JPS623504A - 自動車用tvアンテナ装置 - Google Patents

自動車用tvアンテナ装置

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JPS623504A
JPS623504A JP60143091A JP14309185A JPS623504A JP S623504 A JPS623504 A JP S623504A JP 60143091 A JP60143091 A JP 60143091A JP 14309185 A JP14309185 A JP 14309185A JP S623504 A JPS623504 A JP S623504A
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JP
Japan
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high frequency
pillar
antenna
pickup
loop coil
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JP60143091A
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English (en)
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Junzo Oe
準三 大江
Hiroshi Kondo
近藤 弘志
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Priority to AT86304288T priority patent/ATE59736T1/de
Priority to CA000510990A priority patent/CA1258704A/en
Priority to DK269386A priority patent/DK269386A/da
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は自動車用TVアンテナ装置、特に自動車の車体
で受信した放送波によって誘起された表面電流を複数の
高周波ピックアップで検出し、ダイバシティ受信を行う
自動車用TVアンテナ装置に関するものである。
L従来の技術] 近年自動車にはテレビジョン(TV)受像器が搭載され
るケースが増加しており、このような自動車においてT
V放送波の効果的な受信を行う自動車用T Vアンテナ
装置の重要性が高まってきている。
ところで、TV放送波のような■トIFLo帯(90〜
 108HIIZ)   、  V  HF  Hi 
  帯  (170〜 220HIIz)   。
U HF帯(440〜770HIIz)等の高周波電波
ハe 進性が強く、直接波とビルや山などで反射した反
射波が干渉してゆがみが発生したり、あるいは自動車を
停車してTV受信を行っているときに、側方を仙の車両
が通過し、電波が乱された場合などに、瞬間的に音がと
ぎれたりするマルチパスノイズが起こり、一本のアンテ
ナで受信する自動車用アンテナ装置ではTV放送波の受
信時に生ずるこのようなマルチパスノイズを低減するこ
とができない。
また、自動車の走行中には、一般的なポールアンテナで
は、その指向特性のため放送波の到来方向に対して自動
車の向ぎが変わるたびに受信状態が変化し、自vJ巾の
移動時に例えばTV放送の音声のみを聴取づる場合にも
、TV放送波を安定して受信することが難しい。
そこで1.従来から車体に2本以上のアンテナを所用間
隔を置いて配設し、この複数のアンテナのうち受信状態
の良好なアンテナを自動的に選択し、アンテナの指向特
性を向上させるとともに、マルチパスノイズの低減を図
ったダイバシテイ受信方式の自動車用TVアンテナ装置
が知られている。
ところが、従来における一般的なアンテナは、ボールア
ンテナで、車体から突出したアンテナはその受信特性の
上では好ましい面もあるが、車体デザインの面において
は常に邪魔者扱いされるという宿命を有していた。
特に前述のごとく自動車用TVアンテナ装置によりダイ
バシテイ受信を行う場合には複数本の新たなアンテナを
設置する必要があり、一般的なボールアンテナを用いた
のでは自動車の外観に対する美的コンセプトは無銭に破
壊されてしまい、またこれら各種のアンテナ間における
電気的な相H干渉によってそれらの受信性能を著しく劣
化させることもある。
そこで、従来においても、自動車用アンテナ装置として
、放送波によって車体自体に誘起される表面電流を検出
することが提案されていた。
[発明が解決しようとする問題点] 従来技術の問題点 しかしながら、車体に流れる電流を利用することは一見
最も確実であり、また効率も良い手段であると考えられ
るが、従来における実験はこのにうな期待を完全に裏切
