JPS62286517A - ガス分離装置 - Google Patents

ガス分離装置

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JPS62286517A
JPS62286517A JP12969886A JP12969886A JPS62286517A JP S62286517 A JPS62286517 A JP S62286517A JP 12969886 A JP12969886 A JP 12969886A JP 12969886 A JP12969886 A JP 12969886A JP S62286517 A JPS62286517 A JP S62286517A
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gas
stage
separation
pressure
membrane
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JP12969886A
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Moritaka Kato
守孝 加藤
Norio Inoue
紀夫 井上
Yoshiki Shibuya
佳樹 渋谷
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NKK Corp
Nippon Kokan Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、可懲性ガスと不燃性ガスとを含有する混合
ガスを膜により分IIIlt1g4製するガス分離装置
に関する。
[従来の技術] 採取された天然ガス(原料ガス)中の成分には炭酸ガス
(CO2 )が含有されている場合があるが、炭酸ガス
の111度が^いと天然ガスの発熱量が低下すると共に
、ガス中の水分と炭酸ガスとの反応により腐蝕性の炭F
lu (82 CO3 )が生成するので、原料ガス中
の炭酸ガスを除去し、その濃度を低くする必要がある。
従来、天然ガス中の炭酸ガスを除去する技術には、炭酸
ガスを吸収除去する吸収法と、炭酸ガスを吸着除去する
吸着法とがある。
一方、混合ガス中の特定の成分ガスを膜により分離する
膜分離技術が近年急速に発達し、天然ガス精製の分野に
もこの技術が導入されるようになった。この膜分離技術
においては、加圧された混合ガスが膜を透過するときに
各成分ガス毎に透過速度が異なることを利用して夫々の
成分ガスを分離する。このような膜分離技術を利用して
天然ガス中の炭酸ガスを分離除去するガス分離装置とし
ては、石油の3次回収の圧入ガスに用いられる高濃度の
炭酸ガスを天然ガスから分離採取する装置が知られてい
る。このガス分111Sii置では、1段だけ設けられ
たガス分Ill膜に高圧の天然ガスを供給し、天然ガス
中の炭酸ガスを分離している。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、吸収法又は吸着法においては、操業が複
雑であり、吸収体又は吸着体の交換のための保守点検に
多大な労力を要するという問題がある。
一方、従来の1段膜のガス分wi装置においては、原料
ガス中に含有される炭酸ガスの濃度が低くなると、炭酸
ガスと共に多量のメタンガス等の有用成分のガスが躾を
透過するようになる。このため、原料ガス中の10乃至
15%の容積に当たる有用成分ガスが廃ガス中に混入し
、廃ガスと共に捨てられることとなり、製品ガスの歩留
りを著しく低下させるという問題がある。
この発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであって
、原料ガス中に含有される不用なガスを効率良く経済的
