JPS62288755A

JPS62288755A - 自動変速機の制御装置

Info

Publication number: JPS62288755A
Application number: JP12846786A
Authority: JP
Inventors: Hidefumi Tamai; 玉井　秀文
Original assignee: Isuzu Motors Ltd
Current assignee: Isuzu Motors Ltd
Priority date: 1986-06-03
Filing date: 1986-06-03
Publication date: 1987-12-15
Also published as: JPH0514816B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】３、発明の詳細な説明（産業上の利用分野）本発明は、自動変速機の制御装置に関し、特に自動変速
機におけるギヤシフト、セレクトのりトライを行なう制
御装置に関する。

（従来の技術）近年、電子制御装置の指令により作動する自動変速機が
開発されており、この種の「１動変速機においては、変
速機のギヤシフト、セレクトを行なう場合に、油圧によ
り作動する変速機アクチュエータの、［弁をオンし油圧
を供給して、シフトイン、シフトアウト（シフト抜キ）
、セレクトするように構成されている。このため、アク
チュエータの作動が一時的にロックすると、変速機のシ
フト、セレクトができず、極端な場合はアクチュエータ
の破損事故につながる虞れを生ずる。

このことを回避するために、変速機のアクチュエータが
ロックしたことを設定時間に基づいて監視し、ロックし
た場合には、アクチュエータを元のシフト、セレクト位
置に戻し、その後、操作しようとした変速段または中立
位置とは異なる位置に変速機アクチュエータを操作する
ことが提案されている（特開昭６０−１１７５９号公報
参照）。

（発明が解決しようとする問題点）しかしながら、前述の提案の制御方法においては、一時
的なロックを検出して、操作を中止し元のシフト、セレ
クト位置に戻す操作を行なっているので一時的なロック
を解消できない場合があるという欠点があると共に、最
初に希望した変速段に再びリトライすることができず、
また設定時間が一律に決定されているので、トランスミ
フシ１ンオイルの油温やシフトアップとシフトダウンに
よる操作時間の差が考慮されていない欠点が、あった。

したがって、本発明の目的は、変速操作のりトライの時
間を短縮すると共に、一時的なロック状態を適切な設定
時間に基づいて監視し、かつ希望する変速操作を行なう
ことができる自動変速機の制御装置を提供することにあ
る。

（問題点を解決するための手段）上述の目的を達成するために、本発明は電子制御装置か
ら変速機アクチュエータを制御する自動変速機の制御装
置において、変速操作が第１設定時間までに終了してい
ない場合に変速操作を中止する手段と、該中止後に直前
の状態まで戻す操作が第２設定蒔間まで終了していない
場合に第３設定時間まで再変速操作を行わしめる手段と
、第２設定時間と第３設定時間とのそれぞれの操作を設
定回数繰返せしめる手段とを有する自動変速機の制御装
置が提供される。

（作用）アウトプット回転速度、インプット回転速度、トランス
ミッション油温が各種センサにより検出されて電子制御
装置に読み込まれる。第１設定時間及び第２設定時間が
前述の検出値によって補正して決定され、さらに第３設
定時間も決定される。カウンタより構成したタイマが変
速操作開始からの経過時、ロック検出して元の方向への
操作の経過時及び目的位置への操作の経過時を計時する
。変速操作開始からの計時時間と第１設定時間とが比較
され、変速操作が第１設定時間内に終了しないときには
、一時的ロックが生じたと判断して、アクチュエータの
電磁弁をオフする。電磁弁オフ後、第２設定時間の間尤
の方向への操作が行なわれ、再び［１的位置への操作が
第３設定時間内に行なわれ、これら２つの操作が設定回
数行なわれて、繰返される作用がある。

（実施例）次に、図面を参照して、本発明の詳細な説明する。

第１図は、自動変速機と電子制御装ごとの関係を示す概
略ブロック図、ｆＪ５２図は、変速機アクチュエータを
示す構成図、第３図は、ロック検出時間（第１設定時間
）、元の方向への操作時間（第２設定時間）及び目的位
置への操作時間（第３設定時間）を説明する図、第４図
は、第１設定時間の基本時間を説明する図、第５図は、
アウトプット回転速度とインプット回転速度との差と時
間補正値との関係を示すグラフ、第６図は、トランスミ
ッション油温と時間補正値との関係を示すグラフ、第７
図は、本発明の制御を示すフローチャートである。

