JPS6238534Y2 - - Google Patents

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JPS6238534Y2
JPS6238534Y2 JP1358982U JP1358982U JPS6238534Y2 JP S6238534 Y2 JPS6238534 Y2 JP S6238534Y2 JP 1358982 U JP1358982 U JP 1358982U JP 1358982 U JP1358982 U JP 1358982U JP S6238534 Y2 JPS6238534 Y2 JP S6238534Y2
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JP
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fish
air
bubble discharge
net
cage
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JP1358982U
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JPS58115963U (ja
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  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は養殖用生簀の改良に係り、具体的に
はエアーバブルカーテン装置に生簀ネツト底部の
清掃の機能を兼備させた構造に関する。
生簀養殖漁業の生産性は、溶存酸素の豊富な新
鮮清浄な海水などが如何に十分に生簀内に流通す
るかが一つの大きな要件であり、そのため養殖用
生簀は酸素補給装置を備える。
ところが生簀ネツトには藻や具の類が付着して
通水性が悪くなる。殊に底ネツトには餌料残滓や
魚類の糞などが抜け落ちないでそのまゝ引掛りや
すい。従つて生簀ネツトが目詰りしないよう定期
的に作業者が潜水して手作業でこれら付着物を掻
き落すなどして除去しているが、この潜水除去作
業は多大の労力を要するばかりでなく、除去作業
中に魚を傷付けるなどの問題があつた。
本考案の目的は、上記潜水除去作業を大巾に省
略でき、長期にわたつて生簀内の良好な通気性、
通水性を保つ機能を備えた養殖用生簀を提供する
ことである。
さらに前記酸素補給装置には、大別して本考案
が採用する形式の圧縮空気ポンプにより水深相応
圧力の空気を給気し、エアーバブルカーテンを生
簀内に生成させるものと、送水ポンプにより気水
混合して生簀内に噴射し、強制的に水流を発生さ
せる形式とがあるが、その何れの形式を採用する
にせよ、従来の生簀は殆んど例外なく、それらの
主要機器すなわち送水管、給気管、気泡放出管、
動力電線、支持吊り網、浮子などが生簀ネツト内
に存在するため、給餌、収魚、その他日常作業を
著るしく阻害する欠点があり、またエアーバブル
カーテンの発生位置が生簀ネツト底よりも上位に
おかれているため、酸素補給効果の確実な水域が
比較的小範囲に限られる欠点があつた。これらの
問題点、欠点を全て解消した養殖用生簀を提供す
ることも本考案の目的である。
本考案生簀は、上部に多数の気泡放出孔を備え
る気泡放出管を生簀底ネツトの直下に保持せしめ
るとともに、気泡放出管を支持する吊り網や給気
管、浮子等を生簀ネツト内に施設しないようにし
た点、および上記気泡放出管に随時、相当高圧の
空気を給気し、これによつて気泡放出孔上方、生
簀ネツト底部の清掃を行えるようにした点を特徴
とする。以下図面に掲げる実施例に基いて、本考
案の構成、作用を説明する。
第1図、第2図は方形の養殖生簀の一例の平面
図および第1図A−A線断面矢視図であつて、水
面に生簀枠8を例えば井桁に組み、これに必要個
数の浮子9を取付けて生簀枠8を水面に安定に浮
かせる。10は生簀本体を構成するネツトであつ
て、上端周縁を前記生簀枠8に支持させ、これよ
り水中に懸垂させ、内に魚類等を収容する。従つ
て生簀ネツトの大きさは養殖水産生物の種類、数
量等によつて決定され、図示方形のものゝ他、円
形、長方形、多角形等種々の形状のものがある。
1はエアーバルブカーテンを形成する気泡放出
管であつて、上方に多数の気泡放出孔12を備
え、図示の如く生簀ネツト10の底の直下に前記
気泡放出孔を上方、すなわちネツト10の底にむ
