JPS6238201Y2 - - Google Patents

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JPS6238201Y2
JPS6238201Y2 JP10099182U JP10099182U JPS6238201Y2 JP S6238201 Y2 JPS6238201 Y2 JP S6238201Y2 JP 10099182 U JP10099182 U JP 10099182U JP 10099182 U JP10099182 U JP 10099182U JP S6238201 Y2 JPS6238201 Y2 JP S6238201Y2
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JP10099182U
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  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は吸収冷凍機用スラツジ除去装置に関す
る。さらに詳しくは、吸収冷凍機内の吸収液を外
部に取出すことなく吸収液中のスラツジを除去し
うる吸収冷凍機用スラツジ除去装置に関する。
吸収冷凍機は、たとえば第1図にその概略を示
すように、抽気装置1により真空に保持される低
圧胴2と燃焼室4を備えた高圧再生器6と熱交換
器8とを有し、たとえば水などの冷媒10が分配
装置12から流下する際、その一部が蒸発管14
の表面で蒸発する潜熱を利用して該蒸発管内を通
過する水などを冷却するごとく構成されている。
その際蒸発しない余分の冷媒は冷媒溜り10に収
集され、ついで再び適宜分配装置12に戻され、
一方蒸発した冷媒は吸収液分配トレー18から管
内に冷却水などが流通している吸収管20の外面
にほぼ均一に散布され、たとえば臭化リチウムな
どの吸収液に吸収される。
しかして冷媒を吸収し稀釈化された吸収液は低
圧胴2の底部で滞留したのち、循環ポンプ22に
よりたとえばバルブ22b,8b、フランジ22
a,8aおよび熱交換器など(該熱交換器には吸
収液取出し用のバルブ9が適宜配設されている)
を経て高圧再生器6へ給送され、該高圧再生器6
内で燃焼室4からの熱を受けて冷媒を蒸発分離す
ることにより再びその濃度が高められ、やがて熱
交換器8を経て吸収液分配装置18に配送され
る。
なお吸収液の濃度をより高めるために高圧再生
器4で蒸発した冷媒蒸気を利用してさらに吸収液
を加熱して吸収液中に含まれる冷媒を蒸発分離せ
しめうるいわゆる低圧再生器3が、2重効用形の
ばあいは必要となる(1重効用形は再生器がひと
つであり、ボイラなどから供給される蒸気などの
熱源を直接再生管内に流通することにより、吸収
液中に含まれる冷媒を蒸発分離せしめる)。
また吸収液から分離された冷媒蒸気は、適宜凝
縮器5などで復水されたのち前記冷媒溜り16へ
送られて滞留したのち、循環ポンプにより分配装
置12を経て再び蒸発器7での冷却のために循環
使用される。
以上の説明からも明らかなごとく、かかる構成
を有する吸収冷凍機においては水などの冷媒や臭
化リチウムなどの吸収液はそれぞれ循環して使用
されるものであり、したがつて使用途中において
各循環経路で発生した鉄スケールなどのスラツジ
が冷媒や吸収液(以下、液という)内に徐々に蓄
積されることとなり、適切な冷凍機の運転のため
には数年ごとに該液中のスラツジを除去し、液の
浄化と再調整を計らなければならない。
従来液からのかかるスラツジの除去に際して
は、冷凍機からの液をたとえば容器に一旦回収し
たのち処理工場に搬送し、該処理工場で再使用の
ための再生処理を施さなければならなかつた。
その際真空下の胴内から液を取出すためには一
時N2ガスにより胴内を大気圧以上(1Kg/cm2
まで)にして液を取出して回収、運送、処理、返
送、真空引、注入と数多くの工程を経なければな
らず、冷凍機を再稼動しうるまでには、多くの日
数(通常約1カ月)と工数、費用(たとえば昭和
51年における平均1台あたりの費用は約100万
円)とを必要とした。
また液のかかる再生処理は、一般的には4〜5
年ごとに実施されるのが好ましいが、使用者にと
つては大きな負担となる。。
そこで本考案者は叙上のような高価で煩雑な再
生処理を行なわず、安価に吸収液中のスラツジを
除去しうる手段を提供すべく鋭意検討を重ねた結
果、吸収冷凍機の主循環経路の一部に着脱自在に
接続するための入口を有すると共に絶対真空程度
に耐えうる耐真空性を有するヘツダーと、前記主
循環経路の一部の後流側に着脱自在に接続するた
めの出口を有すると共に前記ヘツダーの出口側に
