JPS6234041A - 気体中の1種類またはそれ以上の選択された気体成分をイオン化して検出する方法および装置 - Google Patents

気体中の1種類またはそれ以上の選択された気体成分をイオン化して検出する方法および装置

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JPS6234041A
JPS6234041A JP61176820A JP17682086A JPS6234041A JP S6234041 A JPS6234041 A JP S6234041A JP 61176820 A JP61176820 A JP 61176820A JP 17682086 A JP17682086 A JP 17682086A JP S6234041 A JPS6234041 A JP S6234041A
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gas
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グレン・エドワード・スパングラー
ドナルド・ノーブル・キヤンベル
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔利用分野〕 この発明は、イオン化検出装置に関するものであシ、更
に詳しくいえばマスタードガスのようなチオエーテルを
検出するために、膜入口と、精製された空気のみ、また
は1種類あるいはそれ以上の化学薬品蒸気を用いるとと
に関するものである。
〔従来の技術〕
イオン化検出装置が米国特許第3.835.328号明
細壱に記載されている。イオン化検出装置は、生成物イ
オンの形成用に反応領域内に導入された標本気体と反応
する反応体イオンを形成するために、担体気体をイオン
化するイオン化源を有する反応領域を通常含む。再結合
領域は、気体またはイオンをコレクタまで流す長い遠回
シの経路を設けることにより、通常形成される。そのコ
レクタはイオンを中和する網すなわちスクリーンである
。再結合領域においては、重いイオンは流れの向きに気
体の速度により文字どおシにひきずられ、軽いイオンは
側壁や気体およびイオンに、より頻繁に衝突して、消失
する。残ったイオンはコレクタに到達して、中和される
時Km流を生ずる。イオン化検出器は大気圧で動作し、
神経ガスのような化学剤を検出するために用いられる。
後で説明する理由から、イオン化検出器が存在する時は
チオエーテルおよびマスタードガスの標本気体からの応
答は得られない。
ダブりニー・ジョスト(W、 Jost)著「ディフュ
ージョン(Diffusion) J 、アカデミツク
・プレス(Acad@m1e Prvmg)、N、 Y
、 1960.51〜54ページには、管内でのイオン
の流れについての数学的解析が示されている。この理論
は、イオン化検出器の再結合領域内で起るイオン分離過
程を記述するために修正できる。
イオン化検出器の最近の改良が米国特許第4.075 
、550号明細書に記述されている。この米国特許明細
書においては、放射源の強度と担体気体の流量との変動
に備えて電気的な補償を行っている。
その電気的な補償は、反応領域からの分離されている担
体気体中に挿入された2個の電気的グローブから信号を
得ることにより行われている。
米国特許第4,311,699号明細書には、精製され
た気体と膜を用いるイオン移動度分光計が記載されてい
る。イオン移動度分光計への入口における膜の境界面を
、特定の気体化合物に対して選択的であるようにできる
。こうすることによυ、それらの気体化合物がその膜を
通って担体気体中に達することができる。これに類似の
修正をイオン化検出器に対して施すことができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
したがって、有機化合物(気体成分)をイオン化検出器
の反応領域内に選択的に通す膜を得ることが望ましい。
また、イオン化検出器の反応領域内に精製した空気また
は気体を与えることも望ましい。
更に、担体気体と、外面が大気にさらされている膜の内
面からの選択された気体成分とを、イオン化検出器の反
応領域と再結合領域の中に流すために1前記選択された
気体成分を除去できる精製した空気すなわち気体の流れ
を得ることも望ましい。
また、精製された空気または精製された担体気体の源を
反応領域に対し設けるために、精製洗浄器内で気体成分
とイオン生成物および担体気体を循環させるために、イ
オン化検出器の出口に気体成分とイオン生成物および担
体気体を集めることも望ましい。
また、イオン化検出器に入ることがある妨害蒸気から陽
イオン生成物が形成することを阻止するために1担体気
体中にアセト/のようなある種の試薬気体を得ることも
望ましい。
また更に、イオン化検出器に入ることがある妨害蒸気か
ら正イオン生成物が形成することを阻止するために、四
塩化炭素のようなおる試薬気体を得ることも望ましい。
〔発明の概要〕
本発明に従って、反応領域と、この反応領域に流れとむ
