JPS6235097B2 - - Google Patents

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JPS6235097B2
JPS6235097B2 JP7521379A JP7521379A JPS6235097B2 JP S6235097 B2 JPS6235097 B2 JP S6235097B2 JP 7521379 A JP7521379 A JP 7521379A JP 7521379 A JP7521379 A JP 7521379A JP S6235097 B2 JPS6235097 B2 JP S6235097B2
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JP
Japan
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aperture
contact piece
output
comb
adjustment
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JP7521379A
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Inventor
Masayoshi Kiuchi
Masaharu Kawamura
Hiroyasu Murakami
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Canon Inc
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Canon Inc
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Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
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Publication of JPS55166631A publication Critical patent/JPS55166631A/ja
Publication of JPS6235097B2 publication Critical patent/JPS6235097B2/ja
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Diaphragms For Cameras (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は露出誤差を調整可能にしたカメラの自
動絞り制御装置に関する。 カメラのレリーズ動作に応じて絞りの調定動作
を行ない、この絞りの調定動作に応じた調定値と
露出演算による演算値とを比較し、双方の値の差
が一定値に達つした際に電気信号を出力して絞り
の調定動作を停止させる自動絞り制御装置は知ら
れている。 この種の自動絞り制御装置は絞り制御用電磁石
の応答遅れや係止部材の応答遅れ等により、電気
信号が出力してから実際に絞りの調定動作が停止
されるまでには時間遅れが生ずるものである。こ
のため、この遅れ時間だけ、絞り調定装置が余計
に作動し、この余計に作動しただけ露出誤差とな
るものである。したがつて、自動絞り制御装置は
余計に絞り調定装置が作動する量だけ考慮に入れ
て絞りを制御しているものである。 しかしながら、絞り制御用マグネツトの応答遅
れや係止部材の応答遅れ等は個々のカメラにおい
て一様ではなく、バラツキがあるため、個々のカ
メラを同じように調整するだけでは充分に露出誤
差を補正したとは言えなかつた。 このため、従来の自動絞り制御装置は絞り調定
装置が余計に作動した量だけの露出誤差を考慮し
たうえに、さらに個々のカメラにおけるバラツキ
による誤差をも調整しているものである。この
個々のカメラにおけるバラツキによる誤差の調整
は従来、次のように行なつている。すなわち、カ
メラのレリーズ操作に応じて作動する絞り調定装
