JPS62291380A - コ−ド錠 - Google Patents

コ−ド錠

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JPS62291380A
JPS62291380A JP13580886A JP13580886A JPS62291380A JP S62291380 A JPS62291380 A JP S62291380A JP 13580886 A JP13580886 A JP 13580886A JP 13580886 A JP13580886 A JP 13580886A JP S62291380 A JPS62291380 A JP S62291380A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野) 本発明は、暗証符号を押釦等の操作部材(以下単に押釦
という)によって入力することにより解錠するいわゆる
キーレスコード錠に係り、特に、橢械部品のみで構成さ
れていて電気配線の必要がなく、また、暗証符号を自由
に選択できるので鍵違いを多くすることができ、しかも
不正解錠が非常に困難であるコード院に関する。
〔従来の技術および問題点) 通常シリンダ錠と称されるn械式の錠は、鍵の鍵溝と係
合するタンブラ−が漂孔内に露出しているので、正規の
賛を持たない者による不正@−荒、すなわちいわゆるピ
ッキングはさほど困難ではない。
また、永年シリンダ掟が使用され来たった結果誰もが慣
れてしまってはいるが、外出の度に鍵を持ち歩き、施解
促毎に賀をポケットやハンドバッグから取り出して鍵孔
に挿入して操作する煩雑さは相当のもの以上であり、特
に夜間2孔の位置が良く分からなかったり、手に重い荷
物を持っていたり、あるいは鍵がハンドバッグ等の底の
方にひそんでいて取り出しにくかったりする場合には、
煩雑さを通り越してイライラさせられる。
これらの不都合は、磁石を埋設した鍵を用いて磁石タン
ブラ−を駆動する通称電子ロックにおいても同様である
一方、電磁アクチュエータによりデッドボルト又はスト
ライクを制御するいわゆる電気法のうち、r@証符号を
いわゆるテンキー、すなわち0〜9までの数字あるいは
記号を標記した押釦によって入力する型式のものは、鍵
を用いるがための上記した不都合はなく、操作性にも優
れている。
しかしながら、かかる電気法は、端末としての電気淀ユ
ニットの他に、電源や制御盤等信の補助装置が必要であ
るため一般に奥歯であり、しかも通常mの自由側端縁部
に装着される電気法ユニットへの配線が可動の扉支持部
を通して行われなけれは°ならないので、配線工事に手
間がかかり、その分コストが上昇する。
また、同一の暗証符号を長期間用いると特定の押釦の表
面が摩耗し、この摩耗は極くわずかであってもルーペ等
でi!!京することによってよく判るので、lli業的
な犯罪者は、この摩耗した押釦を検知することにより、
比較的簡単に不正解錠をすることかできる。
他方、@傾械部品のみで構成され、電気を用いない押釦
錠もすでに実用されている。
例えば、−の機械式押釦淀は、相異なる数字又は記号を
標記した14個の押釦を前面に配設し、使用者はこれら
14個の押釦群の内から1乃至14個の押釦を選択して
、これらの選択された押釦群の集合をもって暗証符号と
し、解錠時これら選択された押釦群の全てを順序構わず
に押動することにより、暗証符号を入力するものである
また、他の様械式押釦錠は、例えばそれぞれ1乃至5の
数字の何れかを標記した5個の押釦を有し、1桁より5
桁までの暗証番号を設定することができる。そして、使
用者は、例えば設定された暗証番号が1桁の場合には、
複数の押釦を同時に押す場合も含めて、1回の押動によ
って暗証番号を入力する。例えば暗証番号が「7」の場
合には、「3」と「4」の押釦を同時に1回押動する。
暗証番号が2桁の場合、例えば「25」の場合には、最
初に「2」の押釦を、次いで経時的間隔を置いて「5」
の押釦を押動する。順序を逆にすれば暗証番号は「52
」となる。しかし、−の押釦は1回押動すれば以降使用
できないので、「22Jあるいき「55」なる暗証番号
を設定することはできない。同様にして、5桁の暗証番
号は1〜5の数字の順列組合せとなる (米国特許第3,747,377号公報参照)。
しかして、前記した−の機械式押釦錠は、選択した押釦
群を順序構わずに押動することにより暗証符号を入力す
るので、同じ暗証符号を長期間使用すると押釦の表面が
摩耗し、この摩耗を検知すれば、表面が摩耗した押釦群
を順序構わずに押動していけば解錠できる。したがって
不正解錠に対する安全性が低い。また、暗証符号によっ
ては多数の押釦を操作しなければならず、使い勝手が悪
い場合もある。さらにまた、原理上暗証符号は全部相異
なる数字又は記号の組合せでなければならないので、使
用者が記憶し易い任意の暗証符号を設定できない、とい
ううらみがある。
また、前記他の懇械式押釦錠は、使用できる暗証符号の
数が約1000と少なく、さらにまた、任意の暗証符号
を設定することができない、という不都合がある。
〔発明の目的〕
そこで、本発明の目的は、鍵を用いずに暗証符号を押釦
によって入力することにより解錠でき、しかも電気配線
や電気回路を用いない橢械的なコード錠を提供するにあ
る。
また、本発明の他の目的は、使用できる暗証符号の数が
多く、したがってInいが多いコード錠を提供するにあ
る。
さらにまた、本発明の別の目的は、押釦の表面が摩耗し
ても暗証符号を解読することが不可能であり、そのため
安全性を飛躍的に高めたコード錠を提供するにある。
c問題点を解決するための手段〕 上記の目的を達成するため、本発明は、ケースの外表面
においてその幅方向に沿って列設され、それぞれケース
を貫通して内端をケース内に臨ませたm(m:2以上の
整数数)個の操作部材と、ケース内において、その長さ
方向における施錠位置と解錠位置との間を移動可能に案
内されたスライダ板と、それぞれがこのスライダ板にお
いてこれを貫通する関係位置に担持され、スライダ板に
関し操作部材側の操作端、および反対側の係止端を有し
、ケースの幅方向に一定量移動可能に案内されると共に
一方向に付勢された、ケースの幅方向にm列、長さ方向
にn(n:1以上の整数数)行、計m×n個のタンブラ
−と、上記操作部材の操作毎に、上記スライダ板をタン
ブラ−の行間ピッチ分解錠位置方向に移動させる間欠移
tlJ11構と、上記各操作部材の内端部に連結され、
操作部材の操作時、対応するタンブラ−列の操作部材に
最も近いタンブラ−の操作端と係合して、タンブラ−を
その付勢方向とは逆の他方向に移動させるタンブラー駆
動部材と、スライダ板が移動する空間に関して操作部材
とは反対側に、それぞれスライダ板上のタンブラ−の各
列に対応して配設され、上記タンブラ−駆動部材によっ
てケースの幅方向における他方向に駆動されたタンブラ
−の係止端と摺接可能に係合し、ケースの長さ方向に延
在する係止条を備えたm個のホルダと、スライダ板が進
入する空間を介して上記ホルダ群とほぼ重合する関係位
置に配設され、ケースの幅方向に移動可能に案内される
と共に、解錠時以外にはケースの幅方向における一定の
待纏位置に保持される駒板と、m×n個のタンブラー群
に対応して、スライダ板におけるタンブラー群と同じ位
置関係を保って上記駒板の内面に担持され、間欠移vJ
は構のn回の作動によりスライダ板が解錠位置に移行し
た状態において、それぞれ対応するタンブラ−の操作端
とケースの長さ方向において整合し、ケースの厚み方向
において重合する係合片を有し、予め設定された暗証符
号に応じて、対応するタンブラ−がホルダの係止条と係
合すべきものであるときには、上記係合片をタンブラ−
の操作端に関しケースの幅方向における一方向に配設し
、対応するタンブラ−がホルダの係止条と係合しないも
のであるときには、係合片をタンブラ−の操作端に関し
ケースの幅方向における他方向に離間して配設するよう
