JPS6239535Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、一方に小型の照光電球を接続し、他
端を電極に着脱自在に挿脱してなる、照光電球付
リード線に関するものである。

従来、小型の照光電球をリード線と接続して、
空間部に照光電球を保持するものにあつては、第
１図側断面図から、金属管１内にリード線２を配
設し、金属管１の一方端に受部３を設け、この受
部３に照光電球５を固定し、リード線２と接続し
て、金属管１の他端を、電極部４に接続している
ものであるが、金属管１は、硬質であるために、
機械的処理によらなければ、折曲ができず、ま
た、復元性にとぼしい。また、金属管１以外に樹
脂管を用いた場合にも、樹脂管が軟性を有すると
照光電球５の自重により、所定の位置に、照光電
球５を保持することが難かしく、硬質樹脂を用い
れば、折曲の復元は困難なものとなる。さらに、
金属管１あるいは、樹脂管を用いる場合には、電
極部４に支持する、支持具が必要となることか
ら、空間部に照光電球５を浮遊して保持するため
に、金属管１やその他支持具を必要としていた。

本考案は、上記の点を鑑み考案された、照光電
球付リード線であり、小型の照光電球を用いる照
光装飾用器、表示装置などに用いられるもので、
第２図は、本考案の実施例を示す。照光電球付リ
ード線側面一部側断面図。第３図は、リード線斜
視図である。第２図、第３図から、一方に照光電
球６を接続し、他端を電極７，８に着脱自在に挿
脱してなる照光電球付リード線でなり、リード線
９は、折曲自在にして折曲後の造形を維持する太
さを有する電気導線１０を用い、この電気導線１
０は、たとえば銅あるいは、銅合金の単線が用い
られ、この電気導線１０上に、塩化ビニールの如
く樹脂でなる絶縁層１１を設け、この絶縁層１１
上に、導電性箔１２を螺施状に設けるとともに、
さらに、導電性箔１２上に、樹脂、布などによる
絶縁被覆１３がなされており、絶縁被覆１３は、
絶縁テープを導電性箔１２上に巻着してもよく、
このリード線９の一方端の電気導線１０と、導電
性箔１２を、照光電球６に接続し、リード線９の
他端の電気導線１０と導電性箔１２を、おのおの
電極７，８に着脱自在に、挿脱支持するもので、
リード線９は、必要な長さに切断して用いること
ができ、さらに、折曲が自在となるもので、リー
ド線９の電気導線１０と導電性箔１２は、同軸に
設けられているために、折曲が容易であり、電気
導線１０が折曲後の状態を保持する太さであるた
めに、照光電球６は、空間に、浮遊した状態で保
持することが可能である。また、リード線９は、
人手により折曲を復元することができるため、必
要に応じて、折曲の変更が行えるとともに、複数
の電極７，８を備えることにより、照光電球付リ
ード線が複数本設置でき、リード線９の位置を変
更することも可能で、装飾用照光器具として、ま
た、デジタル表示板を電球の変わりに用いてもよ
く、きわめて用途は多く、しかも、金属管１な
ど、支持具が必要なくなり、美観を損うことなく
用いられるものであり、リード線９径が細くなる
ことから、造花の如く、リード線９を茎部として
用いることができ、装飾品としての利用効果も有
するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来例を示す、照光電球付リード線
側断面図である。 第１図において、１……金属管、２……リード
線、３……受部、５……照光電球である。 第２図は、本考案実施例を示す、照光電球付リ
ード線側面一部断面図。第３図は第２図リード線
斜視図である。 第１図、第２図において、６……照光電球、
７，８……電極、９……リード線９、１０……電
気導線、１２……導電性箔である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 一方に照光電球を接続し、他端を電極に、接続
   してなる照光電球付リード線において、折曲自在
   にして折曲後の造形を維持する太さを有する電気
   導線と、この電気導線上に、絶縁層を設け、この
   絶縁層上に導電性箔を螺施状に設けるとともに、
   導電性箔上に絶縁被覆を施し、同軸に形成したリ
   ード線と、このリード線の一方端の電気導線と導
   電性箔に照光電球を接続し、他端を電極に着脱自
   在に支持して、前記照光電球をリード線上に浮遊
   して保持したことを特徴とする、照光電球付リー
   ド線。