置の信号発生器としては摺動抵抗が使用されてお
り、この摺動抵抗からの可変出力を比較器に加え
るようにしているものである。したがつて、この
摺動抵抗に重み付けの抵抗を接続し、これを調整
することにより個々のカメラにおけるバラツキに
よる誤差を調整していた。このように絞りをアナ
ログ的に制御する場合には摺動抵抗に重み付け抵
抗を接続することにより誤差の調整を行なうこと
ができるものである。 しかしながら最近は絞りをデジタル的に制御す
ることが行なわれており、このデジタル的に絞り
を制御する場合に、個々のカメラにおけるバラツ
キを容易に調整する方式としては次のように行な
われていた。すなわちカメラのレリーズ操作に応
じて作動する絞り調定装置の信号発生器としては
第1図に示すような櫛歯電極が使用されており、
この櫛歯電極の互いに接続された複数の電極片1
,1,1…1n上を摺動子2が摺動される
ことにより、各電極片が主電極部3に接触するこ
とでパルスを発生させ、このパルスを比較器に加
えるようにしているものである。したがつて、
個々のカメラにおけるバラツキによる誤差を調整
するには櫛歯電極の最初から3個ぐらいの電極片
,1,1を互いに接続されたその他の電
極片1,1…1nとは別にして取り出して半
田付部1a,1b,1c,1dとし、この半田付
部1a,1b,1c,1dにリード線4,4
,4,4の一端を接続し、リード線4
,4,4の他端を基板5の2個のパター
ン6,7のうちの一方に順に選択的に接続させる
ものである。パターン6には半田付部6,6
,6が形成されており、パターン7には半田
付部7,7,7,7,7が形成されて
いる。半田付部7にはリード線4が接続さ
れ、半田付部7には比較器にパルス信号を出力
するためのリード線8が接続された構成に形成さ
れる。 しかして、カメラ組立後にリード線4,4
,4の他端がパターン6或いはパターン7の
半田付部に順に選択的に接続され、これにより、
その他の電極片1,1…1nに接続される電
極片の数が決まるものである。例えばリード線4
,4,4を実線の如くパターン6に接続し
た場合には、摺動子3が電極片1,1,1
…1n上を摺動しても、最初の3パルスだけ出力
されず、個々のカメラにおけるバラツキによる誤
差を調整することができるものである。 しかしながら、このような調整方式であると、
小さな櫛歯電極から4本のリード線をとり出さな
ければならず、非常に面倒なものである。しかも
リード線の端部をカメラ組立後に基板に半田付け
しなければならないため、基板は例えばペンタプ
リズム上に配置しなければならない。このペンタ
プリズム上にはカメラの制御回路の配線用プリン
ト基板等が配置されており、このような場所に基
板を配置することは困難なことであり、また基板
をプリント基板と一体的に形成しようとするとス
ペース的な制約を受けるものである。個々のカメ
ラにおけるバラツキによる誤差を高精度に調整す
るには調整用電極片の数を数多く必要とするが、
このようにスペース的に制限された空間に基板を
大きくすることは無理であり、調整用電極片を3
つにしているのが現状である。したがつて高精度
な調整を行なうことができなかつた。 このため絞りをデジタル的に制御する場合にカ
メラの個々のバラツキによる誤差を高精度に調整
する方式が望まれていた。 本発明は上述の欠点を除去すべく、調整のため
の導体基板から延出された複数の導体片と該導体
片に絞りのための接点を複数設けることにより単
に前記導体基板をカツトするだけで、個々のカメ
ラのバラツキによる誤差を調整しようとするもの
である。 以下本発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。第2図はカメラ内の絞り制御ユニツトの配置
を示し、11は絞りリングで、この絞りリング1
1には自動絞りAE指標と手動絞り指標が刻設さ
れるとともに、突出部11aが設けられている。
12は自動絞り指標と手動絞り指標とを合わせる
ための指標である。13は絞りプリセツトリング
で、この絞りプリセツトリング13は強いバネ1
3aにより時計方向に回動附勢されていて前記絞
りリング11の突出部11aと係合可能な突起部
13bを有している。また、絞りプリセツトリン
