JPS6234412B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は容器；上方端部が該容器の上方範囲に
位置し、該容器中で垂直にかつ中央部に設けられ
た上昇管；少なくとも２つの相互に分離される部
分区域を容器中に形成する、前記上昇管から容器
壁に延びている垂直方向の隔壁；各部分区域の下
方端部に設けられたばら荷の排出口；部分区域か
ら流出するばら荷量を変動させるための調節装
置；ガス供給装置；閉鎖部材を備えている、混合
されたばら荷の底部排出口；及び上昇管の下方端
部及び部分区域の排出口と連結し、ガス供給装置
が開口しかつ底部排出口が接続している、中央部
に設けられている合流室を備えている、粗粒状又
は微粒状ばら荷の空気力式混合装置に関する。

この種の装置は米国特許第3145975号明細書か
ら公知である。容器は上昇管の全高にわたつて延
びている隔壁により３つの室に分割されており、
それぞれの室は管が接続している固有の排出口を
有し、管は部分区域から流出するばら荷量を変動
させるための調節装置を包含しかつこの管に混合
ばら荷の共通の底部排出口が開口している。この
装置は構造上経費がかかるばかりでなく、静力学
的設計の際に著しい困難ももたらし、それという
のもその際に容量のそれぞれの室の均一ではない
装填、特に均一ではない排出から出発して考えな
ければならず、これは全く調和のとれていない、
計算上検知するのが困難な容器部分の条件をもた
らすからである。

バラ荷を混合及び均質化の目的で容器内でガス
流を用いて容器の底部範囲から上昇管を経て循環
系で上方へ搬送することは公知である。経験によ
ればかかる簡単な循環ではこれ以上良好にし得な
いという混合の最終結果は容器内のバラ荷量を約
10〜20回循環系で搬送しなければ達成されない。
原因は循環の際の不十分な縦方向の混合による。

西ドイツ国特許第1937374号及び同第2219397号
明細書から縦方向混合の改良のために上昇管に流
れるバラ荷を２つの異なる高さの水平面から取り
出し、かつ異なる高さの箇所で上昇管内に開口す
る２本の環状通路を介して上昇管に供給する混合
容器が既に公知である。このようにして著しく短
かい混合時間が達成される、それというのも既に
２〜５回のバラ荷の循環後にそれ以上良好にし得
ない混合の最終結果が達成されるからである。

しかし出きるかぎり短かい混合時間はその都度
のバラ荷の流動性及び流出性に関連するので、環
状通路の幅を公知の混合容器では使用の各場合に
関して、かつ特にバラ荷の交換の際にも経験によ
りその最適な値に調節しなければならない。しか
しながら公知の混合容器では環状通路の断面積の
変更は上昇管（１本又は数本）の軸方向の移動に
よつてのみ可能であり、これはとりわけ収容能、
例えば500m³で、上昇管直径1000mmまで及び上昇
管長さ30mまでを有する大混合器では著しい構造
的費用を伴なう。

本発明の課題は冒頭に記載した種類の装置をそ
の構造及びその静力学的設計について簡単化しか
つ改良することをベースとする。

本発明によりこの課題は、容器の下方部分が先
細に延びており、隔壁が容器の下方部分だけに設
けられており、各排出口が上昇管の下縁と該下縁
に面した、容器の下方部分の壁との間の間隙から
成つており、かつ調節装置が水平軸を中心とした
旋回可能なフラツプより成り、その際に間隙の断
面積が変り得ることにより解決される。

本発明の有利な実施形は特許請求の範囲第２項
及び第３項に記載されている。

次に添付図面につき本発明を詳説する。添付図
面は本発明による混合容器の実施形を図示したも
のである。

第１図は、特許請求の範囲第１項の上位概念に
記載の本発明の基礎となる根本思想を図示した混
合容器であり、第２図は本発明による容器の一実
施形の縦断面図であり、第３図は同容器の他の縦
断面図であり、第４図は第２図の−線に沿つ
た断面図である。

第１図によれば円錘形下方部分２を有する円筒
状容器１内に軸方向に上昇管３が固定されてい
る。容器１の下方範囲は隔壁５により２つの室Ａ
及びＢに分割され、該室はそれぞれ固有の排出口
ａ、ｂを有する。各排出口ａ、ｂには略示で示す
にすぎないが、任意の調節装置７ａ，７ｂが設け
られている。重力の作用下に徐々に容器中を下方
に流れるバラ荷は室Ａ及びＢ中で２つの物質流に
分割される。調節装置７ａ，７ｂは異なる排出断
面積を規定し、これにより室Ａ、Ｂ中の物質流の
異なる軸方向の降下速度が得られる。物質流は調
節装置７ａ，７ｂの下流で一緒になつて上昇管３
中に供給され、かつ送風装置２０を用いて容器１
の上方範囲内に戻されるので、このようにしてき
わめて良好な縦方向混合が得られる。既にバラ荷
の２回〜３回の循環でそれ以上は改良し得ない混
合工程の最終結果が達成され、、かつバラ荷混合
物は底部排出口１０を介して（送風装置を止め
て）排出することができる。