にした、ケースの幅方向にm列、長さ方向にn行の計m
×n周の胸と、ケースの長さ方向に延在する第1係止部
材、およびこの第1係止部材よりケースの長さ方向の寸
法が短い第2係止部材を有し、これらの係止部材の一方
を駒板に一体的に結合すると共に、他方を、一方に関し
ケースの幅方向における一方向側からこれと対峙する位
置関係でスライダ板に一体的に結合し、上記第1係止部
材の長さおよびケースの長さ方向における第2係止部材
との関係位置を、スライダ板が解錠位置に移行したとき
にのみ第2係止部材と対峙しなくなるように設定した入
力終了検知様構と、駒板をケース外からその幅方向にお
ける一方向に押動する解錠部材と、解錠位置に移行した
スライダ板を施錠位置に移動させる施錠部材とを備え、
経時的間隔をおいたn回の操作部材の操作によって入力
される0桁の暗証符号の各桁の内容に応じて、選択され
た1乃至m個の操作部材を同時に操作することにより、
暗証符号を入力するようにしたことを特徴とする。
〔実施例〕
以下本発明の実施例を第1図乃至第18図を参照して説
明する。なお、本発明によるコード捉は、通常のシリン
ダ錠と同様に、建物のm口の錠止の他、例えば電子別器
のメインスイッチのロック等にも使用できるが、ここで
はm口のロック装置としてのコード錠を例にとって説明
を始めることにする。
第1図および第2図において符号1はケースを示し、こ
のケース1は、−面が間口した細長い箱状の外ケース2
と、この外ケースの開口を閉塞するように外ケース2に
結合された地板3(第2図参照)とを備えている。そし
て、ケース1は、地板3を扉の外面の自由側端縁付近に
接合させ、例えば扉の内側から図示しないボルトで呼び
付けられるようにして扉にB!される。
上記外ケース1の外表面の長さ方向(第1図で上下方向
)における中央よりやや下方には、例えば4個の押釦4
,4が外ケースの幅方向(第1図で左右方向)に沿って
列設されている。これらの押釦4,4は、後述するよう
に、手指等で押動することにより暗証符号を入力するた
めに用いられる。そのため、押釦4,4の相互の間隔、
および押釦群を包囲するように外ケース1の外表面に突
設された保護フード5の内壁と各押釦4との間隔は、押
釦操作時手指等が干渉しないように余裕をもって設定さ
れている。
しかして、各押釦4は、第2図に示すように、外ケース
2に突設された有底の案内筒6と押釦4自身との嵌合、
並びに、押釦4の内側に同軸かつ一体的に結合され、案
内筒の底板を冶動可能に貫通する操作杆7と、不番しな
い案内筒の底板にJ3ける貫通孔との嵌合によって、ケ
ースの厚み方向(第2図で左右方向)に移動可能に案内
されている。また、各押釦4は、案内筒6内における操
作杆7に巻装された圧縮コイルばねとしての押釦ばね8
の弾力により、案内筒6から突出する方向に付勢されて
いるが、案内筒の底板より内側において操作杆7に嵌着
された止め輪9によって、常態では第2図示の位置に係
止されている。さらにまた、各操作杆7の内端部には、
タンブラ−駆動部材が連結されているが、このタンブラ
−駆動部材についての後に述べる。
一方、第3図乃至第5図に示すように、ケース1内には
スライダ板11が設けられており、このスライダ板11
は、ケース1の長さ方向に沿って、施錠位置(第2図で
下端部)と解捉位置く第2図で中央部:第11図参照)
との間を往復動できるように案内されている。
図示の実施例では、第4図に示すように、スライダ板1
1のケース1の幅方向における両側端縁部は地板3方向
に直角に折曲され、各折曲部のケースの長さ方向におけ
る両端部はさらに内方に折り曲げられて、第4図で左右
各一対、計4個の案内片12.12.・・・、12が形
成されている。そして、各案内片12には内側に開口す
る付番しないU字形の案内切欠が形成されている。なお
、ケース1の長さ方向における案内片12.12の間隔
は長めに設定するのが望ましい。
一方、第5図に示すように、地板3の上方的1/3から
下端部にかけての両側端縁部は、上記案内片12の移動
の妨げとならないように切欠かれており、この切欠部に
、ケース1の長さ方向に延在し、相互に平行な一対の案
内杆13.13が設けられている。そして、上記スライ
ダ板11は、第4図に示すように、その案内片12に形
成されたU字形の案内切欠と案内杆13とを摺動可能に
係合させることにより、前記したようにケース1の長さ
方向に往復動可能に案内されている。
上記スライダ板11の押釦4,4に対向する側の上面に
は、第3図に示すように、ケース1の幅方向においては
押釦と同数の4列、ケースの長さ方向においては4行の
計16個のタンブラ−14゜14がほぼ方眼状に展開し
て配設されている。
各タンブラ−14は、第3図および第6図に示すように
、例えば一端を支持ビン15によって揺動可能に軸支さ
れたタンブラ−レバー16の他端に、スライダ板11に
垂直になるように加締められた筒状体であって、スライ
ダ板11に関し押釦4側の操作端(第6図で上端)14
aは中空の筒状に形成され、この筒部には、例えばケー
ス1の厚み方向に着磁された永久磁石よりなるタンブラ
−磁石17が装填されている。また、タンブラ−14の
第6図における下端部は、スライダ板11に開口した円
弧状のタンブラー孔18(第3図)と遊嵌しつつ、スラ
イダ板11に関して押釦4とは反対方向に延伸し係止端
部14bを形成している。
上記した構成により、各タンブラ−14は、スライダ板
11においてこれを垂直に貫通する関係位置に担持され
ると共に、ケース1の幅方向に一宇吊移動可能に案内さ
れることになる。図示の実施例では、各タンブラ−14
のケースの幅方向の移!1Jffiは、上記タンブラー
孔18の長さ方向における開口#A縁と係止端部14b
との係合によって一6的に定まる。
また、各タンブラ−14は、第3図に示すように、前記
支持ビン15に巻装され、一端部をタンブラ−14自身
に、他端部をスライダ板11より切り起されたばね掛は
片19に、それぞれ弾接させたねじりコイルばねとして
のタンブラ−ばね21の弾力によって、ケース1の幅方
向における一方向(第3図で左方)に付勢されている。
他方、ケース1内には、前記押釦4の操作毎に、スライ
ダ板11をタンブラ−14,14の行間ピッチ、すなわ
らタンブラ−のケースの長さ方向における間隔分移動さ
せる間欠移vJ門構が設けられている。
すなわち、第3図および第4図に示すように、スライダ
板11の上面の両側端部には、それぞれケース1の長さ
方向に延在する細長い第1および第2ガンギ板22.2
’3が例えばスポット溶接により一体に結合されている
。各ガンギ板22(23)の側端縁には、外ケース2の
側根方向に突出するガンギ爪24が、第1ガンギ板22
においては5個、第2ガンギ板23においては4個、そ
れぞれ上記タンブラ−の行間ピッチと等間隔で列設され
ている。なお、第1ガンギ板22のガンギ爪24と第2
ガンギ板23のそれとは、ケースの長さ方向における突
出位置がタンブラ−の行間ピッチの例えば1/2ずれて
いる。
上記第1および第2ガンギ板22.23の第3図におけ
る上端部の地板3に対向するする下面には、それぞれ第
1ばね掛はビン25が加締め付けられており、一方、地
板3の第3図における上端部で、ケース1の幅方向にお
いて各第1ばね掛はビン25とほぼ整合する部分には、
それぞれ第2ばね掛はピン26が植設されている。そし
て、第1および第2ばね掛はピン25.26の間に張設
された引張りコイルばねとしての一対のスライダ板ばね
27,27の弾力により、スライダ板11は第3図にお
いて上方に付勢されている。
他方、ケース1内の下方には、上記スライダ板11の移
動を制御するため、第5図および第7図に示すように、
橋板28によって相互に一体に結合された第1および第
2アンクルレバー29゜31が設けらている。
これらのアンクルレバー29.31を支持するため、地
板3の下端における両側端縁部は、押釦4側に折曲され
て、一対のレバー支持片32゜32を形成している。そ
