JPS6239502Y2 - - Google Patents

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JPS6239502Y2
JPS6239502Y2 JP8802479U JP8802479U JPS6239502Y2 JP S6239502 Y2 JPS6239502 Y2 JP S6239502Y2 JP 8802479 U JP8802479 U JP 8802479U JP 8802479 U JP8802479 U JP 8802479U JP S6239502 Y2 JPS6239502 Y2 JP S6239502Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、火災感知器の発報により送出される
固有信号を受信機側で識別して表示する火災報知
設備に関し、特に識別された複数の回線もしくは
感知器番号をデジタル表示器に共通線を介して伝
送する選択切換手段を備えた火災報知設備に関す
る。
従来、火災報知設備は、火災を検出した感知器
の発報信号を受信して火災警報を出すものが一般
的であつたが、近年、火災発生箇所を受信機側で
知るため、感知器に音叉発信器等の固有信号発信
手段を設け、火災検出により固有信号を送出し、
受信機側で固有信号を解続して識別表示する火災
報知設備が実用化されつつある。
このような火災報知設備は、受信機盤に固有信
号識別装置を内蔵しており、受信機パネルに設け
られる発報表示器との間をケーブルによつて配線
接続している。すなわち、第1図に示すように、
第1報目を計数するカウンタ1と第2報目を計数
するカウンタ2を備えた固有信号識別装置3に対
し、ドライバー4,5と表示セグメント6,7で
なる第1報表示器と、同じくドライバー8,9と
表示セグメント10,11でなる第2報表示器と
を備えた発報表示器12が設けられ、この例では
カウンタ1,2の出力ラインがそれぞれ8本であ
ることから、発報表示器12との接続ケーブルに
は16芯のものを用いる必要がある。
ところで、受信機パネルに設けられる発報表示
器は、設備仕様に応じて取り付け位置を変更する
必要があり、そのため固有信号識別装置3との接
続ケーブルによる配線数は少ないほど好ましいも
のであるが、従来の装置ではカウンタの出力ライ
ンをそのまま接続しているので、発報表示器との
配線数はカウンタの数に応じて増加してしまうも
のであつた。
本考案は上記に鑑みてなされたもので、固有信
号識別回路部と発報表示器との配線数を少なくし
て簡潔な接続とするため、複数のカウンタ出力を
共通線路を介して発報表示器に切り換え接続する
ようにした火災報知設備を提供することを目的と
する。
以下に本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第2図は本考案の一実施例を示したブロツク図
であり、13は受信機、14は火災感知器、15
は発報表示灯、16は火災感知器14の発報によ
り固有信号を受信機13に送信する固有信号発信
部、17は発信部16からの固有信号を解読して
回線番号および感知器番号の表示出力を行なう固
有信号識別装置である。
受信機13からは、所定の監視区域に向つて、
複数の感知器回線(電源兼用信号線)18a,1
8b,…,18nが引き出され、共通線19をも
つて複数の回線ループを形成しており、各回線毎
に複数の火災感知器が並列接続され、且つ、各回
線毎の火災感知器の1つもしくは複数のグループ
毎に周波数の異つた固有信号を送出する固有信号
発信部を備えている。
固有信号識別装置17は、識別部20と電源部
20′とに分けられ、電源部20′は交流電源を直
流に変換する整流回路21と定電圧回路22を備
え感知器の発報により受信機13の受信リレーが
作動し、その接点lを閉じたとき付勢されるリレ
ーKの接点kの閉成時に、定電圧回路22から識
別部20に直流電源を印加するようにしている。
また、識別部20において、23は受信機13
から回線18a,18b,…,18n及び共通線
19を引き込んだインターフエイス回路、24は
インターフエイス回路23の各出力を入力し、走
査信号によつて順次出力側に接続させるアナログ
スイツチ、25は発報信号による電源の投入で起
動されるパルス発振器、26はパルス発振器25
からのクロツクパルスに同期してアナログスイツ
チ24を順次走査する走査回路、40aはパルス
発振器25のクロツクパルスを計数して第1報目
の発報回線番号を計数する第1のカウンタ、40
bは同じくパルス発振器25のクロツクパルスを
計数して第2報目の発報回線番号を計数する第2
