JPS6236701B2 - - Google Patents

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JPS6236701B2
JPS6236701B2 JP53160231A JP16023178A JPS6236701B2 JP S6236701 B2 JPS6236701 B2 JP S6236701B2 JP 53160231 A JP53160231 A JP 53160231A JP 16023178 A JP16023178 A JP 16023178A JP S6236701 B2 JPS6236701 B2 JP S6236701B2
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JP
Japan
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diaphragm
water
dispenser
weight
hydrophilic
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Application number
JP53160231A
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English (en)
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JPS54132488A (en
Inventor
Ai Rii Pingu
Kaa Kuraina Edoaruto
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Reckitt and Colman North America Inc
Original Assignee
Airwick Industries Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Airwick Industries Inc filed Critical Airwick Industries Inc
Publication of JPS54132488A publication Critical patent/JPS54132488A/ja
Publication of JPS6236701B2 publication Critical patent/JPS6236701B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61LMETHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
    • A61L9/00Disinfection, sterilisation or deodorisation of air
    • A61L9/015Disinfection, sterilisation or deodorisation of air using gaseous or vaporous substances, e.g. ozone
    • A61L9/04Disinfection, sterilisation or deodorisation of air using gaseous or vaporous substances, e.g. ozone using substances evaporated in the air without heating
    • A61L9/12Apparatus, e.g. holders, therefor

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Catching Or Destruction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕 本発明はデイスペンサに関する。本発明は、さ
らに詳しく述べると、閉じられた貯液容器と、こ
の容器の壁の少くとも一部を形成し周囲の雰囲気
に接触する外面を持つ隔膜と、前記容器内に入れ
られ前記隔膜の内面に接触する空気処理剤含有液
体とを備えた、揮発性の空気処理剤を小出しに大
気中に放散させるためのデイスペンサに関する。
ここで、“空気処理剤”とは、室内等の雰囲気が
好ましくない状態にある時にこれを適用すること
によつて改良するための処理剤、例えば脱臭剤、
消臭剤、芳香剤などを意味している。 〔従来の技術〕 上記したタイプのデイスペンサはクラス
(Klass)等による米国特許第3669637号明細書に
記載してある。この公知の装置では、たとえば水
溶性のセルロース重合体、ポリビニルアルコール
又はゼラチンからなる隔膜を備えた容器に液体着
臭剤、たとえばプロパンガス又は天然混合ガスの
メルカプタンを満たしてある。この着臭剤は、狭
い流れに前記隔膜を経て一定の流量で透過するこ
とができる。この隔膜を経て透過した極めて少量