精製された担体気体の流れと、反応領域内でイオン化放
射を発生して、担体気体および選択された気体成分から
イオン生成物を形成するために、反応領域内に設けられ
るたとえば放射性箔または放射性網のようなイオン化源
と、担体気体と選択された気体成分およびイオン生成物
を流して、再結合反応および中和反応によるイオンの喪
失を生じさせるよ5にするために、反応領域Kvi合さ
れた少くとも1つの通路を含む再結合領域と、集められ
たイオンを中和するために少くとも1つの通路の出口に
位置させられるコレクタとを備え、集められたイオンを
中和することにょシ、コレク゛りからの出力電流が中和
されたイオンの指示を与えるように構成された、周囲の
気体中の1稲類またはそれ以上の選択された気体成分を
イオン化し、検出する装置が得られる。
本発明は、精製した空気すなわち気体を反応領域内に導
入する過程と、ハロゲン化されたチオエーテルを反応領
域内に導入する過程と、H3O+を含む反応体イオンを
担体気体から形成することにより1陽子連鎖移動反応(
proton tranf@r r@ae−tion)
によジチオエーテルをイオン化して陽イオン生成物を形
成する過程と、イオン生成物と担体気体およびチオエー
テルを再結合/中和領域を通じて流す過程と、イオン生
成物をコレクタにおいて集めることKよりそれらのイオ
ン生成物を中和して、チオエーテルを示す電流を発生す
る過程とを備え、イオン化検出器においてマスタードガ
スを含むチオエーテルを検出する方法を含む。
本発明は、反応体イオンがC04−である場合を除き、
チオエーテルが求電子アタッチメント反応(*t@ct
rophitic attachment react
lon)にょシイオン化されて負イオン生成物を形成す
る、上記のようにしてチオエーテルを検出する方法も提
供するものである。
また、本発明は陽イオンの干渉生成物(poal−tl
ve lon products of 1nterf
erenc@a) 、すなわち、対象でない化合物、を
反応領域から除去するためにア七トンを担体気体中に導
入するものである。
また更に、本発明は陰イオン干渉生成物(nega−t
lve10!l products of 1nter
f@r@nces)を反応領域から除去するために、四
塩化炭素またはそれに類似の塩素化合物を担体気体中に
導入するものである。
〔実施例〕
以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
第1図には、周囲の気体12中の1種類またそれ以上の
選択された気体成分をイオン化および検出するイオン化
検出器10が示されている。周囲の気体12は通路14
を矢印20で示すように通シ、それからポンプ16を通
って出口18を矢印21で示すように出る。膜22が通
路14の側壁の一部を形成する。その膜22は周囲の気
体12に含まれている標本気体成分を選択的に通す。
膜22としては微孔性テトラフルオロエチレン(TEF
)および微孔性ポリプロピレンのような多孔性拡散型膜
とすることができる。膜は標本すなわち試料の輸送のた
めにクヌーセン拡散(Knudstndiffusio
n )に依存する。しかし、多孔性膜は望ましくない窒
素酸化物とアンモニアを通す。あるいは膜22としては
ジメチルシリコン、ポリカーボネート、ジメチル−メチ
ルビニル−ポリシロキサン等のような非多孔性半透型の
ものを使用できる。それらの物質は膜22を通じての試
料輸送のために膜中での試料の溶解度に依存する。非多
孔性膜はたとえば窒素酸化物やアンモニアを通さないか
ら、非多孔性膜は多孔性膜より好ましい。多孔性膜と非
多孔性膜には、非多孔性膜の溶解度を変更するため、お
よび多孔性膜を非多孔性膜に変えるために1気体−液体
クロマトグラフイ一の分野で一般的に用いられるような
試薬を含浸させる。
ことができる。膜22は選択された有機物気体成分を通
すために機能するが、アンモニアNH3、窒素の二酸化
物、窒素の三酸化物等、MOxのような干渉気体成分の
通過を阻止または最少限にするように4機能する。アン
モニアのような気体成分は、陽子を自身でひきよせ、検
出することを望む他の気体成分(7’cとえは塩素化さ
れたチオエーテル)から離す高い陽子親和力を有する。
窒素酸化物は、電子を自身でひきよせ、検出することを
望む他の気体成分(たとえば塩素化されたチオエーテル
)から離す高い電子親和力を有する。
M22を通った気体成分は通路26に流れこむ精製され
た担体気体24中に入る。精製された担体気体としては
、水分含有率が100万分の10(10PPM)より低
く、アンモニア含有率が10億分の1.0 (IPPB
)より低く、窒素および窒素酸化物の含有率が1.0P
PBより低いたとえば乾燥窒素または精製した乾燥空気
とすることができる。選択した気体成分および精製した
担体気体24は入口29を矢印24で示すように反応領
域2日の中に入る。
反応領域28はイオン化源30を含む。このイオン化源
30としてはβ粒子源であるたとえばニッケル63とす
ることができる。放射性トリチウムまたはアメリシウム
