JPS6232264B2 - - Google Patents
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- JPS6232264B2 JPS6232264B2 JP18667784A JP18667784A JPS6232264B2 JP S6232264 B2 JPS6232264 B2 JP S6232264B2 JP 18667784 A JP18667784 A JP 18667784A JP 18667784 A JP18667784 A JP 18667784A JP S6232264 B2 JPS6232264 B2 JP S6232264B2
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Description
［産業上の利用分野］
本発明は高強度で引きちぎれ性に優れるアルミ
ニウム合金板に関し、さらに詳しくは、引き裂き
性に優れ、または、引きちぎれ易い、例えば、キ
ヤツプおよび箔容器或いは簡易開放缶（Easy
Open）の蓋に使用される引き裂き強度の低い包
装用の高強度で引きちぎれ性に優れるアルミニウ
ム合金板に関する。
［従来技術］
従来から、キヤツプ、箔容器或いは簡易開放缶
等の材料にはアルミニウムおよびアルミニウム合
金が多く使用されている。これらの用途に使用さ
れるアルミニウムおよびアルミニウム合金には引
き裂き性に優れるか、引きちぎれ易いという特性
を有することが要求されている。
いま、Ring pull cap材について説明すると、
このキヤツプ材に要求される品質特性としては、
(1) 絞り加工性（シエル成形）が良好なこと。
(2) ガス圧をかけて密封する場合、内圧に耐える
強度（耐圧性）を有すること。
(3) スコア（切込み溝）より引き裂いて開けるリ
ツプキヤツプ、マキシキヤツプ、プルアツプキ
ヤツプ等のRing pull capとして使用する場合
には引きちぎれ性が良好なこと。
(4) シーリング加工性が良いこと。
(5) 耐蝕性が良好なこと。
等が要求される。
このような用途に使用される材料として、3105
合金、5052合金、5082合金、5182合金等がある
が、これらの合金は何れも包装用として使用する
際に、引きちぎれ性に最大の問題点がある。
特に、キヤツプ用アルミニウム合金として使用
されている合金で最も高強度の合金は5052H19材
であるが、これ以上高強度になると開栓性の問題
が生じるようになり、スコア残圧、スコア形状等
開栓性を向上させるための種々の手段が構じられ
ており、例えば、スコア金型の摩耗、スコア残圧
の管理等大きな努力を必要としている。
［発明が解決しようとする問題点］
本発明は上記に説明したような、包装用の引き
裂き性に優れた材料に要求される品質特性および
使用されているアルミニウム合金の種々の問題点
に鑑みなされたものであり、即ち、スコア加工面
における生産性、品質管理の負担を大幅に削減
し、さらに、アルミニウム合金材料面からは開栓
性が良好である高強度の引きちぎれ性に優れるア
ルミニウム合金板を提供するものである。
［問題点を解決するための手段］
本発明に係る高強度で引きちぎれ性に優れるア
ルミニウム合金板は、
(1) Mg0.3〜6wt％
を含有量し、かつ、
Fe0.6〜2wt％、Cr0.35〜1wt％
の１種または２種
を含有し、残部Alおよび不可避不純物からな
るアルミニウム合金であつて、圧延後の金属間
化合物の大きさが30μ以下であり、その面積率
が５〜10％であることを特徴とする高強度で引
きちぎれ性に優れるアルミニウム合金板を第１
の発明とし、
(2) Mg0.3〜6wt％、Mn0.15〜2wt％
を含有し、かつ、
Fe0.5〜1.8wt％、Cr0.25〜0.8wt％
の１種または２種
を含有し、残部Alおよび不可避不純物からな
るアルミニウム合金であつて、圧延後の金属間
化合物の大きさが30μ以下であり、その面積率
が５〜10％であることを特徴とする高強度で引
きちぎれ性に優れるアルミニウム合金板を第２
の発明とし、
(3) Mg0.3〜6wt％
を含有し、かつ、
Fe0.6〜2wt％、Cr0.35〜1wt％
の１種または２種
を含有し、さらに、
Si0.2〜1wt％、Cu0.1〜1wt％
の１種または２種
を含有し、残部Alおよび不可避不純物からな
るアルミニウム合金であつて、圧延後の金属間
化合物の大きさが30μ以下であり、その面積率
が５〜10％であることを特徴とする高強度で引