グ13にはアーム13cが設けられ、さらに絞り
プリセツトリング13は植設されたレバー13d
により図示しない絞り設定リングを介してベルク
ランクの回動を決定するものであり、このベルク
ランクは不図示の絞り駆動環の回動を規制して絞
りの開度を決めるものである。14は前記絞り駆
動環に植設されたピンで、このピン14の端部は
不図示のバネにより反時計方向に回動附勢された
自動絞りレバー15に係合している。30は絞り
制御ユニツトの基板で、この基板30上は次のよ
うな配置構成と成つている。16は不図示のチヤ
ージ機構に連動するチヤージギアであり、17は
セクターギアである。このセクターギア17はチ
ヤージギア16に噛合するギア17a、櫛歯電極
用摺動子18とAe係止板17bが固着されてお
り、またセクターギア17には調速用のギア1
9,20、ストツプホイール21が噛合してい
る。またセクターギア17はバネ17cにより反
時計方向に回動附勢されている。このバネ17c
は前記レンズ側のバネ13aよりは弱く設定され
ている。22はAe係止レバーで、このAe係止レ
バー22は一端がセクターギア17の係止板17
bに係止されており、他端が不図示のレリーズ機
構に連動している。23はバネ23aにより反時
計方向に回動附勢されたストツプホイール爪で、
このストツプホイール爪23の一端はストツプホ
イール21の回転を停止させるための爪部23b
があり、他端は絞り制御用マグネツトMg1のアー
マチヤー24が枢着されている。このマグネツト
Mg1は支持板25で基板30に図示点線の如くビ
ス止めされる。26は信号レバーで、この信号レ
バー25は一端で前記絞りプリセツトリング13
のアーム13cと係合し、中間部でセクターギア
17の植設ピン17dに枢着され、他端で支持レ
バー27に枢着されている。28は櫛歯電極で、
この櫛歯電極28は第3図に示す如く互いに接続
された複数の電極片28,28…28nと主
電極部29から形成され、それらの間を摺動子1
8の接点部18aが摺動して接触することにより
パルス信号を出力し、そのパルスはリード線31
により取り出される。なお各電極片28,28
…28nのうち3番目までの電極片28,2
,28は櫛歯状に接続させずに別にしてそ
れぞれ取り出し、1箇所でまとめるように接続部
28aで3つの電極片28,28,28
その他の電極片28,28…28nを接続し
ている。この接続部31の一端を半田付部28a1
にして前記リード線31を接続している。そして
個々のカメラにおける絞り制御ユニツト単体での
バラツキによる誤差を調整するためには第4図の
点線で示した接続28aの切除部28a2,28
a3,28a4をカツトすることにより電極片28
,28,28のうちのいくつかの接続を断
ち粗調整を行なうことを可能にしている。第3図
の状態は接続部28aのカツトをまつたくしなか
つた場合を示している。 32はミラー33を備えた前板で、この前板3
2の側壁にはビス止め用の穴32,32,3
,32が穿設され、この穴32,32
,32,32に絞り制御ユニツトの基板3
0のビス止め用穴30,30,30,30
が図示の如く位置され、前板32の側壁に絞り
制御ユニツトがビス止めされて取付けられる。ま
た前板32にはカメラ本体34へのビス止め用穴
32,32…3210がカメラ本体34のビス
止め用穴34,34…34に図示の如く位
置され、前板32がカメラ本体34にビス止めさ
れて取付けられる。 ここで第5図は第2図に示すカメラの絞り制御
回路を示すもので、40は電源電池で、この電池
40はレリーズボタンの第1段押圧操作に応じて
閉成するスイツチS1を介して定電圧回路41、演
算増巾器42,43、A−D変換回路44、露出
補正用演算回路45、ダウンカウンタ46、比較
器47をそれぞれ並列に接続している。また、電
池40はスイツチS1を介して抵抗R1並びにコン
デンサC1を接続しており、この抵抗R1とコンデ
ンサC1との接続点はレリーズ用電磁石Mg2を介し
てスイツチングトランジスタ48のコレクタに接
続している。S2はレリーズボタンの第2段押圧操
作に応じて閉成するスイツチで、このスイツチS2
が閉成されることにより、電池40からの電源電