第１図において、■は変速作動を行うトランスミッショ
ン、２は電子制御装置であり、中央制御装置、各種メモ
リ、入／出力装置などを有するマイクロコンピュータ構
成のものであり、３，４゜５は、それぞれトランスミッ
ション油温センサ、インプントシャフトシャフト回転セ
ンサ、アウトプット回転センサ（！ｌ（速センサ）であ
り、６，７は、それぞれシフトアクチュエータ、セレク
トアクチュエータである。

また、第２図において、８は、シフトアクチュエータ６
のシフト位置検出センサ、９はセレクトアクチュエータ
のセレクト位置検出センサである。ｖ、、ｖ２は、セレ
クトアクチュエータを操作する電磁弁であり、ｖ３＋　
”４は、シフトアクチュエータを操作する電磁弁である
。

そして、セレクト位置及びシフト位置は、次のように制
御される。

電磁弁Ｖ【がオンのとき、Ｎ、（１，Ｒ）位置をとる。

電磁弁ｖ２がオンのとき、Ｎ３　（４，５）位置をとる
。

電磁弁Ｖ＋　　＋Ｖ２が＊ンのとき、Ｎ２（２゜３）位
置をとる。

電磁弁ｖ３がオンのとき、Ｒ（１＆退）位置をとる。

電磁弁ｖ４がオンのとき、１位行をとる。

電磁弁ｖ３　、ｖ４がオンのとき、ニュートラル（中立
）位置をとる。

次に、第３図は１本発明の変速機アクチュエータの変速
操作、元の方向への操作、［１的位置への操作の時間を
示すものであり、（Ａ）時間は、第１設定時間を示し、この間に、変速操
作が完了するか否かが判断されるものである。

（Ｂ）時間は、第２設定時間を示し、前述の第１設定時
間内に変速操作が完了していないときに（すなわち一時
的なロックと判断された場合に）元の方向への操作の時
間である。

（Ｃ）時間は、第３設定時間を示し、目的位置への操作
の時間である。

本発ＩＪＪは、基本的には、変速機アクチュエータの操
作、例えば、シフトイン、シフト抜き、セレクトの操作
において、第１設定時間内にシフト、セレクト等ができ
ない場合には、アクチュエータの電磁弁を第２設定時間
の聞覚の方向に操作して、第３設定時間の間その後再び
目的位置の方向に操作して、これら２つの操作を設定回
数だけ繰り返すものである。このことは、一時的なロッ
クの場合、元の位置に戻す操作だけでは一時的なロック
を解消できないから、ロック位置付近でゆさぶりをかけ
て一時的ロー２りを解消しようとするものである。

なお、（Ｂ）、（Ｃ）の時間は（Ａ）の時間より小さく
設定される。

次に、第１設定時間及び第２設定時間の算出について第
４図ないし第６図を参照して説明する。

第４図は、第１設定時間のギヤ段毎の基本時間（変ａ”
ｒｏ　）を表わしている。すなわち、Ｒ（後退）、ｌ速
、・・・５速に対して、適切な基本時間ｔ。ｒ＋ｊｏｌ
・・・ｔ０５が選ばれている。

第５図は、アウトプット回転速度とインプット回転速度
の差が操作時間に！チえる影響を考慮した第１設定時間
の補正値（変数Ｔｓ）を求めるためのものである０図か
ら明らかなように、シフトダウンの方がシフトアップよ
り時間を要する。

第６図は、トランスミッション油温により影響を受ける
操作時間を考慮した第１設定時間の補正ｌｒ／＞ｍＩｈ
”Ｔ”−ｗ）−ヒ、舟ｎ、Ｌ４ｍ１ト−ｌチー＋−／ｌ
’ｌ−２１１＊、ｚＦＡａ＋ら明らかなように、油温が
低いと操作時間が多くかかる。

