JPS6236625B2 - - Google Patents
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- JPS6236625B2 JPS6236625B2 JP55132359A JP13235980A JPS6236625B2 JP S6236625 B2 JPS6236625 B2 JP S6236625B2 JP 55132359 A JP55132359 A JP 55132359A JP 13235980 A JP13235980 A JP 13235980A JP S6236625 B2 JPS6236625 B2 JP S6236625B2
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- Japan
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- electret
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- surface potential
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- Expired
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Landscapes
- Electrostatic, Electromagnetic, Magneto- Strictive, And Variable-Resistance Transducers (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はエレクトレツトの製造方法に関する。
通常エレクトレツトとは自発分極を持たせない
誘導電体物質に永久的に持続する電気的分極を付
与した事を特徴とする物質として定義されてい
る。
誘導電体物質に永久的に持続する電気的分極を付
与した事を特徴とする物質として定義されてい
る。
この様に定義されるエレクトレツトとは、広義
には圧電性、焦電性を利用できるエレクトレツト
と、電圧分極によつて生じる表面電位を利用する
エレクトレツトに分類される。
には圧電性、焦電性を利用できるエレクトレツト
と、電圧分極によつて生じる表面電位を利用する
エレクトレツトに分類される。
この内前者の圧電性、焦電性を利用するエレク
トレツトは通常誘電性素体の両主面に電極を設
け、所定温度に加熱後直流電圧を印加して分極処
理を施した後印加電圧を零とする(つまり電圧印
加により電極に与えられた電荷を0とする。)事
により得られる。このエレクトレツトは外界に対
して電気力線を生ぜず、表面電位を利用する事は
できないが、電圧性、焦電性を有するものであ
る。
トレツトは通常誘電性素体の両主面に電極を設
け、所定温度に加熱後直流電圧を印加して分極処
理を施した後印加電圧を零とする(つまり電圧印
加により電極に与えられた電荷を0とする。)事
により得られる。このエレクトレツトは外界に対
して電気力線を生ぜず、表面電位を利用する事は
できないが、電圧性、焦電性を有するものであ
る。
これに対し後者の表面電位を利用できるエレク
トレツトは静電型マイクロホンや静電型ヘツドホ
ンなどの成極電圧源として用いられており、この
他にも静電型電気−機械変換、機械−電気変換動
作を必要とするほとんどの機器に使用可能であ
り、利用価値の高いものである。
トレツトは静電型マイクロホンや静電型ヘツドホ
ンなどの成極電圧源として用いられており、この
他にも静電型電気−機械変換、機械−電気変換動
作を必要とするほとんどの機器に使用可能であ
り、利用価値の高いものである。
この様なエレクトレツトの製造方法として、一
般にいわゆる熱エレクトレツト化方法、エレクト
ロ・エレクトレツト化方法が用いられているが、
これらの方法を用いた場合には、エレクトレツト
の表面電位分布が不均一になり易く、又表面電位
の制御が必ずしも充分に行えないという欠点を有
していた。
般にいわゆる熱エレクトレツト化方法、エレクト
ロ・エレクトレツト化方法が用いられているが、
これらの方法を用いた場合には、エレクトレツト
の表面電位分布が不均一になり易く、又表面電位
の制御が必ずしも充分に行えないという欠点を有
していた。
本発明は上記の点に鑑み表面電位を利用するエ
レクトレツト(以下単にエレクトレツトと称す)
においてエレクトレツトの表面電位分布が均一
で、かつ表面電位の制御が容易なエレクトレツト
の製造方法を提供する事を目的とする。
レクトレツト(以下単にエレクトレツトと称す)
においてエレクトレツトの表面電位分布が均一
で、かつ表面電位の制御が容易なエレクトレツト
の製造方法を提供する事を目的とする。
本発明はエレクトレツト素体の両主面にそれぞ
れ金属層を一体化する第1の工程と、前記金属層
間に直流電流を印加し、前記直流電流を印加した
状態から、前記電圧印加により前記金属層に与え
られた電荷が残留した状態で前記電圧印加を中止
しエレクトレツト化する第2の工程とを具備した
エレクトレツトの製造方法である。
れ金属層を一体化する第1の工程と、前記金属層
間に直流電流を印加し、前記直流電流を印加した
状態から、前記電圧印加により前記金属層に与え
られた電荷が残留した状態で前記電圧印加を中止
しエレクトレツト化する第2の工程とを具備した
エレクトレツトの製造方法である。