きちぎれ性に優れるアルミニウム合金板を第３
の発明とし、
(4) Mg0.3〜6wt％、Mn0.15〜2wt％
を含有し、かつ、
Fe0.5〜1.8wt％、Cr0.25〜0.8wt％
の１種または２種
を含有し、さらに、
Si0.2〜1wt％、Cu0.1〜1wt％
の１種または２種
を含有し、残部Alおよび不可避不純物からな
るアルミニウム合金であつて、圧延後の金属間
化合物の大きさが30μ以下であり、その面積率
が５〜10％であることを特徴とする高強度で引
きちぎれ性に優れるアルミニウム合金板を第４
の発明とする４つの発明よりなるものである。
なお、本発明に係る高強度で引きちぎれ性に優
れるアルミニウム合金板においては、圧延後の金
属間化合物の大きさを30μ以下とし、その面積率
を５〜10％とするものである。
本発明に係る高強度で引きちぎれ性に優れるア
ルミニウム合金板について以下詳細に説明する。
先ず、本発明に係る高強度で引きちぎれ性に優
れるアルミニウム合金板の含有成分および成分割
合について説明する。
Mgは耐圧強度を保持するための不可欠の元素
であり、含有量が0.3wt％未満ではこの効果は小
さく、また、多量に含有されると、即ち、6wt％
を越えて含有されると圧延性、成形性が低下する
ようになる。よつて、Mg含有量は0.3〜6wt％と
する。
MnはMgと同様に機械的強度を付与し、かつ、
Al6Mn、Al6（MnFe）等の金属間化合物の成長を
助長し、引きちぎれ性を良好にするため必要な元
素であり、含有量が0.15wt％未満ではこのような
効果は少なく、また、2wt％を越えて含有される
と深絞り性等の加工性に問題が生じる。よつて、
Mn含有量は0.15〜2wt％とする。
Feは金属間化合物の大きさや存在割合に非常
に重要な元素であり、含有量が0.6wt％未満では
Al6Fe、Al6（MnFe）等の成長が助長されず、引
きちぎれ性が悪くなり、また、2wt％を越えて多
量に含有されると深絞り性等の加工性に問題が生
じる。よつて、Fe含有量は0.6〜2wt％とする。
なお、Mnが含有される場合には、その兼合いに
よつて上記と同様な理由により、Fe含有量は0.5
〜1.8wt％とする。
CrはFeと同じく金属間化合物の大きさ、存在
割合に非常に重要な元素であり、含有量が0.35wt
％未満ではCr7Al2、（CrFe）Al2等の金属間化合
物の成長が助長されず、引きちぎれ性が悪くな
り、また、1wt％を越えて含有されると深絞り性
等の加工性に問題が生じる。よつて、Cr含有量
は0.35〜1wt％とする。なお、Mnが含有される場
合にはその兼合いによつて、上記と同様な理由に
よりCr含有量は0.25〜0.8wt％とする。
Siは絞り性の向上および耳率低下の効果を付与
する元素であり、含有量が0.2wt％未満ではこの
ような効果は少なく、また、1wt％を越えて含有
されるとその効果は飽和する。よつて、Si含有量
は0.2〜1wt％とする。
Cuは機械的強度および深絞り性を高める元素
であり、含有量が0.1wt％未満ではこのような効
果は少なく、また、1wt％を越える多量の含有で
は圧延加工性、耐蝕性が劣化するので1wt％以下
に抑えるべきであり、また、Cuは固溶強化によ
る機械的強度向上の他に、中間焼鈍を連続焼鈍炉
（急速加熱、急速冷却）により実施すると焼付塗
装時の加熱により、Al―Cu―Mg系の析出硬化が
期待できる。よつて、Cu含有量は0.1〜1wt％と
する。
なお、上記含有成分以外にTi、Zr、Znを含有
する場合には、夫々0.5wt％以下であれば本発明
に係る高強度で引きちぎれ性に優れるアルミニウ
ム合金板の特性を変えることがないので0.5wt％
までは許容され、また、Ｂについても含有量が
0.03wt％以下であれば同様の理由により許容され
る。
さらに、本発明に係る高強度で引きちぎれ性に
優れるアルミニウム合金板は、圧延後の金属間化
合物の大きさを30μ以下とし、その面積占有率を
５〜10％とすることによつて、より引きちぎれ性
が良好となり、かつ、加工性がよくなる。
即ち、金属間化合物の大きさが30μを越える
と、深絞り成形等の加工において割れ発生の起点
となり、また、金属間化合物の面積占有率が５％
未満では引きちぎれ性の効果が望めず、また、10
％を越えると引きちぎれ性の面からは影響がない
が、深絞り加工等の加工割れの起点となる。ま
た、深絞り加工を実施する場合には、トリミング
量軽減のため低方向性とする必要があるが、これ
については、均熱条件、熱間圧延条件、中間焼鈍
条件等を低方向性となるように適宜決定すればよ