る結果を示し続けた。
一般的な車体の放送波による表面電流を利用できなかっ
た第一の問題点は、予期したほど表面電流値が大きくな
いということであり、従来の表面電流は車体の天井板を
主として対象としていたが、これによっても、十分に利
用するに足りるレベルの検出出力を得ることはできなか
った。
従来の第2の問題点は、表面電流内に極めて大きな割合
いでノイズが混入することであり、このようなノイズは
主としてエンジンの点火系およびバラブリー充電用のレ
ギュレータ系統から発生し、エンジンが活動している限
り、これらのノイズが車体に漏れ出し、側底実用できる
鮮明な放送波受信作用を行うことができなかった。
1皿二旦刀 本発明は上記従来の問題点に鑑みなされたものであり、
その目的は、車体の外観を損うことなく、効果的にダイ
バシティ受信を行うことができる自!FIJ車用TVア
ンテナ装置を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記目的を達成覆るために、本発明はTV放送用電波を
受信するアンテナを、該放送波によって車体に誘起され
た高周波電流を効率的にピックアップする高周波ピック
アップから形成している。
そして、この高周波ピックアップを、少なくとも車体両
側のフロントピラー及びセンターピラーにその長手方向
に沿って配設し、これらの高周波ピックアップによりダ
イバシティ受信システムを構成したことを特徴とする。
[作  用] 前述した構成から明らかなように、本発明に係る自動車
用TVアンテナ装置によれば、空間ダイバシティ受信シ
ステムを構成するアンテナは高周波ピックアップから形
成されているので、従来のごとく車両表面にボールアン
テナなどを設ける必要がなくなり外観を損う恐れがない
ここで、従来におりるアンテナ装置は、その時代的な背
景から主としてAM波の受信を意図していたが、このた
めに、車体電流を検出するアンテナは対象とする放送波
の波長が大き過ぎることによって良好な受信特性が得ら
れないという結果を示していた。
本発明者らはこの周波数依存性に着目し、本発明におい
て受信の対象する放送波はTV放送波、すなわち、90
HIIz以上の高周波放送波とすることによって、従来
不可能とされていた車体電流からの受信を極めて効果的
に行うことを可能とした。
また、本発明においては、このような高周波車体電流も
その電流値が車体各部で茗しく異なる分布特性を有する
口とに着目し、ノイズを拾い難くかつ放送波の密度が高
い部分に高周波ピックアップを設()ており、本発明に
おいては、このような条件を満足する設置個所として車
体フロントピラー及びセンターピラーが選ばれている。
従って、本発明にかかる自ill巾用TVアンテナ装置
によれば常に受信感度の良好な高周波ピックアップが選
択され、しかも高周波ピックアップのアンテナ特性はい
ずれもほぼ無指向性であり、これらの組合せにより効果
的な無指向性空間ダイバシティ受信が可能となる。
なお、通常の自動車は左右のピラー間が約1.5m、フ
ロントピラーとセンターピラー間は約0.8mの間隔が
あり、前記TV帯の放送波に対して空間ダイバシティ効
果を得るために必要な条件である各アンテナ間隔274
〜272以上(λ=波長)距離を設定することができる
ので、空間ダイバシティ受信システムとしての効果が極
めて大きいものとなる。
[実 施 例] 以下、本発明に係る自動車用TVアンテナ装置の好適な
実施例を図面に基づき説明する。
高周波ピックアップの設置位置 第8〜13図には車体の高周波電流の分布特性を調べて
最も効率の良い高周波ピックアップの設置位置を求める
ための工程が示されている。
第8図はTV放送波等の外来電波Wが金属導体からなる
車体Bを通過する際にその電磁波の強さに応じた表面電
流■が車体各部に誘起されることを示しており、本発明
においては、これらの電波のうち比較的高周波数帯域に
属する90HH7以上のTV波のみを対象とする。
そして、このような特定の高周波数帯域において、車体
の誘起電流分布を測定し、表面電流密度が高くかつノイ
ズの少ない部分に高周波ピックアップを設置するもので
あり、表面電流分布を知るために計算機によるシミュレ
ーション及び実際の電流強度を各点において測定した。
すなわら、後述づ°る所望の車体部分に設けられる高周
波ピックアップと同様の原理に基づくプローブを用い、
このプローブを車体の表面全域にわたって各点毎に方向
を変えながら動かして表面電流の測定が行なわれた。
第9図にはこのような後述する高周波ピックアップとほ
ぼ同様の原理に基づいて作成されたプローブPの概略構
成が示されており、外部からの電波の混入を避けるため
の導電体からなるケース10の内部にループコイル12
が固定されている。そして、前記ケース10の一部には
開口10aが設けられ、ループコイル12の一部をこの
間口10aから外部に露出さゼ、このループコイル12