のメルカプタン蒸気は、その隔膜が液体化合物に
直接に接触する間、所望の臭いをガスに付与する
のに十分であり、したがつてガス管のガス漏れの
迅速な検出を可能にする。 しかし、クラス等の提案の隔膜は、乾性液体香
料に接触したときにその香料(すなわち、精油の
混合物)の蒸気の満足できる透過を可能とするこ
とができない。 さらに、エンゲル(Engel)による米国特許第
3815828号明細書では、揮発性の物質、とくに表
面活性剤の補助によつて形成された芳香物質の水
性乳濁液と接触させて非水溶性ビニル重合体又は
共重合体、非水溶性ポリメタンなどを使用するこ
とを推奨している。芳香物質の蒸気は、隔膜を浸
透し、そして等量の芳香物質がその自由な閉じ込
められてない状態で揮発するのに必要な時間より
長い時限にわたり、周囲雰囲気に乾燥ガスとして
徐々に放散されるであろう。しかし、この隔膜を
通過する芳香物質の透過速度は、遅すぎることが
多く、したがつて、この隔膜の外面に同様な又は
同様でない揮発性の物質を含む水性乳濁液を含浸
し、かつこの隔膜をその外面に触れたときに乾い
た状態になるまで乾燥することにより速めなけれ
ばならない。もちろん、この場合、このようなデ
イスペンサの製造が著しく複雑になる。 他方において、空気処理システム、特に室内消
臭剤などのなかでは、リキツド―ウイツクタイプ
(液体吸上型)及び固体空気処理剤、すなわち、
固体が空気に露出した時に揮発性空気処理物質が
徐々に蒸発する固体組成物が主流となつている。
これ等の固体組成物の販売及び製造は、多くの種
類の空気処理製品あるいは処理剤が市販用に開発
されていることの結果として実質的に広まつてい
る。たとえば、米国特許第2691615号及び同第
2929055号明細書に記載されているこのような空
気処理剤は揮発性空気処理物質を含有する固体ゲ
ルからなつている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 この種の空気処理システムは多くの利点を有す
る。しかし、かかるシステムは、使用に当たり多
くの点で満足が得られるというものの、通常放散
方式があまり十分でない。すなわち、このような
システムにおいて、活性成分の放散速度は、初め
は高いが、時間が経つにつれて急激に低下する。
このような指数関数的な減衰は屡々“1次減衰”
と呼ばれている。結果として、薬剤の放散量は初
めには有効な空気処理に必要な量を越えるが、し
ばらくすると処理に不適当になる。さらに、この
ようなシステムの放散速度は、温度及び湿度の変
化により影響を受けて、製造者が考慮しなければ
ならない付加的な変数を導くであろう。さらに、
精油からなる香料の場合、その成分の分別が発生
すると思われ、さらに誤りの多い放散パターンの
生ずるおそれが増大する。したがつて、初めに存
在し得る快適な芳香は、時間の経過に伴いかつ
種々の精油成分の濃度の変化の発生によつて変化
し、そして消失するであろう。これに対応して、
初めに達成することのできる有効な臭気中和作用
もまた時間の経過に伴い変化し、消失するであろ
う。これらの作用は、低沸点の成分の濃度が高沸
点の成分の濃度をひきたてる形で減少するので発
生すると考えられる。 このような1次減衰を示すことが認められてい
るいろいろなシステムは、米国特許第3016199
号、同第3400890号、同第3596833号、同第
3567118号、同第2481296号及び同第3578545号明
細書に記載されている。 これらのシステムのそれぞれに共通な要素は、
活性成分が基本母材(マトリツクス)に均一に分
散又は溶解していることである。この母材は、隔
膜と同程度に薄くするか(米国特許第3567118号
明細書)、さもなければゲル片と同程度の厚みに
することができる。このような母材からの放散速
度論は、システムの幾何学的形状及び装填量に大
きく依存している。前記したように、これらのシ
ステムは、時間との関係でもつて放散速度の指数
関数的減衰を示す。芳香の所望とする一定で均一
でコントロールされた放置ではなくて、着香剤濃
度及び臭気中和作用のゆつくりとした低下及び変
化が認められる。 さらに、乾燥した芳香蒸気を放出する公知のシ
ステムはすべて、このシステムが空となる時点を
決定することがむずかしく、また、廃棄に問題を
生ずる望ましくない液体残留物が詰まつた容器が
残るという欠点をかかえている。 また、デイスペンサがその液体中にかなりの量
の高価なエツセンス又は類似の芳香空気処理剤を
なお満たしたままであるのに廃棄することが起り
やすいであろう。 従つて、本発明の主たる目的は、大気中への実
質的に一様でコントロールされた処理剤の放散、
すなわち“零次”の放散のできる精油系空気処理
剤のための小出し放散システムを提供することに
ある。 さらに、本発明の別の目的は、精油系空気処理
剤の成分間の分別ならびに水及び精油成分間の分
別を実質的に最少にするシステムを提供すること
にある。 さらに、本発明のもう1つの好ましい目的は、
内部の空気処理剤の空の検出を容易にして高価な