い。
いままでの説明は、本発明に係る高強度で引き
ちぎれ性に優れるアルミニウム合金板をRing
pull capに使用した場合であるが、PPキヤツプ
等他のキヤツプ、箔容器或いは簡易開放缶
（Easy Open）等の蓋に本発明に係る高強度で引
きちぎれ性に優れるアルミニウム合金板を適用し
ても同様な効果が期待できる。即ち、PPキヤツ
プの場合にはミシン目に沿つて引きちぎつて開栓
するのであるが、この時の開栓トルクの低減に効
果があり、また、箔容器或いは簡易開放缶の蓋の
場合には、多段張出加工性、リベツト成形性が要
求されるがこれに対しても問題なく成形できるの
である。
［実施例］
本発明に係る高強度で引きちぎれ性に優れるア
ルミニウム合金板の実施例を説明する。
実施例 １
第１表に示す含有成分および成分割合のアルミ
ニウム合金鋳塊を半連続鋳造法により厚さ55mmに
造塊し、510℃の温度で４時間加熱後、熱間圧延
により４mm厚の板とした。その後、冷間圧延によ
り0.625mm厚とし、480℃の温度で中間焼鈍（連続
焼鈍炉使用。急速加熱、急速冷却。）を実施した
後、再び、冷間圧延により0.25mm厚とした（冷間
加工率60％）。その後、200℃の温度で20分加熱
（通常の塗装焼付条件に相当する。）し、スコア加
工を実施後引き裂き試験（スコア加工率30％）お
よびシエル成形をしてキヤンエンド開缶性試験
（スコア加工率50％）を実施した。
さらに、引張試験、粒子アナライザーにより板
表面の金属間化合物の大きさ、面積占有率の分析
を実施した。
これらの試験結果を第２表に示す。
[Industrial Application Field] The present invention relates to an aluminum alloy plate having high strength and excellent tear resistance, and more specifically, to aluminum alloy plates having excellent tear resistance or easy tear resistance, such as caps, foil containers, and easy-to-open cans.
This product relates to an aluminum alloy plate with high strength and excellent tear resistance for packaging with low tear strength and used for lids of ``Open''. [Prior Art] Conventionally, aluminum and aluminum alloys have been widely used as materials for caps, foil containers, easy-to-open cans, and the like. Aluminum and aluminum alloys used in these applications are required to have excellent tearability or tearability. Now, to explain about Ring pull cap material,
The quality characteristics required for this cap material are: (1) Good drawability (shell forming). (2) When sealing by applying gas pressure, it must have the strength (pressure resistance) to withstand internal pressure. (3) Good tearability when used as a ring pull cap for lip caps, maxi caps, pull-up caps, etc. that can be torn open from the score (cut groove). (4) Good sealing processability. (5) Good corrosion resistance. etc. are required. 3105 is a material used for such applications.