圧が抵抗R2を介してトランジスタ48のベース
に加えられ、該トランジスタ48をオンするよう
になつている。定電圧回路41からは定電圧Vc
が発生され、該定電圧Vcは演算増巾器42,4
3の非反転入力端に加えられる。演算増巾器42
は入力端間に例えばシリコンフオトセル等の受光
素子49を接続し、反転入力端と出力端との間に
対数圧縮用ダイオード50を接続して、対数圧縮
されて被写体輝度に応じた電圧を出力する。演算
増巾器43は反転入力端に抵抗R3を介して測光
用演算増巾器42の出力端が接続されるととも
に、開放補正情報用可変抵抗VR1並びにフイルム
感度、シヤツタ秒時設定用可変抵抗VR2が接続さ
れている。演算増巾器43はこれらの情報をもと
にして露出演算を行ない、演算絞り値△AVをA
−D変換回路44に加える。R4は露出演算用演
算増巾器43の出力端と反転入力端との間に接続
された抵抗である。A−D変換回路44の出力は
露出補正用演算回路45に加えられるが、このA
−D変換回路44の出力端a1,a2,a3,a4,a5
らは露出演算用増巾器43の出力演算絞り値△
AVに応じて第1表のコード表に示すような出力
が得られる。
【表】 この第1表から理解できるようにA−D変換回
路44の出力は1/4段精度で絞りを制御できるよ
うになつており、それらのコード表は省略してい
る。 露出補正用演算回路45は第6図に示すように
フリツプフロツプ45,45,45,45
,45と半加算器45、全加算器45
45,45,4510から形成されており、フ
リツプフロツプ45,45,45,45
,45の各セツト端SにA−D変換回路44
の出力端a1,a2,a3,a4,a5からの出力が加えら
れる。フリツプフロツプ45の出力端Qの出力
は半加算器45の入力端xに加えられ、フリツ
プフロツプ45,45,45,45の出
力端Qの出力は全加算器45,45,45
,4510の入力端xに加えられる。半加算器4
の出力端Cの出力は全加算器45の入力端
Zに加えられ、全加算器45,45,45
の出力端Cの出力は次段の全加算器45,45
,4510の入力端Zにそれぞれ加えられる。5
1はデコーダで、このデコーダ51の入力端には
スイツチS3,S4が並列に接続されており、デコー
ダ51の出力端は露出補正用演算回路45に接続
されている。デコーダ51はスイツチS3,S4にそ
れぞれ直列に接続されたインバータ51,51
と該インバータ51,51の出力が加えら
れるアンドゲート51とを有しており、またデ
コーダ51はインバータ51,51とスイツ
チS3,S4とのそれぞれの間に前記定電圧回路41
からの定電圧Vcが加えられる抵抗R5,R6を接続
している。そしてインバータ51の出力は前記
半加算器45の入力端Yに加えられるとともに
インバータ51の出力は全加算器45の入力
端Yに加えられる。そしてアンドゲート51
出力は全加算器45,45,4510の入力端
Yに加えられるようになつている。そしてデコー
ダの出力端をm1,m2,m3,m4,m5とすると、
これらの出力端m1,m2,m3,m4,m5からはス
イツチS3,S4の開閉に応じて第2表に示すような
信号が出力される。
【表】 そして、半加算器45並びに全加算器45
,45,45,4510の出力端Sからの出
力が露出補正用演算回路45の出力としてダウン
カウンタ46の入力端P1,P2,P3,P4,P5に加え
られる。このカウンタ46の入力端CLには前記
櫛歯電極28からリード線31を介して発振パル
ス出力FPが加えられる。このカウンタ46は発
振パルスFPが加えられる。このカウンタ46は
発振パルスFPを減算カウントとし、零になると
出力が反転してローレベルとなる。比較器47は
カウンタ46の出力端が一方の入力に加えられ、
他方の入力に抵抗R7,R8の分圧が加えられる。
比較器47の出力端には前記絞り制御用マグネツ
トMg1が接続されている。 次に上記構成のカメラを組立てるにあたり、
個々のカメラにおけるバラツキによる露出誤差の
調整について説明する。 まず、基板30に各部材を取付けて第2図に示
す如く絞り制御ユニツトを形成する。この絞り制
御ユニツトは個々のユニツトにおいてバラツキを
