JPS6230501A - 溶解物質の濃縮分離装置 - Google Patents

溶解物質の濃縮分離装置

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JPS6230501A
JPS6230501A JP16941685A JP16941685A JPS6230501A JP S6230501 A JPS6230501 A JP S6230501A JP 16941685 A JP16941685 A JP 16941685A JP 16941685 A JP16941685 A JP 16941685A JP S6230501 A JPS6230501 A JP S6230501A
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JP
Japan
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liquid
treated
container
porous
rod body
Prior art date
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Pending
Application number
JP16941685A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuo Miyata
宮田 康夫
Yukito Furukawa
古川 幸人
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Publication of JPS6230501A publication Critical patent/JPS6230501A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は溶解物質の分離、特に塩素イオンを高濃度に含
有する海水等金属材料に対し腐食性を有する液中の塩分
分離、放射性廃液中の溶解物質の分離により、夫々清浄
な水を回収し、あわせて被処理液を減容化する溶解物質
の分離装置に関するものである。
[従来の技術] 従来溶解物質の減容化には蒸発乾燥、蒸発濃縮があり、
いずれも金属製の装置が良く使われている。この他イオ
ン交換樹脂、電気透析膜及び逆浸透膜等の膜分離技術が
使われている。
[発明が解決しようとする問題点] 蒸発濃縮、蒸発乾燥の装置では、いずれも高温下で接液
する部分があるため、被処理液中に塩素イオン等の腐食
性物質の混入を予想し、インコネル625,5US31
6L等高級材料が使われており、高価な装置となってい
る。しかもこれらの高級材料を使ったとしても接液部で
の腐食のため塩素イオン一度で3000〜50001)
pmまでの濃縮が限界とされている。従って被処理液中
にもともと塩素イオンが高濃度で含まれている場合は高
い減容比は得られず、溶解物質を乾固分離することは不
可能であり、塩素イオンをi5oooppm以上も含有
する海水の場合は、濃縮そのものが対象外とされている
イオン灸換樹脂による方法は1.溶解物質を樹脂にイオ
ン交換吸着により捕捉するものであるが、結果として使
用済の廃樹脂が発生し、又使用済樹脂を再生したとして
も再生廃液中に溶解物質が移動するにすぎず、いずれ廃
樹脂、再生廃液のざらなる減容化の操作が必要となる欠
点がある。
電気透析膜、逆浸透膜等膜分離技術による方法では、液
体を流動状態で処理することが、それらの原理からくる
大前提であり、最終的には夫々濃縮の限界は異なるもの
の濃縮液が発生する。従って、溶解物質の乾固分離まで
の操作は膜分離技術だけでは不可能で、蒸発濃縮器ある
いは蒸発乾燥器等の装置を付加しなければならず、装置
コスト的に高くなることが欠点であると共に溶解物質が
塩素イオンを高濃度に含有するものでは前記した如く溶
解物質を乾固分離することは不可能である。
更に、蒸発乾燥によって溶解物質を乾固分離した場合、
従来のものでは蒸発乾固物の掻出し、壁面スケール洗浄
が必要であり、メンテナンスが煩雑であった。
本発明は、斯かる実情に鑑み、腐蝕性溶解物を効果的に
分離し得且分離物の取扱いも容易な溶解物質の分!装置
を提供しようとするものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明は容器内部に所要数の多孔性部材を設け、上端部