に除去し、製品ガスの歩留りを向上させることができる
ガス分離装置を提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] この発明に係るガス分離装置は、28!類以上のガスの
混合ガスから各構成ガスを分離するガス分m装置におい
て、高圧側と低圧側とを仕切るガス分IIIWiを有す
る第1段及び第2段の分離手段と、第1段の分離手段の
ガス分離膜を透過した低圧ガスを加圧して第2段の高圧
側に供給する加圧手段と、第2段の分離手段のガス分離
膜を透過した低圧ガスを加圧手段に返戻して加圧手段に
加圧させる第1の返戻手段と、第2段の分離手段のガス
分離膜を透過しない高圧ガスを第1段の分離手段の高圧
側に返戻する第2の返戻手段と、を有することを特徴と
する。
[作用] この発明に係るガス分離3A置においては、第1段の分
離手段のガス分離膜を透過した低圧ガスを加圧手段によ
り加圧して第2段の分離手段の高圧側に供給し、この第
2段の分離手段のガス分l1II!lを透過した低圧ガ
スを第1の返戻手段により加圧手段に返戻して加圧手段
に加圧させるので、第2段の分離手段のガス分1111
[1を透過した低圧ガスを捨てる二呪なく有効に利用す
ることができる。また、第2段の分離手段のガス分離膜
を透過しない高圧ガスを第2の返戻手段により第1段の
分離手段の高圧側に返戻するので、第1段の分離手段の
ガス分m膜を透過した低圧ガスを再度第1段の分離手段
で処理し、有用成分のガスを回収することかで門る。
[実施例] 以下、添附の図面を参照して、この発明の実施例につい
て具体的に説明する。
第1図は、この発明の実施例に係るガス分離装置1f1
0の工程図である。図中、符号20は、地中から噴出す
る天然ガスを産出するガス井戸(図示せず)からガス分
離膜[10に向かって延びるガス供給管である。このガ
ス供給管20の管路の途中にはガスの圧力を調部する圧
力UA節器(図示せず)が設けられ、配管20はフィル
タが充填された除去tW<フィルタセパレータ)22の
入口に接続されている。
除去1g22の出口は配!!24を介して熱交換器(フ
ィードガスヒータ)26の低副側の入口に接続されてい
る。この熱交換器26にはgi側に熱媒としての蒸気が
流れている。熱交換器26の低副側の出口は配管28を
介して第1段のガス分1Iftli130に接続されて
いる。このガス分離槽30は、炭酸ガス及び水分を透過
し易く、且つ、メタンガス及びその他の炭化水素ガスを
透過しnい性質を有する!132を有し、この1113
2によりその内部が高圧室34と低圧室36とに仕切ら
れている。例えば、この摸32を透過するときの炭酸ガ
スとメタンガスとの透過速度の比率は約2011である
。高圧室34の入口は加圧された原料ガスを供給する前
記配管28に接続され、また高圧室34の出口は製品ガ
スを友き出す配管38に接続され、配管38は製品ガス
を液化貯蔵する天然ガス液化貯ii!1ili (図示
せず)に接続されている。この高圧室34の入口及び出
口には、高圧空34と配管28、38との間を連通し又
は遮断することができるバルブ(図示せず)が設けられ
ている。また、高圧空34にはその内圧を測定する圧力
測定器(図示せず)及びガス組成を分析するガス分析器
(図示せず)が取付けられている。一方、低圧室36の
出口は、配管40を介してガス圧wI機42の吸入口に
接続され、また低圧空36と配管40との間を連通し又
は遮断することができるバルブ(図示せず)を備えてい
る。このガス圧縮機42には、低発熱量のガスを燃焼さ
せて駆動するガス燃料部1illI144が備えられ、
両者は駆動軸46により連結されている。ガス燃料駆e
機44は、シリンダ内に充填される燃料ガスと空気との
混合気の圧力を増加させる高圧型の過給R(図示せず)
を備えている。一方、ガス圧縮1142の吐出口は、配