つまり本発明方法においては、エレクトレツト
素体の両主面に一体化された金属層に直流電圧を
印加し、この電圧印加状態から電圧印加回路を開
回路状態とし印加電圧を“0”とする(つまり電
圧印加により電極に与えられた電荷が残留した状
態で開回路状態とする。)事によりエレクトレツ
ト化処理が行なわれるというものである。
素体の両主面に一体化された金属層に直流電圧を
印加し、この電圧印加状態から電圧印加回路を開
回路状態とし印加電圧を“0”とする(つまり電
圧印加により電極に与えられた電荷が残留した状
態で開回路状態とする。)事によりエレクトレツ
ト化処理が行なわれるというものである。
この様に製造する事により、まず印加電圧に対
応して再現性よく表現電位を制御する事が出来、
又表面に金属層を有する為に表面電位が均一なも
のが得られるというものである。
応して再現性よく表現電位を制御する事が出来、
又表面に金属層を有する為に表面電位が均一なも
のが得られるというものである。
なお本発明において用いられるエレクトレツト
素体としては、高い絶縁抵抗を有するポリ四弗化
エチレン、FEPテフロン、ポリエチレン、ポリ
プロピレン等の誘電体を用いる事ができ、また比
較的容易にエレクトレツト化できるポリ弗化ビニ
リデン、ポリメチルメタアクリレートなどを用い
る事もできる。
素体としては、高い絶縁抵抗を有するポリ四弗化
エチレン、FEPテフロン、ポリエチレン、ポリ
プロピレン等の誘電体を用いる事ができ、また比
較的容易にエレクトレツト化できるポリ弗化ビニ
リデン、ポリメチルメタアクリレートなどを用い
る事もできる。
また本発明方法における第1の工程においてエ
レクトレツト素体と金属層とを設ける手段として
は、通常の接着剤を用いることも可能であるが、
金属と熱融着可能のエレクトレツト素材において
は熱融着による方が簡便である。
レクトレツト素体と金属層とを設ける手段として
は、通常の接着剤を用いることも可能であるが、
金属と熱融着可能のエレクトレツト素材において
は熱融着による方が簡便である。
さらに第2の工程におけるエレクトレツト化工
程は常温で行う事ができ、印加する直流電圧はエ
レクトレツト素材の絶縁破壊電圧以下であれば、
特に制限はない。
程は常温で行う事ができ、印加する直流電圧はエ
レクトレツト素材の絶縁破壊電圧以下であれば、
特に制限はない。
以下本発明方法を具体例を用いて説明する。先
ず第1図に断面的に示す如くエレクトレツト素体
1としての75μm厚のFEPテフロン・フイルム
(パーフロロ・エチレン−プロピレン共重合体の
Dupont社商品名)両主面にAlからなる金属層
2,2′を一体的に設け、直径60mmの円盤状試料
とした(第1の工程)。次に前記金属層2′を接地
した状態で1KVの直流電圧を1秒間金属層2に印
加し、この電圧印加より前記金属層に与えられた
電荷が残留した状態で前記電圧印加を中止してエ
レクトレツト素体1をエレクトレツト化した。こ
の様にして得られたエレクトレツトの表面電位分
布を調べたところ第2図曲線Aの如く均一な表面
電位を有していた。
ず第1図に断面的に示す如くエレクトレツト素体
1としての75μm厚のFEPテフロン・フイルム
(パーフロロ・エチレン−プロピレン共重合体の
Dupont社商品名)両主面にAlからなる金属層
2,2′を一体的に設け、直径60mmの円盤状試料
とした(第1の工程)。次に前記金属層2′を接地
した状態で1KVの直流電圧を1秒間金属層2に印
加し、この電圧印加より前記金属層に与えられた
電荷が残留した状態で前記電圧印加を中止してエ
レクトレツト素体1をエレクトレツト化した。こ
の様にして得られたエレクトレツトの表面電位分
布を調べたところ第2図曲線Aの如く均一な表面
電位を有していた。
なお第2図中曲線Bは従来のコロナ放電により
金属層のないFEPテフロン・フイルムをエレク
トレツト化した場合の表面電位の分布を示す。
金属層のないFEPテフロン・フイルムをエレク
トレツト化した場合の表面電位の分布を示す。
また第3図は上記実施例により得られたエレク
トレツトの経時特性を示す曲線図である。つまり
所定の直流電圧を印加する事により極めて安定し
た特性(表面電位)を有するものが得られる。
トレツトの経時特性を示す曲線図である。つまり
所定の直流電圧を印加する事により極めて安定し
た特性(表面電位)を有するものが得られる。
さらに本発明方法においてはエレクトレツト表
面の電位を再現性よく容易に制御する事ができる
という利点を有する。つまり上記実施例で示した
如く、1KVの直流電圧を印加した場合には再現性
よく約1KVの表面電位のエレクトレツトを得る事
ができ、又例えば800Vの直流電圧を印加すれ
ば、800Vの表面電位を有することが容易かつ確
実に得る事ができた。
面の電位を再現性よく容易に制御する事ができる
という利点を有する。つまり上記実施例で示した
如く、1KVの直流電圧を印加した場合には再現性
よく約1KVの表面電位のエレクトレツトを得る事
ができ、又例えば800Vの直流電圧を印加すれ
ば、800Vの表面電位を有することが容易かつ確
実に得る事ができた。
以上の如く本発明方法に用いる事により表面電
位の分布が均一で経時特性に優れ、かつ表面電位
を容易に制御する事が可能なエレクトレツトを得
る事ができる。
位の分布が均一で経時特性に優れ、かつ表面電位
を容易に制御する事が可能なエレクトレツトを得
る事ができる。
また本発明方法によつて得られるエレクトレツ
トは、エレクレツト素体表面近傍の分極電荷によ