、光イオン化、コロナ放電またはアルカリ塩源のような
他のイオン化器も使用できる。この分野で知られている
ように、β粒子は担体気体の分子を主としてイオン化し
、イオン化された担体気体分子がイオン交換により試料
分子または選択した気体成分をイオン化してイオン生成
物を形成する。第1図に示すように、イオン化源30を
反応領域28を横切って延長させ、マニホルド32のマ
ニホルド表面33から隔てられた絶縁1131によりイ
オン化源30を支持できる。その絶縁環は円形であって
、導電性である。
マニホルド32は非導電性ハウジング34の内部にはめ
こむことができる。そのハウジング34は円筒形とする
ことができる。反応領域28はハウジング34とマニホ
ルド32の表面33との間に形成される。
再結合/中和領域35が表面33とコレクタ・スクリー
ン440間を延長する。マニホルド32に設けられてい
る穴36が、反応領域28からコレクタ・スクリーン4
4までの複数の通路37を形成する。隣接するマニホル
ド32は第1の稽類の複数のバッフル38および第2の
種類の複数のバッフル39−tJる。それらのバッフル
はワッシャ40により互いに隔てられる。バッフル38
゜39とワッシャ40は円環を形成する。それらの円環
の外縁部がハウジング34内にはめこまれる。
バッフルとワッシャはテフロン(登録商標)のような非
導電材料で作られる。バッフル38.39には気体を通
す穴4f 、42がそれぞれ設けられる。ワッシャ40
と穴41.42によυ形成された気体空間43が、担体
気体と選択された気体成分およびイオン生成物を流す1
つまたはそれ以上の通路37を形成する。重いイオン生
成物または移動度の低いイオンが残ってコレクタ・スク
リーン44に到達する。
マニホルド32は、バッフル38,39.!:ワツシャ
40の中心に沿って延びる円筒形導電部49を有する。
バッフルとワッシャは導1f!l!48によりー緒機械
的に保持できる。その導電環48は円筒部49の外部か
らねじこむこともできるし、ねじこまなくともよい。円
筒部49は、通路37の壁に当るイオンを中和するため
に、通路37の壁の部分として導電部90を形成するよ
うに機能する。中心線50で示される中心軸を有するマ
ニホルド30の円筒部49は、穴41が存在する場所を
除き、バッフル38.39の内縁部と面一に、および気
密にはめこむことができる。コレクタ・スクリーン44
は支持FJJ 6にとりつけることができる。その支持
環46は導電性とすることができる。支持環46の外縁
部はハウジング34にほめと1れる。支持環46は絶縁
還または絶縁ワッシャ45によ)導電環まだは導電ワッ
シャ48から電気絶縁される。残っているイオン生成物
がコレクタ・スクリーン44に到達すると、正電荷と負
電荷の少くとも一方がコレクタ・スクリーン44により
集められて、中和され、それによりコレクタ・スクリー
ン44に電流を発生する。その電流はり一ド51を通じ
て電位計型検出器53の入力端子へ伝えられる。その電
位計型検出器53はその電流を増幅し、測定する。ここ
で述べているコレクタ・スクリーン44としてはファラ
デー板を使用できる。電位計型検出器53はたとえば、
1つの入力端子と出力端子が抵抗器61で結合された演
算増幅器60を含むことができる。演算増幅器60の第
2の入力端子は接地できる。
イオン化源30はリードT1によりミ源TOへ結合され
る。この電源のアースに対する電圧はvlである。電源
70はリード71と抵抗器81およびリード82を介し
てマニホルド32へも結合される。リード82はポテン
ショメータ83を介してワッシャ4Bへも結合される。
ワッシャ48は抵抗器84を介して接地される。電源7
0はIJ−ドT3を介して接地もされる。電源70は所
定の電圧v1をイオン化源30に印加し、所定の電圧v
2をマニホルド32と導電部49に印加し、所定の電圧
v3を導電環48に印加するように機能する。リード8
2における電圧v2と導1!3Jj48における電圧v
3は抵抗81.84およびポテンショメータ83の抵抗
値により決定できる。ポテンショメータ83によりミ圧
v3に対して電圧v2を調整できる。電圧v3は導電@
48とコレクタ・スクリーン44の間に現われる。その
電圧V。
は電界中のイオン生成物をコレクタ・スクリーン44へ
向って移動させる。コレクタ・スクリーン44において
イオン生成物は中和される。電圧差V2−V、は小さく
て、開口部41.42と、ワッシャ40と導電部49の
間の空間との間に非常に弱い電界を生ずるだけである。
イオン化源30とマニホルド表面33の間の反応領域2
8内で陽イオンと陰イオンの分離が起る。
その反応領域においては電圧の差V1−V2により発生
された電界が陽イオンまたは陰イオンがマニホルド32
の中に入ることを阻止し、逆極性のイオンを吸引する。
主としてマニホルド表面33(開口部36)と導電環4
8の間である再結合/中和領域35においては、重いイ
オン(たとえばマスタードガスや神経ガスのイオン)が
担体ガス24の流れにより通路37に沿ってひかれる。
重いイオンは、軽いイオンと比較して、他のイオン、分