の露出′部を車体Bの表面に近接ざ辻て車体表面電流か
ら生じる磁束をループコイル12で検出する構成からな
る。
ループコイル12の一部は短絡線14によってケース1
0に接続さゼており、また出力端1Gが同軸ケーブル1
8の芯線20に接続されている。またループコイル12
の一部にはコンデンサ22が設けられており、ループコ
イル12の周波数を所望の被測定周波数に共振させピッ
クアップ効率を上昇させることができる。
以上のようにして、プローブPを車体Bの表面に沿って
移動させ、また各測定点においてその角度を回転させる
ことにより車体表面の表面電流分布及びその方向を正確
に求めることが可能となり、第9図において、プローブ
Pの出力は高周波電圧増幅器24にて増幅され、高周波
電圧測定器26によって出力電圧が測定される。このコ
イル出力電圧は測定器26のメータ指示値で読取られる
とともに、このメータ指示値に対応した電圧はXYレコ
ーダ28にて車体各部における表面電流分布として記録
される。XYレコーダ28にはポテンショメータ30か
ら車体の各位置を示す信号が入力されており、各位置に
おける高周波表面電流を知ることが可能となる。
第10図には、高周波表面電流■と前記ピックアップの
ループコイル12との偏角θを示し、図示のごとり、電
流Iによる磁束φはループコイル12と鎖交することに
よってループコイル12に出力電圧■を発生させ、第1
1図で示すごとく、θがOすなわち表面電流■とピック
アップのループコイル12とが平行なときに最大電圧が
得られ、各測定点においてプローブPを回転させ最大電
圧が得られるときの表面電流■の向きを知ることができ
る。
第12図及び13図は、前述したブ0−ブPによる測定
結集及び計算機によるシミュレーションの両者から求め
られた90HH2の周波数における車体各部に生じる高
周波表面電流の大きさとその向きを示しており、第12
図から明らかなように、表面電流の大きさは車体平面部
分の端縁に沿った部分で高密度となり平板部分の中央部
において極めて低密度となる分布を示す。
また第13図の電流方向に示されるように各電流は車体
の端縁部に平行な方向あるいは各平面部の連結部に沿っ
た向きに集中していることが理解される。
本発明は以上のような知見に基づきなされたものであり
、特に表面電流が高密度で集中している車体両側のフロ
ントピラー及びセンターピラーにその長手方向に沿って
高周波ピックアップを配、置している。
具体的実施例 第1図には本発明に係るアンテナ装置の一実施例が示さ
れている。
本実施例において特徴的なことは、車体両側のフロント
ピラー40a、40b及びセンターピラー42a、42
bにそれぞれ前述したプローブと同様な構成からなる高
周波ピックアップ44a 、 44b 、 46a 。
46bを配設し、この4個の高周波ピックアップ44a
 、 44b 、 46a 、 46bで空間グイバシ
ティアンテナを構成したことである。
通常、空間ダイバシティ受信システムのアンテナ帯は、
274〜272以上(λ−波艮)の間隔があれば、実用
上十分な空間ダイバシティ効果を得られることが周知で
ある。ここで、TV帯用アンテナ対としての各高周波ピ
ックアップ44.46は、両側ピラー間が約1.5m、
フロントピラー40とセンターピラー42間が約0.8
mの間隔があり、TV放送波の波長が3.5m以下であ
る点から、TV放送波周波数帯での空間ダイバシティア
ンテナとしての効果は大であることが理解される。
以下、第1図に基づき各高周波ピックアップ44a、4
4b、46a、46bのうち、受信感度が良好な高周波
ピックアップを自動的に選択してTV受信を行うための
回路構成を説明する。
図において、高周波ピックアップ44.46の受信信号
は同軸ケーブル48a 、 48b 、 48c 、 
48dによって切換回路100に入力される。
該切換回路100はTV放送用電波の受信用に用いる各
高周波ピックアップ44a、 44b、 46a、 4
6bの切換を行うものであり、これらの各高周波ピック
アップ44.46のうちいずれか1個の受信信号を選択
し、ヂューナ102に出力する。
このチ1−す102は、受信信号の選局を行うものであ
り、高周波増幅器1041局部発信器106及び混合器
108からなる周知の回路をもって構成されている。
そしC1ヂユーナ102にて選局された受信信号は、映
像中間周波増幅器110にて増幅され、画像表示回路1
12及び音声出力回路114に向けそれぞれ出力される
ここで、前記画像表示回路112は、映像検波回路11
6.映像増幅器118.垂直偏向及び水平偏向回路部を
介してブラウン管120の偏向回路に接続された同期偏
向回路122.ブラウン管120のグリッドに接続され
た色度回路124からなる周知の回路をもって構成され
ている。
そして、映像検波回路116にて映像信号を検波し、映
像増幅器118にて増幅した後、ブラウン管120にl
l!X!像信号の画像表示を行っている。