処理剤の廃棄を防ぐ前記タイプのシステムを提供
することにある。 最後に、本発明の目的は、内容液体をすべてか
らにして容易に廃棄できる前記タイプのシステム
を提供することにある。 〔問題点を解決するための手段〕 上記した問題点は、本発明によれば、揮発性の
空気処理剤を小出しに大気中に放散させるための
デイスペンサであつて、 閉じられた貯液容器と、 前記容器の壁の少くとも一部を形成しており、
外面が周囲の雰囲気と接触してり、60℃までの水
に対する機械的耐性を有しておりかつ隔膜の全重
量をもとに計算して少くとも15重量%の平衡含水
率を有している親水性隔膜と、 前記隔膜の内面と接触しておりかつ精油系空気
処理剤を水性分散中に含む水性分分散液である空
気処理剤含有液体とを含んでなることを特徴とす
るデイスペンサによつて解決することができる。 親水性隔膜の“平衡含水率”とは、例えば化学
大辞典(共立出版発行)の第2分冊、659〜660頁
において説明されるように、固体を一定の乾燥条
件の下で乾燥した時の、与えられた乾燥条件で達
し得る最低の含水率である。平衡含水率は、物質
の種類とそれが接触するガス又は空気及び湿度に
よつて定まるものである。本願明細書では、隔膜
の全重量をもとに計算して、重量%で平衡含水率
を示す(なお、以下、簡単化のために%で記載す
る)。 好ましくは、隔膜により構成した部分以外の貯
液容器の壁は折りたたみ可能あるいは押しつぶし
自在であり、したがつて、液体は、消費し終るま
でつねにこの容器に充満する。本発明の他の実施
例によれば、容器の壁は隔膜により構成されてお
り、そして折りたたみあるいは押しつぶし自在で
ある。 隔膜の作用は、その内面における隔膜内への空
気処理剤及び水の選択的吸収と、隔膜を通る選択
的拡散又は流通と、次で隔膜外面から空気中への
蒸気の脱着とを含んでいる。 貯液容器の壁の一部として親水性隔膜を使うこ
とにより、水性の空気処理剤のコンスタントな放
散が達成できる。液相中の水の存在は、この水が
隔膜を塑性化し、隔膜材料のガラス転移温度を下
げ、よつて、隔膜を通る芳香の拡散移動速度を閉
じた室内の空気を新鮮にするのに実用的な値にす
ることができる点で必須である。前記したような
親水性隔膜は、密閉した貯液容器からの水性香料
の移動を長時間のかつ制御できる時間にわたつて
一定の速度とすることができる。このことは、前
記したように活性成分の濃度が徐々に低下する市
販の公知システムとは対照的である。さらに、放
散速度論は、システムの幾何学的形状及び装填量
に依存していない。むしろ、放散の時間の合計は
容器の寸法にだけ依存している。 さらに加えて、親水性隔膜の使用により水性空
気処理剤のコントロールされた放散ができるけれ
ども、これは、存在する香料の精油成分の分別を
単に無視できる程度にしかひきおこさない。たと
えば、低沸点成分の早い放散と、それに次ぐ中間
及び高沸点成分の放散を示す普通のウイツク(灯
心式)システムとは異つて、本発明によるシステ
ムは、これらの3成分の全部に対して膨潤した親
水性隔膜を経る同様な放散率(%)を示すことが
可能である。従つて、本発明のデイスペンサの場
合、その活性時間全体を通じて一様な芳香を得る
ことができる。最初の望ましい芳香が、成分分別
の結果として生ずる変化を伴わないで実質的に保
たれる。同様に、臭気中和反応の所望かつ予期の
レベルが成分分別から生ずるその消滅を伴わない
で保たれる。 また、システムの適正化の結果として、水と精
油処理剤の間の分別を減らすかもしくは完全にな
くすことができる。従つて、精油の一部分だけが
水分のなくなる前に放散されるかもしくは精油が
水より早く放散されかつ空になる望ましくない放
散形態が回避される。従つて、これらの形態のう
ちの第1の形態の精油の不必要な廃棄及びおそら
くは可能な不十分な放散速度、そして第2の形態
の初期の必要量より多量の放散とこれに引続く芳
香レベルの低下とを避けることができる。すなわ
ち、本発明のシステムにより、水及び精油の放散
速度を同様な定数によりそれらの重量区分に比例
させ、よつて前記したような望ましくない放散パ
ターンを避けることを確立することができる。 本発明によるデイスペンサシステムでは、硬質
容器であつてその一側壁が隔壁によつて構成され
ているものならびに押しつぶし自在な容器を使用
することができる。これらの容器には真空除去の
ための手段を取付けるのが好ましい。 通常用いられている揮発性で芳香性の精油系空
気処理剤はすべて、特に香料は本システムに使う
のに適している。非常に多くの種類のこのような
物質が香料業界の当業者に知られている。これら
の物質は、1種類もしくはそれ以上の天然物質又
は合成の芳香剤あるいはこれら両者の混合物であ
つてもよい。 このような精油系空気処理剤は、主として、ス
イス国バーゼル市のチバーガイギー社(CIBA―
GEIGYAG)の英国特許第1336495号明細書第5
頁の第92ないし106行と米国ウイスコンシン州ラ
シン市のジヨンソン社(S.C.Johnson &Son
Inc.)の英国特許第1517410号明細書第5頁の第
