に接続されている。演算増幅器143の
帰還ループには対数圧縮用ダイオード142が配
設されている為、該演算増幅器143の出力端に
は、SPC141の受光量の対数に比例した電圧が
発生する。148は本実施例に用いるストロボ回
路を示す。その内部構成に関しては実開昭47−
27934に詳細に記述してあるので、ここでは説明
を省略する。
150は、ストロボのトリガー端子、149は
ストロボのメインコンデンサーの充電電圧値に応
じた電圧を発生する充電情報出力端子、153は
アース端子、154は電源端子である。
同番号でダツシユの付いた端子は、前記のスト
ロボの端子に対応するカメラ側の端子で、ストロ
ボをカメラ本体側のホツトシユーに取付ける事に
より、両者は接続される。151はカメラ本体側
に設置されるトリガー・スイツチ(不図示)であ
る。152は距離リング(不図示)の回動と連動
して抵抗値の変化する可変抵抗、145は反転増
幅用の演算増幅器、146は該演算増幅器の非反
転入力に接続されるシヤツタ速度情報入力用の可
変電圧源、147は前記演算増幅器145の出力
端に接続されるメーターで、該メーターの指針位
置をクランプして公知の方法によつて絞り口径値
を自動的に制御する。
144は、自然光撮影時にはa側に、閃光撮影
時はb側に接続される切換スイツチで、カメラ本
体表面の操作容易な個処に設置される。
次に以上の様に構成された回路のオートフイル
ム使用時の自然光撮影動作について説明する。ま
ずオートフイルムのフイルムパトローネ(本実施
例ではASA感度200とする)を装填すると、前述
した原理により端子104″と端子104が導通
する。
次にメインスイツチを閉成すると、トランジス
タ102にベース電流が流れ、該トランジスタ1
02はオンして、ASA感度自動設定回路Aに電
源が供給され、動作可能な状態になる。よつて演
算増幅器108の出力端にはそのゲインの抵抗比
に応じた出力電圧が発生する。本実施例の構成で
は、抵抗114,114′,114″の順で抵抗値
が高くなるのでASA感度が高くなるにつれて、
その出力電圧も高くなる。ここで該出力電圧が
ASA感度に対して対数的に増加する様に前記抵
抗群104〜104〓の抵抗値が設定されるもの
とする。該出力電圧は前記加算用の反転増幅回路
140に入力されると共に、比較回路110に入
力されるので、該比較回路110の出力電圧はマ
イナスレベルに低下し、更に反転回路113の出
力電圧はプラスレベルに上昇する。
ここで比較回路110の基準レベル設定用のバ
イアス電圧源109は、ASA400のオートフ
イルムを用いて端子104と端子104が導通
した時に演算増幅器108の出力端に生ずる出力
電圧でも充分に比較回路110の出力がマイナス
レベルになる様に設定されるものである。
次にフイルムを空送りすると、前述した原理に
よりスイツチ106及び112が閉成し、LED
105′及び111が点灯する。これによつて使
用者はオートフイルム使用中である事と、該オー
トフイルムのASA感度が200である事を視認
できる。
ついで、シヤツタボタンを押圧していくと、そ
の第1ストロークでスイツチ120が閉成し、残
りの回路に電流が供給される。よつて演算増幅器
123の出力端には、抵抗群122中ASA感度
手動設定ダイヤルで選択された抵抗に応じた出力
電圧が生ずるはずであるが、前記した如く、反転
回路113の出力はプラスレベルになつている
為、トランジスタ124がオンし、演算増幅器1
23の出力端はアース電位になつたままである。
よつて加算用の演算増幅器140の反転入力端子
にはASA感度手動設定回路の信号は入力せず、
ASA感度自動設定回路A中の演算増幅器108
の出力信号のみが入力する事になる。即ちオート
フイルムを装填すると自動的にASA手動設定回
路の信号は断たれる事になる。又、露出レベル補
正用の切換スイツチ131を図示の位置から13
0(+1)又は130(+2)に切換えプラス補
正を行うと、演算増幅器132の出力端にはマイ
ナスの電圧が発生し、それが前記加算用の演算増
幅器140の入力端に重畳される。と同時に演算
増幅器133の出力端にプラス電圧が生じ、
LED134′が点灯し、露出レベルプラス補正中
である事を表示する。又、マイナス補正の時は、
切換えスイツチ131を130(−1)、又は1
30(−2)に切換える。この時は134の
LEDが点灯して露出レベルマイナス補正中であ
る事を表示する。
以上述べた事から理解できる様に、オートフイ
ルム使用の時は加算用の演算増幅器140の出力
端には、ASA自動設定回路Aからの信号と、露
出レベル補正回路Cからの信号の加算信号が出力
されて、該出力信号は演算増幅器145に入力さ
れる。スイツチ144をa側に接続しておけば、
更に測光演算増幅器143の測光信号も演算増幅