管48を介して熱交換器(アフタークーラ)50の高温
側の入口に接続されている。この熱交換器50の低温側
には冷媒が流れている。熱交換器50の高温側の出口は
配管52を介して液分を除去する除去槽(ミストセパレ
ータ)54の入口に接続されている。除去槽54の出口
は、その上端部に設けられ、配°管56を介して熱交換
器(リサイクルガスヒータ)58の低温側の入口に接続
されている。熱交換器58の高温側には熱媒が流れてい
る。熱交換器58の低温側の出口は配管60を介して第
2段のガス分離槽62に接続されている。
この第2段のガス分1it1162は、前記第1段のガ
ス分11槽30と同様に構成されている。即ち、ガス分
離槽62は11164によって高圧室66と低圧空68
とにその内部が仕切られている。この高圧室66の入口
は前記配管60に接続され、高圧室66の出口は第2の
返戻手段としての配管70に接続されている。この配管
10は第1段のガス分離槽30に原料ガスを供給する配
管28に接続されている。一方、低圧室68の出口は第
1の返戻手段としての配管72を介して前記ガス燃料部
vJ機44の燃料受入れ口にW1続されている。
この実施例では、ガス井戸から噴出する原料ガスを圧力
!111D器で約100 kO/cIiの圧力に調節し
、この原料ガスを除去槽22に供給する。この原料ガス
は、例えば、約7%の炭酸ガスを含有している。
除去槽22では原料ガス中に混入する液分及び塵を除去
し、ガスが膜を円滑に透過するようにする。
そして、除去(122を通過した原料ガスを熱交換器2
6内で加熱し、後述する第2段のガス分離l!62から
の返戻ガスと共に第1段の分離槽30の高圧室34に供
給する。高圧室34への原料ガスの供給量は、例えば、
40000ON m 37日である。原料ガス供給時に
おいては高圧空34及び低圧空36の夫々の出口側のバ
ルブは閉じられており、ガス供給終了後にその入口側の
バルブも閉じてガス分離槽30内を気密状態にする。こ
うして原料ガスを゛高圧室34内で所定′時間だけ保持
すると、原料ガス中の炭酸ガス、炭化水素ガス(主成分
はメタンガスからなる)及び水分が膜を透過して低圧室
36側に炭酸ガス濃度の高い混合ガスが移行する。なお
、原料ガスは熱交換fi26により加熱されているので
、[132にガス中の水分が凝縮せず、ガスは$132
を円滑に透過する。そして、高圧室34内の炭酸ガス濃
度を測定し、その濃度が所定値、例えば容積百分率で2
%以下、に到達すると、夫々の出口側のバルブを開き、
高圧空34内のガスを製品ガスとして配管38を介して
抜出すと共に、低圧室36に通過したガスを配管40を
介してガス圧縮R42に供給する。このときの夫々のガ
スは、例えば、高圧室34側において約2%の炭酸ガス
濃度で約37500ON m 3/日の流量の製品ガス
となり、低圧室36側において約40%の炭酸ガス濃度
で約7200ONm3の流量の透過バスとなる。ガス圧
縮機42は、後述するガス燃料部1llijJ44によ
り駆動され、第1段の8132の透過ガスを原料ガスの
供給圧力より高い圧力になるまで加圧する。
そして、このガスをガス・圧縮機42から熱交換器50
に送給し、冷却する。この加圧・冷却の工程によりガス
の一部が凝縮して液化する。そして、このガスを除去W
154に送給してガス中の液分を除去し、次いで、熱交
換器58に送給してガスを若干加熱する。こうして処理
されたガスを第2段のガス分離l!62の高圧室66に
供給し、1I64により再びガスを分離する。このガス
供給時においては高圧室66及び低圧室68の夫々の出
口側のバルブは閉じられており、ガス供給終了後にその
入口側のバルブも閉じてガス分離槽62内を気密状態に
する。こうしてガスを高圧室66内で所定時間だけ保持
すると、ガス中の炭酸ガス、炭化水素ガス(主成分はメ
タンガスからなる)及び水分が膜を透過して低圧空68
