JPS6239317Y2 - - Google Patents

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JPS6239317Y2
JPS6239317Y2 JP1490480U JP1490480U JPS6239317Y2 JP S6239317 Y2 JPS6239317 Y2 JP S6239317Y2 JP 1490480 U JP1490480 U JP 1490480U JP 1490480 U JP1490480 U JP 1490480U JP S6239317 Y2 JPS6239317 Y2 JP S6239317Y2
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JP
Japan
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dew
amount
dew condensation
dew point
condensation
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JP1490480U
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JPS56117352U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、測定ガスを冷却して結露させ、結
露量が平衡状態となつたときの結露面の温度を測
定し、この温度を測定ガスの露点として表示する
冷却式露点計の改良に関するものである。
従来のこの種の冷却式露点計の原理図を第1図
に示す。第1図において、測定ガスGに触れる基
板1を加熱・冷却器2により冷却してゆくとやが
て基板1の結露面1aに結露する。逆に加熱して
ゆくと結露していた露は蒸発してゆく。結露速度
と蒸発速度が等しいときは露は増えも減りもせず
平衡状態になる。基板1の結露量は結露検出器3
で検出され結露量に対応する結露量信号が制御回
路4に与えられる。制御回路4は結露量が平衡状
態となるようにすなわち結露量信号の変化が零と
なるように、加熱・冷却器2を駆動する。基板1
の温度は周知の温度測定手段によつて測温し、こ
れを指示計5により露点直読で表示するようにな
つている。
しかしながら、平衡状態に達するまでは結露面
の温度は露点を正しく示しておらず、測定者は正
確な露点を測定するために平衡状態に達したかど
うかを確認する必要があつた。その方法として
は、指示計5の表示値が安定になつたかどうか、
あるいは結露量信号を直接メータなどでモニター
しその信号が平衡したかどうかを目視で判定する
方法が採られている。このような確認方式は、露
点計を取扱う上での予備知識を必要とするばかり
でなく、かなり操作性が悪いという欠点があつ
た。
本考案は、このような欠点を除去し、結露量の
平衡状態を自動的に検出し、誤りなく測定ガスの
露点を表示するようにした冷却式露点計を実現し
ようとするものである。
以下図面を用いて本考案を詳しく説明する。第
2図は本考案に係る冷却式露点計の一実施例を示
す構成図である。第2図において、第1図と同等
素子には同一符号を付し、その説明は省略する。
21は微分回路、22は微分検出回路、26は判
定回路である。微分信号検出回路22はウインド
コンパレータ23,24及びアンドゲート25よ
り構成されている。ウインドコンパレータ23は
入力信号が零を含む特定範囲内にあるときは論理
“1”の信号を、この範囲外の入力信号に対して
は論理“0”の信号を送出するもので、入力端に
は結露量信号が微分回路21を介して導かれてい
る。ウインドコンパレータ24は特定のウインド
幅範囲内の入力信号に対して“1”の信号を、こ
の範囲外の入力信号に対しては“0”の信号を出
力し、入力端には結露量信号が与えられている。
コンパレータ23,24の出力はゲート25に入
力されている。判定回路26は積分器27及びコ
ンパレータ28より構成されている。コンパレー
タ28は入力信号を所定の比較レベルと比較する
もので、アンドゲート25の出力を積分した積分
器27の出力が入力として供給されている。コン
パレータ28が作動したとき、指示計5はランプ
(図示せず)等の手段により、指示された結露面
温度が測定ガスの露点を正しく示していることを
表示する。
このような構成において、結露量は平衡するよ
うに制御されるが、結露面1aの温度が第3図イ
のように変化する場合を例にとつて本考案の動作
を次に説明する。この場合の結露量信号λは第3
図ロに示すように変化する。この信号λを微分回
路21で微分することにより第3図ハに示す微分
波形を得る。ウインドコンパレータ23のウイン
ド幅を+e1〜+e1とすれば、この微分波形に対し
第3図ニに示す出力波形がコンパレータ23より
得られる。このウインド幅は微分波形に重畳され
るノイズ信号の影響を除くのに十分な幅に選定さ
れている。一方ウインドコンパレータ24のウイ
ンド幅をe2〜e3とすれば、結露量信号λに対し第
3図ホに示す波形の信号がコンパレータ24より
得られる。この結果、アンドゲート25より第3
図ヘに示すアンド信号が積分器27に与えられ
る。結露量信号λは結露面が乾燥しているとき及
び結露し過ぎて飽和しているときにはそれぞれ一
定値となり信号λの微分値が零になつてしまう。
この状態を平衡状態と誤認しないためにコンパレ
ータ24を設けて有効な範囲の信号λのみを検出
し、真の平衡状態のみを検出するように構成して
いる。結露量信号λは対象とする測定ガスの露点
によつて異なるが、コンパレータ24のウインド
幅はその露点に関連して適切に選定する。積分器
27においてアンド信号を積分し第3図トに示す
積分値を得る。この積分値はコンパレータ28で
比較レベル−e4と比較される。この比較レベル−
e4は結露量信号λが十分に平衡したときに積分値
が取り得る値に選定されている。積分値がこの比
較レベル−e4を越えたときコンパレータ28は作
動しその出力が反転し、これにより指示計5を駆
動しランプ点灯等の識別し得る手段で平衡状態に
達したときを自動的に検出し、そのときの結露面
の温度が測定ガスの露点であることを表示し、正
確な露点を測定することができる。
以上説明したように、本考案の冷却式露点計に
よれば、結露量が平衡状態に達した時期を自動的
に検出し、その時点ではじめて結露面の温度を測
定ガスの露点として表示するように制御している
ので、予備知識のない初心者でも容易に操作でき
正確な露点測定が可能であり、実用に供してその
効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の冷却式露点計の原理図、第2図
は本考案に係る冷却式露点計の一実施例を示す構
成図、第3図は第2図露点計の動作を説明するた
めの動作波形図である。 G……測定ガス、1……基板、1a……結露
面、2……加熱・冷却器、3……結露検出器、5
……指示計、21……微分回路、22……微分信
号検出回路、23,24……ウインドコンパレー
タ、25……アンドゲート、26……判定回路、
27……積分器、28……コンパレータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 測定ガスを冷却して結露させ、結露量の増減が
    平衡したときの結露面の温度を測定ガスの露点と
    して表示する冷却式露点計において、結露量に関
    連した結露量信号を微分する微分回路と、前記結
    露量信号が所定の範囲内でかつ前記微分回路の出
    力が零を含む特定範囲内にあるときに作動する判
    定回路を具備し、判定回路の出力に基づき結露量
    の平衡状態を検出することを特徴とする冷却式露
    点計。
JP1490480U 1980-02-08 1980-02-08 Expired JPS6239317Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1490480U JPS6239317Y2 (ja) 1980-02-08 1980-02-08

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JP1490480U JPS6239317Y2 (ja) 1980-02-08 1980-02-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56117352U JPS56117352U (ja) 1981-09-08
JPS6239317Y2 true JPS6239317Y2 (ja) 1987-10-07

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ID=29611377

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JPS56117352U (ja) 1981-09-08

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