JPS6236114Y2 - - Google Patents

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JPS6236114Y2
JPS6236114Y2 JP8697581U JP8697581U JPS6236114Y2 JP S6236114 Y2 JPS6236114 Y2 JP S6236114Y2 JP 8697581 U JP8697581 U JP 8697581U JP 8697581 U JP8697581 U JP 8697581U JP S6236114 Y2 JPS6236114 Y2 JP S6236114Y2
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pressure
pressure side
mover
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low
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は急激な過圧によつて圧力センサが損傷
するのを防止する差圧計の過負荷防止装置に関す
るものである。
例えば管内流体の流量を測定しようとする場
合、管内にオリフイス板を設けて流体抵抗とし、
その上流側と下流側との圧力差を測定して所定の
演算式に基づき流量を算定することが行なわれて
いる。この種の圧力差測定に用いられる差圧計
は、高圧側と低圧側との両側面を受圧ダイヤフラ
ムで閉塞されたボデイを備えており、その内室に
封入された内封液を受圧ダイヤフラムの受圧によ
つて移動させ、この移動による感圧ダイヤフラム
の変形歪を電気的出力として取出して演算機構へ
送信することによつて差圧を算定するものであ
る。
ところで、この種の差圧計においては、プロセ
スの測定仕様に応じた適切な寸法、強度、材料な
どを備えた受圧ダイヤフラムが選定されて用いら
れたとしても、時には過度の負荷を受けることが
あつて、この過圧が圧力センサである感圧ダイヤ
フラムに及びこれを損傷させて爾後の測定を不可
能にすることがある。
そこで従来、この過負荷を防止する対策とし
て、第1図に示すようにボデイ内室内の隔壁1に
受圧ダイヤフラムの受圧とともに軸方向へ移動す
る移動子2を挿通し、受圧ダイヤフラムの過負荷
時には移動子2に設けたOリング3,4を隔壁1
に接座させることにより、隔壁1の透孔5からの
内封液の移動を阻止して感圧ダイヤフラムに過負
荷が及ばないようにした過負荷防止装置が提案さ
れた。
しかしながら、このような従来の過負荷防止装
置においては、移動子2を隔壁1側に固定した板
ばね6に固定状態で支持させたので、板ばね6の
ばね定数を高圧PH側基準で設定した場合、低圧
L側の過圧でOリング4を隔壁1に接座させる
ためには、低圧側のOリング4と隔壁1との間隔
t1を高圧側の間隔t2よりも可成り小さくしなけれ
ばならない。したがつて、Oリング3,4間の寸
法やOリング接座面の仕上げ精度を要求され、こ
のために加工や調節作業が困難となるばかりでな
く、過負荷時に誤動作するという不具合があつ
た。
本考案は以上のような点に鑑みなされたもの
で、ボデー内室の隔壁に挿通され隔壁両側に弾性
シール環を備えた移動子の低圧側端部とボデイ側
とをばね手段で連結し、このばね手段と圧力応動
素子との協働により移動子を常時中立位置に保持
させるとともに、このばね手段の移動子保持部と
移動子の低圧側先端鍔部との間に別のばね手段を
介装し、移動子が高圧側へ移動するときに蓄積さ
れる弾発力で他方のばね手段を押圧させるように
構成することにより、低圧側の圧力変化による移
動子の高圧側への移動に抗するばね力を弱め、低
圧側弾性シール環のストロークを長くとることを
可能にして弾性シール環の調整およびその接座面
の加工を容易ならしめた差圧計の過負荷防止装置
を提供するものである。
以下、本考案の一実施例を図面に基いて詳細に
説明する。
第2図および第3図は本考案に係る過負荷防止
装置の一実施例を示し、第2図はこれを実施した
差圧計の断面図、第3図は板ばねの斜視図であ
る。図において、差圧計11はシリコン油等の内
封液12を内封したボデイ13を備えており、そ
の左右両側面すなわち受圧面には、受圧ダイヤフ
ラム14,15が、これを覆うカバー16,17
で周縁部を固定されて配設されている。差圧計1
1は、図の右側が高圧側であつて、管路の高圧部
からの圧力PHがカバー16の孔18を通つて導
かれ、受圧ダイヤフラム14に印加されている。
また、図の左側が低圧側であつて、管路の低圧部
からの圧力PLがカバー17の孔19を通つて導
かれ、受圧ダイヤフラム15に印加されている。
ボデイ13の内室は、隔壁20で左右幅方向に2
分されており、この隔壁20に設けた透孔には、
全体を符号21で示す移動子の軸部が挿通されて
いる。移動子21は、隔壁20の高圧側内室内に
配設されたベローズ支持部材22と、低圧側内室
から隔壁20に軸部を挿通されてねじ部をベロー
ズ支持部材22に進退調節自在に螺入された移動
子本体23とで形成されており、隔壁20の透孔
を移動子21の軸部よりも大径に形成することに
より、内封液12は透孔を通つて隔壁20の両側
内室間を自由に移動するように構成されている。
