JPS6230338B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6230338B2 JPS6230338B2 JP13279079A JP13279079A JPS6230338B2 JP S6230338 B2 JPS6230338 B2 JP S6230338B2 JP 13279079 A JP13279079 A JP 13279079A JP 13279079 A JP13279079 A JP 13279079A JP S6230338 B2 JPS6230338 B2 JP S6230338B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulley
- engine
- bolt
- plates
- diameter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 2
- 210000001015 abdomen Anatomy 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 238000003466 welding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Pulleys (AREA)
- Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はプーリ径の可変機構に関し、より詳し
くはプーリ径を回転数の関数として機械的に制御
する機構であつて特に車輛に搭載したオルタネー
タ、クーラコンプレツサ、パワステアリングポン
プ等の補機と内燃機関との間に設けてかかる補機
を機関回転数に応じて制御するものである。
くはプーリ径を回転数の関数として機械的に制御
する機構であつて特に車輛に搭載したオルタネー
タ、クーラコンプレツサ、パワステアリングポン
プ等の補機と内燃機関との間に設けてかかる補機
を機関回転数に応じて制御するものである。
以下本発明のプーリ径の可変機構を補機の入力
側に変速機として用いたものを例として説明す
る。従来のほとんどの補機のプーリにあつてはプ
ーリ径が一定であつて常時機関回転数に比例して
補機を回転させるようになつている。また、粘性
流体を用いて機関回転数の増加に応じプーリ回転
数の増加割合を減じるようにしたものもあるが、
かかるプーリでは流体の粘度の制御に困難を伴い
また製作、維持管理費が高いという欠点がある。
更に、機械的に回転数に応じ一対のプーリ板の一
方の可動シーブを他方の固定シーブに対し移動さ
せてプーリV溝の幅を変えるようにしたものがあ
る。しかし、プーリ板を移動させるためにかかる
従来装置は大型であるという欠点がある。
側に変速機として用いたものを例として説明す
る。従来のほとんどの補機のプーリにあつてはプ
ーリ径が一定であつて常時機関回転数に比例して
補機を回転させるようになつている。また、粘性
流体を用いて機関回転数の増加に応じプーリ回転
数の増加割合を減じるようにしたものもあるが、
かかるプーリでは流体の粘度の制御に困難を伴い
また製作、維持管理費が高いという欠点がある。
更に、機械的に回転数に応じ一対のプーリ板の一
方の可動シーブを他方の固定シーブに対し移動さ
せてプーリV溝の幅を変えるようにしたものがあ
る。しかし、プーリ板を移動させるためにかかる
従来装置は大型であるという欠点がある。
本発明ではプーリV溝の溝幅を変えるかわりに
プーリの開き角度を変えてベルトをラジアル方向
に移動させ、プーリの有効径を変えるようにする
とともに、プーリの一定回転数域ではプーリの有
効径を一定とするようになしている。すなわち本
発明は、揺動可能に対向配置した一対のプーリ板
に間隔調整用ボルトぎ螺合して該ボルトの回動に
よりプーリ板間隔を可変となし、該ボルトに止着
した回転板にガイドスリツトを偏心して穿設し、
該ガイドスリツトにて遠心重錘を案内するように
なしたプーリ径の可変機構である。
プーリの開き角度を変えてベルトをラジアル方向
に移動させ、プーリの有効径を変えるようにする
とともに、プーリの一定回転数域ではプーリの有
効径を一定とするようになしている。すなわち本
発明は、揺動可能に対向配置した一対のプーリ板
に間隔調整用ボルトぎ螺合して該ボルトの回動に
よりプーリ板間隔を可変となし、該ボルトに止着
した回転板にガイドスリツトを偏心して穿設し、
該ガイドスリツトにて遠心重錘を案内するように
なしたプーリ径の可変機構である。
以下添付図面を参照して本発明の実施例を説明
する。第1図および第2図において回転主軸1に
小円板2を止着し、小円板2の円周部の関接部3
を介して一対のプーリ板4,5を軸線方向に見て
V字状に拡開して止着している。プーリ板4,5
は関接部3のまわりに揺動可能であつて、両プー
リ板4,5間のプーリ開き角度は可変である。プ
ーリ板4,5の中間位置にナツト7,8を溶接等
により固着している。ナツト7,8には互いに逆
向きの雌ねじを螺設し、該雌ねじに螺合する互い