1表とに代表的選択例が記載してある香料である
(また、1977年9月2日付仏国特許願第2336946号
明細書参照)。 さらに、これらの処理剤は、チバーガイギー社
の英国特許第1432163号明細書に第3頁第39行に
始まり第6頁第29行に終つて記載される防臭剤及
び付香剤から選ばれる混合物である合成の“香
料”からなつている。同様の組成物はドイツ国ガ
ルステツト市のルドルフ・ランデブロツク
(Rudolf RANDEBROCK)のドイツ国特許第
1617018号明細書にも記載されている。 精油系の空気処理剤は、水性分散媒中に溶液又
は乳濁液の形で分散するか、さもなければ、同時
にその溶解成分の一部及び乳濁した残りの成分の
形で分散しなければならない。水性分散媒は、水
であるかもしくは水とアルコール、グリコール、
ケトン、アルデヒドなどとの混合物のような水―
溶剤混合物、たとえば水―エタノール、水―グリ
セロール、水エチレングリコール、水―セロソル
ブ、水―アセトン、水―アセトアルデヒドなどで
あることができる。疎水性精油の水中又は前記し
た水―溶剤混合物中の乳濁液は、適当な乳濁方法
を利用して調製することができる。種々の任意成
分、たとえば表面活性剤、増粘剤、染料、安定剤
などを含ませてもよい。空気処理剤の濃度は、芳
香の強さ及び持続時間等に関しての特定の必要度
に従つて選ぶことができる。 好ましくは、水性分散液は、その100重量部当
たり、0.5〜25重量部の空気処理剤及び相応じて
約97〜45重量部の水又は液体の水/有機溶剤混合
物を含有している。 本発明によるデイスペンサであつて、その空気
処理剤がエツセンス、とくに花又はハーブあるい
は森のエツセンスであるようなものがとくに好適
である。とくに、これらのデイスペンサであつ
て、水性分散剤の100重量部当たりエツセンスが
0.5〜5重量部の量で存在しかつこれに対応して
水性分散媒が約97〜80重量部の量で存在するもの
が好適である。 親水性隔膜は、良好な機械的強さ及び、最も重
要なことには、15%、好ましくは約30%以上の最
低平衡含水率を呈示するようなものが選ばれる。
このような値は、有効な精油透過性を保つのに必
要である。使用できる親水性隔膜には、セロフア
ン、キユプロフアン(銅アンモニア法により製造
したセルロース膜)、高分子量の少くとも98%〜
完全加水分解のポリビニルアルコール〔たとえば
クリス―クラフト社(Chris―Craft
Industries,Inc.)のモノーソル・デイビジヨン
(Mono―Sol Division)製のもの〕、架橋結合ポ
リビニルアルコール、ヒドロゲル、不活性の吸収
性充填剤を含む疎水性基含有ポリ塩化ビニル〔た
とえば米国ニユージヤージー州バトラー市のアマ
レース社(Amerace Corp.)製のもの〕、トリア
セチルセルロース、コポリエーテルポリカーボネ
ート、ポリエチレングリコール―ポリエチレンテ
レフタレートブロツク共重合体〔ライマン
(Lyman)ら、「生化学(Biochemistry)」第3巻
第985頁(1964年刊)参照〕、親水性ポリウレタン
(米国特許第3822238号明細書参照)などが含まれ
る。 使用できるヒドロゲルは、米国特許第3520949
号、同第3632416号、同第3646237号、同第
3726657号、同第3784540号、同第3929741号及び
同第3947401号明細書、その他を含む多くの文献
に記載されている。このようなヒドロゲルは、少
くとも1個の親水性基を含む単量体の重合体であ
り、また、これらの重合体は、ポリ不飽和架橋結
合剤で架橋結合されている。このような親水性単
量体は、オキシアルキルアクリレート、オキシア
ルキルメタクリレート、ジアセトンアクリルアミ
ド、アクリルアミド、メタクリルアミド、アクリ
ルアミドプロパンスルホン酸、2―(アルコキ
シ)エチルアクリレート、2―(アルコキシ)エ
チルメタクリレート、アルキルアミノアルキルメ
タクリレート、エチレン系不飽和カルボン酸、ビ
ニルピロリドン、ジエチレングリコールモノアク
リレート、ジエチレングリコールモノメタクリレ
ート、グリセリルメタクリレート、ペンタエリト
リツトメタクリレートなどを包含している。典型
的な架橋結合剤は、性質がビニル系、ビニリデン
系又はアリル系であり、そしてポリオキシアルコ
ール及びエチレン系不飽和カルボン酸の間に生成
したポリ不飽和ポリエステル、脂肪族ポリビニル
系単量体、芳香族ポリビニル系単量体、ポリアル
キル単量体、アリル―ビニル単量体、無水メタク
リル酸、アルフア、オメガージアミノアクリルア
ミドなどを包含している。前記した単量体は、当
業者に公知で本発明に利用できる多数のヒドロゲ
ル成分の一例を示したに過ぎない。 さらに加えて、親水性隔膜は、例えば織布及び
不織布、ロ紙、板紙又は微孔質プラスチツク材
料、たとえば多孔質ポリ塩化ビニルシート、多孔
質ポリプロピレンシートその他のような微孔質材
料によつてさらに担持することもできる。一般
に、親水性隔膜系の放散速度論に影響しない任意
の微孔質シートを使用することができる。 好ましい隔膜は、30%もしくはそれ以上の平衡