側に炭酸ガス濃度の高い混合ガスが移行する。なお、高
圧室66への供給ガスは除去槽54で液分が除去され、
熱交換器58で加熱されているので、1I164にガス
中の液分が凝縮せず、ガスは膜を円滑に透過する。そし
て、高圧室66の内圧が原料ガスの供給圧力より高い圧
力のうちに夫々の出口側のバルブを開き、高圧室66内
のガスを返戻ガスとして配管70により原料ガスに返戻
し、原料ガスと共に第1段のガス分離槽30に供給する
。この場合に、高圧室66に供給されたガスの圧力は高
圧室34に供給される原料ガスの圧力より高いので、配
管70内をガスが逆流することはない。一方、低圧室6
8flilに透過したガスを配管72を介してガス燃料
駆動機44の燃料受入れ口に供給する。この透過ガスの
組成及び流量は、例えば、約85%の炭酸ガス濃度で約
25000 Nm’ /日の流量である。また、このガ
スの発熱量は、例えば、1100乃至1500kcal
 Nm3である。このような低発熱量のガスをガス燃料
駆動機44の内部で空気と混合し、この混合気を高圧室
の過給機で高圧に圧縮し、高圧にした混合気を燃焼室内
で燃焼させる。これによりガス燃料駆動橢44の駆動力
は高出力となる。この駆動力が駆動軸46によりガス圧
縮機42に伝達されてガス圧縮機42が駆動し、第1段
の分離槽30からの透過ガスを加圧する。
このようなガス分離装置によれば、原料ガスが製品ガス
になるまでの間に失われる。有用成分のガス漏は原料ガ
スの約1%の容積に過ぎず、従来の1段膜のガス分離装
置による場合の10乃至15%の容積の損失に比べて大
幅に有用成、分のガスの損失量を低下することができ、
製、品ガスの歩留りを向上させることができる。因みに
、従来の1段膜のガス分離装置によりこの実施例の原料
ガスと同様の組成で同量のガスをI製した場合に、34
000ON m 3 /日(圧力99klII/ d 
’)の量の製品ガス(2%の炭酸ガス濃度)が製造され
、60000 Nm3 /日の廃ガス邑(35%の炭酸
ガス濃度)が発生する。これと上述の実施例における第
2段の分離槽62の膜64を透過した25000 Nm
3/日(85%の炭酸がス濃度)のがス量とを比較する
と明らかなように、この発明の実施例に係るガス分離装
置によるほうが有用成分ガスの損失量を著しく少なくす
ることができる。
なお、上述の実施例では天然ガス中の炭酸ガスを除去し
ているが、この発明はこれに限らず硫化水素ガスのよう
な膜の透過速度がメタンガスより速いガスについても同
様に適用することができる。
また、上述の実施例では天然ガスを精製しているが、こ
の発明はこれに限らずゴミ埋立て地のn醇ガス又は下水
処理場の消化ガスについても適用することができる。
また、上述の実施例ではガス井戸から汲み上げた高圧の
原料ガスを供給しているが、この発明はこれに限らず低
圧の原料ガスの場合であっても熱交換器26の上流側に
ガス圧縮機、冷却用の熱交換器(アフタークーラ)及び
分離槽(ミストセパレータ)を設置することにより同様
の効果を得ることができる。
[発明の効果1 この発明に係るガス分離装置によれば、第1段の分離手
段のガス分離膜を透過した低圧ガスを加圧手段で加圧し
て第2段の分離手段に供給し、更に、第2段の分離手段
のガス分amを透過した低圧ガスを加圧手段に返戻して
加圧手段に加圧させている。このため、ガス分離膜を透
過した低圧ガスを捨てることなく有効に利用して操業す
ることができる。また、第2段の分離手段のガス分MI
Iを透過しない高圧ガスを第1段の分離手段の高圧側に
返戻しているので、混合ガス中の有用成分を効率良く経
済的に回収することができ、製品ガスの歩留りを向上さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例に係るガス分離装置の工程図
である。 20:ガス供給管、22,54:除去槽、26.50.
