JPS6231872Y2 - - Google Patents

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JPS6231872Y2
JPS6231872Y2 JP3479881U JP3479881U JPS6231872Y2 JP S6231872 Y2 JPS6231872 Y2 JP S6231872Y2 JP 3479881 U JP3479881 U JP 3479881U JP 3479881 U JP3479881 U JP 3479881U JP S6231872 Y2 JPS6231872 Y2 JP S6231872Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、液中気化性成分濃度の測定装置の検
出端の構造に関するものである。
ここで言う液中気化性成分とは、工業廃水中に
含まれる気化性の芳香族化合物、脂肪族化合物又
はそれらのハロゲン化物等広範囲の気化性化合
物、例えばアルコール類、アルデヒド類、ケトン
類、有機酸、メルカプタン、低級芳香族又は脂肪
族炭化水素及びその誘導体、例えばハロゲン化物
等である。又、オリゴマー等の重合物が懸濁して
いるラテツクス、又はスラリー状水性液中におけ
るモノマーをはじめとする前記気化性成分と同様
な成分、さらに微生物培養の様な固体分散液にお
けるアルコール類、アルデヒド類、ケトン類、有
機酸、メルカプタン、低級炭化水素等、培養液中
の気化性成分等々である。
これら液中の気化性成分濃度の測定装置として
は、特開昭54−91396号公報にチユーブ法は撥液
性を有する多孔質チユーブを使用した液中の気化
性成分の濃度の測定装置が開示されている。この
方法は、その精度及び応答の迅速性、また装置の
単純性から、その利用価値は高いものと考えられ
ている。ここで言う多孔質とは連続微気孔を無数
に有する材質のことである。ところが、このチユ
ーブ法に撥液性多孔質チユーブを使用した液中の
気化性成分濃度の測定装置には、被測定対象と測
定の際の条件によつては、その測定の寿命が短い
という欠点があつた。
すなわち、撥液性を有する多孔質チユーブを液
中に浸して、該液からチユーブ内を通過するキヤ
リアガス中の透過してくる気化性成分を捕集する
過程において、該液とチユーブ材質との界面張
力、チユーブの微孔径及び該液の圧力の大きさに
よつて、経時的にチユーブ内への該液の浸入が生
じ、それにより測定が不可能となることがあつ
た。さらに、被測定液中の粘着物質及び汚染物質
により多孔質チユーブ表面に汚れが付着したり、
微孔の詰りが生じたりして有効なチユーブ面積が
減少し、測定感度が変化することがあつた。
この問題に対して従来の装置では、その連続測
定時間は使用する撥液性多孔質チユーブと、被測
定液の界面張力、圧力その他の条件により経済的
に知られている測定時間の寿命の範囲内に限ら
れ、被測定対象が寿命以上の長時間にわたる連続
プロセスでは、プロセスが終了する以前に測定が
不可能になるという不都合が生じた。ところが、
これに対しても従来の検出端の構造では、一度検
出端を被測定対象の入つた容器に設置した後は、
液を抜き出さない限りは検出端の点検、交換、洗
浄は全く不可能であり、その結果、測定の中断が
強いられ、該液中気化性成分濃度が不可欠のプロ
セスではプロセスの運転さえも不可能となつた。
本考案は、このような欠点を解決するためシー
ル手段と二重構造の筒を組合わせることにより、
撥液性多孔質隔壁体を使用した液中の気化性成分
の測定装置の検出端を、被測定液の満たされてい
る容器中に、一旦設置した後でも容易に検出端の
点検、交換及び洗浄を可能ならしめた二重筒構造
を有する液中気化性成分の検出端である。
本考案による二重筒構造を有する液中気化性成
分検出端を図面を用いて詳細に説明する。
第1図は、支持部1にOリングを用いたシール
手段2を有する液中気化性成分濃度の検出端の1
例である。3はキヤリアガス送気管、4はキヤリ
アガス排気管、5は撥液性を有する多孔質テフロ
ンチユーブを使用した接液部である。3より流入
したキヤリアガスは、5部分で液中から透過して
来る気化性成分を捕集し、4を通じて外部の検出
器に導かれる。液中の気化性成分の濃度は、外部
の検出器によりキヤリアガス中の濃度として検知
される。
第2図は、検出端を収容する内筒であり、1端
は密閉され他端は検出端を収容するために開放さ
れている。内筒表面には内部に収容した検出端の
接液部に液が自由に出入するための検出用開口部
6が設けられている。この開口部は主に液の流動
状態によつて定まる。測定の応答速さを考慮して
決めるのが最適である。開口部6の両側筒状部に
はOリングを用いたシール手段7,8が設けられ
ている。この内筒の内面、外面はなめらかである
ことが望ましく、その内径は、第1図に示す検出
端が着脱自在で、且つそのシール手段2により液
が完全にシールされる大きさに決められなければ
ならない。
第3図は、内部に第2図の内筒を収容する外筒
である。外筒は検出端を設置し測定を行なおうと
する容器の壁9に取付けられることが一般的であ
る。外筒は内部に内筒を収容するために1端が開
放であり、その内面はなめらかで内径は内筒表面
に設置されたシール手段7,8により液が完全に
シールされ、かつ内筒が軸方向に自在に摺動でき
ることが必要である。さらに外筒には内筒が完全
に収容された状態にて内筒内に液が自由に流入、
流出出来るように、内筒表面の検出用開口部6に
対応する位置に検出用開口部10を有することが
必須の条件となる。あるいは内筒の検出用開口部
に対応する部分において外筒部が完全に欠落して
いる構造でもよい。
又一方、第3,4図に示す外筒における内筒の
挿入口から開口部までの孔や切り込みの無い部
分、すなわち完全筒状部の長さAは、第2図に示
す内筒のシール手段7,8にて区切られる区間の
長さBよりも長いことが必須である。
検出端本体の支持部、先端支持部、キヤリアガ