器145に入力される。又、非反転入力端子の入
力電圧は可変電圧源146に設定されるシヤツタ
速度により変化するので結果として、該演算増幅
器145の出力端には、ASA感度自動設定回路
Aからの信号、露出レベル補正用回路Cからの信
号、測光演算増幅器143からの信号、及び設定
されるシヤツタ速度に応じた出力電圧が発生す
る。該出力電圧により絞り口径設定用メーター1
47が振れるので、該メーターの指針位置は演算
増幅器145の演算結果に応じたものとなり、こ
の指針をクランプして絞りを制御し、シヤツタを
動作させれば適正露出が得られる事になる。
第5図は、本考案のフイルム感度表示器におけ
る各警告及び表示装置の配置例を示すカメラ上側
斜視図である。
図中50はASA感度手動設定ダイヤル、51
はフイルム巻き上げレバー、52はシヤツタボタ
ン、111は前記オートフイルム使用表示用
LED105,105′及び105″は使用オート
フイルムのASA感度表示用のLED群である。図
では、ASA感度手動設定ダイヤル111はASA
100に手動設定されているが、ASA200の
オートフイルムがカメラに装填されていると、フ
イルムを空送りする時はLED111、及び10
5′が点灯し、ASA200のオートフイルムが装
填されている事を表示する。又バツテリチエツク
ボタン(不図示)を押圧してもLED105′が点
灯し、使用オートフイルムのASA感度を表示す
る事ができる。又、普通フイルムの使用時は、フ
イルム空送り中でも、どのLEDも点灯せず、よ
つて使用中は普通フイルム使用中である事を再認
識し、ASA感度手動設定ダイヤル50を使用フ
イルムのASA感度に合わせてフイルム感度の手
動セツトをする事になる。以上が実施例ではシヤ
ツタ速度優先式の自動露出カメラについて述べた
が、必ずしも一眼レフに限定されるものではな
く、レンジフアインダーの中級機でもよい。
次に本考案の第2の実施例として絞り優先式の
自動露出一眼レフレツクスカメラに適用した場合
について説明する。
本実施例の場合でもASA感度検知装置、及び
空送り時に閉成するスイツチの構造は、それぞれ
前述の第2図及び第3図と同じである。
第6図は本考案の他の実施例に用いるASA感
度自動設定回路、ASA感度手動設定回路、露出
レベル補正回路、シヤツタ制御回路、及びプリセ
ツト絞り情報とASA感度情報とでガイドナンバ
ーの変化する調光ストロボを用いたフラツシユオ
ート回路を示す回路図である。
ASA感度自動設定回路A,ASA感度手動設定
回路B、露出レベル補正回路Cは第4図示の実施
例と全く同じであり、ここではブロツクで示し説
明を省略する。本回路が第4図の実施例と相違す
る点は、加算用演算増幅器140及び測光用の演
算増幅器143以降であるので、その回路のみに
ついて説明する。
162は測光信号(アペツクス表記のBv)、
ASA感度信号(アペツクス表記のSv)、及び絞り
信号(アペツクス表記のAv)を加算する反転増
幅用の演算増幅器、161はプリセツト絞り信号
情報用の可変電圧源で、開放及び曲り補正情報も
含む。160は自然光撮影時は閉成し、閃光撮影
時は開成するスイツチ、164は自然光撮影時は
a側に、閃光撮影時はb側に接続する切換スイツ
チ、163は閃光撮影時に一定シヤツタ速度を出
す為の定電圧源、165はシヤツタ速度表示用の
メーター、181はシヤツタレリーズ前はa側
に、シヤツタ先幕走行開始時にb側に接続する切
換スイツチ、166はシヤツタ秒時記憶用のメモ
リーコンデンサ、180はインピーダンス変換用
のバツフア回路、又演算増幅器167、時定用コ
ンデンサ169とで時定用のミラー積分回路を構
成している。171は比較回路でその基準電圧1
73以上の入力電力が入力すると、その出力電圧
はプラスレベルになり、後膜保持用のマグネツト
172の通電が断たれるものである。基準電圧1
73以下の入力では該比較回路171の出力電圧
はマイナスレベルになる。
174はプリセツト絞り信号及びASA感度信
号によりガイドナンバーの変化するストロボ回路
で、その詳細は特開昭50−129219に記載してある
ものと類似の装置である。175は調光用のSPC
(シリコン・ホト・セル)、176はトリガー端
子、177はアース端子、178はプリセツト絞
り信号及びASA感度信号の入力端子、ダツシユ
の付いた同番号は、それらに対応するカメラ本体
側の端子である。
次に、自然光撮影時の動作を説明すると、この
時はスイツチ160を閉成且つ切換スイツチ16
4をa側に切換えておく。演算増幅器162の出
力には、ASA感度の自動(又は手動)設定信
号、プリセツト絞り信号、及び測光信号の加算信
号が発生するので、162の出力はシヤツタ速度
信号となり、表示用メーター165が振れると共
に、該出力電圧はメモリーコンデンサ166に記
