JPS6233984Y2 - - Google Patents

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JPS6233984Y2
JPS6233984Y2 JP1983005319U JP531983U JPS6233984Y2 JP S6233984 Y2 JPS6233984 Y2 JP S6233984Y2 JP 1983005319 U JP1983005319 U JP 1983005319U JP 531983 U JP531983 U JP 531983U JP S6233984 Y2 JPS6233984 Y2 JP S6233984Y2
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JP
Japan
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dead center
top dead
injection timing
mark
camshaft
Prior art date
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Application number
JP1983005319U
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English (en)
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JPS59110384U (ja
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Priority to JP531983U priority Critical patent/JPS59110384U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車等に使用される4サイクル式
のデイーゼルエンジンに関するものである。
この種のデイーゼルエンジンにおける噴射時期
の調整は、周知のように、特定の気筒のピストン
が圧縮上死点にあること、および、フライホイー
ル等に設けた噴射時期マークとエンジン本体側に
固設したゲージとが合致していることを基準にし
て行なわれる。
ところが、前記噴射時期マークが刻印されてい
るフライホイール等はエンジンが吸入、圧縮、爆
発、排気の全行程を完了する毎に2回転するクラ
ンクシヤフトに直結されているため、前述した噴
射時期マークと前記ゲージとの相対位置のみによ
つては、特定の気筒が圧縮上死点にあるのか排気
上死点にあるのかの判別がつかない。このような
判別を行なうためには、前述した全行程を完了す
る毎に1回転を終える動弁用のカムシヤフトにマ
ークを設けるのがよいが、従来のカムシヤフト
は、先行技術として実開昭48ー109305号に示され
るように、この種のマークは一切設けられていな
い。
そのため、圧縮上死点において噴射時期を調整
したつもりが、排気上死点において調整を行なつ
てしまうという間違いを招き易いという不都合が
ある。
本考案は、このような事情に着目してなされた
もので、噴射時期マークとゲージ以外に、特定の
気筒のピストンが圧縮上死点にあるか否かを判定
するための上死点マークを動弁用のカムシヤフト
に設けるとともに、このカムシヤフト被うカバー
の該上死点マークに対応する位置にオイル注入口
等からなる点検窓を設けることによつて、前述し
た不都合を解消することができるようにしたデイ
ーゼルエンジンを提供するものである。
以下、本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。
第1図は、本考案を適用したデイーゼルエンジ
ンを概略的に示す斜視図であり、図中1はエンジ
ン本体、2はクランクシヤフト、3はこのクラン
クシヤフト2に応動する部材たるフライホイー
ル、4は前記クラクシヤフト2の1/2の速度で回
転する動弁用のカムシヤフト、5はこのカムシヤ
フト4に連動して作動する分配型の燃料噴射ポン
プである。
前記フライホイール3は、前記クランクシヤフ
ト2に一体回転可能に固着されたものであり、特
定の気筒6が吸入、圧縮、爆発、排気の全行程を
終える毎に2回転するようになつており、その外
周面所定位置に噴射時期マーク7が刻印されてい
る。そして、この噴射時期マーク7に臨むゲージ
8を前記エンジン本体1側から突設している。一
方、カムシヤフト4は、図示しないタイミングベ
ルト等を介して前記クランクシヤフト2に接続さ
れたもので、前記気筒6が前述した4行程を終え
る毎に1回転するようになつている。なお、この
カムシヤフト4の配設部はオイル注入口9を有し
たカバー11により被われている。そして、前記
カムシヤフト4の前記オイル注入口9に対応する
部位に、特定の気筒6のピストン12が圧縮上死
点にあるか否かを判定するための上死点マーク1
3を設けている。換言すれば、カムシヤフト4の
所定の部位に前記上死点マーク13を設けるとと
もに、前記カバー11の該上死点マーク13に対
応する位置に、点検孔たるオイル注入口9を設け
ている。上死点マーク13は、前記カムシヤフト
4の外周面に一体的に突設した突起状もので、前
記気筒6のピストン12が圧縮上死点に位置した
場合に真上を向くように設定されている。
次いで、このデイーゼルエンジンの噴射時期点
検作業を順を追つて説明する。
まず燃料噴射ポンプ5のデイストリビユータヘ
ツドボルト(図示せず)を取リはずし、ポンププ
ランジヤ(図示せず)の進退位置を側定するため
のダイヤルゲージ(図示せず)を取付ける。しか
る後、フライホイール3の噴射時期マーク7とゲ
ージ8との相対位置を参考にして、特定の気筒6
が圧縮上死点前約30度になるようにセツトする。
この場合、前記気筒6が圧縮上死点の近傍にある
のか排気上死点の近傍にあるのかの判断はオイル
注入口9に蓋着してあるオイルフイラキヤツプ1