子および通路37の壁に衝突する機会が少い。軽いイオ
ンは通路37の導電部90の表面と衝突することにより
中和される可能性が大きい。
イオン生成物がコレクタ・スクリーン44により中和さ
れた後で、担体気体と選択された気体成分が出口54を
図示の矢印の向きに流れ、通路56を通ってポンプ57
に入る。ポンプ57は、開口部36,41.42と空間
43によ多形成されている通路37を通ってコレクタ・
スクリーン44に達する所定の気体流量を維持するよう
に機能する。
所定の気体流量は100〜2000ee /wjtとす
ることができる。ポンプ57は気体を通路58を通って
精製器59の入口へ送る。精製器59は望ましくない気
体成分および残留イオン生成物を除去して精製された担
体気体24を出口を通って通路26へ送シこむ。
通路26の側壁の一部が膜62より置き換えられる。膜
62はある種の気体64を通すことができる。その膜6
2は容器66の口をふさぐようにしてとシつけられる。
その容器の中にはたとえばアセトンのような液体68が
入れられる。容器66の中の液体68の表面から上の空
所には、液体68の蒸気圧により決定される量の気体6
4が存在する。その気体64は膜62を透過して精製さ
れた担体気体24の中に入シこむ。気体64はある特定
の陽子親和力を有すものを選択できる。その気体は反応
領域28において陽子に付着して、陽子親和力のより小
さい気体成分に陽子が付着することを阻止する。アセト
ンを精製された気体24に混合するととべより陽イオン
流が干渉および塩素化されたチオエーテル(マスタード
)試料から生ずることを阻止する。しかし、それはマス
タードに対する陰イオンの応答に影響を及はさない。精
製された担体気体24中のアセトンの濃度はIPPB〜
IPPMとすることができる。典型的なアセトン濃度は
l0PPBとすることができる。アセトン(ジメチル・
ケトン)K加えてアンモニアおよびその他のケトン(た
とえばチクロヘキサノン)を使用できる。更に、カルボ
ニル、スルホキシド、およびホスホリルを含む他の化合
物をアセトンの代υに試薬として使用できる。
電子親和力の低い干渉気体成分への電子の付着を阻止す
る塩素の陰イオンを反応領域28において発生するため
に1液体68はたとえば四塩化炭素を含むこともできる
。′ffI製された担体気体24中の四塩化炭素の濃度
はIPPB〜IPPMとすることができる。四塩化炭素
に加えて、たとえば塩化メチレン、クロロフォルム(ト
リクロロメタン)、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン
のような他の塩素化合物を使用できる。
あるいは、アセトンと四塩化炭素をfllVMされた担
体気体24中に入れるために、1本またはそれ以上の透
過管、たとえば通路264たはチャンバ87中の透過管
85.86を使用できる。透過管は液状の化学物質を、
所定の肉厚を有する既知寸法のPEPテフロン管内に封
じこめることにより 一般に作られる。透過管はアメリ
カ合衆国ペンシルバニア州エイボンデイル(Avond
ate ) 19311、ニューアークロード(New
ark Road )、Rt、41所在のアナリテイカ
ル・インスッルメント・デペロッグ)l ;y )41
 (AnatytlcatInstrument Da
vetop−ment 、 Ine 、 )のような程
々の供給者から入手できる0 本発明の一実施例を説明するために再結合35を、一端
においてマニホルド32の表面33に開口部36を有し
、他端に導通管48f、有する一定直径の管または通路
として単に考えることができる。マニホルド32と導電
部49は管または通路に接触できるが、コレクタ・スク
リーン44は通常は異なる電位にある。イオン化源3o
にょ多形成されたイオンの運動は、それらのイオンが再
結合領域に入った後の拡散および対流により制御される
。静止状態イオン濃度nに対する式が(1)式により与
えられる。
この式において、Dは拡散係数、Dgは抵抗係数、vd
 (cFIL/5ec)は通路の長手方向に溢って加え
られfr、1!界中のオンのドリフト速度、Q (ce
/secまたはc c /mix )は担体気体の流用
、Aは通路の横断面面積、αは再結合係数、βはイオン
の再結合のための重みづけ係数(電界に依存する)、n
′は対象とするイオンが再結合する逆極性の電荷である
(1)式は次のような境界条件の下で解くことができる
。マニホルド32においてn =16 Sr = r。
(通路または管の外壁)においてn=01また、コレク
タ・スクリーン44においてnはOに等しい。
標準の可変分離技術を用いて、イオン濃度n(イオン/
ce)が(2)式を満すことができる。(2)式は前記
ジョスト(Jost)の著書[ディフュージョン(Di
ffusion) Jの52ページ所載の1.222式
によく似ている。
ここに、2は(2)式におけるマニホルド32から下流
側の距離である。ζνは零次ベッセル関数の零、v′は
(3)式で表される。
V′=(1−I)g ) Vd+0g Q/A    
      (3)ベッセル関数を通路または管の横断
