JPS6238416A

JPS6238416A - ホログラムスキヤナ

Info

Publication number: JPS6238416A
Application number: JP60177672A
Authority: JP
Inventors: Kozo Yamazaki; 行造山崎; Fumio Yamagishi; 文雄山岸; Toshiyuki Ichikawa; 稔幸市川; Hiroyuki Ikeda; 池田　弘之
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1985-08-14
Filing date: 1985-08-14
Publication date: 1987-02-19
Anticipated expiration: 2009-06-01
Also published as: JPH0642024B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔目　次〕・概要・産業上の利用分野・従来の技術・発明が解決しようとする問題点・問題点を解決するための手段・作用・実施例・発明の効果〔概　要〕ホログラムディスクの一部のファセットのレーザ光照射
部を素通し構造とし、素通しされたレーザ光を光学手段
によりそのファセットの別の位置に照射し他のファセッ
トとレーザ光照射位置をずらせる。これにより読取り窓
での走査レーザ光を目の安全基準に対応させて所定の立
体角度以上で交差させて走査することができ読取り窓の
幅を狭くすることができる。

〔産業上の利用分野〕

本発明は商品のバーコード読取用のホログラムスキャナ
に関する。

〔従来の技術〕

従来のホログラムスキャナの構成を第４図に示す。筐体
１内にホログラムディスク２がモータ３により回転可能
に設置される。筺体１の上部にはガラス板４およびカバ
ー５からなる読取り部１０が形成される。カバー５には
走査ビームであるレーザ光す、ｃが通過する読取り窓１
１が設けられている。この読取り窓ｌｌ上を商品６を通
過させそのバーコード７を読み取る。ホログラムディス
ク２の上方にはレーザ光ａを反射させホログラムディス
ク２に入射させるためのミラー１２が設けられる。８，
９はホログラムディスク２で回折されたレーザ光を反射
させるためのミラーである。

ミラー１２は、バーコード７からの散乱光を検知するた
めに、ホログラムディスクのファセットを充分覆う程度
の大きさを有する。ホログラムディスク２は回折方向の
異なる複数のファセットからなる。回転するホログラム
ディスク２に入射したレーザ光ａは各ファセットにより
異なる方向に回折し、レーザ光ｂ（実線）およびレーザ
光Ｃ（点線）となって読取り窓１１から出射する。この
ようなレーザ光す、ｃによる走査ビームパターンは、例
えば第５図に示すように、読取りの信頼性を高めるため
に、ホログラムディスク１回転について異なる３方向に
各々２回ずつ走査するように、ホログラムディスクのフ
ァセット配置、光学部品（ミラー）等の位置および数等
が設定される。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来のホログラムスキャナにおいては、レーザ光の出射
光量を大きくして読取り能力を高めかつレーザ安全基準
を守り人間の瞳を保護するために、読取り窓における各
方向の２本の走査ビームであるレーザ光す、ｃ間の間隔
ｄを７龍以上分離し、人間の瞳に再走査ビームが同時に
入射しないようにしていた。このような構成により、一
方向について１回だけ走査する場合に比べ、目の安全を
守りながら走査周期を２倍にし各１本の走査ビームの光
量を大きくすることができる。しかしながら、２回の走
査が分離した２本の走査ビームにより行われるため、各
走査方向の読取り窓１１の幅（Ｄ）（第５図）が大きく
なりガラス板４の露出面積が大きくなる。このため、ガ
ラス面に商品がぶつかり易（なり、ガラス面の損傷、汚
れ等を招き、読取り性能を低下させるという問題があっ
た。

一方、−走査方向について２回以上走査する場合、各回
の走査ビームの出射点を見込む角度が所定の立体角度以
上であれば人間の瞳の安全が保たれることが認められ、
例えばレーザ安全基準ＩＥＣによれば立体角５Ｘ１０Ｓ
ｒ（ビーム交角約１．４５°）、あるいはアメリカ基準
ＣＤＲＨによれば立体角１０　　Ｓｒ（ビーム交角約２
．０４°）以上が安全値として規定されている。

本発明は、−走査方向についての２本の走査ビームの交
角を考慮することにより、人間の瞳の安全を図るととも
に前記従来技術の欠点を解消し、読取り窓面積を小さく
して、汚れ、破損等による読取り性能の低下を防止した
ホログラムスキャナの提供を目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この目的を達成するため、本発明では、回折方向の異な
る複数のファセットからなるホログラムディスクに対し
一定位置からレーザ光を照射してディスク１回転中に１
走査方向について少な（とも２回走査するホログラムス
キャナにおいて、少なくとも１つのファセットの上記一
定位置からのレーザ光照射部を素通し部として形成し、
該素通し部を通過したレーザ光を該ファセットの別の位
置に照射するための光学手段を設けている。

〔作　用〕

ホログラムディスクの１つのファセットに入射するレー
ザ光を回折させることなく素通しさせ、これをミラー等
の光学手段を用いて再びこのファセットの上面δ別の位
置に照射しこれを回折させて走査ビームとする。これに
より回折光は他のファセットとは別の位置から出射され
ることになり、読取り窓でのビー１、交角を所定の立体
角以上とすることができる。