に逆方向の雄ねじ9a,9bを螺設したボルト9
を係合させている。10はプーリ板4,5の外側
から付勢するリング状の板ばねである。しかし
て、ボルト9の回動に応じてプーリ板4,5先端
の間隔を変更可能である。ボルト9の頭部に回転
板11を一体に止着している。回転板11上には
ボルト9を止着した中心部から偏心して直線状の
ガイドスリツト11aを刻設しており、該ガイド
スリツト11aに鼓形状の遠心重錘13を摺動可
能に嵌合せしめている遠心重錘13および小円板
2に突設したピン15間に引張りばね14を張架
している。更にボルト9に円弧カム16を止め小
ねじ17により固定している。なお18は可変プ
ーリに巻き掛けたベルトである。
する。第1図および第2図において回転主軸1に
小円板2を止着し、小円板2の円周部の関接部3
を介して一対のプーリ板4,5を軸線方向に見て
V字状に拡開して止着している。プーリ板4,5
は関接部3のまわりに揺動可能であつて、両プー
リ板4,5間のプーリ開き角度は可変である。プ
ーリ板4,5の中間位置にナツト7,8を溶接等
により固着している。ナツト7,8には互いに逆
向きの雌ねじを螺設し、該雌ねじに螺合する互い
に逆方向の雄ねじ9a,9bを螺設したボルト9
を係合させている。10はプーリ板4,5の外側
から付勢するリング状の板ばねである。しかし
て、ボルト9の回動に応じてプーリ板4,5先端
の間隔を変更可能である。ボルト9の頭部に回転
板11を一体に止着している。回転板11上には
ボルト9を止着した中心部から偏心して直線状の
ガイドスリツト11aを刻設しており、該ガイド
スリツト11aに鼓形状の遠心重錘13を摺動可
能に嵌合せしめている遠心重錘13および小円板
2に突設したピン15間に引張りばね14を張架
している。更にボルト9に円弧カム16を止め小
ねじ17により固定している。なお18は可変プ
ーリに巻き掛けたベルトである。
次に第1図および第2図に示した実施例のプー
リを補機側に止着し、このプーリに対応してプー
リ間隔が変化する駆動プーリを機関に止着し、そ
の間にベルト18を張架した場合の作用を説明す
る。プーリ板4,5が停止しているときには、引
張りばね14のばね力によつて遠心重錘13は回
転主軸1とボルト9とを結ぶ線上の最下位置とな
る。プーリ板4,5が回転を開始し、第3図で
noで示す回転数を越えると遠心重錘13に作用
する遠心力が引張りばね14により作用する力を
越え、回転板11をボルト9のまわりに第1図で
反時計方向に回動させる。ボルト9の回動によ
り、ボルト9の雄ねじ9a,9bの螺合したナツ
ト7,8の間隙が広がり、これによりプーリ板
4,5間に巻掛けたベルト18の有効径すなわち
プーリ径が低下する。この際にボルト9に止着し
たカム16のカムノーズがベルト18の腹を押し
てベルトの移動を案内する。プーリ回転数がn1
(第3図)に達すると、回転板11に穿設したガ
イドスリツト11aの延長上に回転主軸1の中心
がくる位置で(第1図参照)、遠心重錘13は回
転板11を回動せしめることなくガイドスリツト
11a内を上方へ摺動する。従つて遠心重錘13
がガイドスリツト11aの下端から上端に達する
までの間、すなわち第3図でプーリ回転数がn1か
らn2の間ではプーリ径が一定となる。更にプーリ
回転数がn2を越えると、回転板11は再び遠心重
錘13に作用する遠心力により反時計方向に回動
してプーリ板7,8の間隙を広げプーリ径を低下
する。なお第3図中破線Aは従来の径固定のプー
リの特性を示す。
リを補機側に止着し、このプーリに対応してプー
リ間隔が変化する駆動プーリを機関に止着し、そ
の間にベルト18を張架した場合の作用を説明す
る。プーリ板4,5が停止しているときには、引
張りばね14のばね力によつて遠心重錘13は回
転主軸1とボルト9とを結ぶ線上の最下位置とな
る。プーリ板4,5が回転を開始し、第3図で
noで示す回転数を越えると遠心重錘13に作用
する遠心力が引張りばね14により作用する力を
越え、回転板11をボルト9のまわりに第1図で
反時計方向に回動させる。ボルト9の回動によ
り、ボルト9の雄ねじ9a,9bの螺合したナツ
ト7,8の間隙が広がり、これによりプーリ板
4,5間に巻掛けたベルト18の有効径すなわち
プーリ径が低下する。この際にボルト9に止着し
たカム16のカムノーズがベルト18の腹を押し
てベルトの移動を案内する。プーリ回転数がn1
(第3図)に達すると、回転板11に穿設したガ
イドスリツト11aの延長上に回転主軸1の中心
がくる位置で(第1図参照)、遠心重錘13は回
転板11を回動せしめることなくガイドスリツト
11a内を上方へ摺動する。従つて遠心重錘13
がガイドスリツト11aの下端から上端に達する
までの間、すなわち第3図でプーリ回転数がn1か
らn2の間ではプーリ径が一定となる。更にプーリ
回転数がn2を越えると、回転板11は再び遠心重
錘13に作用する遠心力により反時計方向に回動
してプーリ板7,8の間隙を広げプーリ径を低下
する。なお第3図中破線Aは従来の径固定のプー