有している。すなわち、絞り制御用マグネツトの
応答遅れや係止部材の応答遅れ等は個々の絞り制
御ユニツトにおいて一様でなはく、バラツキがあ
る。このため形成された絞り制御ユニツトは調整
してやる必要がある。つまり、応答遅れが長い絞
り制御ユニツトについてはカウンタ46から一致
信号が早目に出力されるように調整してやらなけ
ればならず、逆に応答遅れが短い絞り制御ユニツ
トについてはカウンタ46から一致信号が遅く出
力されるように調整してやらなければならない。
そのため、形成された絞り制御ユニツトを基準と
なるレンズを備えた調整装置で検査させ、誤差の
調整を行なうものである。この時調整装置で例え
ば絞り値F5.6となるような演算値を設定してお
き、そして櫛歯電極28の摺動子18を摺動させ
てやり、それから出力される発振パルスをカウン
トして、このカウント値と演算値とを比較させ絞
り制御用マグネツトMg1の通電を解除してストツ
プホイール21をクランプし、基準となるレンズ
の絞りを決めるものである。この基準となるレン
ズの実際の絞り開口を調べ、この実際の絞り値と
設定した絞り値F5.6とのバラツキをみるもので
ある。実際の絞り値と設定した絞り値F5.6とが
一致した場合には接続部28aの切除部28a2
28a3,28a4、をカツトする必要はなく電極片
28,28…28nは第3図の如くすべて互
いに接続された状態となつている。実際の絞り値
がF5.6よりF8側に1/4段ずれている場合には接続
部28aの切除部28a2をカツトし、実際の絞り
値がF5.6よりF8側に1/2段ずれている場合には接
続部28aの切除部28a3をカツトし、実際の絞
り値がF5.6よりF8側に3/4段ずれている場合には
接続部28aの切除部28a4をカツトするもので
ある。なお、個々の絞り制御ユニツトにおけるバ
ラツキによる誤差の範囲は3/4段あれば充分に調
整できるが、調整は電極片をカツトするように調
整した方が簡単であるので、実際の絞り値より絞
られる方向に誤差が生ずるように櫛歯電極28を
形成しているものである。 このように粗調整された絞り制御ユニツトを前
板32に取付けるために、基板30の穴30
30,30,30を前板32の穴32
32,32,32に合わせてビス止めし、
さらに不図示のユニツトを前板32に取付ける。
そして前板32をカメラ本体34に取付けるため
に、前板32の穴32,32,32,32
,32,3210をカメラ本体34の穴34
,34,34,34,34,34
合わせてビス止めし、さらに不図示の部品をカメ
ラ本体34に取付けるものである。 このようにしてカメラの組立を行なうが、この
組立てにより個々のカメラにおけるバラツキによ
る微小な誤差が再び生じてしまうものである。そ
れは絞り制御ユニツトの前板32への取付けや前
板32のカメラ本体34への取付けによるビスの
締め付けにより絞り制御ユニツトの各部材に応力
が加わり、係止部材の応答遅れ、絞り制御用マグ
ネツトの応答遅れがわずかに生じてしまうもので
ある。このため再び組立てられたカメラは調整し
てやる必要がある。そのため、組立てられたカメ
ラを基準となるレンズを備えた第2の調整装置で
最終調整をしてやる。この時調整装置で例えば絞
り値F5.6となるような演算値を設定しておき、
そして櫛歯電極28の摺動子18を摺動させてや
り、それから出力される発振パルスをカウントし
て、このカウント値と演算値とを比較させ絞り制
御用マグネツトMg1の通電を解除してストツプホ
イール21をクランプし、基準となるレンズの絞
りを決めるものである。この基準となるレンズの
実際の絞り開口を調べ、この実際の絞り値と設定
した絞り値F5.6とのバラツキをみるものであ
る。実際の絞り値と設定した絞り値F5.6とが一
致した場合にはスイツチS3及びS4を開放させたま
まにする。すると、デコーダ51の出力端m1
m2,m3,m4,m5からは第2表に示すような
“0、0、0、0、0”の出力が得られる。この
ため半加算器45、全加算器45,45
45,4510の出力端Sの出力はフリツプフロ
ツプ45,45,45,45,45
出力と変わることなく1、0、0、0、1となつ
ている。また実際の絞り値がF5.6よりF4側に1/4