4をはずして内部をのぞき込むことによつて行な
う。すなわち、前記噴射時期マーク7を前記ゲー
ジ8の近傍に位置させて前記カムシヤフト4を前
記オイル注入口9を通して上方から観察した場合
に、該カムシヤフト4に設けた上死点マーク13
が上を向いているのを確認できれば前記気筒6が
圧縮上死点の近傍にあることが判るし、また、前
記上死点マーク13が見えなければ、前記気筒6
が排気上死点の近傍にあるという判断がつく。こ
のようにして、フライホイール3の噴射時期マー
ク7を前記気筒6の圧縮上死点前約30度にセツト
した状態で前記ダイヤルゲージの指針を「0」に
合せる。しかる後、前記クランクシヤフト2を前
記噴射時期マーク7が前記ゲージ8に合致する位
置にまで正転させて前記ダイヤルゲージの指針が
所定の基準値に達するか否かを点検する。そし
て、このような点検結果に基いて、前記燃料噴射
ポンプ5の取付位置を変更する等の作業を行ない
燃料噴射時期の調整を行なう。
なお、噴射時期マークを設ける部材はフライホ
イールに限られないのは勿論であり、クランクシ
ヤフトに1対1で応動するものであれば他のもの
であつてもよい。
また、ゲージもエンジン本体の端面に直接固設
されたものに限らず、例えば、前記エンジン本体
に取着されるフライホイールカバー等に設けても
よい。
さらに、上死点マークの形状等についても図示
実施例のものに限定されるものではなく、本考案
の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能であ
る。
本考案は、以上のような構成であるから、噴射
時期の点検を行なう際に、基準となる特定の気筒
が圧縮上死点にあるか否かを確実に知ることがで
き、誤りのない適正な噴射時期調整を行なうこと
ができるデイーゼルエンジンを堤供できるもので
ある。すなわち、本考案によれば、特定の気筒を
圧縮上死点側に位置させるべきところを排気上死
点側に位置させて噴射時期を調整してしまうおそ
れがあるというこの種形式のデイーゼルエンジン
特有の重大な問題点を簡単かつ確実に解消するこ
とができるという効果が得られる。
そして、本考案によれば、カムシヤフトを被う
カバーの上死点マークに対応する部位に点検孔を
設けているので、前記カバーを取り外すというよ
うな大掛りな作業を行うことなしに前述した噴射
時期の調整を簡単に実行することができるという
効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は斜視
図、第2図は要部を示す側断面図、第3図は第2
図おけるー線断面図である。 1……エンジン本体、2……クランクシヤフ
ト、3……クランクシヤフトに応動する部材(フ
ライホール)、4……カムシヤフト、6……特定
の気筒、7……噴射時期マーク、8……ゲージ、
9……点検孔(オイル注入口)、11……カバ
ー、12……ピストン、13……上死点マーク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. クランクシヤフトに応動する部材に設けた噴射
    時期マークとエンジン本体側に固設したゲージと
    が合致する位置を基準にして噴射時期を調整し得
    るように構成した4サイクル式のデイーゼルエン
    ジンにおいて、動弁用のカムシヤフトに、前記噴
    射時期マークと前記ゲージとを用いて噴射時期を
    調整する際に特定の気筒のピストンが圧縮上死点
    にあるか否かを判定するための上死点マークを設
    けるとともに、前記カムシヤフトを被うカバーの
    該上死点マークに対応する位置にオイル注入口等
    からなる点検孔を設けたことを特徴とするデイー
    ゼルエンジン。
JP531983U 1983-01-17 1983-01-17 デイ−ゼルエンジン Granted JPS59110384U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP531983U JPS59110384U (ja) 1983-01-17 1983-01-17 デイ−ゼルエンジン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP531983U JPS59110384U (ja) 1983-01-17 1983-01-17 デイ−ゼルエンジン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59110384U JPS59110384U (ja) 1984-07-25
JPS6233984Y2 true JPS6233984Y2 (ja) 1987-08-31

Family

ID=30136909

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JP531983U Granted JPS59110384U (ja) 1983-01-17 1983-01-17 デイ−ゼルエンジン

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5754678B2 (ja) * 1975-12-29 1982-11-19

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5754678U (ja) * 1980-09-17 1982-03-30

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5754678B2 (ja) * 1975-12-29 1982-11-19

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Publication number Publication date
JPS59110384U (ja) 1984-07-25

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