Alloys include 5052 alloy, 5082 alloy, 5182 alloy, etc., but when these alloys are used for packaging, the biggest problem is tearability. In particular, the highest strength alloy used as an aluminum alloy for caps is 5052H19, but if the strength becomes higher than this, there will be problems in opening the cap, and problems such as score residual pressure, score shape, etc. Various means have been devised to improve plugging performance, and require great effort, for example, to control wear of the score mold and control of score residual pressure. [Problems to be Solved by the Invention] The present invention was developed in view of the quality characteristics required for materials with excellent tearability for packaging and the various problems of the aluminum alloy used, as explained above. In other words, the productivity and quality control burden on the score processing side is greatly reduced.Furthermore, from the aluminum alloy material perspective, we have created an aluminum alloy plate with high strength and excellent tearability that makes it easy to open the cap. This is what we provide. [Means for Solving the Problems] The aluminum alloy plate of the present invention, which has high strength and excellent tear resistance, has (1) a content of 0.3 to 6 wt% Mg, 0.6 to 2 wt% Fe, and Cr0 .35~1wt% of one or two types, the balance being Al and inevitable impurities, the size of the intermetallic compound after rolling is 30μ or less, and the area ratio is 5~10 % aluminum alloy plate with high strength and excellent tear resistance.
(2) Contains 0.3 to 6 wt% Mg, 0.15 to 2 wt% Mn, and contains one or both of 0.5 to 1.8 wt% Fe and 0.25 to 0.8 wt% Cr. , an aluminum alloy consisting of the remainder Al and unavoidable impurities, with high strength and tear resistance, characterized by an intermetallic compound size of 30μ or less after rolling, and an area ratio of 5 to 10%. The second best aluminum alloy plate
(3) Contains 0.3 to 6 wt% Mg, and one or both of Fe 0.6 to 2 wt% and Cr 0.35 to 1 wt%, and further contains 0.2 to 1 wt% Si. , Cu 0.1 to 1wt%, and the remainder Al and inevitable impurities, the size of the intermetallic compound after rolling is 30μ or less, and the area ratio is 5 The third material is an aluminum alloy plate with high strength and excellent tear resistance, characterized by ~10%
(4) Contains 0.3-6wt% Mg, 0.15-2wt% Mn, and one or both of 0.5-1.8wt% Fe and 0.25-0.8wt% Cr. , furthermore, it is an aluminum alloy containing one or both of Si0.2~1wt% and Cu0.1~1wt%, the balance being Al and unavoidable impurities, and the size of the intermetallic compound after rolling is 30μ The fourth aluminum alloy plate has high strength and excellent tear resistance, and has an area ratio of 5 to 10%.
This invention consists of four inventions. In addition, in the aluminum alloy plate having high strength and excellent tear resistance according to the present invention, the size of the intermetallic compound after rolling is 30 μm or less, and the area ratio thereof is 5 to 10%. The aluminum alloy plate having high strength and excellent tear resistance according to the present invention will be described in detail below. First, the components and component ratios of the aluminum alloy plate having high strength and excellent tear resistance according to the present invention will be explained. Mg is an essential element for maintaining compressive strength, and if the content is less than 0.3wt%, this effect is small, and if it is contained in a large amount, that is, 6wt%
If the content exceeds this amount, rolling properties and formability will decrease. Therefore, the Mg content is set to 0.3 to 6 wt%. Like Mg, Mn provides mechanical strength, and
It is a necessary element to promote the growth of intermetallic compounds such as Al 6 Mn and Al 6 (MnFe) and to improve tearing resistance. If the content is less than 0.15 wt%, this effect is small, and If the content exceeds 2wt%, problems will occur with workability such as deep drawability. Then,
The Mn content is 0.15-2wt%. Fe is a very important element for the size and abundance ratio of intermetallic compounds, and if the content is less than 0.6wt%,
The growth of Al 6 Fe, Al 6 (MnFe), etc. is not promoted and the tearing property becomes poor, and if it is contained in a large amount exceeding 2 wt%, problems arise in workability such as deep drawability. Therefore, the Fe content is set to 0.6 to 2 wt%.
In addition, when Mn is contained, the Fe content is 0.5 due to the same reasons as above.
~1.8wt%. Cr, like Fe, is a very important element for the size and proportion of intermetallic compounds, and the content is 0.35wt.