段ずれている場合にはスイツチS3を開放したまま
にしておきスイツチS4を閉成させる。するとデコ
ーダ51の出力端m1,m2,m3,m4,m5からは
第2表に示すように“0、0、0、0、1”の出
力が得られる。フリツプフロツプ45,45
,45,45,45の出力は絞り値
F5.6に対応した出力であるから“1、0、0、
0、1”となつている。このため半加算器45
の入力端X,Yに“1、1”の信号が加えられる
から、半加算器45の出力端Sからは“0”が
出力され、出力端Cからは“1”が出力される。
このため全加算器45の出力端Sの出力が
“1”となり、出力端Cの出力は“0”のままで
ある。全加算器45,45,4510の出力端
Sの出力はフリツプフロツプ45,45,4
の出力と変わることなく“0、0、1”とな
つている。このため露出補正用回路45の出力端
n1,n2,n3,n4,n5の出力は“0、1、0、0、
1”となる。これによりダウンカウンタ46の入
力端FPに1パルス余計に加わることによりカウ
ンタ46の出力が反転することになり、F5.6よ
りF4側に1/4段だけずれている露出誤差を補正す
ることができる。さらに、実際の絞り値がF5.6
よりF4側に1/2段ずれている場合にはスイツチS4
を開放したままにしておきスイツチS3を閉成させ
る。するとデコーダ51の出力端m1,m2,m3
m4,m5からは第2表に示すような“0、0、
0、1、0”の出力が得られる。フリツプフロツ
プ45,45,45,45,45の出
力は絞り値F5.6に対応した出力であるから
“1、0、0、0、1”となつている。このため
半加算器45、全加算器45,45,45
,4510の出力端Sの出力すなわち、露出補正
用演算回路45の出力は“1、1、0、0、1”
となる。これによりダウンカウンタ46の入力端
FPに2パルス余計に加わることによりカウンタ
46の出力が反転することになり、F5.6よりF4
側に1/2段だけずれている露出誤差を補正するこ
とができる。逆に、実際の絞り値がF5.6よりF8
側に1/4段ずれている場合にはスイツチS3,S4
閉成させる。すると、デコーダ51の出力端
m1,m2,m3,m4,m5からは第2表に示すよう
に“1、0、0、0、1”の出力が得られる。フ
リツプフロツプ45,45,45,45
,45の出力は絞り値F5.6に対応した出力
であるから“1、0、0、0、1”となつてい
る。このため半加算器45、全加算器45
45,45,4510の出力端Sの出力は
“0、0、0、0、1”となる。これによりダウ
ンカウンタ46の入力端FPに1パルス少なく加
わることによりカウンタ46の出力が反転するこ
とになり、F5.6よりF8側に1/4段だけずれている
露出誤差を補正することができる。 このようにカメラ組立後にスイツチS3,S4の開
閉に応じて個々のカメラにおけるバラツキによる
露出誤差の微調整を行なうことができるものであ
る。 次に上述の如く組立てられ、露出誤差の調整さ
れたカメラの動作について説明する。まず、カメ
ラに撮影レンズを装着すると、その装着される撮
影レンズに応じて不図示の機構により開放補正情
報用可変抵抗VR1の抵抗値が設定される。また不
図示のシヤツタダイヤル並びにフイルム感度設定
ダイヤルを所望のシヤツタ秒時、装填されるフイ
ルムの感度に操作すると、それに応じて可変抵抗
VR2の抵抗値が設定される。これとともに絞りリ
ング11のAE指標を指標12に合わせてレリー
ズボタンを押圧するとスイツチS1が閉成される。
このため電池40からの電源電圧は定電圧回路4
1、演算増巾器42,43、A−D変換回路4
4、露出補正用演算回路45、ダウンカウンタ4
6、比較器47に加えられる。この演算増巾器4
2は対数圧縮されて受光素子49の出力に応じた
電圧を発生し、露出演算用演算増巾器43に加え
る。これにより演算増巾器43には測光用演算増
巾器42、可変抵抗VR1,VR2から、測光情報、
開放補正情報、シヤツタ秒時情報、フイルム感度
情報が加えられ、これらの各情報を演算増巾器4
3は演算して演算絞り値に応じた電圧を発生す
る。この演算増巾器43の出力はA−D変換回路
44に加えられ、A−D変換回路44は演算増巾
