JPS6231845Y2 - - Google Patents

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JPS6231845Y2
JPS6231845Y2 JP2268080U JP2268080U JPS6231845Y2 JP S6231845 Y2 JPS6231845 Y2 JP S6231845Y2 JP 2268080 U JP2268080 U JP 2268080U JP 2268080 U JP2268080 U JP 2268080U JP S6231845 Y2 JPS6231845 Y2 JP S6231845Y2
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JP
Japan
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pendulum
inclination
pulse
light receiving
pulse train
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JP2268080U
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JPS56124811U (ja
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  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は物体上面の水平を出したり、水平度あ
るいは傾斜度を測定する水準器に係り、特に振子
を使用した水準器に関するものであつて、水平が
出し易く、かつ水平度あるいは傾斜度及び傾斜方
向の測定も極めて容易にしかも正確にできる振子
式水準器を提供することを目的とする。
以下図面によつて本考案の一実施例を説明す
る。
第1図は本考案水準器の正面図、第2図は第1
図のA−A線断面矢視図である。
本考案においては、第1、第2図示のように水
平盤1上にアーチ2を垂設し、このアーチ2の天
井部3の中心懸垂点4より振子5を糸、ロツド6
等により垂下せしめると共に、アーチ2の両アー
ム7,8にそれぞれ振子5が振動できるようスリ
ツト9,10を形成し、この両スリツト9,10
の面にそれぞれ振子5をパルスとして検出する検
出装置11,12を設けてなる。また水平盤1の
上面には傾斜角度を目測できるよう角度目盛13
が第2図示のように放射状に付されており、いず
れの方向に角度で何度位傾いているかを知ること
ができるようになつている。
なお、振子検出装置11,12としては、例え
ば光源11a,12aとこれよりの光を受光する
ホトトランジスタ、ホトダイオード、ホトセル等
の受光素子11b,12bとよりなる装置あるい
は振子5を磁石で作り、これを磁気ヘツドあるい
はホール素子等により検出する装置等を使用する
ことができる。
しかして物体上面の水平を出したい場合や水平
度あるいは傾斜度を測定したい場合には、物体上
面に本考案水準器を載置する。この場合、振子5
の指示する点が第1、第2図示のように放射状角
度目盛13の中心0点を指示すれば、水準器の載
置された面は水平であり、傾斜度は0゜である。
また、この際振子5を例えば第1図示の矢印で示
す左方向より振り始めた時の両受光素子11b,
12bより得られるパルスを時間経過に対して示
すと、第4図a示の如くなる。第4図aにおいて
最初のパルスP1は振子5がスリツト9内に右方よ
り入り受光素子11bの前を左方向に通過した際
得られ、第2のパルスP2は同じく受光素子11b
の前を右方向に通過した際得られ、第3のパルス
P3は、振子5がスリツト10内に左方より入り受
光素子12bの前を右方向に通過した際得られ、
第4のパルスP4は同じく受光素子12bの前を左
方向に通過した際得られたパルスであり、第5の
パルスP5以降は上記P1〜P4のパルスと同様に受光
素子11b,12bより交互に得られ、その周期
はTsecである。
物体上面が水平である場合には、第4図a示の
ように検出装置11,12により得られるパルス
列はP1,P2のパルス間隔t1とP3,P4のパルス間隔
t2が等しい(t1=t2)パルス列となつている。
いま第3図示のように物体上面がθ゜傾斜して
いる場合を考える。この場合、振子5の指示する
点は放射状角度目盛13の0点よりその傾斜によ
つて定まる方向にθ゜だけずれた点になる。従つ
て角度目盛13を読み取ることによつて傾斜方向
と傾斜角を知ることができる。また振子5の指示
が角度目盛13の0点に一致するように物体上面
の傾きを修正すれば、物体上面の水平を出すこと
もできる。しかしこの目視による測定は簡便であ
るが正確ではないので、一層正確な測定を行うに
は、振子5の指示点と真の零点(目盛13の0
点)を結ぶ方向(傾斜方向)に、両アーム7,8
のスリツト9,10を結ぶ方向(第2図の左右方
向)を一致させて振子5がスリツト9,10内を
通過して振動できるようにしてから振子5を例え
ば第3図の矢印で示す左方向より振り始め、この
時の両受光素子11b,12bより得られるパル
スを測定する。この場合の測定パルス列は第4図
bに示す如くなる。即ち、振子5がスリツト9内
に右方より入り受光素子11bの前を左方向に通