58:熱交換器、30;第1段のガス分離槽、32,6
4:膜、34.66:高圧至、36,68:低圧至、4
2:ガス圧縮機、44;ガス燃料駆動機、62;第2段
のガス分離槽、70:配管(第2の返戻手段)、72:
配管(第1の返戻手段) 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦 手続補正書 昭和 01.7.電8 日 特許庁長官  黒 1)明 雄 殿 1、事件の表示 特願昭61−129698号 2、発明の名称 ガス分離装置 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 (412)  日本鋼管株式会社 4、代理人 東京都港区虎ノ門1丁目26番5号 第17森ビル明 
   細    囚 1、発明の名称 ガス分離装置 2、特許請求の範囲 (1)2種類以上のガスの混合ガスから各構成ガスを分
離するガス分離装置において、高圧側と低圧側とを仕切
るガス分離膜を有する第1段及び第2段の分離手段と、
第1段の分離手段のガス分離膜を透過した低圧ガスを加
圧して第2段の高圧側に供給する加圧手段と、第2段の
分離手段のガス分離膜を透過しない高圧ガスを第1段の
分離手段の高圧側に返戻する返戻手段と、を有すること
を特徴とするガス分離装置。 (2)前記混合ガスはメタンガスと炭酸ガスとが混合し
た天然ガスであり、炭酸ガスの方が多量にガス分1ll
lIlを透過することを特徴とする特許請求の範囲第1
項に記載のガス分111i装置。 (3)加圧手段はガスを熱源とするガス圧縮機であり、
第2段の分離手段で分離された炭酸ガスを多量に含む低
圧ガスはガス圧縮機の燃料に使用されるごとを特徴とす
る特許 に記載のガス分離装置。 3、発明の詳細な説明 [産業上の利用分野] この発明は、可燃性ガスと不燃性ガスとを含有する混合
ガスを膜により分離精製するガス分離装置に関する。 〔従来の技術] 採取された天然ガス(原料ガス)中の成分には炭酸ガス
(CO2 )が含有されている場合があるが、炭酸ガス
のin度が高いと天然ガスの発熱量が低下すると共に、
ガス中の水分と炭酸ガスとの反応によりIII蝕性の炭
M (82 GO! )が生成するので、原料ガス中の
炭酸ガスを除去し、その濃度を低くする必要がある。 従来、天然ガス中の炭酸ガスを除去する技術には、炭酸
ガスを吸収除去する吸収法と、炭酸ガスを吸着除去する
吸着法とがある。 一方、混合ガス中の特定の成分ガスを膜により分離する
膜分離技術が近年急速に発達し、天然ガス精製の分野に
もこの技術が導入されるようになった。この膜分離技術
においては、加圧された混合ガスが膜を透過するときに
各成分ガス毎に透過速度が異なることを利用して夫々の
成分ガスを分離する。このような膜分離技術を利用して
天然ガス中の炭酸ガスを分離除去するガス分離装置とし
ては、石油の3次回収の圧入ガスに用いられる高1度の
炭酸ガスを天然ガスから分離採取するHWが知られてい
る。このガス分離装置では、1段だけ設けられたガス分
離膜に高圧の天然ガスを供給し、天然ガス中の炭酸ガス
を分離している。 [発明が解決しようとする問題点1 しかしながら、吸収法又は吸着法においては、操業が複
雑であり、吸収体又は吸着体の交換のための保守点検に
多大な労力を要するという問題がある。 一方、従来の1段躾のガス分離装置においては、原料ガ
ス中に含有される炭酸ガスの濃度が低くなると、炭酸ガ
スと共に多量のメタンガス等の有用成分のガスが躾を透
過するようになる。このため、原料ガス中の10乃至1
5%の容積に当たる有用成分ガスが廃ガス中に混入し、
廃ガスと共に捨てられることとなり、製品ガスの歩留り
を著しく低下させるという問題がある。 この発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであって
、原料ガス中に含有される不用なガスを効率良く経済的
に除去し、製品ガスの歩留りを向上させることができる
ガス分wi装置を提供することを目的とする。 [問題点を解決するための手段] この発司に係るガス分#l装置は、2種類以上のガスの