面面積にわたって平均化して、(4)式で表されるnを
生ずることができる。
コレクタ・スクリーン44によ)集められるイオン電流
は(5)式で与えられる。
I = Ac、 n@v’         (5)こ
こに、Aelはコレクタ・スクリーン44の横断面面積
・は電荷である。nは(4)式により与えられ、平均イ
オン濃度を表す。
V’ (an/ e eまたはan / rm )は(
3)式により与えられ、イオンの実効速度を表す。
(5)式を参照して、電流は平均イオン濃度iと、(3
)弐によυ与えられる実効速度V′とに比例する。
イオン再結合の作用を最小限に抑えることにより平均イ
オン濃度iを高くできる。逆極性のイオンの濃度n′=
0とすることによりイオン再結合の作用を最小にできる
。これは、放射源30とマニホルド32(第1図)の間
に電界を加えることにより行われる。電界は、イオンが
開口部36 、41 。
42と空間43を移動する間に、逆極性のイオンを前向
きに分離させる。寸法と重量が同じで、極性が逆のイオ
ンが反応領域内で逆向きに分離し、1つの電荷のイオン
のみが再結合領域に入る。再結合の作用の減少を一層助
けるために、弱い電界、たとえば1ボルト/センチメー
トルより弱い電界、をマニホルド32と導電環48の間
に加えることができる。しかし、マニホルド32と導電
環48の間の電界の大きさは、ドリフト速度Vdと、(
3)式中のドリフト速度の項(1−Dr)Vaが担体気
体の流量へおよび(3)式中のそれの項DgG1/Aよ
り大きいようなしきい値をこえてはならない。というの
は、イオン化検出器10は、重い有機物イオンのことが
ある生成イオンが、担体気体の流量ルに抵抗係数Dgを
乗じたものの影Pat主として受けてコレクタ・スクリ
ーン44に到達する、という原理で動作するからである
(4)式を参照して、n′が0に等しいものとすると再
結合狙βn′/Dを無視できる。ζνの妥当な値は2.
405とすることができる。n/がOに停しく、ζνが
2.405に等しいと(4)式の指数項は(6)式にな
る。
V’/Dの関数としての(6)式の値が第2図にカーブ
75〜77により示されている。第2図のグラフにおい
ては、通路の長さ2は1crnに等しく、通路の半径r
(1は、カーブT5に対して1cm5カーブγ6に対し
て0.5 CI!L %カーブT7に対して0.1 a
nである。V’/Dの関数としての(6)式の値が第3
図のカーブ78〜80により示されている。この図にお
いては、通路の半径rQは0.1 cmで、通路2の長
さは、カーブT8に対しては11、カーブγ9に対して
は4cr!L1カーブ80に対しては10c11tであ
る。第2図および第3図において、縦軸はv′/Dを表
し、横軸は(6)式の値を表す。カーブ75〜80で示
されているように、V’、4)を大きくすることにより
、または2を長くすることによ月6)式0式% Vdが小さいとすると、(3)式により与えられるv/
は(力式で近似できる。
■′中Dgτ             (7)抵抗係
数Dgは下記のようにしてイオン移動度に関連させるこ
とができる。ニュートンの第2の法則から、電界E中の
イオンの運動は(8)式にょυ与えられる。
(8)式において、mはイオンの質量、Dgは気体中を
動くイオンの抵抗係数、qはイオンの電荷である。Eが
一定であると、d”r/dtは0に等しい。
そうすると、(8)式は(9)式で示すように表すこと
ができる。
気体中のイオンの速度と電界の関係が001式で与えら
れる。
ここに、■はイオンの移動度である。(9)式を抵抗係
数り、について解き、それを01式に代入するとα0式
が得られる。
Dg=q/μ              Iしたがっ
て、抵抗係数Dgはイオンの電荷qをそれの移動度μで
除したものである。α9式を(力式に代入するとα2式
が得られる。V′はイオンの移動度に逆比例する。
v′#qる/μA         C1りしたがって
、Vdを無視できるものとすると、α2式のV′は、た
とえば担体気体イオンのように小さいイオンでは高い移
動度のために小さく、マスタードイオンのような生成物
イオンのように大きいイオンでは移動度が低いために大
きい。すなわち、イオン検出器10の応答は質量が大き
かったシ、横断面が大きくて、移動度μが低いイオンに
対して選択性である。実験の結果はα3式に一致してい
る。
次にイオン化検出器10の動作を説明する。イオン化検
出器10は化学戦で用いられる神経剤および発庖剤の検
出に有用である。神経剤の一例はたとえばGB(サリン
(Sarin〕)である。CBの化学構造を03弐に示
す。
OC1(3 11重 CH3−P−0−CH(13 F      ch3 この物質は有機シん酸塩化合物である。発庖剤の一例が
たとえばマスタードであって、それの化学構造をCl4
1式に示す。
C4CH2CH25CH2CH2Ct        
  Q4)この物質は塩素化チオエーテル化合物である
。神経剤または神経剤と発庖剤は、担体気体24の組成
に応じてイオン化検出器10により検出される。
担体気体24としての大気の場合は、イオン移動度分光