また、本実施例において、音声出力回路114は、音声
分離回路126.音声中間周波増幅器128.音声検波
回路130及び音声増幅器132の周知の構成からなり
、映像中間周波増幅器110から出力される信号から音
声信号を分離し、これを検波してスピーカ 134から
音声信号を出力する。
このように、本実施例の車両用TVは受信信号から映像
信号と音声信号とを分離し、映像信号をブラウン管12
0上に画像表示するとともに、音声信号をスピーカ 1
34から出力する。
更に、本実施例においては、車両の停止、走行を判別す
るドライブ状態判別回路136と、映像検波回路116
及び映像増幅混118の間に設けられ、検波信号をオン
・オフするスイッチ138とを含み、ドライブ状態判別
回路136が車両停止の状態を検出した際スイッチ13
8をオン作動し、車4両走行状態を検出した際にはスイ
ッチ138をオフ作動する。
第2図には、ドライブ状態判別回路136の回路構成が
示されており、図示例の回路はパーキングスイッチ、サ
イドブレーキが共に作動し、かつ車速が一定の基準速度
以下の場合には車両停止状態を判別し、アンドゲートか
らハイレベルの信号を出力してスイッチ138をオン作
動し、これ以外の場合には、車両が走行状態であると判
別し、アンドゲートからローレベルの信号を出力し、ス
イッチ138をオフ作動する。
ここで、車速の検出は車速の検出パルスをバイパスフィ
ルタを介して比較器に入力し、ここで、該パルスを所定
の基準値と比較することにより行っている。
従って、図示例の装置は、車両が停止している状態では
、スイッチ138がオフ作動されるため、ブラウン管1
20上に画像が表示され、かつスピーカ 134からは
音声が出力される。また、車両走行時には、スイッチ1
38がオフ作動され、ブラウン管120上における画像
表示が行われず、スピーカ134から音声のみが出力さ
れる。
このようにして、本実施例に係る装置は、車両走行時に
はスピーカ 134から音声のみを出力し、停車中にの
みブラウン管120上に画像表示を行うことで、ドライ
バの注意力の低下を防止している。
このような自動重用TV装置は車両走行中にTV放送用
電波の受信状態が変化するため、良好な画像と音声を得
るために、電波の受信状態の変化に応じて受信に使用す
る高周波ピックアップ44a。
44b、46a、46bを最適なものに切換えるダイバ
シティ受信システムが採用されている。
すなわち、高周波ピックアップを切換える切替回路10
0は映像検波回路116の出力が特定レベル以下にさが
ったときに切換信号5140を発生するアンテナ切換回
路140によって最も受信状態の良い高周波ピックアッ
プへ切換える。
なお、ピックアップの切換は音声検波回路出力で行うこ
とも可能である。
また、アンテナ切換タイミングは垂直同期信号5122
に同期させ、走査線の帰線区間で切換を行うことが可能
である。
第3図(A)、(B)はTV放送周波数帯域におけるア
ンテナ指向特性を示すものであり、第3図(A)は高周
波ピックアップの右フロントピラー位置取付時、(B)
は右センターピラー位置取付時のアンテナ指向特性を示
す。
すなわち、フロントピラーに取付【プられた高周波ピッ
クアップ44bのアンテナ指向特性は、同図(A>の特
性曲線から明らかなように、はぼ8の字に近く、急激な
落込みが現われていない。
また、センターピラー位置に取付【)られた高周波ピッ
クアップ46bによれば、同図(B)の特性曲線に示さ
れるにうな指向特性が得られる。
従って、左右のフロントピラー及びセンターピラーに高
周波ピックアップを設けることにより、互いの感度特性
を補完することが可能となる。
以上のように、本実施例によれば、重体両側のフロント
ピラー及びセンターピラーに設けられた4個の^周波ピ
ックアップを用い、ダイバシティ受信を行うことにより
、互いの感度低下方向を補い最良のTV受信を行うこと
ができる。
高周波ピックアップの取イ」構造 次にフロントピラー及びセンターピラーへの高周波ピッ
クアップの取付構造を第4図から第7図に基づき説明す
る。
第4図には本発明に係るアンチf装置の概略構造が示さ
れており、高周波ピックアップ44aあるいは46aは
それぞれ天1(板を支えるフロントピラー408あるい
はセンターピラー42a内に内蔵されており、実施例に
おいては、これら高周波ピックアップ44a、4Gaは
ループコイルを含む電磁型ピックアップからなる。
以下に第4〜6図に塁づいてフロン1〜ピラー40aに
設けられる高周波ピックアップ40aの構造を説明する
第5図の横断面図から明らかなように、ピラー40とそ
の主柱となる中空四角柱に形成されたピラー脚板50を
含む。そして、このピラー脚板50の車体外面側にはウ
ィンドシールドモール52が固定されており、このモー
ル52にフロントガラス54゛が保持されている。
また、前記ピラー脚板50の車体後面側にはウェザ−ス
ミ−リップゴム56が固定されており、該ゴム56によ