のカウンタ、27はアナログスイツチ24の走査
出力によりパルス発振器25を所定時間にわたつ
て停止するタイマー回路としての単安定マルチバ
イブレータである。
この識別部20では、上述の回路ブロツクをも
つて、まず発報した回線の番号を識別するもので
この回線識別動作を説明するに、今感知器14が
火災検出により発報したとすると、感知器14の
接点が閉じられ、固有信号発信部16が作動され
て、発報時の電圧に重畳して固有信号が受信機1
3に送出される。このときの発報電流は受信機1
3の受信リレーを作動し、このため電源部20′
のKリレーも作動して接点kが閉じ、識別部20
に電源が印加されて動作状態となる。
この電源投入に応動して、パルス発振器25が
起動され、走査回路26によつてアナログスイツ
チ24を順次走査する。同時にパルス発振器25
の出力は、カウンタ40a,40bで計数され
る。インターフエイス回路23を介して入力され
る回線信号を順次出力側に取り出す走査回路26
の走査でアナログスイツチ24の出力側には直流
出力電圧に重畳した固有信号が出力され、まず、
この直流電圧(回線信号)により単安定マルチバ
イブレータ27がトリガされてパルス発振器25
を停止し、アナログスイツチ24の走査を停止す
る。従つて、パルス発振器25が停止されるまで
カウンタ40a,40bにて計数した値が、発報
した感知器の回線番号を示すことになる。
次に、発報した回線において、どの感知器が発
報したかの識別をするための回路部として、28
はアナログスイツチ24から得られる直流電圧
(回線信号)に重畳した固有信号の利得を一定に
するAGC回路、29は増幅器、30は各回線毎
の発信部の固有信号の異つた周波数に対応した発
振周波数をもつ音叉発振器を備えた固有信号識別
回路、31は固有信号識別回路30からの並列出
力を順次出力側に取り出すアナログスイツチ、3
2はパルス発振器、33はアナログスイツチ24
からの直流電圧によりトリガされ所定時間後に発
振器32を動作させるタイマー回路としての単安
定マルチバイブレータ、34はパルス発振器32
のクロツクパルスによりアナログスイツチ31を
走査する走査回路、42aは第1報目の感知器番
号を計数する第1のカウンタ、42bは第2報目
の感知器番号を計数する第2のカウンタ、36は
アナログスイツチ31の出力により第1報目のカ
ウンタ40a,42aの計数を保持する第1のカ
ウンタ制御回路としてのラツチ回路である。
また、この実施例では、選択切換部60を介し
て発報表示器50に出力されるカウンタ40aの
回線番号およびカウンタ42aの感知器番号は、
ラツチ回路36の出力により、発報表示器50の
第1報表示器100に表示するようにしている
が、第2報目については、カウンタ40aと40
bの計数値、及びカウンタ42aと42bとの計
数値が一致するか否かをコンパレータ35によつ
て判別し、一致するときはアンドゲート37を禁
止状態にしてラツチ回路38を作動しないように
し、一致しないとき、アンドゲート37を開いて
アナログスイツチ31の出力でラツチ回路38を
作動して、カウンタ40b及び42bの計数を保
持すると共に、第2報表示部200に選択切換部
60を経由して第2報目の回線番号と感知器番号
を表示するようにする第2のカウンタ制御回路を
備えている。
そこで、感知器番号を固有信号から識別する動
作を、第1報目を例にとつて説明するに、アナロ
グスイツチ24から取り出された直流電圧に重畳
した固有信号は、AGC回路28及び増幅器29
によつて所定のレベルに増幅され、固有信号識別
回路30において、入力固有信号の周波数に同調
する音叉発振器が励振され、判別出力を生ずる。
一方、アナログスイツチ24からの直流電圧は単
安定マルチバイブレータ33をトリガし、他の単
安定マルチバイブレータ27によつてパルス発振
器25が停止し、アナログスイツチ24の固有信
号走査状態がロツクされた後に、パルス発振器3
2を起動し、走査回路34によるアナログスイツ
チ31の順次走査で、固有信号識別回路30から
出力が順次ラツチ回路36に印加され、固有信号
により励振されている音叉発振器の出力が抽出さ
れると、ラツチ回路36はカウンタ42aの計数
を止め、その時の計数値を保持し、ラツチ回路3
6の出力は同時にカウンタ40a及び第1報表示
部100へも与えられ、カウンタ40aの回線番
号及びカウンタ42aの感知器番号を選択切換部
60を介して第1報表示部100にデイジタル表
示する。
このとき、カウンタ40b及びカウンタ42b
のそれぞれも第1報目の回線番号及び感知器番号
を計数しているものであるが、カウンタ40aと
40b、及びカウンタ42aと42bの計数内容
