JPS62287883A - 浮屋根貯槽の表層貯液温度上昇防止方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ３、発明の詳細な説明 ［産業上の利用分野］ この発明は浮屋根貯槽の表層貯液温度の上昇を防止する
方法に関するものである。

［従来の技術］ 浮屋根貯槽において、直射日光等により表層温度が上昇
し、貯液の蒸発損失が生ずる。蒸発損失は自由液面から
の蒸発によって生じる。蒸発の多くは、液温とりわけ液
表面温度に依存する。浮屋根式貯槽は蒸発量を抑える為
に自由液面を狭くはしているが、貯槽側板と浮屋根の間
のシール部分からの蒸発は抑えられない。この部分の蒸
発を低減する為には液表面温度を下げることがを益であ
る。

従来技術としては浮屋根に断熱材を取付ける方式と、浮
屋根上へ散水して冷却する方式がとられている。

［発明の解決しようとする問題点］ しかし、前者は浮屋根鋼板の変形に断熱材の変形を追随
させる構造とさせる必要があるし、信頼性の高いものと
は言えない。また後者は貯水池（貯水槽）及びクーリン
グタワーを設け、水配管をする必要がある。更に浮屋根
上面が常時水でぬれた状態となるので、塗装に悪影響を
及ぼす可能性が高い等の問題がある。

この発明は上記のような問題を解消できるようにした表
層貯液の温度上昇防止方法を提供することを目的とする
ものである。

［問題点を解決するための手段、作用コ浮屋根直下の高
温表層貯液を選択的に吸込みボンブにより貯槽下端部に
戻すか、貯槽下端部から低温の下層貯液を吸出しポンプ
により浮屋根直下に噴出させる。これにより表層貯液の
温度上昇を防止する。

［実施例］ 本発明の一実施例を第１図を参照して説明する。

貯槽１の貯液上に浮屋根２が浮いている。サクション管
３は先端に吸込ノズル３ａを備え、浮屋根２の上、下動
に追随して、浮屋根２直下の高温表層貯液を選択的に吸
込む構成となっている。サクション管３は吸出管４を介
して、防油堤５の外側に設けられた循環ポンプ６に接続
され、吸込まれた高温貯液は戻し管７を介して、ジェッ
ト噴流として貯槽下端部に戻され、低温貯液中に拡散さ
れる。

こうして、高温の表層貯液を抜き出すことにより、表層
貯液の温度上昇を防止することができる。

なお、この場合循環管路中に冷却器を設け、冷却して戻
すようにすれば、更に効果的である。この場合は必ずし
もジェット噴流として戻す必要はない。

次に他の実施例を第２図を参照して説明する。

吸出管４によって貯槽１の下端部から低温の下層。

貯液を吸出し、戻し管７によって貯液表層に戻す。

浮屋根２の中心部を貫通して、ロータリージェットミキ
サ８が設けられ、低温貯液を浮屋根直下の高温表層貯液
中に噴出、拡散させることによって、表層貯液の温度上
昇を防止する。

［発明の効果］ この発明の表層貯液温度上昇防止方法は、上記のような
もので、従来のような構造上の問題を回避して、効果的
に温度上昇を防止することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す説明図、第２図は他の
実施例の説明図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 浮屋根直下の高温表層貯液を選択的に吸込みポンプによ
   り貯槽下端部に戻すか、貯槽下端部から低温の下層貯液
   を吸出しポンプにより浮屋根直下に噴出させて表層貯液
   の温度上昇を防止することを特徴とする浮屋根貯槽の表
   層貯液温度上昇防止方法。