〔実施例〕

第１図および第２図に本発明の実施例の構成を示す。前
記従来構造と同一部材には同一番号をイ」して説明を省
略する。この実施例においでは、ホログラムディスク２
２は、第２図に示すように、各々回折方向が異なるホロ
グラムを形成した２種類のファセ７　トＡ　、　Ｂを各
々複数枚交互に設けてディスクとして形成したものであ
る。一方のファセットＢにはレーザ光ａ　（第１図）の
照射部に沿って円弧状に素通し部２８が形成される。こ
のような素通し部２８はファセットＢのホログラム作成
時にマスクを配することにより容易に形成できる。この
ようなホログラムディスク２２を回転さセながらミラー
１２で反射されたレーザ光ａを一定の位置からホログラ
ムディスク面上に垂直に照射する。レーザ光ａはファセ
ットＡに入射するとホログラムにより第１図実線のよう
に回折しミラー８，９で反射してレーザ光すとして読取
り窓１１より出射する。一方、ファセットＢに入射し７
たレーザ光ａは、第１図点線のように、素通し部２８を
そのまま直進して通過しミラー２３　、２４　、２５に
より同じファセットＢの別の位置に上から垂直に照射さ
れる。このように照射されレーザ光はこのファセットＢ
で回折しミラー８，９で反射してレーザ光Ｃとして読取
り窓１１より出射する。従って、読取り窓１１における
２本のレーザ光す。

Ｃのホログラムディスク２２からの出射点は、レーザ光
源（図示しない）からのレーザ光ａのホログラムディス
ク２２への入射点が同一にもかかわらず、別の位置とな
る。照射位置変更用のミラー２５は、散乱光の集光作用
を兼ねるミラー１２の集光面積をできるだけ小さくしな
いように、ミラー１２の一部を切欠いて形成する。

本発明の別の実施例の構成を第３図に示す。この実施例
においては、ホログラムディスク２２の構成は第２図に
示す前記実施例の場合と同じであり、ファセットＢに入
射したレーザ光ａを素迎しさせた後、これを再び同じフ
ァセットＢの別の位置に照射するための光学手段の構成
が前記実施例の構成と異なっている。その他の構成作用
は前記実施例と同じである。ファセットＢの素通し部２
８（第２図）を通過したレーザ光ａはミラー２６で反射
し、ファセットＢを下から上に通過してミラー１２の一
部に設けられたミラー２７により反射されファセソＩ−
Ｂの別の位置を上から照射する。その後、前記実施例の
場合と同様にファセットＢのホログラムで回折し、ミラ
ー８，９で反射して読取り窓１１より出射する。ミラー
２６で反射したレーザ光がファセ・ントＢのホログラム
を直進通過し回折等による光量損失をできるだけ小さく
するようにファセットへの下からの入射角が非プラグ角
となるようにミラー２６の位置、ホログラム特性等を設
定しておく。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明に係るホログラムスキャナ
においては、ホログラムディスクのファセットに素通し
部を設け、素通りしたレーザ光を光学手段を用いて同じ
ファセットの別の位置から再入射させている。従って、
読取り窓１１におけるレーザ光す、ｃのホログラムディ
スクからの出射点が異なり、人間の瞳の安全策上、レー
ザ光量を低下させることなく両レーザ光す、ｃの出射点
を見込む立体角を所定の基準値（例えば、ｌＥＣ５Ｘ１
０　　Ｓｒ）以上とすることができる。これにより、従
来のように読取り窓部でレーザ光す、ｃ間の間隔を広げ
る必要がなくなるため、読取り窓の幅を小さくすること
ができる。従って、ガラスの露出面積が小さくなり、汚
れ、破損等による読取り能力の低下のおそれが減少する
。また、ホログラムディスクに入射するレーザ光源から
のレーザ光は一定位置から照射し、このレーザ光自体の
照射位置の切換え等は行わず光学手段により別の位置に
再入射させる構成であるため、新たな切換え駆動機構、
切換えタイミング制御機構等を必要とせず、構造は簡単
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るホログラムスキャナの構成図、第
２図は本発明に係るホログラムディスクの上面図、第３
図は本発明に係るホログラムスキャナの別の例の構成図
、第４図は従来のホログラムスキャナの構成図、第５図
はホログラムスキャナの読取り部の説明図である。２２・・・ホログラムディスク、２３　、２４　、２５　、２６　、２７・・・ミラー、
２８・・・素通し部、Ａ、Ｂ・・・ファセット。

Claims

【特許請求の範囲】

１、回折方向の異なる複数のファセットからなるホログ
ラムディスクに対し一定位置からレーザ光を照射してデ
ィスク１回転中に１走査方向について少なくとも２回走
査するホログラムスキャナにおいて、少なくとも１つの
ファセットの上記一定位置からのレーザ光照射部を素通
し部として形成し、該素通し部を通過したレーザ光を該
ファセットの別の位置に照射するための光学手段を設け
たことを特徴とするホログラムスキャナ。