この第１図による本発明の原理は種々の変更形
を許容する。特に物質流を調節装置の下流で別個
に相応する上昇管を介して容器の上方部分中に戻
すことができる。更に室Ａ、Ｂ、排出口ａ、ｂ、
付属調節装置及び上昇管から成るユニツト数個を
同一容器内に設けることもでき、これはきわめて
大きな直径の容器では有利であろう。同様にもち
ろん上昇管は偏心的に容器内で伸びていてもよ
い、それというのもその位置は本発明による方法
の経過にとつて重要ではないからである。

第２〜第４図には混合容器の優れた実施形を示
す。この実施形においては上昇管３はその長さの
大部分にわたつて環状横断面を有するが、上昇管
３の下方端部４では方形もしくは正方形横断面に
移行する。同様に容器の下方部分２も方形断面で
終つている。もちろん上昇管３も容器１も一貫し
て方形、正方形又は任意の多角形断面積を有して
いてもよい。同時に上昇管３と容器壁とを結合す
る隔壁５は２つの室Ａ、Ｂを規定する。上昇管３
の下方端部のそれぞれ２つの平行な面と容器下方
部分２のそれぞれ対置された２つの面とが、室
Ａ、Ｂに所属する２つの対向する間隙ａ、ｂを形
成する。間隙ａ、ｂの断面積は水平軸９を中心と
して旋回可能な２つのフラツプ７a′，７b′を用い
て調節可能である。調節は各フラツプの調節駆動
装置８ａ，８ｂにより行なわれ、実施形では調節
駆動装置は調節ネジとして図示されている。その
代わりに空気力式、電動式又は電磁気式調節駆動
装置を（殊にフラツプ７a′，７b′が同時に容器１
の底部排出口１０の閉鎖フラツプを形成する場合
には）設けることができる。

しかし実施形においては底部排出口１０には別
個の閉鎖部材１１が設けられており、これは充填
―及び混合工程の終結後容器からバラ荷を排出す
るために開放される。

バラ荷を循環させるための空気は上昇管３の端
部の下方にかつ閉鎖部材１１の上方にある室１４
に、該室１４に開口する直前で２本の分枝管１３
に分けられる導管１２を介して供給される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の根本思想を図面で示した混合
容器であり、第２図は本発明による容器の一実施
形の縦断面図であり、第３図は同容器の別の縦断
面図であり、第４図は第２図の−線に沿つた
断面図である。 １…容器、２…円錐形下方部分、３…上昇管、
５…隔壁、７ａ，７ｂ…調節装置、７a′，７b′…
フラツプ、８ａ，８ｂ…調節駆動装置、２０…送
風装置、Ａ，Ｂ…室、ａ，ｂ…間隙。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 容器；上方端部が該容器の上方範囲に位置
   し、該容器中で垂直にかつ中央部に設けられた上
   昇管；少なくとも２つの相互に分離される部分区
   域を容器中に形成する、前記上昇管から容器壁に
   延びている垂直方向の隔壁；各部分区域の下方端
   部に設けられたばら荷の排出口；部分区域から流
   出するばら荷量を変動させるための調節装置；ガ
   ス供給装置；閉鎖部材を備えている、混合された
   ばら荷の底部排出口；及び上昇管の下方端部及び
   部分区域の排出口と連結し、ガス供給装置が開口
   しかつ底部排出口が接続している、中央部に設け
   られている合流室を備えている、粗粒状又は微粒
   状ばら荷の空気力式混合装置において、容器１の
   下方部分２が先細に延びており、隔壁５が容器１
   の下方部分２だけに設けられており、各排出口が
   上昇管３の下縁と該下縁に面した、容器１の下方
   部分２の壁との間の間隙ａ、ｂから成つており、
   かつ調節装置が水平軸９を中心として旋回可能な
   フラツプ７a′，７b′より成り、その際に間隙ａ、
   ｂの断面積が変り得ることを特徴とする粗粒状又
   は微粒状ばら荷の空気力式混合装置。 ２ 上昇管３の下方端部４及び容器１の先細に延
   びている下方部分の下方端部の少なくとも両方が
   長方形断面積を有し、かつ上昇管と容器下方部分
   の２つの対向する側面がそれぞれ相互に間隙ａ、
   ｂを形成している特許請求の範囲第１項記載の装
   置。 ３ 各フラツプ７a′，７b′が固有の調節駆動装置
   ８ａ，８ｂを有している特許請求の範囲第１項又
   は第２項記載の装置。