含水率を有している。この隔膜の膜厚は、好まし
くは、0.005〜0.05cmである。この隔膜は、好ま
しくは、室温で水に接触して120〜200%、また、
最も好ましい場合に、140〜180%の膨潤度を示す
べきである。 放散の速度に関して、選定した親水性隔膜の種
類とその隔膜の厚み及び表面積とにより所望の一
定の速度を調節することができる。放散時間の合
計は、水性空気処理剤の量により定められるであ
ろう。任意で特定の水で膨潤した親水性隔膜を通
る水及び精油には透過速度の違いがあるので、特
定のユニツトを設計するに当たり、この隔膜が水
―膨潤状態にある限りに蒸気の形で放散せしめら
れる精油の量を考慮する必要がある。この決定に
より、水中の精油の最適の組成が得られかつした
がつて活性成分の望ましくなく廃棄又はむだをな
くすことができる。 本発明のシステムを収容するために採用される
容器は、たとえば、隔膜が壁の1つとして作用す
る硬質容器である。隔膜は、任意の常套手段でも
つて支えることができる。この容器は、真空除去
のための手段を取付けて時間の経過に伴う部分真
空の生成を避けるようにするのが望ましい。この
ような手段は、ピンホール、一方弁、毛細管、そ
の他を包含している。この容器はまた、例えばプ
ラスチツクベローあるいはプラスチツクパケツト
又は包筒体のような軟質で押しつぶしあるいは折
りたゝみ自在な形に作ることができる。この押し
つぶし自在な構造により、真空除去手段を設ける
必要性がなくなる。 以上、空気処理物質として主にエツセンスにつ
いて述べてきたけれども、本発明は消毒剤、殺虫
剤、吸入医薬品などをとくにエツセンスと混合し
て小出し放散させるためにも同様に応用できるこ
とを理解されたい。 〔実施例〕 次の実施例により本発明の実施態様を詳説す
る。これらの例では、部及び%はすべて特に断わ
らない限り重量で示す。 これらの例で使用したエツセンスにはハツカ草
の芳香があつた。例〜例に使用した防腐剤は
65%のメチルパラベン及び35%のプロピルパラベ
ンからなつていた。 乳化剤として、次のものを使用した。 (X) オクチルフエノールポリエチレンオキシ
ド(Triton X 100) (Y) トリエタノールアミンラウリルサルフエ
ート(Maprofix TLS 500) (Z) 各例に記載の重量比のホスフアチド(り
ん含有脂質;Alcolec 329) 例 この例では本発明の代表的システムを説明す
る。 この例の目的のために次の親水性隔膜を利用し
た。
【表】 〜
(1ミル 0.0025cm)

この隔膜に次の水性空気処理物質を併用した。 水 95.0 エツセンス 1.0 表面活性剤
1.5(X:Y:Z=0.7部:0.6部:0.2部) 着色剤(緑色染料) 0.1 防腐剤 0.1 セロソルブ―アセトアルデヒド配合物(1
部:1部) 2.3 空気処理物質の放散に原因する部分真空の生成
を防ぐために大気に連通した小さな毛細管を持つ
ように設計された隔膜セルで芳香放散の研究を行
つた。前もつて膨潤させた隔膜をセルに取付け、
次いで液体を導入した。このセルを逆さにして液
体が隔膜に接触するようにした。次いで、導入の
完了したセルを所定の速度で空気が流れるチヤン
バ内に閉じ込めた。温度を26℃に、そして湿度を
71%に保つた。放散速度は、約220hrまでの時間
にわたり、すなわち、貯液容器が全くからになる
前に重量計で測定した。対照(コントロール)と
して、空気処理物質を入れた開放カツプを同じ雰
囲気条件にさらした。 次のような結果が得られた。
【表】 ** 初期速度
前記の結果は、本発明のシステムにより示され
る初期放散速度の所望の低下を明示している。さ
らに、これらの結果は、本発明による隔膜を通る
芳香の放散が、初期段階中だけ“零次”の放散を
示す開放カツプの蒸発とは対照的に“零次”であ
ることを示している。 この結果は第1図に示してある。第1図は、
10l/minの空気流量における放散量(g/cm2)対
時間(hr)の関係をプロツトした線図である。す
なわち、第1図から、隔膜#1〜3で示される装
置は、時間の経過に伴い実質的に低下せしめられ
た放散を呈示する開放カツプとは対照的に実質的
にコントロールされた一定の放散速度をもたらす
ことが明らかである。 例 前記例の手順を繰り返した。本例では、同じ
水性空気処理物質を使用しかつ温度26℃及び平均
湿度59%で試験を行つた。各隔膜を少くとも
200hrにわたり試験し、いくつかの隔膜は400hrま
で試験を行つた。 次表は、試験した隔膜と、それでもつて得られ
た試験結果とを示したものである。
【表】
【表】 初期放散速度の所望の低下と“零次”機構にお
ける隔膜を通る放散とが再び認められた。隔膜
#4、#5、#6の挙動は第2図に線図的にして
ある。 例 密封した容器を準備した。次いで、オキシエチ
ルメタクリレート単量体を浸漬塗布したロ紙を前
面有孔パネルの内側への直線紫外線放射により硬
化させた。得られた隔膜は、膜厚が約10ミル(約
0.025cm)であり、有効面積が12.932cm2であつ
た。次いで、前記例の水性空気処理物質をこの