/質量分光データにより、反応領域28内の放射源によ
多発生された反応体イオンが(HzO) n NH4+
および(HzO)nNOxを含むことが示されている。
(HzO)、)IH丈反応体イオンを含むイオン/分子
反応によυ、GBに対しては(1!19式によυ示され
るように、核親和アタッチメント反応(nu−etao
phltie attachment reactio
n)によって有機シん神に¥剤がイオン化される。
GB +(H20)nNH4’→(GB)NHj+nH
20(45他の有機シん神経剤および化合物に対しても
類似の反応が起る。一方、(HzO)nNHFおよび(
HzO)NO;反応イオンとマスタードのような発庖剤
の間にはイオン/分子反応は存在しない(質量分光計を
用いた観察による)。したがって、大気を担体気体24
として用いた場合には、有機シん神経剤のみをイオン化
検出器10で検出できる。
担体気体24として精製空気(含水率がIPPMより低
く、アンモニア含有率がIPPBより低く、NO工含有
率が1PPBより低い)を用いた場合には、イオン移動
度分光計/質量分光計データによって、反応領域28内
の放射源によ多発生された反応体イオンが(HzO)n
H+と(HzO)ncO4を含むことが示されている。
(HzO)nH+反応体イオンを含むイオン/分子反応
によって、GBに対しては(IF5式により示されるよ
うに、陽子移転によって有機シん神経剤がイオン化され
ることになる。
GB−1−(HzO)nH−(HzO)(GB)H”+
(n−1)HzO、QQ他の有機υん神経剤および化合
物に対しても同様な反応が起る。(HzO)nH+反応
体イオンを含む類似のイオン/分子反応により、αη式
に示す陽子移転によってマスタード(Mu s t a
 r d )がイオン化される。
Mustard −1−(Hz 0) HH”−+(M
ustard)H”+nH2Oαηまた、(Hz 0)
 n C04−反応体イオンを含むイオン/分子反応に
よυ、α9式で示す親電子アタッチメン) (etee
trophitie attaehment)によって
マスタードがイオン化される。
Mustard+(Hz O)n CO4→(Must
ard)02″+CO2+ n Hz 0      
       α&当業者にとっては、(Hz 0) 
n02−反応体イオンが含まれているものとすると、負
イオン反応は同様である。したがって、有機シん神経剤
および発庖剤(blister agents)、たと
えばマスタード、は、担体気体24として精製された空
気を用いた時に、イオン化検出器10により検出できる
09〜α〜式により与えられる反応の結果として発生さ
れた生成物イオンは、開口部36,41.42と空間4
3によ多形成された通路37の中を担体気体24により
i量Qで流される。再結合領域を通るイオンはコレクタ
・スクリーン44により集められて測定可能な電流とな
る。その電流は電位計53に流れこんで検出される。そ
の電位計は線52に出力を生ずる。
担体気体24として精製された空気を用いると、正イオ
ン・スペクトラムで神経剤を検出すること、マスタード
を正と負のイオンのスペクトラムで検出することが可能
である。識別を助けるためKは、正イオン・スペクトラ
ムで神経剤のみを検出し、発庖剤のみを負イオン・スペ
クトラムで検出することが望ましい。これは、マスター
ドから正イオンが発生されることを叱正する他のイオン
化反応を反応領域28において用いることにより行うこ
とができる。それらの正イオンは、アセトンのような所
定の液体68を容器66の中に入れることKよって無く
すことができる。液体68の表面の上方にアセトンの蒸
気が生じ、その蒸気は膜62を透過して精製された担体
気体24中に入る。09式で示すような化学構造を有す
るアセトン(ice−tone)は、W、C9式で示す
ように1ハイドロニウム反応体イオンと2種類のイオン
/分子反応を行う。
CH3−C−CH3(19 Ae@tons+H30+→(Aeetona)H”+
HzO(21)(Acetone)H++Aeeton
e→(Acetone)2 H+(3υマスタードの陽
子親和力は、翰、09式の反応により発生されたイオン
の陽子親和力より小さいから、マスタードからの正イオ
ンはアセト/の存在下では形成されない。したがって、
アセトンを担体気体24中に導入することにより、(1
8式で示されているマスタードの負イオン化に影響を及
ぼすことなしに、マスタードに対する正イオンシグネイ
チャ(positiv@lon signature)
を無くすことができる。更に、アセトンを導入しても四
式の反応(CBについて書かれている)を行う神経剤の
正イオン化を妨げない。
(Aceton@)2H+−)−CB−+(Aeeto
ne)H++Acetone   @したがって、担体
気体24中にアセトンが存在すると、マスタードは陰イ
オン化され、神経剤は陽イオン化されて、マスタードの
陽イオン化は不可能である。
このように、担体気体24中のアセト/の利点は、イオ
ン化検出器10が陽イオンモードにおける神経剤のみに
応答することである。アセトンがないと、αη式に従っ