つて安定化された金属層の電荷を利用するものと
考えられるため、エレクトレツトの形状を任意に
選定する事ができる。例えば第4図a,b,c,
d,eに示す如く、球状、かまぼこ状、立方体状
等のエレクトレツトを容易に得る事ができ、エレ
クトレツトの用途を著しく広いものとする事がで
き、実用上本発明方法は利用価値の大きなものと
言う事ができる。
トは、エレクレツト素体表面近傍の分極電荷によ
つて安定化された金属層の電荷を利用するものと
考えられるため、エレクトレツトの形状を任意に
選定する事ができる。例えば第4図a,b,c,
d,eに示す如く、球状、かまぼこ状、立方体状
等のエレクトレツトを容易に得る事ができ、エレ
クトレツトの用途を著しく広いものとする事がで
き、実用上本発明方法は利用価値の大きなものと
言う事ができる。
第1図は本発明方法を示す断面図。
1……エレクトレツト素体、2,2′……金属
層。 第2図及び第3図は本発明方法により得たエレ
クトレツトの特性例を示す曲線図、第4図はa,
b,c,d,eは本発明方法により得たエレクト
レツトの断面図。
層。 第2図及び第3図は本発明方法により得たエレ
クトレツトの特性例を示す曲線図、第4図はa,
b,c,d,eは本発明方法により得たエレクト
レツトの断面図。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 エレクトレツト素体の両主面にそれぞれ金属
層を一体化する第1の工程と、 前記金属層間に直流電圧を印加し、前記直流電
圧を印加した状態から、前記電圧印加により前記
金属層に与えられた電荷が残留した状態で、前記
電圧印加を中止しエレクトレツト化する第2の工
程とを具備した事を特徴とするエレクトレツトの
製造方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55132359A JPS5758310A (en) | 1980-09-25 | 1980-09-25 | Method of producing electret |
EP81107385A EP0048902A3 (en) | 1980-09-25 | 1981-09-18 | Method for manufacturing electret device and condenser type electro-acoustic transducer having electrets |
CA000386656A CA1197605A (en) | 1980-09-25 | 1981-09-25 | Method for manufacturing electret device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55132359A JPS5758310A (en) | 1980-09-25 | 1980-09-25 | Method of producing electret |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5758310A JPS5758310A (en) | 1982-04-08 |
JPS6236625B2 true JPS6236625B2 (ja) | 1987-08-07 |
Family
ID=15079512
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55132359A Granted JPS5758310A (en) | 1980-09-25 | 1980-09-25 | Method of producing electret |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5758310A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2595768B2 (ja) * | 1990-05-25 | 1997-04-02 | 凸版印刷株式会社 | 画像形成媒体 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5024440A (ja) * | 1973-07-04 | 1975-03-15 | ||
JPS5245097A (en) * | 1975-10-07 | 1977-04-08 | Rikagaku Kenkyusho | Making process for electret |
-
1980
- 1980-09-25 JP JP55132359A patent/JPS5758310A/ja active Granted
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5024440A (ja) * | 1973-07-04 | 1975-03-15 | ||
JPS5245097A (en) * | 1975-10-07 | 1977-04-08 | Rikagaku Kenkyusho | Making process for electret |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5758310A (en) | 1982-04-08 |
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