リの特性を示す。
本発明のプーリ径可変機構を、上述のように車
輛の内燃機関により駆動されるオルタネータ、ク
ーラコンプレツサ、パワーステアリングポンプの
ような車輛用補機の入口に設けた場合の機関回転
数と補機回転数の関係を第4図に示す。機関低速
回転時(n0′〜n1′)には、プーリ径が回転につれ
低下するため補機回転数は急激に増加する。ここ
に機関回転数n1′に対応する補機回転数が要求回
転数となるよう設計することが好ましい。n1′〜
n2′の中速回転時にはプーリ径の一定のため補機
回転数は機関回転数の増加に比例して増加するの
みで補機回転のための機関の馬力損失を低減でき
る。機関回転数がn2′を越えると再びプーリ径が
低下し補機回転数を高め、機関の高回転時に高出
力を要する補機に十分なる駆動力を伝達する。
輛の内燃機関により駆動されるオルタネータ、ク
ーラコンプレツサ、パワーステアリングポンプの
ような車輛用補機の入口に設けた場合の機関回転
数と補機回転数の関係を第4図に示す。機関低速
回転時(n0′〜n1′)には、プーリ径が回転につれ
低下するため補機回転数は急激に増加する。ここ
に機関回転数n1′に対応する補機回転数が要求回
転数となるよう設計することが好ましい。n1′〜
n2′の中速回転時にはプーリ径の一定のため補機
回転数は機関回転数の増加に比例して増加するの
みで補機回転のための機関の馬力損失を低減でき
る。機関回転数がn2′を越えると再びプーリ径が
低下し補機回転数を高め、機関の高回転時に高出
力を要する補機に十分なる駆動力を伝達する。
本発明により機関回転数に応じプーリ回転数を
制御することが可能な簡潔な機構が得られる。
制御することが可能な簡潔な機構が得られる。
第1図は本発明の実施例の部分正面図、第2図
は第1図の−断面図、第3図は第1図および
第2図に示す実施例の機関・回転数−補機プーリ
径図、第4図は第1図および第2図の実施例を補
機に取付け車輛の内燃機関で駆動した場合の機関
回転数−補機回転数図である。 4,5……プーリ板、9……ボルト、11……
回転板、11a……ガイドスリツト、13……遠
心重錘、14……引張りばね。
は第1図の−断面図、第3図は第1図および
第2図に示す実施例の機関・回転数−補機プーリ
径図、第4図は第1図および第2図の実施例を補
機に取付け車輛の内燃機関で駆動した場合の機関
回転数−補機回転数図である。 4,5……プーリ板、9……ボルト、11……
回転板、11a……ガイドスリツト、13……遠
心重錘、14……引張りばね。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 揺動可能に対向配置した一対のプーリ板に間
隔調整用ボルトを螺合して該ボルトの回動により
プーリ板間隔を可変となし、該ボルトに止着した
回転板にガイドスリツトを偏心して穿設し、該ガ
イドスリツトにて遠心重錘を案内するようになし
たプーリ径の可変機構。 2 車輛に搭載した補機と車輛駆動機関との間の
駆動系に設けた特許請求の範囲第1項記載のプー
リ径の可変機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13279079A JPS5659053A (en) | 1979-10-17 | 1979-10-17 | Variable mechanism for pulley diameter |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13279079A JPS5659053A (en) | 1979-10-17 | 1979-10-17 | Variable mechanism for pulley diameter |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5659053A JPS5659053A (en) | 1981-05-22 |
JPS6230338B2 true JPS6230338B2 (ja) | 1987-07-01 |
Family
ID=15089601
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13279079A Granted JPS5659053A (en) | 1979-10-17 | 1979-10-17 | Variable mechanism for pulley diameter |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5659053A (ja) |
-
1979
- 1979-10-17 JP JP13279079A patent/JPS5659053A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5659053A (en) | 1981-05-22 |
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