なお、セレクト操作のときには、シンクロ動作がないた
め、油温による影響だけを受ける０以上の点を要約して
、式にまとめると、シフトイン、シフト抜き操作の場合には、（Ａ　）　＝
　Ｔ　ｏ＋　Ｔ　ｓ　＋　Ｔ　ｙ　　　　　−・（１）
セレクト操作の場合には、（Ａ）＝Ｔｙ十定数　　　　　　　・・・（２）となる
。

また、同様に、第２設定時間は次のようにして決められ
る。

基本時間は、アクチュエータが押し戻される時間であり
、定数Ｔｂとする。

アウトプット回転速度とインプット回転速度との差によ
る補正値は、前述の第５図と同様な変数Ｔｍである。

油温による補正値は、前述の第６図と同様な変数Ｔｔで
ある。したがって、シフトイン、シフト抜き操作の場合には、（Ｂ）＝Ｔ　
ｂ＋Ｔｍ十Ｔｔ　　　　　・・・（３）セレクト操作の
場合には、（Ｂ）＝Ｔｔ十定数　　　　　　・・・（４）となる。

なお、第３設定時間（Ｃ）は、（Ａ）時間と同様に決定
されるが、ノふ本時間のみを小さく設定する。

次に、第７図のフローチャートを参照して、本発明の詳
細な説明する。

（１）人力読み込み（Ｚｍｓｅｃ毎のタスク）東速読み
込み（アウトプット回転速度の読み込み、インプットシ
ャフト回転速度の読み込み（ステップＳＬ、Ｓ２）がな
され、アウトプット回転速度とインプット回転速度との
差が計算される（ステップＳ３）、またトランスミッシ
ョン油温（ステップＳ４）が読み込まれる。

（２）カウンタインクリメント（Ｘｍｓｅｃ毎のインタ
ラブド）Ｘ　ｍ　Ｓ　ｅ　Ｃ毎にカウンタが１アツプされる（ス
テップＳ５）。

（３）ギヤ変更指示（ギヤ制御中目的位置が変われば、
すべての場合、この制御に入る）（ａ）条件設定：制御がセレクト、シフト抜き、シフトインのいずれであ
るかが判断され（ステップＳ６）、前述の式（１）ない
しく４）によってリトライ時間（第１設定時間、第２設
定時間、及び第３設定時間）が決定される（ステップＳ
７．Ｓ８．Ｓ９）。カウンタ１（第７図（２）で述べた
カウンタ）がクリアされる（ステップ５ＩＯ）、なおこ
のカウンタ１は、各設定時間と比較して操作の経過時間
を判断するためのものである０次にカウンタ２がクリア
される（ステップ５ｌｌ）。このカウンタ２は一時ロツ
ク位を付近を中心に元の方向への操作及び［］的位首へ
の操作のゆさぶり回数をチェックするためのものである
。

（ｂ）（Ａ）時間内の目的位δへの操作＝［１的位置方
向へ電磁弁が駆動（オン）される（ステップ５１２）、
目的位置か否かが判断され（ステップ５１３）、　目的
位置に達していない場合、カウンタ１と（Ａ）時間とが
比較され（ステップ５１４）、カウンタｌが（Ａ）より
大きいとき、すなわち第１設定時間を越えたときステッ
プ１５に進み、カウンタ１が（Ａ）時間より小さいとき
、ステップ１２に戻ってカウンタｌが（Ａ）時間を越え
るまで、電磁弁オン状態が維持される。

なお、ステップ１３において、目的位置に達したときに
は、出口に抜ける。

（ｃ）（Ｂ）時間内の元の位置方向への操作（戻し）カウンタｌがクリアされ（ステップ５１５）、元の位置
に向けて電磁弁が駆動（オン）される（ステップＳ　１
６）　、元の位置に達したか否かが判断され（ステップ
５１７）、達していないときは、カウンタｌと（Ｂ）時
間とが比較され（ステップ５１８）、カウンタｌが（Ｂ
）時間より小さいときはステップ１６の電磁弁オンが維
持され、カウンタ１が（Ｂ）時間より大きくなるとスニ
−／Ｉｎｌ／：ｒｅ＋１／−ｙ：、−一ぐ嘗０）す−→
二３−１テップ１７において、元の位４に達したときは
、ステップ１９に進む。