、下端部を被処理液に浸漬可能とすると共に多孔性部材
の中間部を所要の熱源により加熱する様構成したことを
特徴とするものでおる。
[作  用] 多孔性部材の上端部、下端部の少なくとも一方を被処理
液に浸漬すると、被処理液は多孔性部材の空隙に滲込み
、多孔性部材空隙に滲込み保持された被処理液は、該多
孔性部材の外表面に巻かれたニクロム線等のヒータ又は
外部からの加熱蒸気、加熱空気により加熱され、水分は
蒸発後、外部の冷却器等により凝縮されて回収される。
一方溶解物質は主として該多孔性部材表面に析出し、乾
固分離される。
[実 施 例] 以下図面を参照しつつ本発明の詳細な説明する。
図中1は常温耐蝕性材料からなる容器であり、該容器1
の上部、下部にそれぞれサポート6.6を設け、両サポ
ート6.6により多孔性棒体2をその上部下部がそれぞ
れサポート6.8より突出する如く支持する。多孔性棒
体2の上端には被処理液を受ける漏斗5が取付けられ、
上下のサポート6.6の間の部分にはガラス繊維製不燃
性のクッション材19を被せた外側に電気ヒータ10を
巻付け、該電気ヒータ10はリニド線13によって電源
(図示せず)に接続する。
前記両サポート6.6間の容器1壁面の所要位置にフラ
ンジ8及びフランジ11を設け、上部のフランジ8は収
集缶等(図示せず)所要の場所へ接続されている冷却器
9に連通せしめる。又、下部のフランジ11は加熱ガス
供給ライン12を介して図示しない加熱ガス源に連通し
である。
前記容器1の上開口部は着脱可能な上蓋14によって密
閉してあり、核上i14に被処理液供給ライン3を貫通
せしめて支持させ、該ライン3の先端は前記漏斗5内に
開口する様にしである。
又、下部のサポート6で仕切られる下方の空間15には
被処理液供給うイン17を連通する。前記した被処理液
供給ライン3及び該ライン17の途中にはそれぞれ弁4
,16を取付け、両ラインのいずれからでも被処理液を
供給できる様にする。
尚、7は7ランジ8に取付けたミストセパレータ、18
はドレン弁である。
上記した容器1はフランジ8,11部分及び上蓋14で
又被処理液供給ライン3.t7も所要の位置で切離し可
能になっており、容器1自体交換が可能である。
次に作用について説明する。
弁16を閉、弁4を開としてポンプ等所要の供給装置(
図示せず)によって被処理液を漏斗5内に供給する。漏
斗5内に供給された被処理液は、多孔性棒体2及び不燃
性クッション材19の空隙に滲込む。不燃性クッション
材19を被せられた多孔性棒体2は電気ヒータ10によ
って加熱されており、多孔性棒体2に滲込んだ被処理液
で棒体2外側の不燃性クッション材19の外表面部の被
処理液の水分は蒸発し、被処理液中の溶解物質例えば塩
化ナトリウムを主成分とする塩類が表面に吃固成長する
。加熱蒸発した蒸気はミストセパレータ7を通って冷却
器9に到り冷却凝縮し、収集缶等に貯留され排出又は再
利用に供される。
電気ヒータ10は通電により伸びることがあるが、多孔
性棒体2の外側に被せた不燃性クッション材19がクッ
ション材としての作用を示し、ヒータの伸びを吸収し、
ヒータが常に棒体2の外周に密着した状態を保つことが
でき、加熱効率を低下させることはない。
尚不燃性クッション材19は多孔性棒体2に弾力性がな
く形状変形しにくい場合にのみ必要となるものであって
、多孔性棒体2自身に弾力性のある場合は省くことがで
きる。
被処理液の加熱蒸発途中で乾固物の一部が蒸気中にミス
ト状となって混入するが該ミストはミストセパレータ7
によって分離され容器1の外へ出ることはない。
蒸発分離が進むとやがて乾固物が容器1内に充満する。
容器1が乾固物によって充満されるとフランジ8、上M
14を外し容器1ごと廃棄物として処理する。
尚、電気ヒータ10を熱源としない場合は加熱ガス供給
ライン12より加熱ガスを供給して、被処理液の蒸発分
離を行う。又、電気ヒータ、加熱ガスの双方を熱源とし
てもよい。
前記した多孔性棒体2の材質はガラス、焼結金属、セラ
ミック、素焼の陶器等でも良く、あるいは発熱材料であ
っても良い。
乾固物はそのまま容器1内に収納されることになるので
乾固物のかき落し作業は不要である。
被処理液の供給量は、容器1内での蒸発水分量にほぼ見
合う量で良いが、−多すぎて多孔性棒体2下端部からし
みでてきても、空間15にためられるので差しつかえな
い。空間15にたまった被処理液は容器1の上部被処理
液供給ライン3からの供給量を少なくするか、弁4を閉
じることにより多孔性棒体2の毛管現象により多孔性棒