容器中に注射器により導入し、ピンホールを密封
した。放射率の測定を室温及び湿度61%で、そし
て空気流量を実質的になくして行つた。この単位
を44日間にわたつて継続したところ、0.1089g/
cm2日の一定の放散速度と1.4082g/日の全放散量
とを示すことが判つた。第3図の放散速度の線図
は“零次”の放散機構を示したものである。 例 本例の場合、不活性の吸収性無機質充填剤を含
有する微孔質のポリ塩化ビニルフイルム(#7)
について前記例の試験装置、手順及び水性空気
処理物質を使用した。この隔膜は、膜厚が20ミ
ル、膨潤度が150%、そして平衡含水率が60%で
あつた、室温及び湿度61%でかつ空気の流れの不
存在において65hrにわたり測定した放散速度は
0.39g/cm2日であることが判つた。個個の読み取
り値をプロツトしたところ、“零次”の放散機構
が明らかとなつた。 例 前記例の試験手順を次の水性空気処理物質及
び親水性隔膜を利用して繰返した。
【表】
【表】 各試験を2種類の温度で、平均湿度を43%とし
かつ空気の流れを12l/minよりも速くして行つ
た。この試験手順でも開放カツプによる対照を使
用した。 これらの試験の結果は次の表に示してある。
【表】
【表】 本例の場合にも、これらのシステムの放散のデ
ータから全放散能力の約80ないし90%までは“零
次”の放散速度を示すことが明らかとなつた。 例 本例では、本発明によるシステムの別の利点を
分別効果の低下によつて示す。 初めに、“天然”の芳香のエツセンス(森、ハ
ーブ又は花)をもつた精油成分間の分別効果を測
定した。本例では、ポリ酢酸ビニルの99%加水分
解により得た非水溶性ポリビニルアルコールの前
膨潤隔膜(膨潤度140%、平衡含水率58.3%、湿
潤時の膜厚2.6ミル、60℃未満の水に不溶)を密
閉セルに取付け、これに液体内容物を導入した。
液体内容物をかきまぜ、そして、放散の促進のた
め、コントロールされた流量(隔膜セルの場合に
>11/min、開放カツプの場合に<5/
min)で空気を隔膜を通過させて吹込んだ。放散
の時間経過を重量法により追跡した。セル内に残
つた液体から周期的に試料を取り出し、ガス―液
体クロマトグラフイーにより分析した。開放カツ
プ中に注入した液体についても同様な分析を行つ
た。精油成分を低成分(0〜15minの保持時
間)、中間成分(16〜34minの保持時間)及び高
成分(35〜44minの保持時間)に分類した。 ポリビニルアルコールは60℃で11.3cpの粘度
(水中で濃縮)を有しており、また、同じ水溶液
は25℃で27.5cpの粘度を有していた。 次の組成物を利用した:
【表】 例―Eでは、防腐剤はメチルパラベン0.906
部、プロピルパラベン0.302部及びセロソルブ
0.906部からなり、また、例―Fでは、メチル
パラベン0.906部、プロピルパラベン0.456部及び
セロソルブ2.718部からなつていた。 GLC値は次表に記載の通りである(GLC=ガ
ス―液体クロマトグラフイー)。 精油成分についての重量損失及び単位面積当た
りの放散量により全放散の結果を総合した後精油
の放散率(%)ならびに精油成分の放散率(%)
を決定した。これらの結果もまた次表で表わす。
これらの例では、開放カツプの面積は5.1875cm2
あり、そして隔膜の面積は23.7583cm2であつた。
【表】
【表】 前記したデータは、したがつて、本発明による
システムを用いた場合には精油及び精油―水分別
が実質的に低減せしめられるということを明りよ
うに示している。特に組成物Fについてのグラフ
(第4図、第5図、第6図及び第7図)を参照す
ると、直線的な放散特性が明らかである。精油蒸
気の放散率(%)は全放散率(%)に密接に追従
し(第6図)、分別の生ずる開放カツプの蒸発
(第7図)とは対照的に水及び精油間に分別の起
らないことを示している。すなわち、ポリビニル
アルコール隔膜システムにおける精油濃度は放散
研究の全過程中にその濃度をかなり高く保持し
た。さらに、第4図及び第5図は、分別の生ずる
開放カツプ(対照)の場合とは対照的に、PVA
隔膜システム内の精油の成分間では実際上分別が
起らないということを示す。 隔膜表面を通過する空気の吹込みを省略したこ
とを除いて同じ試験手順を使用して組成物Fにつ
いても対応のデータを入手した。ここでは、した
がつて、流れのない停滞状態が達成された。次の
ような結果が得られた。
【表】 停滞状態のもとでも比較可能な程度に分別の解
消を達成し得ることが判る。 さらにまた、常緑植物油及びスイカズラ油を表
面活性剤を使わないで同様な試験手順に供したと
ころ、わずかな分別だけしか認められなかつた。 本発明によるデイスペンサにおいて使用するこ
とのできる隔膜は、60℃までの水に対する機械的
耐性を有しなければならない。すなわち、これら
の隔膜は、膨潤しなければならないけれども、前
記の温度を下廻る空気処理剤の水性分散液に接触
したときに融解したり又は別の場合に分解せしめ
られたりしてはならない。 要するに、本発明は、空気処理物質のコントロ