器43からのアナログ信号を1/4段精度のデジタ
ル信号に変換される。すなわち、A−D変換回路
44の出力端a1,a2,a3,a4,a5からは第1表に
示すような出力が得られる。例えばA−D変換回
路44の出力がF5.6に相当する“1、0、0、
0、1”とすると、露出補正用演算回路45の各
フリツプフロツプ45,45,45,45
,45の出力は“1、0、0、0、1”とな
り、半加算器45並びに全加算器45,45
,45,4510に加えられるが、これらの半
加算器45並びに全加算器45,45,4
,4510の出力端Sからの出力は誤差の補正
によるスイツチS3,S4の開閉に応じて上述の如く
“1、0、0、0、1”、“0、1、0、0、1”、
“1、1、0、0、1”、“0、0、0、0、1”
のうちのいずれかである。そしてレリーズボタン
をさらに押圧すると、トランジスタ48がオンす
る。このため、コンデンサC1の充電々荷が永久
磁石付マグネツトMg2を通して放電される。これ
により永久磁石による磁束と励磁コイルによる磁
束とが相殺されアーマチヤ保持レバーがバネによ
り作動し、不図示のリレーズ機構が作動する。こ
れによりAE係止レバー22が時計方向に回動す
るが、この時マグネツトMg1はスイツチS1の閉成
により通電されているので、ストツプホイール爪
21はバネ23aのバネ圧に抗して吸着されてい
る。係止レバー22の回動によりそして、セクタ
ーギヤ17の係止板17bの係止が解かれて、レ
ンズ側絞りプリセツトリング13のバネ13aに
より信号レバー26を介してセクターギア17が
バネ17cに抗して時計方向に回動する。同時に
セクターギヤ17と噛合するギア19,20スト
ツプホイール21が増速されて回転するとともに
摺動子18が櫛歯電極28上を摺動する。この時
摺動子18の接点18aが主電極部29に各電極
片28,28…28nを順に接触させること
により、リード線31からダウンカウンタ46の
入力端CLにパルスを加えることになる。しか
し、接続部28aの切除部28a2,28a3,28
a4は上述の如く誤差の補正に応じてカツトされて
いるので、パルスを最初に発生させることになる
電極片は電極片28,28,28,28
のうちいずれかである。こうしてカウンタ46の
入力端CLにパルスが加えられることにより、カ
カンタ46は入力されるパルス数に応じてダウン
カウントされる。カウンタ46には上述の如くス
イツチS3,S4の開閉に応じて“1、0、0、0、
1”、“0、1、0、0、1”、“1、1、0、0、
1”、“0、0、0、0、1”のうちのいずれかの
入力が加えられており、カウンタ46はそれらの
いずれかの入力値を電極片28,28,28
,28のうちのいずれかからパルスが最初に
加えられることによりダウンカウントすることに
なる。いずれにしてもカウンタ46はダウンカウ
ントしてカウント0になると、カウンタ46はロ
ーレベル信号を出力し、このローレベル信号は比
較器47に加えられる。このため比較器47の出
力は反転してローレベルからハイレベルとなり、
マグネツトMg1への通電が断たれる。これにより
マグネツトMg1はアーマチヤ24の吸着を解除す
るので、ストツプホイール爪23はバネ23aに
より反時計方向に回動して、ストツプホイール2
1の回動を停止させる。この停止位置は信号レバ
ー26と係合した絞りプリセツトリング13の回
動位置を規制したことになり絞り値が決定され
る。前記不図示のレリーズ機構は係止レバー22
の解除とほぼ同じくして自動絞りレバー15を作
動させるので、絞り駆動環のピン14が時計方向
に回動して絞りを決定された絞り値まで絞り込
み、絞りの絞り込み動作が完了するものである。 そしてミラー33がアツプしてシヤツタ制御さ
れ、露出動作が完了する。その後ミラー33が復
帰して自動絞りレバーが復帰動作し、絞り羽根を
開放にして撮影が完了する。 レリーズボタンの押圧を解除すると、スイツチ
S1,S2が開放されるので、電池40からの各回路
への電源電圧の供給が断たれる。 そして、巻上げ動作後に再びレリーズボタンを
押圧すれば次の撮影を行なうことができるもので
ある。 以上の実施例では個々のカメラのバラツキによ
