JPS62299753A - 簡易型アルコ−ル濃度計 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 〔産業上の利用分野〕 発醇分野、医療薬品製造分野 〔従来の技術〕 アルコール含有量又はアルコールが含有されているか否
かを調べる分析目的には、液体クロマトグラフや、ガス
クロマトグラフを用いる分離分析法が一般に用いられて
いる。いずれの装置もカラム充てん剤を用い装置自体大
がかりなものである。

また、工業的には、比重や密度を測定することによりア
ルコール水溶液の濃度測定を行っているのが現状である
。

〔発明が解決しようとする問題点〕

従来用いられている液体クロマトグラフやガスクロマト
グラフは、精度の高いポンプ、カラム充てん剤、記録計
、キャリアーガスなどを必要とした犬がかりで価格も高
いものであり、またリアルタイムでの測定ができず、結
果を分析するのに熟練した分析者を必要とする。

また簡単な方法として密度測定が用いられているが、浮
沈法であり結果を得るまで２時間を用し、視覚にたよる
ため個人差も多い。

このような背景からバイオセンサーの開発が行なわれ、
リアルタイムの測定を可能にしようとする試みが最近盛
んであるが、センサ寿命が２４時間程度と極端に短かく
、実用化に至っていない。

本発明は、安価でかつ簡単に、どこにでも持ち運びがで
き、リアルタイムでの測定を可能にしたものである。

〔問題点を解決するための手段〕

多孔質のテフロン膜は、揮発成分は通過するが、水は通
過しない性質を持つ高分子の機能性膜としてよく知られ
ている。

又、金属酸化物半導体ガスセンサは、微量の揮発性ガス
に対して特に敏感に応答するセンサとして、可燃性ガス
の検出やアルコールガスセンサとして使用されている。

この発明において、装置構成は円筒型の筒の一端に、上
記の多孔性テフロン膜をバッキングを介して、とりはず
し可能にした状態で固定させ、その筒内部に半導体ガス
センサを設けるとともに２次回測定を容易にするために
、筒内に充満した揮発性ガスを排除するための機構を具
備したものから構成されている。

再現性のすぐれた装置にするためには、多孔性膜周辺部
を、いかにして常時、クリーンにした状態にするかが大
きな課題であるが１本発明においては、（１）多孔性テ
フロン膜が汚れたり。

目すまり状態になった場合容易に交換ができるよう、筒
本体と膜支持部とはネジ込みにより接合させた点。（２
１筒内に入り込んだガスは、スポイトゴムを手で圧縮操
作をくりかえすことにより、外気が流入し、容易に排除
されるか又は小型ファンモーターにより排除されるよう
設計した点。により常時キャリアー空気を流すことなく
筒内に充満した揮発性ガスを排除し、再現性のあるデー
タが得られるようにしたものである。

〔実施例〕

図−１は試作された簡易型アルコール濃度計の構成図で
ある。

ここでは多孔性テフロン膜とセンサを同一の筒に設けた
部分とセンサを作動させ、かつアルコール濃度を電気的
に表示させるメータ一部分とが、リード線を介して結合
９分離された試作装置を用いた。

図−１中９円筒型の筒■の上端に、メツシュ■の上に設
けた多孔性テフロン膜を透過したアルコールガスを感じ
るセンサ■が設置されている。

測定試料のアルコール水溶液中にテフロン膜を設けた部
分をひだすと筒内に、水溶液中のアルコール濃度に比例
したアルコールガスが充満され、筒内と溶液中のアルコ
ール成分とが膜を介して平衡状態になるところなセンサ
で読み取り１表示させる。

測定時には、筒内に残留ガスがないようにスポイトゴム
［相］を圧縮操作しパイプ■によりテフロン膜周辺を外
気で洗浄し排気口■より排気させる構造を持ったもので
ある。

膜がよごれ、適切なアルコール濃度指示をしなくなった
場合、膜とそれを支持する部分は。

本体の筒からネジ接合部■の部分からきり離され、新し
いものと容易に交換できるようになっている。

ソケット■に設けたセンサ■でとらえた。アルコール濃
度に比例した抵抗変化は、リード線■よりメーター■で
指示される。

またセンサに入力される電源は、充電可能なカドニカを
電池を用いた。

図−２に検出する回路図を示す。

１−２は電源に結続され、センサ３を加熱するためのも
ので、センサの温度が一定になった時のセンサ抵抗値を
端子４−５で検出する。

アルコール分子がセンサに触れると、センサの電気抵抗
がその濃度に比例して減少する。

図−３はアルコール水溶液の測定例である。

〔発明の効果〕

従来、アルコール濃度をリアルタイムで、しかもポータ
プル装置として、電気的に計るものはなかったが、ここ
では上記機構の導入によりそれを容易にした点、アルコ
ール濃度計の汎用化に大きな効果がある。

【図面の簡単な説明】

図−１は試作したアルコール濃度計のセンサ周辺部の略
図である。 ■はアルコールセンサ ■はセンサーソケット ■は排気口 ■はセンサ加熱用とセンサの電気抵抗を検出しメーター
■に結続されるリード線 ■は多孔性テフロン膜■を支えるメツシュ■はネジ ■は外気を膜用辺部に送るパイプ ■は円筒型の筒 Ｏはスポイトゴムで外気を筒内に流入させるもの 図−２は電気的にセンサを作動させ検出するための基本
回路図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 円筒型の筒の一端に多孔質のテフロン膜を設け、テフロ
   ン膜を透過した揮発性ガスを、筒内部で金属酸化物半導
   体ガスセンサで検出すると同時に、筒内に充満した揮発
   性ガスをファンモーターを作動させるか、又は外部空気
   をゴムスポイトで筒内部に流入させることにより清浄す
   る機構を具備するとともに、テフロン膜支持体を容易に
   交換可能にした簡易型アルコール濃度計