して、これらの支持片32.32を貫通するようにして
これらの間に跨設されたレバー軸33により、第1およ
び第2アンクルレバー29.31の下端部が揺動可能に
軸支されている。
また、第1および第2アンクルレバー29゜31は、第
5図に示すようにレバー軸33に巻装され、一端を地板
3に、他端を上記橋板28にそれぞれ弾接させた捩りコ
イルばねとしてのアンクルレバーばね34.34の弾力
により、第7図で時計方向に付勢されているが、第2図
に示すように、橋板28が後述するガイド板35に弾接
してこれに係止されるので、押114を操作しない常態
においては、第7図示の角度位置を保っている。
さらにまた、第5図および第7図に示すように、第1ア
ンクルレバー2つの自由端(上端)には第1ガンギ板2
2のガンギ爪24と地板3側から係合可能な第1アンク
ル爪29aが形成されており、第2アンクルレバー31
の自由端には同様に、第2カンギ板23のカンギ爪24
に押釦4側から係合可能な第2アンクル爪31aが形成
されている。
そして、第7図に示す施錠状態においては、第1アンク
ル爪29aが第1ガンギ板22の最上端のガンギ爪24
と係合しており、スライダ板ばね27.27の弾力に抗
して、スライダ板11を第2図、第3図および第5図に
示す位置に係止している。このとき、第7図に示すよう
に、第2アンクル爪31aは第2ガンギ板のガンギ爪2
4の移動軌跡から退避する位置にある。なお、前記橋板
28は、第2図および第5図に示すように、ケース1の
長さ方向において押釦の前記操作杆7と係合し得る位置
に形成されている。
上記した構成により、第2図、第5図および第7図から
明らかなように、押↑口4を一定吊以上押し込むと操作
杆7の内端が橋板28に当接し、さらに押釦4を押し込
むと、アンクルレバーばね34の弾力に抗して第1およ
び第2アンクルレバー29.31か第7図で反時計方向
に回動して、第1カンギ板22においてはそのカンギ爪
24と第1アンクル爪29aとの係合が解かれると共に
、第2アンクル爪31aが第2ガンギ板23のガンギ爪
の移動軌跡に進入する。その結果、スライダ板はね27
.27の弾力によって、スライダ板11は遊走し、第2
ガンギ板のガンギ爪24が第2アンクル爪31aに係止
されるに至って停止する。このようにしてスライダ板1
1はタンブラ−の行間ピッチの半分上方に移動する。
次いで、押釦4を放すと、押釦ばね8およびアンクルレ
バーばね34.34の弾力により、押釦4およびアンク
ルレバー29.31が第2図又は第7図示の位置に復帰
し、第2ガンギ板のガンギ爪24と第2アンクル爪31
aとの係合が解かれる結果、スライダ板11は第1ガン
ギ板のガンギ爪24と第1アンクル爪29aと係合する
までさらに1/2行間ピッチ分移動する。このようにし
て、押釦4の操作毎に、スライダ板11はタンブラ−の
行間ピッチ分間欠的に上方に移動する。なお、上記した
間欠移動門構は、4個の押釦4,4の何れを操作しても
、あるいは同時に複数個の押釦を操作しても作動するこ
とは図から明らかである。
次に、第2図および第5図に示すように、各押釦4の内
端部には全体を符号36で示すタンブラ−駆動部材が連
結されている。
図示の実施例におけるタンブラ−駆動部材36は、第2
図に示すように、押釦の操作杆7の内端部に摺動可能に
嵌合した駆動ブロック37と、この駆動ブロック37の
内面側に例えば接着剤によって固着され、前記タンブラ
−14と後述する関係位置を保つタンブラ−駆vJ磁石
38とを有している。上記駆動ブロック37が操作杆7
から抜は落ちるのを防止するため、操作杆7の内端には
小径の止め輪9が嵌着されている。そして、駆動ブロッ
ク37の上面と操作杆の中程に嵌着された止め輪9との
間に弾装された圧縮コイルばねとじての間隔保持ばね3
9の弾力により、駆動ブロック37は内方(第2図で左
方)に付勢され、常態では操作杆内端における止め輪9
に係止されて、ケース1の厚み方向においては第2図示
の位置を保っている。
一方、第2図および第5図に示すように、外ケースの内
側の表板付近には、前記したように、ケース1の幅方向
に延在し、内端縁に係止段部を形成した水平なガイド板
35が設けられており、各駆動ブロック37はその下面
をガイド板37に摺動可能に接合させている。このため
、各駆動ブロック37は操作杆7回りの回動を拘束され
ている。
他方、前記タンブラ−駆0磁石38およびタンブラ−磁
石17の着磁方向および位置関係は例えば次のように設
定されている。
すなわち、各タンブラ−駆動磁石38はスライダ板11
上のタンブラ−の各列に対応して設けられており、第8
a図に示すように、第2図示の施錠状態又は前記間欠移
vJ櫨構の3回以内の作動後においては、各列のタンブ
ラ−のタンブラ−磁石17は、タンブラ−駆tlJ磁石
38の真下に位置し、かつ、ケース1幅方向においては
、前記タンブラ1−ばね21(第3図)の弾力によって
、一方向(第8図で左)端に偏位している。
各タンブラ−磁石17は、前記したように、また第8b
図に示すように、ケース1の厚み方向に着磁されると共
に、隣接するタンブラ−磁石17゜17が相互に異磁極
となるようにタンブラ−14に装填されている。また、
各タンブラ−駆動磁石38は、第8b図に示すように、
ケースの幅方向に着磁されると共に、磁束を有効に利用
するため、隣接するタンブラ−駆ljJ磁石38.38
が相互に同磁極をもって対向するように駆動ブロック3
7にEu!されている。さらにまた、−のタンブラ−駆
it+ 1石38とこれに対応するタンブラ−磁石17
とは、後者がケース1の幅方向において一方向に偏位し
ている状態において、前者の一方向端と後者の上端とが
相互に同磁極となるように配設されている。
そのため、各タンブラ−磁石17は対応するタンブラ−
駆17Jta石38の一方向端からは磁気反撥力を、他
方向端からは磁気吸引力を加重して受け、他方向に付勢
されるが、押釦4が押動されない常態においては、両者
はケース1の厚み方向において相互に離間しているので
、これらの磁力はタンブラ−ばね21の弾力よりも小さ
く、したがってタンブラ−磁石17およびこれと一体の
タンブラ−14はケースの幅方向における一方向に定座
している。
しかして、押釦4が押vノされると、例えば第8C図に
示すように左端と左から3番目の押釦4゜4を同時に押
動すると、第2図から明らかなように、駆動ブロック3
7がガイド板35の係止段部と係合するまでは、選択さ
れた2藺のタンブラ−駆動磁石38.38は、それぞれ
操作杆7と一体的に、対応するクンブラー磁石17に近
接し、その結果タンブラ−磁石17にねく上記磁気反撥
力および吸引力を加重した力がタンブラ−ばね21の弾
力に打ち勝つので、タンブラ−14は第8C図に示すよ
うにケースの幅方向において他方向(矢印方向)に移動
する。これに伴なって、第4図に鎖線で示すように、タ
ンブラ−の前記係止端14bも他方向に移動する。なお
、図示の実施例では、第4図で右端の係止端14b、S
l計上右側の案内杆13と干渉するので、この干渉を防
止するため、第4図および第5図に示すように、案内杆
13には所定の長さの切欠13aが形成されている。
なおも押釦4を押動すると、第2図および第7図からも
明らかなように、操作杆7は、駆動ブロック37をガイ
ド板35の係止段部と係合する位置に残して、間隔保持
ばね39を圧縮しつつさらに押し込まれ、その内端が前
記第1および第2アンクルレバーの橋板28を押動する
ので、前記したように間欠移動門構が作動する。
しかして、間欠移11構が作動してスライダ板11が上
方に移動すると、タンブラ−磁石17力−タンブラー駆
動磁石38の磁力の及ばない位置に移動し、タンブラ−
駆動部材36によってケースの幅方向における他方向に
移動したタンブラ−14が、タンブラ−ばね21の弾力
によって元の定座位置に復帰してしまうので、これを防
止するために次に述べるホルダが設けられている。
すなわち、第2図、第4図および第5図に示すように、