ってサイドガラス58との間の水密性を確保している。
更に、ピラー脚板50その車室面側にてフロントピラー
ガーニッシュ60が装着され、ピラー脚板50の表面を
隠蔽して外観上の美観を保っている。
本実施例において特徴的なことは、ピラー、図示例にお
いてはフロントピラー40に高周波ピックアップがピラ
ーの長手方向に沿って配設されることであり、図示例に
おいて前記ピラー脚板50の中空内部に電磁結合型高周
波ピックアップ44が挿入されている。
前記高周波ピックアップ44は第5.6図から明らかな
ごとく、導電体からなるケース62内にアンテナ素子を
形成するループコイル64が設けられた構造からなり、
前記ケース62は外部からの電磁界をシールドするが、
その一方側に間口62aを有し、この間口62aから前
記ループコイル64が露出して高周波表面電流が集中し
て流れるピラー、特にピラー脚板50に向って近接配置
される。
図示例において、高周波ピックアップ44をピラー脚板
50の中空四角柱内に挿入するために、ピラー脚板50
の一部には開口部50aが設けられており、フロントピ
ラーガーニッシュ60が固定される前に高周波ピックア
ップ44がピラー内部に挿入される。そして、高周波ピ
ックアップ44のケース62をピラー脚板50に固定す
るため、ケース62にはその両端にブラケット66、6
8がスポット溶接等で固定されており、これら両ブラケ
ット66.68を図示のごとくピラー脚板50に強固に
ネジ締め固定する。
従って、この固定上板において、前記ループコイル64
はピラー脚板50の前記開口部56a反面に近接した位
置に配設され、ピラー脚板50に集中的に流れる高周波
表面電流による磁束が効果的にループコイル64に鎖交
することとなる。
前記ケース62内には前述したループコイル64の背面
側にプリアンプ等を含む回路部70が内蔵されており、
この回路部70には回路を制御するための電源及び信号
がケーブル72から供給され、また、ループコイル64
によって取出された高周波検出信号が同軸ケーブル48
から外部に取出され、前述した表面’[を分布で用いた
のと同様の回路によって処理される。
図示例において、前記ループコイル64は111巻コイ
ルからなり、ピラー脚板50と電気的に絶縁された状態
でかつ密着して配置されるように、コイルに絶縁被覆を
施し、これをピラー脚板50の端紘に押付ける構造が好
適であり、ピラーに集中的に流れる高周波表面電流が生
じる磁束を効率良くループコイル64に鎖交させること
ができる。
以上のようにして、フロントピラー40内に高周波ピッ
クアップ44が装着された後、ピラー40にフロントピ
ラーガーニッシュ60が被着され、通常のピラー構造と
外観上何ら変りない構造を得ることができる。
この結束、図示例においては、自動車のフロントピラー
に集中的に流れる高周波表面電流をピラーの長手方向に
配設したループコイルにて効果的に検出することができ
、アンテナ装置を全く外部に露出することなく、高周波
帯域での受信を確実に行うことが可能となる。
第7図には、本発明において、高周波ピックアップ46
がセンターピラー42へ装着された状態が示されている
センターピラ−42もフロントピラー40と同様に、主
柱となる中空四角柱のピラー脚板74を有し、このピラ
ー脚板74の両側面に固定されたウェザ−ストリップ7
6、78ににってフロントサイドガラス58及びリアサ
イドガラス80との水密構造が得られている。ピラー脚
板74の虫体外方にはフロントピラー1−ル、82が固
定され、また車室側にはレンタービラーガーニツシュ8
4が被着されている。
高周波ピックアップ46は前記設置例とほぼ類似した構
造からなる電磁結合型ピックアップであり導電性のケー
ス86内にループコイル88及び回路部90が設けられ
ている。そして、ケース86にスポット溶接されたブラ
ケット92がピラー脚板14に設けられた開口縁部にネ
ジ締め固定される。
従って、本設置例においても、高周波ピックアップ46
はピラー脚板74の開口部からピラー主柱内に挿入され
た状態で固定され、ループコイル88はピラー脚板74
のfa縁と近接した位置に配置されることが理解される
以上のようにして、本設置例においても、高周波帯域に
おいてセンターピラー42に集中的に流れる高周波表面
電流をループコイルにて確実に補足することができ、外
部に突出することのない内蔵アンテナにて高感度の受信
作用を行うことが可能となる。
以上の実施例においては、高周波ピックアップとして電
磁結合型ピックアップが用いられているが、本発明はご
う−の表面電流を検出して外来波を受信ザるアンプノー
装置としたものであり、高周、  波ピックアップとし
ては、前記電磁結合型ばかりでなく静電結合型ピックア
ップも同様に使用可能である。
静電結合型ピックアップの場合、前述した各図における
ピラーの長手方向に沿って空気層あるいは絶縁層を介し
て検出電極を配置し、ピラーの表面と検出電極との間に