てマスタードから形成された陽イオンを、たとえばGB
に対して(Lt9式に従って神経剤から形成された陽イ
オンと区別することはできない。更に、神経剤の負イオ
ン化に対する反応は存在しない。したがって、担体気体
24にアセトンを加えると、イオン化検出器10は、電
圧v1が正であって陽イオンを伝えられるようKする時
には神経剤が検出され、電圧v1が負で陰イオンを伝え
られる時には発庖剤が検出されるという事実を基にして
、神経剤と発庖剤を区別できる。
マスタードの検出に特異性を付加するために、容器66
に四塩化炭素のような所定の液体68を入れることKよ
υ、干渉蒸気の負イオンをイオン化検出器10から無く
すことができる。液体68の表面の上方に四塩化炭素の
蒸気が生ずる。その蒸気は膜62を透過して精製担体気
体24に混じる。(ハ)式で示すような化学構造を有す
る四塩化炭素(Carbon Tetraehtori
de )が次の解離反応でオクソニウム反応体イオンと
電荷交換を行い、r2a式で示すように塩素の陰イオン
を生ずる。
Ct cz−c−ct          (ハ)鷲 ・  Ct (H20) 、o、 −)−Carbon T@trm
chtorids −+Ct−)−02+nH20+R
adieats       24)塩素陰イオンの電
子親和力が非常に高いから、より少い数の化合物までそ
れの電荷を失う。それらの化合物は、オクソニウム反応
体イオンを使用した場合よりも電位干渉として機能でき
る。また、塩素陰イオンを(至)式に従ってマスタード
をイオン化する反応体として使用できる。
Ct−+Mugtard→(Mustard)(’t−
@ルイサイト(tewl s i te)として知られ
ている別の発痘剤に対して類似の反応が存在する。した
がって、四塩化炭素の蒸気を担体気体に加えると、干渉
物質の負イオン化が阻止されると同時に、発痘剤、マス
タードおよびとくにルイサイトの負イオン化を可能にす
る。これによυ発痘剤の検出に対してイオン化検出器1
0が一層特効あるものとされる。
アセトンと四塩化炭素の蒸気を担体気体24中に同時に
加えることができるが、そうしても互いに影響を及ぼし
合うことはない。これは、たとえば、通路26に沿う2
個所の独立した場所、または2本の透過管85.86に
取付けられる2個の容器66を用いて行うことができる
。最後に、膜22を透過できる試料気体の量が(イ)式
により与えられる。
(ハ)式においてYは発生量、Plは膜の外面における
試料の分圧、P2は膜の内面における試料の分圧、Pr
は膜の透過率、Arnは膜の面積、るは担体気体24の
流量、tは膜の厚さ、Piは全圧である。■式に従って
、担体気体の流量るが減少するKつれて発生量Yが増加
する。Jli22の性能およびその膜の材料についての
詳細については、本願の発明者によυ発明された米国特
許第4.311.669号明細書に記載されている発明
を参照されたい0 しかし、担体気体の流量Qが減少すると(3)式中の実
効速度V/の値が低下する。第2図からV/の値の低下
は(6)式の値、すなわち第2図の横軸、の減少に直接
翻訳される。したがって、イオン化検出器10の出力信
号は、作業濃度(tasking eonc@n−tr
ation )  (検出器へ与えられる試料の蒸気濃
度)に正規化されると、減少する。したがって、膜22
の性能を向上させる担体気体のit4の減少によυ、(
4)式に従ってnの性能が低下し、(5)式に従って■
が減少する。その工はイオン化検出器10から線52へ
出力される出力を流である。パラメータ2(再結合領域
の長さ)を小さくして、第3図のカーブ78〜80によ
り実験的に示されている、(4)式中のイオンの電荷n
を増加することくより、膜の処理量に影響を及ぼすこと
なしにイオン化検出器10の性能を向上させることがで
きる。パラメータ2は、第3図のカーブ78,79.8
0に対してそれぞれlG111 + 4G111 、1
0anに等しい。
以上、反応領域と、この反応領域に結合された精製担体
気体源と、選択された気体成分を反応領域へ透過させる
膜と、担体気体と選択された気体成分およびイオン生成
物を流すために反応領域に結合される少くとも1つの通
路を含む再結合領域と、集めたイオンを中和するために
少くとも1つの通路の出口に位置させられるコレクタと
を備え、前記少くとも1つの通路をイオン生成物が通る
ことKより、再結合反応と中和反応によりイオ/の喪失
が生じ、コレクタに集められたイオンの中和により生じ
た出力電fiKよって中和されたイオンが指示される。
周囲の気体の1種類またはそれ以上の選択された気体成
分をイオン化して、検出する装置およびこの装置で使用
する方法について説明した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の装置の一実施例を一部略図で示す横断
面図、第2図および第3図は第1図に示す装置に応用で
きる方程式中の変数間の関係を示すグラフである。 10・・・・イオン化検出器、22.62・金・・膜、
26.37・・・・通路、28・・・・反応領域、35