ケース1内の長さ方向においては、間欠移動門構の4回
の作動により解錠位置に移動したスライダ板11(第1
1図参照)とほぼ重合する位置、ケースの厚み方向にお
いてはスライダ板11に関し押釦4とは反対側に、スラ
イダ板上の各列のタンブラ−14,14に対応して計4
赳のホルダ41.41が配設されている。
図示の実施例におけるホルダ41は、ケース1の長さ方
向に延在する断面口字形の枠体であって、その開口を外
ケース2の表板に向けて、例えばスポット溶接により地
板3に固定されている。その結果、各ホルダ41は第1
および第2係止条41a、41bの2条の凸条を地板3
上に形成することになる。これらの係止条41a、41
bの相互の間隔は、前記タンブラ−14のケースの幅方
向における移動距離とほぼ等しく設定されており、請た
、第4図に示すように、第1係止条41aはケースの幅
方向における一方向に定座したタンブラ−の係止端14
bと、第2係止条41bは押釦4の押動により他方向に
移動したタンブラ−の係止端とそれぞれ摺接可能に係合
できるように、各ホルダ41のケース1の幅方向におけ
る位置が定められている。さらにまた、第2図に示すよ
うに、各ホルダ41の下端とタンブラ−駆動磁石38直
下のタンブラ−の係止端14bとのケースの長さ方向の
間隔は、タンブラ−の係止端14bのケースの幅方向へ
の移動時これとホルダ41の下端とが相互に干渉しない
範囲でできるだけ短くなるように定められている。
そのため、前記したように押釦4を押動することにより
選択されたタンブラ−14をケースの幅方向における他
方向に移動させ、さらなる押釦4の押動によりスライダ
が移動すると、上記他方向に移動したタンブラ−のタン
ブラ−磁石17がタンブラ−駆vJ磁石38の磁力の及
ぶ範囲内にあるあいだに、当該タンブラ−の係止端14
bが第2係止条41bと係合する。したがって、以後ス
ライダがさらに移動してタンブラ−磁石17がタンブラ
−駆動磁石38から離間しても、タンブラ−ばね21の
弾力によって係止端14bが第2係止条41bに弾接さ
れた状態で両者の係合が保持されるから、このホルダ4
1によって押釦4の押動が機械的に記憶されることにな
る。これはケース1の幅方向における一方向に定座した
ままのタンブラ−についても同様である。
促し、押釦4が押動されず、したがって上記一方向に定
座したままのタンブラ−14については、その定座位置
は、タンブラ−の係止端14bと前記円弧状のタンブラ
ー孔18(第3図および第6図参照)の開口端縁との係
合によって、スライダ板11の移動前すでに保持されて
いるから、ホルダの第1係止条41aは本発明の必須の
構成要素ではない。なお、第1および第2係止条41a
41bの下端には、第3図および第5図に示すように、
タンブラ−の係止端14bとの係合を円滑にするため地
板3に垂直な斜面を形成するのが望ましい。
上記ホルダ群41.41の付近には、押釦4゜4の押動
によってホルダ41.41に記憶されたタンブラ−14
,14の移動が、予め設定された暗証符号と対応してい
るか否かを検知するための陶板42が配設されている。
すなわち、第2図および第3図に示すように、この陶板
42は、スライダ板11が迎入する空間を介してホルダ
群41.41とほぼ重合する関係位置に配設され、地板
3にほぼ平行な板状体であって、図示の実施例では、第
3図で右側の側端縁部は外ケース2の表板側に、他の3
辺の端縁部は地板3側にそれぞれ直角に折り曲げられ、
全体の剛性が高められている。この陶板42の上辺には
、例えばスポット溶接により、全体の形状が口字形の案
内枠43が一体に結合されている。
一方、第3図および第4図に示すように、地板3の上部
側端縁部は外ケース2の表板側に折曲されて第1および
第2折曲板部3a、3bが形成されており、これらの折
曲板部3a、3b間に、ケース7の幅方向に延在し、上
記案内枠43の一対の側板を摺動可能に貫通するガイド
棒44が跨設されている。
上記した構成により、陶板42は、案内枠43を介して
、ガイド棒44にケース1の幅方向に移動可能に案内さ
れることになる。
他方、第2図乃至第4図および第7図に示すように、上
記地板の折曲板部3bの下端部内面には、フランジ付の
ガイドビン45が突設されており、このガイドピン45
は陶板42の一方の側端縁に一体に垂設された折り曲げ
部を摺動可能に貫通している。このガイドピン45との
係合により、陶板42の上記ガイド棒44回りの回動が
防止される。
また、M3図に示すように、地板の折曲板部3aと案内
枠43との間におけるガイド棒44には、圧縮コイルば
ねとしての陶板ばね46が巻装されており、この陶板ば
ね46の弾力により、陶板42は上記ガイドビン45の
フランジに弾接する方向に付勢されている。したがって
、通常の状態においては、陶板42はケース1の幅方向
において第3図および第4図示の位置に保持されている
上記陶板42のホルダ41に対向する内面には、スライ
ダ板11上のタンブラー群14.14に対応して、スラ
イダ板11上におけるタンブラー群と同じ位置関係を保
って計16個の#J47.47が配設されている。
各駒47は、第2図乃至第4図に示すように、例えば断
面が1字形になるように折曲された板材であって、陶板
42の内面に例えば一対のビスによって装着されている
。陶板42に装着された状態において、各駒47の駒板
47との接合部に垂直な部分は、ケース1の長さ方向に
延在する係合片47aを形成しており、この係合片47
aは、陶板42との接合部に形成された一対コねじ孔を
ケース1の長さ方向において反転させることにより、ケ
ースの幅方向における位置を変化させることができる(
第3図および第4図参照)。
また、各係合片47aは、前記間欠移IIJ握構の4回
の作動によりスライダ板11が解錠位置に移行したとき
(第11図参照)、対応するタンブラ−の操作端14a
とケースの厚み方向において重合しく第4図参照)、ケ
ース1の長さ方向においては相互に整合する(第11図
参照)ように、陶板42における取付は位置が設定され
ている。
さらにまた、各係合片47aは、第3図および第11図
に示すように、予め設定された暗証符号に応じて、対応
するタンブラ−が前記ホルダの第1係止条41aと係合
すべきものであるときには、タンブラ−の操作114a
に関してケース1の幅方向における他方向く右方)に離
間し、対応するタンブラ−が第2係止条41bと係合す
べきものであるときには、タンブラ−の操作端に関しケ
ース1の幅方向における一方向(左方)に位置するよう
に、陶板42に収骨されている。
しかして、本発明コード淀は、予め設定された所定回数
(図示の実施例では4回)の押釦操作により、スライダ
板11が解錠位置に移行するまでは、陶板42をケース
の幅方向において一方向に移動しないように拘束する入
力終了検知1構が設けられている。
すなわち、第2図および第4図に示すように、この入力
終了検知![48は、ケースの長さ方向に延在する第1
係止部材49と、この第1係止部材49より短い第2係
止部材51とを有している。
図示の実施例では、駒板42の側端縁折曲部の下端部を
少し残して他を切欠くことにより、駒板42側に第2係
止部材51が一体に結合されており、また、第1係止部
材49はスライダ板11に一体に結合され、上記第2係
止部材51に関しケース1の幅方向における一方向側か
らこ′れと対峙している。この第1係止部材49は、図
示の実施例では、前記第1ガンギ板22(第3図参照)
のガンギ爪24.24が突設されていない側端縁部を外
ケース2の表板側に折曲することにより形成されている
これら第1および第2係止部材49.51は、第4図に
示すように、ケース1の厚み方向において相互に重合す
る位置関係を保ってそれぞれスライダ板11および駒板
42に結合されており、また、第1係止部材49の長さ
、およびケースの長さ方向における第2係止部材51と
の関係位置は、第2図に示すように、前記間欠移動は構
の4回の作動後にのみ第2係止部材51と対峙しなくな