体2中を上昇し、蒸発される。従って被処理液の供給に
は、厳密なコントロールは必要としない。
又、使用する多孔性棒体2の持っている性質の中で化学
的要因である被処理液に対する「ぬれ性」、物理的要因
である「孔径」、「空隙率」等によっては、容器1の上
部からの供給だけでは、蒸発量に追いつかず蒸発効率が
悪くなることがある。かかる場合は、容器1の底部にも
被処理液を供給し、多孔性棒体2の下端部からも被処理
液を毛管現象により吸い上げさせ蒸発させることができ
、蒸発処理効率を低下させることなく処理が可能となる
従って容器1の上部からの被処理液供給だけで支障なく
蒸発処理できれば、容器1の底部被処理液供給ライン、
15、弁16は省略してもさしつかえない。ドレン弁1
8は容器1内に乾固物が充満した後、底部に残存する被
処理液を回収するためのものであり、蒸発量に対して被
処理液供給量を予め低めにしておけば省略することもで
きる。
尚、多孔性棒体の形状は丸棒、角棒、板状、繊維を編ん
だ紐状のいずれでおっても良く、複数本であってもよい
ことも勿論である。又、前記実施例では、不燃性クッシ
ョン材としてガラス繊維製を用いたが被処理液に対し「
ぬれ性」を有するものであれば、不燃性繊維の綿でも良
く、不燃性の繊維を編んだ布状の部材でも良い。
更に、前記実施例では漏斗5を設けて被処理液を貯溜さ
せ多孔性棒体の上端部を浸漬したが、上部サポート6に
よって区画される上方の空間を液密とし、この空間に被
処理液を供給する様にしてもよい。
以上述べた如く本発明によれば下記の如き優れた効果を
発揮できる。
】)@触性の強い溶解物質を含む液体中溶解物質の蒸発
分離が可能となる。
2)分離したものを乾固物としてそっくり取り出せ、乾
固物の掻落し等の作業を省略できる。    □3)分
離容器ごと廃棄物として処分できるようにすることによ
り、取り扱いが極めて簡単になる。
4)乾固物として取り出せるようになるため減容比(容
積の減少度合)を極めて大きくとれる。
5)分離容器と冷却器を分割することができ、小型化、
可搬型装置となる。
6)高級材料を必要とせず装置を安価に製作できる。
7)被処理液を多孔性部材の上部から供給できるように
することにより多孔性部材の孔径の選択範囲が広がり、
素材選択が容易になる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例の概略説明図である。 1は容器、2は多孔性棒体、3は被処理液供給ライン、
5は漏斗、10は電気ヒータ、12は加熱ガス供給ライ
ン、15は空間、17は被処理液供給ラインを示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1)容器内部に所要数の多孔性部材を設け、上端部、下
    端部を被処理液に浸漬可能とすると共に多孔性部材の中
    間部を所要の熱源により加熱する様構成したことを特徴
    とする溶解物質の濃縮分離装置。
JP16941685A 1985-07-31 1985-07-31 溶解物質の濃縮分離装置 Pending JPS6230501A (ja)

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JP16941685A JPS6230501A (ja) 1985-07-31 1985-07-31 溶解物質の濃縮分離装置

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JPS6230501A true JPS6230501A (ja) 1987-02-09

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JP (1) JPS6230501A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04233258A (ja) * 1990-07-23 1992-08-21 Internatl Business Mach Corp <Ibm> 超小型電子回路パッケージ
JPWO2016143848A1 (ja) * 2015-03-10 2018-02-08 株式会社ワンワールド 真水生成装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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