If the content is less than 1wt%, the growth of intermetallic compounds such as Cr 7 Al 2 and (CrFe)Al 2 will not be promoted, resulting in poor tearing properties, and if the content exceeds 1wt%, processability such as deep drawability will be affected. A problem arises. Therefore, the Cr content is set to 0.35 to 1 wt%. In addition, when Mn is contained, the Cr content is set to 0.25 to 0.8 wt% for the same reason as above. Si is an element that improves drawability and reduces the selvage rate.When the content is less than 0.2wt%, this effect is small, and when the content exceeds 1wt%, the effect is saturated. . Therefore, the Si content is set to 0.2 to 1 wt%. Cu is an element that increases mechanical strength and deep drawability, and if the content is less than 0.1wt%, this effect will be small, and if the content exceeds 1wt%, rolling workability and corrosion resistance will deteriorate. Cu should be suppressed to 1wt% or less. In addition to improving mechanical strength through solid solution strengthening, Cu can also cause Al- Precipitation hardening of Cu-Mg system can be expected. Therefore, the Cu content is set to 0.1 to 1 wt%. In addition, if Ti, Zr, and Zn are contained in addition to the above-mentioned components, if each is 0.5 wt% or less, the properties of the aluminum alloy plate of the present invention, which has high strength and excellent tear resistance, will not be changed, so the content of 0.5 wt%
The content of B is allowed up to
If it is 0.03wt% or less, it is permissible for the same reason. Furthermore, the aluminum alloy plate of the present invention, which has high strength and excellent tear resistance, has an intermetallic compound size of 30μ or less after rolling, and an area occupation rate of 5 to 10%, which makes it easier to tear. The properties are improved, and the processability is also improved. In other words, if the size of the intermetallic compound exceeds 30μ, it becomes a starting point for cracking during processing such as deep drawing, and the area occupation rate of the intermetallic compound is 5%.
If it is less than 10, tearing resistance cannot be expected.
If it exceeds %, there will be no effect on tearing property, but it will become a starting point for processing cracks during deep drawing, etc. In addition, when performing deep drawing, it is necessary to have low directionality to reduce the amount of trimming, but for this, soaking conditions, hot rolling conditions, intermediate annealing conditions, etc. must be set to low directionality. It may be determined as appropriate. The explanation so far has been based on the ring using the aluminum alloy plate of the present invention, which has high strength and excellent tear resistance.
Although this is a case where the high-strength and tear-resistant aluminum alloy plate of the present invention is applied to other caps such as PP caps, foil containers, and easy-open cans, the aluminum alloy plate of the present invention has excellent tear resistance. Similar effects can be expected. In other words, in the case of a PP cap, the cap is opened by tearing it along the perforation, but it is effective in reducing the opening torque at this time, and in the case of foil containers or easy-to-open can lids, , multi-stage stretching processability, and riveting formability are required, but it can be formed without any problems. [Example] An example of an aluminum alloy plate having high strength and excellent tear resistance according to the present invention will be described. Example 1 An aluminum alloy ingot having the ingredients and proportions shown in Table 1 was formed into a 55 mm thick ingot by a semi-continuous casting method, heated at a temperature of 510°C for 4 hours, and then hot rolled into a 4 mm thick plate. And so. After that, it was cold rolled to a thickness of 0.625mm, and after intermediate annealing at a temperature of 480℃ (using a continuous annealing furnace. Rapid heating, rapid cooling), it was again cold rolled to a thickness of 0.25mm (cold processing rate 60%). After that, it was heated at a temperature of 200℃ for 20 minutes (corresponding to normal paint baking conditions), and after performing scoring, a tear test (scoring rate of 30%) and shell molding were performed, and a can-end openability test (scoring The processing rate was 50%). Furthermore, the size and area occupancy of intermetallic compounds on the plate surface were analyzed using a tensile test and a particle analyzer. The results of these tests are shown in Table 2.