るように設定されている。したがって、第11図に示す
ようにスライダ板11が解錠位置に移行するまでは、駒
板42はケースの幅方向における一方向に移動すること
ができず、後述する解荒部材を動かすことができない。
なお、図示の実施例では長い方の第1係止部材49をス
ライダ板11側に、短い第2係止部材51を駒板42側
に結合するものとしたが、これらの取着けを逆にしても
よいことは勿論である。
次に、本発明コード錠の施・解錠部材について説明する
第1図および第2図に示すように、外ケース2の表板外
面上方には、つまみ板52付の操作ダイアル53が回動
可能に支承されている。この操作ダイアル53は、例え
ば外形が円形の盤状体であって、その裏面(第2図で左
側)には有底の筒部と、この筒部を包囲する環状の溝が
一体に形成されている。
一方、外ケース2の表板上方には、第1図に示すように
、厚内の環堤部54を有するダイアル孔55が開口して
いる。そして、上記操作ダイアル53は、上記筒部外周
面をダイアル孔55に、環状の溝部を上記環堤部に、そ
れぞれ回動可能に嵌合させた状態で外ケース2に8看さ
れ、筒部の内端外周面に嵌着された抜は止めの止め輪9
(第9図参照)によって係止されている。
他方、第1図および第2図に示すように、操作ダイアル
53の環状の溝の底面にはストッパピン56が4tli
設されており、これに対応して、ダイアル孔の環堤部の
外周は一定の角度範囲にわたって切欠かれている。
上記した情成により、操作ダイアル53は一定角度(図
示の実施例では約180”)回動できるが、この角度範
囲を越えて操作ダイアル53を回動しようとする力は、
ストッパピン56と6 JP部54との当接を介して外
ケース2に担持されるので、ケース内の機構に無理な力
が印加されないようになっている。
上記操作ダイアル53は、第2図に示すように、その節
部に収納されたトルクリミッタ57を介して、解錠杆に
連結されている。
この解錠杆58は、第7図に示すように、はぼ中央の大
径部を挟んで内側に小径部を、外側に異形(図示の実施
例では略方形)断面図を一体に形成した杆体であづて、
内側の小径部は、地板3に加締め付けられた保持筒59
に回動可能に支承されると共に、地板3を貫通してその
裏面側に突出している。そして、その内端に連結された
解錠片61を図示しないKlのクラッチ板と係合させて
おり、解錠杆58を回動させることにより、上記鍵箱の
端縁から錠止用のボルトを出し入れするようになってい
る。
また、解錠杆58の中央の大径部には、第1ギア62が
回動自在に嵌合している。この第1ギア62の操作ダイ
アル53側の表面には施捉ピン63が植設されている。
さらにまた、解錠杆58の異形断面図には、同形の断面
の軸孔を有する厚肉筒状の解錠ブロック64が嵌合して
おり、図示しないセットビスにより、解錠杆58と一体
的に結合されている。
上記解錠ブロック64の表面側には、解錠杆58の半径
方向に延伸する駆動アーム64aが一体に形成され、こ
の駆動アーム64aの先端には、ローラ65が転勤可能
に軸支されている(第3図参照)。なお、ローラ65の
ケース1の厚み方向における取り着は位置は、第2図に
示すように、解錠杆58が回動するとき、前記案内枠4
3の内側面に当接し得るように設定されている。
また、第3図および第7図に示すように、解錠ブロック
64の第1ギア62と対向する裏面には、後述する両者
の相対回動を可能にするため、その外周部が一定の角度
(図示の実施例では約90°)切欠かれ、クラッチ切欠
64bが形成されている。
さらにまた、本発明コード掟における操作ダイアル53
、およびこれと一体の解錠杆58は、例えば第1図に示
すようにつまみ板52が直立する特別角度位置、時計方
向に90゛偏位する解錠角度位置、および反時計方向に
90゛偏位する施毀角度位置をとるが、これらの角度位
置を明確にするため、第2図および第3図に示すように
、解錠ブロック64の上方には公知のクリック装置66
が配設され、これに対応して、解錠ブロック64の外周
面における所定の角度位置には、クリックボールの係合
するクリック孔64Gが凹設されている(第2図および
第7図参照)。
一方、前記したように、解錠杆58の異形断面端部は、
操作ダイアル53に内蔵されたトルクリミッタ57に連
結されている。
このトルクリミッタ57は、第2図に示すように、操作
ダイアル53の筒部内孔に回動可能に嵌合したカップ状
のカプラー67を有しており、第9図に示すように、こ
のカプラー67の底面には、解錠杆58の異形断面部と
嵌合する方形孔67aが同軸に開口すると共に、係止爪
67bが一体に突設されている。
上記カプラー67が操作ダイアル53から抜は出ないよ
うに、第2図および第9図に示すように、その筒の開口
付近にはロック板68が嵌着されている。このロック板
の外周端縁には例えば一対の耳片68a、68aが一体
に突設されており、ロック板68は、その耳片68a、
68aを操作ダイアル53の筒部の端縁に形成された溝
(付番せず)に係合させた状態で、止め輪9によって固
定されている。また、ロック板68には、解錠杆58の
異形断面部とM嵌する逃げ孔68b(第9図)が開口し
ている。
しかして、第2図に示すように、操作ダイアル53の筒
部およびカプラー67によって包囲された円筒状の空間
内には、それぞれの底面に植設されたピンに端部を係止
された、ねじりコイルはねとしてのトルクばね69が弾
装されており、このトルクばね6つには、第9図にJ5
いて、操作ダイアルと一体のロック板68に対し、カプ
ラー67が反時計方向に相対回動するように初期トルク
が付与されている。この初期トルクは、自然状態におい
ては、カプラーの係止爪67bとロック板の逃げ孔68
bの段部との当接により、操作ダイアル53の内力とし
て担持される。また、上記初期トルクの絶対値は、前記
解錠杆58の9荷トルクより太き目に設定されている。
そのため、解錠杆58の負荷が通常の値を越えないとき
には、操作ダイアル53と解錠杆58とは一体的に回動
する。
しかして、特に解法時において解錠杆58の負荷が増大
したときには、カプラー67を第9図示の角度位置に残
して、操作ダイアル53と一体のロック板68がトルク
ばね69をさらに巻き締めつつ反時計方向に回動する。
すなわち、見掛り上操作ダイアル53は空転する。
一方、上記解錠杆58と同軸の前記第1ギア62は、第
2図および第5図に示すように、小径の第2ギア72、
この第2ギア72と同軸かつ一体的に、結合きれた第3
ギア73、およびアイドルギア74を介して、前記スラ
イダ板11の下面側に結合され(第2 L’5よび第4
図参照)、ケース1の長さ方向に延在するラック杆75
に連結されている。
(作 用) 上記のように構成された本発明の一実施例によるコード
錠において、施錠時には、第2図、第3図および第5図
に示すように、スライダ板11はケース内の下端部の施
錠位置に移行している。
そして、第1図に示すように、操作ダイアル53は、通
常、そのつまみ板52が直立する¥[位置に保持してお
くものとする。このときには、第3図に示すように、前
記駆動アーム64aはガイド棒44と約45°で斜交す
る角度位置にあり、その先端のローラ65は案内枠43
と接触していない。
この状態で操作ダイアル53を第1図で時計方、向に、
すなわち解錠方向に回動させようとすると、第3図から
明らかに、前記トルクリミッタ57および解淀杆5Bを
介して操作ダイアル53に連結された解錠ブロック64
も時計方向に回動しようとする。すると、そのクラッチ
切欠64bの一方の端面が、施錠ピン63を介して、第
1ギア62を時計方向に回動させようとするが、第5図
から明らかなように、その回動はスライダ仮に結合され
たラック杆75を上方に移動するように付勢する。しか
しながら、ラック杆75はスライダ板11および前記第
1ガンギ板22を介して第1アンクルレバー29に係止
されているので、この場合トルクリミッタ57(第2図