けて支持される。
気泡放出管1の両端はソケツト4,4で閉塞す
るが、管内を掃除するために取外しできるように
するのがよい。管の太さは従来よりも相当太目と
し、内径40mm〜80mmのものを用いる。気泡放出孔
12の径は従来は0.5mm〜1mmφ程度の細いもの
が一般的であつたが、本考案では後述する清掃用
の高圧空気を噴出させるため、また湧昇流の発生
を促進させるため、2mm〜4mmφとするのがよ
い。また気泡放出孔の数は、水質、水面面積、生
簀の容積などから要求される空気量に応じて決定
される。管の長さは生簀ネツト巾より長くし、管
上の気泡放出孔12を設ける部分の長さが少くと
も生簀ネツト10の巾をカバーできるようにす
る。
第3図イ〜チは気泡放出管1の生簀ネツト10
の直下に配置するに当つての代表的な位置例を平
面的に示した図で、生簀の面積、波動、潮流等を
勧案し、本数および配置位置を例えばこのように
選定し、生簀内全域の広い範囲にわたつてエアー
バブルカーテンが高率に分配されるようにする。
気泡放出管1は、第1図、第2図に示す例では
両端より管長の約1/10の位置S,Sにて、吊り網
2,2により生簀ネツト10の外側で前記生簀枠
8から懸垂支持される。管の両端付近にはカウン
ターウエイトW,Wを取付けてあつて、この重量
および上記支持点S,Sを適当に選定することに
よつて、気泡放出管1の給気中における管中央部
の上方、下方えの偏位モーメントを実質的に零に
近づけ、管の支持点S,S間の曲りや歪の発生を
防止し、管全長の気泡放出孔12から均等に気泡
が放出されるようにすることができる。3はカウ
ンターウエイトWを気泡放出管1に取付ける支持
腕である。
上記の如く、カウンターウエイトWを気泡放出
管1に取付けると、上述の作用、効果の他、流動
する水中に懸垂される気泡放出管が水の運動に翻
弄されるのを防いで位置を安定に保つ効果があ
り、また、上面の気泡放出孔12を常にネツト底
にむけて維持しエアーバブルカーテンの方向を安
定させ、さらに後述する清掃用高圧空気の噴出方
向を正確に保つ効果がある。
圧縮空気ポンプより主給気管7に送られる圧縮
空気は、可撓管6を経てU字型の給気管5より気
泡放出管1内に入り、気泡放出孔12より水中に
噴出されてエアーバブルカーテンを生簀内に形成
する。本考案によれば上述の如くにして生簀ネツ
ト10の外から底ネツトを通過して生簀内にエア
ーバブルカーテンが形成され、これに誘導されて
生簀ネツトの外から内へ湧昇流が発生して新鮮清
浄な水が生簀内に導入される。
次に本考案生簀はまた、上記気泡放出管に随
時、高圧空気を供給し、底ネツトを清掃する機能
を兼備する。第4図はそのための配管系の一例を
模型的に示す図である。
同図では、一例として5基の生簀がそれぞれ主
給気管7,7,7,7,7を可撓管で
直列に接続して設けられ、この主給気管にエアー
バブルカーテン形成用の圧縮空気ポンプ13から
の主給気管7を接続して圧縮空気が供給される
よう構成される。各生簀の各気泡放出管1は、そ
れぞれ前記各生簀の主給気管に可撓管6を介して
接続するから、エアーバブルカーテン形成用の圧
縮空気ポンプ13からの給気が開始されると、各
生簀の気泡放出管1から気泡が放出され、エアー
バブルカーテンが前記の如く生簀内に形成され
る。
上記エアーバブルカーテン形成用の給気回路に
は、切換弁14を介して清掃用高圧空気ポンプ1
5からの給気管16が接続されていて、エアーバ
ブルカーテン形成用の圧縮空気ポンプ13を停止
し清掃用の高圧空気ポンプ15の運転を開始する
とともに、切換弁14を切換えて、給気管16か
らの空気が主給気管7に流れるようにすると、
前記の如くにして例えば10〜30気圧の高圧空気が
気泡放出孔12から上方にむかつて一斉に噴出さ
れる。ネツト10の材質や付着物の種類、付着の
期間にもよるが、通常15〜20気圧の高圧空気を断
続的に10〜15分間噴出させることで、底ネツト上
の残滓や付着物は吹飛ばされ、気泡の通路のみな
らず、生簀外の新鮮、清浄な水が、湧昇流ととも
に生簀内に十分流入する通路が開かれる。なお清
掃時以外のエアーバブルカーテン形成用には、生
簀の深さによつて相異はあるものゝ、通常3.5〜
7気圧程度の圧縮空気でよい。
また清掃作業は、図示の如く、一連の生簀を同
時に清掃するようにしてもよいが、長時間を要す
る作業ではないので、生簀毎に、あるいは気泡放
出管1本宛順次、清掃用高圧空気ポンプ15に接
続し、順々に清掃を実施するようにしてもよく、