【表】【table】
【表】
この第２表から明らかなように、本発明に係る
高強度で引きちぎれ性に優れるアルミニウム合金
板のNo.１〜No.５は、比較例No.６（5052合金）と比
較して、同一強度或いは強度が若干高いにもかか
わらず金属間化合物の含有により引裂き強さ
（Kg／mm）が低く、従つて引きちぎれ易く、さら
に、開缶性試験についても同様に優れていること
がわかる。
実施例 ２
第３表に示す含有成分および成分割合のアルミ
ニウム合金を半連続鋳造法により厚さ500mmの鋳
塊とし、この鋳塊を510℃の温度で６時間均熱
後、熱間圧延により2.5mm厚さとし、次いで、冷
間圧延により0.625mm厚とし、480℃の温度で中間
焼鈍（連続焼鈍炉使用。急速加熱、急速冷却）を
実施した後、再び冷間圧延により0.25mm厚とした
（冷間加工率60％）。さらに、200℃の温度で20分
加熱し（通常の塗装焼付条件に相当する。）、スコ
ア加工を実施後、引き裂き試験（スコア加工率30
％）およびシエル成形をしてキヤンエンド開缶性
試験（スコア加工率50％）、また、引張試験、耳
率測定（48％絞り率）を実施した。さらに、粒子
アナライザーにより板表面の金属間化合物の大き
さ、面積占有率の分析を行なつた。
それらの結果を第４表に示す。[Table] As is clear from this Table 2, aluminum alloy plates No. 1 to No. 5 that have high strength and excellent tear resistance according to the present invention are superior to Comparative Example No. 6 (5052 alloy). Although the strength is the same or slightly higher, the tear strength (Kg/mm) is low due to the inclusion of intermetallic compounds, so it is easy to tear, and it is also found that the can opening test is also excellent. . Example 2 An aluminum alloy having the ingredients and proportions shown in Table 3 was made into an ingot with a thickness of 500 mm by a semi-continuous casting method, and after soaking this ingot at a temperature of 510°C for 6 hours, it was hot rolled to a thickness of 2.5 mm. mm thickness, then cold rolled to 0.625 mm thickness, intermediate annealed at a temperature of 480°C (using a continuous annealing furnace, rapid heating, rapid cooling), and then cold rolled again to 0.25 mm thickness ( cold working rate 60%). Furthermore, after heating at a temperature of 200℃ for 20 minutes (corresponding to normal paint baking conditions) and performing scoring, a tear test (scoring rate of 30
%) and shell molding, a can-end openability test (scoring rate 50%), a tensile test, and an edge rate measurement (48% drawing rate) were conducted. Furthermore, the size and area occupancy of intermetallic compounds on the plate surface were analyzed using a particle analyzer. The results are shown in Table 4.
【表】【table】
【表】
この第４表から明らかなように、本発明に係る
高強度で引きちぎれ性に優れるアルミニウム合金
板のNo.７〜No.９は比較例No.10（5182合金）に比較
して、同一強度或いは強度が若干高いにもかかわ
らず金属間化合物の含有により引き裂き強さ
（Kg／mm）が低いので引きちぎれ易く、また、キ
ヤンエンド開缶性試験も同様である。
［発明の効果］
以上詳細に説明したように、本発明に係る高強
度で引きちぎれ性に優れるアルミニウム合金板は
上記の構成を有しているものであるから、キヤツ
プ、箔容器或いは簡易開放缶等の蓋に使用して、
引き裂き性に優れ、または、引きちぎれ易いとい
う優れた功果を有するものである。[Table] As is clear from Table 4, aluminum alloy plates No. 7 to No. 9 with high strength and excellent tear resistance according to the present invention have a higher strength than comparative example No. 10 (5182 alloy). Even though the strength is the same or slightly higher, the tear strength (Kg/mm) is low due to the inclusion of intermetallic compounds, so it is easy to tear, and the can-end openability test is also the same. [Effects of the Invention] As explained in detail above, the aluminum alloy plate having high strength and excellent tear resistance according to the present invention has the above-mentioned structure, so it can be used for caps, foil containers, easy-to-open cans, etc. Use it on the lid of
It has excellent tearability or is easy to tear off.
第１図および第２図は荷重と変位の関係を示す
図である。
FIGS. 1 and 2 are diagrams showing the relationship between load and displacement.