混合ガスから各構成ガスを分離するガス分al装置にお
いて、高圧側と低圧側とを仕切るガス分aI膜を有する
第1段及び第2段の分離手段と、第1段の分離手段のガ
ス分!1ullを透過した低圧ガスを加圧して第2段の
高圧側に供給する加圧手段と、第2段の分離手段のガス
分離膜を透過しない高圧ガスをM1段の分離手段の高圧
側に返戻する返戻手段と、を有することを特徴とする。 [作用J この発明に係るガス分M装置においては、第1段の分離
手段のガス分1lIlllを透過した低圧ガスを加圧手
段により加圧して第2段の分離手段の高圧側に供給する
。そして、加圧手段としてガス圧縮Iを使用した場合に
は、この第2段の分離手段のガス分1ift膜を透過し
た低圧ガスを加圧手段に返戻してその燃料として使用す
る。このため、第2段の分離手段のガス分離膜を通過し
た低圧ガスを捨てることなく有効に利用することができ
る。また、第2段の分離手段のガス分tm膜を透過しな
い高圧ガスを返戻手段により第1段の分離手段の高圧側
に返戻するので、第1段の分離手段のガス分離膜を透過
したガスを再度第1段の分離手段で処理し、有用成分の
ガスを回収することができる。 〔実施例] 以下、添附の図面を参照して、この発明の実施例につい
て具体的に説明する。 第1図は、この発明の実施例に係るガス分alt装置1
0の工程図である。図中、符号20は、地中から噴出す
る天然ガスを産出するガス井戸(図示せず)からガス分
a1装置fIOに向かって延びるガス供給管である。こ
のガス供給管20の管路の途中にはガスの圧力を調節す
る圧力調節器(図示せず)が設けられ、配管20はフィ
ルタが充填された除去槽(フィルタセパレータ)22の
入口に接続されている。 除去tw22の出口は配管24を介して熱交換器(フィ
ードガスヒータ)26の低温側の入口に接続されている
。この熱交換器26には高温側に熱媒としてガス燃料駆
動機の冷却水が流れている。熱交換器26の低′a側の
出口は配管28を介して第1段のガス分111130に
接続されている。このガス分離槽30は、炭酸ガス及び
水分を透過し易く、且つ、メタンガス及びその池の炭化
水素ガスを透過し難い性質を有する膜32を有し、この
膜32によりその内部が高圧室34と低圧室36とに仕
切られている。例えば、この1132を透過するときの
炭酸ガスとメタンガスとの透過速度の比率は約20:1
である。高圧空34の入口は加圧された原料ガスを供給
する前記配管28に接続され、また高圧室34の出口は
製品ガスを広き出す配管38に接続されている。一方、
低圧室36の出口は、配管40を介してガス圧8111
42の吸入口に接続されている。このガス圧縮機42に
は、低発熱量のガスを燃焼させて駆動するガス燃料駆動
g144が備えられ、両者は駆動軸46により連結され
ている。ガス燃料駆動R44は、シリンダ内に充填され
る燃料ガスと空気との混合気の圧力を増加させる高圧型
の過給n(図示せず)を備えている。 一方、ガス圧縮機42の吐出口は、配管48を介して熱
交換器(アフタークーラ)50の高温側の入口に接続さ
れている。この熱交換器50の低温側には冷媒が流れて
いる。熱交換器50の高温側の出口は配管52を介して
液分を除去する除去槽(ミストセパレータ)54の入口
に接続されている。除去槽54の出口は、その上端部に
設けられ、配管56を介して°″熱交換器(リサイクル
がスヒータ)58の低温側の入口に接続されている。熱
交換器58の高温側には熱媒が流れている。熱交換器5
8の低温側の出口は配管60を介して第2段のガス分離
槽62に接続されている。この第2段のガス分離槽62
は、前記第1段のガス分離槽30と同様に構成されてい
る。即ち、ガス分離槽62はl!64によって高圧室6
6と低圧室68とにその内部が仕切られている。この高
圧室6Gの入口は前記配管GOに接続され、高圧室66
の出口は第2の返戻手段としての配管70に接続されて
いる。 この配管70は第1段のガス分離槽30に原料ガスを供
給する配管28に接続されている。一方、低圧室68の