が一致しているため、コンパレータ35はアンド
ゲート37を禁止状態とし、アナログスイツチ3
1の出力はラツチ回路38に印加されないので、
カウンタ40b,42bの計数値は保持されず、
第2報表示部200に表示されない。
第1報表示部100への表示が終了すると、走
査回路34の最終走査出力でパルス発振器32が
停止され、次いで、単安定マルチバイブレータ2
7によるパルス発振器25の停止が解除され、走
査回路26がアナログスイツチ24の走査を再び
開始する。
この再走査後に第1報とは異なる感知器にて発
報があると、第1報目と同様に、カウンタ40b
で回線番号を計数し、次いで固有信号識別回路3
0の出力によつて、感知器番号をカウンタ42b
で計数し、第1報目と同じでないことをコンパレ
ータ35で判別し、選択切換部60を介して第2
報目の回線番号及び感知器番号を第2報表示部2
00に表示するものである。
第3図は第2図の実施例における回線番号を計
数するカウンタ40a,40bに対応した選択切
換部60及び発報表示器50の回線番号表示部に
ついての回路構成を示したもので、カウンタ40
a,40bのそれぞれは、10位の計数出力(4ビ
ツト)を送出する出力端子A〜D、1位の計数出
力(4ビツト)を送出する出力端子E〜Hを有
し、選択切換部60を構成する出力選択回路4
4,46及び48に入力接続している。出力選択
回路44,46,48のそれぞれは、DS1及び
DS2端子のいずれにも信号が印加されていないと
き、入出力端子間は切り離されており、DS1端子
に信号が加わると、入力端子A〜Dが出力端子a
〜dに接続され、また、DS2端子に信号が加わる
と入力端子E,Fが出力端子e,fと接続される
6回路の半導体スイツチである。そのため、カウ
ンタ40aによる第1報計数値の10位計数値は選
択回路44を介してドライバー4に入力され、1
位計数値は選択回路46を介してドライバー5に
入力される。また、カウンタ40bによる第2報
計数値は、DS2端子に信号が印加された選択状態
のもとに、その10位計数値が選択回路44,46
を介してドライバー8に入力され、1位計数値は
選択回路48を介してドライバー9に入力される
ように線路接続されており、選択回路44,4
6,48とドライバー4,5,8,9の間が8本
の共通線路によつて接続されている。
次に、第3図の回路動作を説明するに、固有信
号が抽出されると、パルス発振器が停止されてカ
ウンタ40a,40bに対するクロツクパルスの
印加がなくなり、カウンタ40a,40bは固有
信号を抽出したときの計数値に据え置かれる。同
時にカウンタ40aのIN端子にイネーブル信号e1
が印加され、カウンタ40aは計数動作を停止し
て出力をラツチする。また選択回路44,46の
DS1端子に対してもデイザブル信号e2が同じタイ
ミングで加えられ、選択回路44,46は入力端
子A〜Dを出力端子a〜dに接続する。その結
果、カウンタ40aのA〜D端子出力(10位)が
選択回路44を介して発報表示器50の第1報表
示部100におけるドライバー4に入力され、ま
た、カウンタ40aのE〜H端子出力(1位)が
選択回路46を介して、同じくドライバー5に入
力される。このドライバー4,5への計数入力に
同期して、ドライバー4,5にラツチ回路e3が加
えられ、ドライバー4,5は表示セグメント6,
7に表示した第1報目の回線番号の表示を保持す
る。
このような第1報表示が終了すると、再びクロ
ツクパルスがカウンタ40a,40bに印加され
るが、イネブル信号e1によりカウンタ40aの計
数動作は停止しているので、カウンタ40bのみ
がクロツクパルスを計数し、第2回目の固有信号
が抽出され、このときのカウンタ40aと40b
の計数値が一致していなければ、第2報目と判別
して、パルス発振器を停止してクロツクパルスを
断つと共に、カウンタ40bにイネーブル信号
e1′が印加されて計数出力をラツチし、同時に選
択回路44,46のDS2端子及び選択回路48の
DS1端子にデイザブル信号e2′が加えられて、選
択回路44,46の入力端子E,Fが出力端子
e1fに、また選択回路48の入力端子A〜Dが出
力端子a〜dと接続され、カウンタ40bのA〜
D端子出力(10位)が選択回路44,46を介し
て第2報表示部200のドライバー8に入力され
またカウンタ40bのE〜H端子出力(1位)が
選択回路48を介して、同じくドライバー9に入
力される。このときドライバー8,9にはラツチ
信号e3′が加えられるので、ドライバー8,9は
表示セグメント10,11による第2報表示を保
持する。
このように、カウンタ40a,40bの出力段
