JPS6230854Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はオートバイ用タンクバツグの固定装置
に関するもので、タンクの底側に通して巻きつけ
るようにして固定することができたり、従来のよ
うにタンクカバーの下縁に夫々引掛けて止めたり
することができるように工夫したものである。

従来のタンクバツグ固定装置の場合にはマツト
の四方から延長した止めバンドの先端にフツク付
の止め具を取り付け、このフツクをタンクを覆つ
たタンクカバーの下縁に引掛けるということを行
つている。

しかし、従来のような止め方であると、タンク
バツグや止めバンド等に各種の力が加ると、フツ
クがズレたり外れたりする心配があると共に高速
走行時などにおいては非常に危険である。

本考案は斯かる点から、タンクバツグ（マツ
ト）を確実に固定することができるように、又あ
るときは簡便に固定することができるように、二
通りの固定手段を有する固定装置を提案するもの
で、その構成はタンクの上面に載置すべきマツト
の四隅から止めバンドを延長すると共にこの止め
バンドの先端に、止めバンドに対する固定部と、
この固定部に続いて形成したフツク係合孔と、こ
のフツク係合孔に続いて形成したフツク部と、か
ら成る一体成形の止め具を取り付けて成るもので
ある。

以下実施例に基づいて本考案を詳記すると、第
１図において、１はタンクバツグ、２はマツト、
３はマツト２の四隅から夫々延長した伸縮自在の
止めバンドである。

４は、この止めバンド３の先端側であつて、対
向する片方のものに取り付けた止め具にして、こ
の止め具は止めバンド固定部５と、フツク部６と
から成つている。

７は前記止め具４と対向する側の止めバンド３
に取り付けた止め具にして、この止め具はバンド
固定部８とこれに続くフツク係合孔９とこれに続
くフツク部１０とから成つている。

本考案は以上の如く構成したので、タンクに対
して取り付ける際に、従来どおりの使用を行う場
合には夫々の止め具４，７のフツク部６，１０を
タンクカバーの下縁に引掛けて止める。又、必要
に応じてタンクの底側に巻きつけて止める場合に
は、タンクの下において第２図に示すように両方
を夫々接近させ、第３図に示すように一方のフツ
ク部６を他方のフツク係合孔９内に挿入し、両者
を嵌合せしめて止める。

なお、実施例は止め具４と１０との構成を夫々
変えているが、双方とも止め具１０の構成であつ
てもよい。

よつて本考案によれば、タンクバツグ（マツ
ト）を固定する際に二通りの止め方ができて便利
な効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案装置を実施したタンクバツグ及
びマツト、止め具の斜視図、第２図は止め具の斜
視図、第３図は止め具の使用例を示す斜視図であ
る。 １……マツト、２……タンクバツグ、３……止
めバンド、４，１０……止め具。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. タンクの上面に載置すべきマツトの四隅から止
   めバンドを延長すると共にこの止めバンドの先端
   に、止めバンドに対する固定部と、この固定部に
   続いて形成したフツク係合孔と、このフツク係合
   孔に続いて形成したフツク部と、から成る一体成
   形の止め具を取り付けて成るオートバイ用タンク
   バツグの固定装置。