接続されるフイルターとからなり、かつ前記主循
環経路中に着脱自在に介在せしめられる吸収冷凍
機用スラツジ除去装置が前記目的を達成しうると
いう新たな事実を見出し、本考案を完成するにい
たつた。
つぎに図面を参照しながら本考案を説明する。
第2図は本考案のスラツジ除去装置の一実施例
を示す概略説明図、第3図は第2図の除去装置で
用いうるフイルター40の構成を示す概略断面図
である。
第2図において、本考案のスラツジ除去装置3
0はたとえばそれぞれ絶対真空程度に耐えうる耐
真空性を有する複数個のバルブ32a,32b…
…を有するヘツダー34とポンプ36と圧力計3
8を備えたフイルター40からなり、ヘツダー3
4、ポンプ36、フイルター40が順次接続され
るとともに、ヘツダー34には入口用バルブ42
とフランジ44を設け、かつフイルター40には
出口用バルブ46とフランジ48とが配設されて
いる。
なおヘツダー34、ポンプ36およびフイルタ
ー40を台車上に設置し、除去装置30を一体と
して移動可能に構成せしめておくこともできる。
フイルター40は第3図に略示するごとく吸入
孔52と吐出口54とを有し、かつ内壁56を備
えた容器と前記内壁56に取付けられるとともに
均一な超微細な小孔を有する、たとえば発泡スチ
ロール、焼結ポリ塩化ビニル、焼結ポリプロピレ
ンなどにより形成され、かつ内孔58を備えた複
数本の管状のフイルターエレメント60とからな
る。
なおフイルターエレメント60の内孔58はそ
の一端がボルト62により内壁に結合せしめられ
る押板64によつて遮蔽されるとともに、他端は
内壁56に設けられた孔56に導通するごとく該
内壁56に取付けられる。
なお該フイルター40は後述するごとくフイル
ターエレメント60のメツシユを適宜交換しうる
ように分解自在に構成しておくのがよい。
つぎに叙上のごとく構成される除去装置の使用
方法と作用を説明する。はじめにスラツジ除去装
置を冷凍機内の液の適当な循環ポンプ22の吐出
側のフランジ22aと熱交換器8の入口に設けら
れたフランジ8aとの間に、それぞれホース7
0,72を介して取付ける。なお除去装置の取付
けに先立ち、循環ポンプ22に設けられたバルブ
22bと熱交換器8に設けられたバルブ8bを閉
塞せしめ、かつ該バルブ間を連結していた配管1
1をあらかじめ取除いておく。しかしてバルブ2
2b,42,46,8bを適宜開放したのちスラ
ツジ除去装置のポンプ36を駆動せしめると、冷
凍機内の吸収液は該除去装置30を経て流れるこ
ととなり、その結果液内のスラツジは吸収液がフ
イルター40に流入し管状のフイルターエレメン
ト60の外面からその内孔58へと通過する際、
該フイルターエレメント60によつて捕捉され、
吸収液が浄化されるのである。吸収液を該除去装
置に数回循環せしめることにより、またフイルタ
ーエレメント60を交換しメツシユを変更する
(たとえば最初の吸収液の循環には50μ程度のメ
ツシユのフイルターエレメントを用いるととも
に、つぎの循環に際しては10〜20μ程度のメツシ
ユのフイルターエレメントを、そのつぎには1〜
5μ程度のメツシユのフイルターエレメントを用
いる)ことなどにより、液をより完全に浄化再生
することができる。さらにはメツシユの異なるフ
イルターエレメントをあらかじめ多段に配設せし
めておくなど該フイルター40は種々な構成にな
しうる。
さらにフイルターエレメント60の交換のとき
に内部に残留していた吸収液が洩れることを防止
するために、適当な受槽(図示されていない)を
フイルター40に設けておくのがよい。なおフイ
ルター40に設置された圧力計38は、フイルタ
ーエレメント60に過負荷が作用しないように吸
収液の透過抵抗を検出して吸収液の循環流量、ス
ラツジの付着の程度なども検知するのに役立たせ
うる。
なお該圧力計38は、前記のごとく真空状態の
吸収液の圧力を検出するものであるから、−750mm
Hg絶対真空のときには0を示すものであること
が望ましい。
以上述べたごとく、本考案の吸収冷凍機用スラ
ツジ除去装置を用いれば、液を外部に取出すこと
なくしかも冷凍機の真空を保持したままで、その
浄化再生処理を行ないうるのであつて、再生のた
めの所要日数も2〜3日となり、工数、費用もい
ちじるしく低減され、ひいては吸収液の寿命をも
延長しうるなど、液を取出して処理する従来法に
比べて、その効果はきわめて大きい。さらに除去
装置30のヘツダーに設けられたバルブ32a,
32b……を使用し、これを冷凍機の吸収液のバ
イパス経路または曲管底部などに適宜設けられた
バルブフランジ(たとえば第1図の熱交換器8の
下部に設けられたバルブ9など)にホースを介し
適宜接続するときは、冷凍機内の吸収液中のスラ