に選択回路44,46,48を設け、第1報目と
第2報目の計数出力を切り換えるようにしたこと
で、固有信号識別装置17と発報表示器50との
配線数は、カウンタ40a,40bの個々の出力
線数となる8本に抑えることができ、従来の配線
数を半分に減らすことができたものである。
勿論、感知器番号の表示についても、同様にし
て配線数を半分にできる。また、上記の実施例は
第2報目までを識別表示する場合を例にとるもの
であつたが、必要に応じて任意の数の発報識別表
示を行なうものであつても良い。
本考案の火災報知設備は以上説明したように、
少なくとも第2報目までを固有信号から識別して
回線番号、感知器番号を表示する発報表示器への
線路接続を複数のカウンタの出力を固有信号の識
別毎に選択切換して共通線を介して伝送するよう
にしたので、固有信号識別装置と発報表示器との
配線数を大幅に減らすことができ、受信機の監視
パネルに発報表示器を取り付ける際の制限が大幅
に緩和され、配線作業を簡潔なものとすることが
出来たものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の固有信号識別装置と発報表示
器の配線接続を示した回路図、第2図は本考案の
一実施例を示したブロツク図、第3図は第2図の
実施例におけるカウンタと発報表示器との接続構
成の一実施例を示した回路図である。 1,2……カウンタ、3,7……固有信号識別
装置、4,5,8,9……ドライバー、6,7,
10,11……表示セグメント、12,50……
発報表示器、13……受信機、14……火災感知
器、15……発報表示灯、16……固有信号発信
部、18a,18b,18n……感知器回線、1
9……共通線、20……識別部、20′……電源
部、21……整流回路、22……定電圧回路、2
3……インターフエイス回路、24,31……ア
ナログスイツチ、25,32……パルス発振器、
26,34……走査回路、27,33……単安定
マルチバイブレータ、28……AGC回路、29
……増幅器、30……固有信号識別回路、36,
38……ラツチ回路、40a,42a……第1の
カウンタ、40b,42b……第2のカウンタ、
35……コンパレータ、37……アンドゲート、
44,46,48……選択回路、60……選択切
換部、100……第1報表示部、200……第2
報表示部、K……リレー、k,l……リレー接
点。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 受信機から引出された電源兼用信号線に予め定
    めた固有信号を火災検出時に発信する複数の火災
    検出器を接続し、発信された固有信号を受信機に
    て識別表示する火災報知設備において、 上記固有信号の受信に応動して起動するパルス
    発振器と、 該パルス発振器のパルスを計数する第1および
    第2のカウンタと、 上記パルス発振器のパルスによる順次走査によ
    つて受信した固有信号を抽出する識別回路と、 該識別回路により固有信号が抽出されたときに
    上記パルス発振器を一時停止すると共に所定時間
    経過後にパルス発振器を再起動するタイマー回路
    と、 上記識別回路で抽出された固有信号により上記
    第1のカウンタを停止保持すると共に第1報表示
    器に第1のカウンタの計数出力を印加する第1の
    カウンタ制御回路と、 上記タイマー回路によるパルス発振器の再起動
    後に上記識別回路で固有信号が抽出されたとき、
    保持状態にある第1のカウンタと停止された第2
    のカウンタの計数内容が一致しないことを比較判
    別して第2報表示器に第2のカウンタの計数出力
    を印加する第2のカウンタ制御回路とを備え、 更に上記第1および第2のカウンタによる計数
    出力を上記第1報および第2報表示器に印加する
    手段として、上記第1および第2のカウンタ制御
    回路の制御出力により第1および第2のカウンタ
    出力ラインを切り換え、各カウンタ出力を共通線
    を介して第1報および第2報表示器に印加する選
    択切換手段を設けたことを特徴とする火災報知設
    備。
JP8802479U 1979-06-27 1979-06-27 Expired JPS6239502Y2 (ja)

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JPS565282U JPS565282U (ja) 1981-01-17
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