)が作動し操作ダイアルは空転する。
一方、第3図示の駒群47.47は、暗証符号r805
3Jに対応するように設定されている。
そして、第1図に示すように、8押!]4の上方には、
左方から順次r1j、I2」、「4コ、および[8]の
数字が標記されている。これらの数字は、記憶している
暗証符号を押釦4,4を用いてコード錠に入力する際、
入力作業を容易にするためのものである。
そこで、入力すべき暗証符号の最初のものが「8」であ
るから、「8」と標記された右端の押釦4を押動する。
すると、前記したように、右端の押釦4に連結されたタ
ンブラ−駆動部材36が作動して、第3図の最先行にお
ける右端のタンブラ−14がケース1の幅方向における
他方向(右方)に移動しく第8図参照)、次いで前記間
欠移動懇構が作動して、スライダ板11がタンブラ−の
行間ピンチ分移動する。その結果、第10図に示すよう
に、最先行左方3個のタンブラ−の係止端14bがホル
ダの第1係止条41aと係合し、右端のタンブラ−のそ
れは第2係止条41bと係合し、このようにしてホルダ
41に暗証符号r8053jの最初の「8」が記憶され
る。同時に、スライダ板11に一体に結合されたうツク
杆75がタンブラ−の行間ピッチ分上方に移動し、この
ラック杆75の移動に伴ない、第1ギア61の上面の施
錠ビン63は時計方向に例えば22.5”回動する。な
お、ここで押釦4の押動とは、押釦4を地板3方向に押
し込む操作は勿論のこと、手指を押釦4から放して、押
釦ばね8の弾力によって押釦4を元の突出位置に復帰さ
せる操作も含むものとする。
「8」の押釦を押動したら、今度は「0」を入力するわ
けであるが、2+8=10で「2」と「8」は「0」を
連想させるから、図示の実施例では、「2」と標記され
た押釦4および「8」と標記されたそれとを同時に押動
することにより、「0」を入力するようにしている。す
なわち、「2」と「8」の押釦4,4を同時に押動する
ことにより、前記したと同様にして、ホルダ41に暗証
符号「80」が記憶されると共に、スライダ板11は更
に1行間ピッチ分上方に移動する。
次に、「5」を入力するわけであるが、これは「1」と
「4」の押釦4,4を同時に押動する。
この結果、ホルダ41に暗証符号「805」が記はされ
ると共に、スライダ板11がさらに1行間ピッチ分上方
に移動する。
R後に、「1」と「2」との押釦4,4を同時に押動す
ることにより「3」を入力すると、ホルダ41に全暗証
符号r8053Jが記・セされ、第11図に示すように
、スライダ仮11が解錠位置に移行する。そして、各押
釦4に連結されたタンブラー駆!II′E5材36によ
って左右に降り分けられ、ホルダの係止条41a、41
bに係止されたタンブラ−14,14の展開パターンと
、予め駒板42上に暗証符号r8053Jに対応して配
設された駒の係合片群47a、47bとの展開パターン
との相対位置関係は第11図に示すようになる。
前記したように、各係合片47aは、対応するタンブラ
−がホルダの第1係止条41aと係合すべきものである
ときには、右方に離間し、タンブラ−が第2係止条41
bと係合すべきものであるときには、当該タンブラ−の
左側に位置する。
また、第10図に示すように、ラック杆75は鎖線で示
す位置にまで1拌し、M淀ビン63は第3図に示す角度
位置から時計方向に90”偏位する。
さらにまた、前記入力終了検知11148を構成する第
1係止部材49(第2図および第4図参照)の下端に形
成された切欠が、ケース1の長さ方向において第2係止
部材51と整合しく図示せず)、駒板42は左方に移動
可能となる。
この状態で操作ダイアル53(第1図参照)を時計方向
に回動すると、前記トルクリミッタ57(第2図)およ
び解錠杆58を介して操作ダイアル53に連結された駆
動アーム64aも第11図で時計方向に回動し、その先
端のローラ65が、案内R43の内側面に当接して、こ
の案内枠43を介して、駒板42をケースの一方向にお
ける一方向、すなわち第11図で左方に押動する。
第11図から明らかなように、駒板42に一体的に結合
された各係合片47aの左方への移動に対し、対応する
タンブラ−14は左方に雛しているか、あるいは右方に
位置しているので、第12図に示すように、駒板42は
タンブラ−14゜14の何れとも干渉することなく、駆
動アーム64aの回動に伴ない、駒板ばね46の弾力に
抗して左方に移動し、駆動アーム64aがさらに回動す
ると、駒板ばね46の弾力によって右方に移動する。
すなわち、解錠杆58側から考えると第3図で時計方向
に90’回動でき、その内端の解錠片61(第2図参照
)によって図示しない錠止ボルトがストライクから引き
抜かれ、解錠が行われる。
なお、スライダ板11が解錠位置に移行しているときに
は、第3図に示す1錠ビン63はクラッチ切欠64bの
時計方向における端部に移行しているから(第10図参
照)、駆動アーム64aと一体の解錠ブロック64の時
計方向への90”の回動が可能であることは言うまでも
ない。
一方、スライダ板11が解錠位置に進行した状態におい
て、第13図に示すように、本来は点線で示す位置にタ
ンブラ−14が来るべきであるのに、実線の位置に来て
しまった場合、すなわち、押釦によって入力した暗証符
号と駒板42に予め設定された暗証符号が相違している
ときには、係合片47aがすぐにタンブラ−14に当接
して駒板42が左方に移動できないので、前記トルクリ
ミッタ57(第2図)が作動して操作ダイアル53が空
転する。この操作ダイアル53の空転は、スライダ板1
1が解錠位置にまで進行しないうちに操作ダイアルを回
そうとしたときにも生じる。
その原因は、一般的には係合片47aとタンブラ−の操
作端14aとの干渉であるが、偶然により係合片47a
とタンブラ−14とが干渉しない場合には、前記入力終
了検知門構の第1および第2係止部材49.51の千浬
による。
1#掟をするときには、操作ダイアル53を第1図で反
時計方向に回動させる。すなわち、操作ダイアル53を
反時計方向に回動させ、その指標を施錠(Lock)を
示すしの文字に合致させる。このとき、操作ダイアル5
3の指標が解&(Open)を示すOの文字に合致して
いるときには、操作ダイアル53を一旦第1図示の待機
位置に戻し、さらに例えば90’反時計方向に回動させ
る。
操作ダイアル53を反時計方向に回動させるときには、
第2図および第9図から明らかなように、操作ダイアル
53に一体的に結合された前記ロック板68が第9図で
時計方向に回動し、係止爪67bおよびカプラー67を
介して解錠杆58にトルクを伝達ゴるので、トルクリミ
ッタ57は作動しない。
操作ダイアル53が持重位置にあるとき、解錠ブロック
64は第3図示の角度位置にあり、また、施錠ビン63
は第10図に項線で示す角度位置にある。したがって、
操作ダイアル53の反時計方向の回動により上記両者は
ただちに係合し、操作ダイアル53の回動は、解錠杆5
8、解錠ブロック64およびMlピン63を介して第1
ギア62に伝達され、第1ギア62も第3図において反
時計方向に回動する。この回動は、第5図から明らかな
ように、第2および第3ギア72.73、アイドルギア
74およびラック杆75を介してスライダ板11に伝達
され、スライダ板11は、スライダ板ばね27.27の
弾力に抗して、第3図および第5図示の施錠位置にまで
押し下げられる。
このとき、前記間欠移動n構のガンギ爪24゜24が、
第1アンクル爪29aの上側の斜面(第7図参照)と間
欠的に係合し、第1および第2アンクルレバー29.3
1を揺動させつつ下方に移動する。
このスライダ板11の押下行程において、第2係止条4
1bに係合していたタンブラ−14は、これと係合しな
くなるときタンブラ−ばね21の弾力によって自動的に
ケースの幅方向における一方向に移動し、このようにし
てタンブラー群14゜14の振り分けが御破算にされる
。したがって、押釦4,4による暗証符号の入力時誤入
力があったときには、この施錠操作を利用して誤入力を