ールされた放散のためのユニークなシステムを提
供するものであることが判る。なお、本発明で
は、特許請求の範囲に記載の発明の範囲を逸脱し
ないで、比率、手順及び物質の変更を行つてもよ
い。 とりわけ、本発明によるシステムでは、容器が
からになることによつて本システムの消耗の検出
が容易にできるようになる。 さらに、からの貯液容器は、空気処理剤の消耗
後にも内部になおも多量の液体を満たしている公
知のシステムに較べて一層容易に破壊することが
できる。 次いで、本発明によるデイスペンサのいくつか
の好ましい態様を添付の図面を参照しながら説明
する。 第8図、第9図及び第10図に示した態様は、
わん曲した切欠き壁部分2を開放底部に持つ切頭
球状のカバー1を備えている。切欠き壁部分2の
間には、棚又は類似の水平な支持体上にカバーを
直立させて置くことのできる4個の脚部分3を残
してある。カバー部分が半球を構成する中央面に
は、有孔プレート4又は類似の格子が、たとえば
その周縁部5をカバー1の半球部分の内面に熱融
着することにより固定されている。 有孔プレート4とその上方のカバー1のドーム
との間に囲まれた半球形の空間には、空気を新鮮
にするための液体7を満たした親水性隔膜6が設
けてある。矢印Aは、カバー1の切欠き壁部分2
により形成された窓を経て流れ、そして隔膜6を
透過した空気清浄剤及び水の蒸気を取り込む空気
を示している。 第11図、第12図及び第13図に示した態様
では、切頭球状のカバー10は、ドーム部分11
としての半球形上半分と、基部部分12としての
切頭球形下方部分とからなつている。ドーム部分
11の開放端部の下方環状リム部分11aは、基
部部分12の上端部14の内側の幅よりも小さい
直径を持つた内側の円周スリーブ部分13を支承
しており、また、したがつて、スリーブ部分13
の外側周辺部に肩部15が形成されている。肩部
15は、上端部14のリム面上に載置されてい
る。スリーブ部分13及び基部部分の上端部14
は、カバー10の内部に収容した内部部品を組立
てた後、加熱融着又は接着により恒久的に相互に
固定することができる。 基部部分12には、その上端部14から下方に
向かつて複数個の切込んだ壁部分が設けてあり、
よつて、カバー10に窓16が形成されている。
使用中、これらの窓を空気が通過可能である。基
部部分12の下端部には中心開口17が形成され
ている。開口17のまわりについてみると、円周
内側肩部18が基部部分12の内壁に形成されて
いる。スロツト付き格子20又は類似の有孔プレ
ートは、肩部18上に脚21によつて当てがわれ
おり、また、軸線方向上向きの円周フランジ22
を支承している。フランジ22は、格子20上に
載置されかつ円周形スリーブ24により適所に保
持された親水性隔膜23を取り囲んでいる。スリ
ーブ24は、ドーム部分11の壁の上部内側領域
から垂れ下がつておりかつ好ましくはドーム部分
11と一体化している。スリーブ24の下端部
は、格子20の円周フランジ22に滑り嵌めされ
ており、そして隔膜23の周辺部を格子20に向
つて付勢している。 ドーム部分11の頂部には真空除去手段が設け
られている。この手段は、図示の実施例の場合、
スリツト付きのゴム栓25である。ゴム栓25
は、隔膜23を通る空気清浄剤及び水の拡散と隔
膜23の外面(下面)からのこれらの成分の蒸
発、そして格子20のスロツト27及び窓16を
介する蒸気の逃散とに原因してスリーブ24の内
部26に真空が発生した時はつねに、外側から空
気を導き入れることが可能である。 空気清浄液体は、隔膜23をスリーブ24の下
端部を横切つて液密に固定した後、ゴム栓25の
スリツトから挿入した注入手段を用いてスリーブ
の内部26に充填することができる。 また、ゴム栓25の代りに、構造が公知なゴム
製逆止め弁又はゴム製グロメツトなどを使用して
もよい。 隔膜23の取付けの1変形例として、スリーブ
24の下端部に雄ネジを形成し、そして格子20
の円周フランジ22に雌ネジを形成することがで
きる。次いで、隔膜23をフランジ22内かもし
くはスリーブ24の開放下端部上に載置し、そし
て次ににこれらの2つの部材、すなわち、フラン
デ22及びスリーブ24を互いにねじ込み、これ
らの間で隔膜23の周辺部を確実かつ液密に保持
する。 貯蔵目的のためには、本発明のデイスペンサを
蒸気密の包装手段(図示せず)又は同様の密封手
段内に密封すればよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のデイスペンサの1実施例に
隔膜#1、#2及び、#3を使用した場合の結果
を開放カツプと比較して示す放散量(g/cm2)対
時間(hr)のグラフ、第2図は、本発明のデイス
ペンサに隔膜#4、#5及び#6を使用した場合
の放散量対時間のグラフ、第3図は、本発明のデ
イスペンサの変型例の放散量、放散率対時間のグ
ラフ、第4図及び第5図は、それぞれ、本発明に
よるデイスペンサの隔膜セル及び開放カツプにつ
いての低、中間及び高成分の放散率を比較して示
す放散率対時間のグラフ、第6図及び第7図は、