出口は配管72を介して前記ガス燃料駆動機44の燃料
受入れ口に接続されている。 この実施例では、ガス井戸から噴出する原料ガスを圧力
調節器で約100 kg/ ciの圧力に調節し、この
原料ガスを除去槽22に供給する。この原料ガスは、例
えば、40000ON m 3/日で約7%の炭酸ガス
を含有している。除去槽22では原料ガス中に混入する
液分及び塵を除去し、ガスが膜を円滑に透過するように
する。そして、除去槽22を通過した原料ガスを熱交換
器26内で加熱し、後述する第2段のガス分離槽62か
らの返戻ガスと共に第1段の分離槽30の高圧室34に
供給する。原料ガス中の炭酸ガス、炭化水素ガス(主成
分はメタンガスからなる)及び水分が膜を透過して低圧
〒36側に炭酸ガス濃度の高い混合ガスとして移行する
。なお、原料ガスは熱交換器26により加熱されている
ので、膜32にガス中の水分が凝縮せず、ガスは膜32
を円滑に透過する。そして、高圧室34内の未透過ガス
を製品ガスとして配管38を介して友出すと共に、低圧
室36に透過したガスを配管40を介してガス圧g機4
2に供給する。このときの夫々のガスは、例えば、高圧
室34側において約2%の炭酸ガス11度で約3750
0ON m 3/日の流量の製品ガスとなり、低圧室3
G側において約40%の炭酸ガス濃度で約7200ON
m3の流量の透過ガスとなる。ガス圧縮機42は、後述
するガス燃料駆動機44により駆動され、第1段の模3
2の透過ガスを原料ガスの供給圧力より高い圧力になる
まで加圧する。そして、このガスをガス圧@機42から
熱交換器50に送給し、冷却する。この加圧・冷却の工
程によりガスの一部が凝縮して液化する。そして、この
ガスを除去!M54に送給してガス中の液分を除去し、
次いで、熱交換器58に送給してガスを若干加熱する。 こうして処理されたガスを第2段のガス分11162の
高圧室66に供給し、!!64により再びガスを分離す
る。 すなわち、ガス中の炭酸ガス、炭化水素ガス(主成分は
メタンガスからなる)及び水分が膜を透過して低圧室6
8側に炭酸ガス濃度の高い混合ガスとして移行する。な
お、高圧室66への供給ガスは除去l!54で液分が除
去され、熱交換器58で加熱されているので、l!64
にガス中の液分が凝縮せず、ガスは膜を円滑に一透過す
る。そして、高圧室66内の未透過ガスを返戻ガスとし
て配管70により原料ガスに返戻し、原料ガスと共に第
1段のガス分離槽30に供給する。この場合に、高圧室
66に供給されたガスの圧力は高圧室34に供給される
原料ガスの圧力より高いので、配管70内をガスが逆流
することはない。一方、低圧室61B側に透過したガス
を配管72を介してガス燃料駆動機44の燃料受入れ口
に供給する。この透過ガスの組成及び流量は、例えば、
約85%の炭酸ガス濃度で約25000 Nm3 /日
の流量である。また、このガスの発熱量は、例えば、1
100乃至1500kcal Nm3である。このよう
な低発熱量のガスをガス燃料駆動@44の内部で空気と
混合し、この混合気を高圧型の過給機で高圧に圧縮し、
高圧にした混合気を燃焼学内で燃焼させる。これにより
ガスー料駆肋!1144の駆動力は高出力となる。この
駆動力が駆動軸46によりガス圧縮+j142に伝達さ
れてガス圧縮機42が駆動し、第1段の分離1930か
らの透過ガスを加圧する。 このようなガス分11[i装置によれば、原料ガスが製
品ガスになるまでの間に失われる有用成分のガス量は原
料ガスの約196の容積に過ぎず、従来の1段膜のガス
分離装置による場合の10乃至15%の容積の損失に比
べて大幅に有用成分のガスの損失量を低下することがで
き、製品ガスの歩留りを向上させることができる。因み
に、従来の1段膜のガス分離装置によりこの実施例の原
料ガスと同様の組成で同量のガスを精製した場合に、3
4000ONm3/日(圧力99kO/ ci )の品
の製品カス(2%の炭酸ガス濃度)が製造され、600
00 Nm3/日の廃ガス量(35%の炭酸ガス濃度)
が発生する。 これと上述の実施例における第2段の分離槽62の11