24は、隔壁20の高圧側内室内に配設された圧
力応動素子としてのベローズであつて、受圧ダイ
ヤフラム14に近接して設けられた開口壁25の
開口周縁部に固定端を固定されており、また、前
記移動子21のベローズ支持部材22に可動端を
固定されている。こうすることにより高圧側内室
には、隔壁20の透孔で低圧側と連通するベロー
ズ24外部の低圧部と、ベローズ24内部の高圧
部とが隔成されている。そして、この低圧部から
は、導通孔26が上方へ延びて上部室27内の圧
力センサ28へ導かれており、また、低圧部と連
通する受圧ダイヤフラム14の上端部近傍からも
別の導通孔29が圧力センサ28へ導かれてい
る。圧力センサ28は、半導体ダイヤフラムとス
トレンゲージなどを備えた従来公知のものであつ
て、導通孔29からの高圧PHと導通孔26から
の低圧PLとの差圧PH−PLによつて半導体ダイ
ヤフラムが変形し、この変形をストレンゲージが
電気的に取り出して発信するように構成されてい
る。
一方、前記移動子21は、一端をベローズ24
に固定されているとともに、他端である移動子本
体23の段部を、第1のばね部材としての板ばね
30に支持されている。板ばね30は、第3図に
示すように中央円板部とこれから放射状に突出す
る複数個の脚部とで形成されており、円板部の円
孔で移動子本体23を摺動自在に支持していると
ともに、脚部をボデイ13の内室周縁部に上ねじ
で固定されている。31は第2のばね部材として
の皿ばねであつて、移動子本体23に嵌装されて
その先端鍔部と板ばね30との間に介装されてい
る。この皿ばね31は、板ばね30に対して移動
子21を低圧側へ移動させる方向の弾発力を有し
ており、換言すれば移動子21が高圧側へ移動す
るときに蓄積される弾発力で板ばね30を押圧す
るように構成されている。さらに、隔壁20の両
面に対向する移動子本体23の段部端縁とベロー
ズ支持部材の端縁部とには、それぞれ弾性シール
環としてのOリング32および33が嵌装されて
おり、移動子21が移動してOリング32,33
のいずれかゞ隔壁20に接座することによりその
透孔が閉塞されて内封液12の移動が遮断される
ように構成されている。
以上のように構成された差圧計11ならびに過
負荷防止装置の動作を説明する。管路内高圧部の
圧力PHが受圧ダイヤフラム14に印加され低圧
部の圧力PLが受圧ダイヤフラム15に印加され
ると、高圧PHは導通孔29を通つて圧力センサ
28へ導かれ、また低圧PLは隔壁20の透孔と
導通孔26を通つて圧力センサ28へ導かれると
ともに、圧力センサ28が高圧PHと低圧PLとの
差圧PH−PLを検出し電気信号に変換して発信す
る。また、これと同時に高圧PHがベローズ24
の内部へ作用し、低圧PLがベローズ24の外部
へ作用するので、ベローズ24が差圧PH−PL
比例した量だけ伸びて移動子21を低圧側へ移動
させるが、移動子21の低圧側先端段部が板ばね
30と係合しているので、ベローズ24と板ばね
30とが協働して移動子21を中立状態で停止さ
せる。
そしていま、高圧側に所定圧以上の過圧が生じ
ると、ベローズ24がさらに伸びて移動子21で
板ばね30を弾性変形させ、高圧側のOリング3
3が隔壁20に接座する。したがつて、低圧側か
らの内封液12の移動が遮断され、この遮断時の
圧力以上の圧力が高圧側に作用しても、この圧力
が両方の導通孔26,29を通り圧力センサ28
の両側へ同時に作用して消去されるので、圧力セ
ンサ28の過負荷による損傷を防止することがで
きる。
また、低圧側に所定圧以上の過圧が生じると、
この圧力がベローズ24の外部に作用してこれを
圧縮させ、移動子21が高圧側へ移動して先ず皿
ばね31を圧縮させる。この圧縮により皿ばね3
1に蓄積される弾発力で板ばね30が押圧され、
皿ばね31の弾発力が板ばね30のばね定数を越
えると、板ばね30が変形し、Oリング32が隔
壁20に接座することにより移動子21の移動が
停止する。Oリング32の接座による高圧側への
内封液12の移動が遮断され、この遮断時の圧力
以上の圧力が低圧側に作用しても、この圧力が圧
力センサ28に及ぶことがなく、その損傷を防止
することができる。
以上説明したように、過圧が高圧側と低圧側と
のいずれに作用してもOリング33または32が
接座し、過圧が圧力センサ28に及ぶことがない
が、この過負荷防止装置においては、移動子21
を板ばね30によつて摺動自在に支持させるとと
もに、皿ばね31を設けたことにより、第1図に
示す従来のものと比較して次のような差異と効果
を有する。
すなわち、第4図は横軸に差圧、縦軸に移動子
21の変位量をとつた関係線図であつて、この図
と第2図とに基いて説明する。第4図の縦軸位置
は無負荷の状態を示し、この位置から差圧PH
Lが生じると移動子21が低圧方向へ移動し、
第4図ではこれを縦軸と横軸との交点から斜め上
方へ延びる実線で示している。そして、この差圧
が制限圧力を越えると、前述したようにOリング
33が接座し、第4図ではこの点を横座標POH
縦座標XOHとの交点Aで示している。その上の水
平線BはOリング33がつぶれて移動子21が完
全に停止した状態を示している。そして、この移
動子21の低圧側への移動動作においては、移動
子本体23の段部が板ばね30に当接することに
より、皿ばね31が全く変形せず、第1図に示す