・・・・再結合領域、44・・・嗜コレクタ・スクリー
ン、90・・・・導電部。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)気体中の1種類またはそれ以上の選択された気体
    成分をイオン化して検出する方法であつて、含水率が1
    0PPMより低く、窒素酸化物の含有率が1.0PPB
    より低く、アンモニアの含有率が1PPBより低い精製
    された担体気体(24)を反応領域(28)の中に導入
    する過程と、 前記選択された気体成分を前記反応領域(28)の中に
    導入する過程と、 前記反応領域(28)内でイオンを発生して、前記担体
    気体(24)および前記選択された気体成分からイオン
    生成物を生成する過程と、 導電部(90)を含む壁を有する少くとも1つの通路(
    37)に、前記担体気体(24)と前記選択された気体
    成分および前記イオン生成物を流すことにより、イオン
    再結合および前記壁の前記導電部(90)による中和の
    ためにイオン喪失を生じさせる過程と、 残つているイオンを前記少くとも1つの通路の出口にお
    いて集めて前記イオンを中和し、中和されたイオンを示
    す出力電流を生ずる過程と を備えることを特徴とする気体中の1種類またはそれ以
    上の選択された気体成分をイオン化して検出する方法。
  2. (2)反応領域(28)と、 この反応領域(28)内でイオンを発生する第1の手段
    (30)と、 前記反応領域に結合された導電部(90)を含んでいる
    壁を有する少くとも1つの通路(37)を有する再結合
    領域(35)と を備え、前記少くとも1つの通路(37)の出口に位置
    させられたコレクタ(44)と気体中の1種類またはそ
    れ以上の選択された気体成分をイオン化して検出する装
    置において、 精製された担体気体(24)を前記反応領域中に導入す
    る第2の手段(26、29)と、 前記選択された気体成分を前記反応領域中に導入する第
    3の手段と、 を備え、前記第1の手段は前記担体気体(24)および
    選択された気体成分からイオン生成物を形成し、 前記少くとも1つの通路(37)は前記担体ガス(24
    )と前記選択された気体成分および前記イオン生成物を
    その中に通し、それによりイオン再結合および前記壁の
    前記導電部(90)とのイオン相互作用の結果としてイ
    オンの喪失が起り、 前記コレクタ(44)は前記再結合領域(35)からの
    前記残留イオンを中和することにより、前記コレクタ(
    44)からの出力電流が中和された残留イオンの指示を
    与えることを特徴とする気体中の1種類またはそれ以上
    の選択された気体成分をイオン化して検出する装置。
  3. (3)特許請求の範囲第2項記載の装置であつて、前記
    第2の手段(26、29)はアセトンを前記担体気体中
    に導入する第4の手段(62、66、68)を含むこと
    を特徴とする装置。
  4. (4)特許請求の範囲第3項記載の装置であつて、前記
    第2の手段(26、29)は四塩化炭素を前記担体気体
    (24)中に導入する第5の手段(62、66、68)
    を含むことを特徴とする装置。
  5. (5)特許請求の範囲第2項記載の装置であつて、前記
    選択された気体成分を導入する前記第3の手段(22、
    29)は、隔てられた内面と外面を有し、かつ前記反応
    領域(28)の入口(29)の上方に位置させられる膜
    (22)を含むことを特徴とする装置。
  6. (6)特許請求の範囲第2項記載の装置であつて、前記
    第2の手段(26、29)は試薬を前記担体気体(24
    )中に導入する第4の手段(62、66、68)を含む
    ことを特徴とする装置。
  7. (7)特許請求の範囲第6項記載の装置であつて、前記
    試薬は、アンモニア、またはケトン、カルボニル、スル
    ホキシドおよびホスホリルなどの化合物より成る群から
    選択されることを特徴とする装置。
  8. (8)特許請求の範囲第6項記載の装置であつて、前記
    試薬はチクロヘキサノンを含むことを特徴とする装置。
  9. (9)特許請求の範囲第6項記載の装置であつて、前記
    試薬は塩素置換を行つた化合物を含むことを特徴とする
    装置。
  10. (10)特許請求の範囲第6項記載の装置であつて、前
    記試薬はメチレン・クロライド、トリクロロメタン、ク
    ロロベンゼン、およびジクロロベンゼンより成る群から
    選択されることを特徴とする装置。
JP61176820A 1985-08-01 1986-07-29 気体中の1種類またはそれ以上の選択された気体成分をイオン化して検出する方法および装置 Pending JPS6234041A (ja)

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