64を透過した25000 Nm3/日(85%の炭酸
ガス濃度)のガス量とを比較すると明らかなように、こ
の発明の実施例に係るガス分離装置によるほうが有用成
分ガスの損失量を著しく少なくすることができる。 なお、上述の実施例では天然ガス中の炭酸ガスを除去し
ているが、この発明はこれに限らず硫化水素ガスのよう
な膜の透過速度がメタンガスより速いガスについても同
様に適用することができる。 また、上述の実施例では天然ガスを精製しているが、こ
の発明はこれに限らずゴミ埋立て地の醗酵ガス又は下水
処理場の消化ガスについても適用することができる。 また、上述の実施例ではガス井戸から汲み上げた高圧の
原料ガスを供給しているが、この発明はこれに限らず低
圧の原料ガスの場合であっても熱交換器2Gの上流側に
ガス圧縮量、冷却用の熱交換器(アフタークーラ)及び
分離槽(ミストセパレータ)を設置することにより同様
の効果をiqることができる。 [発明の効果] この発明に係るガス分m装置によれば、第1段の分離手
段のガス分離膜を透過した低圧ガスを加圧手段で加圧し
て第2段の分離手段に供給する。 そして、加圧手段としてガス圧縮機を使用した場合には
、第2段の分離手段のガス分離膜を透過した低圧ガスを
加圧手段に返戻してその燃料として使用する。このため
、ガス分離膜を透過した低圧ガスを捨てることなく有効
に利用して操業することができる。また、第2段の分離
手段のガス分離膜を透過しない高圧ガスを第1段の分離
手段の高圧側に返戻しているので、混合ガス中の有用成
分を効率良く経済的に回収することができ、製品ガスの
歩留りを向上させることができる。 4、図面の簡単な説明 第1図はこの発明の実施例に係るガス分l!lt装置の
工程図である。 20:ガス供給管、22,54:除去槽、26.50.
58:熱交換器、30:第1段のガス分MWI、32,
64;膜、34.66;高圧室、36.68:低圧室、
42;ガス圧縮機、44:ガス燃料駆動機、62;第2
段のガス分離槽、10;配管(返戻手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)2種類以上のガスの混合ガスから各構成ガスを分
    離するガス分離装置において、高圧側と低圧側とを仕切
    るガス分離膜を有する第1段及び第2段の分離手段と、
    第1段の分離手段のガス分離膜を透過した低圧ガスを加
    圧して第2段の高圧側に供給する加圧手段と、第2段の
    分離手段のガス分離膜を透過した低圧ガスを加圧手段に
    返戻して加圧手段に加圧させる第1の返戻手段と、第2
    段の分離手段のガス分離膜を透過しない高圧ガスを第1
    段の分離手段の高圧側に返戻する第2の返戻手段と、を
    有することを特徴とするガス分離装置。
  2. (2)前記混合ガスはメタンガスと炭酸ガスとが混合し
    た天然ガスであり、炭酸ガスの方が多量にガス分離膜を
    透過することを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
    のガス分離装置。
  3. (3)加圧手段はガスを熱源とするガス圧縮機であり、
    第2段の分離手段で分離された炭酸ガスを多量に含む低
    圧ガスはガス圧縮機の燃料に使用されることを特徴とす
    る前記特許請求の範囲第2項に記載のガス分離装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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WO2018147421A1 (ja) * 2017-02-09 2018-08-16 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構 硫化水素除去システム及び硫化水素除去方法

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