ように移動子2を板ばね6に固定したものと同様
に動作し、したがつて第4図の高圧側の線は従来
のものも第2図に示すものも同じである。
次に、低圧側に高圧側よりも高い圧力が生じる
と、移動子21が高圧側へ移動し、これが制限圧
力を越えると、前述したようにOリング32が接
座する。この場合、第4図において、従来のもの
は差圧と移動子変位との関係線図が破線Cで示す
ように高圧側の実線と同じ勾配となり、Oリング
32の接座点は横軸座標XOL′と縦軸座標POL
交点Dとなる。これに対して第2図に示す装置に
おいては、皿ばね31を設けたことにより、板ば
ねのみのものと比較した場合、低圧側からの差圧
変化による移動子21の高圧側への移動に抗する
ばね力が弱くなり、換言すれば同じ差圧に対して
移動子21の移動量が大きくなる。これを第4図
で示すと、実線Eとなり、Oリング32の接座点
の縦座標は同じ差圧POLに対して従来のXOL′か
らXOLとなる。破線Cと実線Eとの絶対長を比較
すれば明らかなように、第2図に示す装置は従来
の装置よりも中立位置から接座位置までのOリン
グ32のストロークすなわちOリング32と隔壁
20との間隔を大きくとることができ、したがつ
て接座面の加工やOリング32,33の間隔調整
に従来のような高精度を要求されることがない。
なお第4図における低圧側の水平線も、高圧側の
水平線Bと同様でOリング32がつぶれて移動子
21が完全に停止した状態を示している。
第5図は本考案の他の実施例を示す要部の断面
図であつて本実施例においては、前記実施の皿ば
ね31の代りに圧縮コイルばね34を用いたもの
であつてその作用効果は前記実施例と全く同じで
ある。
以上の説明により明らかなように、本考案によ
れば、差圧計においてボデイ内室の隔壁に挿通さ
れ隔壁両側に弾性シール環を備えた移動子の低圧
側端部とボデイ側とをばね手段で連結し、このば
ね手段と圧力応動素子との協働により移動子を常
時中立位置に保持させるとともに、このばね手段
の移動子保持部と移動子の低圧側先端鍔部との間
に別のばね手段を介装し、移動子が高圧側へ移動
するときに蓄積される弾力で他方のばね手段を押
圧させるように構成することにより、高圧側と低
圧側とのいずれに過圧が生じても弾性シール環が
隔壁に接座して過圧が圧力センサへ向うのを遮断
するので、圧力センサの損傷を防止することがで
きることはもとより、低圧側の過負荷時における
移動子の移動に抗するばね力を弱くすることがで
き、低圧側の弾性シール環と隔壁との間隔を大き
くとることができるので、弾性シール環の位置調
整やその接座面の加工に高精度を要求されること
がなく、従来と比較して調整作業や加工が著しく
容易になるとともに過負荷時の誤動作を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来における差圧計の過負荷防止装置
要部の断面図、第2図ないし第5図は本考案に係
る差圧計の過負荷防止装置の実施例を示し、第2
図はこれを実施した差圧計の断面図、第3図は板
ばねの斜視図、第4図は差圧と移動子変位量との
関係線図、第5図は本考案の他の実施例を示す要
部の断面図である。 11……差圧計、12……内封液、13……ボ
デイ、14,15……受圧ダイヤフラム、20…
…隔壁、21……移動子、24……ベローズ、3
0……板ばね、31……皿ばね、32,33……
Oリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 両側の受圧側面に受圧ダイヤフラムが配設され
    た液封入型の内室およびこれを2分する隔壁を備
    えたボデイと、前記隔壁の透孔に挿通された移動
    子と、前記隔壁の両側において前記移動子上に嵌
    装された一対の弾性シール環と、前記移動子の高
    圧側端部に可動端を固定され前記高圧側内室の開
    口端部に固定端を固定された圧力応動素子と、前
    記ボデイ側と前記移動子の低圧側端部とを連結し
    前記圧力応動素子と協働して前記移動子を常時中
    立位置に保持する第1のばね手段と、このばね手
    段の前記移動子に対する連結部と移動子の低圧側
    先端鍔部との間に介装され移動子が高圧側へ移動
    するときに蓄積される弾発力で前記第1のばね手
    段を押圧する第2のばね手段とを設けたことを特
    徴とする差圧計の過負荷防止装置。
JP8697581U 1981-06-12 1981-06-12 Expired JPS6236114Y2 (ja)

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JP8697581U JPS6236114Y2 (ja) 1981-06-12 1981-06-12

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JP8697581U JPS6236114Y2 (ja) 1981-06-12 1981-06-12

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JPS57198033U JPS57198033U (ja) 1982-12-16
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