（ｄ）ゆさぶり回数チェック（（ｋ）との比較）カウンタ２が１アツプされ（ステップ５１９）、カウン
タ２と（ｋ）（設定回数）とが比較され（ステップ５２
０）、カウンタ２が（ｋ）より大きいとき、すなわち設
定回数に達しているとき、ゆさぶりを解除してステップ
１０に戻され、カウンタ２が（ｋ）より小さいとき、す
なわち１設定回数に達していないとき、ステップ２１以
ドに進む。

（ｅ）（Ｃ）時間内の目的位置方向への操作カウンタ１
がクリアされ（ステップ５２１）。

ＩＩ目的位置向けて゛電磁弁が駆動（オン）され（ステ
・ンプ５２２）、ｒｉ的位置に達したか否かがｐＨ断さ
れ（ステップ５２３）、カウンタｌと（Ｃ）とが比較さ
れ（ステップ５２４）、カウンタｌが（Ｃ）より小さい
とき、電磁弁がオンに維持され２カウンタ（１）が（Ｃ
）より大きいときステップ１５に戻されてゆさぶりがか
けられる。

なお、ステップ２３において［目的位置に達していると
、出口に抜ける。

（発明の効果）以ト詳細に説明したように、本発明は、第１設定時間内
で目的位置に達しないときには、一時的ロックと判断し
、第２設定時間及び第３設定時間内の決める時間の範囲
のロック付近のゆさぶり（元の位置方向への操作及び目
的位置方向への操作）によりロックの解除を容易にかつ
迅速に行なうことができるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は、自動変速機と電子制御装置との関係を示す概
略ブロー２り図、第２図は、変速機アクチュエータを示
す構成図、第３図は、ロック検出ｕＩｉ間（第１設定時
間）、元の方向への操作時間（第２．検定時間）及び目
的位置への操作時間（第３設定時間）を説明する図、第
４図は、第１設定時間のノ＾木時ｕ■を説明する図、第
５図は、アウトブー２ト回転速度とインプット回転速度
との差と、時間補正値との関係を示すグラフ、第６図は
、トランスミッション油温と時間補正値との関係を示す
グラフ、第７図は、本発明の制御を示すフ、ローチャー
トである。 ■・・・トランスミッション、２・・・電子制御装置、
３．４．５・・・センサ、６・・・シフトアクチュエー
タ、７・・・セレクトアクチュエータ、８・・・シフト
位置検出センサ、９・・・セレクト位置検出センサ。特許出願人　　いすで自動１１（株式会社代　　理　　
人　　　弁理士　　辻　　　　　　實第１図第２図Ｐｆｒ定図幾文（Ｋ）わ繰すエ１した尺し　　（Ａ　）　　＞＞　（ｆ３）　また１よ（ｃ
）第４図第５図第６図トランスミッション油Ｊ翫第７図（でのｌ）。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）電子制御装置から変速機アクチュエータを制御せ
しめる自動変速機の制御装置において、変速操作が第１
設定時間までに終了していない場合に変速操作を中上す
る手段と、該中止後に直前の状態まで戻す操作が第２設
定時間まで終了していない場合に第３設定時間まで再変
速操作を行わしめる手段と、第２設定時間と第３設定時
間とのそれぞれの操作を設定回数繰返せしめる手段とを
有することを特徴とする自動変速機の制御装置。
（２）トランスミッションの油温センサを設け、該油温
センサからの信号により、前記第１設定時間と第２設定
時間とを補正することを特徴とする特許請求の範囲第（
１）項に記載の自動変速機の制御装置。
（３）変速機のアウトプット回転速度とインプット回転
速度との差により、前記第１設定時間と第２設定時間と
を補正することを特徴とする特許請求の範囲第（１）項
記載の自動変速機の制御装置。
（４）前記第１設定時間と第２設定時間とを変速機のギ
ヤ段毎に設定したことを特徴とする特許請求の範囲第（
１）項記載の自動変速機の制御装置。