る露出誤差の微調整をスイツチS3,S4の開閉によ
り行なつたが、本発明は第7図の如く半田付を行
なうか行なわないかによつても同様に実施できる
ものである。すなわち、60は第5図及び第6図
で示すデコーダ51を備えたICで、このIC60
の端子60,60はデコーダ51の入力端で
ある。この端子60,60にはパターン61
,61が接続され、このパターン61,6
のそれぞれの先端はボルト62でアースされ
たパターン63の端部63,63と対向配置
され、それらで半田付部64,64を形成し
ている。そして半田付部64,64に半田付
処理を施すことによつてパターン61,61
がパターン63に接続されるものである。したが
つて半田付部64,64のそれぞれ半田付処
理を施すか施さないかによつてスイツチと実質的
に同じ働きを備えるものである。なお、65は
IC60並びにパターン61,61,61
を備えたプリント基板である。 このように半田付処理を施すか施さないかによ
つて露出誤差を調整することができるものである
から、特別にスイツチを設けることなくスペース
も少なく、コストもほとんどかからないものであ
る。 以上詳記したように本発明によれば絞り制御ユ
ニツトはそのユニツト製作時に露出誤差を粗調整
し組立後に2つの接点部をそれぞれ閉成するか、
閉成しないかによつて、演算出力を補正するよう
に露出誤差を微調整しているから、従来の如く櫛
歯電極からリード線をとり出す必要がなく、スペ
ースの狭いカメラ内を数多いリード線で複雑にす
ることがない。また、露出誤差の調整を2段階で
行なつており、組立後の調整は2つの接点部の開
閉だけで行なつているので、従来よりも高精度な
露出誤差の調整が行なえるうえに、調整のための
スペースは2つの接点部だけですみ、スペース的
制約をあまりとらないカメラの自動絞り制御装置
を提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のカメラの露出誤差調整部を示す
構成図、第2図は本発明の一実施例に係わり、絞
り制御ユニツトのカメラ内の配置を示す構成図、
第3図は第2図に示す絞り制御ユニツトの櫛歯電
極の詳細図、第4図は第3図に示す櫛歯電極の接
続部の拡大図、第5図は第2図に示すカメラの絞
り制御回路図、第6図は第5図の露出補正用演算
回路並びにデコーダの詳細図、第7図は第5図及
び第6図に示す補正用スイツチに代わる他の接点
構成の例を示す図である。 18……摺動子、28……櫛歯電極、28
28n……電極片、28a……接続部、32……
前板、34……カメラ本体、44……A−D変換
回路、45……露出補正用演算回路、46……ダ
ウンカウンタ、47……比較器、51……デコー
ダ、S3,S4……補正用スイツチ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 所定間隔で、かつ並行に共通導体片から延出
    した複数の接片群が設けられる櫛歯状電極パター
    ンと、初期位置からの変位位置の関数として絞り
    開口値を決定する絞り規制部材の変位に連動して
    前記櫛歯状電極パターンの一方の端に位置する接
    片から他方の端に位置する接片方向へ向つて各接
    片を順次摺動する摺動接片とを設け、該摺動接片
    と前記櫛歯状電極パターンの各接片との接触信号
    を前記共通導体片を介して検出し、前記絞り規制
    部材にて規制される絞り開口値を前記接触信号の
    検知数として求める絞り開口検知装置において、 前記櫛歯状電極パターンの前記一方の端に位置
    する接片から更に前記摺動接片の摺動開始方向に
    向けて所定間隔で、かつ前記櫛歯状電極パターン
    の前記一方の端に位置する接片に対して並行に設
    けられた複数の調整用接片を配し、該調整用接片
    を前記共通接片に対して接続用導体を介して接続
    し、前記調整用接片と接続する接続用導体を適宜
    カツトすることにより前記共通接片と接続される
    調整用接片数を調整することを特徴とする絞り開
    口検知装置。
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