形成される静電容量を介して高周波表面電流が検出電極
側に取出され、これによって所望の帯域における高周波
信号を取出すことが可能となる。
[発明の効果] 以上説明したとうり、本発明によれば、フロン1−ピラ
ー及びセンターピラーに集中して流れる高周波表面電流
を検出する高周波ピックアップでダイバシティ受信アン
テナを構成したことにより、車体の外観を損うことなく
、アンテナ指向特性を著しく改善することができる。
【図面の簡単な説明】
第°1図は本発明に係る自動車用TVアンテナ装置の概
略構成を示すブロック図、 第2図は第1図におけるドライブ状態判別回路の詳細説
明図、 第3図は各高周波ピックアップのアンテナ指向特性を示
す説明図、 第4図は本発明に係る自動車用TVアンテナ装置の高周
波ピックアップの概略配置を示づ説明図第5図はフロン
トピラーに電磁結合型高周波ピックアップを装着した状
態を示ザ横断面図、第6図は第5図の要部1断面図、 第7図はセンターピラーに電磁結合型高周波ピックアッ
プを装着した状態を示す横断面図、第8図は外来TV放
送Wによって車体Bに生じる表面電流1を示を説明図、 第9図は、本発明において用いられる高周波ピックアッ
プと同様のプローブを用いて車体表面電流の分布を知る
ためのプローブ及びその処理回路の説明図、 第10図は表面電流■とピックアップのループコイルど
の電磁結合状態を丞J説明図、 第11図は第10図におけるループコイルの指向特性を
示7j説明図、 第12図は車体における表面電流強度の分布特性を示す
説明図、 第13図は車体の表面電流の向きを示す説明図である。 4G  ・・・ フロントピラー 42  ・・・ センターピラー 44、46  ・・・高周波ピックアップ。 出願人  トヨタ自動巾株式会社 代理人 弁理士 吉田研二[7−54](他1名) 第 2 図 、136 第3図 Is4図 第5図 第6図 〕U    48 第7図 第9図 第10図 II 12図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)車体に複数設置されたアンテナによりTV放送波
    を受信し、最適受信状態にあるアンテナの受信信号を出
    力する自動車用TVアンテナ装置において、 前記アンテナは放送波によって車体に誘起された高周波
    電流を効率的にピックアップする高周波ピックアップか
    らなり、 また、前記高周波ピックアップは、少なくとも車体両側
    のフロントピラー及びセンターピラーにその長手方向に
    沿って配設さていることを特徴とする自動車用TVアン
    テナ装置。
JP60143091A 1985-06-10 1985-06-28 自動車用tvアンテナ装置 Pending JPS623504A (ja)

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JP60143091A JPS623504A (ja) 1985-06-28 1985-06-28 自動車用tvアンテナ装置
DE8686304288T DE3676368D1 (de) 1985-06-10 1986-06-05 Kraftfahrzeugfernsehantennensystem.
EP86304288A EP0209235B1 (en) 1985-06-10 1986-06-05 Automobile tv antenna system
AT86304288T ATE59736T1 (de) 1985-06-10 1986-06-05 Kraftfahrzeugfernsehantennensystem.
CA000510990A CA1258704A (en) 1985-06-10 1986-06-06 Automobile tv antenna system
DK269386A DK269386A (da) 1985-06-10 1986-06-09 Antennesystem til modtagelse af fjernsynssignaler i biler
US06/872,489 US4806942A (en) 1985-06-10 1986-06-10 Automobile TV antenna system

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63195895A (ja) * 1987-02-09 1988-08-12 Kyodo Printing Co Ltd デ−タ積層回路

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS63195895A (ja) * 1987-02-09 1988-08-12 Kyodo Printing Co Ltd デ−タ積層回路

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