殊にこの場合は高圧空気ポンプの容量を格段に小
さくできる便利がある。
なお、生簀ネツト10の底が清掃時に気泡放出
孔12からの高圧空気の噴出によつて跳ね上る恐
れがある場合、ネツト底の数ケ所を気泡放出管な
どにロープ等で結びつけ、跳ね上りを防止するよ
うにするとよい。
生簀の目詰りを除去するための潜水作業は多大
の労力を要する作業であつたが、本考案生簀では
底ネツト直下に設けたエアーバブルカーテン形成
用の気泡放出管に必要の都度、相当高圧の空気を
給気できるように構成し、この高圧空気によつて
生簀ネツト底部を清掃するようにしたから、潜水
して目詰り除去の作業をする必要なく長期にわた
つて生簀内の良好な通気性、通水性を保つことが
できる。
本考案生簀はこのように上部に多数の気泡放出
孔を備えた気泡放出管を生簀の底ネツトの直下に
位置させるとともに、気泡放出管を支持する吊り
網や給気管、浮子等が生簀ネツト内に施設されな
いようにしたので、それらが日常作業を阻害する
恐れがなく、またエアーバブルカーテンが生簀ネ
ツトの底を通して形成され、酸素補給の不確実な
水域を生簀内に残すことがなく、エアーバブルカ
ーテンの効果を生簀内全域に配分し、養殖産業の
生産性を高める効果が著るしい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案生簀の一例の要部を示す平面
図。第2図は第1図のA−A線断面矢視図。第3
図イ〜チは気泡放出管を生簀に設置する場合の配
置関係を示す平面図。第4図は本考案生簀の給気
配管係例図である。 1:気泡放出管、2:吊り網、3:腕、4:ソ
ケツト、5:給気管、6:可撓管、7:主給気
管、8:生簀枠、9:浮子、10:生簀ネツト、
11:エアーバブルカーテン、12:気泡放出
孔、W:カウンターウエイト、S:気泡放出管の
支持点、13:圧縮空気ポンプ、14:切換弁、
15:高圧空気ポンプ、16:給気管、17:
陸、18:海。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上部に多数の気泡放出孔を設けた所要長の気泡
    放出管1を両端より管長の約1/10の位置S,Sに
    て吊り網2,2により生簀ネツト10の外側で生
    簀枠8から懸吊して生簀ネツト10の底の直下に
    支持し、管の両端付近にカウンターウエイトW,
    Wを取付けるとともに、気泡放出管への給気回路
    に切換弁を介してエアーバブル用圧縮空気ポンプ
    13と清掃用高圧空気ポンプ15とを接続し、気
    泡放出孔12より随時、エアーバブル用圧縮空気
    と切換えて清掃用高圧空気を噴出できるよう構成
    したことを特徴とする養殖用生簀。
JP1358982U 1982-02-02 1982-02-02 養殖用生箕 Granted JPS58115963U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1358982U JPS58115963U (ja) 1982-02-02 1982-02-02 養殖用生箕

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JP1358982U JPS58115963U (ja) 1982-02-02 1982-02-02 養殖用生箕

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Publication Number Publication Date
JPS58115963U JPS58115963U (ja) 1983-08-08
JPS6238534Y2 true JPS6238534Y2 (ja) 1987-10-01

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ID=30026100

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JP1358982U Granted JPS58115963U (ja) 1982-02-02 1982-02-02 養殖用生箕

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JPS58115963U (ja) 1983-08-08

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