訂正することができ、この訂正は何時にても可能である
上記スライダ板11の下降と同時に、解錠杆58(第2
図および第7図)も反時計方向に回動するから、この解
錠杆58の回動によって図示し、ない捉箇内の錠止ボル
トが突出して施錠がなされる。
なお、暗証符号の入力に関する上記の説明では、4個の
押釦のそれぞれにMl、r2J、r4Jおよび「8」の
数字を割り当て、これらの数字の組合せによってO−9
の数字を設定し、このように設定された数字を、4桁の
10進数としての暗証番号のそれぞれの桁にあてはめて
、4回の押釦の押動により入力するものとしたので、こ
の場合!違いは約1万となる。
しかして、4個の押釦のそれぞれを4桁の2進数の各桁
に対応させ、この2進数の各桁の「1」かrOJかのビ
ット内容を押釦4を押動する、押動しないに対応させる
と、この4桁の2進数は、間欠移動□構を作動させるこ
とができないrooooJを除いて、15通り考えられ
る。したがって、rlJ、r2J、r4Jおよび「8」
を組合せて得られる11〜15も暗証符号の一部として
用いることができ、この場合本発明コード淀の鍵違いは
1545万強となる。ちなみにスライダ仮11上のタン
ブラ−14をもう一行増設して5回押しタイプにすると
、鍵違いは約76万となる。
〔他の実施例] 本弁明を実施するにあたっては、上記した実施例に限定
されることなく、種々に変形して実施することができる
例えば、第2図および第5図に示すタンブラ−駆動部材
36は、タンブラ−駆vJ磁石38を有し、このタンブ
ラ−駆動磁石38をタンブラ−14に近接させることに
より、その操作端14aに埋設されたタンブラ−磁石1
7と磁気的に係合させ、磁力によってタンブラ−14を
駆動するようにしているが、このタンブラ−14の駆動
は、タンブラ−駆動部材38との機械的な係合によって
も行うことができる。
すなわち、第14図および第15図において符号38は
タンブラ−駆動部材を示し、このタンブラ−駆動部材3
8は、地板3に垂直でホルダ41の係止条41a(41
b)と例えば45°の角度で交叉するカム板76を有し
、その下端は、横断面がコ字形になるように折曲されて
ガイド枠77が形成されている。そして、押釦4に結合
された前記操作杆7の内端がこのガイド枠77をケース
の厚み方向に貫通しており、止め輪によって両者は一体
的に結合されている。また、上記ガイド枠77は、前記
ガイド板35と摺動可能に係合し、この係合がカム板7
6の操作杆7回りの回り止めとなっている。さらにまた
、上記カム板76は、タンブラ−の操作端14にその上
方から係合可能に臨んでいるが、押釦を押動しない常態
においては、第15図に示すように、両者はケースの厚
み方向において小さい間隙を保って相互に離間している
。なお、タンブラ−の操作端14aは中実の円柱体とな
っている。
上記の構成により、押釦4を押動すると、先ずタンブラ
−の操作端14aとカム板76とがケースの厚み方向に
おいて重合するようになり、ざらに押釦を押し込むと、
操作杆7の内端が前記アンクルレバー29.31 (第
7図参照)の橋板28を押動するので、前記間欠移動ぼ
構が作動し、タンブラ−14が上方に移動してその操作
端14aがカム板76と係合する。そして、タンブラ−
14がさらに移動すると、操作端14aは、カム板76
との係合によって生じるくさび作用によって、ケースの
幅方向における他方向に押動され、結局タンブラ−の係
止端14bがホルダの第2係止条41bの係合するに至
る。
一方、第6図乃至第18図は駒及び駒板の他の構成例を
示す。すなわち、これらの図による実施例においては、
駒47は板材を横断面コテ形に折曲された部材であり、
第17図に示すように、駒板42内面に例えばスポット
溶接され、ケースの長さ方向に延在するガイドレール7
8.78の間で摺動可能に案内されている。
各駒47の一対の平行な側板のうち、ケースの幅方向に
おける一方向く第17図で左側)の側板は下方が切欠か
れて上方に第1係合片47bを残し、他方のものは逆に
上方が切欠かれて下方に第2係合片47cを形成してい
る。また、各駒47の中央部外面側には駒ピン79が植
設されていて、この駒ビン79は、駒板42に開口しケ
ースの長さ方向に長い駒ピン孔81(第16図)を挿通
して駒板外面側に突出し、この突出部分にはフランジ付
筒状の駒ビン筒82(第17図)が摺動可能に嵌合して
いる。そして、上記駒ピン79の外端に止め輪9によっ
て係止された環状のばね受は板83と、駒ピン筒82の
フランジとの間に弾装された圧縮コイルばねとしての駒
ばね84の弾力により、駒47は駒板42の内面に、ま
た駒ピン筒82は駒板42の外面に、それぞれ弾接する
ように付勢されている。
駒板の外面には、各行の駒47に対応して、断面が例え
ば■字形で、ケースの幅方向に延在する一対の平行なス
トッパ条85.85が一定の間隔を保つて刻設されてお
り、一方、上記駒ビン筒82の駒板42に接合する側の
内端面には、第18図に示すように、ストッパ条85と
嵌合する断面山形の凸条86が形成されている。
上記した構成により、駒ピン筒82を上下に移動させる
ことにより、タンブラ−の操作端14aと係合片47b
(47G)との間隔を変えることができ、したがって、
駒板42における暗証符号の設定が極めて容易になる、
という別の利点が生じる。このとき、駒47のケースの
長さ方向における位置は、上記ストッパ条85.1>よ
び凸条86の係合、および駒ばね84の弾力によって安
定的に保たれる。
なお、外ケース2(第2図)を室内側からの操作によっ
て外せるように構成すれば(図示せず)、暗証符号の変
更が容易にできることは言うまでもない。
さらに、図示の実施例は、本発明を扉錠に適用した場合
を示すが、本発明を例えば重要な電子装置のスイッチ類
のロック装置に適用する場合には、前記した操作ダイア
ル53からラック杆75に至る施・解錠部材を非常に簡
単なものにすることができる。
すなわち、第2図および第3図に示す操作ダイアル53
からラック杆75に至る連結部材およびクリック装置6
6を取外し、その代りに例えばマイクロスイッチ等のロ
ックすべきものを配設して、このアクチュエータを案内
枠43で駆動できるようにしく図示せず)、一方、案内
枠43に、外ケース2の第3図における右側の側面を貴
通してケース外に突出する解錠部材(図示せず)を、結
合して、この解錠部材を押動することにより駒板42を
動かすようにする。他方、第5図に示すラック杆75の
代りに、同図に示す施錠時、上端が外ケース2の上面を
貫通して、外端面が外ケース2の上面の外表面と同一面
になる長い施錠杆(図示せず)をスライダ板11に結合
する。
上記のように構成すれば、押釦4,4の操作毎に施錠杆
はタンブラ−の行間ピッチ分ずつケースから上方に突出
する。そして、スライダ板が解錠位置にまで移行したら
、ケースの右側の側面に突出した上記図示しない解錠部
材を押動じてマイクロスイッチ等を操作する。施錠する
ときには、単に施錠杆をケース内に押し込めばよい。こ
のように施錠杆がケース外に突出するコード錠は、施錠
されているか否かを一見して判別できる、という別の利
点がある。
〔効 果〕
以上の説明から明らかなように、本発明は、押釦の操作
毎に間欠移vJR構によってスライダ板をタンブラ−の
行間ピッチ分移動させ、タンブラ−の行毎に暗証符号を
入力するようにしたので、1回の押釦の操作によって入
力できる暗証符号の数が多く、また、同じものを何回も
使用できることとも相まって、暗証符号の設定が自由で
あり、それぞれ記憶し易い暗証符号を設定することがで
きる。
また、同様の理由により、′暗証符号の種類、すなわち
鍵違いを多くすることができる。特に、スライダ板上の
タンブラ−の行数を増せば、押釦の数は同じても、鍵違
いは幾何仮数的に贈入する。
さらにまた、押釦の操作は、複数の押釦の選択された一
個乃至全部を同時に押動することにより行われ、かつこ
の押釦の操作は経時的間隔をおいてタンブラ−の行数回