憶される。次にシヤツタ先膜が走行開始すると、
切換スイツチ181はb側に切換わり、時定用コ
ンデンサはその出力電圧に応じて充電されてい
く。この充電電圧が173の基準電圧以上になる
と、比較回路171の出力はプラスレベルにな
り、シヤツタ後幕保持用のマグネツトの通電が断
たれ、シヤツタ後幕が走行し、露光を完了する。
この第6図実施例にあつてもLED105,1
05′,105″にてオートフイルム収納時空送り
中に設定されたフイルム感度表示がなされること
は第4図実施例と同様である。
以上の如く本考案ではオートフイルム使用時に
空送り中にフイルム感度を表示し、空送り終了で
フイルム感度表示を禁止したので、常にフイルム
感度を表示させるものに比して、表示のわずらわ
しさを防止した上にフイルム感度の表示をもその
表示必要時、即ちフイルム収納後に可能となそた
ものであり、フイルム感度表示器を有するカメラ
において多大な効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のフイルム感度表示器を有する
カメラに用いるオートフイルムパトローネの一例
を示す外観図、第2図は第1図示のオートフイル
ムを装填するカメラ本体側のフイルム感度検知装
置の一実施例を示す斜視図、第3図は本考案のフ
イルム感度表示器を有するカメラにおける要部機
構の各動作を示す斜視図、第4図は本考案による
フイルム感度表示器を有するカメラの一実施例を
示す回路図、第5図は本考案のフイルム感度表示
器を備えたカメラの上側の一例を示す斜視図、第
6図は本考案の他の実施例を示す回路図である。 A……フイルム感度自動設定回路、106……
スイツチ、105,105′,105″……
LED。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フイルム容器にフイルム感度を表わす信号パタ
    ーンが附されるオートフイルム容器の上記信号パ
    ターンを接点部材にて検知し、該接点部材にて検
    知された信号パターンに応じた信号をフイルム感
    度表示回路へ伝え前記信号パターンに応じてフイ
    ルム感度を表示するフイルム感度表示器を備えた
    カメラにおいて、フイルム給送機構によりフイル
    ムが1駒給送されるごとにカウント値を歩進する
    フイルムカウンターであつて、背蓋の閉成から所
    定の複数駒数の給送による歩進動作後カウント値
    を1駒目を表わす値となし、以後前記歩進動作が
    なされるごとに順次カウント値を撮影駒を表わす
    値へ移行させるフイルムカウンターと、該フイル
    ムカウンターのカウント値の歩進状態を検知すべ
    く前記カウンターに接続し、前記カウンターがそ
    のカウント値を前記1駒目を表わす値とするまで
    第1のスイツチング状態を示し、前記カウンター
    の歩進状態が前記所定の複数駒数の給送後前記1
    駒目の表わす値となつたことを検知して、前記第
    1のスイツチング状態を第2のスイツチング状態
    へ移行させるスイツチ手段を設け、該スイツチ手
    段を前記フイルム感度表示回路に接続し、前記接
    点部材にて検知された信号パターンに応じた信号
    を前記スイツチ手段が第1のスイツチング状態に
    ある間、前記表示回路へ伝え、該スイツチ手段の
    第2のスイツチング状態への移行により前記信号
    パターンに応じた信号の前記表示回路への伝達を
    禁止したことを特徴とするフイルム感度表示器を
    有するカメラ。
JP10260785U 1985-07-04 1985-07-04 フイルム感度表示器 Granted JPS6141227U (ja)

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JPS6141227U JPS6141227U (ja) 1986-03-15
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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS455422Y1 (ja) * 1966-04-25 1970-03-14
JPS50117420A (ja) * 1974-02-27 1975-09-13
JPS50147939A (ja) * 1974-05-20 1975-11-27
JPS5184250A (ja) * 1975-01-21 1976-07-23 Fuji Photo Optical Co Ltd

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