過した際に受光素子11bよりパルスP1が得ら
れ、次いで受光素子11bの前を右方向に通過し
た際に受光素子11bよりパルスP2が得られる
が、θ゜傾斜しているので、θ゜に相当する量だ
け検出点が振子5の振り始め点に近いから、θ=
0゜で傾斜していない第4図aの場合に比してパ
ルスP1が得られる時点が早くなり、逆にパルスP2
が得られる時点は遅くなる。即ちP1,P2のパルス
間隔t1″は長くt1′>t1となる。次に振子5が振動
の中心を通過してスリツト10内に左方より入り
受光素子12bの前を右方向に通過した際、受光
素子12bよりパルスP3が得られ、次いで受光素
子12bの前を左方向に通過した際、受光素子1
2bよりパルスP4が得られるが、この方の検出点
は上記の左方の検出点とは逆に振子5の振り始め
点よりθ゜に相当する量だけ遠いから、傾斜して
いない第4図aの場合に比してパルスP3が得られ
る時点が遅くなり、逆にパルスP4が得られる時点
は早くなる。即ち、P3,P4のパルス間隔t2″は短
くt2<t2′となる。
従つて傾斜度0゜の時に得られる第4図a示の
パルス列を標準とし、傾斜度θ゜の時に得られる
第4図b示の如きパルス列を測定して標準と比較
し、その位相関係、例えばP1,P2のパルス間隔t1
とt1′の差及びP3,P4のパルス間隔t2とt2′の差によ
り傾斜角θ゜を測定でき、かつ両アーム7,8の
スリツト9,10を結ぶ方向を傾斜方向に一致さ
せてある(このようにしなければ、振子5がスリ
ツト9,10内を通過して振動できないので、電
気的な傾斜角の測定ができない)から、第4図b
のパルス列において検出装置11により検出した
パルスP1,P2の間隔t1′が長く、検出装置12に
より検出したパルスP3,P4の間隔t2′が短くなつ
た場合は、検出装置11側が検出装置12側より
低くなる状態で傾斜していることが判る。
上記傾斜角θ゜及び傾斜方向の測定には、両検
出装置11,12より得られる傾斜度θ゜の時の
測定パルス列を、予め記憶した傾斜度0゜の時の
標準パルス列と比較し、両者のパルス間隔t1
t1′の差及びt2,t2′の差から傾斜角θ゜を測定で
き、かつ傾斜度θ゜の時に両検出装置11,12
より得られる測定パルス列のパルス間隔t1′,
t2′の差から傾斜方向を測定できる測定器を用い
ることは記す迄もない。
なお、本考案においては、放射状角度目盛13
を設けてある方が便利であるが、必ずしも必要で
はない。また振子5の振動は、常に所定の振動特
性をもつて行う必要があるので、振動の付与には
バネ動力や電気エネルギーを利用することが望ま
しいが、一定振幅の振動でも減衰振動でも特性が
変らなければよいので、常に一定の振動特性が得
られるよう、予じめ定めた角度で振子5より手を
離し振り始めるようにしてもよい。
上述のように本考案によれば、物体上面の水平
が出し易く、かつ水平度あるいは傾斜度及び傾斜
方向の測定も極めて容易にしかも正確にでき、特
に水平盤上に放射状角度目盛を付しておけば目視
による測定も可能になり一層簡便なものとなる等
の効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案水準器の一実施例の正面図、第
2図はそのA−A線断面矢視図、第3図は物体上
面が傾斜している場合の本考案水準器の状態を示
す正面図、第4図a,bは本考案水準器の動作説
明用波形図である。 1……水平盤、2……アーチ、3……天井部、
4……中心懸垂点、5……振子、6……糸、ロツ
ド等、7,8……アーム、9,10……スリツ
ト、11,12……検出装置、13……放射状角
度目盛。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 水平盤上にアーチを垂設し、このアーチの天井
    部の中心懸垂点より振子を垂下せしめると共に、
    アーチの両アームにそれぞれ振子が振動できるよ
    うスリツトを形成し、この両スリツトの面にそれ
    ぞれ振子をパルスとして検出する検出装置を設
    け、この両検出装置より得られる傾斜度θ゜の時
    の測定パルス列を、予め記憶した傾斜度0゜の時
    の標準パルス列と比較し、両者のパルス間隔の差
    から傾斜角θ゜を測定できる測定器を具備してな
    る振子式水準器。
JP2268080U 1980-02-22 1980-02-22 Expired JPS6231845Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP2268080U JPS6231845Y2 (ja) 1980-02-22 1980-02-22

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JP2268080U JPS6231845Y2 (ja) 1980-02-22 1980-02-22

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56124811U JPS56124811U (ja) 1981-09-22
JPS6231845Y2 true JPS6231845Y2 (ja) 1987-08-15

Family

ID=29618797

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