行われるので、押釦の表面が仮に摩耗したとしても、そ
の摩耗した押釦によってどんな暗証符号が構成されたの
か、あるいはその暗証符号が何回目の押釦操作のもので
あるかを割り出すことは原理上不可能であり、したがっ
て安全性が極めて高いコード錠が得られる。
また、同様の理由により、数少ない押釦をあたかもタイ
プライタのキーのブラインドタッチの如く操作でき、暗
い所でも手探りで操作できて使い勝手がよい、等積々の
効果を奏する。なお、鍵を用いずに暗証符号を押釦によ
って入力でき、しかも電気を用いない橢械的なコード錠
を促供する、といういう所期の目的を達成していること
は言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるコード捉の正面図、第
2図はその施錠状態を示す縦断面図で、図面を明瞭にす
るために部品の一部を省略して示し、第3図はコード錠
の内部顆構を示す一部断面平面図、第4図はその横断面
図、第5図は第3図と同様に施錠状態におけるコード錠
の内部0Ilf11を示す一部断面平面図で、第3図に
おける駒板および解錠部材を省略し、その代りにタンブ
ラ−駆動部材および間欠移動別構を付加して示し、第6
図はタンブラ−の構成の一例を示す断面図、第7図は間
欠移vJn構および解錠部材を説明するための一部断面
側面図、第8図はタンブラ−駆動部材の構成および作動
を説明するための線図、第9図は操作ダイアルの内端面
図、第10図は第5図と同様の一部断面平面図で、解錠
のためスライダ板がタンブラ−の−行間ピッチ分移動し
た状態を示し、第11図はスライダ板が解錠位置に移行
して駒板と重合した状態を示す線図的平面図、第12図
は解錠部材によって駒板がケースの幅方向における一方
向に押動された状態を示す第11図と同様の線図的平面
図、第13図は駒板に予め設定された暗証符号と押釦に
よって入力された暗証符号が合致しない場合を示す線図
的平面図、第14図は他の実施例によるタンブラ−駆動
部材の平面図、第15図はその側面図、第16図は他の
実施例による駒の平面図、第17図はその断面図、第1
8図はその側面図である。 1・・・ケース、2・・・外ケース、3・・・地板、4
・・・押釦、11・・・スライダ板、14・・・タンブ
ラ−114a・・・操作端、14b・・・係止端、17
・・・タンブラ−磁石、22.23・・・ガンギ板、2
4・・・ガンギ爪、27・・・スライダ板ばね、29.
31・・・アンクルレバー、29a、31a・・・アン
クル爪、36・・・タンブラ−駆動部材、38・・・タ
ンブラ−駆動磁石、41・・・ホルダ、41a、41b
・・・係止条、42・・・駒板、47 ・・・駒、47
a、47b、47cm・・係合片、48・・・入力終了
検知は構、49・・・第1係止部材、51・・・第2係
止部材、53・・・操作ダイアル、57・・・トルクリ
ミッタ、58・・・解錠杆、75・・・ラック杆。 第 I 図 第 2 図 第 3 図 第 4 図 第 6 図 20   釦  zo  二]−−17讐 5 r2 磨 7 図 第10図 775′ f)  II  I21 第15図 拵1手図 第 12  図 等 13  図 葛 I6  図 第 17  図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ケースの外表面においてその幅方向に沿って列設さ
    れ、それぞれケースを貫通して内端をケース内に臨ませ
    たm(m:2以上の整数数)個の操作部材と、ケース内
    において、その長さ方向における施錠位置と解錠位置と
    の間を移動可能に案内されたスライダ板と、それぞれが
    このスライダ板においてこれを貫通する関係位置に担持
    され、スライダ板に関し操作部材側の操作端、および反
    対側の係止端を有し、ケースの幅方向に一定量移動可能
    に案内されると共に一方向に付勢された、ケースの幅方
    向にm列、長さ方向にn(n:1以上の整数数)行、計
    m×n個のタンブラーと、上記操作部材の操作毎に、上
    記スライダ板をタンブラーの行間ピッチ分解錠位置方向
    に移動させる間欠移動機構と、上記各操作部材の内端部
    に連結され、操作部材の操作時、対応するタンブラー列
    の操作部材に最も近いタンブラーの操作端と係合して、
    タンブラーをその付勢方向とは逆の他方向に移動させる
    タンブラー駆動部材と、スライダ板が移動する空間に関
    して操作部材とは反対側に、それぞれスライダ板上のタ
    ンブラーの各列に対応して配設され、上記タンブラー駆
    動部材によってケースの幅方向における他方向に駆動さ
    れたタンブラーの係止端と摺接可能に係合し、ケースの
    長さ方向に延在する係止条を備えたm個のホルダと、ス
    ライダ板が進入する空間を介して上記ホルダ群とほぼ重
    合する関係位置に配設され、ケースの幅方向に移動可能
    に案内されると共に、解錠時以外にはケースの幅方向に
    おける一定の待機位置に保持される駒板と、m×n個の
    タンブラー群に対応して、スライダ板におけるタンブラ
    ー群と同じ位置関係を保って上記駒板の内面に担持され
    、間欠移動機構のn回の作動によりスライダ板が解錠位
    置に移行した状態において、それぞれ対応するタンブラ
    ーの操作端とケースの長さ方向において整合し、ケース
    の厚み方向において重合する係合片を有し、予め設定さ
    れた暗証符号に応じて、対応するタンブラーがホルダの
    係止条と係合すべきものであるときには、上記係合片を
    タンブラーの操作端に関しケースの幅方向における一方
    向に配設し、対応するタンブラーがホルダの係止条と係
    合しないものであるときには、係合片をタンブラーの操
    作端に関しケースの幅方向における他方向に離間して配
    設するようにした、ケースの幅方向にm列、長さ方向に
    n行の計m×n個の駒と、ケースの長さ方向に延在する
    第1係止部材、およびこの第1係止部材よりケースの長
    さ方向の寸法が短い第2係止部材を有し、これらの係止
    部材の一方を駒板に一体的に結合すると共に、他方を、
    一方に関しケースの幅方向における一方向側からこれと
    対峙する位置関係でスライダ板に一体的に結合し、上記
    第1係止部材の長さおよびケースの長さ方向における第
    2係止部材との関係位置を、スライダ板が解錠位置に移
    行したときにのみ第2係止部材と対峙しなくなるように
    設定した入力終了検知機構と、駒板をケース外からその
    幅方向における一方向に押動する解錠部材と、解錠位置
    に移行したスライダ板を施錠位置に移動させる施錠部材
    とを備え、経時的間隔をおいたn回の操作部材の操作に
    よって入力されるn桁の暗証符号の各桁の内容に応じて
    、選択された1乃至m個の操作部材を同時に操作するこ
    とにより、暗証符号を入力するようにしたことを特徴と
    するコード錠。 2、上記タンブラー駆動部材が、タンブラーの操作端に
    埋設されたタンブラー磁石と磁気的に係合するタンブラ
    ー駆動磁石を有することを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載のコード錠。 3、上記タンブラー駆動部材が、タンブラーの操作端と
    係合するカム板を有し、スライダの移動に伴なうタンブ
    ラーとカム板との相対移動時、両者の間に生じるくさび
    作用によって、タンブラーをケースの幅方向における他
    方向に移動させるようにしたこと特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載のコード錠。
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