Claims (1)
アルミニウム合金であつて、圧延後の金属間化合
物の大きさが30μ以下であり、その面積率が５〜
10％であることを特徴とする高強度で引きちぎれ
性に優れるアルミニウム合金板。 ２ Mg0.3〜6wt％、Mn0.15〜2wt％ を含有し、かつ、 Fe0.5〜1.8wt％、Cr0.25〜0.8wt％ の１種または２種 を含有し、残部Alおよび不可避不純物からなる
アルミニウム合金であつて、圧延後の金属間化合
物の大きさが30μ以下であり、その面積率が５〜
10％であることを特徴とする高強度で引きちぎれ
性に優れるアルミニウム合金板。 ３ Mg0.3〜6wt％ を含有し、かつ、 Fe0.6〜2wt％、Cr0.35〜1wt％ の１種または２種 を含有し、さらに、 Si0.2〜1wt％、Cu0.1〜1wt％ の１種または２種 を含有し、残部Alおよび不可避不純物からなる
アルミニウム合金であつて、圧延後の金属間化合
物の大きさが30μ以下であり、その面積率が５〜
10％であることを特徴とする高強度で引きちぎれ
性に優れるアルミニウム合金板。 ４ Mg0.3〜6wt％、Mn0.15〜2wt％ を含有し、かつ、 Fe0.5〜1.8wt％、Cr0.25〜0.8wt％ の１種または２種 を含有し、さらに、 Si0.2〜1wt％、Cu0.1〜1wt％ の１種または２種 を含有し、残部Alおよび不可避不純物からなる
アルミニウム合金であつて、圧延後の金属間化合
物の大きさが30μ以下であり、その面積率が５〜
10％であることを特徴とする高強度で引きちぎれ
性に優れるアルミニウム合金板。[Claims] 1. Aluminum containing 0.3 to 6 wt% Mg, and one or two of 0.6 to 2 wt% Fe and 0.35 to 1 wt% Cr, with the balance consisting of Al and inevitable impurities. The alloy has an intermetallic compound size of 30μ or less after rolling, and an area ratio of 5 to 5.
10% aluminum alloy plate with high strength and excellent tear resistance. 2 Contains Mg0.3-6wt%, Mn0.15-2wt%, and one or two of Fe0.5-1.8wt% and Cr0.25-0.8wt%, with the remainder being Al and unavoidable impurities. An aluminum alloy consisting of an intermetallic compound having a size of 30μ or less after rolling, and an area ratio of 5 to 5.
10% aluminum alloy plate with high strength and excellent tear resistance. 3 Contains Mg0.3-6wt%, and contains one or both of Fe0.6-2wt% and Cr0.35-1wt%, and furthermore, Si0.2-1wt% and Cu0.1-1wt%. % or two, with the remainder being Al and unavoidable impurities, the size of the intermetallic compound after rolling is 30μ or less, and the area ratio is 5 to 5.
10% aluminum alloy plate with high strength and excellent tear resistance. 4 Contains Mg0.3-6wt%, Mn0.15-2wt%, and contains one or two of Fe0.5-1.8wt% and Cr0.25-0.8wt%, and furthermore, Si0.2 ~1wt% Cu, 0.1~1wt% Cu, and the remainder Al and unavoidable impurities, the size of the intermetallic compound after rolling is 30μ or less, and the area Rate is 5~
10% aluminum alloy plate with high strength and excellent tear resistance.
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18667784A JPS6164847A (en) | 1984-09-06 | 1984-09-06 | High strength aluminum alloy sheet superior in tear off property |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18667784A JPS6164847A (en) | 1984-09-06 | 1984-09-06 | High strength aluminum alloy sheet superior in tear off property |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6164847A JPS6164847A (en) | 1986-04-03 |
| JPS6232264B2 true JPS6232264B2 (en) | 1987-07-14 |
Family
ID=16192716
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18667784A Granted JPS6164847A (en) | 1984-09-06 | 1984-09-06 | High strength aluminum alloy sheet superior in tear off property |
Country Status (1)
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Families Citing this family (4)
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1984
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Also Published As
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