ス配管、内筒及び外筒の材料は、それぞれ金属、
合成樹脂又はガラスのうちから適当に細工のしや
すいものを選ぶことが出来る。とりわけ製作のし
やすさ、強度、価格、耐酸性等の点からステンレ
ススチールが好適である。又、シール手段の材質
は、一般の合成ゴム系の材質が使用可能である
が、測定対象の条件に合わせ、耐熱性、耐薬品
性、弾力性の有する材質を選択するのがよい。
本考案の外筒を被測定液の満たされた容器に取
付ける方法は、容器の壁に熔接等により固着する
方法、容器壁に取付ノズルを設置し外筒の外部に
さらにシール手段を設け該ノズルに取付ける方
法、容器壁にメネジの切つた取付ノズルを設置
し、外筒外部にもネジを切つて該ノズルにネジ込
む方法、容器壁にフランジの設けたノズルを設置
し、外筒外部にもフランジを設け、フランジ同志
で結合する方法等があり、外筒の取りはずし頻度
又は加工のしやすさを考慮して適宜決めれば良
い。
第5図は、第1,2,3図にそれぞれ示した検
出端、内筒、外筒を押さえリング11,12で測
定状態に組立てたものである。この状態では接液
部5、シール手段2,7,8、検出用開口部6,
10は図に示す位置関係となり、内筒内には開口
部6,10を通して液が自在に出入りし、接液部
5に至る。一方、内筒内の液はシール手段2にて
外部とシールされる。又、内筒と外筒とのすき間
及び容器内の液はシール手段7により外部とシー
ルされる。ここで押えリング11,12は、内筒
及び検出端がそれぞれ外筒及び内筒内で不用意に
動くことを防ぐ目的で取付けられたものである。
第5図に示す測定状態にて、検出端になんらかの
異常が生じた場合、又は定期的な検出端の点検、
洗浄、交換を行う場合には、押さえリング11,
12をゆるめ検出端と一体となつた内筒を軸方向
にシール手段8が外筒完全筒状部に至るまで移動
する。この移動過程では、シール手段7により液
は外部とシールされる。移動後は、シール手段8
により容器内の液は外部及び内筒内とシールされ
る。この状態にて検出端を内筒より取りはずす
と、内筒内の容器内とシール手段8によりシール
されているため、外部には内筒内にたまつていた
量の液以上には流出することが無く、容易かつ自
由自在に検出端の点検、洗浄、調整、交換等の作
業を行うことが出来る。
第6図は、上述の検出端の取りはずし中の状態
を示すものである。図中、13,14は、それぞ
れ内筒及び検出端に取付けられた位置ぎめ用のつ
ばであり、それぞれ外筒及び内筒との相対位置を
きめるために設けられたものである。
以上述べたごとく、本考案による二重筒構造を
有する液中の気化性成分濃度の検出端を使用する
ことにより、一旦液の満たされている容器に取付
けられた後であつても、何らかの異常への対応
や、点検に際して、測定途中にでも容易に、液も
れ少なく、検出端を取り出すことができるため簡
単に点検、交換が可能となり、その結果連続して
測定出来る時間が著しく増大するという効果を奏
することとなつた。
【図面の簡単な説明】
第1乃至第4図は本考案検出端の実施例の各部
分の説明用側面図であり、第1図は検出端、第2
図は検出端を収容する内筒、第3図は内筒を収容
する外筒、第4図は同じく外筒である。第5図は
測定状態における検出端組立図、第6図は異常
時、交換時における検出端、内筒及び外筒の相対
位置を示す組立図である。 1……本体支持部、2,7,8……Oリングシ
ール手段、3……キヤリアガス送入管、4……同
排出管、5……チユーブ型接液部、6,10……
開口部、9……容器の壁、11,12……押さえ
リング、13,14……つば。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) (A)支持部シール手段を有し、且つ内筒中に摺
    動可能に嵌挿される、撥液性連続微気孔多孔質
    隔壁体を介して液中の気化性成分を捕集して成
    分検出部へ導く構造の検出端と、(B)検出用開口
    部を有し、且つ該開口部の両側筒状部に外筒内
    面と密接する2個のシール手段を有し、一端が
    密閉され他端が開放された構造で外筒中に摺動
    可能に嵌挿される内筒と、(C)完全筒状部の長さ
    が前記内筒の両シール手段により区画される部
    分よりも長く、且つ検出用開口部を有する外筒
    とからなる二重構造の液中気化性成分検出端。 (2) 検出端、撥液性多孔質テフロンチユーブ製で
    ある実用新案登録請求の範囲第1項記載の検出
    端。
JP3479881U 1981-03-11 1981-03-11 Expired JPS6231872Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3479881U JPS6231872Y2 (ja) 1981-03-11 1981-03-11
US06/357,324 US4468948A (en) 1981-03-11 1982-03-11 Method and apparatus for measuring the concentration of a gaseous or volatile substance in a liquid

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JP3479881U JPS6231872Y2 (ja) 1981-03-11 1981-03-11

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JPS57147747U JPS57147747U (ja) 1982-09-17
JPS6231872Y2 true JPS6231872Y2 (ja) 1987-08-15

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ID=29832091

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