ツジをより完全に浄化することができる。またヘ
ツダー34のバルブ32a,32bを用いるかか
る接続浄化はフランジ42,48による主循環経
路の接続と同時にすることもでき、また主循環経
路での浄化に先立つて、あるいはそのあとに行な
うことも可能である。
なお前記の説明においては、除去装置30を循
環ポンプ22の吐出側のフランジ22aと熱交換
器8に設けたフランジ8aとの間に接続するごと
くしたが、吸収液の循環経路における他の個所に
介在せしめてもよい。また循環ポンプ22として
冷凍機において広く用いられているギヤポンプと
は異なり、冷凍機が無負荷時にいわゆる液体の導
通性を有しないようなポンプ(たとえばプランジ
ヤポンプなど)を用いてするばあいには循環ポン
プ22を除外するごとくして除去装置を用いて液
の浄化のための循環経路を形成しなければならな
い。さらに一般に冷凍機に設置された循環ポンプ
は比較的大容量(たとえば約100〜500/分)の
ものであり、一方除去装置で用いるポンプ36は
比較的小容量(たとえば30〜50/分程度)のも
のであるのが好ましく、したがつて循環ポンプ2
2のほかに除去装置自体にポンプ36を設けるご
とく説明したが、ばあいによつては冷凍機にすで
に設置された前記循環ポンプ22をそのまま用い
ることもできる。なお除去装置にはステンレス製
カスケードポンプが好適である。さらにヘツダー
34を用いることなく、除去装置を構成しうるば
あいもある。なおかかる除去装置は一体として可
搬に形成しうるほか、冷凍機内にあらかじめバイ
パス経路として組み込み形成することもできる。
また本除去装置にたとえばイオン交換槽を付属
すれば、胴内の洗浄時に排出する排出液中のクロ
ムなどの公害物質を回収することも可能であり、
現地における胴内の洗浄工事も比較的容易に実施
できることになる。
なお本明細書において、吸収冷凍機とはいわゆ
る冷凍機のほか冷温水発生機などの吸収液を用い
て冷水または温水を取出す装置をも含む概念であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は吸収冷凍機の概略構成を示す説明図、
第2図は本考案のスラツジ除去装置の一実施例の
概略構成を示す説明図、第3図は第2図の除去装
置で用いるフイルターの概略構成を示す説明図で
ある。 図面の主要符号、30:スラツジ除去装置、3
6:ポンプ、40:フイルター。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 吸収冷凍機の主循環経路の一部に着脱自在に接
    続するための入口を有すると共に絶対真空程度に
    耐えうる耐真空性を有するヘツダーと、前記主循
    環経路の一部の後流側に着脱自在に接続するため
    の出口を有すると共に前記ヘツダーの出口側に接
    続されるフイルターとからなり、かつ前記主循環
    経路中に着脱自在に介在せしめられる吸収冷凍機
    用スラツジ除去装置。
JP10099182U 1982-07-03 1982-07-03 吸収冷凍機用スラツジ除去装置 Granted JPS5860173U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10099182U JPS5860173U (ja) 1982-07-03 1982-07-03 吸収冷凍機用スラツジ除去装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10099182U JPS5860173U (ja) 1982-07-03 1982-07-03 吸収冷凍機用スラツジ除去装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5860173U JPS5860173U (ja) 1983-04-22
JPS6238201Y2 true JPS6238201Y2 (ja) 1987-09-30

Family

ID=29895664

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10099182U Granted JPS5860173U (ja) 1982-07-03 1982-07-03 吸収冷凍機用スラツジ除去装置

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Publication number Publication date
JPS5860173U (ja) 1983-04-22

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