それぞれ、本発明のデイスペンサの隔膜セル及び
開放カツプの全放散及び精油放散を比較して示す
放散率対時間のグラフ、第8図は、本発明のデイ
スペンサの好ましい一例を示した側面図、第9図
は、第8図のデイスペンサの下面図、第10図
は、第9図のX―X線に沿う断面図、第11図
は、本発明のデイスペンサのもう1つの好ましい
例を示した側面図、第12図は、第11図のデイ
スペンサの下面図、そして第13図は、第12図
の―線に沿う断面図である。 図中、1はカバー、2は切欠き壁部分、3は脚
部分、4は有孔プレート、そして6は親水性隔膜
である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 揮発性の空気処理剤を小出しに大気中に放散
    させるためのデイスペンサであつて、 閉じられた貯液容器と、 前記容器の壁の少くとも一部を形成しており、
    外面が周囲の雰囲気と接触しており、60℃までの
    水に対する機械的耐性を有しておりかつ隔膜の全
    重量をもとに計算して少くとも15重量%の平衡含
    水率を有している親水性隔膜と、 前記隔膜の内面と接触しておりかつ精油系空気
    処理剤を水性分散媒中に含む水性分散液である空
    気処理剤含有液体とを含んでなることを特徴とす
    るデイスペンサ。 2 平衡含水率が少くとも30%である、特許請求
    の範囲第1項に記載のデイスペンサ。 3 前記隔膜の膜厚が0.005〜0.05cmである、特
    許請求の範囲第1項に記載のデイスペンサ。 4 前記隔膜が、室温で水に接触して120〜200%
    の膨潤度を示す、特許請求の範囲第1項に記載の
    デイスペンサ。 5 前記処理剤がエツセンスである、特許請求の
    範囲第1項に記載のデイスペンサ。 6 前記水性分散液が、その100重量部当り、0.5
    〜25重量部の空気処理剤及び相応じて97〜45重量
    部の水又は液状の水/有機溶剤混合物を含有す
    る、特許請求の範囲第1項に記載のデイスペン
    サ。 7 前記エツセンスが前記水性分散液の100重量
    部当り0.5〜5重量部の量で存在しかつ相応じて
    前記水性分散媒が97〜80重量部の量で存在する、
    特許請求の範囲第5項に記載のデイスペンサ。 8 前記水性分散液が、水―アルコール、水―グ
    リコール、水―ケトン及び水―アルデヒドからな
    る群から選ばれた液状の水/有機溶剤混合物であ
    る、特許請求の範囲第1項〜第7項のいずれか1
    項に記載のデイスペンサ。 9 前記親水性隔膜が、セロフアン、キユプロフ
    アン、高分子量の完全加水分解ポリビニルアルコ
    ール、架橋結合ポリビニルアルコール、ヒドロゲ
    ル、不活性の吸収性充填剤を含むポリ塩化ビニ
    ル、トリアセチルセルロース、コポリエーテルポ
    リカーボネート、ポリエチレングリコール―ポリ
    エチレン、テレフタレート共重合体及び親水性ポ
    リウレタンからなる隔膜群から選ばれる、特許請
    求の範囲第1項〜第7項のいずれか1項に記載の
    デイスペンサ。 10 前記親水性隔膜が、冷水に不溶性のポリビ
    ニルアルコールの隔膜である、特許請求の範囲第
    9項に記載のデイスペンサ。 11 前記親水性隔膜が、25〜30%の平衡含水率
    を有するオキシエチルメタクリレートヒドロゲル
    からなる、特許請求の範囲第9項に記載のデイス
    ペンサ。 12 前記親水性隔膜が、50〜55%の平衡含水率
    を有するセロフアンからなる、特許請求の範囲第
    9項に記載のデイスペンサ。 13 前記親水性隔膜が、60〜80重量%の2―オ
    キシエチルメタクリレート及び相応じて40〜20%
    のイソシアネート末端基含有ポリエーテル―ビス
    ウレタンの架橋結合ブロツク重合体からなつてい
    て、15〜25重量%の平衡含水率を有する、特許請
    求の範囲第9項に記載のデイスペンサ。 14 前記親水性隔膜が、ポリ(オキシエチルメ
    タクリレート)を塗被したロ紙からなる、特許請
    求の範囲第9項に記載のデイスペンサ。 15 前記親水性隔膜が、不活性の吸収性充填剤
    を含有しかつ50〜60重量%の平衡含水率を有する
    微孔質の親水性ポリ塩化ビニルフイルムからな
    る、特許請求の範囲第9項に記載のデイスペン
    サ。 16 前記容器の前記隔膜以外の壁が折りたたみ
    可能でありかつ前記空気処理剤含有液体がその消
    費の完了まで常に前記容器に充満している、特許
    請求の範囲第1項〜第7項のいずれか1項に記載
    のデイスペンサ。 17 前記容器の壁が前記隔膜により構成されて
    おりかつ折りたたみ可能である、特許請求の範囲
    第1項〜第7項のいずれか1項に記載のデイスペ
    ンサ。
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